JPH09320867A - ラインフィルタ - Google Patents

ラインフィルタ

Info

Publication number
JPH09320867A
JPH09320867A JP13152396A JP13152396A JPH09320867A JP H09320867 A JPH09320867 A JP H09320867A JP 13152396 A JP13152396 A JP 13152396A JP 13152396 A JP13152396 A JP 13152396A JP H09320867 A JPH09320867 A JP H09320867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
core
winding
winding bobbin
reinforcing rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13152396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tomita
浩史 冨田
Hisayo Miyoshi
久代 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13152396A priority Critical patent/JPH09320867A/ja
Publication of JPH09320867A publication Critical patent/JPH09320867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器の電源回路に挿入されてノイズ
の侵入および漏洩を防止するラインフィルタにおいて、
品質の優れたものを提供することを目的とする。 【解決手段】 ボビン固定部12に巻線ボビン5の切欠
き部3に垂直に係合する複数個の突起部14を設けると
ともに、磁心固定部11の最下部とボビン固定部12の
最下部との間に補強リブ15を設け、この補強リブ15
の下面が巻線ボビン5の最下部16よりも下方で、金属
端子9の先端よりも上方になるように配置した構成とし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器の電源回路
等に挿入して、ノイズの侵入および漏洩を防止するライ
ンフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にラインフィルタは電源回路におけ
る一対の線路とアース間に発生するコモンモードノイズ
成分を防止するために用いられ、その電気回路は図6に
示すようになっている。すなわち、ラインフィルタは、
ライン電流で発生する磁束が閉磁路を形成する磁心20
を飽和させないように一対の巻線21が互いにライン電
流により発生する磁束を打ち消し合う方向に巻線された
構成となっている。
【0003】具体的なラインフィルタの構成の一例とし
ては、図7,図8に示すようにフェライト等の高透磁率
磁性材料からなるロの字状閉磁路磁心22の一磁脚上に
2分割されて構成された樹脂成形体からなる巻線ボビン
23を組み込み、この巻線ボビン23の端面または中央
部に設けた歯車部を用いて巻線ボビン23を回転させる
ことにより巻線ボビン23上に一対の巻線24を施す。
【0004】次に巻線ボビン23の鍔部に設けた挿入穴
に金属製端子25を挿入し、巻始めおよび巻終りリード
線を巻付けて半田付等で接続する。最後にコアカバー2
6を磁心22を覆うように組み込み、巻線ボビン23の
両端の鍔部の外側面に設けられた溝部27にその開放面
を挿入して巻線ボビン23を磁心22に固定してライン
フィルタを構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記構成のラインフィ
ルタにおいては、コアカバー26を組み込む際に巻線ボ
ビン23とコアカバー26の嵌合が十分でなくロの字状
閉磁路磁心22と巻線ボビン23の固定が不十分でま
た、コアカバー26の脱落という問題があった。また、
巻線ボビン23の両端の鍔の2ヶ所で製品支持を行って
いるので実装時の安定性が悪いという問題があった。
【0006】本発明は以上のような従来の欠点を除去
し、閉磁路磁心と巻線ボビンの固定、巻線ボビンとコア
カバーの固定が確実に行え、実装時の安定性を向上させ
たラインフィルタを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、一体形ロの字状閉磁路磁心の一磁脚上あるい
は一体形日の字状閉磁路磁心に装着され両端の鍔の両外
側面に水平方向の複数個の切欠き部を設けた巻線ボビン
と、この巻線ボビンに施された一対の巻線と、前記巻線
