JPH09319383A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH09319383A
JPH09319383A JP8158810A JP15881096A JPH09319383A JP H09319383 A JPH09319383 A JP H09319383A JP 8158810 A JP8158810 A JP 8158810A JP 15881096 A JP15881096 A JP 15881096A JP H09319383 A JPH09319383 A JP H09319383A
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JP
Japan
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data
character
lyrics
telop
song
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Application number
JP8158810A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Kawai
竜次 河合
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌唱のタイミングがとりやすく、知らない曲
でもスムーズに歌うことができるように、歌詞テロップ
の表示方式を工夫したカラオケ装置を提供する。 【解決手段】 カラオケ装置1は下記の要件を含んで構
成される。楽音データ記憶手段24:楽音データを記
憶する。カラオケ演奏手段17:該楽音データに基づ
いてカラオケ演奏を行う。歌詞データ記憶手段25:
歌詞の内容を表す歌詞データを記憶する。文字画像デ
ータ記憶手段12:歌詞に含まれる各文字の画像データ
を記憶する。歌詞テロップデータ生成手段11:歌詞
に含まれる各文字の画像データを文字画像データ記憶手
段12から読み出すとともに、曲中での発音長さに応じ
て各文字の寸法を拡大又は縮小する変換を画像データに
施し、その変換後の画像データの組を曲の歌詞テロップ
データとする。歌詞テロップ表示手段7:その歌詞テ
ロップデータに基づいて歌詞テロップを曲中での発音長
さの長い文字ほど寸法が大きくなるように表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラオケ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年普及しているカラオケ装置において
は、所定の演奏曲を選択するとスピーカから曲が流れ、
その演奏曲の歌詞テロップが表示装置の画面に表示され
る。このようなカラオケ装置の多くのものにおいては、
図13(c)に示すように1フレーズ分の歌詞テロップ
が画面上に一括して表示されるとともに、演奏と同期し
てテロップの表示色を他の色に順次変化させることによ
り、その該当歌唱部分を歌唱者に指示するようになって
いる。歌唱者は、その色変化の速度に合わせてタイミン
グをとりながら歌唱することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
カラオケ装置においては、図13(c)に示すように歌
詞のどの文字も同じ寸法で表示されるようになっている
が、曲中での発音長さは、当然のことながら文字毎にみ
なまちまちである。従って、歌詞テロップの色変化の速
度は文字の発音長さによって目まぐるしく変わり、歌唱
のタイミングをとるのが難しい欠点がある。特に、慣れ
ない曲の場合には、表示色の変化の速さに対応しきれず
うまく歌えなかったり、曲のタイミングをとるために色
の変化速度を常に意識していなければならないため、歌
唱にこもる力が鈍る等の問題が生ずる。
【0004】本発明の課題は、歌唱のタイミングがとり
やすく、ひいては知らない曲でもスムーズに歌うことが
できるように、歌詞テロップの表示方式を工夫したカラ
オケ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の請求項1のカラオケ装置
は下記の要件を含んで構成されることを特徴とする。 楽音データ記憶手段:曲の楽音データを記憶する。 カラオケ演奏手段:該楽音データに基づいて曲のカラ
オケ演奏を行う。 歌詞データ記憶手段:曲の歌詞の内容を表す歌詞デー
タを記憶する。 文字画像データ記憶手段:歌詞に含まれる各文字の画
像データを記憶する。 歌詞テロップデータ生成手段:歌詞データに基づいて
歌詞に含まれる各文字の画像データを文字画像データ記
憶手段から読み出すとともに、曲中における各文字の発
