JPH0932027A - グラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装置 - Google Patents
グラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装置Info
- Publication number
- JPH0932027A JPH0932027A JP7208548A JP20854895A JPH0932027A JP H0932027 A JPH0932027 A JP H0932027A JP 7208548 A JP7208548 A JP 7208548A JP 20854895 A JP20854895 A JP 20854895A JP H0932027 A JPH0932027 A JP H0932027A
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- JP
- Japan
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- frame
- anchor bolts
- adjusting ring
- spring
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 グラウンドマンホールのフレームが変形しな
いように調整リングに取付ける装置を提供する。 【解決手段】 グラウンドマンホールの斜壁12又は調
整リング3にほぼ等しい間隔で突設した複数のアンカー
ボルト2と、前記複数のアンカーボルト2にそれぞれね
じ付けられるナット3と、前記アンカーボルト2を挿通
するボルト穴5を底板6aにあけたフレーム6と、前記
アンカーボルト2に嵌め込まれると共に、両端部に前記
調整リング1とフレーム5にそれぞれ弾持される一方の
支持腕8と他方の支持腕9を設けたスプリング12とよ
りなり、スプリング12の一方の支持腕8にて斜壁1は
調整リング3の上面を支持させ、スプリング12の他方
の支持腕9にてフレーム6の下面を支持させ、フレーム
6の底板7の上方よりアンカーボルト2にナット4をね
じ付ける。
いように調整リングに取付ける装置を提供する。 【解決手段】 グラウンドマンホールの斜壁12又は調
整リング3にほぼ等しい間隔で突設した複数のアンカー
ボルト2と、前記複数のアンカーボルト2にそれぞれね
じ付けられるナット3と、前記アンカーボルト2を挿通
するボルト穴5を底板6aにあけたフレーム6と、前記
アンカーボルト2に嵌め込まれると共に、両端部に前記
調整リング1とフレーム5にそれぞれ弾持される一方の
支持腕8と他方の支持腕9を設けたスプリング12とよ
りなり、スプリング12の一方の支持腕8にて斜壁1は
調整リング3の上面を支持させ、スプリング12の他方
の支持腕9にてフレーム6の下面を支持させ、フレーム
6の底板7の上方よりアンカーボルト2にナット4をね
じ付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路下に構築されている
グラウンドマンホール等の地下構造物のフレームの変形
破損防止取付装置に関する。
グラウンドマンホール等の地下構造物のフレームの変形
破損防止取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラウンドマンホールの地上への
出入口となる作業口に形成された人孔用斜壁の上端面に
調整リングを載置し、この調整リングの上面にモルタル
を介してフレームを載置するとき、斜壁に突設したアン
カーボルトの上端部を、調整リングに載置したフレーム
のボルト穴に挿通し、調整リングの上面にアンカーボル
トに挿通した1枚ないし数枚のワッシャを載置し、最後
にワッシャの上よりアンカーボルトにナットをねじ付
け、このねじ付けたナットを締め付けてフレームを調整
リングに取り付けている。
出入口となる作業口に形成された人孔用斜壁の上端面に
調整リングを載置し、この調整リングの上面にモルタル
を介してフレームを載置するとき、斜壁に突設したアン
カーボルトの上端部を、調整リングに載置したフレーム
のボルト穴に挿通し、調整リングの上面にアンカーボル
トに挿通した1枚ないし数枚のワッシャを載置し、最後
にワッシャの上よりアンカーボルトにナットをねじ付
