JPS6240420Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240420Y2 JPS6240420Y2 JP1980092050U JP9205080U JPS6240420Y2 JP S6240420 Y2 JPS6240420 Y2 JP S6240420Y2 JP 1980092050 U JP1980092050 U JP 1980092050U JP 9205080 U JP9205080 U JP 9205080U JP S6240420 Y2 JPS6240420 Y2 JP S6240420Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- capacitor
- discharge gap
- electrodes
- dielectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 16
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 claims description 4
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 claims 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 229910010413 TiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は放電ギヤツプ付コンデンサの改良に関
する。
する。
放電ギヤツプ付コンデンサは周知である。例え
ば誘電体層と正負電極との積層体から成るコンデ
ンサに、これら正負電極の端子に接続する一対の
放電電極を対向させて放電キヤツプを形成するこ
とが普通に行われている。これらの放電電極はコ
ンデンサの保護を行うことは言うまでもない。し
かし、放電電極の対向端は大気に露出しているた
めに空気中の湿度によりその表面状態が変つた
り、長時間の後には変質したりするので、放電開
始電圧が変動する。そのためコンデンサの過電圧
保護が十分でなくなることがあつた。
ば誘電体層と正負電極との積層体から成るコンデ
ンサに、これら正負電極の端子に接続する一対の
放電電極を対向させて放電キヤツプを形成するこ
とが普通に行われている。これらの放電電極はコ
ンデンサの保護を行うことは言うまでもない。し
かし、放電電極の対向端は大気に露出しているた
めに空気中の湿度によりその表面状態が変つた
り、長時間の後には変質したりするので、放電開
始電圧が変動する。そのためコンデンサの過電圧
保護が十分でなくなることがあつた。
本考案は上記の欠点を克服することを目的と
し、放電電極の対向端を薄い誘電体で被覆するこ
とによりこの目的を達成する。なお、本考案にお
いてコンデンサの語は他の機能を併有することを
排除するものではなく放電ギヤツプ付RC複合部
品も含まれる。本考案によると放電電極に湿気が
つくおそれがなく、変質し易い部分が完全に誘電
体中に埋設されるため、放電開始電圧が安定化さ
れる。
し、放電電極の対向端を薄い誘電体で被覆するこ
とによりこの目的を達成する。なお、本考案にお
いてコンデンサの語は他の機能を併有することを
排除するものではなく放電ギヤツプ付RC複合部
品も含まれる。本考案によると放電電極に湿気が
つくおそれがなく、変質し易い部分が完全に誘電
体中に埋設されるため、放電開始電圧が安定化さ
れる。
第1図ないし第3図は本考案の1実施例による
放電ギヤツプ付RC複合部品の構造を示す。本考
案では誘電体はBaTiO3、TiO2など周知のセラミ
ツク誘電体を用い、これをすべての誘電体層に使
用する。本例は積層チツプタイプのもので一方の
電極1と他方の電極2を誘電体層3と交互積層
し、さらにこれらの電極1,2に並列に放電電極
4,5を積層し、またこれら放電電極4,5の対
向端の間の誘電体には溝6を形成して放電ギヤツ
プとする。必要に応じてさらに積層体の下面には
抵抗体7を焼付け、そして電極1、放電電極4、
抵抗体7の左端に接続する外部端子8、及び電極
2、放電電極5、抵抗体7の右端に接続する外部
端子9を焼付ける。
放電ギヤツプ付RC複合部品の構造を示す。本考
案では誘電体はBaTiO3、TiO2など周知のセラミ
ツク誘電体を用い、これをすべての誘電体層に使
用する。本例は積層チツプタイプのもので一方の
電極1と他方の電極2を誘電体層3と交互積層
し、さらにこれらの電極1,2に並列に放電電極
4,5を積層し、またこれら放電電極4,5の対
向端の間の誘電体には溝6を形成して放電ギヤツ
プとする。必要に応じてさらに積層体の下面には
抵抗体7を焼付け、そして電極1、放電電極4、
抵抗体7の左端に接続する外部端子8、及び電極
2、放電電極5、抵抗体7の右端に接続する外部
端子9を焼付ける。
第3図に拡大して示すように、放電ギヤツプ6
と放電電極4,5の対向端との間には誘電体3の
一部が厚さdで存在している。このように本考案
に従つて放電電極の端部は誘電体中に完全に埋込
まれるのである。ここに放電ギヤツプ6の幅及び
厚さdは保護すべきコンデンサの特性に応じた寸
法に設計されている。厚さdが適当ならば放電の
開始には何らの支障もないことが分つた。例えば
d=200〜300μなどが適当である。なお、第4図
は上記実施例の電子部品の等価回路である。
と放電電極4,5の対向端との間には誘電体3の
一部が厚さdで存在している。このように本考案
に従つて放電電極の端部は誘電体中に完全に埋込
まれるのである。ここに放電ギヤツプ6の幅及び
