JP2009052281A - ガレージ付き建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガレージに存在する不用の水を好適に排除することができる建物を提供すること。
【解決手段】建物10にはガレージ23が一体的に設けられている。ガレージ23は、ガレージ床面31と一階/二階部分の境界部との間に位置し、三方のガレージ壁面32により囲まれて形成されている。ガレージ床面31は中央側が低位部となるように形成されており、その低位部には、底面におけるガレージ開口部33側が低位部となるように第1排水溝51が設けられている。また、ガレージ開口部33側には、第1排水溝51に接続されている第2排水溝52が形成されており、第2排水溝52には建物10外に水を排出するための排水管が接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物の一部としてガレージを備えたガレージ付き建物に関するものである。
住宅等の建物において、その一部にガレージを一体的に備えた所謂インナガレージ式の建物が知られている。例えば、特許文献1に開示された建物では、ガレージは壁部及び天井により囲まれており、壁部には住人等が出入りする人通路や車両の出庫及び入庫が行われる車両出入り口などが設けられている。また、車両出入り口には、同出入り口を開閉可能なシャッタが設けられており、シャッタが開放されている場合に車両の出庫及び入庫が可能となっている。
特開2004−68489号公報
しかしながら、ガレージが壁部及び天井により囲まれている構成では、ガレージ内で水を使用した場合に使用後の水が床に溜まってしまい、さらにその水が排除しにくいという不都合がある。すなわち、例えばガレージ内で洗車を行う場合、洗車に使用された後の水が不用の水としてガレージの床などに溜まってしまうと考えられる。仮にガレージに洗面台が設けられていても、車両など洗面台より大きいものが洗浄の対象になると、不用の水はその多くが洗面台の外側に飛散することになり、不用の水がガレージの床に溜まってしまうことになる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、ガレージに存在する不用の水を好適に排除することができる建物を提供することを目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施形態において対応する構成例を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
本発明では、少なくとも三方に設けられた壁面と天井面とに囲まれてなるガレージ(ガレージ23)を有するガレージ付き建物において、前記ガレージの床面を傾斜させることで設けられる水誘導面(ガレージ床面31)と、前記ガレージ内であって前記水誘導面の低位部に設けられ、ガレージ外に水を排出する排水溝(第1排水溝51、第2排水溝52)と、を備えることを特徴とする。
少なくとも三方の壁面及び天井面で囲まれたガレージ(いわゆるインナガレージ)の場合、洗車などのためにガレージ内で水を使用すると、その水がガレージ床面に溜まってしまい排除しにくいという不都合が生じる。この点、上記のとおりガレージ内に水誘導面と排水溝とを設けることにより、ガレージ内で使用した水が水誘導面及び排水溝を通じてガレージ外に排出される。このとき、ガレージ内において広範囲で水が飛散したとしても、その水を水誘導面及び排水溝により所定箇所に集めて排除することができる。それ故に、ガレージに存在する不用の水を好適に排除することができる。
前記水誘導面は、前記ガレージの車両出入り口(ガレージ開口部33)側を低位として傾斜させて設けられ、前記排水溝は、前記車両出入り口に沿って車両出入り方向に直交する向きに延びるよう設けられているとよい(図5参照)。
上記構成によれば、水誘導面上に水が存在する場合に、その水がガレージの車両出入り口側に流れ、その後、排水溝を通じてガレージ外に排出される。これにより、ガレージの奥側(車両出入り口と反対側)に水が溜まりにくくすることができ、不用の水を好適に排出できる。
前記水誘導面は、前記ガレージの車両出入り方向に交差する向き(例えば直交する向き)に傾斜させて設けられ、前記排水溝は、前記車両出入り方向に延びかつその底面が前記ガレージの車両出入り口側を低位として傾斜する第1排水溝(第1排水溝51)と、前記車両出入り口に沿って車両出入り方向に直交する向きに延びる第2排水溝(第2排水溝52)とからなるとよい(図2参照)。
上記構成によれば、水誘導面上に水が存在する場合に、その水がガレージの車両出入り方向に直交する向きに流れ、その後、第1排水溝及び第2排水溝を通じてガレージ外に排出される。この場合、第1排水溝は車両出入り方向に延び、第2排水溝は車両出入り口に沿って車両出入り方向に直交する向きに延びるよう構成されているため、洗車等に使用された水は、ガレージ奥側(車両出入り口と反対側)に溜まることなく車両出入り口側及びその下流の排水先に導かれる。したがって、ガレージの奥側(車両出入り口と反対側)に水が溜まりにくくすることができ、不用の水を好適に排出できる。
