JPH09317426A - 小型艇のエンジン潤滑装置 - Google Patents

小型艇のエンジン潤滑装置

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JPH09317426A
JPH09317426A JP8161116A JP16111696A JPH09317426A JP H09317426 A JPH09317426 A JP H09317426A JP 8161116 A JP8161116 A JP 8161116A JP 16111696 A JP16111696 A JP 16111696A JP H09317426 A JPH09317426 A JP H09317426A
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JP
Japan
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engine
hull
heat exchanger
water passage
oil
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JP8161116A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Nanami
正善 名波
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M5/00Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
    • F01M5/002Cooling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B34/00Vessels specially adapted for water sports or leisure; Body-supporting devices specially adapted for water sports or leisure
    • B63B34/10Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/38Apparatus or methods specially adapted for use on marine vessels, for handling power plant or unit liquids, e.g. lubricants, coolants, fuels or the like
    • B63H21/386Apparatus or methods specially adapted for use on marine vessels, for handling power plant or unit liquids, e.g. lubricants, coolants, fuels or the like for handling lubrication liquids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01P3/00Liquid cooling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンを潤滑させる潤滑油を熱交換器によ
り冷却させるようにした潤滑装置において、上記潤滑油
の冷却が効果的に行われるようにする。 【解決手段】 船体3の内部にエンジン室8を形成する
と共に、このエンジン室8に外部の走行風9を導入させ
る走行風導入口10を設ける。エンジン11を潤滑する
潤滑装置32が、オイルタンク34と、このオイルタン
ク34に油路35,37を介して連通すると共に潤滑油
33を冷却させる熱交換器40とを備える。上記エンジ
ン室8をエンジン室本体42と、上記走行風導入口10
を設けた側の走行風導入室43とに区画する。熱交換器
40を上記走行風導入室43に配置し、上記走行風導入
室43の底部に一端が開口し、他端が船体3の外部側に
開口するドレン通路47を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型艇のエンジン
潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型艇には、通常、船体に推進用のエン
ジンが設置されている。また、このエンジンが円滑に運
転を続けるため、エンジン潤滑装置が設けられている。
【0003】上記小型艇のエンジン潤滑装置では、エン
ジンの被潤滑部を潤滑した潤滑油は、エンジンからの熱
を受けて高温となるため、この潤滑油を冷却させるため
に熱交換器を設けることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記熱交換
器には、空冷式のものや、水冷式のものがあるが、この
熱交換器を設置する船体の大きさには限度があるため、
上記熱交換器の大きさも制限を受け、この結果、潤滑油
の冷却が不十分になるおそれがある。
【0005】そこで、上記熱交換器による潤滑油の冷却
をより効果的にするため、冷却媒体である空気や水を熱
交換器に対し強制的に通過させる強制手段を設けること
