JPH09317556A - シリンダヘッドカバー - Google Patents

シリンダヘッドカバー

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JPH09317556A
JPH09317556A JP8128086A JP12808696A JPH09317556A JP H09317556 A JPH09317556 A JP H09317556A JP 8128086 A JP8128086 A JP 8128086A JP 12808696 A JP12808696 A JP 12808696A JP H09317556 A JPH09317556 A JP H09317556A
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JP
Japan
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cylinder head
head cover
internal combustion
combustion engine
contacts
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Application number
JP8128086A
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English (en)
Inventor
Kunio Okada
邦雄 岡田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Priority to US08/861,085 priority patent/US5771850A/en
Publication of JPH09317556A publication Critical patent/JPH09317556A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P7/00Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2400/00Control systems adapted for specific engine types; Special features of engine control systems not otherwise provided for; Power supply, connectors or cabling for engine control systems
    • F02D2400/18Packaging of the electronic circuit in a casing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は複数の電子部品を備える内燃機関の
構成部品として好適なシリンダヘッドカバーに関し、ワ
イヤーハネスの取り回しの簡素化を可能とすることを目
的とする。 【解決手段】 シリンダヘッドカバー40を耐熱性樹脂
により形成する。シリンダヘッドカバー40の側面に、
内燃機関の外部に配設される電子部品と接続を得るため
のコネクタ42,44,46を設ける。シリンダヘッド
カバー40の内部に、内燃機関の内部に配設される電子
部品と接続を得るための接点を設ける。シリンダヘッド
カバー40の側面に、電子制御ユニットに接続される集
中コネクタ48を設ける。シリンダヘッドカバー40の
壁面に、コネクタ42等の接点と集中コネクタの端子4
8aとを電気的に接続する配線部を延設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッドカ
バーに係り、特に、複数の電子部品を備える内燃機関の
構成部品として好適なシリンダヘッドカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される内燃機関において
は、燃料噴射制御や点火時期制御等の電子制御が広く行
われている。これらの電子制御を実現するためには、内
燃機関の運動状態を検出するためのセンサや、制御内容
を実行するアクチュエータ等、多くの電子部品を内燃機
関に搭載し、かつ、それらの電子部品を車載用コンピュ
ータ等の電子制御ユニットと電気的に接続することが必
要である。
【0003】図13は、従来の内燃機関10の斜視図を
示す。内燃機関10は、吸気温センサ12、スロットル
ポジションセンサ14、バキュームセンサ16、O2
ンサ18、オイルプレッシャセンサ20、水温センサ2
2等のセンサを備えている。また、内燃機関10は、レ
ジスタ24、インジェクタ26-1〜26-4、水温スイッ
チ28、イグナイタ30、オルタネータ32等のアクチ
ュエータまたはドライブ回路を備えている。
【0004】図13中に太線で表された曲線は、これら
内燃機関10が備える電子部品と、電子制御ユニット
(図示せず)とを接続するために用いられるワイヤーハ
ーネス34(およびコネクタ)を示す。ワイヤーハーネ
ス34は、コネクタ36,38を介して電子制御ユニッ
トに接続される。図13に示す如く、内燃機関10にお
いては、内燃機関10の周囲を取り巻くように、ワイヤ
ーハーネス34を複雑に取り回す必要がある。
【0005】ワイヤーハーネス34と各種電子部品との