け、このねじ付けたナットを締め付けてフレームを調整
リングに取り付けている。
【0003】アンカーボルトは、斜壁の上端面に等しい
間隔で通常3本植立されていて、モルタルを調整リング
とフレームの間に介挿する場合、フレームの上面の傾き
を調整リングの傾きと同じ傾きにすることができない場
合が生ずる。マンホールが傾斜地に設けられたり、地面
に高低の差がある場所に設けられる場合に生ずる問題で
ある。この場合、アンカーボルトに地面の傾斜や地面の
高低により、1枚ないし数枚のワッシャを調整リングの
上に積み重ねて、その上にフレームの底面を載せ、フレ
ームの上面にワッシャとナットを重ねてナットを締め付
けなければならず、ロックナットはフレームの振動によ
り緩み易い。
間隔で通常3本植立されていて、モルタルを調整リング
とフレームの間に介挿する場合、フレームの上面の傾き
を調整リングの傾きと同じ傾きにすることができない場
合が生ずる。マンホールが傾斜地に設けられたり、地面
に高低の差がある場所に設けられる場合に生ずる問題で
ある。この場合、アンカーボルトに地面の傾斜や地面の
高低により、1枚ないし数枚のワッシャを調整リングの
上に積み重ねて、その上にフレームの底面を載せ、フレ
ームの上面にワッシャとナットを重ねてナットを締め付
けなければならず、ロックナットはフレームの振動によ
り緩み易い。
【0004】しかしワッシャの枚数によりフレームの高
さと傾きを調整するために、ワッシャの数を増減して組
み立てなければならず、その調整作業はフレームの外周
を回りながらアンカーボルト1本毎に何回も行わなけれ
ばならず、時間と手数がかかり、作業性が悪い欠点があ
る。
さと傾きを調整するために、ワッシャの数を増減して組
み立てなければならず、その調整作業はフレームの外周
を回りながらアンカーボルト1本毎に何回も行わなけれ
ばならず、時間と手数がかかり、作業性が悪い欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の欠点に鑑み
て本発明は調整リングとフレームの底板との間にコイル
スプリングを介在させ、前記コイルスプリングの支持腕
にアンカーボルトを挿通し、斜壁又は調整リングとフレ
ームとの間に弾設した前記コイルスプリングの支持腕の
上面にアンカーボルトにねじ付けたロックナットの底面
を押し付け、圧縮されたコイルスプリングの弾性を利用
してロックナットの旋回量を加減してフレームの傾きを
調整することを目的とする。
て本発明は調整リングとフレームの底板との間にコイル
スプリングを介在させ、前記コイルスプリングの支持腕
にアンカーボルトを挿通し、斜壁又は調整リングとフレ
ームとの間に弾設した前記コイルスプリングの支持腕の
上面にアンカーボルトにねじ付けたロックナットの底面
を押し付け、圧縮されたコイルスプリングの弾性を利用
してロックナットの旋回量を加減してフレームの傾きを
調整することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)グラウ
ンドマンホールの斜壁1の調整リング3に突設したアン
カーボルト2を調整リング3に載置したフレーム6に挿
通し、調整リング3とフレーム6との間にスプリングを
介在させたグラウンドマンホールのフレームの変形防止
取付装置。 (2)グラウンドマンホールの斜壁1の調整リング3の
上面にほぼ均等の間隔で突設した複数のアンカーボルト
2と、アンカーボルト2を挿通して斜壁に載置した調整
リング3と前記複数のアンカーボルト2にそれぞれねじ
付けられるナット4と、前記アンカーボルト2を挿通す
るボルト穴5を底板7にあけたフレーム6と、前記アン
カーボルト2に嵌め込まれると共に、両端部に前記調整
リング3とフレーム6にそれぞれ弾持される一方の支持
腕8と他方の支持腕9を設けたスプリング12とよりな
り、調整リング3の上面とフレーム6の底板7の下面と
の間に一方の支持腕8と他方の支持腕9を弾持させ、フ
レーム6の底板7のボルト穴5にアンカーボルト2を挿
通し、フレーム6の底板7の上方よりアンカーボルト2
にてナット3をねじ付けたグラウンドマンホールのフレ
ームの変形防止取付装置。 (3)スプリング12はその両端に設けた一方の支持腕
8と他方の支持腕9の先端部に円環状座板部10及び1
1が形成され、円環状座板部10と11を、調整リング
3の上面とフレーム6の底板7とにそれぞれ弾持させた
グラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装置で
ある。
ンドマンホールの斜壁1の調整リング3に突設したアン
カーボルト2を調整リング3に載置したフレーム6に挿
通し、調整リング3とフレーム6との間にスプリングを
介在させたグラウンドマンホールのフレームの変形防止
取付装置。 (2)グラウンドマンホールの斜壁1の調整リング3の
上面にほぼ均等の間隔で突設した複数のアンカーボルト
2と、アンカーボルト2を挿通して斜壁に載置した調整
リング3と前記複数のアンカーボルト2にそれぞれねじ
付けられるナット4と、前記アンカーボルト2を挿通す
るボルト穴5を底板7にあけたフレーム6と、前記アン
カーボルト2に嵌め込まれると共に、両端部に前記調整
リング3とフレーム6にそれぞれ弾持される一方の支持
腕8と他方の支持腕9を設けたスプリング12とよりな
り、調整リング3の上面とフレーム6の底板7の下面と
の間に一方の支持腕8と他方の支持腕9を弾持させ、フ
レーム6の底板7のボルト穴5にアンカーボルト2を挿
通し、フレーム6の底板7の上方よりアンカーボルト2
にてナット3をねじ付けたグラウンドマンホールのフレ
ームの変形防止取付装置。 (3)スプリング12はその両端に設けた一方の支持腕
8と他方の支持腕9の先端部に円環状座板部10及び1
1が形成され、円環状座板部10と11を、調整リング
3の上面とフレーム6の底板7とにそれぞれ弾持させた
グラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装置で
ある。
【0007】
【作用】グラウンドマンホールの斜壁1又は調整リング
3の上面にほぼ等しい間隔で、複数のアンカーボルト2
を突設し、アンカーボルト2と2の間で斜壁又は調整リ
ングの上面にモルタル12を載せる。これらのアンカー
ボルト2にスプリング12を挿通し、これらのスプリン
グ12の上よりフレーム6の底板7のボルト挿通穴7a
をアンカーボルト2に挿し込みフレーム6の底板7をモ
ルタル15の上に載せ、スプリング12にてフレーム6
を浮動状態に調整リング3に載置する。底板7の上方よ
りアンカーボルト2にナット4をねじ付け、又はスプリ
ング12の一方の支持腕8を斜壁1又は調整リング3の
上面に圧接し、スプリング12の他方の支持腕9をフレ
ーム6の底板7の裏面に圧接する。アンカーボルト2に
ねじ付けたナットのねじ付けの高さを測りフレーム6の
傾斜角度を調整する。
3の上面にほぼ等しい間隔で、複数のアンカーボルト2
を突設し、アンカーボルト2と2の間で斜壁又は調整リ
ングの上面にモルタル12を載せる。これらのアンカー
ボルト2にスプリング12を挿通し、これらのスプリン
グ12の上よりフレーム6の底板7のボルト挿通穴7a
をアンカーボルト2に挿し込みフレーム6の底板7をモ
ルタル15の上に載せ、スプリング12にてフレーム6
を浮動状態に調整リング3に載置する。底板7の上方よ
りアンカーボルト2にナット4をねじ付け、又はスプリ
ング12の一方の支持腕8を斜壁1又は調整リング3の
上面に圧接し、スプリング12の他方の支持腕9をフレ
ーム6の底板7の裏面に圧接する。アンカーボルト2に
ねじ付けたナットのねじ付けの高さを測りフレーム6の
傾斜角度を調整する。
【0008】
【実施例】図面について本発明の実施例を説明する。1
はグラウンドマンホールの斜壁、3は斜壁1の上面に環
状の凹凸嵌め込み部14により調整リング3を載置固定
する。図面は調整リング3を斜壁1に重ねた状態を示し
ているが、調整リング3を省き斜壁1のみ用いてもよ
い。2は斜壁1に植立され、調整リング3を貫通した数
個のアンカーボルトであって、相隣れるアンカーボルト
の間隔はほぼ等しい。4は前記アンカーボルト2にそれ
ぞれねじ付けられるナットであって、通常ロックナット
が使用される。6はフレームであって、調整リング3の
上面に載置され、ボルト挿通穴7aをあけたつば状の底
板7を設けてある。12はピアノ線等よりなる強靭なス
プリング、13はスプリング12のコイル部、このスプ
リング12のコイル部13の両端部に、先端部を円環状
座板部10及び11にそれぞれ形成した一方の支持腕8
及び他方の支持腕9を突設する。
はグラウンドマンホールの斜壁、3は斜壁1の上面に環
状の凹凸嵌め込み部14により調整リング3を載置固定
する。図面は調整リング3を斜壁1に重ねた状態を示し
