JPH09319958A - 自動販売機の搬出機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 シーソー方式の商品ストッパーを備える自動
販売機の搬出機構を提供する。 【解決手段】 一側方へ向かって下方ヘ傾斜した商品棚
１と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１スト
ッパー２ａと第２ストッパー２ｂと一端が第１ストッパ
ーの自由端に他端が第２ストッパーに回動自在に連結さ
れた中間アーム２ｃとを有する商品ストッパーとを備
え、商品ストッパーは第１ストッパーの支持端を斜め上
方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差し
向けて各商品棚の下縁部下方に配設され、商品棚には第
１ストッパーの関節部と第２ストッパーの関節部が商品
棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、商品スト
ッパーの中間アームに取り付けられ商品棚の下縁の側方
ヘ突出する商品ストッパー駆動レバーと、上下に移動可
能な商品受け部材を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はビン、缶などの回転
対称体の容器に詰められた商品の自動販売機の搬出機構
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ビン、缶などの回転対称体の容器に詰め
られた商品の自動販売機の搬出機構として、上下方向に
間隔を隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した
複数の商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状
の第１ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番
状の第２ストッパーと一端が第１ストッパーの自由端に
回動自在に連結され他端が第２ストッパーの自由端に回
動自在に連結された中間アームとを有するシーソー方式
の商品ストッパーとを備え、商品ストッパーは第１スト
ッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第２ストッパーの
支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に
商品棚と平行に配設され、各商品棚には第１ストッパー
の関節部と第２ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出
するのを許容する開口が形成された搬出機構が知られて
いる。

【０００３】上記の搬出機構においては、商品は、回転
軸を商品棚の下縁と平行に延在させて、商品棚の上縁か
ら下縁へ向かって整列して商品棚上に載置される。商品
ストッパーの中間アームはバネ等により斜め下方ヘ付勢
されており、第２ストッパーの関節部が商品棚上ヘ突出
している。この結果、商品列の下端の商品が第２ストッ
パーによって支持され、商品列に属する全商品の落下防
止がなされている。商品を搬出する際には、バネ等の付
勢力に逆らって中間アームが斜め上方へ押し上げられ
る。この結果、第２ストッパーの関節部が商品棚の下方
へ後退し商品列の下端の商品が支持を失って商品棚の下
縁から下方へ落下する。他方第１ストッパーの関節部が
商品棚上ヘ突出し、商品列の下端から２番目の商品を支
持する。この結果商品列の残余の商品の落下防止がなさ
れる。商品の搬出が完了すると、中間アームを斜め上方
ヘ押し上げた力が解除され、バネ等の付勢力によって中
間アームが斜め下方へ移動し、第２ストッパーの関節部
が商品棚上ヘ突出し、第１ストッパーが商品棚の下方ヘ
後退する。この結果、商品列の残余の商品が商品棚の下
縁ヘ向かって移動し、下端の商品が第２ストッパーによ
って支持される。従来のシーソー方式の商品ストッパー
を有する搬出機構においては、各商品ストッパーにソレ
ノイドが取り付けられ、ソレノイドを作動させて中間ア
ームを斜め上方へ押し上げていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のシーソー方式の
商品ストッパーを有する自動販売機の搬出機構には、各
商品ストッパーにソレノイドが取り付けられるので、製
造価格が割高になるという問題があった。本発明は上記
の問題に鑑みてなされたものであり、従来のシーソー方
式の商品ストッパーを有する自動販売機の搬出機構に比
べて製造価格の安価なシーソー方式の商品ストッパーを
有する自動販売機の搬出機構を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、上下方向に間隔を隔てて積層さ
れ一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一
端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと
一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパー
と一端が第１ストッパーの自由端に回動自在に連結され
他端が第２ストッパーの自由端に回動自在に連結された
中間アームとを有する商品ストッパーとを備え、商品ス
トッパーは第１ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向
け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商
品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚
には第１ストッパーの関節部と第２ストッパーの関節部
とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、
更に、商品ストッパーの中間アームに取り付けられ商品
棚の下縁の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバー
と、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商
品受け部材を備え、商品受け部材には、稼働位置と退避
位置との間で揺動可能であり稼働位置にある時に商品ス
トッパー駆動レバーと係合する傾斜部を有するレバー駆
動部材が取り付けられていることを特徴とする自動販売
機の搬出機構を提供する。

