JPH0932084A - 衛生洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents
衛生洗浄装置および洗浄方法Info
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- JPH0932084A JPH0932084A JP7185399A JP18539995A JPH0932084A JP H0932084 A JPH0932084 A JP H0932084A JP 7185399 A JP7185399 A JP 7185399A JP 18539995 A JP18539995 A JP 18539995A JP H0932084 A JPH0932084 A JP H0932084A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】適切な温度の混合湯をノズルに供給し、性能を
向上する。 【解決手段】混合湯の吐水開始時には、比例演算動作を
し、積分演算動作を停止しておき、混合湯の吐水開始時
から一定時間経過後に、積分演算動作を開始するので、
作動開始するときには、混合湯の温度と目標温度との偏
差が小さくなり、過剰な積分をしなくなり、混合湯の温
度が目標温度を超えるオーバーシュートを防止すること
ができ、適切な温度の混合湯をノズルに供給することが
できる。
向上する。 【解決手段】混合湯の吐水開始時には、比例演算動作を
し、積分演算動作を停止しておき、混合湯の吐水開始時
から一定時間経過後に、積分演算動作を開始するので、
作動開始するときには、混合湯の温度と目標温度との偏
差が小さくなり、過剰な積分をしなくなり、混合湯の温
度が目標温度を超えるオーバーシュートを防止すること
ができ、適切な温度の混合湯をノズルに供給することが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱ヒータで加熱
される貯湯タンクの高温の温水を混合弁で水と混合し温
度調節してノズルより局部に吐水し、混合湯で局部を洗
浄するようにした衛生洗浄装置および洗浄方法に関す
る。
される貯湯タンクの高温の温水を混合弁で水と混合し温
度調節してノズルより局部に吐水し、混合湯で局部を洗
浄するようにした衛生洗浄装置および洗浄方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】貯湯タンクの高温の湯水と、給水された
冷水とを混合弁で混合して、広範囲な目標温度に調節し
て、混合湯を吐水するようにしたものが提案されてい
る。このような湯水と冷水とを混合して目標温度の混合
湯を生成するものでは、混合湯の温度と目標温度との偏
差に基づいて混合弁の開度を決定する際に、フィードバ
ック（ＦＢ）制御が行われている。ＦＢ制御は、比例、
微分および積分によるＰＩＤ制御である。比例演算では
一般的にオフセットが発生するが、このオフセットを積
分演算が補うようにしている。
冷水とを混合弁で混合して、広範囲な目標温度に調節し
て、混合湯を吐水するようにしたものが提案されてい
る。このような湯水と冷水とを混合して目標温度の混合
湯を生成するものでは、混合湯の温度と目標温度との偏
差に基づいて混合弁の開度を決定する際に、フィードバ
ック（ＦＢ）制御が行われている。ＦＢ制御は、比例、
微分および積分によるＰＩＤ制御である。比例演算では
一般的にオフセットが発生するが、このオフセットを積
分演算が補うようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、混合湯の吐水開始時において、混合湯は冷えて
おり、混合湯が目標温度に達するまでに多くの時間を要
し、この間、混合湯の温度より目標温度との偏差が大き
いことから、積分演算の値が次々に積算され、積分値と
して大きな値となり、混合弁が湯水側に大きく開くよう
になり、混合湯が目標温度を超えて、オーバーシュート
し、使用者に熱い思いをさせるおそれがあるという問題
点があった。本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、適切な温度の混合湯
をノズルに供給することができるようにして性能を向上
させた衛生洗浄装置を提供することを目的としている。
術では、混合湯の吐水開始時において、混合湯は冷えて
おり、混合湯が目標温度に達するまでに多くの時間を要
し、この間、混合湯の温度より目標温度との偏差が大き
いことから、積分演算の値が次々に積算され、積分値と
して大きな値となり、混合弁が湯水側に大きく開くよう
になり、混合湯が目標温度を超えて、オーバーシュート
し、使用者に熱い思いをさせるおそれがあるという問題
点があった。本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、適切な温度の混合湯
をノズルに供給することができるようにして性能を向上
させた衛生洗浄装置を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 １ 加熱ヒータ（２１）で加熱される貯湯タンク（２
