JPH09319957A - 自動販売機の搬出機構 - Google Patents

自動販売機の搬出機構

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Publication number
JPH09319957A
JPH09319957A JP13308196A JP13308196A JPH09319957A JP H09319957 A JPH09319957 A JP H09319957A JP 13308196 A JP13308196 A JP 13308196A JP 13308196 A JP13308196 A JP 13308196A JP H09319957 A JPH09319957 A JP H09319957A
Authority
JP
Japan
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stopper
product
free end
cam
shelf
Prior art date
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Pending
Application number
JP13308196A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Kawada
榮一 川和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シーソー方式の商品ストッパーを備える自動
販売機の搬出機構を提供する。 【解決手段】 商品棚1と、第1ストッパー2aと第2
ストッパー2bと一端が第1ストッパーに、他端が第2
ストッパーに連結された中間アーム2cとを有する商品
ストッパーとを備え、商品ストッパーは第1ストッパー
の支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端
を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚
と平行に配設され、各商品棚には第1ストッパーの関節
部と第2ストッパーの関節部が商品棚上へ突出するのを
許容する開口が形成され、更に、一端が商品ストッパー
の中間アームに係止され商品ストッパーの中間アームを
斜め上方ヘ駆動するリンク機構と、リンク機構の他端に
係合してリンク機構を駆動するカムと、カムに固定され
カムを回転駆動する回転板とを有する商品ストッパー駆
動装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビン、缶などの回転
対称体の容器に詰められた商品の自動販売機の搬出機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビン、缶などの回転対称体の容器に詰め
られた商品の自動販売機の搬出機構として、上下方向に
間隔を隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した
複数の商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状
の第1ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番
状の第2ストッパーと一端が第1ストッパーの自由端に
回動自在に連結され他端が第2ストッパーの自由端に回
動自在に連結された中間アームとを有するシーソー方式
の商品ストッパーとを備え、商品ストッパーは第1スト
ッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの
支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に
商品棚と平行に配設され、各商品棚には第1ストッパー
の関節部と第2ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出
するのを許容する開口が形成された搬出機構が知られて
いる。
【0003】上述の搬出機構においては、商品は、回転
軸を商品棚の下縁と平行に延在させて、商品棚の上縁か
ら下縁へ向かって整列して商品棚上に載置される。商品
ストッパーの中間アームはバネ等により斜め下方ヘ付勢
されており、第2ストッパーの関節部が商品棚上ヘ突出
している。この結果、商品列の下端の商品が第2ストッ
パーによって支持され、商品列に属する全商品の落下防
止がなされている。商品を搬出する際には、バネ等の付
勢力に逆らって中間アームが斜め上方へ押し上げられ
る。この結果、第2ストッパーの関節部が商品棚の下方
へ後退し商品列の下端の商品が支持を失って商品棚の下
縁から下方へ落下する。他方第1ストッパーの関節部が
商品棚上ヘ突出し、商品列の下端から2番目の商品を支
持する。この結果商品列の残余の商品の落下防止がなさ
れる。商品の搬出が完了すると、中間アームを斜め上方
ヘ押し上げた力が解除され、バネ等の付勢力によって中
間アームが斜め下方へ移動し、第2ストッパーの関節部
が商品棚上ヘ突出し、第1ストッパーが商品棚の下方ヘ
後退する。この結果、商品列の残余の商品が商品棚の下
縁ヘ向かって移動し、下端の商品が第2ストッパーによ
って支持される。従来のシーソー方式の商品ストッパー
を備える搬出機構においては、各商品ストッパーにソレ
ノイドが取り付けられ、ソレノイドを作動させて中間ア
ームを斜め上方へ押し上げていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシーソー方式の
商品ストッパーを備える搬出機構には、各商品ストッパ
ーにソレノイドが取り付けられるので、製造価格が割高
になるという問題があった。本発明は上記の問題に鑑み
てなされたものであり、従来のシーソー方式の商品スト
ッパーを備える自動販売機の搬出機構に比べて製造価格
の安価なシーソー方式の商品ストッパーを備える自動販
売機の搬出機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、上下方向に間隔を隔てて積層さ
れ一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一
端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと
一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパー
と一端が第1ストッパーの自由端に回動自在に連結され
他端が第2ストッパーの自由端に回動自在に連結された
中間アームとを有する商品ストッパーとを備え、商品ス
トッパーは第1ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向
け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商
品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚
には第1ストッパーの関節部と第2ストッパーの関節部
とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、
更に、一端が商品ストッパーの中間アームに係止され商
品ストッパーの中間アームを斜め上方ヘ駆動するリンク
機構と、リンク機構の他端に係合してリンク機構を駆動
するカムと、カムに固定されカムを回転駆動する回転板
とを有する商品ストッパー駆動装置を備え、商品ストッ
パー駆動装置は各商品棚の直下に配設され、更に、商品
棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部
材を備え、商品受け部材は、稼働位置と退避位置との間
で進退可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆
動装置の回転板と係合可能な回転板駆動部材を備えるこ
とを特徴とする自動販売機の搬出機構を提供する。
【0006】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
2ストッパーとを有し第1ストッパーの自由端と第2ス
トッパーの自由端とが回動自在に連結された商品ストッ
パーとを備え、商品ストッパーは第1ストッパーの支持
端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端を斜め
下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行
に配設され、各商品棚には第1ストッパーの関節部と第
2ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容
する開口が形成され、更に、一端が第1ストッパーの自
由端又は第2ストッパーの自由端に係止され第1ストッ
パーの自由端又は第2ストッパーの自由端を斜め上方ヘ
駆動するリンク機構と、リンク機構の他端に係合してリ
ンク機構を駆動するカムと、カムに固定されカムを回転
駆動する回転板とを有する商品ストッパー駆動装置を備
え、商品ストッパー駆動装置は各商品棚の直下に配設さ
れ、更に、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可
能な商品受け部材を備え、商品受け部材は、稼働位置と
退避位置との間で進退可能であり稼働位置にある時に商
品ストッパー駆動装置の回転板と係合可能な回転板駆動
部材を備えることを特徴とする自動販売機の搬出機構を
提供する。
【0007】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
2ストッパーと一端が第1ストッパーの自由端に屈曲自
在に連結され他端が第2ストッパーの自由端に屈曲自在
に連結された中間アームとを有する一体成形品の商品ス
トッパーとを備え、商品ストッパーは第1ストッパーの
支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端を
斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と
平行に配設され、各商品棚には第1ストッパーの関節部
と第2ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを
許容する開口が形成され、更に、一端が商品ストッパー
の中間アームに係止され商品ストッパーの中間アームを
斜め上方ヘ駆動するリンク機構と、リンク機構の他端に
係合してリンク機構を駆動するカムと、カムに固定され
カムを回転駆動する回転板とを有する商品ストッパー駆
動装置を備え、商品ストッパー駆動装置は各商品棚の直
下に配設され、更に、商品棚の下縁の側方に配設され上
下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受け部材は、
稼働位置と退避位置との間で進退可能であり稼働位置に
ある時に商品ストッパー駆動装置の回転板と係合可能な
回転板駆動部材を有することを特徴とする自動販売機の
搬出機構を提供する。
【0008】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
2ストッパーとを有し第1ストッパーの自由端と第2ス
トッパーの自由端とが屈曲自在に連結された一体成形品
の商品ストッパーとを備え、商品ストッパーは第1スト
ッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの
支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に
商品棚と平行に配設され、各商品棚には第1ストッパー
の関節部と第2ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出
するのを許容する開口が形成され、更に、一端が第1ス
トッパーの自由端又は第2ストッパーの自由端に係止さ
れ第1ストッパーの自由端又は第2ストッパーの自由端
を斜め上方ヘ駆動するリンク機構と、リンク機構の他端
に係合してリンク機構を駆動するカムと、カムに固定さ
れカムを回転駆動する回転板とを有する商品ストッパー
駆動装置を備え、商品ストッパー駆動装置は各商品棚の
直下に配設され、更に、商品棚の下縁の側方に配設され
上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受け部材
は、稼働位置と退避位置との間で進退可能であり稼働位
置にある時に商品ストッパー駆動装置の回転板と係合可
能な回転板駆動部材を有することを特徴とする自動販売
機の搬出機構を提供する。
【0009】本発明の好ましい態様においては、商品棚
の下縁に沿って互いに間隔を隔てて複数の商品ストッパ
ーが配設され、商品ストッパー駆動機構は各商品毎にリ
ンク機構とカムとを有する。
【0010】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
2ストッパーと一端が第1ストッパーの自由端に回動自
在に連結され他端が第2ストッパーの自由端に回動自在
に連結された中間アームとを有する商品ストッパーとを
備え、商品ストッパーは第1ストッパーの支持端を斜め
上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差
し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設さ
れ、各商品棚には第1ストッパーの関節部と第2ストッ
パーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口
が形成され、更に、一端が商品ストッパーの中間アーム
に連結されたワイヤーと、ワイヤーの他端に連結された
回動レバーと、回動レバーに係合して回動レバーを回転
駆動するカムと、カムに固定されカムを回転駆動する回
転板とを有する商品ストッパー駆動装置を備え、商品ス
トッパー駆動装置は各商品棚の直下に配設され、更に、
商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受
け部材を備え、商品受け部材は、稼働位置と退避位置と
の間で進退可能であり稼働位置にある時に商品ストッパ
ー駆動装置の回転板と係合可能な回転板駆動部材を備え
ることを特徴とする自動販売機の搬出機構を提供する。
【0011】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
2ストッパーとを有し第1ストッパーの自由端と第2ス
トッパーの自由端とが回動自在に連結された商品ストッ
パーとを備え、商品ストッパーは第1ストッパーの支持
端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端を斜め
下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行
に配設され、各商品棚には第1ストッパーの関節部と第
2ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容
する開口が形成され、更に、一端が第1ストッパーの自
由端又は第2ストッパーの自由端に連結されたワイヤー