音長さに応じて、それら各文字の画像寸法を拡大又は縮
小する変換を該画像データに対して施し、その変換後の
画像データの組を曲の歌詞テロップデータとして生成す
る。 歌詞テロップ表示手段:その生成された歌詞テロップ
データに基づいて曲の歌詞テロップを、曲中での発音長
さの長い文字ほど寸法が大きくなるように表示する。
【0006】上述の構成によれば、曲中での発音長さの
長い文字ほど寸法が大きくなるように歌詞テロップが表
示されるので、各文字の発音長さが視覚的に把握しやす
くなり、ひいては歌唱のタイミングがとりやすく、知ら
ない曲でもスムーズに歌うことができる。各文字の画像
データは基準となる寸法のもののみを文字画像データ記
憶手段に記憶しておけばよいので、データ量を削減する
ことができる。また、基準となる寸法の文字に拡大・縮
小を施すことで、各文字の発音長さを微妙な文字寸法に
より表現することが可能となる。なお、本発明において
文字の画像データとは、歌詞テロップ表示手段におい
て、その表示画面上に文字画像を表示するための各画素
の出力状態を規定するデータとして定義される。この場
合画像データは、例えば個々の画素の出力情報を規定す
るビットマップデータとして構成できるほか、画素座標
上において文字画像部分を形成する領域と、そうでない
領域との境界、すなわち文字画像の輪郭を規定するアウ
トラインデータとしてもよい。
【0007】また、本発明の請求項2のカラオケ装置
は、下記の要件を含んで構成されることを特徴とする。 楽音データ記憶手段:曲の楽音データを記憶する。 カラオケ演奏手段:該楽音データに基づいて曲のカラ
オケ演奏を行う。 歌詞データ記憶手段:曲の歌詞の内容を表す歌詞デー
タを記憶する。 文字画像データ記憶手段:歌詞に含まれる各文字につ
いて、互いに文字寸法の異なる複数の画像データを記憶
する。 歌詞テロップデータ生成手段:歌詞データに基づい
て、歌詞に含まれる各文字に対し、曲中における該文字
の発音長さに対応する文字寸法の画像データを、文字画
像データ記憶手段から選択的に読み出すことにより、そ
の読み出された画像データの組を曲の歌詞テロップデー
タとして生成する。 歌詞テロップ表示手段:その生成された歌詞テロップ
データに基づいて曲の歌詞テロップを、曲中での発音長
さの長い文字ほど寸法が大きくなるように表示する。
【0008】これにより、請求項1のカラオケ装置と同
様に、文字の寸法が発音長さに応じて変化するので、歌
唱のタイミングがとりやすい。また、発音長さに対応す
る寸法の画像データを、文字画像データ記憶手段から選
択的に読み出すだけでよく、その後の拡大・縮小の処理
が不要なので装置のデータ処理負担を軽減できる。
【0009】以上請求項1又は2の装置においては、歌
詞テロップ表示手段は、具体的にはその発音長さが長い
文字ほど、その歌詞テロップ中の配列方向において寸法
が大きくなるように表示することができる(請求項
3)。これにより文字の発音長さの視覚的な把握が一層
容易になる。
【0010】一方、請求項4のカラオケ装置は、下記の
要件を含んで構成されることを特徴とする。 楽音データ記憶手段:曲の楽音データを記憶する。 カラオケ演奏手段:該楽音データに基づいて曲のカラ
オケ演奏を行う。 歌詞データ記憶手段:曲の歌詞の内容を表す歌詞デー
タを記憶する。 文字画像データ記憶手段:歌詞に含まれる各文字の画
像データを記憶する。 歌詞テロップデータ生成手段:歌詞データに基づい
て、歌詞に含まれる各文字の画像データを文字画像デー
タ記憶手段から読み出すとともに、各文字に対してその
後続の文字との間の文字間隔を曲中における各文字の発
音長さに応じて設定し、その読み出された各文字の画像
データと設定された文字間隔のデータとの組を、曲の歌
詞テロップデータとして生成する。 歌詞テロップ表示手段:その生成された歌詞テロップ
データに基づいて曲の歌詞テロップを曲中での発音長さ
の長い文字ほど、後続の文字との間の文字間隔が広くな
るように表示する。
【0011】上記構成によれば、歌詞テロップにおいて
各文字が、後続の文字との間の文字間隔を発音長さに応
じて変化させることで、歌唱のタイミングがとりやすく
なる。
【0012】上記請求項1〜4のカラオケ装置において
は、歌唱進行の把握を容易にするために、歌詞テロップ
に含まれる文字の画像の表示色を、該文字の配列方向に
おいて、曲演奏に同期したほぼ一定の速度で変化させる
表示色変化手段を付加することができる。これによれば
各文字の発音長さは、文字寸法あるいは文字間隔により
歌唱前に予め把握でき、しかも歌詞テロップの色が曲演
奏に同期したほぼ一定の速度で変化するので歌唱のタイ
ミング合わせがきわめて容易となり、またテロップの色
変化速度に集中する必要もなくなるので、力強く自信を