厚さdは保護すべきコンデンサの特性に応じた寸
法に設計されている。厚さdが適当ならば放電の
開始には何らの支障もないことが分つた。例えば
d=200〜300μなどが適当である。なお、第4図
は上記実施例の電子部品の等価回路である。
上記の構成により、放電電極4,5は大気中の
湿分の影響を受けることがなく常に一定した放電
開始電圧を有し、従つて安全性の良い放電ギヤツ
プ付コンデンサ(又はRC等の複合部品)が得ら
れた。
湿分の影響を受けることがなく常に一定した放電
開始電圧を有し、従つて安全性の良い放電ギヤツ
プ付コンデンサ(又はRC等の複合部品)が得ら
れた。
第1図は本考案の実施例による放電ギヤツプ付
複合部品の平面図、第2図は同断面図、第3図は
同拡大部分断面図、及び第4図は同電子部品の等
価回路図である。図中主な部分は次の通りであ
る。 1,2:コンデンサ電極、3:誘電体、4,
5:放電電極、6:放電ギヤツプ、7:抵抗体、
8,9:外部電極、d:誘電体部分厚さ。
複合部品の平面図、第2図は同断面図、第3図は
同拡大部分断面図、及び第4図は同電子部品の等
価回路図である。図中主な部分は次の通りであ
る。 1,2:コンデンサ電極、3:誘電体、4,
5:放電電極、6:放電ギヤツプ、7:抵抗体、
8,9:外部電極、d:誘電体部分厚さ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 コンデンサ用電極とこれと並列に放電ギヤツ
プを形成する対向放電端を有する一対の放電用
電極とを、同一材料セラミツク誘電体層を介在
させて積層して成る一体構造の放電ギヤツプ付
積層コンデンサにおいて、前記放電用電極の対
向放電端の間の前記誘電体層は溝形に切欠かれ
て空気層を形成しており且つ前記放電端は所定
の放電開始電圧となるように定めた厚さだけ前
記誘電体と同じ誘電体で覆われていることを特
徴とする放電ギヤツプ付積層コンデンサ。 2 前記放電ギヤツプ付コンデンサは積層チツプ
型であり、その両端に外部端子が形成されたこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の放電ギヤツプ付コンデンサ。 3 前記積層チツプ型放電ギヤツプ付コンデンサ
の下面には抵抗体が設けられたことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第2項記載の放電ギ
ヤツプ付コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980092050U JPS6240420Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980092050U JPS6240420Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5717129U JPS5717129U (ja) | 1982-01-28 |
JPS6240420Y2 true JPS6240420Y2 (ja) | 1987-10-16 |
Family
ID=29454012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980092050U Expired JPS6240420Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6240420Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150135909A (ko) | 2014-05-26 | 2015-12-04 | 삼성전기주식회사 | 복합 전자부품, 제조방법, 그 실장 기판 및 포장체 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5615044B2 (ja) * | 1975-12-17 | 1981-04-08 | ||
JPS56125826A (en) * | 1980-03-07 | 1981-10-02 | Tdk Electronics Co Ltd | Method of producing rc composite part with discharging gap |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120739Y2 (ja) * | 1978-03-28 | 1986-06-21 | ||
JPS626672Y2 (ja) * | 1979-07-13 | 1987-02-16 |
-
1980
- 1980-07-02 JP JP1980092050U patent/JPS6240420Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5615044B2 (ja) * | 1975-12-17 | 1981-04-08 | ||
JPS56125826A (en) * | 1980-03-07 | 1981-10-02 | Tdk Electronics Co Ltd | Method of producing rc composite part with discharging gap |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5717129U (ja) | 1982-01-28 |
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