JPH09318095A - 共同住宅における空調機のドレン構造 - Google Patents

共同住宅における空調機のドレン構造

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JPH09318095A
JPH09318095A JP8162325A JP16232596A JPH09318095A JP H09318095 A JPH09318095 A JP H09318095A JP 8162325 A JP8162325 A JP 8162325A JP 16232596 A JP16232596 A JP 16232596A JP H09318095 A JPH09318095 A JP H09318095A
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JP
Japan
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drain
common
air conditioner
pipe
indoor unit
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JP8162325A
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Shigeo Yamada
繁夫 山田
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Tekken Corp
Original Assignee
Tekken Corp
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】室内機から発生する凝縮水を共用廊下に垂れ流
すことなく放流し、歩行時の危険性や不衛生さ等を回避
した共同住宅における空調機のドレン構造を提供する。 【解決手段】多層階構造からなる共同住宅の各居住戸1
に設置された、空調機の室内機10から発生する凝縮水
を排水するためのドレン構造であって、共同住宅の各階
における共用廊下2を上下方向に貫通する共用縦管14
を設け、室内機10から共用廊下2側に引出された凝縮
水のドレン管13を共用縦管14に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、共同住宅におけ
る空調機のドレン構造に関し、さらに詳細には、マンシ
ョン等の多層階構造からなる共同住宅において、空調機
の室内機から発生する凝縮水を排水するためのドレン構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のマンション等の共同住宅において
は、各居住戸の占有面積を大きくとるために、共用廊下
側に張り出す出窓方式が採用されている。このような方
式を採用することにより、出窓と共用廊下との間には空
間が形成されるので、この空間に各居住戸用の空調機の
室外機(圧縮機)を設置し、スペースの有効利用を図っ
ている。
【0003】上記方式の採用に伴い、空調機の冷房運転
時に室内機(吸放熱機)から発生する凝縮水のドレン管
も、冷媒管とともに共用廊下側に引出される構造となっ
ている。しかしながら、従来の構造によれば、ドレン管
から放流される凝縮水は共用廊下に垂れ流すだけであ
り、このため共用廊下が濡れた状態となって歩行の際に
危険が生じる。また、共用廊下の表面に苔等が発生し、
不衛生である等の問題も生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。
【0005】この発明の目的は、室内機から発生する凝
縮水を共用廊下に垂れ流すことなく放流し、歩行時の危
険性や不衛生さ等を回避した共同住宅における空調機の
ドレン構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採用している。
【0007】すなわちこの発明は、多層階構造からなる
共同住宅の各居住戸に設置された、空調機の室内機から
発生する凝縮水を排水するためのドレン構造であって、
前記共同住宅の各階における共用廊下を上下方向に貫通
する共用縦管を設け、前記室内機から前記共用廊下側に
引出された前記凝縮水のドレン管を前記共用縦管に接続
したことを特徴とする共同住宅における空調機のドレン
構造にある。
【0008】またこの発明は、多層階構造からなる共同
住宅の各居住戸に設置された、空調機の室内機から発生
する凝縮水を排水するためのドレン構造であって、前記
共同住宅の各階における共用廊下に放流溝を設け、前記
室内機から前記共用廊下側に引出された前記凝縮水のド
レン管を前記放流溝に接続したことを特徴とする共同住
宅における空調機のドレン構造にある。
【0009】さらにこの発明は、前記放流溝が前記共用
廊下の長手方向に沿って形成された雨水等の排水溝に開
口していることを特徴とする共同住宅における空調機の
ドレン構造にある。
【0010】さらにこの発明は、前記放流溝が溝本体
と、この溝本体に開放端側から嵌め込まれる溝形の蓋体
とを備えてなることを特徴とする共同住宅における空調
機のドレン構造にある。
【0011】さらにこの発明は、前記蓋体の頂板に前記
ドレン管が接続される円筒部が形成されていることを特
徴とする共同住宅における空調機のドレン構造にある。
【0012】この発明によれば、室内機からドレン管を
介して流れてきた凝縮水は、共用縦管あるいは共用廊下
に設けられた放流溝に放流される。したがって、共用廊
下表面が濡れることによる歩行時の危険性や、苔等の発
生により不衛生状態になるのが防止される。放流溝を設
ける場合、蓋を取付けることにより、ハイヒール等の踵
部分が溝に引っ掛かり、転倒する危険が防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を用
いて以下に説明する。図1はこの発明の実施の形態を示
し、共用廊下の長手方向に直角な断面図、図2は図1の
A−A線断面図である。図面には多層階構造からなる共
同住宅の一部の階の居住戸1及び共用廊下2が示されて
いる。
【0014】共用廊下2のコンクリート躯体3の表面に
は防水モルタル4が施され、この防水モルタル4は共用
廊下2の外側部(居住戸1と反対側)に向けて適宜の下
り勾配を有している。また、共用廊下2の外側部には、
その長さ方向に沿って雨水等の排水溝5が形成されてい
る。
【0015】居住戸1の壁体6から共用廊下2側に張り
出す出窓7が設けられ、この出窓7と共用廊下2との間
に形成される空間には空調機の室外機8が架台9を介し
て設置される。居住戸1内に設置される室内機10と室
