JPH09319985A - 信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及び信号多重伝送方法 - Google Patents
信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及び信号多重伝送方法Info
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- JPH09319985A JPH09319985A JP8133438A JP13343896A JPH09319985A JP H09319985 A JPH09319985 A JP H09319985A JP 8133438 A JP8133438 A JP 8133438A JP 13343896 A JP13343896 A JP 13343896A JP H09319985 A JPH09319985 A JP H09319985A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードウェア構成に変更を加えることなく、
システム拡張(伝送信号の追加等)が容易で、単一伝送
路を介して容易に信号伝送を行なう。 【解決手段】 遅延手段10は、検出用電圧の電圧遷移
を第1の所定時間遅延させ、電圧検出手段11は、遅延
手段10を介して伝送路2に印加されている電圧を検出
し、第1切離手段12は、当該信号多重伝送装置4-1よ
り後段に接続された他の信号多重伝送装置を伝送路2よ
り電気的に切り離し、接続手段13は、て伝送路2に検
出対象接点SWを接続し、この検出対象接点SWの状態
に応じた多重信号(伝送ループ電流)が伝送路2を介し
て外部の検出装置3に伝送される。このとき、外部の検
出装置3は、伝送路2を流れる伝送ループ電流を検出
し、その電流値を判別することにより、各検出対象接点
SWの状態及び検出動作(多重信号伝送)の終了を確実
に判別できる。
システム拡張(伝送信号の追加等)が容易で、単一伝送
路を介して容易に信号伝送を行なう。 【解決手段】 遅延手段10は、検出用電圧の電圧遷移
を第1の所定時間遅延させ、電圧検出手段11は、遅延
手段10を介して伝送路2に印加されている電圧を検出
し、第1切離手段12は、当該信号多重伝送装置4-1よ
り後段に接続された他の信号多重伝送装置を伝送路2よ
り電気的に切り離し、接続手段13は、て伝送路2に検
出対象接点SWを接続し、この検出対象接点SWの状態
に応じた多重信号(伝送ループ電流)が伝送路2を介し
て外部の検出装置3に伝送される。このとき、外部の検
出装置3は、伝送路2を流れる伝送ループ電流を検出
し、その電流値を判別することにより、各検出対象接点
SWの状態及び検出動作(多重信号伝送)の終了を確実
に判別できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号多重伝送装
置、信号多重伝送システム及び信号多重伝送方法に係
り、特にガスメータに設けられた接点の開閉状態を単一
伝送路を介して伝送することが可能な信号多重伝送装
置、信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及び信号
多重伝送方法を提供することにある。
置、信号多重伝送システム及び信号多重伝送方法に係
り、特にガスメータに設けられた接点の開閉状態を単一
伝送路を介して伝送することが可能な信号多重伝送装
置、信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及び信号
多重伝送方法を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の信号多重伝送システムとし
てのガスメータ信号多重伝送装置の概要構成ブロック図
を示す。ガスメータ信号多重伝送システム50は、ガス
メータ51の検針部52から出力された遠隔検針用のガ
ス流量対応信号S1 及びガスメータの異常検知部53か
ら出力された異常検出信号S2 が入力され、ガス流量対
応信号S1 と異常検出信号S2 とを互いに異なる波形
(パルス幅)を有する変換ガス流量対応信号CS1と変
換異常検出信号CS2 に変換して出力する信号変換回路
54,55と、変換ガス流量対応信号CS1 及び変換異
常検出信号CS2 を単一伝送路を介して伝送可能なよう
に多重化信号MSとする多重化回路56と、単一伝送路
を介して伝送された多重化信号MSをガス流量対応信号
S1 と異常検出信号S2 とに弁別してガス流量積算表示
器57及び異常表示器58にそれぞれ出力する信号弁別
回路59と、を備えて構成されている。
てのガスメータ信号多重伝送装置の概要構成ブロック図
を示す。ガスメータ信号多重伝送システム50は、ガス
メータ51の検針部52から出力された遠隔検針用のガ
ス流量対応信号S1 及びガスメータの異常検知部53か
ら出力された異常検出信号S2 が入力され、ガス流量対
応信号S1 と異常検出信号S2 とを互いに異なる波形
(パルス幅)を有する変換ガス流量対応信号CS1と変
換異常検出信号CS2 に変換して出力する信号変換回路
54,55と、変換ガス流量対応信号CS1 及び変換異
常検出信号CS2 を単一伝送路を介して伝送可能なよう
に多重化信号MSとする多重化回路56と、単一伝送路
を介して伝送された多重化信号MSをガス流量対応信号
S1 と異常検出信号S2 とに弁別してガス流量積算表示
器57及び異常表示器58にそれぞれ出力する信号弁別
回路59と、を備えて構成されている。
【0003】次に動作を説明する。ガスメータ51の検
針部52からガス流量対応信号S1 が出力され、ガスメ
ータ51の異常検知部53から異常検出信号S2 が出力
されると、信号変換回路54,55は、ガス流量対応信
号と異常検出信号とを互いに異なる波形(パルス幅)を
有する変換ガス流量対応信号CS1 と変換異常検出信号
CS2 に変換して多重化回路56に出力する。
針部52からガス流量対応信号S1 が出力され、ガスメ
ータ51の異常検知部53から異常検出信号S2 が出力
されると、信号変換回路54,55は、ガス流量対応信
号と異常検出信号とを互いに異なる波形(パルス幅)を
有する変換ガス流量対応信号CS1 と変換異常検出信号
CS2 に変換して多重化回路56に出力する。
【0004】多重化回路56は、入力された変換ガス流
量対応信号CS1 及び変換異常検出信号CS2 を単一伝
送路を介して伝送可能なように多重化信号MSに変換
し、単一伝送路を介して信号弁別回路59に伝送する。
信号弁別回路59は、伝送された多重化信号MSをガス
流量対応信号S1 と異常検出信号S2 とに弁別してガス
流量積算表示器57及び異常表示器58にそれぞれ出力
する。
量対応信号CS1 及び変換異常検出信号CS2 を単一伝
送路を介して伝送可能なように多重化信号MSに変換
し、単一伝送路を介して信号弁別回路59に伝送する。
信号弁別回路59は、伝送された多重化信号MSをガス
流量対応信号S1 と異常検出信号S2 とに弁別してガス
流量積算表示器57及び異常表示器58にそれぞれ出力
する。
【0005】この結果、ガス流量積算表示器57は、ガ
ス流量の積算を行なうとともに、積算結果を表示する。
一方、異常表示器58は、異常があった旨を告知すべく
表示を行なう。
ス流量の積算を行なうとともに、積算結果を表示する。
一方、異常表示器58は、異常があった旨を告知すべく
表示を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガスメータ
信号多重伝送システム50においては、多重化信号MS
を生成するに際し、信号変換回路54,55によりガス
流量対応信号S1 と異常検出信号S2 とを弁別可能なよ
うに異なる波形(パルス幅)を有する信号CS1,CS2
に変換してから多重化回路56で多重化しており、パ
ルス幅が異なる点に基づいて信号弁別回路59は信号弁
別を行なっている。
信号多重伝送システム50においては、多重化信号MS
を生成するに際し、信号変換回路54,55によりガス
流量対応信号S1 と異常検出信号S2 とを弁別可能なよ
うに異なる波形(パルス幅)を有する信号CS1,CS2
に変換してから多重化回路56で多重化しており、パ
ルス幅が異なる点に基づいて信号弁別回路59は信号弁
別を行なっている。
【0007】従って、上記従来のガスメータ多重伝送シ
ステム50において、伝送すべき信号を追加するような
場合には、信号弁別回路59のサンプリングタイミング
等を変更したり、信号変換回路を追加する必要があるた
め、ハードウェア構成を変更しなければならないという
問題点があった。
ステム50において、伝送すべき信号を追加するような
場合には、信号弁別回路59のサンプリングタイミング
等を変更したり、信号変換回路を追加する必要があるた
め、ハードウェア構成を変更しなければならないという
問題点があった。
【0008】また、上記従来のガスメータ多重伝送シス
テム50においては、多重化回路への信号入力は並列で
あるため、伝送すべき信号を追加すべく、多重化の対象
となる新たな装置を接続しようとする場合には、多重化
回路56のハードウェア構成を変更しなければならず、
システム拡張が困難であるという問題点があった。
テム50においては、多重化回路への信号入力は並列で
あるため、伝送すべき信号を追加すべく、多重化の対象
となる新たな装置を接続しようとする場合には、多重化
回路56のハードウェア構成を変更しなければならず、
システム拡張が困難であるという問題点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、ハードウェア構
成に変更を加えることなく、システム拡張(伝送信号の
追加等)が容易で、単一伝送路を介して容易に信号伝送
を行なえる信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及
び信号多重伝送方法を提供することにある。
成に変更を加えることなく、システム拡張(伝送信号の
追加等)が容易で、単一伝送路を介して容易に信号伝送
を行なえる信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及