と、ワイヤーの他端に連結された回動レバーと、回動レ
バーに係合して回動レバーを回転駆動するカムと、カム
に固定されカムを回転駆動する回転板とを有する商品ス
トッパー駆動装置を備え、商品ストッパー駆動装置は各
商品棚の直下に配設され、更に、商品棚の下縁の側方に
配設され上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受
け部材は、稼働位置と退避位置との間で進退可能であり
稼働位置にある時に商品ストッパー駆動装置の回転板と
係合可能な回転板駆動部材を備えることを特徴とする自
動販売機の搬出機構を提供する。
【0012】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
2ストッパーと一端が第1ストッパーの自由端に屈曲自
在に連結され他端が第2ストッパーの自由端に屈曲自在
に連結された中間アームとを有する一体成形品の商品ス
トッパーとを備え、商品ストッパーは第1ストッパーの
支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端を
斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と
平行に配設され、各商品棚には第1ストッパーの関節部
と第2ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを
許容する開口が形成され、更に、一端が商品ストッパー
の中間アームに連結されたワイヤーと、ワイヤーの他端
に連結された回動レバーと、回動レバーに係合して回動
レバーを回転駆動するカムと、カムに固定されカムを回
転駆動する回転板とを有する商品ストッパー駆動装置を
備え、商品ストッパー駆動装置は各商品棚の直下に配設
され、更に、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動
可能な商品受け部材を備え、商品受け部材は、稼働位置
と退避位置との間で進退可能であり稼働位置にある時に
商品ストッパー駆動装置の回転板と係合可能な回転板駆
動部材を有することを特徴とする自動販売機の搬出機構
を提供する。
【0013】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第1
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
2ストッパーとを有し第1ストッパーの自由端と第2ス
トッパーの自由端とが屈曲自在に連結された一体成形品
の商品ストッパーとを備え、商品ストッパーは第1スト
ッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ストッパーの
支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に
商品棚と平行に配設され、各商品棚には第1ストッパー
の関節部と第2ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出
するのを許容する開口が形成され、更に、一端が第1ス
トッパーの自由端又は第2ストッパーの自由端に連結さ
れたワイヤーと、ワイヤーの他端に連結された回動レバ
ーと、回動レバーに係合して回動レバーを回転駆動する
カムと、カムに固定されカムを回転駆動する回転板とを
有する商品ストッパー駆動装置を備え、商品ストッパー
駆動装置は各商品棚の直下に配設され、更に、商品棚の
下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材を
備え、商品受け部材は、稼働位置と退避位置との間で進
退可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆動装
置の回転板と係合可能な回転板駆動部材を有することを
特徴とする自動販売機の搬出機構を提供する。
【0014】本発明の好ましい態様においては、商品棚
の下縁に沿って互いに間隔を隔てて複数の商品ストッパ
ーが配設され、商品ストッパー駆動装置は各商品ストッ
パー毎にワイヤーと回動レバーとカムとを有する。
【0015】本発明の好ましい態様においては、自動販
売機の搬出機構はカムを所定の角度だけ回転させる装置
を備える。
【0016】本発明の好ましい態様においては、商品受
け部材を間に挟んで、上下に積層された複数の商品棚が
2組互いに向かい合わせに配設され、各商品棚に商品ス
トッパーと商品ストッパー駆動装置とが配設され、商品
受け部材は2組の積層された商品棚の商品ストッパー駆
動装置の回転板と係合可能な2つの回転板駆動部材を有
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以降の説明において、図1、2、
3、4、12、12、14、15の矢印I、II、II
I、IV、V、VIの方向をそれぞれ前方、後方、左
方、右方、上方、下方と呼ぶ。本発明の第1実施例に係
る自動販売機の搬出機構を図1〜13に基づいて説明す
る。図1、2に示すように、自動販売機のケーシング1
00の右半部分内に、上下方向に間隔を隔てて積層され
右方から左方へ向かって下方ヘ傾斜した7枚の商品棚1
が配設されている。各商品棚1上には、ビン、缶などの
回転対称体の容器に詰められた商品200が、回転軸を
前後方向に延在させた状態で左右方向に整列して載置さ
れている。最上段の商品棚1上には2列の商品200の
列が載置され、他の商品棚1上には3列の商品200の
列が載置されている。
【0018】3列の商品200の列が載置された商品棚
に着目して、シーソー方式の商品ストッパーとストッパ
ー駆動機構の説明を行う。図3、4に示すように、上端
が支持端で下端が自由端の蝶番状の第1ストッパー2a
と下端が支持端で上端が自由端の蝶番状の第2ストッパ
ー2bと上端が第1ストッパー2aの自由端に回動自在
に連結され下端が第2ストッパー2bの自由端に回動自
在に連結された中間アーム2cとが、各商品棚1の下縁
部である左端部の直下に且つ商品200の各列の直下に
配設されている。第1ストッパー2a、第2ストッパー
2b、中間アーム2cは第1ストッパー2aの支持端で
ある上端を右斜め上方ヘ差し向け第2ストッパー2bの
支持端である下端を左斜め下方へ差し向けて商品棚1と
平行に配設されている。各商品棚1には第1ストッパー
2aの関節部と第2ストッパー2bの関節部とが商品棚
1上へ突出するのを許容する開口1aが形成されてい
る。開口1aは商品棚1を打ち抜いて形成しても良く、
或いはプレス加工等により商品棚1に凹部を形成し、該
凹部内に第1ストッパー2a、第2ストッパー2b、中
間アーム2cを格納し、該凹部の開放端を開口1aとし
ても良い。中間アーム2cは、左斜め下方の第1位置と
右斜め上方の第2位置との間で商品棚1に平行に移動可
能に商品棚1によって支持されている。中間アーム2c
は、バネ3により商品棚1に平行に左斜め下方へ付勢さ
れている。この結果、図3で実線で示すように、通常、
中間アーム2cは左斜め下方の第1位置にあり、第2ス
トッパー2bの関節部が商品棚1の上方へ突出し、第1
ストッパー2aの関節部は商品棚1の下方へ後退してい
る。商品棚1の上方へ突出した第2ストッパー2bによ
って、商品列の下端の商品200が支持され、商品列に
属する全ての商品200の落下防止がなされている。第
1ストッパー2a、第2ストッパー2b、中間アーム2
c、バネ3により、シーソー方式の商品ストッパーAが
構成されている。
【0019】図4、5に示すように、平面形状がL型の
リンク部材4aの一端に形成されたピン状突起4a′
が、最後部の商品ストッパーAの中間アーム2cの下面
に形成された穴2c′に回動可能に嵌合している。リン
