JP4156471B2 - 自動販売機用アジャストベース - Google Patents

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Description

この発明は、各種商品の自動販売機を設置基盤上に固定するために使用される自動販売機用固定装置に関する。
従来より、自動販売機の底面四隅には、ボルト状の支持脚が突設される。自動販売機の設置に際して、これらの支持脚をそれぞれ止め金具及びアンカーボルト等を介してコンクリート製等の設置基盤上に固定することにより、自動販売機の移動や転倒等を防止するようにしている。
ここで、例えば、下記の特許文献1には、設置基盤が傾斜している場合にも自動販売機を安全かつ容易に設置することのできる固定装置が記載されている。この固定装置は、自動販売機の前側支持脚及び後側支持脚が載せられる左右一対をなす積載フレームを備える。積載フレームは、前後方向に長く上向きに開口した直線形溝状に形成される。積載フレームの一端側には、高位置側支持金具が回動自在に連結され、積載フレームの他端側には、ボルト状の低位置側支持脚が高さ調整可能に装着される。積載フレームには、雌ねじ部を有する脚装着部材が固定され、低位置側支持脚の上部には上記雌ねじ部に螺合される雄ねじ部が設けられる。高位置側支持金具は設置基盤に固定され、低位置側支持脚は雌ねじ部と雄ねじ部の螺合により高さ調整されることにより設置基盤に固定される。これにより積載フレームが水平に設置され、その積載フレーム上に自動販売機を安全に設置できるようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の固定装置は、部品数が多く、構造が複雑であるという問題があった。そもそも、傾斜した設置基盤上に自動販売機を安全に設置するには、設置基盤の低位置側にのみ台形式の固定装置を設置し、その固定装置に自動販売機の前側支持脚を止め金具を介して固定し、高位置側については自動販売機の後側支持脚を止め金具を介して基盤上に直接固定すればよいことである。従って、特許文献1に記載の複雑な構造の固定装置を使用する必要はなく、構造が簡単な固定装置の提供が望まれている。
ここで、傾斜した設置基盤の低位置側にのみ設置される固定装置(製品番号:KPA−200H・KPA−200L)が、(株)共愛より販売されている。図14に示すように、この固定装置41は、互いに重ね合わされる箱状の内枠42と外枠43を備える。内枠42は、底板42aと、その底板42aの左右両側に設けられた台形状の側板42bとを含む。底板42aには、設置基盤上に固定されたアンカーボルトを挿通するための底孔42cが形成される。各側板42bには、その前寄り位置に複数のねじ孔よりなる傾斜調整孔42dが形成される。外枠43は、天板43aと、その天板43aのほぼ四辺に沿って設けられる周板43bとを含む。周板43bの左右両側部位には、内枠42の側板42bの各傾斜調整孔42dに整合する複数のばか孔よりなる傾斜調整孔43cが形成される。周板43bの後側部位は、蝶番44を介して内枠42の後端部に回動可能に連結される。天板43aには、止め金具をボルトで固定するための複数のねじ孔43dが形成される。
上記の固定装置は、傾斜した設置基盤の低位置側において、例えば、自動販売機の前側支持脚に対応して設置され、アンカーボルト等を介して設置基盤上に固定される。ここで、図15に示すように、外枠43の天板43aを水平に保持した状態で、内枠42の傾斜調整孔42dの一つと外枠43の傾斜調整孔43cの一つにボルト45を装着して締め付ける。これにより、内枠42に対する外枠43の傾斜を調整して外枠43の天板43aを水平状態に保持することができる。この状態で、上から自動販売機を降ろし、その前側支持脚を固定装置41の外枠43の天板43aに止め金具を介して固定する。設置基盤の高位置側は、自動販売機の後側支持脚を、基盤上に固定されたアンカーボルト等に対し止め金具を介してボルトにより固定すればよい。
特開平9−196286号公報(第2〜4頁,図1〜7)