また、前記水誘導面は、前記ガレージ内において駐車車両(車両C)の床下となる位置を低位として傾斜し、その床下位置に前記第1排水溝が設けられているとよい。
上記構成によれば、ガレージ内に車両が駐車されている場合において、車両床下に使用後の水が集められ、第1排水溝を通じて排出される。これにより、洗車等を行うユーザの足が排水溝に引っかかったり、排水溝を流れる水でユーザの足が濡れたりする不都合を抑制できる。したがって、ガレージ床面に排水溝が形成されることに起因する不都合の発生を抑制しつつ、不用の水を好適に排出できる。
ガレージ内で洗車等を行う場合には、その洗車で使用した水が壁面に飛散し、さらに壁面を伝って床面に流れ落ちる。かかる場合、ガレージ床面において水誘導面が壁面に至る部位まで設けられる構成であると、水誘導面と壁面との境界部に水やゴミ等が溜まり排除しにくくなることが懸念される。その対策として、水誘導面と壁面との境界部に、それら各面を連続面にて接続するコーナーアール部が形成されているとよい。
本構成によれば、ガレージ内で洗車等を行う場合において、壁面を伝って流れ落ちる水がコーナーアール部(コーナーアール部84)を通じて水誘導面に到達する。このとき、コーナーアール部は、水誘導面と壁面とに接続される連続面にて構成されているため、水誘導面と壁面との境界部に水やゴミ等が溜まり排除しにくくなる、といった不都合の発生を抑制することができる。
基礎(基礎11a〜11c)の起立部(起立部62a〜62c)により前記壁面の一部を構成するガレージ付き建物では、前記起立部と前記水誘導面との境界部に前記コーナーアール部が形成されているとよい。
上記構成によれば、基礎の起立部を伝って水が流れ落ちる場合に、基礎の起立部(壁面)と水誘導面との境界部に水やゴミ等が溜まり排除しにくくなる、といった不都合の発生を抑制することができる。
ちなみに、建物の床下に打設されるコンクリート層(コンクリート層83)にあって基礎の起立部との境界部を盛り上げてコーナーアール部を形成するとよい。これにより、基礎の設置後、コンクリート層を打設する際にコーナーアール部を形成することができる。
また、前記壁面を構成する壁部(内壁部37,38、外壁部39)に、前記ガレージ内の床面に沿って通気を行わせるための通気手段(連通口91、換気ファン92)が設けられているとよい。これにより、ガレージ内で洗車等を行った後に床面(水誘導面)が濡れていても、通気手段によってその床面をいち早く乾燥させることができる。
前記通気手段として、前記壁部を構成する基礎の起立部に通気口(連通口91)が設けられるとともに、該通気口に通気ファン(換気ファン92)が設けられているとよい。この場合、ガレージ床面近くに存在する基礎の起立部に通気手段(通気口及び通気ファン)が設けられることで、床面(水誘導面)の乾燥を効率良く実施することができる。
前記ガレージの車両出入り口に当該出入り口を開閉するガレージシャッタ(シャッタ35)を設けたガレージ付き建物において、前記ガレージシャッタの閉鎖状態で当該シャッタの下端部と重ならず、かつ同シャッタよりもガレージ内側となる位置に前記排水溝が設けられているとよい。
上記構成によれば、車両出入り口にガレージシャッタを設けることで、ガレージ内への不審者の侵入を規制することが可能となり、ひいてはガレージの防犯性を高めることができる。
また、ガレージシャッタの閉鎖状態で当該シャッタの下端部と重ならず、かつ同シャッタよりもガレージ内側となる位置に排水溝が設けられているため、シャッタ閉鎖状態でガレージシャッタの下端部に隙間が形成されないようにすることができる。つまり、ガレージシャッタの下端部と排水溝とが重なる構成では、シャッタ閉鎖状態でガレージシャッタの下端部に隙間(排水溝による隙間)が形成されることが想定されるが、こうした不都合を抑制できる。したがって、防犯性を一層高めることができる。
前記ガレージ内に給水装置(水栓48)を設け、該給水装置によりガレージ内での放水を可能とするとよい。この場合、ガレージ内の給水装置から放出される水により洗車等を行うことができ、使い勝手の良いガレージを構築できる。
前記ガレージが居室(居室22)に隣接して設けられるガレージ付き建物において、前記居室の床面がガレージ床面よりも高位に設けられるとともに、居室床面とガレージ床面とを繋ぐ階段部(階段44)が設けられているとよい。
上記構成によれば、居室床面とガレージ床面とに高低差があるため、ガレージ床面の水が居室側に流れ込むことを防止できる。また、居室床面とガレージ床面とを繋ぐ階段部が設けられているため、居室とガレージとの間における人の行き来が容易となる。
なお、居室とガレージとの行き来を可能とする出入り口部(出入口42)には扉体(引き戸43)が設けられ、その扉体により居室及びガレージが仕切られているとよい。これにより、ガレージ内で洗車等を行った場合に、ガレージの湿気が居室側に入ることを抑制することができる。