ク部材4aは屈曲部を通り商品棚1に直交する軸線X1
回りに揺動可能に商品棚1によって支持されている。前
後に延在する略直線状のリンク部材4bの後端が商品棚
1に直交する軸線回りに回動可能にリンク部材4aの他
端に連結されている。リンク部材4bの前端は商品棚1
の前端近傍位置まで延びている。図4、6に示すよう
に、リンク部材4bの前端に形成されたピン状突起4
b′が、上下に延在する直線状のリンク部材4cの上端
に形成された二股部4c′に係合している。リンク部材
4cは下端部を通り商品棚1に平行に左右に延在する軸
線X2回りに揺動可能に商品棚1によって支持されてい
る。図6に示すように、リンク部材4cの中央部に、軸
線X2と平行に延在する軸線回りに回動可能な回転子5
が取り付けられている。リンク部材4cはバネ6によ
り、左方から見て反時計方向へ回転付勢されている。リ
ンク部材4a、リンク部材4b、リンク部材4c、回転
子5、バネ6により、リンク機構αが構成されている。
【0020】図4、6に示すように、リンク部材4cの
前方に、商品棚1に平行に左右に延在する軸部材7が配
設されている。軸部材7は、中心軸線X3回りに回動自
在に商品棚1によって支持されている。円板から120
度の中心角を有する弓形部分を切り欠いた形状のカム8
が軸部材7に固定されている。カム8は回転子5に当接
している。図4に示すように、中央部の商品ストッパー
Aと、最前部の商品ストッパーAとにも、リンク機構
α、カム8が配設されている。中央部の商品ストッパー
Aに対して配設されたカム8の弓形の切り欠き部は、最
後部の商品ストッパーAに対して配設されたカム8の弓
形の切り欠き部に対して、左方から見て軸線X3回りに
反時計方向に120度ずれており、最前部の商品ストッ
パーAに対して配設されたカム8の弓形の切り欠き部
は、最後部の商品ストッパーAに対して配設されたカム
8の弓形の切り欠き部に対して、左方から見て軸線X3
回りに反時計方向に240度ずれている。
【0021】図4、7に示すように、軸部材7のカム8
よりも左方の部分にカム9が固定されている。カム9に
は中心角120度毎に1枚の放射状に伸びる花弁状の突
起が形成されている。カム9の直上に回転子10を有し
前後に延在するレバー11が配設されている。レバー1
1は後端部を通り商品棚1に平行に左右に延在する軸線
X4回りに揺動可能に商品棚1によって支持されてい
る。回転子10はカム9に当接している。レバー11は
バネ12により、左方から見て反時計方向に回転付勢さ
れている。図6、7に示すように、レバー11の回転子
10がカム9の隣接する花弁状の突起の間の凹部に当接
している時、何れか1つのカム8の弓形の切欠部の始端
部が対峙するリンク部材4cの回転子5に当接するよう
に、カム9とカム8の軸線X3回りの相対角度位置が決
定されている。図4、8に示すように、軸部材7の左端
部に回転板13が固定されている。回転板13には、中
心角120度毎に1枚のプロペラ翼状の突起が形成され
ている。リンク機構α、軸部材7、カム8、9、回転子
10、レバー11、バネ12、回転板13により、商品
ストッパー駆動装置Bが構成されている。商品ストッパ
ー駆動装置Bは、商品棚1の直下に配設されている。図
1、4に示すように、商品ストッパー駆動装置Bの回転
板13は商品棚1の下縁である左端よりも僅かに左方に
突出している。
【0022】2列の商品200の列が載置された最上段
の商品棚1にも、商品ストッパーA、商品ストッパー駆
動装置Bが配設されている。但し、3列の商品200の
列が載置された商品棚1と異なり、商品ストッパーA、
商品ストッパー駆動装置Bのリンク機構α、カム8、
9、回転子10、レバー11、バネ12、回転板13
は、2組配設されている。最上段の商品棚1に配設され
たカム8は、図9に示すように、円板から90度の中心
角を有する弓形部分を、180度ずらして2個切り欠い
た形状を有している。2枚のカム8は、弓形の切り欠き
部を、軸線X3回りに互いに90度ずらして配設されて
いる。最上段の商品棚1に配設されたカム9には、図1
0に示すように、中心角90度毎に1枚の放射状に伸び
る花弁状の突起が形成されている。最上段の商品棚1に
配設された回転板13には、図11に示すように、中心
角90度毎に1枚のプロペラ翼状の突起が形成されてい
る。図9、10に示すように、レバー11の回転子10
がカム9の隣接する花弁状の突起の間の凹部に当接して
いる時、何れか1つのカム8の弓形の切欠部の始端部が
対峙するリンク部材4cの回転子5に当接するように、
カム9とカム8の軸線X3回りの相対角度位置が決定さ
れている。
【0023】図1、4に示すように、商品棚1の下縁で
ある左端の左方に、上端が開放された箱型の商品受け部
材14が配設されている。図2に示すように、商品受け
部材14は、商品棚1の前後方向の幅の略全域に対峙し
ている。商品受け部材14は、図示しない駆動装置によ
って駆動され、上下方向に移動可能である。図12、1
3に示すように、商品受け部材14の前端右側部にソレ
ノイド15が固定されている。互いに回動可能に連結さ
れたレバー16a、16bが、ソレノイド15に隣接し
て配設されている。レバー16bは、中央部を通り前後
に延在する軸線X5回りに回動可能に商品受け部材14
によって支持されている。レバー16aの一端はソレノ
イド15のピストン15aに連結されている。レバー1
6bの上端に右方ヘ突出するピン17が固定されてい
る。ソレノイド15が作動を停止している時、ピストン
15aが突出し、図12、13で実線で示すように、レ
バー16bは直立し、ピン17は商品受け部材14の右
側面に接近した退避位置にある。ソレノイド15が作動
すると、ピストン15aが後退し、図12、13で一点
鎖線で示すように、レバー16bは軸線X5回りに前方
から見て反時計方向へ回動し、ピン17は商品受け部材
14の右側面にから離隔して右方ヘ突出した稼働位置ヘ
移動する。図12、13に示すように、商品受け部材1
4の前端左側部にも、ソレノイド15、レバー16a、
16b、ピン17が取り付けられている。商品受け部材
14の前端左側部に取り付けられたソレノイド15が作
動停止している時、商品受け部材14の前端左側部に取
り付けられたピン17は、商品受け部材14の左側面に
接近した退避位置にあり、商品受け部材14の前端左側
部に取り付けられたソレノイド15が作動すると、商品
受け部材14の前端左側部に取り付けられたピン17
は、商品受け部材14の左側面から離隔して左方ヘ突出
する稼働位置ヘ移動する。
【0024】図1に示すように、自動販売機のケーシン
グ100の左半部分内にも、複数の商品棚1と、商品ス
トッパーAと、商品ストッパー駆動装置Bとが配設され
ている。ケーシング100の左半部分内の商品棚1、商
品ストッパーA、商品ストッパー駆動装置Bと、ケーシ
ング100の右半部分内の商品棚1、商品ストッパー
A、商品ストッパー駆動装置Bとは、商品受け部材14
を間に挟んで向かい合わせに配設されている。
【0025】上記構成を有する本実施例に係る自動販売
機の搬出機構の作動を以下に説明する。1つの商品棚1
には、同一の商品200が載置されている。図3に示す
ように、商品ストッパーAの第2ストッパー2bの関節
部が商品棚1の上方ヘ突出し、商品列の最下端の商品2
00を支持し、商品列に属する全ての商品200の落下
を防止している。商品受け部材のソレノイド15は停止
しており、ピン17は図4、12、13で実線で示す退
避位置にある。
【0026】ユーザーは、所望の商品200を選択し、
図示しない商品選択スイッチを押す。自動販売機が内蔵
する図示しない制御装置が作動し、商品受け部材14が
上下に移動して指定された商品200が載置された商品
棚1に接近する。商品受け部材14が下方から目的の商