【０００６】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
２ストッパーとを有し第１ストッパーの自由端と第２ス
トッパーの自由端とが回動自在に連結された商品ストッ
パーとを備え、商品ストッパーは第１ストッパーの支持
端を斜め上方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を斜め
下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行
に配設され、各商品棚には第１ストッパーの関節部と第
２ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容
する開口が形成され、更に、第１ストッパーの自由端又
は第２ストッパーの自由端に取り付けられ商品棚の下縁
の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバーと、商品棚
の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材
を備え、商品受け部材には、稼働位置と退避位置との間
で揺動可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆
動レバーと係合する傾斜部を有するレバー駆動部材が取
り付けられていることを特徴とする自動販売機の搬出機
構を提供する。

【０００７】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
２ストッパーと一端が第１ストッパーの自由端に屈曲自
在に連結され他端が第２ストッパーの自由端に屈曲自在
に連結された中間アームとを有する一体成形品の商品ス
トッパーとを備え、商品ストッパーは第１ストッパーの
支持端を斜め上方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を
斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と
平行に配設され、各商品棚には第１ストッパーの関節部
と第２ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを
許容する開口が形成され、更に、商品ストッパーの中間
アームに取り付けられ商品棚の下縁の側方ヘ突出する商
品ストッパー駆動レバーと、商品棚の下縁の側方に配設
され上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受け部
材には、稼働位置と退避位置との間で揺動可能であり稼
働位置にある時に商品ストッパー駆動レバーと係合する
傾斜部を有するレバー駆動部材が取り付けられているこ
とを特徴とする自動販売機の搬出機構を提供する。

【０００８】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
２ストッパーとを有し第１ストッパーの自由端と第２ス
トッパーの自由端とが屈曲自在に連結された一体成形品
の商品ストッパーとを備え、商品ストッパーは第１スト
ッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第２ストッパーの
支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に
商品棚と平行に配設され、各商品棚には第１ストッパー
の関節部と第２ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出
するのを許容する開口が形成され、更に、第１ストッパ
ーの自由端又は第２ストッパーの自由端に取り付けられ
商品棚の下縁の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバ
ーと、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な
商品受け部材を備え、商品受け部材には、稼働位置と退
避位置との間で揺動可能であり稼働位置にある時に商品
ストッパー駆動レバーと係合する傾斜部を有するレバー
駆動部材が取り付けられていることを特徴とする自動販
売機の搬出機構を提供する。

【０００９】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
２ストッパーと一端が第１ストッパーの自由端に回動自
在に連結され他端が第２ストッパーの自由端に回動自在
に連結された中間アームとを有する商品ストッパーとを
備え、商品ストッパーは第１ストッパーの支持端を斜め
上方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差
し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設さ
れ、各商品棚には第１ストッパーの関節部と第２ストッ
パーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口
が形成され、更に、商品ストッパーの中間アームに取り
付けられ商品棚の下縁の側方ヘ突出する商品ストッパー
駆動レバーと、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移
動可能な商品受け部材を備え、商品受け部材には、稼働
位置と退避位置との間で揺動可能であり稼働位置にある
時に商品ストッパー駆動レバーと係合する段差部を有す
るレバー駆動部材が取り付けられていることを特徴とす
る自動販売機の搬出機構を提供する。

【００１０】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
２ストッパーとを有し第１ストッパーの自由端と第２ス
トッパーの自由端とが回動自在に連結された商品ストッ
パーとを備え、商品ストッパーは第１ストッパーの支持
端を斜め上方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を斜め
下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行
に配設され、各商品棚には第１ストッパーの関節部と第
２ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容
する開口が形成され、更に、第１ストッパーの自由端又
は第２ストッパーの自由端に取り付けられ商品棚の下縁
の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバーと、商品棚
の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材
を備え、商品受け部材には、稼働位置と退避位置との間
で揺動可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆
動レバーと係合する段差部を有するレバー駆動部材が取
り付けられていることを特徴とする自動販売機の搬出機
構を提供する。

【００１１】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
２ストッパーと一端が第１ストッパーの自由端に屈曲自
在に連結され他端が第２ストッパーの自由端に屈曲自在
に連結された中間アームとを有する一体成形品の商品ス
トッパーとを備え、商品ストッパーは第１ストッパーの
支持端を斜め上方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を
斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と
平行に配設され、各商品棚には第１ストッパーの関節部
と第２ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出するのを
許容する開口が形成され、更に、商品ストッパーの中間
アームに取り付けられ商品棚の下縁の側方ヘ突出する商
品ストッパー駆動レバーと、商品棚の下縁の側方に配設
され上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受け部
材には、稼働位置と退避位置との間で揺動可能であり稼
働位置にある時に商品ストッパー駆動レバーと係合する
段差部を有するレバー駆動部材が取り付けられているこ
とを特徴とする自動販売機の搬出機構を提供する。