以下に、発明を具体化した一実施形態である建物について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態の建物全体を示す概略縦断面図であり、図2はガレージ周辺の平面構成を示す図である。本実施の形態では、建物10として、鋼材を利用した骨組構造を有する二階建て住宅を例示しており、この骨組構造に外壁その他の各種建築材が設けられて構築されるものとなっている。建物10では、一階部分にインナガレージ(付属車庫)としてのガレージ23が一体的に設けられている。
図1に示すように、建物10は、基礎11上に形成された下階部分としての一階部分12と、その一階部分12の上方に連続して形成された上階部分としての二階部分13と、その二階部分13の上方に形成された屋根部分14とを備えている。なお、ここでは詳細な説明を省略するが、一階部分12と二階部分13との境界部15は、周知のように一階天井面と二階床面とを含むそれらの間にある各部材によって構成されている。
建物10の一階部分12には、例えば居室21,22(居室22は図2参照)とガレージ23とが形成され、同二階部分13には、例えば居室24,25が形成されている。ガレージ23は、建物10に一体的に設けられた所謂インナガレージとなっており、居室25の下方であって、およそ地上線GLに設定されるガレージ床面31と一階/二階部分の境界部15(一階部分12の天井面)との間に形成され、三方(両側方及び奥方)のガレージ壁面32により囲まれている。ガレージ23の一側面にはガレージ開口部33が形成されており、そのガレージ開口部33を通じてガレージ23への車両Cや人の出入りが可能となっている。ガレージ23は、図の上下方向を車両進退方向として自動車等の車両Cを駐車するものとなっており、少なくとも自動車1台の駐車が可能な横幅及び縦幅を有している。通常、車両Cはガレージ23の略中央に停止されるようになっている。
なお、居室21,22など居住空間としての一階部分12は略同一レベルの一階床面34を有しており、一階床面34のレベル(1FL)はガレージ床面31のレベル(GL)より高い位置に設定されている。
ガレージ開口部33には、手動又は電動で開閉されるシャッタ35が設けられている。なお、シャッタ35としては、上下開閉式のもの以外に横引き式のもの等が採用される。ガレージ23の構成として、複数台の車両を横並びに又は縦並びに駐車可能としたり、ガレージ開口部33にシャッタ35などの開閉部材を設けない構成としたりすることも可能である。
図2に示すように、建物10の一階部分12には、ガレージ23とそれに隣接する居室21,22とを仕切る内壁部37,38と、ガレージ23と屋外とを仕切る外壁部39とが設けられており、それら内壁部37,38及び外壁部39のそれぞれの内側面等によりガレージ壁面32が形成されている。内壁部37には、居室22とガレージ23とを連通する出入口42が形成されている。出入口42は住人等の出入りが可能な大きさとなっており、内壁部37には出入口42に対してスライド可能な引き戸43が設けられている。引き戸43がスライドされることで出入口42が開放及び閉鎖されるようになっている。なお、引き戸43に代えて回動可能な開き戸が設けられていてもよく、この場合は開き戸が回動されることで出入口42が開放及び閉鎖されるような構成とする。
引き戸43が開放されると、住人等は出入口42を介して居室22とガレージ23とを行き来することが可能となる。換言すれば、引き戸43は、住人等が居室22からガレージ23にアクセスするためのものである。
居室22には、出入口42の内側(ガレージ23とは反対側)に土間45が設けられており、その土間45は、ガレージ床面31から同じレベルで連続する土間床面46を有している。また、居室22には、一階床面34と土間床面46とを接続する階段44が設けられており、住人等はその階段44により土間床面46と一階床面34との間を昇降することが可能となっている。なお、土間45及び階段44は、居室22ではなくガレージ23に設けられていてもよい。
ガレージ23には水栓48が設けられており、水道管を介して水道水が水栓48に供給されるようになっている。住人等は、水栓48に対して放水操作を行うことで水栓48から水を放出させることができ、それにより車両Cに対する洗車作業などを行うことが可能となっている。ここで、ガレージ23は排水機能を有しており、水栓48から放出された水は第1排水溝51や第2排水溝52を介して建物10外に排出されるようになっている。
ガレージ23の排水機能について図3,図4を参照しつつ説明する。図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図2におけるB−B線断面図である。
図3,図4に示すように、ガレージ23の周囲には、基礎11として、外壁部39及び内壁部37,38のそれぞれに対応した基礎11a,11b,11cが配置されている。基礎11a〜11cは、周知の通り鉄筋コンクリートにより構成されており、地中に埋設されているフーチング部61a〜61cと、フーチング部61a〜61cから上方に起立している起立部62a〜62cとをそれぞれ備えている。そして、起立部62a〜62cの表面のうちガレージ23側に露出する面により、ガレージ壁面32の一部が形成されている。
