JP2587206Y2 - 板材加工機におけるテーブル装置 - Google Patents

板材加工機におけるテーブル装置

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JP2587206Y2
JP2587206Y2 JP1993002957U JP295793U JP2587206Y2 JP 2587206 Y2 JP2587206 Y2 JP 2587206Y2 JP 1993002957 U JP1993002957 U JP 1993002957U JP 295793 U JP295793 U JP 295793U JP 2587206 Y2 JP2587206 Y2 JP 2587206Y2
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Japan
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work table
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stopper member
ball bearing
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和彦 米沢
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばレーザ加工機、
パンチプレスのごとき板材加工機において、板材を支持
するテーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、例えば実開昭58−17993
4号公報に示すようなタレットパンチプレスにおけるテ
ーブル装置1の一部を示したものであり、このテーブル
装置1は板材を転動自在に支持する多数(図2には1つ
のみ図示)のフリーボールベアリング3を備えている。
【0003】上記テーブル装置1について説明すると、
テーブルベース5にはワークテーブル7が複数(図2に
は1つのみ図示)のスタンド9を介して上下に離隔して
設けてあり、上記ワークテーブル7の下側には左右方向
(図2において左右方向)へ適宜間隔に複数の蝶番11
が取付ボルト13を介して設けてある。各蝶番11にお
ける垂直部には複数(図2には1つのみ図示)のフリー
ボールベアリング3を支持するベアリグ支持部材15が
溶接により一体的に設けてあり、各ベアリング支持部材
15は蝶番11の板ばね作用によりピン17を中心とし
て上方向へ付勢されている。上記フリーボールベアリン
グ3はテーブル穴7aを介してワークテーブル7の上面
に対して突出してあり、テーブル穴7aはワークテーブ
ル5におけるフリーボールベアリング3の位置に対応し
た位置に設けてある。
【0004】上記フリーボールベアリング3の高さ位置
を調節可能とするため、ワークテーブル7とテーブルベ
ース5の間には複数(図2には1つのみ図示)の高さ位
置調節装置19が適宜に設けてある。
【0005】高さ位置調節装置19の詳細について説明
すると、ベアリング支持部材15に設けた穴15aの下
側周縁部には溶接ナット21が溶接により設けてあり、
この溶接ナット21にはワークテーブル7の下面適宜位
置に突当て可能なストッパ部材23を備えた調節ねじ2
5が螺合してある。この調節ねじ25における溶接ナッ
ト21の下側には固定ナット27が螺合してある。
【0006】上記構成により、フリーボールベアリング
3の高さ位置を調節する場合には、固定ナット27を緩
めた後に、ワークテーブル7の下方向からレンチにより
調節ねじ25を回転させてストッパ部材23の高さ位置
を調節する。一方、ベアリング支持部材15は蝶番11
の板ばね作用によって上方向へ付勢されているため、ス
トッパ部材23はワークテーブル7の下面に常時突当っ
ている。従って、ストッパ部材23の高さ位置を調節す
ることにより、ベアリング支持部材15がピン17を中
心として上下方向へ揺動し、フリーボールベアリング3
の高さ位置を調節することができる。なお、ストッパ部
材23の高さ位置を調節した後に、固定ナット27を締
付けておく。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
テーブル装置においては、フリーボールベアリング3の
高さ位置を調節するため、ワークテーブル7とテーブル
ベース5の間に手を入れて、ワークテーブル7の下方向
から調節ねじ25、固定ナット27を操作してストッパ
部材23の高さ位置を調節する必要があり、作業が厄介
であるという問題があった。
【0008】そこで、本考案は、上記の問題点を解決す
ることができる板材加工機におけるテーブル装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、本考案においては、ワークテーブルをテーブルベー
スに対して上下に離隔して設け、板材を転動自在に支持
するフリーボールベアリングを備えたベアリング支持部
材を、上記テーブルベースとワークテーブルの間におい
て上下方向へ揺動可能に設け、かつ上記フリーボールベ
アリングをワークテーブルの上面に対して突出するよう
に構成し、上記ワークテーブルの下側に上記ベアリング
支持部材の上面が突当て可能なストッパ部材を設け、上
記ベアリング支持部材を上方向へ付勢する付勢手段を設
け、かつワークテーブルの上方向から上記ストッパ部材
の高さ位置を調整可能に構成してなることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】前記の構成において、フリーボールベアリング
の高さ位置を調節する場合には、ワークテーブルの上方
向からストッパ部材の高さ位置を調節する。一方、付勢
手段によりベアリング支持部材を上方向へ付勢している
ため、ベアリング支持部材の上面はストッパ部材に常時
突当っている。従って、ワークテーブルの上方向からス
トッパ部材の高さ位置を調節することにより、ベアリン
グ支持部材が上下方向へ揺動し、フリーベアリングの高
さ位置を調節することができる。
【0011】
【実施例】以下、本実施例に係る考案について図面を参
照して説明する。
【0012】図1は、本実施例のテーブル装置29の一
部を示したものであり、このテーブル装置29は、従来
のテーブル装置1と同様に多数(図1には1つのみ図
示)のフリーボールベアリング3を備えている。また、
上記テーブル装置29は、従来のテーブル装置1と同様
に、テーブルベース5と、このテーブルベース5にスタ
ンド9を介して上下に離隔して設けたワークテーブル7