０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混合し温度調
節してノズル（６０）より局部に吐水し、混合湯で局部
を洗浄するようにした衛生洗浄装置であって、前記混合
湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分演算結果を、
前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要素にするもの
において、前記混合湯の吐水開始後であって、過剰に積
分しなくなった後に、前記混合湯の温度と目標温度との
偏差に基づいて積分を開始し、前記混合湯の温度が目標
温度を超えるオーバーシュートを防止する制御部（７
０）を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 １ 加熱ヒータ（２１）で加熱される貯湯タンク（２
０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混合し温度調
節してノズル（６０）より局部に吐水し、混合湯で局部
を洗浄するようにした衛生洗浄装置であって、前記混合
湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分演算結果を、
前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要素にするもの
において、前記混合湯の吐水開始後であって、過剰に積
分しなくなった後に、前記混合湯の温度と目標温度との
偏差に基づいて積分を開始し、前記混合湯の温度が目標
温度を超えるオーバーシュートを防止する制御部（７
０）を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
【０００５】２ 加熱ヒータ（２１）で加熱される貯湯
タンク（２０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混
合し温度調節してノズル（６０）より局部に吐水し、混
合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗浄装置であっ
て、前記混合湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分
演算結果を、前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要
素にするものにおいて、前記混合湯の吐水開始時から一
定時間経過後に、積分演算動作を開始し、過剰な積分を
なくして、前記混合湯の温度が目標温度を超えるオーバ
ーシュートを防止する制御部（７０）を有することを特
徴とする衛生洗浄装置。
タンク（２０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混
合し温度調節してノズル（６０）より局部に吐水し、混
合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗浄装置であっ
て、前記混合湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分
演算結果を、前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要
素にするものにおいて、前記混合湯の吐水開始時から一
定時間経過後に、積分演算動作を開始し、過剰な積分を
なくして、前記混合湯の温度が目標温度を超えるオーバ
ーシュートを防止する制御部（７０）を有することを特
徴とする衛生洗浄装置。
【０００６】３ 加熱ヒータ（２１）で加熱される貯湯
タンク（２０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混
合し温度調節してノズル（６０）より局部に吐水し、混
合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗浄装置であっ
て、前記混合湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分
演算結果を、前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要
素にするものにおいて、前記混合湯の温度と目標温度と
の偏差が一定値以下になった後に、積分演算動作を開始
し、過剰な積分をなくして、前記混合湯の温度が目標温
度を超えるオーバーシュートを防止する制御部（７０）
を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
タンク（２０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混
合し温度調節してノズル（６０）より局部に吐水し、混
合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗浄装置であっ
て、前記混合湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分
