JPH03296894A - 自動販売機のベンド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、商品をコラムから順番に搬出する自動販売機
のベンド装置に関し、特に商品を積重ねて収納するコラ
ムの下部に設けられたベンド装置に関するものである。

（従来の技術） 缶や瓶等の商品を積重ねて収納するコラムの下部に設け
られ、この商品を順番に搬出するたベンド装置としては
、従来より次のようなものがある（第５図と第６図参照
）。

符号２１０はコラム下端に設けられたベンド装置である
。符号２１２は、コラム内に突出する支持片であって、
コラム最下段に位置する缶Ｃを支持するものである。符
号２１４は仮止め片であって、コラム内に突出しコラム
の最下段から二段目に位置する缶Ｃを支持するものであ
る。符号２１Ｂは、販売指令信号によって動くソレノイ
ドであって、このソレノイド２１６より摺動棒１１８が
突出している。そして、この摺動棒２１８の先端部は、
支持片２１２に取付けられている。

上記構成のベンド装置２１０の作動状態は、販売を行っ
ていない状態において、支持片２１２が突出して最下段
の缶Ｃを支持しており、販売指令信号がソレノイド２１
６に入力されると、摺動棒２１８が摺動して支持片２１
２をコラム外から退避されると共に、仮止め片２１４を
コラム内に突出させる。

これによって、最下段の缶Ｃは自動販売機の前面に設け
られた取出し口に通じる搬送路に落下し、また二段目の
缶Ｃは仮止め片２１４に保持される。

そして、最下段の缶Ｃが完全に落下すると、再び支持片
２１２が突出して、仮止め片２１４がコラム外に退避し
、この仮止め片２１４に支持されていた缶Ｃが支持片２
１２の上に落下する。

（発明が解決しようとする課題） 上記構成のベンド装置２１０において、支持片２１２と
仮止め片２１４を作動させるソレノイド２１６と摺動棒
２１８はコラムの後面もしくは前面に位置している。し
たがって、第６図に示すように、コラムが前後方向に複
数列設けられた自動販売機であると、前後方向のコラム
とコラムの間の間隔をソレノイド２１６等によって間隔
を大きくあけて設ける必要があるため、自動販売機の前
後方向の大きさ、すなわち、奥行きが大きくなるという
問題点があった。

したがって、本発明は、上記問題点に鑑み、ベンド装置
の前後方向の大きさを小さくし、前後方向のコラムとコ
ラムの間隔を・″＜てきるベンド装置を提供するもので
ある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明の自動販売機のベンド装置は、商品を積重ねて収
納するコラムの下部に設けられた自動販売機のベンド装
置であって、コラムの前面もしくは後面の下端に配され
た水平な軸に枢支されコラム内に突出して最下段の商品
を支持した状態から回動することによってコラム外に待
避する支持片と、前記支持片の軸より上方に配された水
平な軸に枢支されコラム外に待避した状態から回動する
ことによってコラム内に突出して最下段から二段目の商
品を支持する仮止め片と、前記支持片の上端部から突設
され支持片がコラム外に待避した状態でその先端部が仮
止め片の下面を押圧してコラム内に突出させる押圧部と
、コラムの側面の下端に配され販売指令信号によって摺
動棒を上下動させる駆動部材と、一端がコラムの該側面
に回動自在に取付けられ、他端が摺動棒の先端部に取付
けられた第１連結部材と、一端が第１連結部材の他端に
回動自在に取付けられ他端が支持片の上部からコラム外
方に突出した突部に回動自在に取付けられた第２連結部
材とよりなるものである。

（作　用） 上記構成のベンド装置の作動状態を説明する。

自動販売機が商品を販売しない状態においては、支持片
がコラム内に突出してコラムの最下段の商品を支持して
いると共に、仮止め片はコラム外に待避した状態となっ
ている。

上記状態から商品を販売するには、まず駆動部材に販売
指令信号が入力し、摺動棒が上下動する。摺動棒が上下
動すると、第１連結部材の他端及び第２連結部材の一端
が上下動して第２連結部材の他端が支持片の突部をコラ
ム内方に引き付けるように動く。突部がコラム内方側に
移動すると、支持片は軸を中心に回動して、コラム外に
待避した状態となる。また、支持片がコラム外に待避し
た状態となると押圧部の先端部が仮止め片の下面を押圧
してコラム内に突出させる。このような状態においては
、最下段の商品は支持片の支持をなくして自動販売機の
取出し口の方に落下し、また、最下段から二段目の商品
は仮止め片によって支持される。これにより、二段目以
上の商品が最下段の商品と共に落ちるのが防止される。