が考えられる。しかし、単にこのようにすると、潤滑装
置の構成が複雑になるおそれがある。
【0006】また、艇における潤滑装置は、水や海水の
塩分にさらされ易いため、腐食が進み易いことから、寿
命上の問題を生じるおそれもある。
【0007】一方、エンジンは高温になるため、このエ
ンジンも水により冷却させることが行われているが、こ
の場合、熱交換器と、エンジンとに水を供給させるため
の冷却水通路の構成が、簡単となるようにし、かつ、そ
の設置作業が容易にできるようにすることが望まれてい
る。
【0008】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、エンジンを潤滑させる潤滑油を熱交換器
により冷却させるようにした潤滑装置において、上記潤
滑油の冷却が効果的に行われるようにすることを課題と
する。
【0009】また、上記潤滑装置の構成が簡単になるよ
うにすることを課題とする。
【0010】また、艇に設けられた潤滑装置が、水や塩
分で容易には腐食されないようにして、この潤滑装置の
寿命を向上させることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の小型艇のエンジン潤滑装置は、次の如くであ
る。
【0012】請求項1の発明は、船体3の内部にエンジ
ン11を収容するエンジン室8を形成すると共に、この
エンジン室8に外部の走行風9を導入させる走行風導入
口10を設け、上記エンジン11を潤滑する潤滑装置3
2が、潤滑油33を溜めるオイルタンク34と、このオ
イルタンク34に油路35,37を介して連通すると共
に潤滑油33を冷却させる熱交換器40とを備えた場合
において、上記エンジン室8を上記エンジン11を収容
する側のエンジン室本体42と、上記走行風導入口10
を設けた側の走行風導入室43とに区画し、この走行風
導入室43を上記エンジン室本体42に連通させる連通
口45を設け、上記熱交換器40を空冷式として、この
熱交換器40を上記走行風導入室43に配置し、上記走
行風導入室43の底部に一端が開口し、他端が船体3の
外部側に開口するドレン通路47を設けたものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記走行風導入口10と、上記連通口45との間に
上記熱交換器40を配置したものである。
【0014】請求項3の発明は、船体3にエンジン11
を設置し、このエンジン11を潤滑する潤滑装置32
が、潤滑油33を溜めるオイルタンク34と、このオイ
ルタンク34に油路35,37を介して連通すると共に
潤滑油33を冷却させる熱交換器40とを備えた場合に
おいて、上記船体3の後部上面に跨座式のシート26を
設け、このシート26の前方における船体3の外側面に
凹所49を形成し、この凹所49の前部から後部に向っ
て走行風9が通過するようにし、同上凹所49に上記熱
交換器40を配置したものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、上記凹所49を通過した後の走行風9が上記船体3
の外側面に沿って後方に流れるようにしたものである。
【0016】請求項5の発明は、前端開口17が船体3
の底部に開口し、後端開口18が同上船体3の後方に向
って開口する水通路16を設け、船体3の下方の水20
を上記水通路16を通過させて上記後端開口18から後
方に向って噴射させるジェット推進手段21を設け、上
記船体3にエンジン11を設置し、このエンジン11を
潤滑する潤滑装置32が、潤滑油33を溜めるオイルタ
ンク34と、このオイルタンク34に油路35,37を
介して連通すると共に潤滑油33を冷却させる熱交換器
40とを備えた場合において、上記熱交換器40を水冷
式とし、一端が上記水通路16内に開口し、他端が上記
熱交換器40に連結される冷却水通路56を設け、上記
ジェット推進手段21により加速されて動圧の高くなっ
た上記水通路16における水20が、上記冷却水通路5
6を通って上記熱交換器40に供給されるようにしたも
のである。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の発明に加え
て、上記冷却水通路56の一端を他端よりも低く位置さ
せたものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項5、もしくは6
の発明に加えて、一端が上記水通路16に開口し、他端
がエンジン11の冷却水ジャケットに連結される他の冷
却水通路59を上記冷却水通路56とは独立に設けたも
のである。
【0019】請求項8の発明は、請求項5の発明に加え
て、上記熱交換器40で潤滑油33を冷却した後の水2
0をエンジン11の冷却水ジャケットに供給させる更に
他の冷却水通路62を設けたものである。
【0020】請求項9の発明は、前端開口17が船体3
の底部に開口し、後端開口18が同上船体3の後方に向
って開口する水通路16を設け、船体3の下方の水20
を上記水通路16を通過させて上記後端開口18から後
方に向って噴射させるジェット推進手段21を設け、上
記水通路16の後端開口18側を形成する周壁64を収
容するポンプ室24を上記船体3の後部に形成し、この
ポンプ室24の後端を同上船体3の後方に向って開口さ
せ、上記船体3にエンジン11を設置し、このエンジン