び信号多重伝送方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、所定の検出用電圧が印加さ
れる伝送ループを形成する伝送路にn個(n:2以上の
整数)がカスケード接続されるとともに、対応する検出
対象接点の状態を検出して前記伝送路を介して外部の検
出装置に対して多重信号として伝送する信号多重伝送装
置であって、前記伝送路に直列に挿入され、前記検出用
電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延させる遅延手段
と、前記遅延手段を介して前記伝送路に印加されている
電圧を検出し電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、
第1制御信号に基づいて、当該信号多重伝送装置より後
段に接続された他の信号多重伝送装置を前記伝送路より
電気的に切り離す第1切離手段と、第2制御信号に基づ
いて前記伝送路に前記検出対象接点を接続する接続手段
と、第3制御信号に基づいて前記伝送路より前記電圧検
出手段を電気的に切り離す第2切離手段と、前記電圧検
出信号に基づいて、前記検出用電圧に相当する電圧が前
記伝送路に印加されたことを検出してから第2の所定時
間の間、前記第1制御信号及び前記第2制御信号を出力
するとともに、前記第1制御信号及び前記第2制御信号
の出力終了後、当該信号多重伝送装置を待機状態とすべ
く第3の所定時間の間、前記第3制御信号を出力する制
御手段と、を備えて構成する。
め、請求項1記載の発明は、所定の検出用電圧が印加さ
れる伝送ループを形成する伝送路にn個(n:2以上の
整数)がカスケード接続されるとともに、対応する検出
対象接点の状態を検出して前記伝送路を介して外部の検
出装置に対して多重信号として伝送する信号多重伝送装
置であって、前記伝送路に直列に挿入され、前記検出用
電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延させる遅延手段
と、前記遅延手段を介して前記伝送路に印加されている
電圧を検出し電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、
第1制御信号に基づいて、当該信号多重伝送装置より後
段に接続された他の信号多重伝送装置を前記伝送路より
電気的に切り離す第1切離手段と、第2制御信号に基づ
いて前記伝送路に前記検出対象接点を接続する接続手段
と、第3制御信号に基づいて前記伝送路より前記電圧検
出手段を電気的に切り離す第2切離手段と、前記電圧検
出信号に基づいて、前記検出用電圧に相当する電圧が前
記伝送路に印加されたことを検出してから第2の所定時
間の間、前記第1制御信号及び前記第2制御信号を出力
するとともに、前記第1制御信号及び前記第2制御信号
の出力終了後、当該信号多重伝送装置を待機状態とすべ
く第3の所定時間の間、前記第3制御信号を出力する制
御手段と、を備えて構成する。
【0011】請求項1記載の発明によれば、遅延手段
は、検出用電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延させ
る。これと並行して電圧検出手段は、遅延手段を介して
伝送路に印加されている電圧を検出し電圧検出信号を制
御手段に出力する。
は、検出用電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延させ
る。これと並行して電圧検出手段は、遅延手段を介して
伝送路に印加されている電圧を検出し電圧検出信号を制
御手段に出力する。
【0012】制御手段は、電圧検出信号に基づいて、検
出用電圧に相当する電圧が前記伝送路に印加されたこと
を検出してから第2の所定時間の間、第1制御信号を第
1切離手段に出力し、第2制御信号を接続手段に出力す
る。第1切離手段は、第1制御信号に基づいて、当該信
号多重伝送装置より後段に接続された他の信号多重伝送
装置を前記伝送路より電気的に切り離し、接続手段は、
第2制御信号に基づいて伝送路に検出対象接点を接続す
る。
出用電圧に相当する電圧が前記伝送路に印加されたこと
を検出してから第2の所定時間の間、第1制御信号を第
1切離手段に出力し、第2制御信号を接続手段に出力す
る。第1切離手段は、第1制御信号に基づいて、当該信
号多重伝送装置より後段に接続された他の信号多重伝送
装置を前記伝送路より電気的に切り離し、接続手段は、
第2制御信号に基づいて伝送路に検出対象接点を接続す
る。
【0013】伝送路に検出対象接点が接続されることに
より、この検出対象接点の状態に応じた多重信号(伝送
ループ電流)が伝送路を介して外部の検出装置に伝送さ
れることとなる。そして、制御手段は、第1制御信号及
び第2制御信号の出力終了後、第3制御信号を第2切離
手段に出力し、第2切離手段は、第3制御信号に基づい
て伝送路より電圧検出手段を電気的に切り離すことによ
り、第3の所定時間の間、すなわち、後段に接続された
他の信号多重伝送装置の多重信号伝送が終了するまで当
該信号多重伝送装置を待機状態とする。
より、この検出対象接点の状態に応じた多重信号(伝送
ループ電流)が伝送路を介して外部の検出装置に伝送さ
れることとなる。そして、制御手段は、第1制御信号及
び第2制御信号の出力終了後、第3制御信号を第2切離
手段に出力し、第2切離手段は、第3制御信号に基づい
て伝送路より電圧検出手段を電気的に切り離すことによ
り、第3の所定時間の間、すなわち、後段に接続された
他の信号多重伝送装置の多重信号伝送が終了するまで当
該信号多重伝送装置を待機状態とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第3の所定時間は、当該信号多重伝送
装置の後段に接続されている他の全ての信号多重伝送装
置が信号伝送を行なうのに必要な時間の和に相当する時
間であるように構成する。請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の作用に加えて、前記第3の所
定時間は、当該信号多重伝送装置の後段に接続されてい
る他の全ての信号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに
必要な時間の和に相当する時間とするので、多重信号の
伝送が終了した信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送
装置が多重信号伝送を終了するまで待機することとな
り、確実に多重信号を伝送することができる。
明において、前記第3の所定時間は、当該信号多重伝送
装置の後段に接続されている他の全ての信号多重伝送装
置が信号伝送を行なうのに必要な時間の和に相当する時
間であるように構成する。請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の作用に加えて、前記第3の所
定時間は、当該信号多重伝送装置の後段に接続されてい
る他の全ての信号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに
必要な時間の和に相当する時間とするので、多重信号の
伝送が終了した信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送
装置が多重信号伝送を終了するまで待機することとな
り、確実に多重信号を伝送することができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式で表されるように構
成する。
明において、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式で表されるように構
成する。
【0016】T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m
+1))/2+T2 ・(n−m) 請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の作
用に加えて、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
多重信号を伝送することができる。
+1))/2+T2 ・(n−m) 請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の作
用に加えて、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
多重信号を伝送することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の信号多重伝送装置を有する信号
多重伝送システムにおいて、前記伝送路に前記所定の検
出用電圧を印加するとともに、前記伝送路を流れる伝送
ループ電流を検出する検出手段と、前記伝送路にカスケ
ード接続されたn(n:2以上の整数)個の前記信号多
重伝送装置と、を備えて構成する。
項3のいずれかに記載の信号多重伝送装置を有する信号
多重伝送システムにおいて、前記伝送路に前記所定の検
出用電圧を印加するとともに、前記伝送路を流れる伝送
ループ電流を検出する検出手段と、前記伝送路にカスケ
ード接続されたn(n:2以上の整数)個の前記信号多
重伝送装置と、を備えて構成する。
【0018】請求項4記載の発明によれば、検出手段
は、伝送路に前記所定の検出用電圧を印加するととも
に、n個の信号多重伝送装置が伝送路を介して伝送する
多重信号、すなわち、伝送路を流れる伝送ループ電流を
検出する。請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明
において、前記検出手段は、前記検出用電圧を印加した
後、次式で表される時間TDET毎に前記伝送ループ電流
を検出するように構成する。
は、伝送路に前記所定の検出用電圧を印加するととも
に、n個の信号多重伝送装置が伝送路を介して伝送する
多重信号、すなわち、伝送路を流れる伝送ループ電流を
検出する。請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明