接続は、手作業で行われる。従って、内燃機関10の如
くワイヤーハーネス34が複雑に取り回される場合に
は、ワイヤーハーネス34と各種電子部品との接続作業
を、内燃機関10のあらゆる方向から行うことが要求さ
れる。
【0006】ところで、ワイヤーハーネス34と各種電
子部品との接続は、内燃機関10が車体に搭載され、か
つ、各種の補機が車体に組み付けられた後に行われる。
このため、電子部品の搭載位置によっては、ワイヤーハ
ーネス34と電子部品との接続作業を、指先の感覚のみ
で、或いは、自由に手を動かすに足るスペースのない状
況下で行わざるを得ない場合がある。
【0007】かかる作業環境下では、良好な作業性を得
ることができないと共に、ワイヤーハーネス34と電子
部品との接続状態が不完全となり易い。この点、ワイヤ
ーハーネス34を複雑に取り回す必要のある内燃機関1
0は、ワイヤーハーネス34の組み付け作業性を悪化さ
せ易く、かつ、ワイヤーハーネス34と電子部品との接
続状態を不完全とし易いという問題を有している。
【0008】更に、図13に示す如くワイヤーハーネス
34が、内燃機関10の周囲に複雑に取り回されている
と、何れかの部位に断線または接触不良が生じた場合
に、その部位を容易に特定することができない。この
点、内燃機関10は、ワイヤーハーネス34の断線また
は接触不良に起因する異常の発見が困難であるという問
題を有している。
【0009】ワイヤーハーネスの取り回りが複雑である
ことに起因する上記の問題は、内燃機関に搭載すべき電
子部品の数が多いほど重要な問題となる。近年では、内
燃機関に要求される制御精度が高度化したことに伴っ
て、内燃機関に、より多数の電子部品を搭載する必要が
生じていることから、上記の問題は一層重要度を増して
いる。
【0010】上記の問題に対処する技術としては、例え
ば、実開昭62−90957号に開示される如く、ワイ
ヤーハーネスの接続構造を改良することにより、コネク
タ間の接続状態の信頼性向上を図った技術が知られてい
る。かかる技術によれば、内燃機関に対して多数の電子
部品が搭載されている場合において、多数の電子部品と
電子制御ユニットとの間の接続状態を良好な状態に維持
することができる。この点、上記従来の技術は、内燃機
関の動作上の信頼性を確保するうえでは有効である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ーハーネスの接続構造の改良等は、ワイヤーハーネスの
取り回しが複雑であることに起因する問題、すなわち、
コネクタの嵌合作業が煩雑であることや、断線・接触不
良箇所を容易に発見することが困難であること、等の問
題を改善するための根本的な対策にはならない。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、複雑に取り回されるワイヤーハーネスを不要と
して、上記の課題を解決するシリンダヘッドカバーを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、内燃機関
が備える複数の電子部品と電気的に接続される複数の接
点と、内燃機関の制御装置と電気的に接続される複数の
端子を有するコネクタと、前記複数の接点と前記複数の
端子とを電気的に接続すべく、シリンダヘッドカバーの
壁部に一体的に延設される配線部と、を備えるシリンダ
ヘッドカバーにより達成される。
【0014】本発明において、シリンダヘッドカバーに
は、内燃機関が備える電子部品と、内燃機関の制御装置
とを接続する、複数の接点、配線部、および、コネクタ
が設けられている。従って、前記シリンダヘッドカバー
を用いれば、複雑に取り回されるワイヤーハーネスを廃
止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
シリンダヘッドカバー40の斜視図を示す。シリンダヘ
ッドカバー40は、耐熱性の樹脂により構成されてい
る。シリンダヘッドカバー40は、その側面に、コネク
タ42,44,46および集中コネクタ48を備えてい
る。コネクタ42,44,46および集中コネクタ48
は、それぞれ所定数の端子42a,44a,46a,4
8aを備えている。以下、コネクタ42,44,46の
端子42a,44a,46aと集中コネクタ48の端子
48aとを区別するため、コネクタ42,44,46の
端子42a,44a,46aを、特に接点42a,44
a,46aと称す。
【0016】図2は、シリンダヘッドカバー40を、図
1に示すII-II 直線に沿って切断した際に得られる断面
図を示す。図2に示す如く、シリンダヘッドカバー40
の内部には、電子部品嵌合部50が形成されている。電
子部品嵌合部50には、所定の位置に、複数の接点50
aが設けられている。また、シリンダヘッドカバー40
には、その壁面に沿って配線部52が延設されている。
配線部52には、プリント配線、または、埋設された金
属線により、コネクタ42,44,46の接点42a,
44a,46a、および、電子部品嵌合部50の接点5
0aと集中コネクタ48の端子48aとを電気的に接続
する配線52aが形成されている。
【0017】コネクタ42,44,46の接点42a,
44a,46aには、クランク角センサやO2 センサの
ようにシリンダヘッドカバー40の近傍、かつ、内燃機
関の外部に配設される電子部品、および、トランスミッ
ション制御用の電子制御ユニット等が接続される。ま
