JPH09320892A - チップ状電子部品 - Google Patents

チップ状電子部品

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JPH09320892A
JPH09320892A JP13027796A JP13027796A JPH09320892A JP H09320892 A JPH09320892 A JP H09320892A JP 13027796 A JP13027796 A JP 13027796A JP 13027796 A JP13027796 A JP 13027796A JP H09320892 A JPH09320892 A JP H09320892A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass layer
chip
electronic component
glass
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP13027796A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishiro Mukai
征四郎 向井
Fumihiro Chihara
文博 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP13027796A priority Critical patent/JPH09320892A/ja
Publication of JPH09320892A publication Critical patent/JPH09320892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、チップ型電子部品の耐熱、耐湿特性
の劣化しにくい保護層の構造を有するチップ状電子部品
を提供すること。 【解決手段】チップ状電子部品絶縁基板1の上面に形成
された第1のガラス層2と、第1のガラス層2上に形成
された一対の表面電極3、4と、第1のガラス層2上に
形成された下部電極5と、下部電極5上に形成された誘
電体層6と、誘電体層6上に形成された上部電極7とか
らなるコンデンサ部と、コンデンサ部の上部電極7及び
下部電極5の一方と表面電極3を橋絡するように形成さ
れた抵抗体8と、前記コンデンサ部及び抵抗体8を覆う
ように形成された第2のガラス層とを有し、第1のガラ
ス層2と前記第2のガラス層との間に少なくとも前記コ
ンデンサ部と抵抗体8が内設されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チップ状電子部
品に関し、チップ状電子部品の保護ガラス層の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、チップ状電子部品、例えばチッ
プ型複合電子部品は、以下の製造のプロセスフローを経
て製造されている。先ず、図7の平面図に示すようにセ
ラミック等の絶縁基板21の表面に左右一対の表面電極
22、23が印刷及び焼成により形成されると共に、コ
ンデンサ用の下部電極24が同様に印刷及び焼成にて形
成される。
【0003】次いで、誘電体25がコンデンサ用の下部
電極24の上面を覆うように印刷及び焼成により形成さ
れた後に、コンデンサ用の上部電極26が誘電体25と
一方の表面電極23に跨るように印刷及び焼成すること
によりコンデンサ部が形成される。次いで、一方の表面
電極22とコンデンサ用の下部電極24に跨るように抵
抗体27が印刷及び焼成により形成される。
【0004】そして、図8に示すようにチップ型複合電
子部品の抵抗体部分とコンデンサ部分を一体に保護ガラ
ス層28が印刷及び焼成により形成された後に、公知の
レーザートリミングにてトリミング溝(図示せず)が形
成されてコンデンサの容量及び抵抗体の抵抗値を調整す
る。更に、チップ型複合電子部品の絶縁基板表面のほぼ
全体を被覆する保護層が形成された後、チップ型複合電
子部品の実装用端子電極(図示せず)がそれぞれ左右一
対の表面電極22、23に連なるように印刷及び焼成さ
れて形成されてチップ型複合電子部品は形成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のチップ型複合電
子部品はその断面を示す図9からも明らかなように、コ
ンデンサ部及び抵抗部を構成する電極、誘電体、抵抗体
等を覆うようにガラス層28及びガラスよりなる保護層
29、30が形成されている。しかし、ガラス層28及
びガラスよりなる保護層29、30とセラミックよりな
る絶縁基板21とのなじみがあまり良くないため、前述
の実装用端子電極の表面にメッキ層(図示せず)を施す
際にガラス層28及びガラスよりなる保護層29、30
と絶縁基板21との間よりメッキ液が浸透し、ガラス層
28及びガラスよりなる保護層29、30が絶縁基板1
より剥がれ易くなりチップ型複合電子部品の耐熱、耐湿
特性が劣化してしまうという問題点があった。
【0006】本発明は前述の課題を解決し、チップ型電
子部品の耐熱、耐湿特性の劣化がおこり難い保護層の構
造を有するチップ型複合電子部品を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ために、本願の請求項1に記載の発明はチップ状電子部