【００１２】また本発明においては、上下方向に間隔を
隔てて積層され一側方へ向かって下方ヘ傾斜した複数の
商品棚と、一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第１
ストッパーと一端が支持端で他端が自由端の蝶番状の第
２ストッパーとを有し第１ストッパーの自由端と第２ス
トッパーの自由端とが屈曲自在に連結された一体成形品
の商品ストッパーとを備え、商品ストッパーは第１スト
ッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第２ストッパーの
支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下縁部下方に
商品棚と平行に配設され、各商品棚には第１ストッパー
の関節部と第２ストッパーの関節部とが商品棚上へ突出
するのを許容する開口が形成され、更に、第１ストッパ
ーの自由端又は第２ストッパーの自由端に取り付けられ
商品棚の下縁の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバ
ーと、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な
商品受け部材を備え、商品受け部材には、稼働位置と退
避位置との間で揺動可能であり稼働位置にある時に商品
ストッパー駆動レバーと係合する段差部を有するレバー
駆動部材が取り付けられていることを特徴とする自動販
売機の搬出機構を提供する。

【００１３】本発明の好ましい態様においては、商品棚
の下縁に沿って互いに間隔を隔てて複数の商品ストッパ
ーが配設され、各商品ストッパーに商品ストッパー駆動
レバーが取り付けられ、商品受け部材には、各商品スト
ッパー駆動レバーに対峙してレバー駆動部材が取り付け
られている。本発明の好ましい態様においては、商品受
け部材を間に挟んで、上下に積層された複数の商品棚が
２組互いに向かい合わせに配設され、各商品棚に商品ス
トッパーと商品ストッパー駆動レバーとが配設され、商
品受け部材の両側部にレバー駆動部材が取り付けられて
いる。

【００１４】

【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る自動販売機
の搬出機構を、図１〜６に基づいて説明する。以降の説
明において、図１〜６の矢印Ｉ、ＩＩ、ＩＩＩ、ＩＶ、
Ｖ、ＶＩの方向をそれぞれ前方、後方、左方、右方、上
方、下方と呼ぶ。図１、２に示すように、自動販売機の
ケーシング１００の右半部分内に、上下方向に間隔を隔
てて積層され右方から左方へ向かって下方ヘ傾斜した７
枚の商品棚１が配設されている。各商品棚１上には、ビ
ン、缶などの回転対称体の容器に詰められた商品２００
が、回転軸を前後方向に延在させた状態で左右方向に整
列して載置されている。各商品棚１上には３列の商品２
００の列が載置されている。

【００１５】図３、４に示すように、上端が支持端で下
端が自由端の蝶番状の第１ストッパー２ａと下端が支持
端で上端が自由端の蝶番状の第２ストッパー２ｂと上端
が第１ストッパー２ａの自由端に回動自在に連結され下
端が第２ストッパー２ｂの自由端に回動自在に連結され
た中間アーム２ｃとが、各商品棚１の下縁部である左端
部の直下に且つ商品２００の各列の直下に配設されてい
る。第１ストッパー２ａ、第２ストッパー２ｂ、中間ア
ーム２ｃは第１ストッパー２ａの支持端である上端を右
斜め上方ヘ差し向け第２ストッパー２ｂの支持端である
下端を左斜め下方へ差し向けて商品棚１と平行に配設さ
れている。各商品棚１には第１ストッパー２ａの関節部
と第２ストッパー２ｂの関節部とが商品棚１上へ突出す
るのを許容する開口１ａが形成されている。開口１ａは
商品棚１を打ち抜いて形成しても良く、或いはプレス加
工で商品棚１に凹部を形成し、該凹部内に第１ストッパ
ー２ａ、第２ストッパー２ｂ、中間アーム２ｃを格納
し、該凹部の開放端を開口１ａとしても良い。中間アー
ム２ｃは、左斜め下方の第１位置と右斜め上方の第２位
置との間で商品棚１に平行に移動可能に商品棚１によっ
て支持されている。中間アーム２ｃは、バネ３により商
品棚１に平行に左斜め下方へ付勢されている。この結
果、図３で実線で示すように、通常、中間アーム２ｃは
左斜め下方の第１位置にあり、第２ストッパー２ｂの関
節部が商品棚１の上方へ突出し、第１ストッパー２ａの
関節部は商品棚１の下方へ後退している。商品棚１の上
方へ突出した第２ストッパー２ｂによって、商品列の下
端の商品２００が支持され、商品列に属する全ての商品
２００の落下防止がなされている。中間アーム２ｃが第
２位置へ移動すると、図３で一点鎖線で示すように、第
２ストッパー２ｂの関節部が商品棚１の下方へ後退し、
第１ストッパー２ａの関節部が商品棚１の上方ヘ突出す
る。第１ストッパー２ａ、第２ストッパー２ｂ、中間ア
ーム２ｃ、バネ３により、シーソー方式の商品ストッパ
ーＡが構成されている。