さらに、上記作動状態において、駆動部材、摺動棒及び
第１連結部材は、コラムの側面に沿って設けられている
ため、これら部材によってコラムの前後方向の厚みが大
きくなることがない。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

本実施例の自動販売機は、その前後方向に５列のコラム
１２を有するものである。

符号ｌＯはコラム１２の下端に設けられたベンド装置で
ある。このベンド装置１０は、コラム１２に積重ねられ
た缶Ｃを下方から順番に取出す装置である。

符号１４は、ベンド装置１０の枠材であって、平面コの
字状に形成され、前面が開口し、板状の側面１４ｂ、１
４ｃ及び後面１４ａの３つの面から形成されている。

符号１６はソレノイドであって、枠材１４の側面１４ｂ
に設けられ、摺動棒１８を上下動させるものである。そ
して、このソレノイド１６に販売指令信号が入力した場
合に摺動棒１８を吸引して下方に移動させた状態とし、
販売指令信号が入力していない状態では摺動棒１８を開
放して、摺動棒１８が上方に突出し′た状態となってい
る。

符号２０は、適当な厚みを有する合成樹脂製の板状の支
持片であって、その上端部が枠材１４の後面１４ａに設
けられた水平な軸２２に枢支されており、この軸２２を
中心に回動自在となっている。そして、この支持片２０
がコラム１２の内部に突出した状態において缶Ｃを支持
し、支持片１２が回動してコラム１２の外方に待避した
状態において缶Ｃが落下する構造となっている。この支
持片２０の上端部から抑圧部２４が突設されている。こ
の押圧部２４は、支持片２０の左右方向全幅にわたって
突設され、その突設された角度は支持片２０の断面形状
がくの字状になるように形成されている。そして、この
押圧部２４の先端部は後述する仮止め片の下面に当接さ
れる。

符号２６は、押圧部２４の後面側の一側部から外方に突
出した突部である。この突部２Ｂと押圧部２４及び支持
片２０は軸２２を中心に三つ又状に開いた状態となって
いる。

符号３０は、合成樹脂製の板状の仮止め片であって、前
記支持片２０の軸２２より上方に設けられた軸３２にそ
の上端部が枢支されて回動自在となっている。そして、
この仮止め片３０がコラム１２に突出した状態において
コラム１２の最下段から２段目の缶Ｃを支持し、コラム
１２から待避した状態において、前記缶Ｃを落下さすも
のである。

符号３４は、第１連結部材であって、この第１連結部材
３４の一端３４ａは枠材１４の側面１４ｂの前部に回動
自在に取付けられている。また、その他端３４ｂはソレ
ノイド１６の摺動棒１８の先端部と連結されている。

符号３６は板状の第２連結部材であって、一端３６ａは
前記第１連結部材３４の他端３４ｂと回動自在に連結さ
れ、また他端３６ｂは支持片２０の突部２６と回動自在
に連結されている。

符号３８はコイルスプリングであって、一端が枠材１４
の側面１４ｂの上部に固定され、他端は第１連結部材の
他端３４ｂに取付けられている。そして、このコイルス
プリング３８は第１連結部材３４の他端３４ｂ及び第２
連結部材３６の一端３６ａ及び摺動棒１８を上方に付勢
している。

符号４０は、枠材１４の側面１４ｂから突設されたスト
ッパーであって、摺動棒１８が上方に完全に突出した状
態において第１連結部材３４と第２連結部材３６が連結
された位置の上部に突設されている。

そして、このストッパー４０は第２図に示すように第１
連結部材３４と第２連結部材３６がほぼ一直線の状態に
なった状態でこれ以上上方に屈曲しないようにするため
のものである。

上記構成のベンド装置１０の作動状態を次に説明する。

缶Ｃを販売していない状態においては、コイルスプリン
グ３８によって第１連結部材３４の他端３４ｂと第２連
結部材３６の一端３６ａが上方に付勢されてストッパー
４０によって第２図に示すようにほぼ一直線状態で第１
連結部材８４と第２連結部材３６が停止している。この
状態において、第２連結部材３Ｂの他端３６ｂは、支持
片２０の突部２６を外方に押出した状態となっているた
め、支持片２０はコラム１２の内部に突出した状態とな
っている。さらに仮止め片３０はコラム１２の後面１４
ｂに沿って垂れ下った状態となっている。したがって、
支持片２０はコラム１２で最下段の缶Ｃを保持した状態
で静止している。