居室21,22との境界部に設けられた基礎11a〜11cの起立部62b,62c上には、床材としてのALC板72の端部が固定されており、さらにそのALC板72上には、床面材(床面下地材)としての床板76が重なるようにして配置及び固定されている。ALC板72や床板76等により居室21,22の床が形成されており、床板76の上面により一階床面34として居室21,22の床面が形成されている。床板76は、例えば合板やパーティクルボード等の板材により形成されている。
また、内壁部37,38及び外壁部39として、基礎11a〜11cとその基礎11a〜11c上に立設されたガレージ壁とが備えられている。ガレージ壁として、より詳しくは、鋼鉄により形成された支柱64が所定の間隔にて基礎11a〜11cの起立部62a〜62c上に複数立設されており、支柱64はその下端部がボルト等の固定具により起立部62a〜62cにそれぞれ固定されている。ちなみに、ALC板72は、支柱64の間にて起立部62b,62cに固定されている。
支柱64には、壁パネル65や水切板66等が組み付けられている。例えば、外壁部39部分では、支柱64における屋外側及びガレージ23側(屋内側)のそれぞれに壁パネル65として外壁パネル65aが取り付けられている。また、内壁部37,38部分では、支柱64におけるガレージ23側に外壁パネル65aが取り付けられており、居室21,22側に壁パネル65として内壁パネル65bが取り付けられている。したがって、ガレージ内における三方のガレージ壁面32は、建物10の外壁面(外壁部39の屋外側面)と同じ外壁パネル65aにより構成されている。
外壁パネル65aは少なくとも一方のパネル面が防水性を有しており、その防水性を有するパネル面がガレージ23側又は屋外側に露出するようにして支柱64に取り付けられている。外壁パネル65aと支柱64との間には、外壁パネル65aの下方に延びる水切板66が設けられており、水切板66は、起立部62a〜62cの上部におけるガレージ23側及び屋外側を覆うようにして、かつ支柱64の下部におけるガレージ23側及び屋外側を覆うようにして、その支柱64に取り付けられている。なお、図示は省略するが、外壁パネル65aは、防水性を有するパネル面が下方となるようにしてガレージ23の天井面にも取り付けられている。
ガレージ23において、基礎11a〜11cの起立部62a〜62cで囲まれた地面上には、砕石が敷き詰められた砕石層82が設けられており、砕石層82の上には鉄筋コンクリートにより構成されているコンクリート層83が設けられている。ガレージ床面31は、そのコンクリート層83の表面により形成されている。
ガレージ床面31は、図3に示すように、ガレージ23側面部(内壁部37側及び外壁部39側)から中央部に向けて、すなわち車両出入り方向と交差(直行)する向きで下方に傾斜して設けられている。したがって、ガレージ床面31は、内壁部37側及び外壁部39側が高位側となっており、中央側が低位側となっている。なお、ガレージ床面31は、駐車可能な範囲の略全体が傾斜面となっているが、例えば駐車不可な範囲においては傾斜面ではなく水平面となっていてもよい。
コンクリート層83と起立部62a〜62cとの境界部には、上面に湾曲面を有するコーナーアール部84が形成されており、そのコーナーアール部84の湾曲面により、ガレージ床面31の高位側と起立部62a〜62cの内側面とが連続的に接続されている。換言すれば、ガレージ床面31とガレージ壁面32とが接続される隅角部にアールが形成されていることになる。ちなみに、コーナーアール部84はコンクリート層83の一部を盛り上げるようにして形成されており、コンクリート層83を打設する際に一体的に構築されている。これにより、湾曲面とガレージ床面31とは連続面として接続されている。
また、コンクリート層83には、ガレージ床面31を下方に凹ませてなる第1排水溝51及び第2排水溝52が設けられている。第1排水溝51は、ガレージ開口部33からその奥側(居室21)に向かって、すなわち車両出入り方向に延びるようにして、且つ外壁部39に対して略平行に形成されている。また、第1排水溝51は、ガレージ23側面部に対して略中央部に配置されており、ガレージ床面31の低位部に位置している。さらに、第1排水溝51は、その幅は車両Cのタイヤより小さくなっており、車両Cのタイヤが落ち込みにくくなっている。ここで、第1排水溝51は、ガレージ床面31の略中央に形成されているため、ガレージ23に車両Cが停止されている状態では車両Cの下方に位置すると考えられる。したがって、住人等が第1排水溝51につまずきにくくなっている。
第1排水溝51は、図4に示すように、その底面87がガレージ23の奥側からガレージ開口部33に向けて下方に傾斜して設けられている。すなわち、第1排水溝51の底面87は、ガレージ23奥側が高位側となっており、ガレージ開口部33側が低位側となっている。その結果として、第1排水溝51の深さは、ガレージ23の奥側に比べて手前側が大きくなっている。