た、電子部品嵌合部50の接点50aには、内燃機関の
内部に配設される電子部品が接続される。そして、集中
コネクタ48の端子48aには、内燃機関の燃料噴射量
や点火時期等を総合的に制御する電子制御ユニットが接
続される。
【0018】上記の構造によれば、内燃機関の電子制御
を可能とするために搭載された各種の電子部品と、内燃
機関を総合的に制御する電子制御ユニットとが、シリン
ダヘッドカバー40に内蔵される配線部52を介して接
続される。このため、上記の構造によれば、個々の電子
部品と電子制御ユニットとを接続するためのワイヤーハ
ーネスを用いる必要がない。従って、シリンダヘッドカ
バー40を用いれば、複雑な取り回しを要するワイヤー
ハーネスを用いることなく、内燃機関を電子制御するた
めに必要な配線を実現することができる。
【0019】尚、上述した実施例においては、コネクタ
42,44,46および電子部品嵌合部50の接点42
a,44a,46a,50aが前記した「複数の接点」
に、内燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットが前
記した「内燃機関の制御装置」に、集中コネクタ48が
前記した「コネクタ」に、それぞれ相当している。
【0020】次に、図3を参照して本発明の第2実施例
について説明する。図3は、本発明の第2実施例である
シリンダヘッドカバー60およびシリンダヘッド62の
断面図を示す。シリンダヘッド62には、冷却水を流通
させるためのウォータジャケット64が形成されてい
る。また、シリンダヘッド62には、ウォータジャケッ
ト64に開口する貫通穴66、および、貫通穴66に比
して大きな開口径を有する開口部68が形成されてい
る。
【0021】貫通穴66および開口部68には、その先
端部がウォータジャケット64に露出されるように、水
温センサ70が配設されている。水温センサ70は、2
つの端子70aおよび70bを備えている。これらの端
子70a,70b間には、ウォータジャケット66内を
流れる冷却水の温度THWに応じた電気信号が発生す
る。
【0022】シリンダヘッド62には、また、図示され
ないオイルポンプから圧送されたエンジンオイルを内燃
機関の摺動部に導くための油路72および油穴74が形
成されている。また、シリンダヘッド62には、油穴7
4に開口する貫通穴76、および、貫通穴76に比して
大きな開口径を有する開口部78が形成されている。貫
通穴76および開口部78には、その先端部が油穴74
に露出されるように、油圧スイッチ80が配設されてい
る。油圧スイッチ80は端子80aを備えている。端子
80aには、油穴74に導かれているエンジンオイルの
油圧が所定値を超えているか否かに応じてオン信号また
はオフ信号が現れる。
【0023】シリンダヘッドカバー60は、耐熱性の樹
脂により構成されている。シリンダヘッドカバー60
は、シリンダヘッド62の上部にボルトにより固定され
ている。シリンダヘッドカバー60とシリンダヘッド6
2との間には、両者間のシール性を確保するためにシー
ル部材82が介装されている。
【0024】シリンダヘッドカバー60は、シリンダヘ
ッドカバー60とシリンダヘッド62とが適正な位置関
係に組み付けられた場合に水温センサ70の端子70
a,70bと接触する位置にスプリング接点84aおよ
び84bを備えていると共に、同様の状況下で油圧スイ
ッチ80の端子80aと接触する位置にスプリング接点
80cを備えている。スプリング接点84a,84b,
84cは、それぞれ端子70a,70b,80aと接触
する接触部と、接触部を端子70a,70b,80aに
向けて付勢するスプリング部とを備えている。
【0025】シリンダヘッドカバー60の壁面には配線
部86が延設されている。配線部86には、プリント配
線、または、埋設された金属線により、スプリング接点
84a,84b,84cと、図示しない集中コネクタの
端子とを電気的に接続する配線86aが形成されてい
る。集中コネクタは、上述した第1実施例の場合と同様
にシリンダヘッドカバー60の側面に形成されており、
内燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットに接続さ
れる。
【0026】上記の構造によれば、水温センサ70およ
び油圧スイッチ80を、ワイヤーハネスを用いることな
く集中コネクタに接続することができる。このため、シ
リンダヘッドカバー60によれば、水温センサ70およ
び油圧スイッチ80を、ワイヤーハーネスを用いて個別
に電子制御ユニットに接続する場合に比して、ワイヤー
ハーネスの取り回しを簡素化することができる。
【0027】尚、上述した実施例においては、水温セン
サ70および油圧スイッチ80が前記した「複数の電子
部品」に、スプリング接点84a,84b,84cが前
記した「複数の接点」に、それぞれ相当している。次
に、図4を参照して本発明の第3実施例について説明す
る。図4は、本発明の第3実施例であるシリンダヘッド
カバー90およびシリンダヘッド92の断面図を示す。
シリンダヘッド92には、燃焼室を隔成するドーム部9
4、ドーム部94に連通する吸気ポート96および排気
ポート98が形成されている。また、シリンダヘッド9
2には、吸気ポート96に開口する貫通穴99、およ
び、貫通穴99に比して大きな開口径を有する開口部1
00が形成されている。
【0028】貫通穴99および開口部100には、その