ているが、調整リング3を省き斜壁1のみ用いてもよ
い。2は斜壁1に植立され、調整リング3を貫通した数
個のアンカーボルトであって、相隣れるアンカーボルト
の間隔はほぼ等しい。4は前記アンカーボルト2にそれ
ぞれねじ付けられるナットであって、通常ロックナット
が使用される。6はフレームであって、調整リング3の
上面に載置され、ボルト挿通穴7aをあけたつば状の底
板7を設けてある。12はピアノ線等よりなる強靭なス
プリング、13はスプリング12のコイル部、このスプ
リング12のコイル部13の両端部に、先端部を円環状
座板部10及び11にそれぞれ形成した一方の支持腕8
及び他方の支持腕9を突設する。
【0009】本発明の組立て方法 調整リング3の上面に突設したアンカーボルト2にスプ
リング12をそれぞれ嵌め込む。これらのスプリング1
2と12の間において調整リング3の上面に、収縮性の
小さいモルタル15を載置する。
リング12をそれぞれ嵌め込む。これらのスプリング1
2と12の間において調整リング3の上面に、収縮性の
小さいモルタル15を載置する。
【0010】次に、アンカーボルト2の上方より、フレ
ーム6を調整リング3に被せるようにフレーム6のボル
ト挿通穴5にアンカーボルト2を挿通し、モルタル15
の上にフレーム6の底板7を載置する。次に各アンカー
ボルト2にフレーム6の底板7の上方よりナット4をね
じ込みスプリング12の弾力に抗してフレームに傾斜角
度を付けて順次にナット4を締め付ける。
ーム6を調整リング3に被せるようにフレーム6のボル
ト挿通穴5にアンカーボルト2を挿通し、モルタル15
の上にフレーム6の底板7を載置する。次に各アンカー
ボルト2にフレーム6の底板7の上方よりナット4をね
じ込みスプリング12の弾力に抗してフレームに傾斜角
度を付けて順次にナット4を締め付ける。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記したように、調整リングに
突設した複数のアンカーボルトの間において調整リング
の上端面にモルタルを載せ、アンカーボルトにスプリン
グを挿通したことにより、スプリングは調整リングより
分離しない。スプリングの上方からフレームの底板のボ
ルト挿通穴をアンカーボルトに挿通してアンカーボルト
にフレームの底板の上からナットをねじ付け、スプリン
グを締め付けたことによりフレームの傾斜角度の調整量
が、ナットの締め付け回転数だけで決定することができ
ると共に、スプリングの円環状座板部にてフレームを支
持するためにフレームに大きいストレスを生ぜず、フレ
ームが変形は損を来すことなく保守容易であって、少な
い組立部材で、迅速確実に組立てることができる等、著
しい効果がある。
突設した複数のアンカーボルトの間において調整リング
の上端面にモルタルを載せ、アンカーボルトにスプリン
グを挿通したことにより、スプリングは調整リングより
分離しない。スプリングの上方からフレームの底板のボ
ルト挿通穴をアンカーボルトに挿通してアンカーボルト
にフレームの底板の上からナットをねじ付け、スプリン
グを締め付けたことによりフレームの傾斜角度の調整量
が、ナットの締め付け回転数だけで決定することができ
ると共に、スプリングの円環状座板部にてフレームを支
持するためにフレームに大きいストレスを生ぜず、フレ
ームが変形は損を来すことなく保守容易であって、少な
い組立部材で、迅速確実に組立てることができる等、著
しい効果がある。
【図1】図1は本発明の縦断側面図である。
【図2】図2は本発明の平面図である。
【図3】図3は一部の分解拡大斜視図である。
【図4】図4はコイルスプリングの拡大側面図である。
1 斜壁 2 アンカーボルト 3 調整リング 4 ナット 5 ボルト挿通穴 6 フレーム 7 フレームの底板 8 スプリングの一方の支持腕 9 スプリングの他方の支持腕 10 円環状座板部 11 円環状座板部 12 スプリング 13 スプリングのコイル部 14 斜壁と調整リングの環状凹凸嵌め込み部 15 モルタル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 グラウンドマンホールのフレームの変
形防止取付装置
形防止取付装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路下に構築されている