【００１６】商品ストッパーＡの中間アーム２ｃに固定
され或いは回動自在に取り付けられたコ字形の商品スト
ッパー駆動レバー４が商品棚１の下縁である左端の左方
ヘ突出している。

【００１７】図１、２、４に示すように、商品棚１の左
端の左方に、上端が開放された箱型の商品受け部材５が
配設されている。図２に示すように、商品受け部材５
は、商品棚１の前後方向の幅の略全域に対峙している。
商品受け部材５は、図示しない駆動装置によって駆動さ
れ、上下方向に移動可能である。

【００１８】図５、６に示すように、商品受け部材５の
右側部に、３つのソレノイド６が前後方向に互いに間隔
を隔てて固定されている。商品受け部材５の右側部に、
レバー駆動部材７が、下端部を通って左右に延在する軸
線回りに揺動自在に取り付けられている。レバー駆動部
材７の上方部分に、下方から上方へ向かって右方ヘ延在
する傾斜部７ａが形成されている。レバー駆動部材７の
下方部分は、ソレノイド６のピストン６ａに連結されて
いる。ソレノイド６が作動を停止している時、ピストン
６ａは突出しており、レバー駆動部材７は、図５で実線
で示すように、前後に傾斜した退避位置にある。レバー
駆動部材７が退避位置にある時、図４で実線で示すよう
に、レバー駆動部材７の傾斜部７ａは、商品ストッパー
駆動レバー４と干渉しない。ソレノイド６が作動してい
る時、ピストン６ａは後退しており、レバー駆動部材７
は、図５で一点鎖線で示すように、略直立した稼働位置
にある。レバー駆動部材７が稼働位置にある時、図４で
一点鎖線で示すように、レバー駆動部材７の傾斜部７ａ
は、商品ストッパー駆動レバー４と干渉する。図６に示
すように、商品受け部材５の左側部にも、ソレノイド
６、レバー駆動部材７が取り付けられている。

【００１９】図１に示すように、自動販売機のケーシン
グ１００の左半部分内にも、複数の商品棚１が配設さ
れ、また商品ストッパーＡと商品ストッパー駆動レバー
４とが配設されている。ケーシング１００の左半部分内
の商品棚１、商品ストッパーＡ、商品ストッパー駆動レ
バー４と、ケーシング１００の右半部分内の商品棚１、
商品ストッパーＡ、商品ストッパー駆動レバー４とは、
商品受け部材５を間に挟んで向かい合わせに配設されて
いる。

【００２０】上記構成を有する本実施例に係る自動販売
機の搬出機構の作動を以下に説明する。図３で実線で示
すように、商品ストッパーＡの中間アームは第１位置に
あり、第２ストッパー２ｂの関節部が商品棚１の上方ヘ
突出し、商品列の最下端の商品２００を支持し、商品列
に属する全ての商品２００の落下を防止している。第１
ストッパー２ａは商品棚１の下方ヘ後退している。商品
ストッパー駆動レバー４は、商品棚１の下縁の側方へ突
出している。商品受け部材５のソレノイド６は停止して
おり、レバー駆動部材７は、図４、５で実線で示す退避
位置にある。

【００２１】ユーザーは、所望の商品２００を選択し、
図示しない商品選択スイッチを押す。自動販売機が内蔵
する図示しない制御装置が作動し、商品受け部材５が上
下に移動して指定された商品２００が載置された商品棚
１に接近する。商品受け部材５が下方から目的の商品棚
１へ向かって移動する場合には、商品受け部材５は一旦
目的の商品棚１を高速で通過し、次いで減速して下降
し、目的の商品棚１に接近する。商品受け部材５が上方
から目的の商品棚１ヘ向かって移動する場合には、高速
で目的の商品棚１の近傍まで下降し、次いで減速して下
降し、目的の商品棚１に接近する。レバー駆動部材７は
退避位置にあるので、商品受け部材５の高速移動中にレ
バー駆動部材７の傾斜部７ａと商品ストッパー駆動レバ
ー４とが干渉するおそれは無い。

【００２２】商品受け部材５が減速を開始するのに同期
して、目的の商品棚１に対峙する側で且つ目的の商品２
００の列に対峙するソレノイド６が作動し、ピストン６
ａが後退し、図４、５で一点鎖線で示すように、レバー
駆動部材７が揺動して稼働位置ヘ移動する。