外機8との間を接続する冷媒管(図示せず)は保護カバ
ー11に被覆され、この保護カバー11は出窓7の顎部
12を貫通して共用廊下2側に延びている。
【0016】空調機の冷房運転時に室内機10から発生
する凝縮水のドレン管13もまた、保護カバー11に被
覆され、共用廊下2側に引き出されている。共用廊下2
を上下方向に貫通する共用縦管14が設けられ、ドレン
管13は共用縦管14から各階の居住戸1に対応して延
びる分岐管15にエルボ16を介して接続されている。
【0017】上記構造により室内機10で発生した凝縮
水はドレン管13、分岐管15を経て共用縦管14に放
流される。したがって、共用廊下2の表面を濡らすこと
がなく、歩行時の危険性や、苔等の発生により不衛生状
態になるのが回避される。
【0018】図3はこの発明の別の実施の形態を示す図
1と同様な断面図、図4は図3のB−B線断面図であ
る。この実施の形態の基本となる共用廊下2等を含む躯
体構造は前記実施の形態と同様であり、同一部分あるい
は同一部材には同一符号を付して説明を省略する。この
実施の形態では共用廊下2に放流溝20が設けられ、こ
の放流溝20にドレン管13が接続されている。
【0019】図5及び図6に放流溝20の詳細が示され
ている。図5は放流溝20の平面図、図6は図5のC−
C線断面図である。放流溝20は、この実施の形態では
溝本体21と、これと同様に溝形の蓋体22とからなっ
ている。溝本体21及び蓋体22はいずれも金属製であ
るが、硬質塩化ビニル等のプラスチック製としてもよ
い。
【0020】溝本体21は共用廊下2を横切るようにコ
ンクリート躯体3の上に設置され、先端が排水溝5に開
口している。溝本体21は上端にフランジ23、23を
有し、このフランジ23、23のレベルまで防水モルタ
ル4が施される。蓋体22はその開放端側から溝本体2
1の長手方向全体に亘ってに緩く嵌め込まれる。蓋体2
2は長手方向に適宜分割したものとしてもよい。
【0021】蓋体22の基端側(排水溝5と反対側)の
頂板24には円筒部25が形成され、円筒部25は蓋体
22の内部に開口している。この円筒部25にドレン管
13が接続されている。
【0022】上記構造により室内機10からの凝縮水は
ドレン管13、放流溝20を経て排水溝5に放流され
る。したがって、前記実施の形態の場合と同様に共用廊
下2の表面を濡らすことがなく、歩行時の危険性や、苔
等の発生により不衛生状態になるのが回避される。ま
た、溝本体21は蓋体22で被覆されているので、ハイ
ヒール等での歩行時に踵部分を引っ掛けるおそれもな
い。
【0023】蓋体22は溝形であって、その開放端側か
ら溝本体21に嵌め込まれるので、十分な強度を期待で
き、清掃時の取外しも簡単に行える。さらに蓋体22に
ドレン管接続用の円筒部25を形成したので、ドレン管
13の接続を簡単に行うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、空調機
の室内機から発生する凝縮水が共用廊下に垂れ流すこと
なく放流されるので、歩行時の危険性や不衛生さ等を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態を示し、共用廊下
の長手方向に直角な断面図である。
【図2】図2は図1のA−A線断面図である。
【図3】図3はこの発明の別の実施の形態を示す図1と
同様な断面図である。
【図4】図4は図3のB−B線断面図である。
【図5】図5は放流溝の平面図である。
【図6】図6は図5のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1…居住戸 2…共用廊下 5…排水溝 7…出窓 8…室外機 10…室内機 13…ドレン管 14…共用縦管 20…放流溝 21…溝本体 22…蓋体 25…円筒部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層階構造からなる共同住宅の各居住戸に
    設置された、空調機の室内機から発生する凝縮水を排水
    するためのドレン構造であって、 前記共同住宅の各階における共用廊下を上下方向に貫通
    する共用縦管を設け、 前記室内機から前記共用廊下側に引出された前記凝縮水
    のドレン管を前記共用縦管に接続したことを特徴とする
    共同住宅における空調機のドレン構造。
  2. 【請求項2】多層階構造からなる共同住宅の各居住戸に
    設置された、空調機の室内機から発生する凝縮水を排水
    するためのドレン構造であって、 前記共同住宅の各階における共用廊下に放流溝を設け、 前記室内機から前記共用廊下側に引出された前記凝縮水
    のドレン管を前記放流溝に接続したことを特徴とする共
    同住宅における空調機のドレン構造。
  3. 【請求項3】前記放流溝が前記共用廊下の長手方向に沿
    って形成された雨水等の排水溝に開口していることを特
    徴とする請求項2記載の共同住宅における空調機のドレ
    ン構造。
  4. 【請求項4】前記放流溝が溝本体と、この溝本体に開放
    端側から嵌め込まれる溝形の蓋体とを備えてなることを
    特徴とする請求項2又は3記載の共同住宅における空調
    機のドレン構造。
  5. 【請求項5】前記蓋体の頂板に前記ドレン管が接続され
    る円筒部が形成されていることを特徴とする請求項4記
    載の共同住宅における空調機のドレン構造。
JP8162325A 1996-06-03 1996-06-03 共同住宅における空調機のドレン構造 Withdrawn JPH09318095A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315121A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Takiron Co Ltd ドレン排水溝材
JP2010286154A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Osaka Gas Co Ltd ドレイン排水処理装置及びドレイン排水路形成具
JP2015101926A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 ロンシール工業株式会社 ドレイン床構造
JP2015145606A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 三井住友建設株式会社 多層建物のエアコン排水構造

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