マンホール等の地下構造物のフレームの変形破損防止取
付装置に関する。
マンホール等の地下構造物のフレームの変形破損防止取
付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マンホールの地上への出入口とな
る作業口に形成された人孔用斜壁の上端面に調整リング
を載置し、この調整リングの上面にモルタルを介してフ
レームを載置するとき、斜壁に突設したアンカーボルト
の上端部を、調整リングに載置したフレームのボルト穴
に挿通し、調整リングの上面にアンカーボルトに挿通し
た1枚ないし数枚のワッシャを載置し、最後にワッシャ
の上よりアンカーボルトにナットをねじ付け、このねじ
付けたナットを締め付けてフレームを調整リングに取り
付けている。
る作業口に形成された人孔用斜壁の上端面に調整リング
を載置し、この調整リングの上面にモルタルを介してフ
レームを載置するとき、斜壁に突設したアンカーボルト
の上端部を、調整リングに載置したフレームのボルト穴
に挿通し、調整リングの上面にアンカーボルトに挿通し
た1枚ないし数枚のワッシャを載置し、最後にワッシャ
の上よりアンカーボルトにナットをねじ付け、このねじ
付けたナットを締め付けてフレームを調整リングに取り
付けている。
【0003】アンカーボルトは、斜壁の上端面に等しい
間隔で通常3本植立されていて、3本のアンカーボルト
を均等に締め付けなければフレームに変形を生ずる場合
がある。又マンホールが傾斜地に設けられたり、地面に
高低の差がある場所に設けられる場合には、アンカーボ
ルトに地面の傾斜や地面の高低により、1枚ないし数枚
のワッシャを調整リングの上に積み重ねて、その上にフ
レームの底面を載せ、フレームの上面にワッシャとナッ
トを重ねてナットを締め付けなければならず、ワッシャ
の数を増減して組み立てなければならない。その調整作
業はフレームの外周を回りながらアンカーボルト1本毎
に何回も行わなければならず、時間と手数がかかり、作
業性が悪い欠点がある。
間隔で通常3本植立されていて、3本のアンカーボルト
を均等に締め付けなければフレームに変形を生ずる場合
がある。又マンホールが傾斜地に設けられたり、地面に
高低の差がある場所に設けられる場合には、アンカーボ
ルトに地面の傾斜や地面の高低により、1枚ないし数枚
のワッシャを調整リングの上に積み重ねて、その上にフ
レームの底面を載せ、フレームの上面にワッシャとナッ
トを重ねてナットを締め付けなければならず、ワッシャ
の数を増減して組み立てなければならない。その調整作
業はフレームの外周を回りながらアンカーボルト1本毎
に何回も行わなければならず、時間と手数がかかり、作
業性が悪い欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の欠点に鑑み
て本発明は調整リングとフレームの底板との間にコイル
スプリングを介在させ、前記コイルスプリングの支持腕
にアンカーボルトを挿通し、斜壁又は調整リングとフレ
ームとの間に弾設した前記コイルスプリングの支持腕の
上面にアンカーボルトにねじ付けたロックナットの底面
を押し付け、圧縮されたコイルスプリングの弾性を利用
してロックナットの旋回量を加滅してフレームを調整し
変形を防止することを目的とする。
て本発明は調整リングとフレームの底板との間にコイル
スプリングを介在させ、前記コイルスプリングの支持腕
にアンカーボルトを挿通し、斜壁又は調整リングとフレ
ームとの間に弾設した前記コイルスプリングの支持腕の
上面にアンカーボルトにねじ付けたロックナットの底面
を押し付け、圧縮されたコイルスプリングの弾性を利用
してロックナットの旋回量を加滅してフレームを調整し
変形を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)マンホ
ールの斜壁1の調整リング3に突設したアンカーボルト
2を調整リング3に載置したフレーム6に挿通し、フレ
ーム6と調整リング3との間にスプリング12を介在さ
せたことを特徴とするグラウンドマンホールのフレーム
の変形防止取付装置。 (2)マンホールの斜壁1の調整リング3の上面にほぼ
均等の間隔で突設した複数のアンカーボルト2と、アン
カーボルト2を挿通して斜壁1に載置した調整リング3
と前記複数のアンカーボルト2にそれぞれねじ付けられ
るナット4と、前記アンカーボルト2を挿通するボルト