11を潤滑する潤滑装置32が、潤滑油33を溜めるオ
イルタンク34と、このオイルタンク34に油路35,
37を介して連通すると共に潤滑油33を冷却させる熱
交換器40とを備えた場合において、上記ポンプ室24
を形成する周壁65の少なくとも一部を上記熱交換器4
0で構成したものである。
【0021】請求項10の発明は、前端開口17が船体
3の底部に開口し、後端開口18が同上船体3の後方に
向って開口する水通路16を設け、船体3の下方の水2
0を上記水通路16を通過させて上記後端開口18から
後方に向って噴射させるジェット推進手段21を設け、
上記船体3にエンジン11を設置し、このエンジン11
を潤滑する潤滑装置32が、潤滑油33を溜めるオイル
タンク34と、このオイルタンク34に油路35,37
を介して連通すると共に潤滑油33を冷却させる熱交換
器40とを備えた場合において、上記水通路16を形成
する周壁65の少なくとも一部を上記熱交換器40で構
成したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0023】(第1の実施の形態)
【0024】図1、2は、第1の実施の形態を示してい
る。
【0025】図において、符号1は跨座式(換言すれ
ば、鞍乗式)の小型艇であり、水面2に浮かべられてい
る。また、矢印Frは、上記艇1の推進方向の前方を示
している。
【0026】上記艇1の船体3は繊維で強化した樹脂製
で、その下部がハル4、上部がデッキ5であり、これら
ハル4とデッキ5の結合部がガンネル6である。
【0027】上記船体3の内部がエンジン室8であり、
このエンジン室8の前壁を構成する上記デッキ5の前部
には、このエンジン室8にその前方の外部の走行風9を
導入させる走行風導入口10が形成されている。上記エ
ンジン室8には内燃機関である4サイクルエンジン11
がそのクランク軸が船体3の長手方向に延在するように
設置されている。また、同上エンジン室8には、上記エ
ンジン11に燃料を供給する燃料タンク12が設置され
ている。
【0028】上記船体3の後部には水通路16が形成さ
れている。この水通路16の前端開口17は上記船体3
の底部に開口し、後端開口18は同上船体3の後端から
後方に向って開口している。
【0029】上記船体3の下方の水20を上記前端開口
17から水通路16内に吸入させる一方、この水通路1
6を通過させて上記後端開口18から後方に向って噴射
させるジェット推進手段21が設けられている。このジ
ェット推進手段21は、上記エンジン11から動力を受
けて回転する推進軸22を有し、この推進軸22の後端
部は、上記水通路16内に位置している。また、上記ジ
ェット推進手段21は、上記推進軸22の後端部に取り
付けられるインペラ23を有している。
【0030】上記の場合、水通路16の後端開口18側
を形成する周壁64を収容するポンプ室24が上記船体
3の後部に形成され、このポンプ室24の後端は同上船
体3の後方に向って開口しており、上記ポンプ室24内
には上記水通路16の後端開口18側の内部を含めて、
水20が入り込んでいる。
【0031】そして、上記エンジン11が駆動して、そ
の動力がジェット推進手段21に伝達されれば、このジ
ェット推進手段21により上記水通路16内の水20が
加速されて、上記水通路16の後端開口18から後方に
向って噴射され、これの反力により、上記艇1が前方に
向って推進させられるようになっている。
【0032】上記船体3の上部の上面にはハンドル25
が突設され、このハンドル25の後方で、同上船体3の
上面には跨座式のシート26が設けられている。このシ
ート26には、ここでは図示しないライダー27が着座
可能とされ、このライダー27は上記ハンドル25を把
持して、艇1を運転する。また、上記シート26に着座
したライダー27の足28を載せるフートステップ29
が上記デッキ5の左右両側に形成されている。
【0033】上記エンジン11のクランク軸支承部な
ど、被潤滑部を潤滑するドライサンプ式の潤滑装置32
が、上記エンジン室8に設けられている。
【0034】上記潤滑装置32は、潤滑油33を溜める
ようにエンジン11とは別体でこのエンジン11に支持
されたオイルタンク34と、このオイルタンク34内の
潤滑油33を上記エンジン11に供給する供給油路35
および供給ポンプ36と、上記エンジン11を潤滑した
後の潤滑油33を上記オイルタンク34に戻す戻し油路
37および戻しポンプ38と、この戻し油路37の中途
部に介設されて上記潤滑油33を走行風9により冷却さ
せる空冷式の熱交換器40とを備えている。上記供給油
路35と戻し油路37はいずれも可撓性のチューブで成
形され、これら油路35,37を介して、上記オイルタ
ンク34と熱交換器40とが互いに連通させられてい
る。
【0035】そして、上記エンジン11の運転中には、
このエンジン11のクランク軸に連動して上記供給ポン
プ36と戻しポンプ38とが駆動し、オイルタンク34
内の潤滑油33が上記エンジン11の被潤滑部、オイル
タンク34、および熱交換器40を循環させられ、これ
により、エンジン11が潤滑油33により潤滑されると
共に、この潤滑油33が熱交換器40で冷却されるよう
になっている。
【0036】上記構成において、上記エンジン室8は、
側面視ほぼL字形の仕切板41により、上記エンジン1
1を収容する側のエンジン室本体42と、このエンジン