一方、第2排水溝52は、ガレージ開口部33に沿って外壁部39から内壁部37まで延びるようにして、且つガレージ開口部33の内側に形成されており、シャッタ35が閉鎖された場合にそのシャッタ35よりも内側に位置するようになっている。また、第2排水溝52には、その長手方向の略中央に第1排水溝51が接続されている。その接続部周辺では、第2排水溝52の底面88は第1排水溝51の底面87より低位となっている。第2排水溝52には図示しない排水管が接続されており、第2排水溝52の底面88は排水管の近傍が最低位となっている。
第2排水溝52は、例えばグレーチングなどの溝カバー89によりその開放側が覆われている。これにより、第2排水溝52への車両Cのタイヤなどの落ち込みや住人等のつまずきが抑制されている。ただし、溝カバー89には、上下方向に貫通する貫通孔が複数形成されており、第2排水溝52の開放状態は保持されるようになっている。溝カバー89は、その上面がガレージ床面31に対して同等又は低いレベルとなるように第2排水溝52に対して設置されている。ちなみに、溝カバー89の上面とガレージ床面31とのレベルが異なる部分には、それら面を連続して接続する連続面が形成されており、車両Cが溝カバー89上を通過する際に溝カバー89が障害とならないようになっている。
基礎11aの起立部62aには、ガレージ23の内部空間と屋外空間とを連通する連通口91が形成されており、その連通口91を介してガレージ23の内部空間に対する通気が行われる。また、起立部62aには、前記通気を促進させるための換気ファン92が取り付けられており、換気ファン92が駆動することで、ガレージ23における換気がより一層促進されるようになっている。
次いで、ガレージ23内で水が使用された場合に、その水がガレージ23外に排出されるまでの流れについて説明する。
例えば、ガレージ23に入庫されている車両Cを対象として住人等により洗車が行われる場合、水栓48から放出された水はその放出口や車両Cの表面などから飛散し、それによりガレージ壁面32やガレージ床面31が濡れることになる。
ガレージ壁面32が濡れた場合、ガレージ壁面32を濡らした水はそのガレージ壁面32を流下してガレージ床面31に到達する。より詳しく説明すると、内壁パネル65bを濡らした水は、その表面を流下することで水切板66に到達し、水切板66からガレージ床面31に落下したり起立部62a〜62cに向かって流下したりする。この場合、内壁パネル65の内側(支柱64側)に水が浸入したり起立部62a〜62cの上面に水が溜まったりすることが水切板66により抑制されることになる。
水切板66から流下するなどして起立部62a〜62cに到達した水は、その表面を流下することでコーナーアール部84の湾曲面に到達し、その湾曲面のアールに沿ってコーナーアール部84の高位側(起立部62a〜62c側)から低位側(ガレージ床面31側)に流下する。コーナーアール部84を流下した水はガレージ床面31に到達し、ガレージ床面31の高位側(ガレージ壁面32側)から低位側(ガレージ23の中央部)に誘導され、その低位側より低位である第1排水溝51の底面87に流下する。
第1排水溝51に流れ込んだ水は、底面87の高位側から低位側(ガレージ開口部33側)に向かって誘導され、その低位側より低位である第2排水溝52の底面88に流下する。第2排水溝52に流れ込んだ水は、底面88を排水管に向かって流下し、その排水管を介してガレージ23外に排出される。
なお、ガレージ床面31における第2排水溝52の近辺に存在する水は、接続面を介して第2排水溝52に向かって流下し、溝カバー89に形成された貫通孔を介して第2排水溝52に直接流れ込むようになっている。
上記のようにガレージ壁面32やガレージ床面31を濡らした水がガレージ23外に排出された後、仮にガレージ床面31が濡れたままの状態であっても、連通口91及び換気ファン92により通気が行われることで、ガレージ床面31の乾燥が促進される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ガレージ床面31がガレージ23の中央部に向けて下方に傾斜して形成されていると共に、その低位側に第1排水溝51が設けられている。このため、ガレージ23の広範囲で水が飛散したとしても、その水を、ガレージ床面31により第1排水溝51に流れ込ませた後、第1排水溝51から第2排水溝(配水管)を介してガレージ23外に排出することが可能となる。通常、少なくとも三方をガレージ壁面32に囲まれ、且つ一階/二階部分の境界部とガレージ床面31との間に形成されたガレージ23では、洗車などが行われることでガレージ床面31の広範囲に水が飛散すると、その不用の水の排除が困難になると考えられる。これに対して、上記のように、ガレージ床面31及び排水溝51,52により排水管に向かって不用の水が集められる構成とすることで、ガレージ23に存在する不用の水を好適に排除することができる。