ところが、上記した(株)共愛より販売される固定装置41では、内枠42と外枠43が蝶番44を介して回動可能に連結される構造であることから、内枠42の傾斜調整孔42dと外枠43の傾斜調整孔43cは、蝶番44を中心とした円弧軌跡上でしか整合させることができない。このため、内枠42に対する外枠43の傾斜については、外枠43の傾斜調整孔43cの数(内枠42の傾斜調整孔42dの数でもある。)の分だけしか段階的に調整することができない。すなわち、片側の傾斜調整孔43cが4つの場合は、4段階にしか外枠43の傾斜調整をすることができない。従って、より多くの段階をもって細かく傾斜調整をするには、より多くの傾斜調整孔42d,43cを内枠42及び外枠43に設けなければならない。この結果、固定装置41につき、製造工数が増え、各枠42,43の強度低下を招くおそれがあった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、傾斜した設置基盤上に自動販売機を水平に設置するために、少ない傾斜調整孔でより多くの段階をもって傾斜調整を行い、傾斜調整の分解能を上げることを可能とした自動販売機用アジャストベースを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、自動販売機の支持脚を止め金具を介して固定するための自動販売機用アジャストベースであって、着脱自在に互いに重ね合わされる内枠及び外枠と、内枠は、底板と、その底板の両側に設けられた内側板とを含むことと、内側板は、その長手方向の一端部に第1の孔が設けられ、その長手方向の他端部に第2の孔が設けられることと、第1の孔と第2の孔は、底板からの高さ位置が互いに異なることと、外枠は、天板と、その天板の両側に設けられた外側板とを含むことと、外側板は、その長手方向の一端部に第3の孔が設けられ、その長手方向の他端部に 第3の孔を中心とする円弧軌跡上に配置された複数の傾斜調整孔が設けられることと、天板には、止め金具をボルトで固定するためのねじ孔が設けられることと、第1の孔と第3の孔を互いに整合させた状態又は第2の孔と第3の孔を互いに整合させた状態でそれらの孔に装着される第1の支軸と、傾斜調整孔の一つを第2の孔又は第1の孔に整合させた状態でそれらの孔に装着される第2の支軸とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、第1の孔と第3の孔を互いに整合させた状態でそれらの孔に第1の支軸を装着することにより、内枠と外枠が、第1の支軸を中心に相対回動可能となる。ここで、内枠と外枠を第1の支軸を中心に相対回動させ、外枠における傾斜調整孔の一つを第2の孔に整合させてそれらの孔に第2の支軸を装着することにより、外枠が内枠に対し、所定の傾斜角度をもって保持される。従って、内枠と外枠を、第1の支軸を中心に相対回動させて第2の孔に整合させる傾斜調整孔を段階的に変えることにより、内枠に対する外枠の傾斜角度が段階的に変えられる。
一方、内枠と外枠を互いに分離して、内枠を180度回転させた上で内枠と外枠を互いに重ね合わせる。そして、第2の孔と第3の孔を互いに整合させた状態でそれらの孔に第1の支軸を装着することにより、内枠と外枠が、第1の支軸を中心に相対回動可能となる。ここで、内枠と外枠を第1の支軸を中心に相対回動させ、外枠における傾斜調整孔の一つを第1の孔に整合させてそれらの孔に第2の支軸を装着することにより、外枠が内枠に対し、所定の傾斜角度をもって保持される。従って、内枠と外枠を、第1の支軸を中心に相対回動させ、第1の孔に整合させる傾斜調整孔を段階的に変えることにより、内枠に対する外枠の傾斜角度が段階的に変えられる。
ここで、第1の孔と第2の孔は、底板からの高さ位置が互いに異なることから、第1及び第3の孔に装着された第1の支軸を回動中心として段階的に変えられる内枠に対する外枠の傾斜角度と、第2及び第3の孔に装着された第1の支軸を回動中心として段階的に変えられる内枠に対する外枠の傾斜角度は、互いに相違したものとなる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1の孔及び第2の孔はねじ孔であり、第3の孔及び傾斜調整孔はばか孔であり、第1の支軸及び第2の支軸は、ねじ孔に螺合されるボルトであることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、第1の孔と第3の孔を整合させてそれらの孔にボルトを装着することにより、ボルトの雄ねじが第1の孔の雌ねじに螺合され、ボルトが第3の孔に対して相対回動可能となる。第2の孔と傾斜調整孔を整合させてそれらの孔にボルトを装着することにより、ボルトの雄ねじが第2の孔の雌ねじ螺合され、ボルトが傾斜調整孔に対して相対回動可能となる。第2の孔と第3の孔を整合させてそれらの孔にボルトを装着すると共に、第1の孔と傾斜調整孔を整合させてそれらの孔にボルトを装着する場合も上記場合と同じである。
請求項1に記載の発明によれば、傾斜した設置基盤上に自動販売機を水平に設置するためのアジャストベースについて、少ない傾斜調整孔でより多くの段階をもって内枠に対する外枠の傾斜調整を行うことができ、傾斜調整の分解能を上げることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、内枠と外枠の相対回動を許容することができ、内枠及び外枠からのボルトの脱落を防止することができる。また、ボルトの締め付け・締め戻しという簡単な操作によりアジャストベースの機能を発揮させることができる。