において、前記検出手段は、前記検出用電圧を印加した
後、次式で表される時間TDET毎に前記伝送ループ電流
を検出するように構成する。
【0019】TDET=k・T1 (k:n以下の自然数、T1 :第1の所定時間) 請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の作
用に加えて、検出手段は、検出用電圧を印加した後、次
式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出する。
用に加えて、検出手段は、検出用電圧を印加した後、次
式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出する。
【0020】請求項6記載の発明は、所定の検出用電圧
が印加される伝送ループを形成する伝送路にn個(n:
2以上の整数)の多重信号伝送装置がカスケード接続さ
れるとともに、対応する検出対象接点の状態を検出して
前記伝送路を介して外部の検出装置に対して多重信号と
して伝送する信号多重伝送方法であって、前記伝送路に
おける前記検出用電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延
させる遅延工程と、前記伝送路に印加されている電圧を
検出する電圧検出工程と、前記検出用電圧に相当する電
圧が前記伝送路に印加されたことを検出してから第2の
所定時間の間、信号伝送を行なうべき信号多重伝送装置
より後段に接続された他の信号多重伝送装置を前記伝送
路より電気的に切り離す切離工程と、前記検出用電圧に
相当する電圧が前記伝送路に印加されたことを検出して
から第2の所定時間の間、前記伝送路に前記検出対象接
点を接続することにより前記多重信号を生成する信号生
成工程と、前記第2の所定時間の経過後、第3の所定時
間の間、前記電圧の検出及び前記多重信号の生成を禁止
する検出・生成禁止工程と、を備えて構成する。
が印加される伝送ループを形成する伝送路にn個(n:
2以上の整数)の多重信号伝送装置がカスケード接続さ
れるとともに、対応する検出対象接点の状態を検出して
前記伝送路を介して外部の検出装置に対して多重信号と
して伝送する信号多重伝送方法であって、前記伝送路に
おける前記検出用電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延
させる遅延工程と、前記伝送路に印加されている電圧を
検出する電圧検出工程と、前記検出用電圧に相当する電
圧が前記伝送路に印加されたことを検出してから第2の
所定時間の間、信号伝送を行なうべき信号多重伝送装置
より後段に接続された他の信号多重伝送装置を前記伝送
路より電気的に切り離す切離工程と、前記検出用電圧に
相当する電圧が前記伝送路に印加されたことを検出して
から第2の所定時間の間、前記伝送路に前記検出対象接
点を接続することにより前記多重信号を生成する信号生
成工程と、前記第2の所定時間の経過後、第3の所定時
間の間、前記電圧の検出及び前記多重信号の生成を禁止
する検出・生成禁止工程と、を備えて構成する。
【0021】請求項6記載の発明によれば、所定の検出
用電圧が印加される伝送ループを形成する伝送路にn個
(n:2以上の整数)の多重信号伝送装置がカスケード
接続されるとともに、対応する検出対象接点の状態を検
出して前記伝送路を介して外部の検出装置に対して多重
信号として伝送する信号多重伝送方法であって、遅延工
程は、前記伝送路における前記検出用電圧の電圧遷移を
第1の所定時間遅延させ、電圧検出工程は、伝送路に印
加されている電圧を検出する。
用電圧が印加される伝送ループを形成する伝送路にn個
(n:2以上の整数)の多重信号伝送装置がカスケード
接続されるとともに、対応する検出対象接点の状態を検
出して前記伝送路を介して外部の検出装置に対して多重
信号として伝送する信号多重伝送方法であって、遅延工
程は、前記伝送路における前記検出用電圧の電圧遷移を
第1の所定時間遅延させ、電圧検出工程は、伝送路に印
加されている電圧を検出する。
【0022】これらと並行して切離工程は、検出用電圧
に相当する電圧が伝送路に印加されたことを検出してか
ら第2の所定時間の間、信号伝送を行なうべき信号多重
伝送装置より後段に接続された他の信号多重伝送装置を
伝送路より電気的に切り離し、信号生成工程は、後段に
接続された他の信号多重伝送装置を伝送路より電気的に
切り離された状態で伝送路に前記検出対象接点を接続す
ることにより前記多重信号を生成する。
に相当する電圧が伝送路に印加されたことを検出してか
ら第2の所定時間の間、信号伝送を行なうべき信号多重
伝送装置より後段に接続された他の信号多重伝送装置を
伝送路より電気的に切り離し、信号生成工程は、後段に
接続された他の信号多重伝送装置を伝送路より電気的に
切り離された状態で伝送路に前記検出対象接点を接続す
ることにより前記多重信号を生成する。
【0023】そして、検出・生成禁止工程は、第2の所
定時間の経過後、すなわち、信号伝送を行なうべき信号
多重伝送装置の多重信号伝送が終了してから、第3の所
定時間の間、前記電圧の検出及び前記多重信号の生成を
禁止し、他の信号多重伝送装置に多重信号伝送を行なわ
せる。
定時間の経過後、すなわち、信号伝送を行なうべき信号
多重伝送装置の多重信号伝送が終了してから、第3の所
定時間の間、前記電圧の検出及び前記多重信号の生成を
禁止し、他の信号多重伝送装置に多重信号伝送を行なわ
せる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項6記載の信
号多重伝送方法において、前記第3の所定時間は、当該
信号多重伝送装置の後段に接続されている他の全ての信
号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な時間の和
に相当する時間であるように構成する。
号多重伝送方法において、前記第3の所定時間は、当該
信号多重伝送装置の後段に接続されている他の全ての信
号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な時間の和
に相当する時間であるように構成する。
【0025】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の信号多重伝送方法において、前記第3の所定時間
は、当該信号多重伝送装置の後段に接続されている他の
全ての信号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な
時間の和に相当する時間とするので、多重信号の伝送が
終了した信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送装置が
多重信号伝送を終了するまで待機することとなり、確実
に多重信号を伝送することができる。
載の信号多重伝送方法において、前記第3の所定時間
は、当該信号多重伝送装置の後段に接続されている他の
全ての信号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な
時間の和に相当する時間とするので、多重信号の伝送が
終了した信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送装置が
多重信号伝送を終了するまで待機することとなり、確実
に多重信号を伝送することができる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式で表されるように構
成する。
明において、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式で表されるように構
成する。
【0027】T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m
+1))/2+T2 ・(n−m) 請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明の作
用に加えて、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
多重信号を伝送することができる。
+1))/2+T2 ・(n−m) 請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明の作
用に加えて、前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2
の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、
m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続さ
れた場合に、当該第m番目の信号多重伝送装置に対応す
る前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
多重信号を伝送することができる。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項6乃至請求
項8のいずれかに記載の発明において、前記伝送路に前
記所定の検出用電圧を印加する電圧印加工程と、前記伝
送路を流れる伝送ループ電流を検出する電流検出工程
と、を備えて構成する。請求項9記載の発明によれば、
請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の発明の作用に
加えて、電圧印加工程は、伝送路に所定の検出用電圧を
印加する。
項8のいずれかに記載の発明において、前記伝送路に前
記所定の検出用電圧を印加する電圧印加工程と、前記伝
送路を流れる伝送ループ電流を検出する電流検出工程
と、を備えて構成する。請求項9記載の発明によれば、
請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の発明の作用に
加えて、電圧印加工程は、伝送路に所定の検出用電圧を
印加する。
【0029】そして、電流検出工程は、各信号多重伝送
装置が検出対象接点を伝送路に接続することにより、伝