穴5を底板7にあけたフレーム6と、前記アンカーボル
ト2に嵌め込まれると共に、両端部に前記調整リング3
とフレーム6にそれぞれ弾持される一方の支持腕8と他
方の支持腕9を設けたスプリング12とよりなり、調整
リング3の上面とフレーム6の底板7の下面との間に一
方の支持腕8と他方の支持腕9を弾持させ、フレーム6
のボルト穴5にアンカーボルト2を挿通し、フレーム6
の底板7の上方よりアンカーボルト2にナット4をねじ
付けたことを特徴とするグラウンドマンホールのフレー
ムの変形防止取付装置。 (3)スプリング12はその両端に設けた一方の支持腕
8と他方の支持腕9の先端部に円環状座板部10及び1
1が形成され、円環状座板部10と11を、アンカーボ
ルト2に挿通して、調整リング3の上面とフレーム6の
底板7とにそれぞれ弾持させたことを特徴とするグラウ
ンドマンホールのフレームの変形防止取付装置。であ
る。
ールの斜壁1の調整リング3に突設したアンカーボルト
2を調整リング3に載置したフレーム6に挿通し、フレ
ーム6と調整リング3との間にスプリング12を介在さ
せたことを特徴とするグラウンドマンホールのフレーム
の変形防止取付装置。 (2)マンホールの斜壁1の調整リング3の上面にほぼ
均等の間隔で突設した複数のアンカーボルト2と、アン
カーボルト2を挿通して斜壁1に載置した調整リング3
と前記複数のアンカーボルト2にそれぞれねじ付けられ
るナット4と、前記アンカーボルト2を挿通するボルト
穴5を底板7にあけたフレーム6と、前記アンカーボル
ト2に嵌め込まれると共に、両端部に前記調整リング3
とフレーム6にそれぞれ弾持される一方の支持腕8と他
方の支持腕9を設けたスプリング12とよりなり、調整
リング3の上面とフレーム6の底板7の下面との間に一
方の支持腕8と他方の支持腕9を弾持させ、フレーム6
のボルト穴5にアンカーボルト2を挿通し、フレーム6
の底板7の上方よりアンカーボルト2にナット4をねじ
付けたことを特徴とするグラウンドマンホールのフレー
ムの変形防止取付装置。 (3)スプリング12はその両端に設けた一方の支持腕
8と他方の支持腕9の先端部に円環状座板部10及び1
1が形成され、円環状座板部10と11を、アンカーボ
ルト2に挿通して、調整リング3の上面とフレーム6の
底板7とにそれぞれ弾持させたことを特徴とするグラウ
ンドマンホールのフレームの変形防止取付装置。であ
る。
【0006】
【作用】マンホールの斜壁1又は調整リング3の上面に
ほぼ等しい間隔で、複数のアンカーボルト2を突設し、
アンカーボルト2と2の間で斜壁又は調整リング3の上
面にモルタル15を載せる。これらのアンカーボルト2
にスプリング12を挿通し、これらのスプリング12の
上よりフレーム6の底板7のボルト挿通穴5をアンカー
ボルト2に挿し込みフレーム6の底板7をモルタル15
の上に載せ、スプリング12にてフレーム6を浮動状態
に調整リング3に載置する。底板7の上方よりアンカー
ボルト2にナット4をねじ付け、又はスプリング12の
一方の支持腕8を斜壁1又は調整リング3の上面に圧接
し、スプリング12の他方の支持腕9をフレーム6の底
板7の裏面に圧接する。アンカーボルト2にねじ付けた
ナット4のねじ付けの高さを測りフレーム6を微調整す
る。
ほぼ等しい間隔で、複数のアンカーボルト2を突設し、
アンカーボルト2と2の間で斜壁又は調整リング3の上
面にモルタル15を載せる。これらのアンカーボルト2
にスプリング12を挿通し、これらのスプリング12の
上よりフレーム6の底板7のボルト挿通穴5をアンカー
ボルト2に挿し込みフレーム6の底板7をモルタル15
の上に載せ、スプリング12にてフレーム6を浮動状態
に調整リング3に載置する。底板7の上方よりアンカー
ボルト2にナット4をねじ付け、又はスプリング12の
一方の支持腕8を斜壁1又は調整リング3の上面に圧接
し、スプリング12の他方の支持腕9をフレーム6の底
板7の裏面に圧接する。アンカーボルト2にねじ付けた
ナット4のねじ付けの高さを測りフレーム6を微調整す
る。
【0007】
【実施例】図面について本発明の実施例を説明する。1
はマンホールの斜壁、3は斜壁1の上面に環状の凹凸嵌
め込み部14により調整リング3を載置固定する。2は
斜壁1に植立され、調整リング3を貫通した数個のアン
カーボルトであって、相隣れるアンカーボルトの間隔や
フレーム6のボルト挿通穴5と同心円状で間隔はほぼ等