演算結果を、前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要
素にするものにおいて、前記混合湯の温度と目標温度と
の偏差が一定値以下になった後に、積分演算動作を開始
し、過剰な積分をなくして、前記混合湯の温度が目標温
度を超えるオーバーシュートを防止する制御部（７０）
を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
【０００７】４ 加熱ヒータ（２１）で加熱される貯湯
タンク（２０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混
合し温度調節してノズル（６０）より局部に吐水し、混
合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗浄方法であっ
て、前記混合湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分
演算結果を、前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要
素にするものにおいて、前記混合湯の吐水開始後であっ
て、所定時間後に前記混合湯の温度と目標温度との偏差
に基づいて、積分演算動作を開始し、過剰な積分をなく
して前記混合湯の温度が目標温度を超えるオーバーシュ
ートを防止することを特徴とする衛生洗浄方法。
タンク（２０）の高温の温水を混合弁（４０）で水と混
合し温度調節してノズル（６０）より局部に吐水し、混
合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗浄方法であっ
て、前記混合湯の温度と目標温度との偏差に基づく積分
演算結果を、前記混合弁（４０）の弁開度を決定する要
素にするものにおいて、前記混合湯の吐水開始後であっ
て、所定時間後に前記混合湯の温度と目標温度との偏差
に基づいて、積分演算動作を開始し、過剰な積分をなく
して前記混合湯の温度が目標温度を超えるオーバーシュ
ートを防止することを特徴とする衛生洗浄方法。
【０００８】次に、前記各項の発明の作用について説明
する。衛生洗浄装置（１０）は、必要に応じてノズル
（６０）より混合湯を吐水させ、局部を洗浄するのに用
いられる。ノズル（６０）から吐水する洗浄用の混合湯
は、貯湯タンク（２０）の高温の湯水と水とを混合弁
（４０）で混合して得られる。洗浄操作された時、ノズ
ル（６０）から洗浄用の混合湯が吐水するが、吐水する
混合湯は、通常冷えていて、混合湯の温度と目標温度と
の偏差が大きい。その偏差に基づきフィードバック制御
がなされ、混合弁（４０）の弁開度を決定する要素とな
るが、混合湯の吐水開始時では、積分演算動作は停止し
ておき、例えば、比例演算動作をする。それにより、混
合弁（４０）の弁開度が決定され、混合湯の温度が目標
温度に近づくようになる。
する。衛生洗浄装置（１０）は、必要に応じてノズル
（６０）より混合湯を吐水させ、局部を洗浄するのに用
いられる。ノズル（６０）から吐水する洗浄用の混合湯
は、貯湯タンク（２０）の高温の湯水と水とを混合弁
（４０）で混合して得られる。洗浄操作された時、ノズ
ル（６０）から洗浄用の混合湯が吐水するが、吐水する
混合湯は、通常冷えていて、混合湯の温度と目標温度と
の偏差が大きい。その偏差に基づきフィードバック制御
がなされ、混合弁（４０）の弁開度を決定する要素とな
るが、混合湯の吐水開始時では、積分演算動作は停止し
ておき、例えば、比例演算動作をする。それにより、混
合弁（４０）の弁開度が決定され、混合湯の温度が目標
温度に近づくようになる。
【０００９】その後に、積分演算動作を開始すれば、混
合湯の温度が目標温度に近づいて、偏差が小さくなり、
過剰積分がなされないで、混合弁（４０）の弁開度が湯
水側に開き過ぎることが防止され、適切な混合比で混合
弁（４０）から混合湯が生成し、混合湯の温度が目標温
度を超えるオーバーシュートにならずに済み、高温の混
合湯がノズル（６０）から噴出することはない。
合湯の温度が目標温度に近づいて、偏差が小さくなり、
過剰積分がなされないで、混合弁（４０）の弁開度が湯
水側に開き過ぎることが防止され、適切な混合比で混合
弁（４０）から混合湯が生成し、混合湯の温度が目標温
度を超えるオーバーシュートにならずに済み、高温の混
合湯がノズル（６０）から噴出することはない。
【００１０】請求項２記載の衛生洗浄装置では、混合湯
の吐水開始時から一定時間経過後に、積分演算動作を開
始するので、作動開始するときには、混合湯の温度と目
標温度との偏差が小さくなり、過剰な積分をしなくな
り、混合湯の温度が目標温度を超えるオーバーシュート
を防止することができる。請求項３記載の衛生洗浄装置
では、例えば、混合湯の吐水開始時から、混合湯の温度
と目標温度との偏差を算出していき、その偏差が一定値
以下になった後に、積分演算動作を開始するようにした
ので、過剰に積分しなくなり、混合湯の温度が目標温度
を超えるオーバーシュートを防止することができる。
の吐水開始時から一定時間経過後に、積分演算動作を開