品棚1へ向かって移動する場合には、商品受け部材14
は一旦目的の商品棚1を高速で通過し、次いで減速して
下降し、目的の商品棚1に接近する。商品受け部材14
が上方から目的の商品棚1ヘ向かって移動する場合に
は、高速で目的の商品棚1の近傍まで下降し、次いで減
速して下降し、目的の商品棚1に接近する。ピン17は
退避位置にあるので、商品受け部材14が高速移動中に
ピン17と商品ストッパー駆動装置Bの回転板13とが
干渉するおそれは無い。
【0027】商品受け部材14が減速を開始するのに同
期して、目的の商品棚1に対峙する側のソレノイド15
が作動し、ピストン15aが後退し、図13で一点鎖線
で示すように、レバー16bが軸線X5回りに回動し、
図4、12、13で一点鎖線で示すように、ピン17が
退避位置から稼働位置ヘ移動し、目的の商品棚1ヘ向か
って突出する。
【0028】商品受け部材14が更に下降し、図8、1
1で2重矢印で示すように、ピン17が上方から商品ス
トッパー駆動装置Bの回転板13に接近する。図8、1
1で一点鎖線で示すように、ピン17が商品ストッパー
駆動装置Bの回転板13の翼の何れかに上方から当接
し、回転板13を軸線X3回りに回転させる。回転板1
3の回転に随伴して、カム9がバネ12の付勢力に逆ら
って回転する。カム9の回転に伴い、バネ12によって
回転付勢されたレバー11の回転子10がカム9の周縁
に当接しつつカム9の周縁上を移動する。回転子10が
カム9の花弁状突起の中央部を通過すると、バネ12の
付勢力はピン17による付勢力と同一方向にカム9を回
転駆動する。回転子10がカム9の隣接する花弁状突起
の間の凹部に到達すると、バネ12の付勢力により、カ
ム9の回転が停止する。従って、カム9は、常に、レバ
ー11の回転子10がカム9の隣接する花弁状突起の間
の凹部に当接する位置から、レバー11の回転子10が
カム9の次の隣接する花弁状突起の間の凹部に当接する
位置まで回転する。この結果、目的の商品棚1が商品2
00が3列載置された商品棚である場合には、カム9は
確実に120度回転し、目的の商品棚1が商品200が
2列載置された商品棚である場合には、カム9は確実に
90度回転する。
【0029】カム9の回転に連動して、目的の商品棚1
が商品200が3列載置された商品棚である場合には、
カム8が120度回転し、目的の商品棚1が商品200
が2列載置された商品棚である場合には、カム8が90
度回転する。この時、何れか1つのカム8は、弓形の切
り欠き部の始端が対峙するリンク部材4cの回転子5に
当接する状態から回転を始め、弓形の切り欠き部の終端
が対峙するリンク部材4cの回転子5に当接する状態ま
で回転する。
【0030】図6、9から分かるように、何れか1つの
カム8が、弓形の切り欠き部の始端が対峙するリンク部
材4cの回転子5に当接する状態から回転を始め、弓形
の切り欠き部の終端が対峙するリンク部材4cの回転子
5に当接する状態まで回転するのに伴い、該カムに対峙
するリンク部材4cが、バネ6の付勢力の下に、左方か
ら見て軸線X2回りに反時計方向に揺動し、リンク部材
4bが前方ヘ移動する。図4から分かるように、リンク
部材4bの前方ヘの移動に伴って、リンク部材4aが上
方から見て軸線X1回りに反時計方向ヘ揺動し、リンク
部材4aのピン状突起4a′が右斜め上方ヘ移動する。
【0031】リンク部材4aのピン状突起4a′は、係
合する商品ストッパーAの中間アーム2cを右斜め上方
ヘ駆動する。この結果、図3で一点鎖線で示すように、
商品ストッパーAの第2ストッパー2bの関節部が商品
棚の下方ヘ後退し、第1ストッパー2aの関節部が商品
棚の上方へ突出する。商品列の最下端の商品200が第
2ストッパー2bの支持を失い、商品棚1の下縁から落
下し、減速して下降中の商品受け部材14内に収容され
る。最下端の商品200に隣接する商品200は、第1
ストッパー2aによって支持されており、残余の商品2
00の落下は防止されている。
【0032】カム8が弓形の切り欠き部の終端が対峙す
るリンク部材4cの回転子5に当接する状態まで回転す
ると、該カムに対峙するリンク部材4cは、バネ6の付
勢力に逆らって、左方から見て軸線X2回りに時計方向
に揺動し、リンク部材4bが後方ヘ移動し、リンク部材
4aが上方から見て軸線X1回りに時計方向ヘ揺動し、
リンク部材4aのピン状突起4a′が左斜め下方ヘ移動
し、商品ストッパーAの中間アーム2cが左斜め下方ヘ
移動し、図3で実線で示すように、商品ストッパーAの
第1ストッパー2aの関節部が商品棚の下方ヘ後退し、
第2ストッパー2bの関節部が商品棚の上方へ突出す
る。この結果、新たに商品列の最下端に位置することと
なった商品200が第2ストッパー2bにより支持さ
れ、商品列に属する全ての商品200の落下が防止され
る。
【0033】作動していたソレノイド15が停止し、ピ
ン17が稼働位置から退避位置ヘ移動する。商品200
を収容した商品受け部材14は、増速して下降し、自動
販売機のケーシング100の下部に形成された図示しな
い商品取り出し口に到達する。ユーザーは商品取り出し
口を介して、所望の商品200を取り出す。
【0034】上記説明から分かるごとく、本実施例に係
る自動販売機の搬出機構においては、シーソー方式の商
品ストッパーAは商品ストッパー駆動装置Bにより駆動
され、商品ストッパー駆動装置Bは、上下に移動する商
品受け部材14に取り付けられた、稼働位置と退避位置
との間で進退可能であり稼働位置にある時に商品ストッ
パー駆動装置の回転板13と係合可能なピン17によっ
て駆動される。従って、本実施例に係る自動販売機の搬
出機構においては、ピン17を駆動するソレノイド15
を商品受け部材14に取り付ければ良く、各商品ストッ
パーAに駆動用ソレノイドを取り付ける必要は無い。従
って、本実施例に係る自動販売機の搬出機構は、従来の
シーソー方式の商品ストッパーを備える搬出機構に比べ
て商品ストッパー駆動用のソレノイドの数が少なく、製
造価格が安価である。
【0035】本実施例に係る自動販売機の搬出機構にお
いては、カム9、回転子10、レバー11、バネ12を
配設して、カム8を確実に所定の角度だけ回転させるよ
うにしたので、商品ストッパーAを確実に作動させ、商
品棚1から商品200を確実に搬出することができる。
本実施例に係る自動販売機の搬出機構においては、商品
棚1の下縁に沿って互いに間隔を隔てて複数の商品スト
ッパーAを配設したので、自動販売機の横幅又は奥行き
を過大にすることなく、多数の商品を自動販売機に格納
できる。また、商品ストッパー駆動装置Bは各商品スト
ッパーA毎にリンク機構αとカム8とを有するので、商
品棚1上の各商品列から確実に商品200を搬出するこ
とができる。
【0036】本実施例に係る自動販売機の搬出機構にお
いては、商品受け部材14を間に挟んで、上下に積層さ
れた複数の商品棚1が2組向かい合わせに配設され、各
商品棚1に、商品ストッパーAと商品ストッパー駆動装
置Bとが配設され、商品受け部材14には2組のソレノ
イド15、レバー16a、16b、ピン17が取り付け
られているので、自動販売機の商品取り出し口の数を増
やすことなく、取り扱う商品200の数を増加できる。
【0037】本発明の第2実施例に係る自動販売機の搬
出機構を図14、15に基づいて説明する。本実施例に
係る自動販売機の搬出機構においては、第1実施例に係
る自動販売機の搬出機構のリンク機構αに代えて、プー
リ24aと、ワイヤー24bとを備えている。ワイヤー
24bの一端は、商品ストッパーAの中間アーム2cに
連結されている。ワイヤー24bの他端は、レバー24
cの上端に連結されている。ワイヤー24bの延在方向
を変えるために、プーリ24aが商品棚1の下面に固定