上記状態において、ソレノイド１６に販売指令信号が入
力すると、コイルスプリング３Ｂの弾性力に反して、摘
動棒１８が下方に吸引され、第１連結部材３４の他端部
３４ａが下方に移動すると共に第２連結部材３６の一端
Ｈａも下方に移動する。第３図に示すように、第２連結
部材３Ｂの他端３６ｂはほぼ水平な状態となって支持片
２０の突部２６をコラム１２の方に引き付けるように動
く。すると支持片２０は水平な軸２２を中心に図面にお
いて時計方向に回転して、コラム１２より待避する。こ
れにより、今まで支持片２０に支持されていた最下段の
缶Ｃが自動販売機の取出し口の方に落下する。さらに支
持片２０の押圧部２４はその先端部で仮止め片３０の下
面を上方に押圧し、仮止め片３０は図面において反時計
方向に回転しつつ、コラム１２の内部に突出する。

これによって仮止め片３０は最下段から二段目の缶Ｃを
支持する。したがって、二段目の缶Ｃが最下段の缶Ｃと
共に落下するのが防止される。

そして、最下段の缶Ｃが落下すると、ソレノイド１６の
吸引力がなくなり、コイルスプリング３８の弾性力によ
って摺動棒１８が上方に突出する。摺動棒１８が突出す
ると前述したように第１連結部材３４、第２連結部材３
６によって支持片２０が図面において反時計方向に回転
し、コラム１２の内部に突出し、また仮止め片３０が押
圧部２４の支持をなくしてコラム１２の外側に待避する
。したがって、今まで仮止め片３０に支持していた二段
目の缶Ｃが支持片２０の上に落下し、次の販売ができる
状態となる。

以上説明したように、ベンド装置１０は、その作動部材
であるソレノイド１Ｂ、摺動棒１８、コイルスプリング
３８、第１連結部材３４、第２連結部材３６を枠材１４
の側面１４ｂに沿って設けられていると共に、側面１４
ｂの範囲内で動くため、従来のように、ベンド装置１０
の前後方向に突出することがない。

したがって、前後方向に配置された５列のコラム１２と
１２との間を最少限にすることができ、自動販売機の奥
行きを小さくすることができる。また、今までと同じ自
動販売機の奥行きである場合には、その前後方向のコラ
ムの数を増やすことができ、缶Ｃの収納量を増大するこ
とができる。

［発明の効果］ 上記により、本発明の自動販売機のベンド装置であると
、支持片、仮止め片がコラムの側面に設けられた駆動部
材及び第１連結部材、第２連結部材によって動かすこと
ができるため、ベンド装置の前後方向の厚さを最少限に
することができる。

したがって、前後方向にコラムを複数列設けた場合には
、今までの自動販売機よりもその奥行きを小さくするこ
とができる。また、従来と同じ自動販売機の奥行きにお
いては、前後方向に設けるコラムの数を多くすることが
でき、商品の収納量を増大することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すベンド装置の斜視図
であり、 第２図は、ベンド装置の商品を販売していない状態の側
面図であり、 第３図は、ベンド装置の商品を販売している状態の側面
図であり、 第４図は、ベンド装置の平面図であり、第５図は、従来
のベンド装置の斜視図であり、第６図は、従来のベンド
装置の平面図である。 ［符号の説明］ １０・・・・・・ベンド装置 １２・・・・・・コラム １４・・・・・・枠材 １６・・・・・・ソレノイド ８・・・・・・摺動棒 ０・・・・・・支持片 ４・・・・・・押圧部 ６・・・・・・突部 ０・・・・・・仮止め片 ４・・・・・・第１連結部材 ６・・・・・・第２連結部材 ８・・・・・・コイルスプリング ０・・・・・・ストッパー 第４図 １２ 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、商品を積重ねて収納するコラムの下部に設けられた
   自動販売機のベンド装置であって、コラムの前面もしく
   は後面の下端に配された水平な軸に枢支され、コラム内
   に突出して最下段の商品を支持した状態から回動するこ
   とによってコラム外に待避する支持片と、 前記支持片の軸より上方に配された水平な軸に枢支され
   コラム外に待避した状態から回動することによってコラ
   ム内に突出して最下段から二段目の商品を支持する仮止
   め片と、 前記支持片の上端部から突設され支持片がコラム外に待
   避した状態でその先端部が仮止め片の下面を押圧してコ
   ラム内に突出させる押圧部と、コラムの側面の下端に配
   され販売指令信号によって摺動棒を上下動させる駆動部
   材と、 一端がコラムの該側面に回動自在に取付けられ他端が摺
   動棒の先端部に取付けられた第１連結部材と、 一端が第１連結部材の他端に回動自在に取付けられ他端
   が支持片の上部からコラム外方に突出した突部に回動自
   在に取付けられた第２連結部材と よりなることを特徴とする自動販売機のベンド装置。