始するので、作動開始するときには、混合湯の温度と目
標温度との偏差が小さくなり、過剰な積分をしなくな
り、混合湯の温度が目標温度を超えるオーバーシュート
を防止することができる。請求項３記載の衛生洗浄装置
では、例えば、混合湯の吐水開始時から、混合湯の温度
と目標温度との偏差を算出していき、その偏差が一定値
以下になった後に、積分演算動作を開始するようにした
ので、過剰に積分しなくなり、混合湯の温度が目標温度
を超えるオーバーシュートを防止することができる。
【００１１】請求項４記載の衛生洗浄装置の制御方法で
は、積分演算動作を開始する際には、混合湯の温度が目
標温度に近づいて、偏差が小さくなり、過剰積分がなさ
れないで、混合弁（４０）の弁開度が湯水側に開き過ぎ
ることが防止され、適切な混合比で混合弁（４０）から
混合湯が生成し、混合湯の温度が目標温度を超えるオー
バーシュートを防止することができる。
は、積分演算動作を開始する際には、混合湯の温度が目
標温度に近づいて、偏差が小さくなり、過剰積分がなさ
れないで、混合弁（４０）の弁開度が湯水側に開き過ぎ
ることが防止され、適切な混合比で混合弁（４０）から
混合湯が生成し、混合湯の温度が目標温度を超えるオー
バーシュートを防止することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の一形態を説明する。各図は本発明の実施の一形態を示
している。図１は衛生洗浄装置１０の構成概念図であ
る。衛生洗浄装置１０は、便器に着脱自在に設置され、
ノズルより局部に洗浄用の湯水を噴出するものである。
衛生洗浄装置１０は、貯湯タンク２０の上流側に水道か
ら水を受ける電磁弁３０を設け、貯湯タンク２０の下流
側に混合弁４０および流量調節弁５０さらにノズル６０
が配設され、制御部７０が設けられて成る。電磁弁３０
と貯湯タンク２０の下部とは冷水供給管３５で接続さ
れ、電磁弁３０と混合弁４０とは冷水供給管３５から分
岐したバイパス冷水管３６で接続され、貯湯タンク２０
の上端部と混合弁４０とは湯管２５で接続され、混合弁
４０と流量調節弁５０とは湯水管４５で接続され、流量
調節弁５０からノズル６０に湯水供給管５５が延びてい
る。
の一形態を説明する。各図は本発明の実施の一形態を示
している。図１は衛生洗浄装置１０の構成概念図であ
る。衛生洗浄装置１０は、便器に着脱自在に設置され、
ノズルより局部に洗浄用の湯水を噴出するものである。
衛生洗浄装置１０は、貯湯タンク２０の上流側に水道か
ら水を受ける電磁弁３０を設け、貯湯タンク２０の下流
側に混合弁４０および流量調節弁５０さらにノズル６０
が配設され、制御部７０が設けられて成る。電磁弁３０
と貯湯タンク２０の下部とは冷水供給管３５で接続さ
れ、電磁弁３０と混合弁４０とは冷水供給管３５から分
岐したバイパス冷水管３６で接続され、貯湯タンク２０
の上端部と混合弁４０とは湯管２５で接続され、混合弁
４０と流量調節弁５０とは湯水管４５で接続され、流量
調節弁５０からノズル６０に湯水供給管５５が延びてい
る。
【００１３】貯湯タンク２０には、加熱ヒータ２１が装
着され、下端部に水抜き弁２２が設けられ、さらに上部
に高温センサ２３およびフロートスイッチ２４が設けら
れている。フロートスイッチ２４は貯湯タンク２０内の
湯量を検出するもので、基体２４ａに昇降可能にゆるく
嵌合されたフロート２４ｂを有していて、フロート２４
ｂの昇降によりオンオフに切り換わるものである。電磁
弁３０は、常時は閉位置にあり制御部７０に設けられた
洗浄操作スイッチ７１が操作された時に開動作をするも
のである。また、バイパス冷水管３６には冷水センサ３
７が経路の途中に設けられ、湯水管４５には混合温水セ
ンサ４６が設けられている。混合弁４０は、混合比を調
節するための駆動モータ４１を有し、流量調節弁５０
は、流量を調節するための駆動モータ５１を有し、ノズ
ル６０は、使用時にこれを出没させるための駆動モータ
６１を有している。
着され、下端部に水抜き弁２２が設けられ、さらに上部
に高温センサ２３およびフロートスイッチ２４が設けら
れている。フロートスイッチ２４は貯湯タンク２０内の
湯量を検出するもので、基体２４ａに昇降可能にゆるく
嵌合されたフロート２４ｂを有していて、フロート２４
ｂの昇降によりオンオフに切り換わるものである。電磁
弁３０は、常時は閉位置にあり制御部７０に設けられた
洗浄操作スイッチ７１が操作された時に開動作をするも
のである。また、バイパス冷水管３６には冷水センサ３
７が経路の途中に設けられ、湯水管４５には混合温水セ
ンサ４６が設けられている。混合弁４０は、混合比を調
節するための駆動モータ４１を有し、流量調節弁５０
は、流量を調節するための駆動モータ５１を有し、ノズ
ル６０は、使用時にこれを出没させるための駆動モータ
６１を有している。
【００１４】制御部７０は、マイコンのＣＰＵを中心に
して構成されており、貯湯タンク２０の温湯を高温セン
サ２３のデータを得て、所定の高温以上には上がらない
よう加熱ヒータ２１を制御する監視制御部８０と、あら
かじめ得られているデータにより混合弁４０を制御する
フィードフォワード制御部（ＦＦ制御部）８５と、吐出
する湯水の温度データをフィードバックして混合弁４０