されている。レバー24cは、下端部を通り商品棚1に
平行に左右に延在する軸線X6回りに揺動可能に、商品
棚1によって支持されている。レバー24cはバネ26
によって、左方から見て軸線X6回りに反時計方向へ回
転付勢されている。レバー24cの中央部に取り付けら
れた回転子25が、第1実施例のカム8と同様のカムに
当接している。上記を除き、本実施例に係る自動販売機
の搬出機構の構成は、第1実施例に係る自動販売機の搬
出機構の構成と同一である。本実施例に係る自動販売機
の搬出機構も、第1実施例に係る自動販売機の搬出機構
と同様に作動し、同様の効果を奏する。
【0038】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。第1、第2実施例におい
て、商品ストッパーAの中間アーム2cを除去し、第1
ストッパー2aの自由端である下端と第2ストッパー2
bの自由端である上端とを回動自在に連結し、第1スト
ッパー2aの下端又は第2ストッパー2bの上端をバネ
3を用いて斜め左下方ヘ付勢し、第1ストッパー2aの
下端又は第2ストッパー2bの上端にリンク部材4aの
ピン状突起4a′を係止させ或いはワイヤー24bの一
端を連結しても良い。係る構成を有する商品ストッパー
も、第1、第2実施例における商品ストッパーAと同様
に作動する。図16に示すように、商品ストッパーA′
をプラスチック等により一体成形し、第1ストッパー2
a′の関節部、第2ストッパー2b′の関節部、中間ア
ーム2c′と第1ストッパー2a′との連結部、中間ア
ーム2c′と第2ストッパー2b′との連結部に溝を形
成して屈曲自在としても良く、或いは前記溝に相当する
部分に軟質プラスチックを使用して屈曲自在としても良
い。商品ストッパーA′を一体成形品とすることにより
部品点数が減少し、搬出機構の製造工数が減少する。図
16において、中間アーム2c′を除去し、第1ストッ
パー2a′と第2ストッパー2b′とを屈曲自在に連結
して一体成形しても良い。図16において、中間アーム
2c′を除去し、第1ストッパー2a′、第2ストッパ
ー2b′をそれぞれ一体成形し、これらと図3の中間ア
ーム2cとを回動自在に連結しても良い。図16におい
て、中間アーム2c′を除去し、第1ストッパー2
a′、第2ストッパー2b′をそれぞれ一体成形し、こ
れらを回動自在に連結しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る自動
販売機の搬出機構においては、シーソー方式の商品スト
ッパーは商品ストッパー駆動装置により駆動され、商品
ストッパー駆動装置は、上下に移動する商品受け部材が
有する、稼働位置と退避位置との間で進退可能であり稼
働位置にある時に商品ストッパー駆動装置の回転板に係
合可能なピンによって駆動される。従って、本実施例に
係る自動販売機の搬出機構においては、ピンを駆動する
ソレノイドを商品受け部材に取り付ければ良く、各商品
ストッパーに駆動用ソレノイドを取り付ける必要は無
い。従って、本実施例に係る自動販売機の搬出機構は、
従来のシーソー方式の商品ストッパーを備える搬出機構
に比べて商品ストッパー駆動用のソレノイドの数が少な
く製造価格が安価である。
【0040】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、商品棚の下縁に沿って互いに間隔を隔てて複数の
商品ストッパーを配設したので、自動販売機の横幅又は
奥行きを過大にすることなく、多数の商品を自動販売機
に格納できる。また、商品ストッパー駆動装置は、各商
品ストッパー毎にリンク機構とリンク機構を駆動するカ
ムとを有し、或いは、各商品ストッパー毎にワイーヤー
機構とワーヤー機構を駆動するカムとを有するので、商
品棚上の各商品列から確実に商品を搬出することができ
る。
【0041】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、商品ストッパーを一体成形品とし、第1ストッパ
ーの関節部、第2ストッパーの関節部、中間アームと第
1ストッパーとの連結部、中間アームと第2ストッパー
との連結部に溝を形成して屈曲自在としたので、部品点
数が減少し、搬出機構の製造工数が減少する。
【0042】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、商品ストッパー駆動装置のリンク機構を駆動する
カムを確実に所定の角度だけ回転させる装置を設けたの
で、商品ストッパーを確実に作動させ、商品棚から商品
を確実に搬出することができる。
【0043】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、商品受け部材を間に挟んで、上下に積層された複
数の商品棚を2組向かい合わせに配設し、各商品棚に商
品ストッパーと商品ストッパー駆動装置とを配設し、商
品受け部材にストッパー駆動装置の回転板に係合可能な
回転板駆動部材を2組配設したので、自動販売機の商品
取り出し口の数を増やすことなく、取り扱う商品の数を
増加できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動販売機の搬出機
構の正面図である。
【図2】図1のa−a矢視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る自動販売機の搬出機
構が備えるシーソー方式の商品ストッパーの側面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例に係る自動販売機の搬出機
構が備える商品ストッパー駆動装置の上面図である。
【図5】図4のb−b矢視図である。
【図6】図4のc−c矢視図である。
【図7】図4のd−d矢視図である。
【図8】図4のe−e矢視図である。
【図9】図1の右側の最上段の商品棚に設けられた商品
ストッパー駆動装置の、図6に相当する矢視図である。
【図10】図1の右側の最上段の商品棚に設けられた商
品ストッパー駆動装置の、図7に相当する矢視図であ
る。
【図11】図1の右側の最上段の商品棚に設けられた商
品ストッパー駆動装置の、図8に相当する矢視図であ
る。
【図12】図2のf−f矢視図である。
【図13】図2のg−g矢視図である。
【図14】本発明の第2実施例に係る自動販売機の搬出
機構が備える商品ストッパー駆動装置の斜視図である。
【図15】本発明の第2実施例に係る自動販売機の搬出
機構が備える商品ストッパーの側面図である。
【図16】商品ストッパーの変形例を示す商品ストッパ
ーの側面図である。
【符号の説明】
1 商品棚 2a 第1ストッパー 2b 第2ストッパー 2c 中間アーム 4a、4b、4c リンク部材 8、9 カム 11 レバー 13 回転板 14 商品受け部材 15 ソレノイド 17 ピン 24b ワイヤー 24c レバー 2a′ 第1ストッパー 2b′ 第2ストッパー 2c′ 中間アーム A 商品ストッパー A′ 商品ストッパー B 商品ストッパー駆動装置 α リンク機構 100 自動販売機のケーシング 200 商品

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーと一端が
    第1ストッパーの自由端に回動自在に連結され他端が第
    2ストッパーの自由端に回動自在に連結された中間アー
    ムとを有する商品ストッパーとを備え、商品ストッパー
    は第1ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ス
    トッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下
    縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚には第1
    ストッパーの関節部と第2ストッパーの関節部とが商品
    棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、更に、一
    端が商品ストッパーの中間アームに係止され商品ストッ
    パーの中間アームを斜め上方ヘ駆動するリンク機構と、
    リンク機構の他端に係合してリンク機構を駆動するカム
    と、カムに固定されカムを回転駆動する回転板とを有す
    る商品ストッパー駆動装置を備え、商品ストッパー駆動
    装置は各商品棚の直下に配設され、更に、商品棚の下縁
    の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材を備
    え、商品受け部材は、稼働位置と退避位置との間で進退
    可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆動装置
    の回転板と係合可能な回転板駆動部材を有することを特
    徴とする自動販売機の搬出機構。
  2. 【請求項2】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーとを有し
    第1ストッパーの自由端と第2ストッパーの自由端とが
    回動自在に連結された商品ストッパーとを備え、商品ス
    トッパーは第1ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向
    け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商
    品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚
    には第1ストッパーの関節部と第2ストッパーの関節部
    とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、
    更に、一端が第1ストッパーの自由端又は第2ストッパ
    ーの自由端に係止され第1ストッパーの自由端又は第2
    ストッパーの自由端を斜め上方ヘ駆動するリンク機構
    と、リンク機構の他端に係合してリンク機構を駆動する
    カムと、カムに固定されカムを回転駆動する回転板とを
    有する商品ストッパー駆動装置を備え、商品ストッパー
    駆動装置は各商品棚の直下に配設され、更に、商品棚の
    下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材を
    備え、商品受け部材は、稼働位置と退避位置との間で進
    退可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆動装
    置の回転板と係合可能な回転板駆動部材を有することを
    特徴とする自動販売機の搬出機構。
  3. 【請求項3】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーと一端が
    第1ストッパーの自由端に屈曲自在に連結され他端が第
    2ストッパーの自由端に屈曲自在に連結された中間アー
    ムとを有する一体成形品の商品ストッパーとを備え、商
    品ストッパーは第1ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差
    し向け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて
    各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商
    品棚には第1ストッパーの関節部と第2ストッパーの関
    節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成さ
    れ、更に、一端が商品ストッパーの中間アームに係止さ
    れ商品ストッパーの中間アームを斜め上方ヘ駆動するリ
    ンク機構と、リンク機構の他端に係合してリンク機構を
    駆動するカムと、カムに固定されカムを回転駆動する回
    転板とを有する商品ストッパー駆動装置を備え、商品ス
    トッパー駆動装置は各商品棚の直下に配設され、更に、
    商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受
    け部材を備え、商品受け部材は、稼働位置と退避位置と
    の間で進退可能であり稼働位置にある時に商品ストッパ
    ー駆動装置の回転板と係合可能な回転板駆動部材を有す
    ることを特徴とする自動販売機の搬出機構。
  4. 【請求項4】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーとを有し
    第1ストッパーの自由端と第2ストッパーの自由端とが
    屈曲自在に連結された一体成形品の商品ストッパーとを
    備え、商品ストッパーは第1ストッパーの支持端を斜め
    上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差
    し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設さ
    れ、各商品棚には第1ストッパーの関節部と第2ストッ
    パーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口
    が形成され、更に、一端が第1ストッパーの自由端又は
    第2ストッパーの自由端に係止され第1ストッパーの自
    由端又は第2ストッパーの自由端を斜め上方ヘ駆動する
    リンク機構と、リンク機構の他端に係合してリンク機構
    を駆動するカムと、カムに固定されカムを回転駆動する
    回転板とを有する商品ストッパー駆動装置を備え、商品
    ストッパー駆動装置は各商品棚の直下に配設され、更
    に、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商
    品受け部材を備え、商品受け部材は、稼働位置と退避位
    置との間で進退可能であり稼働位置にある時に商品スト
    ッパー駆動装置の回転板と係合可能な回転板駆動部材を
    有することを特徴とする自動販売機の搬出機構。
  5. 【請求項5】 商品棚の下縁に沿って互いに間隔を隔て
    て複数の商品ストッパーが配設され、商品ストッパー駆
    動装置は各商品ストッパー毎にリンク機構とカムとを有
    することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記
    載の自動販売機の搬出機構。
  6. 【請求項6】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーと一端が
    第1ストッパーの自由端に回動自在に連結され他端が第
    2ストッパーの自由端に回動自在に連結された中間アー
    ムとを有する商品ストッパーとを備え、商品ストッパー
    は第1ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第2ス
    トッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下
    縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚には第1