送路を流れる伝送ループ電流を検出する。請求項10記
載の発明は、請求項9記載の発明において、前記電流検
出工程は、前記電圧印加工程が前記検出用電圧を印加し
た後、次式で表される時間TDET毎に前記伝送ループ電
流を検出するように構成する。
装置が検出対象接点を伝送路に接続することにより、伝
送路を流れる伝送ループ電流を検出する。請求項10記
載の発明は、請求項9記載の発明において、前記電流検
出工程は、前記電圧印加工程が前記検出用電圧を印加し
た後、次式で表される時間TDET毎に前記伝送ループ電
流を検出するように構成する。
【0030】TDET=k・T1 (k:n以下の自然数、T1 :第1の所定時間) 請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明の
作用に加えて、前記電流検出工程は、前記電圧印加工程
が前記検出用電圧を印加した後、次式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出する。
作用に加えて、前記電流検出工程は、前記電圧印加工程
が前記検出用電圧を印加した後、次式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出する。
【0031】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。図1に信号多重伝送システムの
概要構成ブロック図を示す。信号多重伝送システム1
は、大別すると、信号伝送を行なうための伝送ループを
形成する単一の伝送路2と、伝送路2に接続され、伝送
路2に検出用電圧を印加するとともに、伝送ループ電流
(3値電流)を検出するメイン装置3と、対応する検出
対象接点が接続され、当該接続された検出対象接点SW
の開閉状態を伝送路2を介してメイン装置3側に伝送す
るn個の端子入力中継装置4-1〜4-nと、を備えて構成
されている。
な実施形態を説明する。図1に信号多重伝送システムの
概要構成ブロック図を示す。信号多重伝送システム1
は、大別すると、信号伝送を行なうための伝送ループを
形成する単一の伝送路2と、伝送路2に接続され、伝送
路2に検出用電圧を印加するとともに、伝送ループ電流
(3値電流)を検出するメイン装置3と、対応する検出
対象接点が接続され、当該接続された検出対象接点SW
の開閉状態を伝送路2を介してメイン装置3側に伝送す
るn個の端子入力中継装置4-1〜4-nと、を備えて構成
されている。
【0032】この場合において、端子入力中継装置4-1
〜4-nは伝送路2にカスケード接続されている。図2に
入力中継装置の一例として端子入力中継装置4-1の概要
構成ブロック図を示す。
〜4-nは伝送路2にカスケード接続されている。図2に
入力中継装置の一例として端子入力中継装置4-1の概要
構成ブロック図を示す。
【0033】端子入力中継装置4-1は、検出用電圧の電
圧遷移を第1所定時間T1 だけ遅延させて伝送する遅延
手段として機能する遅延回路10と、遅延回路10を介
して伝送路2に印加されている検出用電圧を検出し電圧
検出信号SVDETを出力する電圧検出手段として機能する
電圧検出回路11と、第1制御信号SC1に基づいて、当
該端子入力中継装置4-1より後段に接続された他の信号
多重伝送装置4-2〜4-nを伝送路2より電気的に切り離
す第1切離手段として機能する第1スイッチ12と、第
2制御信号SC2に基づいて伝送路2に外部の検出対象接
点SWを接続する接続手段として機能する第2スイッチ
13と、第3制御信号SC3に基づいて伝送路2より電圧
検出回路11を電気的に切り離す第2切離手段として機
能する第3スイッチ14と、電圧検出信号SVDETに基づ
いて、検出用電圧に相当する電圧が伝送路2に印加され
たことを検出してから第2所定時間T2 の間、第1制御
信号SC1及び第2制御信号SC2を出力するとともに、第
1制御信号SC1及び第2制御信号SC2の出力終了後、当
該端子入力中継装置4-1を待機状態とすべく第3所定時
間T3 の間、第3制御信号SC3を出力する制御手段とし
て機能するコントローラ15と、を備えて構成されてい
る。
圧遷移を第1所定時間T1 だけ遅延させて伝送する遅延
手段として機能する遅延回路10と、遅延回路10を介
して伝送路2に印加されている検出用電圧を検出し電圧
検出信号SVDETを出力する電圧検出手段として機能する
電圧検出回路11と、第1制御信号SC1に基づいて、当
該端子入力中継装置4-1より後段に接続された他の信号
多重伝送装置4-2〜4-nを伝送路2より電気的に切り離
す第1切離手段として機能する第1スイッチ12と、第
2制御信号SC2に基づいて伝送路2に外部の検出対象接
点SWを接続する接続手段として機能する第2スイッチ
13と、第3制御信号SC3に基づいて伝送路2より電圧
検出回路11を電気的に切り離す第2切離手段として機
能する第3スイッチ14と、電圧検出信号SVDETに基づ
いて、検出用電圧に相当する電圧が伝送路2に印加され
たことを検出してから第2所定時間T2 の間、第1制御
信号SC1及び第2制御信号SC2を出力するとともに、第
1制御信号SC1及び第2制御信号SC2の出力終了後、当
該端子入力中継装置4-1を待機状態とすべく第3所定時
間T3 の間、第3制御信号SC3を出力する制御手段とし
て機能するコントローラ15と、を備えて構成されてい
る。
【0034】この場合において、第2所定時間T2 は、
メイン装置3が伝送ループ電流を検出するために当該伝
送ループ電流を保持するための時間である。また、第3
所定時間T3 は、当該端子入力中継装置4-1の後段に接
続されている他の全ての端子入力中継装置4-2〜4-nが
信号伝送を行なうのに必要な時間の和に相当する時間に
設定されている。
メイン装置3が伝送ループ電流を検出するために当該伝
送ループ電流を保持するための時間である。また、第3
所定時間T3 は、当該端子入力中継装置4-1の後段に接
続されている他の全ての端子入力中継装置4-2〜4-nが
信号伝送を行なうのに必要な時間の和に相当する時間に
設定されている。
【0035】より詳細には、第m番目(m:自然数、か
つ、m≦n)に端子入力中継装置4-mが伝送路2に接続
されている場合に、当該第m番目の端子入力中継装置4
-mに対応する第3所定時間T3mは、次式で表される。 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) より具体的には、端子入力中継装置4-1の場合(すなわ
ち、m=1の場合)で、伝送路2に接続されている端子
入力中継装置数n=3の場合には、 T31=T1 ・(3・(3+1)−1・(1+1))/2
+T2 ・(3−1)=5T1 +2T2 となる。なお、この端子入力中継装置数n及び接続順番
mは予め全ての端子入力中継装置のコントローラに設定
されている。
つ、m≦n)に端子入力中継装置4-mが伝送路2に接続
されている場合に、当該第m番目の端子入力中継装置4
-mに対応する第3所定時間T3mは、次式で表される。 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) より具体的には、端子入力中継装置4-1の場合(すなわ
ち、m=1の場合)で、伝送路2に接続されている端子
入力中継装置数n=3の場合には、 T31=T1 ・(3・(3+1)−1・(1+1))/2
+T2 ・(3−1)=5T1 +2T2 となる。なお、この端子入力中継装置数n及び接続順番
mは予め全ての端子入力中継装置のコントローラに設定
されている。
【0036】次に図3乃至図6を参照して端子入力中継
装置の動作について説明する。この場合において、説明
の簡略化のため、端子入力中継装置数n=3の場合につ
いて端子入力中継装置4-1の動作を中心として説明す
る。また、全ての検出対象接点SWは閉状態にあるもの
とする。
装置の動作について説明する。この場合において、説明
の簡略化のため、端子入力中継装置数n=3の場合につ
いて端子入力中継装置4-1の動作を中心として説明す
る。また、全ての検出対象接点SWは閉状態にあるもの
とする。
【0037】初期状態において、端子入力中継装置4-1
〜4-3のコントローラ15は、図3(a)に示すよう
に、第1制御信号SC1及び第3制御信号SC3により第1
スイッチ12及び第3スイッチ14を閉状態としてい
る。図6に示す時刻t0 において、メイン装置3が伝送
路2に検出用電圧V1 を印加を開始すると、端子入力中
継装置4-1の遅延回路10は、検出用電圧の電圧遷移を
第1所定時間T1 だけ遅延させて伝送する。
〜4-3のコントローラ15は、図3(a)に示すよう
に、第1制御信号SC1及び第3制御信号SC3により第1
スイッチ12及び第3スイッチ14を閉状態としてい
る。図6に示す時刻t0 において、メイン装置3が伝送
路2に検出用電圧V1 を印加を開始すると、端子入力中
継装置4-1の遅延回路10は、検出用電圧の電圧遷移を
第1所定時間T1 だけ遅延させて伝送する。
【0038】このとき、電圧検出回路11の入力抵抗を
Z1 とすると、メイン装置3で検出される伝送ループ電
流ILOOPは、 ILOOP=V1 /Z1=I1 となる(図6(d)参照)。
Z1 とすると、メイン装置3で検出される伝送ループ電
流ILOOPは、 ILOOP=V1 /Z1=I1 となる(図6(d)参照)。
【0039】これらと並行して、端子入力中継装置4-1
の電圧検出回路11は、遅延回路10を介して伝送路2
に印加されている電圧を検出し、時刻t1 (=t0 +T
1 )に検出した電圧が検出用電圧V1 に達すると(図6
(a)参照)、電圧検出信号SVDETをコントローラ15
に出力する。
の電圧検出回路11は、遅延回路10を介して伝送路2
に印加されている電圧を検出し、時刻t1 (=t0 +T
1 )に検出した電圧が検出用電圧V1 に達すると(図6
(a)参照)、電圧検出信号SVDETをコントローラ15
に出力する。
【0040】これにより端子入力中継装置4-1のコント
ローラ15は、第1制御信号SC1により、図3(b)に
示すように、第1スイッチ12を開状態とする。この結
果、端子入力中継装置4-2及び端子入力中継装置4-3の