先端部が吸気ポート96内に露出されるように、インジ
ェクタ102が配設されている。インジェクタ102
は、2つの端子102aおよび102bを備えている。
インジェクタ102は、これらの端子102a,102
bに駆動信号が供給されることにより開弁状態となる電
磁弁である。インジェクタ102には、内燃機関の運転
中は常に所定の圧力で燃料が供給されている。従って、
インジェクタ102が開弁状態となると、吸気ポート9
6に向けて、所定の噴射圧で燃料が供給される。尚、イ
ンジェクタ102は、内燃機関の気筒毎に配設されてい
る。
【0029】シリンダヘッドカバー90は、耐熱性の樹
脂により構成されている。シリンダヘッドカバー90
は、シリンダヘッド92の上部にボルトにより固定され
ている。シリンダヘッドカバー90とシリンダヘッド9
2との間には、両者間のシール性を確保するためにシー
ル部材104が介装されている。
【0030】シリンダヘッドカバー90は、シリンダヘ
ッドカバー90とシリンダヘッド92とが適正な位置関
係に組み付けられた場合にインジェクタ102の端子1
02a,102bと接触する位置にスプリング接点10
6aおよび106bを備えている。スプリング接点10
6a,106bは、それぞれ端子102a,102bと
接触する接触部と、接触部を端子102a,102bに
向けて付勢するスプリング部とを備えている。
【0031】シリンダヘッドカバー90の壁面には配線
部108が延設されている。配線部108には、プリン
ト配線、または、埋設された金属線により、スプリング
接点106a,106bと、図示しない集中コネクタの
端子とを電気的に接続する配線108aが形成されてい
る。集中コネクタは、上述した第1実施例の場合と同様
にシリンダヘッドカバー90の側面に形成されており、
内燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットに接続さ
れる。
【0032】上記の構造によれば、筒外噴射を行うイン
ジェクタ102を、ワイヤーハネスを用いることなく集
中コネクタに接続することができる。このため、シリン
ダヘッドカバー90によれば、ワイヤーハーネスを用い
て、個別にインジェクタ102を電子制御ユニットに接
続する場合に比して、ワイヤーハーネスの取り回しを簡
素化することができる。
【0033】尚、上述した実施例においては、インジェ
クタ102が前記した「複数の電子部品」に、スプリン
グ接点106a,106bが前記した「複数の接点」
に、それぞれ相当している。次に、図5を参照して本発
明の第4実施例について説明する。図5は、本発明の第
4実施例であるシリンダヘッドカバー110およびシリ
ンダヘッド112の断面図を示す。シリンダヘッド11
2には、燃焼室を隔成するドーム部114、ドーム部1
14に開口する貫通穴116、および、貫通穴116に
比して大きな開口径を有する開口部118が形成されて
いる。
【0034】貫通穴116および開口部118には、そ
の先端部がドーム部114内に露出されるように、イン
ジェクタ120が配設されている。インジェクタ120
は、2つの端子120aおよび120bを備えている。
インジェクタ120は、これらの端子120a,120
bに駆動信号が供給されることにより開弁状態となる電
磁弁である。インジェクタ120には、内燃機関の運転
中は常に所定の圧力で燃料が供給されている。従って、
インジェクタ120が開弁状態となると、ドーム部11
4に向けて、所定の噴射圧で燃料が供給される。尚、イ
ンジェクタ120は、内燃機関の気筒毎に配設されてい
る。
【0035】シリンダヘッドカバー110は、耐熱性の
樹脂により構成されている。シリンダヘッドカバー11
0は、シリンダヘッド112の上部にボルトにより固定
されている。シリンダヘッドカバー110とシリンダヘ
ッド112との間には、両者間のシール性を確保するた
めにシール部材122が介装されている。
【0036】シリンダヘッドカバー110は、シリンダ
ヘッドカバー110とシリンダヘッド112とが適正な
位置関係に組み付けられた場合にインジェクタ120の
端子120a,120bと接触する位置にスプリング接
点124aおよび124bを備えている。スプリング接
点124a,124bは、それぞれ端子120a,12
0bと接触する接触部と、接触部を端子120a,12
0bに向けて付勢するスプリング部とを備えている。
【0037】シリンダヘッドカバー110の壁面には配
線部126が延設されている。配線部126には、プリ
ント配線、または、埋設された金属線により、スプリン
グ接点124a,124bと、図示しない集中コネクタ
の端子とを電気的に接続する配線126aが形成されて
いる。集中コネクタは、上述した第1実施例の場合と同
様にシリンダヘッドカバー110の側面に形成されてお
り、内燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットに接
続される。
【0038】上記の構造によれば、筒内噴射を行うイン
ジェクタ120を、ワイヤーハネスを用いることなく集
中コネクタに接続することができる。このため、シリン
ダヘッドカバー110によれば、ワイヤーハーネスを用
いて、個別にインジェクタ120を電子制御ユニットに
接続する場合に比して、ワイヤーハーネスの取り回しを
簡素化することができる。
【0039】尚、上述した実施例においては、インジェ