もって歌唱できるようになる。
【0013】歌詞テロップデータ生成手段は、歌詞テロ
ップに含まれる各文字の画像データを、文字画像データ
記憶手段から曲の演奏中に順次読み出すことにより、歌
詞テロップデータを生成するものとすることができる。
これにより、歌詞テロップデータを記憶するためのメモ
リ容量を節約することができる。
【0014】歌詞テロップデータ生成手段は、該歌詞テ
ロップに含まれる各文字の画像データを、文字画像デー
タ記憶手段から曲の演奏前に一括して読み出すことによ
り、歌詞テロップデータを生成するものとすることがで
きる。これにより、カラオケ演奏中における装置の処理
負担を軽減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラオケ装置の実
施の形態を、いくつかの実施例により図面を用いて説明
する。図1は、本発明のカラオケ装置1の構成を示すブ
ロック図である。カラオケ装置1は、いわゆる通信カラ
オケ装置として構成されており、ホストコンピュータ2
から公共の電話回線等の通信手段3を介して、カラオケ
装置1の中核部であるカラオケコマンダ4へ、演奏曲の
楽音データを含むカラオケデータが送られる。このカラ
オケコマンダ4に、歌詞テロップや背景映像を表示する
CRT等のモニタ7(歌詞テロップ表示手段)、アンプ
ミキサ8等が接続され、アンプミキサ8にマイク5及び
スピーカ6がつながれる。また、カラオケコマンダ4に
は、背景映像再生装置20が接続されている。
【0016】背景映像再生装置20は、例えば光学式ビ
デオディスク(LD)再生装置等で構成されており、L
D等からなる背景映像データ記憶部26には、各演奏曲
に一対一に対応する背景映像データ、もしくは各曲と一
対一では対応しない幾つかの異なる背景映像データがそ
れぞれ記憶されている。
【0017】カラオケコマンダ4は、カラオケ制御部1
0を備え、ここにCPU11、ROM12、RAM13
等を内蔵していて、カラオケ装置1の全体の制御を司
る。カラオケ制御部10には、ホストコンピュータ2か
らカラオケデータを受信するためのモデム15、ホスト
コンピュータ2から配信されるカラオケデータを蓄積す
るカラオケデータ記憶部16、その記憶部16に記憶さ
れた楽音データに基づいて曲を合成する楽音合成部1
7、モニタ制御部18、入力部19、VRAM21等が
接続されている。
【0018】楽音データ記憶部24には、多数の演奏曲
の楽音データが曲番号と対応付けて記憶される。この楽
音データは、例えばMIDI(Musical Instrument Dig
italInterface)規格に基づいて構成され、その情報は
少なくとも音階、音の強さ、音の長さ、音色等のデータ
を含む。
【0019】また、図4に示すように楽音データには、
対応する曲の歌詞テロップの各部の表示タイミングを指
示するための複数の表示フラグが、演奏タイミングを示
す時間軸T上において所定の間隔で配列するように形成
されている。そして、曲演奏が進行する過程において該
フラグが検出されるに伴い、指定されたタイミングで該
当する歌詞テロップ部分がモニタ7に表示されるように
なっている。
【0020】図1に戻って歌詞データ記憶部25には、
各演奏曲の歌詞データが記憶されている。図5は歌詞デ
ータの一例を示しており、歌詞に含まれる各文字を特定
するための文字コード25a、及びその文字の表示寸法
を示す寸法データ25b等のデータを含んでいる。この
表示寸法は、曲中での発音長さが長い文字ほど大きな値
が設定されている。
【0021】また、楽音合成部17はシンセサイザ等で
構成され、楽音データ記憶部24から送られてくる楽音
データに基づいて各楽器の演奏信号を合成(生成)する
音源となる。この演奏信号は、アンプミキサ8に送られ
て増幅されるとともに、マイク5を介して入力される利
用者の歌声と適度の割合でミキシングされ、スピーカ6
から出力される。すなわち、これら楽音合成部17、ア
ンプミキサ8、スピーカ6等がカラオケ演奏手段を構成
している。
【0022】次に、モニタ制御部18は、歌詞出力プロ
グラム12b(後述)で生成された歌詞テロップデータ
と、背景映像データ記憶部26から送られてくる背景映
像データとを、モニタ7に視覚的に表示可能な映像信号
に変換し、それに基づく歌詞テロップと背景映像とを合
成してモニタ7に表示する。また、曲の演奏の進行に同
期して歌詞テロップの表示色を順次変化させ、該当する
歌唱部分を利用者に知らせる役割も果たす。ここでその
表示色は、文字の配列方向において曲演奏に同期したほ
ぼ一定の速度で変化するようになっている。
【0023】また、入力部19は図3に示すように、利
用者が歌いたい曲を予約するための、その曲番号等を入