【００２３】商品受け部材５が更に下降する。図６に示
すように、レバー駆動部材７の傾斜部７ａが、商品スト
ッパー駆動レバー４の側端部に当接する。レバー駆動部
材７の傾斜部７ａは、商品受け部材５の下降に伴って、
商品ストッパー駆動レバー４を商品棚１ヘ向かって斜め
上方ヘ押し上げる。図７に示すように、商品ストッパー
Ａの中間アーム２ｃが斜め下方の第１位置から斜め上方
の第２位置ヘ移動し、第２ストッパー２ｂの関節部が商
品棚１の下方へ後退し、第１ストッパー２ａの関節部が
商品棚１の上方へ突出する。商品列の最下端の商品２０
０が第２ストッパー２ｂの支持を失い、図７で２重矢印
で示すように商品棚１の下縁から落下し、減速して下降
中の商品受け部材５内に収容される。最下端の商品２０
０に隣接する商品２００は、第１ストッパー２ａによっ
て支持されており、残余の商品２００の落下は防止され
ている。

【００２４】商品受け部材５が更に下降すると、レバー
駆動部材７は商品ストッパー駆動レバー４を通過する。
この結果、バネ３の付勢力の下に、商品ストッパーＡの
中間アーム２ｃが斜め下方ヘ移動し、商品ストッパーＡ
の第１ストッパー２ａの関節部が商品棚１の下方ヘ後退
し、第２ストッパー２ｂの関節部が商品棚１の上方へ突
出する。この結果、新たに商品列の最下端に位置するこ
ととなった商品２００が第２ストッパー２ｂによ支持さ
れ、商品列に属する全ての商品２００の落下が防止され
る。

【００２５】作動していたソレノイド６が停止し、レバ
ー７が揺動して稼働位置から退避位置ヘ移動する。商品
２００を収容した商品受け部材５は、増速して下降し、
自動販売機のケーシング１００の下部に形成された図示
しない商品取り出し口に到達する。ユーザーは商品取り
出し口を介して、所望の商品２００を取り出す。

【００２６】上記説明から分かるごとく、本実施例に係
る自動販売機の搬出機構においては、シーソー方式の商
品ストッパーＡは商品ストッパー駆動レバー４により駆
動され、商品ストッパー駆動レバー４は、上下に移動す
る商品受け部材５に取り付けられた、稼働位置と退避位
置との間で揺動可能であり稼働位置にある時に商品スト
ッパー駆動レバーと係合する傾斜部７ａを有するレバー
駆動部材７によって駆動される。従って、本実施例に係
る自動販売機の搬出機構においては、レバー駆動部材７
を揺動駆動するソレノイド６を商品受け部材５に取り付
ければ良く、各商品ストッパーＡに駆動用ソレノイドを
取り付ける必要は無い。従って、本実施例に係る自動販
売機の搬出機構は、従来のシーソー方式の商品ストッパ
ーを有する搬出機構に比べて、商品ストッパーＡを駆動
するソレノイドの数が少なく製造価格が安価である。

【００２７】本実施例に係る自動販売機の搬出機構にお
いては、商品棚１の下縁に沿って互いに間隔を隔てて複
数の商品ストッパーＡを配設したので、自動販売機の横
幅又は奥行きを過大にすることなく、多数の商品を自動
販売機に格納できる。また、商品受け部材５に、各商品
ストッパーＡに対峙してレバー駆動部材７を取り付けた
ので、商品棚１上の各商品列から確実に商品２００を搬
出することができる。

【００２８】本実施例に係る自動販売機の搬出機構にお
いては、商品受け部材５を間に挟んで、上下に積層され
た複数の商品棚１が２組互いに向かい合わせに配設さ
れ、各商品棚に商品ストッパーＡと商品ストッパー駆動
レバー４とが配設され、商品受け部材５の両側部にレバ
ー駆動部材７とソレノイド６とが取り付けられているの
で、自動販売機の商品取り出し口の数を増やすことな
く、取り扱う商品２００の数を増加できる。