品であって、絶縁基板の上面に形成された第1のガラス
層と、前記第1のガラス層上に形成された一対の表面電
極と、前記第1のガラス層上に形成された下部電極と、
該下部電極上に形成された誘電体層と、該誘電体層上に
形成された上部電極とからなるコンデンサ部と、該コン
デンサ部の上部電極及び下部電極の一方と表面電極を橋
絡するように形成された抵抗体と、前記コンデンサ部及
び前記抵抗体を覆うように形成された第2のガラス層と
を有し、前記第1のガラス層と前記第2のガラス層との
間に少なくとも前記コンデンサ部と前記抵抗体が封止さ
れていることを特徴とする。
【0008】そして、本願の請求項2に記載した発明
は、請求項1に記載のチップ状電子部品であって、前記
絶縁基板の上面に形成された第1のガラス層は前記絶縁
基板の上面の略全面に形成されたことを特徴とする。更
に本願の請求項3に記載した発明は、請求項1乃至2に
記載のチップ状電子部品であって、前記一対の表面電極
の一部と、前記コンデンサ部及び前記抵抗体を覆うよう
に形成された第2のガラス層と前記絶縁基板の上面に形
成された第1のガラス層とが同系の材料より形成された
ことを特徴とする。
【0009】
【実施の形態】以下本発明のチップ状電子部品の一実施
例であるチップ型複合電子部品を図1乃至図4の平面図
を用いて説明する。先ず、図1に示すようにセラミック
の絶縁基板1の上面に硼硅酸鉛ガラスを含むガラスグレ
ーズ系ペーストを印刷及び焼成して略矩形状の第1のガ
ラス層2が形成されている。このガラス層2は略矩形状
で絶縁基板1の上面周縁が露出するように形成されてい
る。
【0010】次いで、図2に示すように絶縁基板1の露
出した上面と第1のガラス層2に跨るように左右一対の
表面電極3、4が銀及び白金を含む導電ペーストの印刷
及び焼成により形成されていると共に、コンデンサ用の
下部電極5が銀及び白金を含む導電ペーストの印刷及び
焼成により第1のガラス層2上に形成されている。そし
て、下部電極5の上面に一部重なりコンデンサ用の誘電
体6が略矩形状にチタン酸バリウムを含む誘電体ペース
トの印刷及び焼成により形成された後に、表面電極4と
誘電体6に部分的に重なる略矩形状のコンデンサ用の上
部電極7が銀及び白金を含む導電ペーストの印刷及び焼
成により形成されてコンデンサ部を第1のガラス層2上
に形成する。一方、表面電極3とコンデンサ用の下部電
極5に跨るように略矩形状の抵抗体8が酸化ルテニウム
を含む抵抗体ペーストの印刷及び焼成により第1のガラ
ス層2上に形成されている。
【0011】次いで、図3に示すようにコンデンサ部及
び抵抗体8を覆うように第1の保護ガラス9が硼硅酸鉛
ガラスを含むガラスグレーズ系ペーストを印刷及び焼成
して形成された後、コンデンサ部の容量及び抵抗体8の
抵抗値は公知の手段によるトリミング溝(図示せず)が
それぞれ形成して調整されている。次いで、図4に示す
ように前述のトリミング溝とコンデンサ部及び抵抗体を
覆うように第2の保護ガラス10が硼硅酸鉛ガラスを含
むガラスグレーズ系ペーストを印刷及び焼成して形成さ
れてトリミング溝を被覆した後、表面電極3、4の一部
とコンデンサ部及び抵抗体8、そして第1のガラス層2
を覆うように第3の保護ガラス11が硼硅酸鉛ガラスを
含むガラスグレーズ系ペーストを印刷及び焼成して形成
されてチップ型複合電子部品が形成されている。
【0012】この実施例において、保護ガラスが3層か
らなり、第3の保護ガラス11が一対の表面電極3、4
の一部と、前記コンデンサ部及び抵抗体8を覆うように
形成されているチップ型複合電子部品を示したが、一対
の表面電極の一部と、前記コンデンサ部及び前記抵抗体
を覆うように形成された保護ガラス、つまり第2のガラ
ス層としての役目をなす層を有していれば特に3層に限
定するものではない。
【0013】一方、他の実施例を図5の断面図及び図6
の平面図を用いて説明すると、基本的な構成は前述の図
1乃至図4に示す実施例とほぼ等しいが、絶縁基板1の
上面に形成される第1のガラス層2が絶縁基板1の上面
のほぼ全面を覆うように形成されている点で前述の実施
例と異なっている。この実施例において、図5からも明
らかなように、チップ型複合電子部品を構成する電極、
誘電体及び抵抗体の全てが第1のガラス層上に形成され
るので、従来のチップ型複合電子部品と同じくほぼ平坦
な面に各電極、誘電体、抵抗体及び保護層が形成される
ので、第1のガラス層の製造プロセスが追加されるだけ
で従来の製造プロセス及び装置等を大幅に変更すること
なく製造することが可能である。
【0014】又、この実施例において、第1のガラス層
2と第2のガラス層をなす保護ガラスが同系のしかも同
一の材料で形成されているので、図6の斜線で示す絶縁
基板1の周縁で直接的に積層されている部分で第1のガ
ラス層と第2のガラス層が融着されて封止されるので、
異系のガラス材料を用いて各ガラス層を形成するよりも
チップ状電子部品のコンデンサ部及び抵抗体の保護がよ
り強固になり、耐湿特性がより向上する。
【0015】尚、本発明は前述の実施例に記載された第
2のガラス層の形状及び材料に特に限定されるものでは
なく一対の表面電極の一部と、前記コンデンサ部及び前
記抵抗体を覆うように形成されておればよく、更にチッ
プ状電子部品であれば抵抗器やコンデンサ等でもよく、