しい。4は前記アンカーボルト2にそれぞれねじ付けら
れるナットであって、通常ロックナットが使用される。
6はフレームであって、調整リング3の上面に載置さ
れ、ボルト挿通穴5をあけたつば状の底板7を設けてあ
る。12はピアノ線等よりなる強靭なスプリング、13
はスプリング12のコイル部、このスプリング12のコ
イル部13の両端部に、先端部を円環状座板部10及び
11にそれぞれ形成した一方の支持腕8及び他方の支持
腕9を突設する。
はマンホールの斜壁、3は斜壁1の上面に環状の凹凸嵌
め込み部14により調整リング3を載置固定する。2は
斜壁1に植立され、調整リング3を貫通した数個のアン
カーボルトであって、相隣れるアンカーボルトの間隔や
フレーム6のボルト挿通穴5と同心円状で間隔はほぼ等
しい。4は前記アンカーボルト2にそれぞれねじ付けら
れるナットであって、通常ロックナットが使用される。
6はフレームであって、調整リング3の上面に載置さ
れ、ボルト挿通穴5をあけたつば状の底板7を設けてあ
る。12はピアノ線等よりなる強靭なスプリング、13
はスプリング12のコイル部、このスプリング12のコ
イル部13の両端部に、先端部を円環状座板部10及び
11にそれぞれ形成した一方の支持腕8及び他方の支持
腕9を突設する。
【0008】本発明の組立て方法 調整リング3の上面に突設したアンカーボルト2にスプ
リング12にそれぞれ嵌め込む。これらのスプリング1
2と12の間において調整リング3の上面に収縮性の小
さいモルタル15を載置する。
リング12にそれぞれ嵌め込む。これらのスプリング1
2と12の間において調整リング3の上面に収縮性の小
さいモルタル15を載置する。
【0009】次に、アンカーボルト2の上方より、フレ
ーム6を調整リング3に被せるようにフレーム6のボル
ト挿通穴5にアンカーボルト2を挿通し、モルタル15
の上にフレーム6の底板7を載置する。次に各アンカー
ボルト2にフレーム6の底板7の上方よりナット4をね
じ込みスプリング12の弾力に抗してフレーム6に傾斜
角度を付けて順次にナット4を締め付ける。
ーム6を調整リング3に被せるようにフレーム6のボル
ト挿通穴5にアンカーボルト2を挿通し、モルタル15
の上にフレーム6の底板7を載置する。次に各アンカー
ボルト2にフレーム6の底板7の上方よりナット4をね
じ込みスプリング12の弾力に抗してフレーム6に傾斜
角度を付けて順次にナット4を締め付ける。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記したように、調整リングに
突設した複数のアンカーボルトの間において調整リング
の上端面にモルタルを載せ、アンカーボルトにスプリン
グを挿通したことにより、スプリングは調整リングより
分離しない。スプリングの上方からフレームの底板のボ
ルト挿通穴をアンカーボルトに挿通してアンカーボルト
にフレームの底板の上からナットをねじ付け、スプリン
グを締め付けたことによりフレームの微調整が、ナット
の締め付け回転数だけで決定することができると共に、
スプリングの円環状座板部にてフレームを支持するため
にフレームに大きいストレスを生ぜず、フレームが変形
破損を来すことなく保守容易であって、少ない組立部材
で、迅速確実に微調整と組立を行うことができる等、著
しい効果がある。
突設した複数のアンカーボルトの間において調整リング
の上端面にモルタルを載せ、アンカーボルトにスプリン
グを挿通したことにより、スプリングは調整リングより
分離しない。スプリングの上方からフレームの底板のボ
ルト挿通穴をアンカーボルトに挿通してアンカーボルト
にフレームの底板の上からナットをねじ付け、スプリン
グを締め付けたことによりフレームの微調整が、ナット
の締め付け回転数だけで決定することができると共に、
スプリングの円環状座板部にてフレームを支持するため
にフレームに大きいストレスを生ぜず、フレームが変形
破損を来すことなく保守容易であって、少ない組立部材
で、迅速確実に微調整と組立を行うことができる等、著
しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の縦断側面図である。
【図2】図2は本発明の平面図である。
【図3】図3は一部の分解拡大斜視図である。
【図4】図4はコイルスプリングの拡大側面図である。