以下、本発明の自動販売機用アジャストベースを具体化した一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1に、自動販売機用アジャストベース(以下、単に「アジャストベース」と言う。)1を斜視図により示す。図2に、アジャストベース1を平面図により示す。図3に、アジャストベース1を正面図により示す。図4に、アジャストベース1を側面図により示す。図5に、図2のA−A線に沿った断面図を示す。
アジャストベース1は、着脱自在に互いに重ね合わされる金属製の内枠2及び外枠3と、内枠2及び外枠3が重ね合わされた状態で両者2,3に装着される左右一対の第1のボルト4及び左右一対の第2のボルト5と、各ボルト4,5と外枠3との間に介在されるワッシャ6とを備える。第1のボルト4は、本発明の第1の支軸に相当し、第2のボルト5は、本発明の第2の支軸に相当する。
内枠2は、底板2aと、その底板2aの両側に設けられた内側板2bとを含み、断面チャネル状に折り曲げ成形される。底板2aには、アンカーボルトを挿通する一対の底孔7が形成される。各内側板2bには、その長手方向の一端部に第1の孔8が設けられ、その長手方向の他端部に第2の孔9が設けられる。第1の孔8及び第2の孔9は、各ボルト4,5と螺合するねじ孔となっている。図5に示すように、第1の孔8と第2の孔9は、底板2aからの高さ位置が互いに異なるように形成される。即ち、第1の孔8の底板2a下面からの高さを「H1」とし、第2の孔9の底板2a下面からの高さを「H2」とすると、「H1>H2」の関係となる。この実施形態で、高さH1は「47mm」に、高さH2は「43.1mm」に設定される。
図6に、外枠3を側面図により示す。外枠3は、天板3aと、その天板3aの両側に設けられた外側板3bと、その天板3aの前後に設けられた前後板3cとを含み、略箱形に折り曲げ成形される。図6に示すように、各外側板3bには、その長手方向の一端部に第3の孔10が設けられ、その長手方向の他端部に 第3の孔10を中心とする円弧軌跡LS上に配置された複数の傾斜調整孔11a,11b,11cが設けられる。第3の孔10及び傾斜調整孔11a〜11cは、それぞれ各ボルト4,5を挿通可能なばか孔となっている。この実施形態で、傾斜調整孔11a〜11cは、各外側板3bに等角度間隔により3つ形成される。天板3aには、別途設けられる止め金具25(図13参照)をボルトで固定するための複数のねじ孔12が設けられる。この実施形態で、複数のねし孔12は、天板3aのほぼ全域において縦横に等間隔に配列される。
このアジャストベース1では、図1〜5に示す状態において、第1の孔8と第3の孔10を互いに整合させた状態でそれらの孔8,10に第1のボルト4が装着される。また、傾斜調整孔11a〜11cの一つを第2の孔9に整合させた状態でそれらの孔11a〜11c,9に第2のボルト5が装着される。
一方、この実施形態のアジャストベース1では、図1〜5に示す状態から内枠2と外枠3を互いに分離し、内枠2を180度回転させた上で内枠2と外枠3を互いに重ね合わせることができる。この回転後の重ね合わせ状態において、第2の孔9と第3の孔10を互いに整合させた状態でそれらの孔9,10に第1のボルト4が装着される。また、傾斜調整孔11a〜11cの一つを第1の孔8に整合させた状態でそれらの孔11a〜11c,8に第2のボルト5が装着される。
以上説明したこの実施形態のアジャストベース1によれば、図1〜5に示すように、第1の孔8と第3の孔10に第1のボルト4を装着すると、内枠2と外枠3が第1のボルト4を中心に相対回動可能となる。
ここで、内枠2と外枠3を第1のボルト4を中心に相対回動させて傾斜調整孔11a〜11cの一つを第2の孔9に整合させ、それらの孔11a〜11c,9に第2のボルト5を装着すると、外枠3が内枠2に対して所定の傾斜角度θ1をもって保持される。
即ち、図7に示すように、第1の孔8と第3の孔10に第1のボルト4を装着し、上位置の傾斜調整孔11aと第2の孔9に第2のボルト4を装着する。この状態では、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が「0°」となり、外枠3が内枠2に対して水平に保持される。
また、図8に示すように、図7に示す状態から、内枠2と外枠3を第1のボルト4を中心に相対回動させて中位置の傾斜調整孔11bを第2の孔9に整合させ、それらの孔11b,9に第2のボルト5を装着する。この状態では、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が「6°」となり、外枠3が内枠2に対して傾斜して保持される。