特にチップ型複合電子部品に限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】上述のようにチップ状電子部品におい
て、絶縁基板の上面に形成された第1のガラス層の上に
チップ状電子部品を構成する各部材を形成した後に、各
部材を第2のガラス層を有する保護層に被覆されること
により、絶縁基板の上面の第1のガラス層と保護層を形
成する第2のガラス層との間にチップ状電子部品を構成
する各部材が封止されるので、外部よりのメッキ液や水
分等の浸入がおこり難くなり、チップ状電子部品の耐
湿、耐熱特性の劣化を防止することが可能になるという
効果を有する。
【0017】そして、チップ状電子部品において、絶縁
基板の上面に形成された第1のガラス層を絶縁基板の全
面に形成したことにより、チップ状電子部品を構成する
各部材がガラス層の表面に形成されることとなる。それ
により、ガラスペーストの印刷及び焼成に形成されたガ
ラス層の表面は絶縁基板の表面よりも滑らかなので、印
刷及び焼成等の厚膜形成手段又は薄膜形成手段を問わず
チップ状電子部品の各部材の形成が容易になるだけでな
く、表面が滑らかなので各部材を薄く形成しても各層の
パターン切れをおこす恐れがないので、薄く形成するこ
とができチップ状電子部品の薄型化が可能になるという
効果を有する。
【0018】更に、チップ状電子部品において、絶縁基
板の上面に形成された第1のガラス層と第2のガラス層
とが同系のガラス材料より形成されたことにより、絶縁
基板の周縁において2つのガラス層が直接的に積層され
る部分においてガラス層同士が融着状となり、チップ状
電子部品を構成する各部材をより強固に封止することが
できチップ状電子部品の耐湿、耐熱特性の劣化を更に防
止することが可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ状電子部品を示す平面図
【図2】本発明のチップ状電子部品を示す平面図
【図3】本発明のチップ状電子部品を示す平面図
【図4】本発明のチップ状電子部品を示す平面図
【図5】本発明のチップ状電子部品を示す断面図
【図6】本発明のチップ状電子部品を示す平面図
【図7】従来のチップ状電子部品を示す平面図
【図8】従来のチップ状電子部品を示す平面図
【図9】従来のチップ状電子部品を示す断面図
【符号の説明】 1・・・・絶縁基板 2・・・・第1のガラス層 3・・・・表面電極 4・・・・表面電極 5・・・・下部電極 6・・・・誘電体 7・・・・上部電極 8・・・・抵抗体 9・・・・第1の保護ガラス 10・・・第2の保護ガラス 11・・・第3の保護ガラス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の上面に形成された第1のガラ
    ス層と、 前記第1のガラス層上に形成された一対の表面電極と、 前記第1のガラス層上に形成された下部電極と、該下部
    電極上に形成された誘電体層と、該誘電体層上に形成さ
    れた上部電極とからなるコンデンサ部と、 該コンデンサ部の上部電極及び下部電極の一方と表面電
    極を橋絡するように形成された抵抗体と、 前記コンデンサ部及び前記抵抗体を覆うように形成され
    た第2のガラス層とを有し、 前記第1のガラス層と前記第2のガラス層との間に少な
    くとも前記コンデンサ部と前記抵抗体が封止されている
    ことを特徴とするチップ状電子部品。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基板の上面に形成された第1の
    ガラス層は前記絶縁基板の上面の略全面に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のチップ状電子部品
  3. 【請求項3】 前記一対の表面電極の一部と、前記コン
    デンサ部及び前記抵抗体を覆うように形成された第2の
    ガラス層と前記絶縁基板の上面に形成された第1のガラ
    ス層とが同系の材料より形成されたことを特徴とする請
    求項1乃至2に記載のチップ状電子部品。
JP13027796A 1996-05-24 1996-05-24 チップ状電子部品 Pending JPH09320892A (ja)

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JP (1) JPH09320892A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521457A (ja) * 2008-05-15 2011-07-21 コヴィオ インコーポレイテッド 複数コンデンサを有する監視デバイス
US8912890B2 (en) 2012-10-01 2014-12-16 Thin Film Electronics Asa Surveillance devices with multiple capacitors

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521457A (ja) * 2008-05-15 2011-07-21 コヴィオ インコーポレイテッド 複数コンデンサを有する監視デバイス
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