と、このワークテーブル7の下側に蝶番11を介して設
けたベアリング支持部材15等を備えている。なお、ベ
アリング支持部材15は、蝶番11のピン17を中心と
して上下方向へ揺動可能であり、蝶番11の板ばね作用
により上方向へ付勢されている。
【0013】上記フリーボールベアリング3の高さ位置
を調節可能とするため、ワークテーブル7とテーブルベ
ース5の間には複数(図1には1つのみ図示)の高さ位
置調節装置31が左右方向(図1において左右方向)へ
適宜間隔に設けてある。
【0014】上記高さ位置検出装置31の詳細について
説明すると、ワークテーブル7の下側には複数(図1に
は1つのみ図示)の支持ブロック33が左右方向へ適宜
間隔に溶接により取付けてあり、各支持ブロック33に
はワークテーブル7の穴7bに連通したねじ穴35が設
けてある。上記ねじ穴35にはベアリング支持部材15
の上面適宜位置が突当て可能なストッパ部材37を備え
た調節ねじ39が螺合してあり、このストッパ部材37
は、例えばウレタンのごとき弾性体により構成すること
が望ましい。なお、調節ねじ39の上端部にはレンチが
係合可能な係合部が設けてある。
【0015】上記高さ位置検出装置31は、高さ位置を
調節したストッパ部材37をワークテーブル7に対して
固定せしめるための固定手段を備えている。即ち、支持
ブロック33にはワークテーブル7の穴7cに連通した
ボルト穴41が設けてあり、このボルト穴41には固定
ボルト43が螺合してある。なお、固定ボルト43の上
端部にはレンチが係合可能な係合部が設けてある。そし
て、支持ブロック33にはスリット45が設けてあり、
このスリット45は、上記ねじ穴35を一部を残して上
下に2分割すると共に、ボルト穴41を上下に2分割し
ている。
【0016】前述の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
【0017】フリーボールベアリング3の高さ位置を調
節する場合には、ワークテーブル7の上方向からレンチ
により固定ボルト43を緩めることにより、支持ブロッ
ク35の板ばね作用と相まってスリット45の上下の高
さ間隔を拡げることができ、調節ねじ39のおねじ部と
ねじ穴37のめねじ部の間に形成されるバックラッシの
かたよりを取除くことができ、調節ねじ39を回転可能
な状態にすることができる。
【0018】調節ねじ39を回転可能な状態にした後
に、ワークテーブル7の上方向からレンチにより調節ね
じ39を回転させてストッパ部材37の高さ位置を調節
する。一方、ベアリング支持部材15は蝶番11の板ば
ね作用によって上方向へ付勢されているため、ストッパ
部材37はベアリング支持部材15の上面適宜位置に常
時突当っている。従って、ストッパ部材37の高さ位置
を調節することにより、ベアリング支持部材15がピン
17を中心として上下方向へ揺動し、フリーボールベア
リング3の高さ位置を調節することができる。
【0019】上記フリーボールベアリング3の高さ位置
を調節した後に、ワークテーブル7の上方向からレンチ
により固定ボルト43を締付けることにより、スリット
45の上下の高さ間隔を狭めることができ、前記バック
ラッシをかたよらせることができ、調節ねじ39を回転
不能な状態にする。これにより、ストッパ部材37をワ
ークテーブル7に対して固定することができる。
【0020】以上のごとき本実施例によれば、ワークテ
ーブル7とテーブルベース5の間に手を入れることな
く、ワークテーブル7の上方向からストッパ部材37の
高さ位置を調節することができるため、フリーボールベ
アリング3の高さ位置の調節を容易に行うことができ、
作業能率向上の効果を奏する。
【0021】なお、本考案は、前述のごとき実施例の説
明に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、
その他種々の態様で実施可能である。
【0022】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本考案によれば、ワークテーブルとテーブ
ルベースの間に手を入れることなく、ワークテーブルの
上方向からストッパ部材の高さ位置を調節することがで
きるため、フリーボールベアリングの高さ位置の調節を
容易に行うことができ、作業能率向上の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るテーブル装置の一部を示した図
である。
【図2】従来のテーブル装置の一部を示した図である。
【符号の説明】
3 フリーボールベアリング 5 テーブルベース 7 ワークテーブル 11 蝶番 15 ベアリング支持部材 37 ストッパ部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブルをテーブルベースに対し
    て上下に離隔して設け、板材を転動自在に支持するフリ
    ーボールベアリングを備えたベアリング支持部材を、上
    記テーブルベースとワークテーブルの間において上下方
    向へ揺動可能に設け、かつ上記フリーボールベアリング
    をワークテーブルの上面に対して突出するように構成
    し、上記ワークテーブルの下側に上記ベアリング支持部
    材の上面が突当て可能なストッパ部材を設け、上記ベア
    リング支持部材を上方向へ付勢する付勢手段を設け、か
    つ上記ワークテーブルの上方向から上記ストッパ部材の
    高さ位置を調整可能に構成してなることを特徴とする板
    材加工機におけるテーブル装置。
JP1993002957U 1993-02-05 1993-02-05 板材加工機におけるテーブル装置 Expired - Lifetime JP2587206Y2 (ja)

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JPH0661326U JPH0661326U (ja) 1994-08-30
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JP5551888B2 (ja) 2009-04-14 2014-07-16 株式会社井口機工製作所 フリーボールベアリング、ベアリング装置、支持テーブル、搬送設備、ターンテーブル
JP2010265095A (ja) 2009-05-15 2010-11-25 Iguchi Kiko Seisakusho:Kk ベアリングユニット、フリーボールベアリング、支持テーブル、搬送設備、ターンテーブル

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