電圧検出回路11の検出電圧は0[V]となる(図6
(b)、(c)、時刻t1 参照)。
ローラ15は、第1制御信号SC1により、図3(b)に
示すように、第1スイッチ12を開状態とする。この結
果、端子入力中継装置4-2及び端子入力中継装置4-3の
電圧検出回路11の検出電圧は0[V]となる(図6
(b)、(c)、時刻t1 参照)。
【0041】さらに時刻t1 において、端子入力中継装
置4-1のコントローラ15は、第2制御信号SC2により
第2スイッチ13を閉状態とし(図4(a)参照)、検
出対象接点SWを伝送路2に接続する。この結果、検出
対象接点SWが閉状態にあるので、検出対象接点SWの
入力抵抗をZ2 とすれば、伝送路2に電圧検出回路11
の入力抵抗Z1 と検出対象接点SWの入力抵抗Z2 が並
列に接続されることとなり、電圧検出回路11の入力抵
抗Z1 及び検出対象接点SWの入力抵抗Z2 の合成抵抗
Z3 は、電圧検出回路11の入力抵抗Z1 よりも小さく
なる。
置4-1のコントローラ15は、第2制御信号SC2により
第2スイッチ13を閉状態とし(図4(a)参照)、検
出対象接点SWを伝送路2に接続する。この結果、検出
対象接点SWが閉状態にあるので、検出対象接点SWの
入力抵抗をZ2 とすれば、伝送路2に電圧検出回路11
の入力抵抗Z1 と検出対象接点SWの入力抵抗Z2 が並
列に接続されることとなり、電圧検出回路11の入力抵
抗Z1 及び検出対象接点SWの入力抵抗Z2 の合成抵抗
Z3 は、電圧検出回路11の入力抵抗Z1 よりも小さく
なる。
【0042】 Z3 =(Z1 +Z2 )/(Z1 ・Z2 )<Z1 従って、メイン装置3で検出される伝送ループ電流ILO
OPは、 ILOOP=V1 /Z1=I2 であり、 I2 >I1 となる(図6(d)参照)。
OPは、 ILOOP=V1 /Z1=I2 であり、 I2 >I1 となる(図6(d)参照)。
【0043】すなわち、端子入力中継装置4-1に接続さ
れている検出対象接点SWが閉状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I2 であり、端子入力中継装置4-1に接続されている検出対
象接点SWが開状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I1 となる。
れている検出対象接点SWが閉状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I2 であり、端子入力中継装置4-1に接続されている検出対
象接点SWが開状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I1 となる。
【0044】これにより、図6に示す時刻t1 〜時刻t
2 の間(時間T2 相当)にメイン装置3が伝送ループ電
流ILOOPを検出することにより、容易に端子入力中継装
置4-1に接続されている検出対象接点SWの開閉状態を
知ることができる。このメイン装置3における伝送ルー
プ電流ILOOPの検出処理については、後述する。
2 の間(時間T2 相当)にメイン装置3が伝送ループ電
流ILOOPを検出することにより、容易に端子入力中継装
置4-1に接続されている検出対象接点SWの開閉状態を
知ることができる。このメイン装置3における伝送ルー
プ電流ILOOPの検出処理については、後述する。
【0045】次に端子入力中継装置4-1のコントローラ
15は、時刻t2 になると、図4(b)に示すように、
第1制御信号SC1、第2制御信号SC2及び第3制御信号
SC3により、第1スイッチ12を閉状態、第2スイッチ
13及び第3スイッチ14を開状態とする。
15は、時刻t2 になると、図4(b)に示すように、
第1制御信号SC1、第2制御信号SC2及び第3制御信号
SC3により、第1スイッチ12を閉状態、第2スイッチ
13及び第3スイッチ14を開状態とする。
【0046】この第2スイッチ13及び第3スイッチ1
4の開状態は、少なくとも端子入力中継装置4-3に接続
されている検出対象接点SWに対応する伝送ループ電流
ILOOPをメイン装置3が検出終了するまで保持される。
より具体的には、例えば、時刻t2 から上述した時間T
31(=5T1 +2T2)が経過するまでの時間保持され
る。
4の開状態は、少なくとも端子入力中継装置4-3に接続
されている検出対象接点SWに対応する伝送ループ電流
ILOOPをメイン装置3が検出終了するまで保持される。
より具体的には、例えば、時刻t2 から上述した時間T
31(=5T1 +2T2)が経過するまでの時間保持され
る。
【0047】この結果、端子入力中継装置4-1は、遅延
回路10のみが伝送路2に直列に接続されている状態と
等価となる。図6に示す時刻t2 において、端子入力中
継装置4-1 の遅延回路10及び端子入力中継装置4-2
の遅延回路10は、検出用電圧の電圧遷移を第1所定時
間T1 の2倍だけ遅延させて伝送する。
回路10のみが伝送路2に直列に接続されている状態と
等価となる。図6に示す時刻t2 において、端子入力中
継装置4-1 の遅延回路10及び端子入力中継装置4-2
の遅延回路10は、検出用電圧の電圧遷移を第1所定時
間T1 の2倍だけ遅延させて伝送する。
【0048】これらと並行して、端子入力中継装置4-2
の電圧検出回路11は、二つの遅延回路10を介して伝
送路2に印加されている電圧を検出し、時刻t3 (=t
2 +2・T1 )に検出した電圧が検出用電圧V1 に達す
ると(図6(b)参照)、電圧検出信号SVDETをコント
ローラ15に出力する。
の電圧検出回路11は、二つの遅延回路10を介して伝
送路2に印加されている電圧を検出し、時刻t3 (=t
2 +2・T1 )に検出した電圧が検出用電圧V1 に達す
ると(図6(b)参照)、電圧検出信号SVDETをコント
ローラ15に出力する。
【0049】これにより端子入力中継装置4-2のコント
ローラ15は、第1制御信号SC1により、図5(a)に
示すように、第1スイッチ12を開状態とする。この結
果、端子入力中継装置4-3の電圧検出回路11の検出電
圧は終端抵抗RT に対応する電圧VRTとなる(図6
(c)、時刻t3 参照)。
ローラ15は、第1制御信号SC1により、図5(a)に
示すように、第1スイッチ12を開状態とする。この結
果、端子入力中継装置4-3の電圧検出回路11の検出電
圧は終端抵抗RT に対応する電圧VRTとなる(図6
(c)、時刻t3 参照)。
【0050】さらに時刻t3 において、端子入力中継装
置4-2のコントローラ15は、第2制御信号SC2により
第2スイッチ13を閉状態とし(図5(b)参照)、検
出対象接点SWを伝送路2に接続する。この結果、検出
対象接点SWが閉状態にあるので、検出対象接点SWの
入力抵抗をZ2 とすれば、伝送路2に電圧検出回路11
の入力抵抗Z1 と検出対象接点SWの入力抵抗Z2 が並
列に接続されることとなり、電圧検出回路11の入力抵
抗Z1 及び検出対象接点SWの入力抵抗Z2 の合成抵抗
Z3 は、電圧検出回路11の入力抵抗Z1 よりも小さく
なる。
置4-2のコントローラ15は、第2制御信号SC2により
第2スイッチ13を閉状態とし(図5(b)参照)、検
出対象接点SWを伝送路2に接続する。この結果、検出
対象接点SWが閉状態にあるので、検出対象接点SWの
入力抵抗をZ2 とすれば、伝送路2に電圧検出回路11
の入力抵抗Z1 と検出対象接点SWの入力抵抗Z2 が並
列に接続されることとなり、電圧検出回路11の入力抵
抗Z1 及び検出対象接点SWの入力抵抗Z2 の合成抵抗
Z3 は、電圧検出回路11の入力抵抗Z1 よりも小さく
なる。
【0051】 Z3 =(Z1 +Z2 )/(Z1 ・Z2 )<Z1 従って、メイン装置3で検出される伝送ループ電流ILO
OPは、 ILOOP=V1 /Z1=I2 であり、 I2 >I1 となる(図6(d)参照)。
OPは、 ILOOP=V1 /Z1=I2 であり、 I2 >I1 となる(図6(d)参照)。
【0052】すなわち、端子入力中継装置4-2に接続さ
れている検出対象接点SWが閉状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I2 であり、端子入力中継装置4-2に接続されている検出対
象接点SWが開状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I1 となる。
れている検出対象接点SWが閉状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I2 であり、端子入力中継装置4-2に接続されている検出対
象接点SWが開状態になっていれば、 伝送ループ電流ILOOP=I1 となる。
【0053】これにより、図6に示す時刻t3 〜時刻t
4 の間(時間T2 相当)にメイン装置3が伝送ループ電
流ILOOPを検出することにより、容易に端子入力中継装
置4-2に接続されている検出対象接点SWの開閉状態を
知ることができる。同様の処理によりメイン装置3は、
図6に示す時刻t5 〜時刻t6 の間(時間T2 相当)の
伝送ループ電流ILOOPを検出することにより、端子入力
中継装置4-3に接続されている検出対象接点SWの開閉
状態を容易に知ることができることとなる。
4 の間(時間T2 相当)にメイン装置3が伝送ループ電
流ILOOPを検出することにより、容易に端子入力中継装
置4-2に接続されている検出対象接点SWの開閉状態を
知ることができる。同様の処理によりメイン装置3は、
図6に示す時刻t5 〜時刻t6 の間(時間T2 相当)の
伝送ループ電流ILOOPを検出することにより、端子入力
中継装置4-3に接続されている検出対象接点SWの開閉
状態を容易に知ることができることとなる。
【0054】そして、端子入力中継装置4-3の伝送ルー
プ電流ILOOPの検出終了後は、再び伝送ループ電流ILO
OPは、終端抵抗RT に対応する電流I0 となり、メイン
装置3は、伝送ループ電流ILOOPの検出終了として、以
下、同様に伝送ループ電流ILOOPの検出処理を繰り返す
こととなる。
プ電流ILOOPの検出終了後は、再び伝送ループ電流ILO