室本体42の上方に位置して上記走行風導入口10を設
けた側に位置する走行風導入室43とに区画され、この
走行風導入室43は上記走行風導入口10を通し船体3
の外部と互いに連通している。
【0037】上記走行風導入室43を上記エンジン室本
体42に連通させる連通口45を有する連通パイプ46
が設けられ、この連通パイプ46は上記仕切板41に貫
設されている。そして、上記熱交換器40は上記走行風
導入室43に配置されている。
【0038】このため、上記走行風導入口10を通って
走行風導入室43に導入される走行風9により熱交換器
40を介し潤滑油33が効果的に冷却されて適温とさ
れ、この潤滑油33により、上記エンジン11は、より
確実に潤滑される。
【0039】また、上記熱交換器40は上記走行風導入
口10と、上記連通口45との間で、上記走行風導入口
10から連通口45に向う走行風9の道筋に配置されて
いる。
【0040】このため、走行風導入口10を通って走行
風導入室43に導入された走行風9が、上記連通口45
に向おうとするとき、上記走行風9は必然的に上記熱交
換器40を通過することとなり、これにより、この熱交
換器40を介し潤滑油33が、より効果的に冷却され
る。
【0041】上記走行風導入室43の底部に二又状の各
一端が開口し、他端が船体3の外部側に開口するドレン
通路47が設けられている。このドレン通路47は上記
各一端から他端に進むに従い漸次下方に傾斜している。
また、上記ドレン通路47の上記一端の開口は、上記走
行風導入室43の最底部に開口している。
【0042】このため、走行風9に含まれる水分が上記
走行風導入室43の底部に溜まろうとしても、これは、
上記ドレン通路47を通って、船体3の外部に全て円滑
に排水される。
【0043】上記の場合、ドレン通路47の各一端は、
上記連通パイプ46の連通口45の上端よりも低くされ
ている。このため、上記走行風導入室43の底部に溜ま
ろうとする水分は、上記連通口45を通ってエンジン室
本体42に向う前に上記ドレン通路47により排水さ
れ、上記エンジン室本体42に向うことが確実に防止さ
れる。
【0044】なお、上記ドレン通路47の他端は、図例
では、船体3の外部に直接開口させたが、エンジン11
の排気管等を介して船体3の外部に間接的に開口させて
もよい。また、上記潤滑装置32はウェットサンプ式で
もよく、つまり、エンジン11のクランクケースの底部
にオイルタンク34を形成したものであってもよい。ま
た、上記熱交換器40は供給油路35の中途部に介設し
てもよい。
【0045】以下の各図は、第2〜6の実施の形態を示
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成、作用において多くの点で共通している。そこ
で、これら共通するものについては、図面に共通の符号
を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主
に説明する。
【0046】(第2の実施の形態)
【0047】図3、4は、第2の実施の形態を示してい
る。
【0048】これによれば、シート26の前方における
船体3の外側面に凹所49が形成されている。側面視
で、上記凹所49の前後方向の中途部を閉じる閉じ板5
0が設けられている。この閉じ板50の前方における凹
所49の前部が走行風9の入口部51とされて前方に向
って開口し、同上閉じ板50の後方における凹所49の
後部が走行風9の出口部52とされている。
【0049】艇1の推進中には、上記走行風9は上記入
口部51から凹所49内に入り込み、この凹所49を通
過して上記出口部52を通って排出されるようになって
いる。そして、上記凹所49の前後方向の中途部に熱交
換器40が配置され、この熱交換器40は艇1の幅方向
に延びて、閉じ板50で閉じられた凹所49内のほぼ幅
方向全体に亙るよう設けられ、上記船体3に支持されて
いる。
【0050】艇1においては、一般に、上記シート26
の前方における船体3の上部の内部はデッドスペースと
なっており、このデッドスペースが上記凹所49の形成
と、熱交換器40の配置に有効に利用されている。
【0051】上記凹所49を通過した後の走行風9は、
上記船体3の外側面に沿って後方に流れ、上記シート2
6側に向うこととされている。この場合、上記凹所49
と共に熱交換器40を通過した走行風9は潤滑油によっ
て暖められるため、この走行風9が上記シート26に跨
座したライダー27の足28に向って流れることによ
り、上記ライダー27の足28が暖められる。
【0052】上記凹所49が形成された船体3の構造に
つき、より詳しく説明する。
【0053】上記船体3のデッキ5には、船体3の内部
に乗員の出入りが可能な出入口が形成され、この出入口
を開閉自在とするハッチ5aが設けられている。このハ
ッチ5aはその前縁が上記出入口の前縁にヒンジにより
枢支されており、このヒンジを中心とした上記ハッチ5
aの回動で、上記出入口が開閉自在とされる。
【0054】上記ハッチ5aに前記凹所49が形成さ
れ、この凹所49に熱交換器40が設けられている。
【0055】そして、上記出入口を開くようハッチ5a
を回動させたとき、これと共に回動した上記熱交換器4
0がほぼ水平姿勢となって、この熱交換器40の放熱面
に溜まっていた水が排水され、かつ、凹所49に溜まっ