【符号の説明】 1 斜壁 2 アンカーボルト 3 調整リング 4 ナット 5 ボルト挿通穴 6 フレーム 7 フレームの底板 8 スプリングの一方の支持腕 9 スプリングの他方の支持腕 10 円環状座板部 11 円環状座板部 12 スプリング 13 スプリングのコイル部 14 斜壁と調整リングの環状凹凸嵌め込み部 15 モルタル
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (3)
- 【請求項1】 グラウンドマンホールの斜壁1の調整リ
ング3に突設したアンカーボルト2を調整リング3に載
置したフレーム6に挿通し、アンカーボルト2と調整リ
ング3との間にスプリング12を介在させたことを特徴
とするグラウンドマンホールのフレームの変形防止取付
装置。 - 【請求項2】 グラウンドマンホールの斜壁1の調整リ
ング3の上面にほぼ均等の間隔で突設した複数のアンカ
ーボルト2と、アンカーボルト2を挿通して斜壁に載置
した調整リング3と前記複数のアンカーボルト2にそれ
ぞれねじ付けられるナット4と、前記アンカーボルト2
を挿通するボルト穴5を底板7にあけたフレーム6と、
前記アンカーボルト2に嵌め込まれると共に、両端部に
前記調整リング3とフレーム6にそれぞれ弾持される一
方の支持腕8と他方の支持腕9を設けたスプリング12
とよりなり、調整リング3の上面とフレーム6の底板7
の下面との間に一方の支持腕8と他方の支持腕9を弾持
させ、フレーム6のボルト穴5にアンカーボルト2を挿
通し、フレーム6の底板7の上方よりアンカーボルト2
にてナット3をねじ付けたことを特徴とする請求項1記
載のグラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装
置。 - 【請求項3】 スプリング12はその両端に設けた一方
の支持腕8と他方の支持腕9の先端部に円環状座板部1
0及び11が形成され、円環状座板部10と11を、ア
ンカーボルト2に挿通して、調整リング3の上面とフレ
ーム6の底板7とにそれぞれ弾持させたことを特徴とす
る請求項1又は2記載のグラウンドマンホールのフレー
ムの変形防止取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7208548A JPH0932027A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | グラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7208548A JPH0932027A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | グラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932027A true JPH0932027A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16558014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7208548A Pending JPH0932027A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | グラウンドマンホールのフレームの変形防止取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0932027A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05263430A (ja) * | 1992-03-16 | 1993-10-12 | Hakko Co Ltd | マンホールの蓋高さ調整工法 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP7208548A patent/JPH0932027A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05263430A (ja) * | 1992-03-16 | 1993-10-12 | Hakko Co Ltd | マンホールの蓋高さ調整工法 |
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