更に、図9に示すように、図8に示す状態から、内枠2と外枠3を第1のボルト4を中心に更に相対回動させて下位置の傾斜調整孔11cを第2の孔9に整合させ、それらの孔11c,9に第2のボルト5を装着する。この状態では、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が「12°」となり、外枠3が内枠2に対して更に傾斜して保持される。
従って、内枠2と外枠3を、第1のボルト4を中心に相対回動させて、第2の孔9に整合させる傾斜調整孔11a〜11cを段階的に変えることにより、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が段階的に変えられる。この実施形態では、上記の操作により6°間隔で3段階に傾斜角度θ1が変えられる。
一方、内枠2と外枠3を互いに分離し、内枠2を180度回転させた上で内枠2と外枠3を互いに重ね合わせる。そして、第2の孔9と第3の孔10に第1のボルト4を装着すると、内枠2と外枠3が、第1のボルト4を中心に相対回動可能となる。
ここで、内枠2と外枠3を第1のボルト4を中心に相対回動させて傾斜調整孔11a〜11cの一つを第1の孔8に整合させ、それらの孔11a〜11c,8に第2のボルト5を装着すると、外枠3が内枠2に対し、所定の傾斜角度θ1をもって保持される。
即ち、図10に示すように、第2の孔9と第3の孔10に第1のボルト4を装着し、上位置の傾斜調整孔11aと第1の孔8に第2のボルト5を装着する。この状態では、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が「3°」となり、外枠3が内枠2に対して傾斜して保持される。
また、図11に示すように、図10に示す状態から、内枠2と外枠3を第1のボルト4を中心に相対回動させて中位置の傾斜調整孔11bを第1の孔8に整合させ、それらの孔11b,8に第2のボルト5を装着する。この状態では、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が「9°」となり、外枠3が内枠2に対して更に傾斜して保持される。
更に、図12に示すように、図11に示す状態から、内枠2と外枠3を第1のボルト4を中心に更に相対回動させて下位置の傾斜調整孔11cを第1の孔8に整合させ、それらの孔11c,8に第2のボルト5を装着する。この状態では、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が最大の「15°」となり、外枠3が内枠2に対して更に傾斜して保持される。
従って、内枠2と外枠3を、第1のボルト4を中心に相対回動させて、第1の孔8に整合させる傾斜調整孔11a〜11cを段階的に変えることにより、内枠2に対する外枠3の傾斜角度θ1が段階的に変えられる。この実施形態では、上記の操作により6°間隔で3段階に傾斜角度θ1が変えられることになる。
ここで、第1の孔8と第2の孔9は、底板2aからの高さH1,H2が互いに異なる。これにより、第1の孔8と第3の孔10に第1のボルト4を装着した場合に段階的に変えられる傾斜角度θ1は、「0°,6°,12°」となり、第2の孔9と第3の孔10に第1のボルト4を装着した場合に段階的に変えられる傾斜角度θ1の「3°,9°,15°」と互いに相違したものとなる。従って、この実施形態では、合計で「0°,3°,6°,9°,12°,15°」の6段階に傾斜角度θ1を調整することができる。
上記のようなアジャストベース1に係る傾斜角度θ1の調整は、図13に示すように、傾斜した設置基盤21上に自動販売機22を水平に設置するために行われる。このアジャストベース1は、例えば、自動販売機22の前側支持脚23に対応して設置され、アンカーボルト24を介して設置基盤21上に固定される。ここで、上記した傾斜角度θ1の調整により、外枠3の天板3aを水平に保持した状態で、第1のボルト4及び第2のボルト5を締め付ける。その後、自動販売機22の前側支持脚23を止め金具25を介してアジャストベース1に固定する。設置基盤21の高位置側は、自動販売機21の後側支持脚26を、設置基盤21上に固定されたアンカーボルト24に止め金具25を介して固定すればよい。