ていた水も排水され、これにより、上記熱交換器40が
水や塩分で腐食させられることは防止される。
【0056】このため、上記熱交換器40が水等により
腐食させられないようにするための作業は、出入口を開
閉させる際のハッチ5aの回動によって、つまり、別途
の手数を要することなく、容易にすることができる。
【0057】(第3の実施の形態)
【0058】図5は、第3の実施の形態を示している。
【0059】これによれば、熱交換器40は水冷式とさ
れ冷却水ジャケット55を有している。一端がインペラ
23下流の上記水通路16内に開口し、他端が上記熱交
換器40の冷却水ジャケット55に連結される冷却水通
路56が設けられている。また、同上冷却水ジャケット
55を船体3の外部に連通させる排水通路57が設けら
れている。
【0060】そして、上記水通路16で、上記ジェット
推進手段21により加速され、かつ、加圧されて水圧の
高くなった水20が、上記冷却水通路56を通って上記
熱交換器40に供給され、この熱交換器40を介して潤
滑油33が冷却されるようになっている。また、上記熱
交換器40で潤滑油33を冷却した後の水20は、上記
排水通路57を通って自然流下式に船体3の外部に排水
される。
【0061】このため、艇1を推進させようとして、ジ
ェット推進手段21を駆動させたときには、水通路16
で水圧の高められた水20が、上記水通路16から上記
冷却水通路56を通って上記熱交換器40に供給される
こととなる。
【0062】上記の場合、上記冷却水通路56の水通路
16側の上記一端は、上記熱交換器40側の上記他端よ
りも低くされている。
【0063】このため、上記ジェット推進手段21を停
止させたときには、水通路16内の水圧が低下するた
め、上記熱交換器40と、冷却水通路56の内部に溜ま
っている水20は、自然流下式に外部に排出される。
【0064】よって、上記熱交換器40や冷却水通路5
6が水20や、これに含まれる塩分で無用に腐食させら
れるということが防止される。
【0065】一端がインペラ23下流の上記水通路16
に開口し、他端がエンジン11の冷却水ジャケットに連
結される他の冷却水通路59が、上記冷却水通路56と
は独立に設けられている。また、同上エンジン11の冷
却水ジャケットを船体3の外部に連通させる他の排水通
路60が設けられている。
【0066】上記各冷却水通路56,59、および各排
水通路57,60はいずれも可撓性チューブで成形され
ている。
【0067】そして、上記水通路16で、上記ジェット
推進手段21により加速され、かつ、加圧されて水圧の
高くなった水20が、上記他の冷却水通路59を通って
上記エンジン11に供給され、このエンジン11が冷却
される。また、上記エンジン11を冷却した後の水20
は、上記他の排水通路60を通って自然流下式に船体3
の外部に排水される。
【0068】上記の場合、ジェット推進手段21の駆動
により、水通路16内で水圧の高められた水20は、前
記したように水通路16から冷却水通路56を通って上
記熱交換器40に供給され、また、これとは別に、他の
冷却水通路59を通って上記エンジン11の冷却水ジャ
ケットに供給される。
【0069】よって、上記熱交換器40と、エンジン1
1への水20の供給は、互いに独立した冷却水通路5
6,59によって行われることから、いずれか一方に偏
流することが防止され、それぞれに十分の水が供給され
て、各冷却がそれぞれ確実に行われる。
【0070】なお、以上は図示の例によるが、上記排水
通路57の下流端をポンプ室24に開口させ、熱交換器
40で潤滑油33を冷却した後の水20を上記ポンプ室
24に排水させてもよい。
【0071】(第4の実施の形態)
【0072】図6は、第4の実施の形態を示している。
【0073】これによれば、第3の実施の形態におい
て、熱交換器40で潤滑油33を冷却した後、この熱交
換器40から排水された水20をエンジン11の冷却水
ジャケットに供給させる更に他の冷却水通路62が設け
られ、この冷却水通路62は可撓性のチューブで成形さ
れている。
【0074】そして、上記冷却水通路56を通って熱交
換器40の冷却水ジャケット55に供給された水20
は、潤滑油33を冷却させた後、上記冷却水通路62を
通ってエンジン11に供給され、これを冷却させた後、
上記排水通路60を通って排水される。
【0075】このため、上記水通路16の水20を、熱
交換器40と、エンジン11とに供給する場合の冷却水
通路62の構成は、冷却水通路を熱交換器40とエンジ
ン11に対しそれぞれ設けることに比べて、簡単にな
る。
【0076】(第5の実施の形態)
【0077】図7〜10は、第5の実施の形態を示して
いる。
【0078】これによれば、上記水通路16の後端開口
18側を形成する周壁64を収容するポンプ室24の周
壁65のうちの少なくとも一部が上記熱交換器40で構
成されている。
【0079】より具体的には、上記周壁65のうち底部
壁が上記熱交換器40で構成されている。この熱交換器
40は偏平な矩形箱形のケーシング66と、このケーシ
ング66内にジグザグ状に形成された潤滑油路67とで
構成されている。上記潤滑油路67の一端に供給ポンプ
36が供給油路35を介して連結され、上記潤滑油路6
7の他端は戻し油路37を介してオイルタンク34に連
結されている。