    ストッパーの関節部と第2ストッパーの関節部とが商品
    棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、更に、一
    端が商品ストッパーの中間アームに連結されたワイヤー
    と、ワイヤーの他端に連結された回動レバーと、回動レ
    バーに係合して回動レバーを回転駆動するカムと、カム
    に固定されカムを回転駆動する回転板とを有する商品ス
    トッパー駆動装置を備え、商品ストッパー駆動装置は各
    商品棚の直下に配設され、更に、商品棚の下縁の側方に
    配設され上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受
    け部材は、稼働位置と退避位置との間で進退可能であり
    稼働位置にある時に商品ストッパー駆動装置の回転板と
    係合可能な回転板駆動部材を有することを特徴とする自
    動販売機の搬出機構。
  7. 【請求項7】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーとを有し
    第1ストッパーの自由端と第2ストッパーの自由端とが
    回動自在に連結された商品ストッパーとを備え、商品ス
    トッパーは第1ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向
    け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商
    品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚
    には第1ストッパーの関節部と第2ストッパーの関節部
    とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、
    更に、一端が第1ストッパーの自由端又は第2ストッパ
    ーの自由端に連結されたワイヤーと、ワイヤーの他端に
    連結された回動レバーと、回動レバーに係合して回動レ
    バーを回転駆動するカムと、カムに固定されカムを回転
    駆動する回転板とを有する商品ストッパー駆動装置を備
    え、商品ストッパー駆動装置は各商品棚の直下に配設さ
    れ、更に、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可
    能な商品受け部材を備え、商品受け部材は、稼働位置と
    退避位置との間で進退可能であり稼働位置にある時に商
    品ストッパー駆動装置の回転板と係合可能な回転板駆動
    部材を有することを特徴とする自動販売機の搬出機構。
  8. 【請求項8】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーと一端が
    第1ストッパーの自由端に屈曲自在に連結され他端が第
    2ストッパーの自由端に屈曲自在に連結された中間アー
    ムとを有する一体成形品の商品ストッパーとを備え、商
    品ストッパーは第1ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差
    し向け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて
    各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商
    品棚には第1ストッパーの関節部と第2ストッパーの関
    節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成さ
    れ、更に、一端が商品ストッパーの中間アームに連結さ
    れたワイヤーと、ワイヤーの他端に連結された回動レバ
    ーと、回動レバーに係合して回動レバーを回転駆動する
    カムと、カムに固定されカムを回転駆動する回転板とを
    有する商品ストッパー駆動装置を備え、商品ストッパー
    駆動装置は各商品棚の直下に配設され、更に、商品棚の
    下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材を
    備え、商品受け部材は、稼働位置と退避位置との間で進
    退可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆動装
    置の回転板と係合可能な回転板駆動部材を有することを
    特徴とする自動販売機の搬出機構。
  9. 【請求項9】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
    へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
    端で他端が自由端の蝶番状の第1ストッパーと一端が支
    持端で他端が自由端の蝶番状の第2ストッパーとを有し
    第1ストッパーの自由端と第2ストッパーの自由端とが
    屈曲自在に連結された一体成形品の商品ストッパーとを
    備え、商品ストッパーは第1ストッパーの支持端を斜め
    上方ヘ差し向け第2ストッパーの支持端を斜め下方へ差
    し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設さ
    れ、各商品棚には第1ストッパーの関節部と第2ストッ
    パーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口
    が形成され、更に、一端が第1ストッパーの自由端又は
    第2ストッパーの自由端に連結されたワイヤーと、ワイ
    ヤーの他端に連結された回動レバーと、回動レバーに係
    合して回動レバーを回転駆動するカムと、カムに固定さ
    れカムを回転駆動する回転板とを有する商品ストッパー
    駆動装置を備え、商品ストッパー駆動装置は各商品棚の
    直下に配設され、更に、商品棚の下縁の側方に配設され
    上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受け部材
    は、稼働位置と退避位置との間で進退可能であり稼働位
    置にある時に商品ストッパー駆動装置の回転板と係合可
    能な回転板駆動部材を有することを特徴とする自動販売
    機の搬出機構。
  10. 【請求項10】 商品棚の下縁に沿って互いに間隔を隔
    てて複数の商品ストッパーが配設され、商品ストッパー
    駆動装置は各商品ストッパー毎にワイヤーと回動レバー
    とカムとを有することを特徴とする請求項6乃至9の何
    れか1項に記載の自動販売機の搬出機構。
  11. 【請求項11】 カムを所定の角度だけ回転させる装置
    を備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1
    項に記載の自動販売機の搬出機構。
  12. 【請求項12】 商品受け部材を間に挟んで、上下に積
    層された複数の商品棚が2組互いに向かい合わせに配設
    され、各商品棚に商品ストッパーと商品ストッパー駆動
    装置とが配設され、商品受け部材は2組の積層された商
    品棚の商品ストッパー駆動装置の回転板と係合可能な2
    つの回転板駆動部材を有することを特徴とする請求項1
    乃至11の何れか1項に記載の自動販売機の搬出機構。
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