OPは、終端抵抗RT に対応する電流I0 となり、メイン
装置3は、伝送ループ電流ILOOPの検出終了として、以
下、同様に伝送ループ電流ILOOPの検出処理を繰り返す
こととなる。
【0055】次に図7のフローチャートを参照してメイ
ン装置3の伝送ループ電流ILOOPの検出処理について説
明する。メイン装置3は、待機状態において、測定タイ
ミング設定用変数N=1とする(ステップS1)。
ン装置3の伝送ループ電流ILOOPの検出処理について説
明する。メイン装置3は、待機状態において、測定タイ
ミング設定用変数N=1とする(ステップS1)。
【0056】つづいて、メイン装置3は、図6に示した
時刻t0 において、伝送路2に検出用電圧V1 を印加す
る(ステップS2)。次にメイン装置3は、待ち時間T
WAITを次式により算出するとともに、算出した待ち時間
TWAITが経過するまで待機する(ステップS3)。
時刻t0 において、伝送路2に検出用電圧V1 を印加す
る(ステップS2)。次にメイン装置3は、待ち時間T
WAITを次式により算出するとともに、算出した待ち時間
TWAITが経過するまで待機する(ステップS3)。
【0057】TWAIT=N・T1 +T2 /2 なお、上記待ち時間TWAITの式における「T2 /2」の
項は一例であり、「T2 /2」の項に代えて0〜T2 範
囲内で適宜選択することが可能である。次にメイン装置
3は、伝送ループ電流ILOOPを検出し、伝送ループ電流
ILOOP=I1 ならば、対応する検出対象接点SWが開状
態(OFF)であり、伝送ループ電流ILOOP=I2 なら
ば、対応する検出対象接点SWが閉状態(ON)である
と判別する(ステップS4) 次にメイン装置3は、伝送ループ電流ILOOP=I0 にな
ったか否かを判別し(ステップS5)、伝送ループ電流
ILOOP=I0 ならば、伝送ループ電流ILOOPの検出終了
として処理をステップS1に移行する。
項は一例であり、「T2 /2」の項に代えて0〜T2 範
囲内で適宜選択することが可能である。次にメイン装置
3は、伝送ループ電流ILOOPを検出し、伝送ループ電流
ILOOP=I1 ならば、対応する検出対象接点SWが開状
態(OFF)であり、伝送ループ電流ILOOP=I2 なら
ば、対応する検出対象接点SWが閉状態(ON)である
と判別する(ステップS4) 次にメイン装置3は、伝送ループ電流ILOOP=I0 にな
ったか否かを判別し(ステップS5)、伝送ループ電流
ILOOP=I0 ならば、伝送ループ電流ILOOPの検出終了
として処理をステップS1に移行する。
【0058】伝送ループ電流ILOOP=I0 ではないなら
ば、 N=N+1 として(ステップS6)、ステップS3に移行し、次に
測定すべき端子入力中継装置の測定タイミングまで待機
状態となる。
ば、 N=N+1 として(ステップS6)、ステップS3に移行し、次に
測定すべき端子入力中継装置の測定タイミングまで待機
状態となる。
【0059】以上の説明のように、メイン装置3は、検
出した伝送ループ電流ILOOPに基づいて、すなわち、上
述の例の場合、伝送ループ電流ILOOP=I0 となるまで
は、単に測定タイミングの制御を行なうだけで全ての端
子入力中継装置についての測定を行なえる。
出した伝送ループ電流ILOOPに基づいて、すなわち、上
述の例の場合、伝送ループ電流ILOOP=I0 となるまで
は、単に測定タイミングの制御を行なうだけで全ての端
子入力中継装置についての測定を行なえる。
【0060】従って、端子入力中継装置を追加する場合
でも、メイン装置3側の処理及びハードウェア構成に変
更が必要となることがなく、容易にソフトウェア的な対
応をするだけで、新たな端子入力中継装置4-Xをカスケ
ード接続により多連接続してシステム拡張を行なえるこ
ととなる。
でも、メイン装置3側の処理及びハードウェア構成に変
更が必要となることがなく、容易にソフトウェア的な対
応をするだけで、新たな端子入力中継装置4-Xをカスケ
ード接続により多連接続してシステム拡張を行なえるこ
ととなる。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遅延手段
は、検出用電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延させ、
電圧検出手段は、遅延手段を介して伝送路に印加されて
いる電圧を検出し電圧検出信号を制御手段に出力する。
は、検出用電圧の電圧遷移を第1の所定時間遅延させ、
電圧検出手段は、遅延手段を介して伝送路に印加されて
いる電圧を検出し電圧検出信号を制御手段に出力する。
【0062】そして制御手段の制御下で、第1切離手段
は、第1制御信号に基づいて、当該信号多重伝送装置よ
り後段に接続された他の信号多重伝送装置を前記伝送路
より電気的に切り離し、接続手段は、第2制御信号に基
づいて伝送路に検出対象接点を接続し、この検出対象接
点の状態に応じた多重信号(伝送ループ電流)が伝送路
を介して外部の検出装置に伝送される。
は、第1制御信号に基づいて、当該信号多重伝送装置よ
り後段に接続された他の信号多重伝送装置を前記伝送路
より電気的に切り離し、接続手段は、第2制御信号に基
づいて伝送路に検出対象接点を接続し、この検出対象接
点の状態に応じた多重信号(伝送ループ電流)が伝送路
を介して外部の検出装置に伝送される。
【0063】制御手段は、第1制御信号及び第2制御信
号の出力終了後、第3制御信号を第2切離手段に出力
し、第2切離手段は、第3制御信号に基づいて伝送路よ
り電圧検出手段を電気的に切り離すことにより、第3の
所定時間の間、すなわち、後段に接続された他の信号多
重伝送装置の多重信号伝送が終了するまで当該信号多重
伝送装置を待機状態とするので、時分割で確実に各多重
信号伝送装置が送出する多重信号を外部の検出装置に伝
送路を介して伝送することができる。
号の出力終了後、第3制御信号を第2切離手段に出力
し、第2切離手段は、第3制御信号に基づいて伝送路よ
り電圧検出手段を電気的に切り離すことにより、第3の
所定時間の間、すなわち、後段に接続された他の信号多
重伝送装置の多重信号伝送が終了するまで当該信号多重
伝送装置を待機状態とするので、時分割で確実に各多重
信号伝送装置が送出する多重信号を外部の検出装置に伝
送路を介して伝送することができる。
【0064】さらに、制御手段は、伝送路に新たな多重
信号伝送装置を接続したとしても、全ての多重信号伝送
装置が多重信号の送出するまで、すなわち、全ての多重
信号伝送装置が待機状態になるまでは、多重信号を送出
を終了した当該多重信号伝送装置を待機状態とするた
め、外部の検出装置に対して全ての多重信号伝送装置か
らの多重信号が伝送され、外部の検出装置は、全ての多
重信号伝送装置に接続されている検出対象接点の状態を
確実に知ることが可能となる。
信号伝送装置を接続したとしても、全ての多重信号伝送
装置が多重信号の送出するまで、すなわち、全ての多重
信号伝送装置が待機状態になるまでは、多重信号を送出
を終了した当該多重信号伝送装置を待機状態とするた
め、外部の検出装置に対して全ての多重信号伝送装置か
らの多重信号が伝送され、外部の検出装置は、全ての多
重信号伝送装置に接続されている検出対象接点の状態を
確実に知ることが可能となる。
【0065】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、前記第3の所定時間は、当該
信号多重伝送装置の後段に接続されている他の全ての信
号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な時間の和
に相当する時間とするので、多重信号の伝送が終了した
信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送装置が多重信号
伝送を終了するまで待機することとなり、確実に外部の
検出装置に多重信号を伝送することができる。
載の発明の作用に加えて、前記第3の所定時間は、当該
信号多重伝送装置の後段に接続されている他の全ての信
号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な時間の和
に相当する時間とするので、多重信号の伝送が終了した
信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送装置が多重信号
伝送を終了するまで待機することとなり、確実に外部の
検出装置に多重信号を伝送することができる。
【0066】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の作用に加えて、前記第1の所定時間をT1 と
し、前記第2の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自
然数、かつ、m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝
送路に接続された場合に、当該第m番目の信号多重伝送
装置に対応する前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
外部の検出装置は、全ての多重信号伝送装置に接続され
ている検出対象接点の状態を確実に知ることが可能とな
る。
載の発明の作用に加えて、前記第1の所定時間をT1 と
し、前記第2の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自
然数、かつ、m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝
送路に接続された場合に、当該第m番目の信号多重伝送
装置に対応する前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
外部の検出装置は、全ての多重信号伝送装置に接続され
ている検出対象接点の状態を確実に知ることが可能とな
る。
【0067】請求項4記載の発明によれば、検出手段
は、伝送路に前記所定の検出用電圧を印加するととも
に、n個の信号多重伝送装置が伝送路を介して伝送する
多重信号、すなわち、伝送路を流れる伝送ループ電流を