【0080】このため、上記ポンプ室24内に入り込ん
で流れる水20に加えて、船体3の下側を流れる水20
も、上記熱交換器40に強制的に、かつ、極めて多量に
接触することになる。
【0081】(第6の実施の形態)
【0082】図11は、第6の実施の形態を示してい
る。
【0083】これによれば、第5の実施の形態におい
て、上記水通路16の周壁64のうちの少なくとも一部
である上部壁が上記熱交換器40で構成されている。
【0084】このため、ジェット推進手段21によっ
て、水通路16を勢いよく流れる水20が、上記熱交換
器40に強制的に、かつ、極めて多量に接触することに
なる。
【0085】
【発明の効果】
【0086】本発明による効果は、次の如くである。
【0087】請求項1の発明は、船体の内部にエンジン
を収容するエンジン室を形成すると共に、このエンジン
室に外部の走行風を導入させる走行風導入口を設け、上
記エンジンを潤滑する潤滑装置が、潤滑油を溜めるオイ
ルタンクと、このオイルタンクに油路を介して連通する
と共に潤滑油を冷却させる熱交換器とを備えた小型艇の
エンジン潤滑装置において、上記エンジン室を上記エン
ジンを収容する側のエンジン室本体と、上記走行風導入
口を設けた側の走行風導入室とに区画し、この走行風導
入室を上記エンジン室本体に連通させる連通口を設け、
上記熱交換器を空冷式として、この熱交換器を上記走行
風導入室に配置してある。
【0088】このため、走行風導入口を通って走行風導
入室に導入される走行風は、必然的に走行風導入室に設
置された熱交換器に向うこととなって、この熱交換器に
より潤滑油が効果的に冷却される。よって、この潤滑油
により、上記エンジンは、より確実に潤滑されて、円滑
な運転が確保される。
【0089】また、上記構成において、上記走行風導入
室の底部に一端が開口し、他端が船体の外部側に開口す
るドレン通路を設けてある。
【0090】このため、走行風に含まれる水分が上記走
行風導入室の底部に溜まろうとしても、これは、上記ド
レン通路を通って、船体の外部に排水される。
【0091】よって、走行風に含まれる水分や、塩分に
よって、上記船体が腐食させられるということが防止さ
れ、船体の寿命上、有益である。
【0092】請求項2の発明は、上記走行風導入口と、
上記連通口との間に上記熱交換器を配置してある。
【0093】このため、走行風導入口を通って走行風導
入室に導入された走行風が、上記連通口に向おうとする
とき、上記走行風は必然的に上記熱交換器を通過するこ
ととなる。
【0094】よって、上記熱交換器を介して、上記走行
風により潤滑油が更に効果的に冷却されて、適温とされ
る。
【0095】請求項3の発明は、船体にエンジンを設置
し、このエンジンを潤滑する潤滑装置が、潤滑油を溜め
るオイルタンクと、このオイルタンクに油路を介して連
通すると共に潤滑油を冷却させる熱交換器とを備えた小
型艇のエンジン潤滑装置において、上記船体の後部上面
に跨座式のシートを設け、このシートの前方における船
体の外側面に凹所を形成し、この凹所の前部から後部に
向って走行風が通過するようにし、同上凹所に上記熱交
換器を配置してある。
【0096】このため、小型艇では、一般に、シートの
前方における船体の上部の内部はデッドスペースとなっ
ているが、このデッドスペースが上記凹所の形成と、熱
交換器の配置に有効に利用されることとなる
【0097】よって、上記船体が大形になることを防止
しつつ、上記熱交換器をある程度大形にでき、この熱交
換器による潤滑油の冷却がより効果的に行われることと
なる。
【0098】請求項4の発明は、上記凹所を通過した後
の走行風が上記船体の外側面に沿って後方に流れるよう
にしてある。
【0099】このため、上記凹所と共に熱交換器を通過
することにより、潤滑油によって暖められた走行風が上
記シートに跨座したライダーの足に向って、流れること
となる。
【0100】よって、艇が寒冷地を走行するような場合
には、上記したように暖められた走行風が上記ライダー
の足を暖めることとなって、上記艇の乗り心地が向上す
る。つまり、潤滑油を冷却させるための熱交換器が、ラ
イダーの足の加熱に利用されたのであり、これにより、
上記乗り心地の向上が、簡単な構成で達成される。
【0101】請求項5の発明は、前端開口が船体の底部
に開口し、後端開口が同上船体の後方に向って開口する
水通路を設け、船体の下方の水を上記水通路を通過させ
て上記後端開口から後方に向って噴射させるジェット推
進手段を設け、上記船体にエンジンを設置し、このエン
ジンを潤滑する潤滑装置が、潤滑油を溜めるオイルタン
クと、このオイルタンクに油路を介して連通すると共に
潤滑油を冷却させる熱交換器とを備えた小型艇のエンジ
ン潤滑装置において、上記熱交換器を水冷式とし、一端
が上記水通路内に開口し、他端が上記熱交換器に連結さ
れる冷却水通路を設け、上記ジェット推進手段により加
圧された上記水通路における水が、上記冷却水通路を通
って上記熱交換器に供給されるようにしてある。
【0102】このため、艇を推進させようとして、ジェ
ット推進手段を駆動させたときには、水通路で水圧の高
められた水は、上記水通路から上記冷却水通路を通って
上記熱交換器に供給されることとなる。
【0103】よって、上記水により、上記熱交換器にお
いて潤滑油が冷却される。つまり、潤滑油を冷却させる