【００２９】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。上記実施例において、商
品ストッパーＡの中間アーム２ｃを除去し、第１ストッ
パー２ａの自由端である下端と第２ストッパー２ｂの自
由端である上端とを回動自在に連結し、第１ストッパー
２ａの下端又は第２ストッパー２ｂの上端をバネ３を用
いて斜め左下方ヘ付勢し、１ストッパー２ａの下端又は
第２ストッパー２ｂの上端に商品ストッパー駆動レバー
４を回動可能に連結しても良い。係る構成を有する商品
ストッパーも、上記実施例における商品ストッパーＡと
同様に作動する。図８に示すように、商品ストッパー
Ａ′をプラスチック等により一体成形し、第１ストッパ
ー２ａ′の関節部、第２ストッパー２ｂ′の関節部、中
間アーム２ｃ′と第１ストッパー２ａ′との連結部、中
間アーム２ｃ′と第２ストッパー２ｂ′との連結部に溝
を形成して屈曲自在としても良く、或いは前記溝に相当
する部分に軟質プラスチックを使用して屈曲自在として
も良い。商品ストッパーＡ′を一体成形品とすることに
より部品点数が減少し、搬出機構の製造工数が減少す
る。図８において、中間アーム２ｃ′を除去し、第１ス
トッパー２ａ′と第２ストッパー２ｂ′とを屈曲自在に
連結して一体成形しても良い。図８において、中間アー
ム２ｃ′を除去し、第１ストッパー２ａ′、第２ストッ
パー２ｂ′をそれぞれ一体成形し、これらと図３の中間
アーム２ｃとを回動自在に連結しても良い。図８におい
て、中間アーム２ｃ′を除去し、第１ストッパー２
ａ′、第２ストッパー２ｂ′をそれぞれ一体成形し、こ
れらを回動自在に連結しても良い。図９に示すように、
レバー駆動部材７の上方部分に、下方から上方へ向かっ
て右方ヘ突出する段差部７ｂを形成し、商品ストッパー
駆動レバー４に段差部７ｂの各段差よりも大きな半径を
有するローラー４ａを回動可能に取り付けても良い。段
差部７ｂは単一でも良く複数でも良い。ローラー４ａが
段差部７ｂに当接し、レバー駆動部材７が下降するのに
伴って、ローラー４ａが段差部７ｂの各段差を乗り越え
ることにより、商品ストッパー駆動レバー４が商品棚１
ヘ向かって斜め上方ヘ押し上げられる。

【００３０】

【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る自動
販売機の搬出機構においては、シーソー方式の商品スト
ッパーは商品ストッパー駆動レバーにより駆動され、商
品ストッパー駆動レバーは、上下に移動する商品受け部
材に取り付けられた、稼働位置と退避位置との間で揺動
可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆動レバ
ーに係合可能な傾斜部を有するレバー駆動部材によって
駆動される。従って、本実施例に係る自動販売機の搬出
機構においては、レバー駆動部材を揺動駆動するソレノ
イドを商品受け部材に取り付ければ良く、各商品ストッ
パーに駆動用ソレノイドを取り付ける必要は無い。従っ
て、本実施例に係る自動販売機の搬出機構は、従来のシ
ーソー方式の商品ストッパーを有する搬出機構に比べて
商品ストッパー駆動用のソレノイドの数が少なく製造価
格が安価である。

【００３１】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、商品ストッパーを一体成形品とし、第１ストッパ
ーの関節部、第２ストッパーの関節部、中間アームと第
１ストッパーとの連結部、中間アームと第２ストッパー
との連結部に溝を形成して屈曲自在としたので、部品点
数が減少し、搬出機構の製造工数が減少する。

【００３２】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、シーソー方式の商品ストッパーは商品ストッパー
駆動レバーにより駆動され、商品ストッパー駆動レバー
は、上下に移動する商品受け部材に取り付けられた、稼
働位置と退避位置との間で揺動可能であり稼働位置にあ
る時に商品ストッパー駆動レバーに係合可能な段差部を
有するレバー駆動部材によって駆動される。従って、本
実施例に係る自動販売機の搬出機構においては、レバー
駆動部材を揺動駆動するソレノイドを商品受け部材に取
り付ければ良く、各商品ストッパーに駆動用ソレノイド
を取り付ける必要は無い。従って、本実施例に係る自動
販売機の搬出機構は、従来のシーソー方式の商品ストッ
パーを有する搬出機構に比べて商品ストッパー駆動用の
ソレノイドの数が少なく製造価格が安価である。

【００３３】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、商品棚の下縁に沿って互いに間隔を隔てて複数の
商品ストッパーを配設したので、自動販売機の横幅又は
奥行きを過大にすることなく、多数の商品を自動販売機
に格納できる。また、商品受け部材に、各商品ストッパ
ーに対峙してレバー駆動部材を取り付けたので、商品棚
上の各商品列から確実に商品を搬出することができる。

【００３４】本発明に係る自動販売機の搬出機構におい
ては、商品受け部材を間に挟んで、上下に積層された複
数の商品棚を２組互いに向かい合わせに配設し、各商品
棚に商品ストッパーと商品ストッパー駆動レバーとを配
設し、商品受け部材の両側部にレバー駆動部材とソレノ
イドとを取り付けたので、自動販売機の商品取り出し口
の数を増やすことなく、取り扱う商品数を増加できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る自動販売機の搬出機構の
正面図である。