検出するので、多重信号を伝送している一の信号多重伝
送装置に接続されている検出対象接点が閉状態にある場
合の伝送ループ電流値、多重信号を伝送している一の信
号多重伝送装置に接続されている検出対象接点が開状態
にある場合の伝送ループ電流値、全ての信号多重伝送装
置が待機状態にある場合の伝送ループ電流値を判別する
ことにより、各検出対象接点の状態及び検出動作(多重
信号伝送)の終了を確実に判別することができる。
は、伝送路に前記所定の検出用電圧を印加するととも
に、n個の信号多重伝送装置が伝送路を介して伝送する
多重信号、すなわち、伝送路を流れる伝送ループ電流を
検出するので、多重信号を伝送している一の信号多重伝
送装置に接続されている検出対象接点が閉状態にある場
合の伝送ループ電流値、多重信号を伝送している一の信
号多重伝送装置に接続されている検出対象接点が開状態
にある場合の伝送ループ電流値、全ての信号多重伝送装
置が待機状態にある場合の伝送ループ電流値を判別する
ことにより、各検出対象接点の状態及び検出動作(多重
信号伝送)の終了を確実に判別することができる。
【0068】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、検出手段は、検出用電圧を印
加した後、次式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出するの
で、信号多重伝送装置を新たに追加した場合でも、検出
手段におけるハードウェア構成を変更することなく、ソ
フトウェア的に対応することで容易に追加された信号多
重伝送装置についても、当該信号多重伝送装置に接続さ
れている検出対象接点の状態を判別することができる。
載の発明の作用に加えて、検出手段は、検出用電圧を印
加した後、次式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出するの
で、信号多重伝送装置を新たに追加した場合でも、検出
手段におけるハードウェア構成を変更することなく、ソ
フトウェア的に対応することで容易に追加された信号多
重伝送装置についても、当該信号多重伝送装置に接続さ
れている検出対象接点の状態を判別することができる。
【0069】請求項6記載の発明によれば、遅延工程
は、前記伝送路における前記検出用電圧の電圧遷移を第
1の所定時間遅延させ、電圧検出工程は、伝送路に印加
されている電圧を検出し、切離工程は、検出用電圧に相
当する電圧が伝送路に印加されたことを検出してから第
2の所定時間の間、信号伝送を行なうべき信号多重伝送
装置より後段に接続された他の信号多重伝送装置を伝送
路より電気的に切り離し、信号生成工程は、後段に接続
された他の信号多重伝送装置が伝送路より電気的に切り
離された状態で伝送路に検出対象接点を接続することに
より多重信号を生成し、検出・生成禁止工程は、第2の
所定時間の経過後、すなわち、信号伝送を行なうべき信
号多重伝送装置の多重信号伝送が終了してから、第3の
所定時間の間、前記電圧の検出及び前記多重信号の生成
を禁止し、他の信号多重伝送装置に多重信号伝送を行な
わせるので、時分割で確実に各多重信号伝送装置が送出
する多重信号を伝送することができる。
は、前記伝送路における前記検出用電圧の電圧遷移を第
1の所定時間遅延させ、電圧検出工程は、伝送路に印加
されている電圧を検出し、切離工程は、検出用電圧に相
当する電圧が伝送路に印加されたことを検出してから第
2の所定時間の間、信号伝送を行なうべき信号多重伝送
装置より後段に接続された他の信号多重伝送装置を伝送
路より電気的に切り離し、信号生成工程は、後段に接続
された他の信号多重伝送装置が伝送路より電気的に切り
離された状態で伝送路に検出対象接点を接続することに
より多重信号を生成し、検出・生成禁止工程は、第2の
所定時間の経過後、すなわち、信号伝送を行なうべき信
号多重伝送装置の多重信号伝送が終了してから、第3の
所定時間の間、前記電圧の検出及び前記多重信号の生成
を禁止し、他の信号多重伝送装置に多重信号伝送を行な
わせるので、時分割で確実に各多重信号伝送装置が送出
する多重信号を伝送することができる。
【0070】さらに、伝送路に新たな多重信号伝送装置
を接続したとしても、全ての多重信号伝送装置が多重信
号の送出するまで、すなわち、全ての多重信号伝送装置
が待機状態になるまでは、多重信号を送出を終了した当
該多重信号伝送装置を待機状態とするため、外部の検出
装置に対して全ての多重信号伝送装置からの多重信号が
伝送され、全ての多重信号伝送装置に接続されている検
出対象接点の状態を確実に知ることが可能となる。
を接続したとしても、全ての多重信号伝送装置が多重信
号の送出するまで、すなわち、全ての多重信号伝送装置
が待機状態になるまでは、多重信号を送出を終了した当
該多重信号伝送装置を待機状態とするため、外部の検出
装置に対して全ての多重信号伝送装置からの多重信号が
伝送され、全ての多重信号伝送装置に接続されている検
出対象接点の状態を確実に知ることが可能となる。
【0071】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の信号多重伝送方法において、前記第3の所定時間
は、当該信号多重伝送装置の後段に接続されている他の
全ての信号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な
時間の和に相当する時間とするので、多重信号の伝送が
終了した信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送装置が
多重信号伝送を終了するまで待機することとなり、確実
に多重信号を伝送することができる。
載の信号多重伝送方法において、前記第3の所定時間
は、当該信号多重伝送装置の後段に接続されている他の
全ての信号多重伝送装置が信号伝送を行なうのに必要な
時間の和に相当する時間とするので、多重信号の伝送が
終了した信号多重伝送装置は、他の信号多重伝送装置が
多重信号伝送を終了するまで待機することとなり、確実
に多重信号を伝送することができる。
【0072】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の作用に加えて、前記第1の所定時間をT1 と
し、前記第2の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自
然数、かつ、m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝
送路に接続された場合に、当該第m番目の信号多重伝送
装置に対応する前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
多重信号を伝送することができ、全ての多重信号伝送装
置に接続されている検出対象接点の状態を確実に知るこ
とが可能となる。
載の発明の作用に加えて、前記第1の所定時間をT1 と
し、前記第2の所定時間をT2 とし、第m番目(m:自
然数、かつ、m≦n)に当該信号多重伝送装置が前記伝
送路に接続された場合に、当該第m番目の信号多重伝送
装置に対応する前記第3の所定時間T3は、次式、 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) で表されるように設定するので、全ての信号多重伝送装
置が多重信号を伝送するまで多重信号の伝送が終了した
各信号多重伝送装置は待機することとなり、より確実に
多重信号を伝送することができ、全ての多重信号伝送装
置に接続されている検出対象接点の状態を確実に知るこ
とが可能となる。
【0073】請求項9記載の発明によれば、請求項6乃
至請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、電
圧印加工程は、伝送路に所定の検出用電圧を印加し、電
流検出工程は、各信号多重伝送装置が検出対象接点を伝
送路に接続することにより、伝送路を流れる伝送ループ
電流を検出するので、多重信号を伝送している一の信号
多重伝送装置に接続されている検出対象接点が閉状態に
ある場合の伝送ループ電流値、多重信号を伝送している
一の信号多重伝送装置に接続されている検出対象接点が
開状態にある場合の伝送ループ電流値、全ての信号多重
伝送装置が待機状態にある場合の伝送ループ電流値を判
別することにより、各検出対象接点の状態及び検出動作
(多重信号伝送)の終了を確実に判別することができ
る。
至請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、電
圧印加工程は、伝送路に所定の検出用電圧を印加し、電
流検出工程は、各信号多重伝送装置が検出対象接点を伝
送路に接続することにより、伝送路を流れる伝送ループ
電流を検出するので、多重信号を伝送している一の信号
多重伝送装置に接続されている検出対象接点が閉状態に
ある場合の伝送ループ電流値、多重信号を伝送している
一の信号多重伝送装置に接続されている検出対象接点が
開状態にある場合の伝送ループ電流値、全ての信号多重
伝送装置が待機状態にある場合の伝送ループ電流値を判
別することにより、各検出対象接点の状態及び検出動作
(多重信号伝送)の終了を確実に判別することができ
る。
【0074】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の作用に加えて、前記電流検出工程は、前記
電圧印加工程が前記検出用電圧を印加した後、次式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出するの
で、信号多重伝送装置を新たに追加した場合でも、検出
手段におけるハードウェア構成を変更することなく、ソ
フトウェア的に対応することで容易に追加された信号多
重伝送装置についても、当該信号多重伝送装置に接続さ
れている検出対象接点の状態を判別することができる。
記載の発明の作用に加えて、前記電流検出工程は、前記
電圧印加工程が前記検出用電圧を印加した後、次式、 TDET=k・T1 で表される時間TDET毎に伝送ループ電流を検出するの
で、信号多重伝送装置を新たに追加した場合でも、検出