クタ120が前記した「複数の電子部品」に、スプリン
グ接点124a,124bが前記した「複数の接点」
に、それぞれ相当している。次に、図6を参照して本発
明の第5実施例について説明する。図6は、本発明の第
5実施例であるシリンダヘッドカバー130およびシリ
ンダヘッド132の断面図を示す。本実施例のシリンダ
ヘッドカバー130は、可変バルブタイミング(VV
T)の機構を搭載する内燃機関に用いられる。
【0040】シリンダヘッド132には、燃焼室を隔成
するドーム部134、ドーム部134に連通する吸気ポ
ート136および排気ポート138が設けられている。
吸気ポート136および排気ポート138には、それぞ
れ吸気バルブ140および排気バルブ142が配設され
ている。また、シリンダヘッド132には、吸気バルブ
140を駆動するカム機構144、および、排気バルブ
140を駆動するカム機構146が設けられている。更
に、カム機構146には、カムと共に回転する突起14
8が設けられている。
【0041】シリンダヘッドカバー130は、耐熱性の
樹脂により構成されている。シリンダヘッドカバー13
0は、シリンダヘッド132の上部にボルトにより固定
されている。シリンダヘッドカバー130とシリンダヘ
ッド132との間には、両者間のシール性を確保するた
めにシール部材150が介装されている。
【0042】シリンダヘッドカバー130には、センサ
嵌合部152が設けられている。センサ嵌合部152に
は、電磁ピックアップ154が嵌合されている。また、
センサ嵌合部152には、その内部に電磁ピックアップ
154が嵌合された際に、電磁ピックアップ154と電
気的に接続される接続接点156aおよび156bが設
けられている。
【0043】シリンダヘッドカバー130とシリンダヘ
ッド132とが適正な位置関係に組み付けられると、電
磁ピックアップ154と、カム機構146が備える突起
148とによりカム角センサが実現される。すなわち、
突起148は、カムの回転角が所定回転角に到達する毎
に電磁ピックアップ154の直近部を通過する。このた
め、電磁ピックアップ154からは、カムの回転角が所
定回転角に到達する毎にパルス信号が出力される。従っ
て、電磁ピックアップ154からパルス信号が出力され
るタイミングを検知することにより、カムが所定回転角
に到達したタイミングを検知することができる。
【0044】シリンダヘッドカバー130の壁面には配
線部158が延設されている。配線部158には、プリ
ント配線、または、埋設された金属線により、接続接点
156a,156bと、図示しない集中コネクタの端子
とを電気的に接続する配線158aが形成されている。
集中コネクタは、上述した第1実施例の場合と同様にシ
リンダヘッドカバー130の側面に形成されており、内
燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットに接続され
る。
【0045】上記の構造によれば、VVT機構の構成要
素であるカム角センサを、ワイヤーハネスを用いること
なく集中コネクタに接続することができる。このため、
シリンダヘッドカバー130によれば、ワイヤーハーネ
スを用いて、個別にカム角センサを電子制御ユニットに
接続する場合に比して、ワイヤーハーネスの取り回しを
簡素化することができる。
【0046】尚、上述した実施例においては、電磁ピッ
クアップ154が前記した「電子部品」に、接続接点1
56a,156bが前記した「複数の接点」に、それぞ
れ相当している。次に、図7を参照して本発明の第6実
施例について説明する。図7は、本発明の第6実施例で
あるシリンダヘッドカバー160およびシリンダヘッド
162の断面図を示す。本実施例のシリンダヘッドカバ
ー160は、可変バルブタイミング(VVT)の機構を
搭載する内燃機関に用いられる。
【0047】シリンダヘッド162には、吸気バルブお
よび排気バルブを駆動するカム機構の構成要素であるカ
ムシャフト164および166が把持されている。カム
シャフト164および166は、図示しないクランクシ
ャフトに連結されており、クランクシャフトと同期して
回転する。また、シリンダヘッド162には、油圧を駆
動源としてクランクシャフトとカムシャフト164との
回転位相を変化させる位相変更装置(図示せず)が搭載
されている。従って、位相変更装置に供給する油圧を制
御することにより、カムシャフト164によって駆動さ
れるバルブの開閉タイミングを変化させることができ
る。
【0048】シリンダヘッドカバー160は、耐熱性の
樹脂により構成されている。シリンダヘッドカバー16
0は、シリンダヘッド162の上部にボルトにより固定
されている。シリンダヘッドカバー160とシリンダヘ
ッド162との間には、両者間のシール性を確保するた
めにシール部材168が介装されている。
【0049】シリンダヘッドカバー160には、センサ
嵌合部170が設けられている。センサ嵌合部170に
は、オイルコントロールバルブ172が嵌合されてい
る。また、センサ嵌合部170には、その内部にオイル
コントロールバルブ172が嵌合された際に、オイルコ
ントロールバルブ172と電気的に接続される接続接点
174aおよび174bが設けられている。
【0050】オイルコントロールバルブ172には、内
燃機関の運転中、所定圧力の油圧が供給される。そし
て、オイルコントロールバルブ172は、接続接点17
4a,174bから供給される駆動信号に応じて作動