ための熱交換器への水の供給に、小型艇を推進させるた
めのジェット推進手段が利用されたのであり、このた
め、上記潤滑油の冷却が、簡単な構成で達成される。
【0104】請求項6の発明は、上記冷却水通路の一端
を他端よりも低く位置させてある。
【0105】このため、上記ジェット推進手段を停止さ
せたときには、上記水通路内の水圧が低下するため、上
記熱交換器と、冷却水通路の内部に溜まっている水は、
自然流下式に外部に排出される。
【0106】よって、上記熱交換器や冷却水通路が水
や、これに含まれる塩分で無用に腐食させられるという
ことが防止され、潤滑装置の寿命の向上が達成される。
【0107】請求項7の発明は、一端が上記水通路に開
口し、他端がエンジンの冷却水ジャケットに連結される
他の冷却水通路を上記冷却水通路とは独立に設けてあ
る。
【0108】このため、ジェット推進手段の駆動によ
り、水通路内で水圧の高められ水は、前記したように水
通路から冷却水通路を通って上記熱交換器に供給され、
また、これとは別に、上記した他の冷却水通路を通って
上記エンジンの冷却水ジャケットに供給される。
【0109】よって、上記熱交換器と、エンジンへの水
の供給は、互いに独立した冷却水通路によって行われる
ことから、いずれか一方に偏流することが防止され、そ
れぞれに十分の水が供給されて、その各冷却がそれぞれ
確実に行われる。
【0110】請求項8の発明は、上記熱交換器で潤滑油
を冷却した後の水をエンジンの冷却水ジャケットに供給
させる更に他の冷却水通路を設けてある。
【0111】このため、上記水通路の水を、熱交換器
と、エンジンとに供給する場合の冷却水通路の構成は、
冷却水通路を熱交換器とエンジンに対しそれぞれ設ける
ことに比べて、簡単になる。
【0112】よって、これら冷却水通路の構成が簡単に
なる分、これら冷却水通路の配設がスペース的に容易に
できると共に、配設作業も容易にできることとなる。
【0113】請求項9の発明は、前端開口が船体の底部
に開口し、後端開口が同上船体の後方に向って開口する
水通路を設け、船体の下方の水を上記水通路を通過させ
て上記後端開口から後方に向って噴射させるジェット推
進手段を設け、上記水通路の後端開口側を形成する周壁
を収容するポンプ室を上記船体の後部に形成し、このポ
ンプ室の後端を同上船体の後方に向って開口させ、上記
船体にエンジンを設置し、このエンジンを潤滑する潤滑
装置が、潤滑油を溜めるオイルタンクと、このオイルタ
ンクに油路を介して連通すると共に潤滑油を冷却させる
熱交換器とを備えた小型艇のエンジン潤滑装置におい
て、上記ポンプ室を形成する周壁の少なくとも一部を上
記熱交換器で構成してある。
【0114】このため、上記ポンプ室に入り込んだ水が
上記熱交換器に強制的に接触することとなる。
【0115】よって、上記水により、上記熱交換器を介
し、潤滑油は効果的に冷却される。
【0116】請求項10の発明は、前端開口が船体の底
部に開口し、後端開口が同上船体の後方に向って開口す
る水通路を設け、船体の下方の水を上記水通路を通過さ
せて上記後端開口から後方に向って噴射させるジェット
推進手段を設け、上記船体にエンジンを設置し、このエ
ンジンを潤滑する潤滑装置が、潤滑油を溜めるオイルタ
ンクと、このオイルタンクに油路を介して連通すると共
に潤滑油を冷却させる熱交換器とを備えた小型艇のエン
ジン潤滑装置において、上記水通路を形成する周壁の少
なくとも一部を上記熱交換器で構成してある。
【0117】このため、ジェット推進手段によって、水
通路を勢いよく流れる水が、上記熱交換器に強制的に、
かつ、極めて多量に接触することになる。
【0118】よって、上記した水により、上記熱交換器
を介し、潤滑油はより確実に効果的に冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、小型艇の全体側面部分断
面図である。
【図2】第1の実施の形態で、図1で示したものの正面
断面図である。
【図3】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図4】第2の実施の形態で、図3の4‐4線矢視断面
図である。
【図5】第3の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図6】第4の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図7】第5の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図8】第5の実施の形態で、図7で示したものの背面
断面図である。
【図9】第5の実施の形態で、熱交換器の平面断面図で
ある。
【図10】第5の実施の形態で、熱交換器の斜視図であ
る。
【図11】第6の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【符号の説明】
1 艇 2 水面 3 船体 8 エンジン室 9 走行風 10 走行風導入口 11 エンジン 16 水通路 17 前端開口 18 後端開口 20 水 21 ジェット推進手段 24 ポンプ室 26 シート 27 ライダー 28 足 32 潤滑装置 33 潤滑油 34 オイルタンク 35 供給油路(油路) 36 供給ポンプ 37 戻し油路(油路) 38 戻しポンプ 40 熱交換器 42 エンジン室本体 43 走行風導入室 45 連通口 46 連通パイプ 47 ドレン通路 49 凹所 56 冷却水通路 59 冷却水通路 62 冷却水通路 64 周壁 65 周壁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の内部にエンジンを収容するエンジ