手段におけるハードウェア構成を変更することなく、ソ
フトウェア的に対応することで容易に追加された信号多
重伝送装置についても、当該信号多重伝送装置に接続さ
れている検出対象接点の状態を判別することができる。
【図1】信号多重伝送システムの概要構成ブロック図で
ある。
ある。
【図2】端子入力中継装置4-1の概要構成ブロック図で
ある。
ある。
【図3】実施形態の動作説明図(その1)である。
【図4】実施形態の動作説明図(その2)である。
【図5】実施形態の動作説明図(その3)である。
【図6】実施形態の動作タイミングチャートである。
【図7】メイン装置の処理フローチャートである。
【図8】従来のガスメータ信号多重伝送システムの概要
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
1 信号多重伝送システム 2 伝送路 3 メイン装置 4-1〜4-n 端子入力中継装置 10 遅延回路 11 電圧検出回路 12 第1スイッチ 13 第2スイッチ 14 第3スイッチ 15 コントローラ SC1 第1制御信号 SC2 第2制御信号 SC3 第3制御信号 SVDET 電圧検出信号 SW 検出対象接点 T1 第1所定時間 T2 第2所定時間 T3 第3所定時間
Claims (10)
- 【請求項1】 所定の検出用電圧が印加される伝送ルー
プを形成する伝送路にn個(n:2以上の整数)がカス
ケード接続されるとともに、対応する検出対象接点の状
態を検出して前記伝送路を介して外部の検出装置に対し
て多重信号として伝送する信号多重伝送装置であって、 前記伝送路に直列に挿入され、前記検出用電圧の電圧遷
移を第1の所定時間遅延させる遅延手段と、 前記遅延手段を介して前記伝送路に印加されている電圧
を検出し電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、 第1制御信号に基づいて、当該信号多重伝送装置より後
段に接続された他の信号多重伝送装置を前記伝送路より
電気的に切り離す第1切離手段と、 第2制御信号に基づいて前記伝送路に前記検出対象接点
を接続する接続手段と、 第3制御信号に基づいて前記伝送路より前記電圧検出手
段を電気的に切り離す第2切離手段と、 前記電圧検出信号に基づいて、前記検出用電圧に相当す
る電圧が前記伝送路に印加されたことを検出してから第
2の所定時間の間、前記第1制御信号及び前記第2制御
信号を出力するとともに、前記第1制御信号及び前記第
2制御信号の出力終了後、当該信号多重伝送装置を待機
状態とすべく第3の所定時間の間、前記第3制御信号を
出力する制御手段と、 を備えたことを特徴とする信号多重伝送装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の信号多重伝送装置におい
て、 前記第3の所定時間は、当該信号多重伝送装置の後段に
接続されている他の全ての信号多重伝送装置が信号伝送
を行なうのに必要な時間の和に相当する時間であること
を特徴とする信号多重伝送装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の信号多重伝送装置におい
て、 前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2の所定時間を
T2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、m≦n)に当
該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続された場合に、
当該第m番目の信号多重伝送装置に対応する前記第3の
所定時間T3は、次式で表されることを特徴とする信号
多重伝送装置。 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の信号多重伝送装置を有する信号多重伝送システムにお
いて、 前記伝送路に前記所定の検出用電圧を印加するととも
に、前記伝送路を流れる伝送ループ電流を検出する検出
手段と、 前記伝送路にカスケード接続されたn(n:2以上の整
数)個の前記信号多重伝送装置と、 を備えたことを特徴とする信号多重伝送システム。 - 【請求項5】 請求項4記載の信号多重伝送システムに
おいて、 前記検出手段は、前記検出用電圧を印加した後、次式で
表される時間TDET毎に前記伝送ループ電流を検出する
ことを特徴とする信号多重伝送システム。 TDET=k・T1 (k:n以下の自然数、T1 :第1の所定時間) - 【請求項6】 所定の検出用電圧が印加される伝送ルー
プを形成する伝送路にn個(n:2以上の整数)の多重
信号伝送装置がカスケード接続されるとともに、対応す
る検出対象接点の状態を検出して前記伝送路を介して外
部の検出装置に対して多重信号として伝送する信号多重
伝送方法であって、 前記伝送路における前記検出用電圧の電圧遷移を第1の
所定時間遅延させる遅延工程と、 前記伝送路に印加されている電圧を検出する電圧検出工
程と、 前記検出用電圧に相当する電圧が前記伝送路に印加され
たことを検出してから第2の所定時間の間、信号伝送を
行なうべき信号多重伝送装置より後段に接続された他の
信号多重伝送装置を前記伝送路より電気的に切り離す切
離工程と、 前記検出用電圧に相当する電圧が前記伝送路に印加され
たことを検出してから第2の所定時間の間、前記伝送路
に前記検出対象接点を接続することにより前記多重信号
を生成する信号生成工程と、 前記第2の所定時間の経過後、第3の所定時間の間、前
記電圧の検出及び前記多重信号の生成を禁止する検出・
生成禁止工程と、 を備えたことを特徴とする信号多重伝送方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の信号多重伝送方法におい
て、 前記第3の所定時間は、当該信号多重伝送装置の後段に
接続されている他の全ての信号多重伝送装置が信号伝送
を行なうのに必要な時間の和に相当する時間であること
を特徴とする信号多重伝送方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の信号多重伝送方法におい
て、 前記第1の所定時間をT1 とし、前記第2の所定時間を
T2 とし、第m番目(m:自然数、かつ、m≦n)に当
該信号多重伝送装置が前記伝送路に接続された場合に、
当該第m番目の信号多重伝送装置に対応する前記第3の
所定時間T3は、次式で表されることを特徴とする信号
多重伝送方法。 T3m=T1 ・(n・(n+1)−m・(m+1))/2
+T2 ・(n−m) - 【請求項9】 請求項6乃至請求項8のいずれかに記載
の信号多重伝送方法において、 前記伝送路に前記所定の検出用電圧を印加する電圧印加
工程と、 前記伝送路を流れる伝送ループ電流を検出する電流検出
工程と、 を備えたことを特徴とする信号多重伝送方法。 - 【請求項10】 請求項9記載の信号多重伝送方法にお
いて、 前記電流検出工程は、前記電圧印加工程が前記検出用電
圧を印加した後、次式で表される時間TDET毎に前記伝
送ループ電流を検出することを特徴とする信号多重伝送
方法。 TDET=k・T1 (k:n以下の自然数、T1 :第1の所定時間)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8133438A JPH09319985A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及び信号多重伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8133438A JPH09319985A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及び信号多重伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09319985A true JPH09319985A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15104781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8133438A Abandoned JPH09319985A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 信号多重伝送装置、信号多重伝送システム及び信号多重伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09319985A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019533353A (ja) * | 2016-09-23 | 2019-11-14 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトPhoenix Contact GmbH & Co.KG | 電流ループを介した電流変調データ伝送のための通信システム及び方法 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP8133438A patent/JPH09319985A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019533353A (ja) * | 2016-09-23 | 2019-11-14 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトPhoenix Contact GmbH & Co.KG | 電流ループを介した電流変調データ伝送のための通信システム及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040205 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040217 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040419 |