第1排水溝51の底面87は、ガレージ開口部33側が低位側となるように形成されている。このため、第1排水溝51におけるガレージ23奥側に水を溜まりにくくするとともに、不用の水をガレージ開口部33側に誘導することが可能となる。故に、ガレージ23に存在する不用の水をより一層好適に排除することができる。
第1排水溝51がガレージ床面31の略中央に形成されているため、ガレージ23に車両Cが駐車されている場合に、第1排水溝51はその車両の下方に位置し易くなる。これにより、第1排水溝51の露出部分を少なくすることが可能となり、洗車等を行っている住人等の足が第1排水溝51に引っ掛かったり、第1排水溝51を流れる水でその住人等の足が濡れたりするといった不都合の発生を抑制することが可能となる。
第2排水溝52がガレージ開口部33に沿って形成されているため、不用の水が第2排水溝52から排出された後にその内部が濡れていても、ガレージ開口部33を介した屋外との通気が第2排水溝52内にて行われ易くなっている。これにより、第2排水溝52の内部をいち早く乾燥させることが可能となる。
ガレージ壁面32とガレージ床面31とがコーナーアール部84の湾曲面により連続的に接続されているため、ガレージ壁面32を水が流下してきた場合、その水は、コンクリート層83と起立部62a〜62cとの隅角部に溜まることなくガレージ床面31に誘導される。これにより、ガレージ床面31の周端部に溜まった水やゴミが排除されにくいといった不都合の発生を抑制することができる。
コーナーアール部84がコンクリート層83と基礎11a〜11cの起立部62a〜62cとの境界部に形成されているため、基礎11a〜11cの設置後にコンクリート層83を打設する際、コーナーアール部84をコンクリート層83と一体的に構築することが可能となる。故に、コーナーアール部84の形成を容易なものとしつつ、ガレージ床面31の周端部に水やゴミが溜まるといった不都合の発生を抑制することが可能となる。
連通口91が基礎11aの起立部62aに形成されているため、ガレージ23床面付近にてガレージ床面31に沿って通気を行うことが可能となる。さらに、換気ファン92により通気が促進されるため、ガレージ23で洗車等が行われた後、ガレージ床面31をいち早く乾燥させることができる。
水栓48がガレージ23に設けられているため、ガレージ23内で洗車等を行うことが可能となり、使い勝手の良いガレージ23を構築することができる。
第1排水溝51及び第2排水溝52がガレージ開口部33の内側に設けられているため、ガレージ開口部33の外側に設けられている構成に比べて、それら排水溝51,52にゴミ等が入りにくくすることが可能となる。
ガレージ開口部33の開閉が可能なシャッタ35が設けられているため、シャッタ35が閉鎖されることでガレージ23内への不審者の侵入が規制される。したがって、ガレージ23の防犯性を高めることが可能となる。さらに、ガレージ23に車両Cが停止されている場合には、車両Cに対する防犯性も高めることが可能となる。また、シャッタ35が閉鎖されていれば、住人等は天気の状態にかかわらず洗車等の作業をガレージ23にて行うことが可能となる。
第1排水溝51及び第2排水溝52は、シャッタ35が閉鎖された場合にそのシャッタ35の内側に位置するように形成されているため、シャッタ35が閉鎖されていても排水溝51,52を介して建物10外に水を排出することが可能となる。また、例えば、閉鎖されたシャッタ35の下方に位置するように排水溝51,52が形成されている場合、シャッタ35の下端部と排水溝51,52とが重なることで、シャッタ35の下方には排水溝51,52により形成される隙間が発生するおそれがある。仮に、シャッタ35の下端部と溝カバー89とが当接していても、溝カバー89が第2排水溝52から取り外されるとシャッタ35の下方に隙間が発生するおそれがある。このように隙間が発生するとガレージ23の防犯性が低下する可能性があるが、上記のように排水溝51,52がシャッタ35の内側に位置しているため、ガレージ23の防犯性をより一層高めることができる。
一階床面34のレベルがガレージ床面31のレベルより高い位置に設定されているため、仮にガレージ床面31上に水が存在していても、ガレージ床面31から一階床面34への水の流れ込みを抑制することができる。また、出入口42及び階段44が設けられているため、住人等は屋外に出ることなくガレージ23と居室22(居住空間)とを行き来することが可能となる。故に、ガレージ23から居室22への水の流れ込みを抑制しつつ、ガレージ23の使い勝手を向上させることができる。
出入口42に対して開閉可能な引き戸43が設けられているため、仮に、洗車等が行われることでガレージ23の湿気が高かったとしても、引き戸43が閉鎖されていればその湿気が居住空間側に広がることを規制することが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