【図２】図１のａ−ａ矢視図である。

【図３】本発明の実施例に係る自動販売機の搬出機構が
備えるシーソー方式の商品ストッパーの側面図である。

【図４】本発明の実施例に係る自動販売機の搬出機構が
備える商品ストッパー駆動装置の上面図である。

【図５】図１のｂ−ｂ矢視図である。

【図６】本発明の実施例に係る自動販売機の搬出機構の
作動を示す図５のｃ−ｃ矢視図である。

【図７】本発明の実施例に係る自動販売機の搬出機構の
作動を示す図５のｃ−ｃ矢視図である。

【図８】商品ストッパーの変形例を示す商品ストッパー
の側面図である。

【図９】レバー駆動部材の変形例を示す図６の部分拡大
図に相当する図である。

【符号の説明】

１ 商品棚 ２ａ 第１ストッパー ２ｂ 第２ストッパー ２ｃ 中間アーム ３ バネ ４ 商品ストッパー駆動レバー ４ａ ローラー ５ 商品受け部材 ６ ソレノイド ７ レバー駆動部材 ７ａ 傾斜部 ７ｂ 段差部 １００ 自動販売機のケーシング ２００ 商品 Ａ 商品ストッパー ２ａ′ 第１ストッパー ２ｂ′ 第２ストッパー ２ｃ′ 中間アーム Ａ′ 商品ストッパー