    ン室を形成すると共に、このエンジン室に外部の走行風
    を導入させる走行風導入口を設け、上記エンジンを潤滑
    する潤滑装置が、潤滑油を溜めるオイルタンクと、この
    オイルタンクに油路を介して連通すると共に潤滑油を冷
    却させる熱交換器とを備えた小型艇のエンジン潤滑装置
    において、 上記エンジン室を上記エンジンを収容する側のエンジン
    室本体と、上記走行風導入口を設けた側の走行風導入室
    とに区画し、この走行風導入室を上記エンジン室本体に
    連通させる連通口を設け、上記熱交換器を空冷式とし
    て、この熱交換器を上記走行風導入室に配置し、上記走
    行風導入室の底部に一端が開口し、他端が船体の外部側
    に開口するドレン通路を設けた小型艇のエンジン潤滑装
    置。
  2. 【請求項2】 上記走行風導入口と、上記連通口との間
    に上記熱交換器を配置した請求項1に記載の小型艇のエ
    ンジン潤滑装置。
  3. 【請求項3】 船体にエンジンを設置し、このエンジン
    を潤滑する潤滑装置が、潤滑油を溜めるオイルタンク
    と、このオイルタンクに油路を介して連通すると共に潤
    滑油を冷却させる熱交換器とを備えた小型艇のエンジン
    潤滑装置において、 上記船体の後部上面に跨座式のシートを設け、このシー
    トの前方における船体の外側面に凹所を形成し、この凹
    所の前部から後部に向って走行風が通過するようにし、
    同上凹所に上記熱交換器を配置した小型艇のエンジン潤
    滑装置。
  4. 【請求項4】 上記凹所を通過した後の走行風が上記船
    体の外側面に沿って後方に流れるようにした請求項3に
    記載の小型艇のエンジン潤滑装置。
  5. 【請求項5】 前端開口が船体の底部に開口し、後端開
    口が同上船体の後方に向って開口する水通路を設け、船
    体の下方の水を上記水通路を通過させて上記後端開口か
    ら後方に向って噴射させるジェット推進手段を設け、上
    記船体にエンジンを設置し、このエンジンを潤滑する潤
    滑装置が、潤滑油を溜めるオイルタンクと、このオイル
    タンクに油路を介して連通すると共に潤滑油を冷却させ
    る熱交換器とを備えた小型艇のエンジン潤滑装置におい
    て、 上記熱交換器を水冷式とし、一端が上記水通路内に開口
    し、他端が上記熱交換器に連結される冷却水通路を設
    け、上記ジェット推進手段により加圧された上記水通路
    における水が、上記冷却水通路を通って上記熱交換器に
    供給されるようにした小型艇のエンジン潤滑装置。
  6. 【請求項6】 上記冷却水通路の一端を他端よりも低く
    位置させた請求項5に記載の小型艇のエンジン潤滑装
    置。
  7. 【請求項7】 一端が上記水通路に開口し、他端がエン
    ジンの冷却水ジャケットに連結される他の冷却水通路を
    上記冷却水通路とは独立に設けた請求項5、もしくは6
    に記載の小型艇のエンジン潤滑装置。
  8. 【請求項8】 上記熱交換器で潤滑油を冷却した後の水
    をエンジンの冷却水ジャケットに供給させる更に他の冷
    却水通路を設けた請求項5に記載の小型艇のエンジン潤
    滑装置。
  9. 【請求項9】 前端開口が船体の底部に開口し、後端開
    口が同上船体の後方に向って開口する水通路を設け、船
    体の下方の水を上記水通路を通過させて上記後端開口か
    ら後方に向って噴射させるジェット推進手段を設け、上
    記水通路の後端開口側を形成する周壁を収容するポンプ
    室を上記船体の後部に形成し、このポンプ室の後端を同
    上船体の後方に向って開口させ、上記船体にエンジンを
    設置し、このエンジンを潤滑する潤滑装置が、潤滑油を
    溜めるオイルタンクと、このオイルタンクに油路を介し
    て連通すると共に潤滑油を冷却させる熱交換器とを備え
    た小型艇のエンジン潤滑装置において、 上記ポンプ室を形成する周壁の少なくとも一部を上記熱
    交換器で構成した小型艇のエンジン潤滑装置。
  10. 【請求項10】 前端開口が船体の底部に開口し、後端
    開口が同上船体の後方に向って開口する水通路を設け、
    船体の下方の水を上記水通路を通過させて上記後端開口
    から後方に向って噴射させるジェット推進手段を設け、
    上記船体にエンジンを設置し、このエンジンを潤滑する
    潤滑装置が、潤滑油を溜めるオイルタンクと、このオイ
    ルタンクに油路を介して連通すると共に潤滑油を冷却さ
    せる熱交換器とを備えた小型艇のエンジン潤滑装置にお
    いて、 上記水通路を形成する周壁の少なくとも一部を上記熱交
    換器で構成した小型艇のエンジン潤滑装置。
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