に接続し、前記巻線ボビンに植設するとともに、前記巻
線ボビンから下方に突出させた端子と、前記閉磁路磁心
の外周を覆う磁心固定部と、前記巻線ボビンの両端の鍔
の両外側面に沿って補強するボビン固定部とを備え、前
記ボビン固定部に前記巻線ボビンの切欠き部に垂直に係
合する複数個の突起部を設けるとともに、前記磁心固定
部の最下部と前記ボビン固定部の最下部との間に補強リ
ブを設け、前記補強リブは、前記補強リブの下面が前記
巻線ボビンの最下部よりも下方で、前記端子の先端より
も上方になるように配置した構成としたものである。
【0008】上記構成により、閉磁路磁心と巻線ボビン
をコアカバーで安定して係合し、嵌合のガタツキやコア
カバーの脱落を防止し、かつ閉磁路磁心を衝撃から保護
するラインフィルタを提供することを目的としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
一体形ロの字状閉磁路磁心の一磁脚上あるいは一体形日
の字状閉磁路磁心に装着され両端の鍔の両外側面に水平
方向の複数個の切欠き部を設けた巻線ボビンと、この巻
線ボビンに施された一対の巻線と、前記巻線に接続し、
前記巻線ボビンに植設するとともに、前記巻線ボビンか
ら下方に突出させた端子と、前記閉磁路磁心の外周を覆
う磁心固定部と、前記巻線ボビンの両端の鍔の両外側面
に沿って補強するボビン固定部とを備え、前記ボビン固
定部に前記巻線ボビンの切欠き部に垂直に係合する複数
個の突起部を設けるとともに、前記磁心固定部の最下部
と前記ボビン固定部の最下部との間に補強リブを設け、
前記補強リブは、前記補強リブの下面が前記巻線ボビン
の最下部よりも下方で、前記端子の先端よりも上方にな
るように配置した構成としたものである。
【0010】この構成により、ボビン固定部に設けた複
数個の突起部が、巻線ボビンの切欠き部に係合されるの
で、コアカバーが巻線ボビンに固定され、閉磁路磁心と
巻線ボビンをコアカバーで安定して係合することがで
き、嵌合のガタツキやコアカバーの脱落の防止を可能に
するとともに、閉磁路磁心が、コアカバーで覆われるの
で、閉磁路磁心の衝撃に対する保護も可能にすることが
できる。
【0011】また、磁心固定部の最下部とボビン固定部
の最下部との間に補強リブを設けているので、ボビン固
定部の突起部を巻線ボビンの切欠き部に係合する際に、
コアカバーのたわみ等の発生を防止して、確実な係合を
することができる。
【0012】さらに、補強リブを、補強リブの下面が巻
線ボビンの最下部よりも下方で、端子の先端よりも上方
になるように配置するので、プリント基板等への実装の
際に、補強リブの下面をプリント基板等に当接させるこ
とにより、実装における安定性を向上させることができ
る。
【0013】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、補強リブは、ボビン固定部に設け
た突起部よりも下方に配置した構成としたものである。
【0014】この構成により、補強リブの下面をプリン
ト基板等に当接させた際に、プリント基板等に衝撃やた
わみ等が生じても、この衝撃やたわみ等は、補強リブの
上面と突起部との間のボビン固定部および磁心固定部が
ひずむことにより吸収でき、実装における安定性をより
確実にすることができるものである。
【0015】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態にお
けるラインフィルタの斜視図、図2はコアカバーの斜視
図、図3(a)はコアカバーの正面図、図3(b)は同
側面図、図3(c)は同底面図、図3(d)は同断面
図、図4はコアカバー装着前のラインフィルタの斜視図
を示す。
【0016】図4に示すように、フェライト等の高透磁
率材料からなる一体形のロの字状閉磁路磁心1の一磁脚
上に、両端の鍔部2の外側面に2〜4ヶ所の水平方向の
切欠き部3と中央部または端面に歯車部4を設けた樹脂
成形体からなる半円状の巻線ボビン5を2個上記ロの字
状閉磁路磁心1の一磁脚をはさんで嵌合結合する。
【0017】次に、この巻線ボビン5の歯車部4を外部
から回転駆動することにより、巻線ボビン5を回転させ
て巻線ボビン5の2ヶ所の巻線溝に絶縁皮膜銅線を同一
方向に一対の巻線6を巻回する。巻始めおよび巻終わり
リード線7は巻線ボビン5の両端の鍔2に設けた貫通穴
8に巻線後挿入固定した金属端子9に巻付け、半田付等
で接続する。あるいは、あらかじめ巻線前に巻線ボビン
5に金属端子9を挿入して巻線し、巻線後必要な長さだ
け金属端子9を移動して、巻始めおよび巻終わりリード
線7を金属端子9に接続してもよい。
【0018】次に、上記一体形のロの字状閉磁路磁心1
と巻線ボビン5、巻線6の組立て構成体を固定するコア
カバー10について図2、図3(a)〜(d)、図4、
図5を用いて説明する。