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーと一端が
   第１ストッパーの自由端に回動自在に連結され他端が第
   ２ストッパーの自由端に回動自在に連結された中間アー
   ムとを有する商品ストッパーとを備え、商品ストッパー
   は第１ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第２ス
   トッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下
   縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚には第１
   ストッパーの関節部と第２ストッパーの関節部とが商品
   棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、更に、商
   品ストッパーの中間アームに取り付けられ商品棚の下縁
   の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバーと、商品棚
   の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材
   を備え、商品受け部材には、稼働位置と退避位置との間
   で揺動可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆
   動レバーと係合する傾斜部を有するレバー駆動部材が取
   り付けられていることを特徴とする自動販売機の搬出機
   構。
2. 【請求項２】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーとを有し
   第１ストッパーの自由端と第２ストッパーの自由端とが
   回動自在に連結された商品ストッパーとを備え、商品ス
   トッパーは第１ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向
   け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商
   品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚
   には第１ストッパーの関節部と第２ストッパーの関節部
   とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、
   更に、第１ストッパーの自由端又は第２ストッパーの自
   由端に取り付けられ商品棚の下縁の側方ヘ突出する商品
   ストッパー駆動レバーと、商品棚の下縁の側方に配設さ
   れ上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受け部材
   には、稼働位置と退避位置との間で揺動可能であり稼働
   位置にある時に商品ストッパー駆動レバーと係合する傾
   斜部を有するレバー駆動部材が取り付けられていること
   を特徴とする自動販売機の搬出機構。
3. 【請求項３】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーと一端が
   第１ストッパーの自由端に屈曲自在に連結され他端が第
   ２ストッパーの自由端に屈曲自在に連結された中間アー
   ムとを有する一体成形品の商品ストッパーとを備え、商
   品ストッパーは第１ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差
   し向け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて
   各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商
   品棚には第１ストッパーの関節部と第２ストッパーの関
   節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成さ
   れ、更に、商品ストッパーの中間アームに取り付けられ
   商品棚の下縁の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバ
   ーと、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な
   商品受け部材を備え、商品受け部材には、稼働位置と退
   避位置との間で揺動可能であり稼働位置にある時に商品
   ストッパー駆動レバーと係合する傾斜部を有するレバー
   駆動部材が取り付けられていることを特徴とする自動販
   売機の搬出機構。
4. 【請求項４】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーとを有し
   第１ストッパーの自由端と第２ストッパーの自由端とが
   屈曲自在に連結された一体成形品の商品ストッパーとを
   備え、商品ストッパーは第１ストッパーの支持端を斜め
   上方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差
   し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設さ
   れ、各商品棚には第１ストッパーの関節部と第２ストッ
   パーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口
   が形成され、更に、第１ストッパーの自由端又は第２ス
   トッパーの自由端に取り付けられ商品棚の下縁の側方ヘ
   突出する商品ストッパー駆動レバーと、商品棚の下縁の
   側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材を備え、
   商品受け部材には、稼働位置と退避位置との間で揺動可
   能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆動レバー
   と係合する傾斜部を有するレバー駆動部材が取り付けら
   れていることを特徴とする自動販売機の搬出機構。
5. 【請求項５】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーと一端が
   第１ストッパーの自由端に回動自在に連結され他端が第
   ２ストッパーの自由端に回動自在に連結された中間アー
   ムとを有する商品ストッパーとを備え、商品ストッパー
   は第１ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向け第２ス
   トッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商品棚の下
   縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚には第１
   ストッパーの関節部と第２ストッパーの関節部とが商品
   棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、更に、商
   品ストッパーの中間アームに取り付けられ商品棚の下縁
   の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバーと、商品棚
   の下縁の側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材
   を備え、商品受け部材には、稼働位置と退避位置との間
   で揺動可能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆
   動レバーと係合する段差部を有するレバー駆動部材が取
   り付けられていることを特徴とする自動販売機の搬出機
   構。
6. 【請求項６】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーとを有し
   第１ストッパーの自由端と第２ストッパーの自由端とが
   回動自在に連結された商品ストッパーとを備え、商品ス
   トッパーは第１ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差し向
   け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて各商
   品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商品棚
   には第１ストッパーの関節部と第２ストッパーの関節部
   とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成され、
   更に、第１ストッパーの自由端又は第２ストッパーの自
   由端に取り付けられ商品棚の下縁の側方ヘ突出する商品
   ストッパー駆動レバーと、商品棚の下縁の側方に配設さ
   れ上下に移動可能な商品受け部材を備え、商品受け部材
   には、稼働位置と退避位置との間で揺動可能であり稼働
   位置にある時に商品ストッパー駆動レバーと係合する段
   差部を有するレバー駆動部材が取り付けられていること
   を特徴とする自動販売機の搬出機構。
7. 【請求項７】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーと一端が
   第１ストッパーの自由端に屈曲自在に連結され他端が第
   ２ストッパーの自由端に屈曲自在に連結された中間アー
   ムとを有する一体成形品の商品ストッパーとを備え、商
   品ストッパーは第１ストッパーの支持端を斜め上方ヘ差
   し向け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差し向けて
   各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設され、各商
   品棚には第１ストッパーの関節部と第２ストッパーの関
   節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口が形成さ
   れ、更に、商品ストッパーの中間アームに取り付けられ
   商品棚の下縁の側方ヘ突出する商品ストッパー駆動レバ
   ーと、商品棚の下縁の側方に配設され上下に移動可能な
   商品受け部材を備え、商品受け部材には、稼働位置と退
   避位置との間で揺動可能であり稼働位置にある時に商品
   ストッパー駆動レバーと係合する段差部を有するレバー
   駆動部材が取り付けられていることを特徴とする自動販
   売機の搬出機構。
8. 【請求項８】 上下方向に間隔を隔てて積層され一側方
   へ向かって下方ヘ傾斜した複数の商品棚と、一端が支持
   端で他端が自由端の蝶番状の第１ストッパーと一端が支
   持端で他端が自由端の蝶番状の第２ストッパーとを有し
   第１ストッパーの自由端と第２ストッパーの自由端とが
   屈曲自在に連結された一体成形品の商品ストッパーとを
   備え、商品ストッパーは第１ストッパーの支持端を斜め
   上方ヘ差し向け第２ストッパーの支持端を斜め下方へ差
   し向けて各商品棚の下縁部下方に商品棚と平行に配設さ
   れ、各商品棚には第１ストッパーの関節部と第２ストッ
   パーの関節部とが商品棚上へ突出するのを許容する開口
   が形成され、更に、第１ストッパーの自由端又は第２ス
   トッパーの自由端に取り付けられ商品棚の下縁の側方ヘ
   突出する商品ストッパー駆動レバーと、商品棚の下縁の
   側方に配設され上下に移動可能な商品受け部材を備え、
   商品受け部材には、稼働位置と退避位置との間で揺動可
   能であり稼働位置にある時に商品ストッパー駆動レバー
   と係合する段差部を有するレバー駆動部材が取り付けら
   れていることを特徴とする自動販売機の搬出機構。
9. 【請求項９】 商品棚の下縁に沿って互いに間隔を隔て
   て複数の商品ストッパーが配設され、各商品ストッパー
   に商品ストッパー駆動レバーが取り付けられ、商品受け
   部材には、各商品ストッパー駆動レバーに対峙してレバ
   ー駆動部材が取り付けられていることを特徴とする請求
   項１乃至８の何れか１項に記載の自動販売機の搬出機
   構。
10. 【請求項１０】 商品受け部材を間に挟んで、上下に積
    層された複数の商品棚が２組互いに向かい合わせに配設
    され、各商品棚に商品ストッパーと商品ストッパー駆動
    レバーとが配設され、商品受け部材の両側部にレバー駆
    動部材が取り付けられていることを特徴とする請求項１
    乃至９の何れか１項に記載の自動販売機の搬出機構。