力する操作キー19a、及びその操作を確定させるEN
TERキー19b等を備えている。なお、本実施例では
入力部19は、赤外線発生器等の無線送信部19cを備
えたリモコンユニットとして構成されているが、カラオ
ケコマンダ4と有線により接続されたものとして構成し
たり、カラオケコマンダ4に一体的に組み込まれたもの
として構成することもできる。
【0024】次に、図2に示すように、カラオケ制御部
10のRAM13には下記のメモリが設けられている。 曲予約メモリ13a:入力部19から入力された曲番
号が記憶されて曲演奏を予約する。 表示バッファ13b:歌詞データに基づいて生成され
る後述の歌詞テロップデータが一時記憶される。
【0025】また、ROM12には、下記のプログラム
及びデータが格納されている。 音楽演奏プログラム12a:楽音データ記憶部24か
ら楽音データを読み出して曲の演奏を行う処理を司る。 文字画像データ記憶部12e:歌詞に含まれる各文字
の基準となる寸法の画像データが文字コードと対応付け
て、かつ1文字単位でランダムに読み出し可能に記憶さ
れている。この画像データは、各文字の輪郭形状(アウ
トライン)を与えるアウトラインデータとされている。 歌詞出力プログラム12b:歌詞データ記憶部25に
記憶された歌詞データに基づいて、文字画像データ記憶
部12eから歌詞に含まれる各文字の画像データを読み
出すとともに、前述の寸法データ25b(図5)に基づ
いてこれに画像の拡大又は縮小のための変換を施して、
その変換された画像データの組を歌詞テロップデータと
して生成する。そして、その歌詞テロップデータに基づ
く歌詞テロップをモニタ7に出力するとともに、その歌
詞テロップの表示色を、曲演奏に同期した一定の速度で
変化させる。なお、該プログラム12bに基づいてCP
U11は、歌詞テロップデータ生成手段及び表示色変化
手段の主体をなすこととなる。 背景映像出力プログラム12c:背景映像データ記憶
部26に記憶された背景映像データに基づいて背景映像
をモニタ7に出力する処理を司る。 選曲プログラム12d:入力部19からの入力内容に
基づいて演奏曲を選曲する処理を司る。
【0026】図7に示すように、本実施例においては、
前述のアウトラインデータが与える基準寸法の文字画像
の輪郭31を必要に応じて拡大又は縮小し、その内側の
領域を公知のスキャンコンバージョン処理により塗りつ
ぶすことで、表示用のビットマップデータが作成される
ようになっている。各文字のアウトラインデータは、具
体的には図9に示すように、その輪郭(アウトライン)
31の各構成線を基準座標30上でベクトル表示した場
合の、そのベクトルデータの組合せとして記述されてい
る。その具体例を同図(b)に示す。該データは処理内
容を表すフラグと、そのフラグに対応する処理が終了し
た時点でのポインタの位置を与える座標値とによって構
成されている。ここで、フラグ「S」は描画開始点にポ
インタを移動させる処理を、フラグ「L]は直前の座標
から、該フラグに対応する座標までポインタを移動さ
せ、そのポインタの軌跡に基づいてアウトライン31の
各構成線を描く処理をそれぞれ示している。同図(a)
に示したアウトライン31の場合は、(5,10)の座
標値を基点として、再度その座標に戻るまでの計8個の
線分(あるいは曲線部分)から構成されており、各構成
線は、その基点と終点の座標値により定義されるベクト
ルを形成している。
【0027】このように構成されたアウトラインデータ
に基づく各文字のアウトラインは、寸法データ25b
(図5)が指定する寸法に拡大又は縮小されて、同図
(c)に示すように画素座標35に重ねられ、公知のス
キャンコンバージョン処理等により、その画素座標35
上のアウトライン31a内に存在する画素を塗りつぶす
ことで、表示用ビットマップデータに変換される。この
ビットマップデータに基づいて、モニタ7上に文字の画
像が表示される。ここで本実施例においては、図13
(a)に示すように、モニタ7上において文字が横方向
に配列したいわゆる横書形式で歌詞テロップTが表示さ
れ、各文字はその配列方向、すなわちモニタ7上の横方
向をX方向、縦方向をY方向とした場合に、そのX方向
に拡大ないし縮小されるようになっている。従ってアウ
トラインの拡大ないし縮小は、各ベクトルデータのX座
標値に対し、寸法データ25b(図5)により規定され
る所定の比率を乗ずることで簡単に実行することができ
る。
【0028】以下、カラオケ装置1の作動をフローチャ
ートを使用して説明する。まず図10のS1において曲
演奏が開始されるとS2に進み、一画面分の歌詞テロッ
プデータの作成処理を行う。この作成処理の詳細を図1
1に、また工程説明図を図6に示す。
【0029】すなわち図11のS10において、歌詞デ