・上記実施の形態において、ガレージ床面31は、車両出入り口と交差する向きに傾斜させて(ガレージ23側面部に対して略中央部が低位となるように)形成されているが、車両出入り口側が低位となるように傾斜させて形成されていてもよい。例えば、図5に示すように、ガレージ床面31は内壁部38側(ガレージ23奥側)が高位側となるように且つガレージ開口部33側が低位側となるように形成されていてもよい。この場合、ガレージ床面31に付着した水は、重力の作用によって低位側(ガレージ開口部33側)に誘導され、その低位側より低位である第2排水溝52の底面88に流下した後、排水管を介してガレージ23外に排出される。これにより、ガレージ床面31の奥側に水が溜まりにくくすることができ、ガレージ23に存在する不用の水をより一層好適に排除することができる。
また、第2排水溝52側が低位となるようにガレージ床面31が形成されている構成では、第1排水溝51は形成されていなくてもよい。これは、第1排水溝51の底面87にて第2排水溝52に誘導されなくても、ガレージ床面31に付着している水は第2排水溝52に直接誘導されることが可能となっているためである。
・上記実施の形態において、ガレージ床面31は、駐車可能な範囲の略全体が傾斜するように形成されているが、駐車可能な範囲の一部が傾斜するように形成されていてもよい。
・上記実施の形態において、ガレージ床面31は、高位側がコーナーアール部84を介してガレージ壁面32と連続的に接続されるように且つ低位側が第1排水溝51の上端部と連続的に接続されるように形成されているが、ガレージ壁面32及び第1排水溝51の少なくとも一方と不連続に形成されていてもよい。例えば、ガレージ床面31は、その一部が傾斜するように形成されていてもよい。但し、この場合、ガレージ床面31における傾斜していない部分では、水が第1排水溝51に誘導されなくなるため、上記実施の形態で説明したように、ガレージ床面31は、その略全体が傾斜するように形成されることが好ましい。
・上記実施の形態では、ガレージ23外に水を排出するための排水管が第2排水溝52に接続されているが、排水管が第1排水溝51に接続されていてもよい。この場合、ガレージ床面31から第1排水溝51に流れ込んだ水は、第2排水溝52を介することなく第1排水溝51からガレージ23外に排出される。このため、第2排水溝52が設けられていなくても、ガレージ23に存在する不用の水を好適に排除することが可能となる。
・上記実施の形態では、ガレージ23に第1排水溝51及び第2排水溝52が設けられているが、第1排水溝51及び第2排水溝52の一方が設けられていてもよく、排水溝51,52がそれぞれ複数設けられていてもよい。排水溝51,52の一方が設けられている場合、不用の水がガレージ床面31を流下する流下距離が長くなり、住人等がガレージ床面31を移動する際に滑ったり汚れたりするといった不都合が発生し易くなるおそれがある。これに対して、排水溝51,52がそれぞれ複数設けられている場合、流下距離が短くなり、前記不都合の発生を抑制することが可能となる。
・上記実施の形態において、第1排水溝51の底面87はガレージ開口部33側が低位側となるように形成されているが、ガレージ23奥側が低位側となるように形成されていてもよい。この場合でも、第2排水溝52がガレージ23奥側に形成されていれば、第1排水溝51に流れ込んだ水をガレージ23外に排出することができる。
・上記実施の形態において、第1排水溝51は、ガレージ開口部33からガレージ23奥側に向かって延びるようにして且つ外壁部39に対して略平行に、さらにガレージ23側面部に対して略中央部に形成されているが、これに限らず、第2排水溝52に水を誘導するように形成されていればよい。例えば、ガレージ23の対角線上にてガレージ開口部33から略中央部まで延びるように形成されていてもよい。
・上記実施の形態では、コンクリート層83と起立部62a〜62cとの境界部にコーナーアール部84が形成されているが、コーナーアール部84が形成されていなくてもよい。
・上記実施の形態では、コーナーアール部84の湾曲面により、ガレージ壁面32としての起立部62a〜62cの表面とガレージ床面31とが連続的に接続されている構成としたが、ガレージ壁面32としての外壁パネル65aの表面とガレージ床面31とが連続的に接続されている構成としてもよい。
・上記実施の形態では、第1排水溝51及び第2排水溝52は、その全体がガレージ開口部33より内側に且つ閉鎖された状態のシャッタ35の内側に設けられているが、その少なくとも一部がガレージ開口部33より屋外側に設けられていてもよく、シャッタ35が閉鎖された場合に屋外側に露出する位置に設けられていてもよい。
・上記実施の形態では、第2排水溝52の開放側が溝カバー89により覆われているが、その開放側が溝カバー89により覆われていなくてもよく、第1排水溝51の開放側が溝カバーにより覆われていてもよい。
・上記実施の形態では、ガレージ23に、内部空間に対する通気を行うために連通口91及び換気ファン92が設けられているが、温風などを送ることが可能な送風装置が設けられていてもよい。この場合、ガレージ床面31からの水の排除をより一層促進させることが可能となる。