を制御するフィードバック制御部（ＦＢ制御部）８９と
を備えている。図１および図２に示すように、制御部７
０のＦＢ制御部８９は、湯水管４５に設けられた混合温
水センサ４６、目標温度設定部４７からの信号が記憶部
９２に入力されると、演算部９１が、混合湯の温度と目
標温度との偏差を算出し、該偏差に基づき、比例演算、
微分演算または積分演算し、演算した各数値を加算し
て、駆動回路９３に出力し、混合弁４０の駆動モータ４
１を制御するものである。比例演算、微分演算および積
分演算は、記憶部９２に記録された所定のプログラムに
従って行なわれる。このプログラムは、洗浄操作スイッ
チ７１の吐水開始信号が制御部７０に出力されると、演
算部９１が、タイマ９４から信号に基づき吐水開始信号
出力時からの経過時間を算出していき、一方、記憶部９
２に記録される予定の時間（３秒）を取り込み、吐水開
始時から予定の時間経過したか否かを一定時間ごとに比
較し、予定の時間経過前には、比例演算および微分演算
を行ない、予定の時間経過後に、積分演算を開始し、比
例演算、微分演算および積分演算にて行なうように作ら
れている。プログラムは、これに限らず、演算部９１が
算出する混合湯の温度と目標温度との温度差を算出し、
温度差が一定値（±５度）以下になった後に積分演算を
開始するようにしてもよい。予定の時間（３秒）は、混
合湯の温度と目標温度との温度差が±５度以下になる時
間を実験にて求めた平均時間である。
して構成されており、貯湯タンク２０の温湯を高温セン
サ２３のデータを得て、所定の高温以上には上がらない
よう加熱ヒータ２１を制御する監視制御部８０と、あら
かじめ得られているデータにより混合弁４０を制御する
フィードフォワード制御部（ＦＦ制御部）８５と、吐出
する湯水の温度データをフィードバックして混合弁４０
を制御するフィードバック制御部（ＦＢ制御部）８９と
を備えている。図１および図２に示すように、制御部７
０のＦＢ制御部８９は、湯水管４５に設けられた混合温
水センサ４６、目標温度設定部４７からの信号が記憶部
９２に入力されると、演算部９１が、混合湯の温度と目
標温度との偏差を算出し、該偏差に基づき、比例演算、
微分演算または積分演算し、演算した各数値を加算し
て、駆動回路９３に出力し、混合弁４０の駆動モータ４
１を制御するものである。比例演算、微分演算および積
分演算は、記憶部９２に記録された所定のプログラムに
従って行なわれる。このプログラムは、洗浄操作スイッ
チ７１の吐水開始信号が制御部７０に出力されると、演
算部９１が、タイマ９４から信号に基づき吐水開始信号
出力時からの経過時間を算出していき、一方、記憶部９
２に記録される予定の時間（３秒）を取り込み、吐水開
始時から予定の時間経過したか否かを一定時間ごとに比
較し、予定の時間経過前には、比例演算および微分演算
を行ない、予定の時間経過後に、積分演算を開始し、比
例演算、微分演算および積分演算にて行なうように作ら
れている。プログラムは、これに限らず、演算部９１が
算出する混合湯の温度と目標温度との温度差を算出し、
温度差が一定値（±５度）以下になった後に積分演算を
開始するようにしてもよい。予定の時間（３秒）は、混
合湯の温度と目標温度との温度差が±５度以下になる時
間を実験にて求めた平均時間である。
【００１５】なお、図示省略したが、衛生洗浄装置１０
は、装置使用者の検出手段を備え、フィードフォワード
制御部８５は、該検出手段が装置使用者の離席を検出す
ると最高温度データをクリアするようになっている。検
出手段としては、使用者の静電容量を検出したり、体圧
を検出したり、近接スイッチを用いるなど、公知の種々
の手段を採用することができる。
は、装置使用者の検出手段を備え、フィードフォワード
制御部８５は、該検出手段が装置使用者の離席を検出す
ると最高温度データをクリアするようになっている。検
出手段としては、使用者の静電容量を検出したり、体圧
を検出したり、近接スイッチを用いるなど、公知の種々
の手段を採用することができる。
【００１６】次に作用を説明する。衛生洗浄装置１０が
正しい装着状態にあって便器が使用されていないときで
も、制御部７０はいつ使用されても良いように衛生洗浄
装置１０を制御している。そして、便器が使用されたと
き、使用者の必要に応じてノズル６０より洗浄用の湯水
を噴出させ、局部を洗浄するのに用いられる。
正しい装着状態にあって便器が使用されていないときで
も、制御部７０はいつ使用されても良いように衛生洗浄
装置１０を制御している。そして、便器が使用されたと
き、使用者の必要に応じてノズル６０より洗浄用の湯水
を噴出させ、局部を洗浄するのに用いられる。
【００１７】便器の使用不使用に関わらず、監視制御部
８０は、高温センサ２３により貯湯タンク２０内の湯温
を検知し、必要により加熱ヒータ２１に通電しあるいは
通電を断って所定の湯温を保持し、かつ所定以上の温度
にならないように監視している。ノズル６０は引っ込め
てあり、衛生洗浄装置１０はこのような状態で待機して
いる。また、フロートスイッチ２４がオンでないとき
は、貯湯タンク２０が空であるおそれがあるので、空焚
きを防止するため加熱ヒータ２１には通電しないように