従って、この実施形態のアジャストベース1によれば、傾斜した設置基盤21上に自動販売機22を水平に設置するために、内枠2及び外枠3に各孔8〜10,11a〜11cを設けて各ボルト4,5を装着するという簡単な構造により傾斜角度θ1を調整することができる。また、一つの外側板3b当たり3つの傾斜調整孔11a〜11cを設けるだけで、その2倍の数の6段階に傾斜角度θ1を調整することができる。更に、調整角度θ1を3°間隔という細かい角度間隔で調整することができ、内枠2に対する外枠3の傾斜調整に関する分解能を高めることができる。また、上記のようにアジャストベース1は、構造が簡単であることから、安価に製造することができる。
この実施形態のアジャストベース1によれば、第1の孔8と第3の孔10に第1のボルト4を装着することにより、第1のボルト4の雄ねじが第1の孔8の雌ねじに螺合され、第1のボルト4が第3の孔10に対し隙間をもって装着される。第2の孔9と傾斜調整孔11a〜11cの一つに第2のボルト5を装着することにより、第2のボルト5の雄ねじが第2の孔9の雌ねじ螺合され、第2のボルト5が傾斜調整孔11a〜11cの一つに対して隙間をもって装着される。第2の孔9と第3の孔10に第1のボルト4を装着すると共に、第1の孔8と傾斜調整孔11a〜11cの一つに第2のボルト5を装着する場合も上記場合と同様である。この結果、内枠2と外枠3の相対回動を許容することができ、内枠2及び外枠3からの各ボルト4,5の脱落を防止することができる。また、各ボルト4,5の締め付け・締め戻しという簡単な操作によりアジャストベース1の機能を発揮させることができる。
更に、この実施形態のアジャストベース1によれば、外枠3の天板3aのほぼ全域において複数のねじ孔12が縦横に等間隔に配列される。このため、止め金具25の孔をねじ孔12の一つに容易に整合させることができ、天板3a上における止め金具25の位置決め作業を容易なものにすることができる。
尚、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
例えば、前記実施形態では、一つの外側板3bにおける傾斜調整孔11a〜11cの数を三つとしたが、この傾斜調整孔の数を二つにしたり、四つ以上の数としてもよい。
一実施形態に係り、アジャストベースを示す斜視図。 アジャストベースを示す平面図。 アジャストベースを示す正面図。 アジャストベースを示す側面図。 図2のA−A線断面図。 外枠を示す側面図。 アジャストベースの作用を示す側面図。 アジャストベースの作用を示す側面図。 アジャストベースの作用を示す側面図。 アジャストベースの作用を示す側面図。 アジャストベースの作用を示す側面図。 アジャストベースの作用を示す側面図。 アジャストベースの使用状態を示す側面図。 従来の固定装置を示す斜視図。 従来の固定装置の作用を示す側面図。
符号の説明
1 アジャストベース
2 内枠
2a 底板
2b 内側板
3 外枠
3a 天板
3b 外側板
4 第1のボルト(第1の支軸)
5 第2のボルト(第2の支軸)
8 第1の孔
9 第2の孔
10 第3の孔
11a 傾斜調整孔
11b 傾斜調整孔
11c 傾斜調整孔
21 設置基盤
22 自動販売機
23 前側支持脚
25 止め金具

Claims (2)

  1. 自動販売機の支持脚を止め金具を介して固定するための自動販売機用アジャストベースであって、
    着脱自在に互いに重ね合わされる内枠及び外枠と、
    前記内枠は、底板と、その底板の両側に設けられた内側板とを含むことと、
    前記内側板は、その長手方向の一端部に第1の孔が設けられ、その長手方向の他端部に第2の孔が設けられることと、
    前記第1の孔と前記第2の孔は、前記底板からの高さ位置が互いに異なることと、
    前記外枠は、天板と、その天板の両側に設けられた外側板とを含むことと、
    前記外側板は、その長手方向の一端部に第3の孔が設けられ、その長手方向の他端部に 前記第3の孔を中心とする円弧軌跡上に配置された複数の傾斜調整孔が設けられることと、
    前記天板には、前記止め金具をボルトで固定するためのねじ孔が設けられることと、
    前記第1の孔と前記第3の孔を互いに整合させた状態又は前記第2の孔と前記第3の孔を互いに整合させた状態でそれらの孔に装着される第1の支軸と、
    前記傾斜調整孔の一つを前記第2の孔又は前記第1の孔に整合させた状態でそれらの孔に装着される第2の支軸と
    を備えたことを特徴とする自動販売機用アジャストベース。
  2. 前記第1の孔及び前記第2の孔はねじ孔であり、前記第3の孔及び前記傾斜調整孔はばか孔であり、前記第1の支軸及び前記第2の支軸は、前記ねじ孔に螺合されるボルトであることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機用アジャストベース。
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