・上記実施の形態では、連通口91が基礎11aの起立部62aに形成されているが、外壁部39に形成されていてもよい。
・ガレージ23に洗車装置が設けられていてもよい。例えば、洗車装置として、ガレージの天井面、ガレージ壁面32及びガレージ床面31のいずれかから水を噴射させる噴射装置が設けられている構成とし、その噴射装置により車両Cの洗浄が行われるようにする。この場合、住人等はガレージ23内での洗車作業を容易に行うことが可能となる。
・上記実施の形態では、一階床面34のレベルがガレージ床面31のレベルより高い位置に設定されているが、一階床面34のレベルとガレージ床面31のレベルとが同等の位置に設定されていてもよい。
・上記実施の形態では、出入口42により居住空間とガレージ23との行き来が可能な構成となっているが、居住空間とガレージ23との行き来を行うことができない構成となっていてもよい。
・上記実施の形態では、三方のガレージ壁面32により囲むことでガレージ23が構成されているが、四方の壁面により囲むことでガレージ23が構成されていてもよい。この場合でも、壁面を構成する四方の壁部のいずれかに車両出入り口が形成されていれば、ガレージへの車両の入庫が可能となる。
本実施形態の建物全体を示す概略縦断面図。 ガレージの周辺部分の平面構成を示す構成図。 図2のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 別のガレージ周辺部分の断面構成を示す構成図。
符号の説明
10…建物、11a〜11c…基礎、22…居室、23…ガレージ、31…ガレージ床面、32…ガレージ壁面、33…ガレージ開口部、35…シャッタ、37,38…内部壁、39…外部壁、42…出入口、43…引き戸、44…階段、48…水栓、51…第1排水溝、52…第2排水溝、62a〜62c…起立部、64…支柱、83…コンクリート層、84…コーナーアール部、91…連通口、92…換気ファン、C…車両。

Claims (11)

  1. 少なくとも三方に設けられた壁面と天井面とに囲まれてなるガレージを有するガレージ付き建物において、
    前記ガレージの床面を傾斜させることで設けられる水誘導面と、
    前記ガレージ内であって前記水誘導面の低位部に設けられ、ガレージ外に水を排出する排水溝と、
    を備えることを特徴とするガレージ付き建物。
  2. 前記水誘導面は、前記ガレージの車両出入り口側を低位として傾斜させて設けられ、
    前記排水溝は、前記車両出入り口に沿って車両出入り方向に直交する向きに延びるよう設けられている請求項1に記載のガレージ付き建物。
  3. 前記水誘導面は、前記ガレージの車両出入り方向に交差する向きに傾斜させて設けられ、
    前記排水溝は、前記車両出入り方向に延びかつその底面が前記ガレージの車両出入り口側を低位として傾斜する第1排水溝と、前記車両出入り口に沿って車両出入り方向に直交する向きに延びる第2排水溝とからなる請求項1に記載のガレージ付き建物。
  4. 前記水誘導面は、前記ガレージ内において駐車車両の床下となる位置を低位として傾斜し、その床下位置に前記第1排水溝が設けられている請求項3に記載のガレージ付き建物。
  5. 前記水誘導面が前記壁面に至る部位まで設けられ、
    前記水誘導面と前記壁面との境界部に、それら各面を連続面にて接続するコーナーアール部が形成されている請求項1乃至4のいずれか1つに記載のガレージ付き建物。
  6. 基礎の起立部により前記壁面の一部を構成するガレージ付き建物であり、
    前記起立部と前記水誘導面との境界部に前記コーナーアール部が形成されている請求項5に記載のガレージ付き建物。
  7. 前記壁面を構成する壁部に、前記ガレージ内の床面に沿って通気を行わせるための通気手段が設けられている請求項1乃至6のいずれか1つに記載のガレージ付き建物。
  8. 前記通気手段として、前記壁部としての基礎の起立部に通気口が設けられるとともに、該通気口に通気ファンが設けられている請求項7に記載のガレージ付き建物。
  9. 前記ガレージの車両出入り口に当該出入り口を開閉するガレージシャッタを設けたガレージ付き建物であり、
    前記ガレージシャッタの閉鎖状態で当該シャッタの下端部と重ならず、かつ同シャッタよりもガレージ内側となる位置に前記排水溝が設けられている請求項1乃至8のいずれか1つに記載のガレージ付き建物。
  10. 前記ガレージ内に給水装置を設け、該給水装置によりガレージ内での放水を可能とした請求項1乃至9のいずれか1つに記載のガレージ付き建物。
  11. 前記ガレージが居室に隣接して設けられるガレージ付き建物であり、
    前記居室の床面がガレージ床面よりも高位に設けられるとともに、居室床面とガレージ床面とを繋ぐ階段部が設けられている請求項1乃至10のいずれか1つに記載のガレージ付き建物。
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