ータ中の最初の文字の文字コード25a(図5)を読み
出し、S11においてその文字コード25aに対応する
画像データ(アウトラインデータ)を読み出す。次いで
S12においてそのアウトラインデータを、文字が曲中
の発音長さに対応する寸法となるように寸法データ25
bに基づいて変換するとともに、S13に進んで前述の
スキャンコンバージョン処理により所定の文字寸法のビ
ットマップデータを生成し、さらにS14において、生
成されたビットマップデータをRAM13の表示バッフ
ァ13b(図2)へ順番に追加する。そして、S15に
おいて次の文字があればS16に進んでその文字コード
を読出すとともにS11へ戻り、すべての文字のビット
マップデータが形成されるまで以下同様の処理が繰り返
される。こうして歌詞テロップデータが各文字のビット
マップデータの集合として作成される。
【0030】歌詞テロップデータの作成が終了すると図
10のS3に進んで、モニタ7への表示のタイミング待
ちとなり、表示タイミングとなればS4において該デー
タによる歌詞テロップの表示及びその表示色の変化処理
を行う。その詳細を図12に示す。
【0031】まず、S20において表示バッファ13b
に格納された歌詞テロップデータをVRAM21(図
1)へ転送し、図13(a)に示すようにモニタ7にそ
の歌詞テロップTを表示する。すなわち、歌詞テロップ
Tにおいて各文字は、曲中での発音長さが長いものほど
横に長く表示されている。次いでS21において、演奏
曲の進行に同期して歌詞テロップTの表示色を、文字の
配列方向(図中左から右)に一定速度で変化させ、曲の
歌唱部分を歌唱者に指示する。S22で表示色の変化が
終了すると、S23に進んで該歌詞テロップTをモニタ
7から消去し、リターンする。
【0032】そして、図10において、S4の処理が終
了するとS5を経てS2へ戻り、曲演奏が終了するまで
以下同様の処理が繰り返されることとなる。
【0033】ここで、上記カラオケ装置1においては、
文字の画像データとしてアウトラインデータの代わり
に、図8に示すように複数の文字寸法のビットマップデ
ータを文字画像データ記憶部12eに記憶しておき、そ
こから各文字の発音長さに対応する文字寸法のビットマ
ップデータを選択的に読み出して、歌詞テロップデータ
を作成する構成としてもよい。この場合は、前述のスキ
ャンコンバージョン処理は不要となる。
【0034】一方、文字を発音長さに応じて拡大・縮小
する代わりに、図13(b)に示すように、後続の文字
との間の文字間隔を発音長さに応じて変化させる構成と
してもよい。この場合、文字間隔は発音長さが長くなる
ほど大きく設定される。
【0035】さらに、上記実施例においては歌詞テロッ
プデータは、各文字の画像データを曲の演奏中に順次読
み出すことにより作成する構成であったが、これを曲の
演奏前に一括して読み出すことにより作成する構成とし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのカラオケ装置の構成
を示すブロック図。
【図2】図1のRAM及びROMの内容を示すブロック
図。
【図3】入力部の一例を示す模式図。
【図4】楽音データと歌詞テロップデータとの関係を示
す説明図。
【図5】歌詞データの一例を示す説明図。
【図6】歌詞テロップデータ作成処理の工程説明図。
【図7】アウトラインデータの概念図。
【図8】複数の文字寸法のビットマップデータを示す説
明図。
【図9】アウトラインデータの一例をその作用とともに
示す説明図。
【図10】図1のカラオケ装置の作動の流れを示すフロ
ーチャート。
【図11】その歌詞テロップデータ作成処理の詳細を示
すフローチャート。
【図12】同じく歌詞テロップの表示及び表示色の変化
処理の詳細を示すフローチャート。
【図13】図1のカラオケ装置における歌詞テロップの
表示態様を従来例とともに示す概念図。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 4 カラオケコマンダ 6 スピーカ(カラオケ演奏手段) 7 モニタ(歌詞テロップ表示手段) 8 アンプミキサ(カラオケ演奏手段) 10 カラオケ制御部 11 CPU(歌詞テロップデータ生成手段、表示色変
化手段) 12e 文字画像データ記憶部(文字画像データ記憶手
段) 17 楽音合成部(カラオケ演奏手段) 24 楽音データ記憶部(楽音データ記憶手段) 25 歌詞データ記憶部(歌詞データ記憶手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲の楽音データを記憶する楽音データ記
    憶手段と、 該楽音データに基づいて曲のカラオケ演奏を行うカラオ