し、その駆動信号に応じた油圧を上記した位相変更装置
に供給する。従って、本実施例の構造によれば、接続接
点174a,174bに対して適当な駆動信号を供給す
ることにより、カムシャフト164によって駆動される
バルブの開閉タイミングを変化させることができる。
【0051】シリンダヘッドカバー160の壁面には配
線部176が延設されている。配線部176には、プリ
ント配線、または、埋設された金属線により、接続接点
174a,174bと、図示しない集中コネクタの端子
とを電気的に接続する配線176aが形成されている。
集中コネクタは、上述した第1実施例の場合と同様にシ
リンダヘッドカバー160の側面に形成されており、内
燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットに接続され
る。
【0052】上記の構造によれば、VVT機構の構成要
素であるオイルコントロールバルブ172を、ワイヤー
ハネスを用いることなく集中コネクタに接続することが
できる。このため、シリンダヘッドカバー160によれ
ば、ワイヤーハーネスを用いて、個別にオイルコントロ
ールバルブを電子制御ユニットに接続する場合に比し
て、ワイヤーハーネスの取り回しを簡素化することがで
きる。
【0053】尚、上述した実施例においては、オイルコ
ントロールバルブ172が前記した「電子部品」に、接
続接点174a,174bが前記した「複数の接点」
に、それぞれ相当している。次に、図8を参照して本発
明の第7実施例について説明する。図8は、本発明の第
7実施例であるシリンダヘッドカバー180およびシリ
ンダヘッド182の断面図を示す。本実施例のシリンダ
ヘッドカバー180は、点火系に、点火コイル一体型イ
グナイタを用いる内燃機関に使用される。
【0054】シリンダヘッド182には、燃焼室を隔成
するドーム部184、ドーム部184に開口するプラグ
取付け穴186、および、プラグ取付け穴186に比し
て大きな開口径を有するプラグ挿入穴188が設けられ
ている。プラグ挿入穴186には、その先端がドーム部
184に露出するように、点火プラグ190が螺着され
ている。また、プラグ挿入穴188の上部には点火コイ
ル一体型イグナイタ192が配設されている。点火コイ
ル一体型イグナイタ192は、プラグ挿入穴188に挿
通される導電体193により、点火プラグ188と電気
的に接続されている。
【0055】シリンダヘッドカバー180は、耐熱性の
樹脂により構成されている。シリンダヘッドカバー18
0は、シリンダヘッド182の上部にボルトにより固定
されている。シリンダヘッドカバー180とシリンダヘ
ッド182との間には、両者間のシール性を確保するた
めにシール部材194が介装されている。
【0056】シリンダヘッドカバー180には、点火コ
イル一体型イグナイタ192と嵌合する嵌合部196が
設けられている。また、嵌合部196には、シリンダヘ
ッドカバー180とシリンダヘッド182とが適正な位
置関係に固定された場合に点火コイル一体型イグナイタ
192と電気的な接続が得られる位置に、接続接点19
8aおよび198bが設けられている。
【0057】点火コイル一体型イグナイタ192は、接
続接点198a,198bから供給される点火信号を受
けて、点火プラグ190に対して高圧の2次電圧を供給
する。従って、本実施例の構造によれば、接続接点19
8a,198bに対して適当に点火信号を供給すること
で、内燃機関の点火を実現することができる。
【0058】シリンダヘッドカバー180の壁面には配
線部200が延設されている。配線部200には、プリ
ント配線、または、埋設された金属線により、接続接点
198a,198bと、図示しない集中コネクタの端子
とを電気的に接続する配線200aが形成されている。
集中コネクタは、上述した第1実施例の場合と同様にシ
リンダヘッドカバー180の側面に形成されており、内
燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットに接続され
る。
【0059】上記の構造によれば、シリンダヘッドカバ
ー180が備える集中コネクタと、電子制御ユニットと
を接続するだけで、内燃機関の点火系に必要な配線を実
現することができる。このため、シリンダヘッドカバー
180によれば、ワイヤーハーネスを用いて、個別に点
火系を実現する場合に比して、ワイヤーハーネスの取り
回しを簡素化することができる。
【0060】尚、上述した実施例においては、点火コイ
ル一体型イグナイタ192が前記した「電子部品」に、
接続接点198a,198bが前記した「複数の接点」
に、それぞれ相当している。次に、図9を参照して本発
明の第8実施例について説明する。図9は、本発明の第
8実施例であるシリンダヘッドカバー210およびシリ
ンダヘッド212の断面図を示す。本実施例のシリンダ
ヘッドカバー210は、点火系に、点火コイル一体型イ
グナイタを用いる内燃機関に使用される。
【0061】シリンダヘッド212には、燃焼室を隔成
するドーム部214、ドーム部214に開口するプラグ
取付け穴216、および、プラグ取付け穴216に比し
て大きな開口径を有する開口部218が設けられてい
る。プラグ挿入穴216には、その先端がドーム部21
4に露出するように点火プラグ220が螺着されてい
る。また、開口部218には、点火プラグ220を取り
巻いて、その上方に延在するように、筒体222が嵌合