なっている。便器を使用して洗浄操作スイッチ７１を押
すと、フロートスイッチ２４がオンであれば電磁弁３０
が開き、冷水供給管３５から貯湯タンク２０内に水道の
冷水が流入し、湯管２５から貯湯タンク２０内の上層の
高温の湯が混合弁４０に流入する。混合弁４０には、同
時にバイパス冷水管３６から冷水が流入する。
８０は、高温センサ２３により貯湯タンク２０内の湯温
を検知し、必要により加熱ヒータ２１に通電しあるいは
通電を断って所定の湯温を保持し、かつ所定以上の温度
にならないように監視している。ノズル６０は引っ込め
てあり、衛生洗浄装置１０はこのような状態で待機して
いる。また、フロートスイッチ２４がオンでないとき
は、貯湯タンク２０が空であるおそれがあるので、空焚
きを防止するため加熱ヒータ２１には通電しないように
なっている。便器を使用して洗浄操作スイッチ７１を押
すと、フロートスイッチ２４がオンであれば電磁弁３０
が開き、冷水供給管３５から貯湯タンク２０内に水道の
冷水が流入し、湯管２５から貯湯タンク２０内の上層の
高温の湯が混合弁４０に流入する。混合弁４０には、同
時にバイパス冷水管３６から冷水が流入する。
【００１８】制御部７０は、高温センサ２３の温度指示
値と冷水センサ３７が示す冷水温度とを勘案し、フィー
ドフォワード制御部８５によるＦＦ制御を動作させて駆
動モータ４１を動作させ、混合弁４０により、適切な混
合比で高温の湯と冷水とが混合され、湯水管４５に混合
湯が吐出される。この混合湯の温度は混合温水センサ４
６により監視されている。混合弁４０の下流の流量調節
弁５０は、ノズル６０から出る湯量を決めるもので、図
示省略した設定スイッチにより決められ、制御部７０が
駆動モータ５１を動作させて当該湯量にする。温湯は湯
水供給管５５からノズル６０に入り、駆動モータ６１に
より程よい位置に突出したノズル６０の先から混合湯が
局部に吐水され洗浄される。
値と冷水センサ３７が示す冷水温度とを勘案し、フィー
ドフォワード制御部８５によるＦＦ制御を動作させて駆
動モータ４１を動作させ、混合弁４０により、適切な混
合比で高温の湯と冷水とが混合され、湯水管４５に混合
湯が吐出される。この混合湯の温度は混合温水センサ４
６により監視されている。混合弁４０の下流の流量調節
弁５０は、ノズル６０から出る湯量を決めるもので、図
示省略した設定スイッチにより決められ、制御部７０が
駆動モータ５１を動作させて当該湯量にする。温湯は湯
水供給管５５からノズル６０に入り、駆動モータ６１に
より程よい位置に突出したノズル６０の先から混合湯が
局部に吐水され洗浄される。
【００１９】混合湯の吐水が開始されると、混合温水セ
ンサ４６、目標温度設定部４７からの信号が記憶部９２
に入力され、演算部９１が、混合湯の温度と目標温度と
の偏差を算出し、該偏差に基づき、比例演算および微分
演算する。このとき、積分演算動作は停止している。演
算部９１は、比例演算および微分演算が演算した各値を
加算して、駆動回路９３に出力し、混合弁４０の駆動モ
ータ４１が駆動し、それにより、混合湯の温度が目標温
度に達していなければ、混合弁４０が湯水側に開かれ、
それにより、混合湯の温度が目標温度に近づく。また、
演算部９１は、タイマ９４から信号に基づき吐水開始信
号出力時からの経過時間を算出していく。また、演算部
９１は、記憶部９２に記録される予定の時間を取り込
み、吐水開始時から予定の時間経過したか否かを一定時
間ごとに比較する。そして、図４に示すように、吐水開
始時から予定の時間が経過後すると、制御部７０が演算
部９１に制御信号を出力し、積分演算動作が開始され、
比例演算、微分演算および積分演算が行われ、各演算値
が加算され、加算された値が駆動回路９３に出力され、
駆動モータ４１が駆動し、混合弁４０が湯水側に開か
れ、それにより、混合湯の温度が目標温度に近づく。
ンサ４６、目標温度設定部４７からの信号が記憶部９２
に入力され、演算部９１が、混合湯の温度と目標温度と
の偏差を算出し、該偏差に基づき、比例演算および微分
演算する。このとき、積分演算動作は停止している。演
算部９１は、比例演算および微分演算が演算した各値を
加算して、駆動回路９３に出力し、混合弁４０の駆動モ
ータ４１が駆動し、それにより、混合湯の温度が目標温
度に達していなければ、混合弁４０が湯水側に開かれ、
それにより、混合湯の温度が目標温度に近づく。また、
演算部９１は、タイマ９４から信号に基づき吐水開始信
号出力時からの経過時間を算出していく。また、演算部
９１は、記憶部９２に記録される予定の時間を取り込
み、吐水開始時から予定の時間経過したか否かを一定時
間ごとに比較する。そして、図４に示すように、吐水開
始時から予定の時間が経過後すると、制御部７０が演算
部９１に制御信号を出力し、積分演算動作が開始され、
比例演算、微分演算および積分演算が行われ、各演算値
が加算され、加算された値が駆動回路９３に出力され、
駆動モータ４１が駆動し、混合弁４０が湯水側に開か
れ、それにより、混合湯の温度が目標温度に近づく。
【００２０】混合湯の吐水開始時には、比例演算および
微分演算をし、積分演算を停止しておき、混合湯の吐水
開始時から所定の時間経過後に、積分演算を開始するよ