【0019】コアカバー10は合成樹脂からなり、一体
形のロの字状閉磁路磁心1に被せられるコの字状の磁心
固定部11と、この磁心固定部11の両側に設けられ巻
線ボビン5の両端の鍔2の外側面に当接するボビン固定
部12とから構成されている。
【0020】また、磁心固定部11の内側にはロの字状
閉磁路磁心1の寸法に多少のバラツキが存在してもしっ
かり嵌合固定するためのリブ13が複数個形成され、ボ
ビン固定部12の下端の内側縁部には巻線ボビン5の両
端の鍔2の切欠き部3に垂直に係合する突起部14が複
数個設けられている。
【0021】そして、ロの字状閉磁路磁心1にコアカバ
ー10を沿わして係合し、コアカバー10の突起部14
を巻線ボビン5の両端の鍔2の切欠き部3に係合させ、
コアカバー10のボビン固定部12により巻線ボビン5
を挟持してコアカバー10を固定する。
【0022】また、ボビン固定部12の最下部と磁心固
定部11の最下部との間には補強リブ15を設け、この
補強リブ15の下面が巻線ボビン5の最下部よりも下方
で、金属端子9の先端よりも上方になるように補強リブ
15を配置している。
【0023】さらに、補強リブ15は、ボビン固定部1
2に設けた突起部14よりも下方に配置している。
【0024】上記構成のラインフィルタについて、以下
その特性を説明する。ボビン固定部12に設けた複数個
の突起部14が、巻線ボビン5の切欠き部3に係合され
るので、コアカバー10が巻線ボビン5に固定され、閉
磁路磁心1と巻線ボビン5をコアカバー10で安定して
係合することができ、嵌合のガタツキやコアカバーの脱
落の防止を可能にするとともに、閉磁路磁心1が、コア
カバー10で覆われるので、閉磁路磁心1の衝撃に対す
る保護も可能にすることができる。
【0025】また、磁心固定部11の最下部とボビン固
定部12の最下部との間に補強リブ15を設けているの
で、ボビン固定部12の突起部14を巻線ボビン5の切
欠き部3に係合する際に、コアカバー10のたわみ等の
発生を防止して、確実な係合をすることができる。
【0026】さらに、補強リブ15を、補強リブ15の
下面が巻線ボビン5の最下部16よりも下方で、金属端
子9の先端よりも上方になるように配置するので、プリ
ント基板等への実装の際に、補強リブ15の下面をプリ
ント基板等に当接させることにより、実装における安定
性を向上させることができる。
【0027】その上、補強リブ15の下面をプリント基
板等に当接させた際に、プリント基板等に衝撃やたわみ
等が生じても、この衝撃やたわみ等は、補強リブ15の
上面と突起部14との間のボビン固定部12および磁心
固定部11がひずむことにより吸収でき、実装における
安定性をより確実にすることができるものである。
【0028】このように本発明の実施の形態によれば、
閉磁路磁心1と巻線ボビン5をコアカバー10で安定し
て係合することができるとともに、補強リブ15によ
り、コアカバー10のたわみ等の発生を防止して、確実
な係合をすることができ、嵌合のガタツキやコアカバー
10の脱落の防止を可能にするとともに、閉磁路磁心1
の衝撃に対する保護も可能にすることができる。
【0029】さらに、プリント基板等への実装の際に、
補強リブ15の下面をプリント基板等に当接させること
により、実装における安定性を向上させることができる
とともに、プリント基板等に衝撃やたわみ等が生じて
も、この衝撃やたわみ等は、補強リブ15の上面と突起
部14との間のボビン固定部12および磁心固定部11
がひずむことにより吸収でき、実装における安定性をよ
り確実にすることができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、閉磁路磁
心と巻線ボビンをコアカバーで安定して係合することが
できるとともに、補強リブにより、コアカバーのたわみ
等の発生を防止して、確実な係合をすることができ、嵌
合のガタツキやコアカバーの脱落の防止を可能にすると
ともに、閉磁路磁心の衝撃に対する保護も可能にするこ
とができる。
【0031】さらに、プリント基板等への実装の際に、
補強リブの下面をプリント基板等に当接させることによ
り、実装における安定性を向上させることができるとと
もに、プリント基板等に衝撃やたわみ等が生じても、こ
の衝撃やたわみ等は、補強リブの上面と突起部との間の
ボビン固定部および磁心固定部がひずむことにより吸収
でき、実装における安定性をより確実にすることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるラインフィルタの
斜視図
【図2】同ラインフィルタにおけるコアカバーの斜視図
【図3】(a)コアカバーの正面図 (b)同側面図 (c)同底面図 (d)同断面図
【図4】同ラインフィルタにおけるコアカバーの装着前
の斜視図
【図5】同ラインフィルタの正面図
【図6】一般的なラインフィルタの回路図
【図7】従来の技術におけるラインフィルタの斜視図
【図8】同ラインフィルタの正面図
【符号の説明】
1 閉磁路磁心 2 鍔 3 切欠き部 4 歯車部 5 巻線ボビン 6 巻線 7 リード線 8 貫通穴 9 金属端子 10 コアカバー 11 磁心固定部 12 ボビン固定部 13 リブ 14 突起部 15 補強リブ 16 最下部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体形ロの字状閉磁路磁心の一磁脚上あ
    るいは一体形日の字状閉磁路磁心に装着され両端の鍔の
    両外側面に水平方向の複数個の切欠き部を設けた巻線ボ
    ビンと、この巻線ボビンに施された一対の巻線と、前記
    巻線に接続し、前記巻線ボビンに植設するとともに、前
    記巻線ボビンから下方に突出させた端子と、前記閉磁路
    磁心の外周を覆う磁心固定部と、前記巻線ボビンの両端
    の鍔の両外側面に沿って補強するボビン固定部とを備
    え、前記ボビン固定部に前記巻線ボビンの切欠き部に垂
    直に係合する複数個の突起部を設けるとともに、前記磁
    心固定部の最下部と前記ボビン固定部の最下部との間に
    補強リブを設け、前記補強リブは、前記補強リブの下面
    が前記巻線ボビンの最下部よりも下方で、前記端子の先
    端よりも上方になるように配置したラインフィルタ。
  2. 【請求項2】 補強リブは、ボビン固定部に設けた突起
    部よりも下方に配置した請求項1記載のラインフィル
    タ。
JP13152396A 1996-05-27 1996-05-27 ラインフィルタ Pending JPH09320867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13152396A JPH09320867A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 ラインフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13152396A JPH09320867A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 ラインフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09320867A true JPH09320867A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15060058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13152396A Pending JPH09320867A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 ラインフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09320867A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0971479B1 (en) Line filter
US5635890A (en) Choke coil
EP0740317B1 (en) Line filter
JP3942576B2 (ja) 薄型トランス
US4186363A (en) Solenoid assembly for elevated temperature service
JP2006032659A (ja) ラインフィルタ
JPH09320867A (ja) ラインフィルタ
JP3106892B2 (ja) チョークコイル
JPH051049Y2 (ja)
JP2715847B2 (ja) ラインフィルタ
JPS6390811A (ja) ケ−ス付小形巻線部品
JP4948906B2 (ja) コイル巻装部品
JP2827926B2 (ja) ラインフィルタ
JPH06176937A (ja) 小形巻線部品
JPH0864435A (ja) 小型トランス
JPS6378510A (ja) ケ−ス付小形巻線部品
JP2715894B2 (ja) ラインフィルタ
JP3440853B2 (ja) トランス
JPH0794331A (ja) ラインフィルタ
JPH064569Y2 (ja) コモンチョークコイル
JPH0794332A (ja) ラインフィルタ
JPH0794329A (ja) ラインフィルタ
JP2607610Y2 (ja) トランス
JPS603564Y2 (ja) フエライト磁芯
JPH02884Y2 (ja)