されている。
【0062】シリンダヘッドカバー210は、耐熱性の
樹脂により構成されている。シリンダヘッドカバー21
0は、シリンダヘッド212の上部にボルトにより固定
されている。シリンダヘッドカバー210とシリンダヘ
ッド212との間には、両者間のシール性を確保するた
めにシール部材224が介装されている。
【0063】シリンダヘッドカバー210には、筒体2
22と嵌合する貫通孔226が設けられている。また、
シリンダヘッドカバー210の上部には、点火コイル一
体型イグナイタ228が配設されている。点火コイル一
体型イグナイタ228は、筒体222の内部に挿入され
る導電体230を介して点火プラグ216と電気的に接
続されている。
【0064】点火コイル一体型イグナイタ228と、シ
リンダヘッドカバー210との間には、両者間のシール
性を確保するためのシール部材232が介装されてい
る。また、シリンダヘッドカバー210の上面の、シー
ル部材232の内側にあたる位置には、点火コイル一体
型イグナイタ228と電気的に接続される接続接点23
4aおよび234bが設けられている。
【0065】点火コイル一体型イグナイタ228は、接
続接点234a,234bから供給される点火信号を受
けて、点火プラグ216に対して高圧の2次電圧を供給
する。従って、本実施例の構造によれば、接続接点23
4a,234bに対して適当に点火信号を供給すること
で、内燃機関の点火を実現することができる。
【0066】シリンダヘッドカバー210の壁面には配
線部236が延設されている。配線部236には、プリ
ント配線、または、埋設された金属線により、接続接点
234a,234bと、図示しない集中コネクタの端子
とを電気的に接続する配線236aが形成されている。
集中コネクタは、上述した第1実施例の場合と同様にシ
リンダヘッドカバー210の側面に形成されており、内
燃機関を総合的に制御する電子制御ユニットに接続され
る。
【0067】上記の構造によれば、シリンダヘッドカバ
ー210が備える集中コネクタと、電子制御ユニットと
を接続するだけで、内燃機関の点火系に必要な配線を実
現することができる。このため、シリンダヘッドカバー
210によれば、ワイヤーハーネスを用いて、個別に点
火系を実現する場合に比して、ワイヤーハーネスの取り
回しを簡素化することができる。また、本実施例の構造
によれば、シリンダヘッドカバー210を取り外すこと
なく、点火プラグ216をシリンダヘッド212から取
り外すことができる。このため、本実施例の構造によれ
ば、上述した第7実施例の構造に比して優れたメンテナ
ンス性を得ることができる。
【0068】尚、上述した実施例においては、点火コイ
ル一体型イグナイタ228が前記した「電子部品」に、
接続接点234a,234bが前記した「複数の接点」
に、それぞれ相当している。次に、図10および図11
を参照して、本発明の第9実施例について説明する。図
10は、本発明の第9実施例であるシリンダヘッドカバ
ー240の斜視図を示す。シリンダヘッドカバー240
は、鋳造成形により構成されたヘッドカバー本体242
と、耐熱性樹脂により構成された配線部244とを備え
ている。配線部244は、ヘッドカバー本体242の上
部にボルト締めにより固定される。
【0069】図11は、配線部244の透視図を示す。
配線部244は、その側面に、内燃機関の外部に配設さ
れる電子部品と電気的に接続される複数のコネクタ24
6〜264、および、内燃機関を総合的に制御する電子
制御ユニットに接続される集中コネクタ266を備えて
いる。更に、配線部244は、図示されない裏面側に、
内燃機関の内部に配設される種々の電子部品と電気的に
接続される複数の接点を備えている。尚、ヘッドカバー
本体242には、配線部244の裏面側に設けられた接
点と対応する部位に開口が設けられている。このため、
これらの接点は、配線部244がヘッドカバー本体24
2に固定された状態で、内燃機関の内部側に露出されて
いる。
【0070】コネクタ246〜264が備える端子(以
下、集中コネクタ266の端子と区別するため、これら
の端子を接点と称す)、および、配線部244の裏面側
に配設される接点は、配線部244の内部に形成されて
いる配線244aを介して集中コネクタ266の端子に
接続されている。尚、配線部244の配線244aは、
多層のプリント基板を用いることにより、または、配線
部244に金属線を多層に埋め込むことにより実現する
ことができる。
【0071】本実施例のシリンダヘッドカバー240に
よれば、内燃機関の内外に配設される電子部品を、配線
部244を中継部材として、複雑な取り回しを要するワ
イヤーハーネスを用いることなく電子制御ユニットに接
続することができる。従って、シリンダヘッドカバー2
40によれば、個々の電子部品を、ワイヤーハーネスを
介して個々に電子制御ユニットに接続する場合に比し
て、ワイヤーハーネスの取り回しを簡素化することがで
きる。
【0072】尚、上述した実施例においては、コネクタ
246〜264の接点、および、配線部244の裏面側
に配設される接点が前記した「複数の接点」に、また、
集中コネクタ266が前記した「コネクタ」に、それぞ
れ相当している。次に、図12を参照して、本発明の第
10実施例について説明する。図12は、本発明の第1
0実施例であるシリンダヘッドカバー270の斜視図を
示す。シリンダヘッドカバー270は耐熱性樹脂により