うにしたので、積分演算を開始するときには、混合湯の
温度と目標温度との偏差が小さくなり、それにより、図
３（ｂ）において破線で示すように、過剰な積分をしな
くなり、図３（ａ）において破線で示すように、混合湯
の温度が目標温度を超えるオーバーシュートを防止する
ことができ、使用者に熱い思いをさせるおそれがない。
洗浄操作スイッチ７１により動作を止める操作をする
と、電磁弁３０が閉じられ、水道が閉じられるので、ノ
ズル６０からの温湯の噴出は止まり、駆動モータ６１に
よりノズル６０が引っ込められ、衛生洗浄装置１０は待
機状態になる。
微分演算をし、積分演算を停止しておき、混合湯の吐水
開始時から所定の時間経過後に、積分演算を開始するよ
うにしたので、積分演算を開始するときには、混合湯の
温度と目標温度との偏差が小さくなり、それにより、図
３（ｂ）において破線で示すように、過剰な積分をしな
くなり、図３（ａ）において破線で示すように、混合湯
の温度が目標温度を超えるオーバーシュートを防止する
ことができ、使用者に熱い思いをさせるおそれがない。
洗浄操作スイッチ７１により動作を止める操作をする
と、電磁弁３０が閉じられ、水道が閉じられるので、ノ
ズル６０からの温湯の噴出は止まり、駆動モータ６１に
よりノズル６０が引っ込められ、衛生洗浄装置１０は待
機状態になる。
【００２１】前記実施の形態においては、演算部９１を
用いた、デジタルＰＩＤ制御にて混合弁４０の駆動モー
タ４１を制御するものを示したが、これに限らず、比例
回路、微分回路および積分回路をアナログ回路にて構成
してもよい。
用いた、デジタルＰＩＤ制御にて混合弁４０の駆動モー
タ４１を制御するものを示したが、これに限らず、比例
回路、微分回路および積分回路をアナログ回路にて構成
してもよい。
【００２２】
【発明の効果】本発明にかかる衛生洗浄装置によれば、
混合湯の吐水開始時には、比例演算動作をし、積分演算
動作を停止しておき、混合湯の吐水開始時から一定時間
経過後に、積分演算動作を開始するので、作動開始する
ときには、混合湯の温度と目標温度との偏差が小さくな
り、過剰な積分をしなくなり、混合湯の温度が目標温度
を超えるオーバーシュートを防止することができ、適切
な温度の混合湯をノズルに供給することができる。
混合湯の吐水開始時には、比例演算動作をし、積分演算
動作を停止しておき、混合湯の吐水開始時から一定時間
経過後に、積分演算動作を開始するので、作動開始する
ときには、混合湯の温度と目標温度との偏差が小さくな
り、過剰な積分をしなくなり、混合湯の温度が目標温度
を超えるオーバーシュートを防止することができ、適切
な温度の混合湯をノズルに供給することができる。
【図１】本発明の実施の一形態に係る衛生洗浄装置の概
念図である。
念図である。
【図２】本発明の実施の一形態に係る衛生洗浄装置のフ
ィードバック制御を示す概念図である。
ィードバック制御を示す概念図である。
【図３】本発明の実施の一形態に係る衛生洗浄装置の混
合湯の温度制御を示す作用説明図である。
合湯の温度制御を示す作用説明図である。
【図４】本発明の実施の一形態に係る衛生洗浄装置のフ
ィードバック制御のタイミング図である。
ィードバック制御のタイミング図である。
１０…衛生洗浄装置 ２０…貯湯タンク ２１…加熱ヒータ ２２…水抜き弁 ２３…高温センサ ２４…フロートスイッチ ２５…湯管 ３０…電磁弁 ３５…冷水供給管 ３６…バイパス冷水管 ３７…冷水センサ ４０…混合弁 ４１…駆動モータ ４５…湯水管 ４６…混合温水センサ ４７…目標温度設定部 ５０…流量調節弁 ５１…駆動モータ ５５…湯水供給管 ６０…ノズル ６１…駆動モータ ７０…制御部 ７１…洗浄操作スイッチ ８０…監視制御部 ８５…フィードフォワード制御部 ８９…フィードバック制御部 ９１…演算部 ９２…記憶部 ９３…駆動回路 ９４…タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮代 正輝 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)発明者 原口 俊尚 福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番１ 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 柳川 恭廣 福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番１ 号 東陶機器株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】加熱ヒータで加熱される貯湯タンクの高温
の温水を混合弁で水と混合し温度調節してノズルより局
部に吐水し、混合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗
浄装置であって、前記混合湯の温度と目標温度との偏差
に基づく積分演算結果を、前記混合弁の弁開度を決定す
る要素にするものにおいて、 前記混合湯の吐水開始後であって、過剰に積分しなくな
った後に、前記混合湯の温度と目標温度との偏差に基づ