    ケ演奏手段と、 前記曲の歌詞の内容を表す歌詞データを記憶する歌詞デ
    ータ記憶手段と、 前記歌詞に含まれる各文字の画像データを記憶する文字
    画像データ記憶手段と、 前記歌詞データに基づいて前記歌詞に含まれる各文字の
    画像データを前記文字画像データ記憶手段から読み出す
    とともに、前記曲中における各文字の発音長さに応じ
    て、それら各文字の画像寸法を拡大又は縮小する変換を
    該画像データに対して施し、その変換後の画像データの
    組を前記曲の歌詞テロップデータとして生成する歌詞テ
    ロップデータ生成手段と、 その生成された歌詞テロップデータに基づいて前記曲の
    歌詞テロップを、前記曲中での発音長さの長い文字ほど
    寸法が大きくなるように表示する歌詞テロップ表示手段
    と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 曲の楽音データを記憶する楽音データ記
    憶手段と、 該楽音データに基づいて曲のカラオケ演奏を行うカラオ
    ケ演奏手段と、 前記曲の歌詞の内容を表す歌詞データを記憶する歌詞デ
    ータ記憶手段と、 前記歌詞に含まれる各文字について、文字寸法が互いに
    異なる複数の画像データを記憶する文字画像データ記憶
    手段と、 前記歌詞データに基づいて、前記歌詞に含まれる各文字
    に対し、前記曲中における該文字の発音長さに対応する
    文字寸法の画像データを、前記文字画像データ記憶手段
    から選択的に読み出すことにより、その読み出された画
    像データの組を前記曲の歌詞テロップデータとして生成
    する歌詞テロップデータ生成手段と、 その生成された歌詞テロップデータに基づいて前記曲の
    歌詞テロップを、前記曲中での発音長さの長い文字ほど
    寸法が大きくなるように表示する歌詞テロップ表示手段
    と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記歌詞テロップ表示手段は、前記曲中
    での発音長さの長い文字ほど、その歌詞テロップ中での
    配列方向において寸法が大きくなるように表示するもの
    である請求項1又は2に記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 曲の楽音データを記憶する楽音データ記
    憶手段と、 該楽音データに基づいて曲のカラオケ演奏を行うカラオ
    ケ演奏手段と、 前記曲の歌詞の内容を表す歌詞データを記憶する歌詞デ
    ータ記憶手段と、 前記歌詞に含まれる各文字の画像データを記憶する文字
    画像データ記憶手段と、 前記歌詞データに基づいて、前記歌詞に含まれる各文字
    の画像データを前記文字画像データ記憶手段から読み出
    すとともに、各文字に対してその後続の文字との間の文
    字間隔を前記曲中における各文字の発音長さに応じて設
    定し、その読み出された各文字の画像データと前記設定
    された文字間隔のデータとの組を、前記曲の歌詞テロッ
    プデータとして生成する歌詞テロップデータ生成手段
    と、 その生成された歌詞テロップデータに基づいて前記曲の
    歌詞テロップを、前記曲中での発音長さの長い文字ほど
    後続の文字との間の文字間隔が広くなるように表示する
    歌詞テロップ表示手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 前記歌詞テロップに含まれる文字の画像
    の表示色を、該文字の配列方向において、前記曲演奏に
    同期したほぼ一定の速度で変化させる表示色変化手段を
    備える請求項1ないし4のいずれかに記載のカラオケ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記歌詞テロップデータ生成手段は、前
    記歌詞テロップに含まれる各文字の画像データを、前記
    文字画像データ記憶手段から前記曲の演奏中に順次読み
    出すことにより、前記歌詞テロップデータを生成するも
    のである請求項1ないし5のいずれかに記載のカラオケ
    装置。
  7. 【請求項7】 前記歌詞テロップデータ生成手段は、該
    歌詞テロップに含まれる各文字の画像データを、前記文
    字画像データ記憶手段から前記曲の演奏前に一括して読
    み出すことにより、前記歌詞テロップデータを生成する
    ものである請求項1ないし5のいずれかに記載のカラオ
    ケ装置。
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