構成されている。シリンダヘッドカバー270は、その
側面に、内燃機関の外部に配設される電子部品と電気的
に接続される複数のコネクタ272,274,276を
備えている。また、シリンダヘッドカバー270は、そ
の内部に、内燃機関の内部に配設される電子部品と電気
的に接続される複数の接点を備えている。更に、シリン
ダヘッドカバー270には、内燃機関を総合的に制御す
る電子制御ユニット278が内蔵されている。
【0073】シリンダヘッドカバー270の壁面には、
コネクタ272,274,276が備える接点、およ
び、シリンダヘッドカバー270の内部に配設された接
点を、ECU278に接続するための配線部が延設され
ている。このため、本実施例の構造によれば、シリンダ
ヘッドカバー270をシリンダヘッドに固定し、かつ、
コネクタ272,274,276に対して所定の電子部
品につながるコネクタを嵌合するだけで、内燃機関の電
子制御に必要な配線を実現することができる。従って、
シリンダヘッドカバー270によれば、個々の電子部品
を、ワイヤーハーネスを介して個々に電子制御ユニット
278に接続する場合に比して、ワイヤーハーネスの取
り回しを簡素化することができる。
【0074】尚、上述した実施例においては、コネクタ
272,274,276の接点、および、シリンダヘッ
ドカバー270の裏面側に配設された接点が前記した
「複数の接点」に、また、電子制御ユニット278と電
気的な接続を得るために、配線部に形成される端子群が
前記した「コネクタ」に、それぞれ相当している。
【0075】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係るシリンダヘッ
ドカバーを用いれば、内燃機関が備える各種電子部品と
シリンダヘッドカバーの接点とを接続し、また、シリン
ダヘッドカバーのコネクタと制御装置とを接続すること
により、複雑に取り回されるワイヤーハーネスを用いる
ことなく所望の配線を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例であるシリンダヘッドカバ
ーを図1に示すII-II 線に沿って切断した際に得られる
断面図である。
【図3】本発明の第2実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの断面図である。
【図4】本発明の第3実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの断面図である。
【図5】本発明の第4実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの断面図である。
【図6】本発明の第5実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの断面図である。
【図7】本発明の第6実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの断面図である。
【図8】本発明の第7実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの断面図である。
【図9】本発明の第8実施例であるシリンダヘッドカバ
ーの断面図である。
【図10】本発明の第9実施例であるシリンダヘッドカ
バーの斜視図である。
【図11】本発明の第9実施例であるシリンダヘッドカ
バーの要部である配線部の透視図である。
【図12】本発明の第10実施例であるシリンダヘッド
カバーの斜視図である。
【図13】従来の内燃機関の斜視図である。
【符号の説明】
40;60;90;110;130;160;180;
210;240;270 シリンダヘッドカバー 42a,50a 接点 48;266 集中コネクタ 48a 端子 52;86;108;126;158;176;20
0;236;244 配線部 84a,84b;106a,106b;124a,12
4b スプリング接点 156a,156b;174a,174b;198a,
198b;234a,234b 接続接点 242 ヘッドカバー本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関が備える複数の電子部品と電気
    的に接続される複数の接点と、 内燃機関の制御装置と電気的に接続される複数の端子を
    有するコネクタと、 前記複数の接点と前記複数の端子とを電気的に接続すべ
    く、シリンダヘッドカバーの壁部に一体的に延設される
    配線部と、 を備えることを特徴とするシリンダヘッドカバー。
JP8128086A 1996-05-23 1996-05-23 シリンダヘッドカバー Pending JPH09317556A (ja)

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JP8128086A JPH09317556A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 シリンダヘッドカバー
US08/861,085 US5771850A (en) 1996-05-23 1997-05-21 Cylinder head cover having a wiring portion

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