いて積分を開始し、前記混合湯の温度が目標温度を超え
るオーバーシュートを防止する制御部を有することを特
徴とする衛生洗浄装置。 - 【請求項２】加熱ヒータで加熱される貯湯タンクの高温
の温水を混合弁で水と混合し温度調節してノズルより局
部に吐水し、混合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗
浄装置であって、前記混合湯の温度と目標温度との偏差
に基づく積分演算結果を、前記混合弁の弁開度を決定す
る要素にするものにおいて、 前記混合湯の吐水開始時から一定時間経過後に、積分演
算動作を開始し、過剰な積分をなくして、前記混合湯の
温度が目標温度を超えるオーバーシュートを防止する制
御部を有することを特徴とする衛生洗浄装置。 - 【請求項３】加熱ヒータで加熱される貯湯タンクの高温
の温水を混合弁で水と混合し温度調節してノズルより局
部に吐水し、混合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗
浄装置であって、前記混合湯の温度と目標温度との偏差
に基づく積分演算結果を、前記混合弁の弁開度を決定す
る要素にするものにおいて、 前記混合湯の温度と目標温度との偏差が一定値以下にな
った後に、積分演算動作を開始し、過剰な積分をなくし
て、前記混合湯の温度が目標温度を超えるオーバーシュ
ートを防止する制御部を有することを特徴とする衛生洗
浄装置。 - 【請求項４】加熱ヒータで加熱される貯湯タンクの高温
の温水を混合弁で水と混合し温度調節してノズルより局
部に吐水し、混合湯で局部を洗浄するようにした衛生洗
浄方法であって、前記混合湯の温度と目標温度との偏差
に基づく積分演算結果を、前記混合弁の弁開度を決定す
る要素にするものにおいて、 前記混合湯の吐水開始後であって、所定時間後に前記混
合湯の温度と目標温度との偏差に基づいて、積分演算動
作を開始し、過剰な積分をなくして前記混合湯の温度が
目標温度を超えるオーバーシュートを防止することを特
徴とする衛生洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7185399A JPH0932084A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 衛生洗浄装置および洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7185399A JPH0932084A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 衛生洗浄装置および洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932084A true JPH0932084A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16170123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7185399A Withdrawn JPH0932084A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 衛生洗浄装置および洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932084A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6763860B2 (en) | 2001-07-10 | 2004-07-20 | Ecolab, Inc. | Flow-based chemical dispense system |
| US7292914B2 (en) | 2001-07-10 | 2007-11-06 | Ecolab Inc. | Remote access to chemical dispense system |
| CN107386398A (zh) * | 2017-07-02 | 2017-11-24 | 叶露微 | 一种电子座便器 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP7185399A patent/JPH0932084A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6763860B2 (en) | 2001-07-10 | 2004-07-20 | Ecolab, Inc. | Flow-based chemical dispense system |
| US7292914B2 (en) | 2001-07-10 | 2007-11-06 | Ecolab Inc. | Remote access to chemical dispense system |
| CN107386398A (zh) * | 2017-07-02 | 2017-11-24 | 叶露微 | 一种电子座便器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |