JP2004084553A - スノーモービルにおける潤滑装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行駆動用内燃機関6が、クランクケース30の下面側をその下方から覆うようこのクランクケース30に着脱自在に固着されその内部に潤滑油83を貯留可能とするオイルパン32と、このオイルパン32の内部における一側部室85と他側部室86との間で潤滑油83が互いに流動することを規制する規制壁87と、オイルパン32の内部の潤滑油83を吸い出し可能とするオイルポンプ90と、このオイルポンプ90を上記内燃機関6のクランク軸29に連動連結させる連動手段100とを備える。一側部室85にオイルポンプ90を収容し、このオイルポンプ90への潤滑油83の吸入口101を一側部室85と他側部室86とにそれぞれ開口させる。
【選択図】 図4
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、内燃機関のオイルパンの内部から潤滑油を吸い出し可能とするオイルポンプを備えたスノーモービルにおける潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記スノーモービルにおける潤滑装置には、従来次のように構成されたものがある。
【0003】
即ち、上記スノーモービルは、その車体に支持されて走行面上に載置されその回動で上記車体を走行駆動可能とさせる駆動手段と、上記車体に支持され上記駆動手段と連動連結される走行駆動用内燃機関とを備えている。
【0004】
また、上記構成において、従来、内燃機関が、上記車体に支持されるクランクケースと、このクランクケースの下面側をその下方から覆うようこのクランクケースに着脱自在に固着されその内部に潤滑油を貯留可能とするオイルパンと、このオイルパンの内部における一側部室と他側部室との間で潤滑油が互いに流動することを規制する規制壁と、上記オイルパンの内部の潤滑油を吸い出し可能とするオイルポンプと、このオイルポンプを上記内燃機関のクランク軸に連動連結させる連動手段とを備えたものがある(例えば、特開2001−73731公報)。
【0005】
上記内燃機関を駆動させて、その駆動力を上記駆動手段に伝達させれば、この駆動手段が走行駆動し、これにより、上記スノーモービルが走行面上を走行可能とされる。
【0006】
また、上記内燃機関の駆動に伴い上記オイルポンプが駆動させられて、上記オイルパンの内部に貯留されている潤滑油が吸い出され、この潤滑油は上記内燃機関の各被潤滑部に供給されてこれらを潤滑した後、上記オイルパンの内部に戻され、上記したようにオイルポンプにより再び上記オイルパンの内部から吸い出されるようになっている。そして、上記した内燃機関の各被潤滑部の潤滑により、この内燃機関の円滑な運転が続けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術では、上記一側部室と他側部室とにそれぞれオイルポンプが収容されているため、これら各オイルポンプをクランク軸に対し連動連結させる連動手段は互いに個別に設けられることとなって、潤滑装置の構成が複雑になるおそれがある。
【0008】
そこで、上記一側部室と他側部室のうち、一側部室にのみオイルポンプを収容させて、このオイルポンプを上記連動手段によりクランク軸に連動連結させるようにし、これにより、上記潤滑装置の構成を簡単にさせることが考えられる。
【0009】
しかし、単に上記のようにすると、上記オイルポンプは、このオイルポンプを収容した上記一側部室の潤滑油だけを吸い出しがちとなって、上記他側部室の吸い出しが不十分となり、このため、この後における内燃機関の各被潤滑部への潤滑油の円滑な供給が阻害されるおそれを生じる。
【0010】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、スノーモービルにおける内燃機関の潤滑装置を簡単な構成にできるようにし、かつ、この潤滑装置による内燃機関の各被潤滑部への潤滑油の供給が円滑になされるようにすることを課題とする。
【0011】
また、上記潤滑装置のオイルポンプに対する保守、点検作業が容易にできるようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のスノーモービルにおける潤滑装置は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0013】
請求項1の発明は、車体2に支持されて走行面3上に載置されその回動で上記車体2を走行駆動可能とさせる駆動手段4と、上記車体2に支持され上記駆動手段4と連動連結される走行駆動用内燃機関6とを備え、この内燃機関6が、上記車体2に支持されるクランクケース30と、このクランクケース30の下面側をその下方から覆うようこのクランクケース30に着脱自在に固着されその内部に潤滑油83を貯留可能とするオイルパン32と、このオイルパン32の内部における一側部室85と他側部室86との間で潤滑油83が互いに流動することを規制する規制壁87と、上記オイルパン32の内部の潤滑油83を吸い出し可能とするオイルポンプ90と、このオイルポンプ90を上記内燃機関6のクランク軸29に連動連結させる連動手段100とを備えたスノーモービルにおける潤滑装置において、
【0014】
上記一側部室85に上記オイルポンプ90を収容し、このオイルポンプ90への潤滑油83の吸入口101を上記一側部室85と他側部室86とにそれぞれ開口させたものである。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記クランクケース30の下面から下方に向って上記オイルポンプ90を突設したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0017】
図において、図中符号1は鞍乗型乗り物であり、その一例としてスノーモービルが示されている。また、図中矢印Frは、このスノーモービル1の前方を示している。
【0018】
上記スノーモービル1は、車体2の後部に支持されて雪面である走行面3上に載置されその回動で上記車体2を走行可能とさせる駆動手段4と、上記車体2の前部に操向自在に支承されて走行面3上に載置されその操向で上記車体2を操向可能とさせる左右一対の操向スキー5,5と、上記車体2の前後方向の中途部の内部に配置されてこの中途部に支持される走行駆動用内燃機関6と、この内燃機関6に連動連結される自動変速式変速装置7と、この変速装置7に連動連結される一方、上記駆動手段4を連動連結させる歯車式動力伝達装置8とを備えている。即ち、上記駆動手段4と内燃機関6とは、上記変速装置7と動力伝達装置8とを介し互いに連動連結され、また、上記車体2には、上記各操向スキー5と連動連結される操向ハンドル9が支承されている。
【0019】
上記車体2は、その骨格となる車体フレームを有する車体本体13と、上記操向ハンドル9の後方で上記車体本体13に支持されライダーが着座可能とされるシート14と、上記車体本体13の左右各側部に突設され上記シート14に着座したライダーが足載せ可能とされるフートレスト15と、上記操向ハンドル9の前方近傍で上記車体本体13から上方に向うよう突設されるシールド16とを備えている。
【0020】
上記駆動手段4は、上記車体2に懸架装置を介し回転自在に支承される駆動、従動回転輪18,19と、これら両回転輪18,19に巻き掛けられるトラックベルト20とを備え、このトラックベルト20の後部下面はほぼ水平に延びて上記走行面3に面接触している。
【0021】
上記内燃機関6は、4サイクルの多気筒(3気筒)エンジンで、上記車体2に支持される内燃機関本体22と、この内燃機関本体22に大気側の空気23と燃料24とを導入させる吸気装置25と、上記内燃機関本体22で燃焼した後の排気26を大気側に排出させる排気装置27とを備えている。
【0022】
上記内燃機関本体22は、上記車体2に支持されてクランク軸29を支承するクランクケース30と、このクランクケース30から後上方に向って突出するシリンダ31と、上記クランクケース30の下面側をその下方から覆うよう設けられるオイルパン32と、上記シリンダ31のシリンダ孔33に摺動自在に嵌入されるピストン34と、上記クランク軸29とピストン34とを互いに連動連結させる連設棒35とを備え、上記クランク軸29の軸心36は車体2の幅方向(左右方向)に水平に延びている。
【0023】
上記内燃機関6は、上記シリンダ31の突出端部に成形され、上記シリンダ孔33の内外を連通させる吸、排気通路37,38と、これら吸、排気通路37,38をそれぞれ開閉自在に閉じる吸、排気弁39,40と、上記クランク軸29に連動して上記吸、排気弁39,40を適宜開閉弁動作させる不図示の動弁機構と、放電部が上記シリンダ孔33の上端部の燃焼室に臨む点火プラグ41とを備えている。
【0024】
上記内燃機関6は、上記クランク軸29の上方近傍に配置されてこのクランク軸29と平行に延びるバランサ軸42と、このバランサ軸42を上記クランク軸29に連動連結させる歯車式の連動手段43と、上記クランク軸29を連動連結させて内燃機関6を始動可能とさせる始動装置44とを備え、この始動装置44は上記シリンダ31に支持される始動モータ45と、この始動モータ45に上記クランク軸29を連動連結させる歯車式連動手段46とを備えている。
【0025】
上記吸気装置25は、上記シリンダ31の前面側に連設され上記吸気通路37を通し上記空気23と共にシリンダ孔33に燃料24を供給可能とする気化器49と、大気側の空気23を濾過して上記気化器49に供給するエアクリーナ50とを備え、このエアクリーナ50は上記シリンダ31の前面の上方、このシリンダ31の上部前面の前方、かつ、上記バランサ軸42の前上方に配置されている。
【0026】
上記排気装置27は、上記内燃機関6のシリンダ31から後方に向って延出する排気管53と、この排気管53の延出端部に連結されるマフラー54とを備えている。上記排気管53は、この排気管53の前部を構成して上記内燃機関6の各気筒から後方に向ってそれぞれ延出する複数(3本)の排気管部材55と、上記排気管53の前後方向の中途部を構成して上記各排気管部材55の延出端部を互いに集合させる単一の集合管56と、上記排気管53の後部を構成して上記集合管56に上記マフラー54を連通させる複数(2本)の他の排気管部材57,57とを備えている。
【0027】
上記変速装置7は、上記クランク軸29の自由端部である一端部の外方、かつ、このクランク軸29と同じ軸心36上に配置されこのクランク軸29に連動連結される入力軸60と、上記動力伝達装置8を介し上記駆動手段4を連動連結させてこの駆動手段4に駆動力を出力する出力軸61と、上記入力軸60に出力軸61を連動させるベルト巻掛式の連動手段62とを備えている。この連動手段62は、上記入力軸60に支持されてこの入力軸60と共に回転する駆動プーリー63と、上記出力軸61に支持されてこの出力軸61と共に回転する従動プーリー64と、上記駆動プーリー63と従動プーリー64とに巻き掛けられるVベルト65とを備え、上記入力軸60が高速になるに従い減速比が自動的に小さくなることとされている。
【0028】
上記クランク軸29に対し入力軸60は次のように連動連結されている。即ち、上記入力軸60はその一端部が左右一対の軸受69,70により、上記軸心36回りに回転自在となるよう上記クランクケース30に片持ち支持されている。また、上記入力軸60の他端部に上記駆動プーリー63が支持され、上記入力軸60の一端部である基部がダンパー72により上記クランク軸29の一端部に連動連結されている。上記ダンパー72は、上記クランク軸29に支持されてこのクランク軸29と共に回転する駆動側回転体73と、上記入力軸60の基部に成形される従動側回転体74と、これら駆動側回転体73と従動側回転体74との間に介設されて、これら駆動側回転体73と従動側回転体74との間で駆動力を緩衝しながら伝達するゴム製の緩衝部材75とを備えている。
【0029】
上記駆動側回転体73は、上記クランク軸29の一端部にスプライン嵌合により支持される円筒形状のボス部77と、このボス部77から径方向外方に向い放射状に突出する複数の突出体78とを備えている。一方、上記従動側回転体74は、上記入力軸60の基部に成形され上記駆動側回転体73と緩衝部材75とをその外方から全体的に覆うよう箱形状にされると共に、上記各軸受69,70より上記クランクケース30に両端支持されるケーシング79と、この79の内面に突設されて上記軸心36回りの周方向で上記各突出体78の間に嵌入される他の突出体80とを備え、上記周方向で隣り合う両突出体78,80の間にそれぞれ上記緩衝部材75が介設されている。
【0030】
上記内燃機関6を潤滑油83により潤滑する潤滑装置84が設けられている。潤滑装置84は、その内部に潤滑油83を貯留可能とするオイルパン32と、このオイルパン32の内部における車体2の幅方向の一側部室85と他側部室86との間に配置される規制壁87とを備え、この規制壁87は、車体2の幅方向のほぼ中央に位置して上記両室85,86の間で潤滑油83が互いに流動しようとすることを規制する。
【0031】
上記潤滑装置84は、上記オイルパン32の内部の潤滑油83を吸い出し可能とするスカベンジングポンプである左右一対のオイルポンプ90,90と、上記シリンダ31に成形され上記各オイルポンプ90により吸い出された潤滑油83を不図示の潤滑油タンクに送り込んで貯留させる油路91と、上記シリンダ31の前面に取り付けられ上記油路91を通し各オイルポンプ90により吸い出された潤滑油83を冷却させるオイルクーラー92と、上記潤滑油タンクに貯留された潤滑油83を上記内燃機関6の各被潤滑部に供給する供給用オイルポンプ93とを備え、上記オイルポンプ90は上記一側部室85と他側部室86とに対しそれぞれ設けられ、つまり、上記したように左右一対が設けられている。
【0032】
上記各オイルポンプ90,93は、上記両室85,86のうちの一方の一側部室85の内部に収容され、その各外殻を構成して上記クランクケース30の下面に締結具により着脱自在に締結されるポンプケーシング97と、車体2の幅方向に延びる軸心回りに回転自在となるよう上記各ポンプケーシング97に支承されるポンプ軸98と、上記各ポンプケーシング97内にそれぞれ収容されて上記ポンプ軸98と共に回転するローター99とを備えている。
【0033】
上記各オイルポンプ90のポンプケーシング97は互いに一体成形されている。上記各オイルポンプ90のポンプケーシング97内への潤滑油83の吸入口101は左右一対設けられて、これら各吸入口101は上記一側部室85と他側部室86の各底部にそれぞれ開口させられている。また、上記各ポンプ軸98は同軸上で互いに一体成形され、このポンプ軸98はチェーン巻掛式の連動手段100により上記クランク軸29に連動連結され、つまり、上記内燃機関6の駆動に伴い上記各オイルポンプ90,93が駆動可能とされている。
【0034】
上記内燃機関6の駆動に伴う上記スカベンジングポンプである各オイルポンプ90の駆動により、上記オイルパン32の内部の潤滑油83が吸い出されて潤滑油タンクに送り込まれる。一方、供給ポンプであるオイルポンプ93の駆動により、上記潤滑油タンク内の潤滑油83が上記内燃機関6の各被潤滑部に供給されて潤滑され、この潤滑後の潤滑油83は、上記オイルパン32の一側部室85と他側部室86とに自然流下によって戻される。
【0035】
上記クランクケース30の下面に対し、上記オイルパン32が締結具103により着脱自在に締結されている。上記クランクケース30の下面から上記オイルパン32を取り外せば、上記各オイルポンプ90,93と連動手段100の下部とが上記クランクケース30の下面から下方に突出することとなり、上記ポンプ軸98に対する連動手段100の着脱操作や、上記各オイルポンプ90,93および連動手段100に対する保守、点検作業が可能となる。
【0036】
上記内燃機関6を冷却水106により冷却させる冷却装置107が設けられている。この冷却装置107は、上記シリンダ31とオイルクーラー92に成形される水ジャケット108と、上記クランク軸29の上方に配設されてシリンダ31に支持され上記水ジャケット108に冷却水106を供給可能とする水ポンプ109と、この水ポンプ109のローターを上記バランサ軸42に連動連結させる歯車式の連動手段110と、上記クランクケース30の後方近傍に配設され上記水ジャケット108に供給されてこの水ジャケット108の周りを冷却した後の冷却水106を空冷させるヒートイクスチェンジャー111とを備え、上記内燃機関6の駆動に伴い上記バランサ軸42と連動手段110とを介し上記水ポンプ109が連動して上記内燃機関6の各部が冷却されるようになっている。
【0037】
上記内燃機関6の点火プラグ41、始動装置44の始動モータ45、および不図示のエンジン制御装置等に電力を供給するバッテリー115が設けられている。このバッテリー115は、上記シリンダ31の前面の上方、このシリンダ31の前面の前方、バランサ軸42の前方、かつ、上記エアクリーナ50の下方の空間に配設され、また、車体2の幅方向のほぼ中央に配設されて、上記バッテリー115は車体2に支持されている。
【0038】
上記始動装置44の始動モータ45によりクランク軸29をクランキングさせて内燃機関6を始動させると、上記シリンダ31に対し、上記吸気装置25の上記エアクリーナ50、気化器49、および吸気通路37を順次通して空気23が吸入されると共に、上記気化器49から供給された燃料24が吸入され、これら空気23と燃料24とによる混合気が上記シリンダ31内のシリンダ孔33で点火プラグ41により点火燃焼させられる一方、その燃焼ガスが排気26として排気通路38、排気装置27の排気管53、およびマフラー54を順次通して内燃機関6の外部に排出され、上記内燃機関6の運転が続けられる。そして、この内燃機関6の駆動力が上記変速装置7と動力伝達装置8とを順次介して上記駆動手段4の駆動回転輪18に伝達され、これに伴い上記トラックベルト20が回動駆動させられることにより、スノーモービル1が走行可能とされる。
【0039】
上記構成によれば、一側部室85にのみ上記オイルポンプ90を収容してある。
【0040】
このため、上記一側部室85と他側部室86とにそれぞれオイルポンプ90を収容させてこれら各オイルポンプ90をクランク軸29に対し連動連結させる連動手段100を個別に設けるようにする前記従来の技術に比べ、上記オイルポンプ90が複数であるとしても、これらオイルポンプ90は一側部室85にのみ収容されてコンパクトな配置となるため、上記各オイルポンプ90に連動手段100を共用し得るなど、この連動手段100を簡単な構成にでき、つまり、潤滑装置84を簡単な構成にできる。
【0041】
また、上記オイルポンプ90への潤滑油83の吸入口101を上記一側部室85と他側部室86とにそれぞれ開口させてある。
【0042】
このため、上記一側部室85にのみオイルポンプ90を収容させたとしても、このオイルポンプ90によれば、上記一側部室85と他側部室86の両室からそれぞれ潤滑油83が吸い出されることとなる。よって、その後における内燃機関6の各被潤滑部への上記潤滑装置84による潤滑油83の供給は円滑になされることとなる。
【0043】
また、上記一側部室85と他側部室86に対しそれぞれ上記オイルポンプ90を設けてある。
【0044】
このため、上記一側部室85と他側部室86の各潤滑油83は、上記各オイルポンプ90によりそれぞれより確実に吸い出されることとなり、よって、その後における内燃機関6の各被潤滑部への上記潤滑装置84による潤滑油83の供給は、より円滑になされることとなる。
【0045】
また、前記したように、クランクケース30の下面から下方に向って上記オイルポンプ90を突設してある。
【0046】
このため、上記クランクケース30の下面から上記オイルパン32を取り外せば、上記オイルポンプ90は、上記クランクケース30の下面から下方に向って突出した状態で外方に露出させられる。
【0047】
よって、上記潤滑装置84のオイルポンプ90に対する保守、点検作業は、このオイルポンプ90の周りの広い作業空間を利用できる分、容易にできることとなる。
【0048】
また、前記したように、各オイルポンプ90,93をいずれも一側部室85にのみ収容すると共に、これら各オイルポンプ90,93のポンプ軸98を互いに一体成形し、このポンプ軸98を上記連動手段100を介し上記クランク軸29に連動連結してある。
【0049】
このため、上記各オイルポンプ90,93のポンプ軸98を互いに一体成形したことに加え、上記各オイルポンプ90,93をコンパクトに配置できて上記ポンプ軸98の全体的な寸法を短くできる分、上記潤滑装置84を、より簡単な構成にできる。
【0050】
なお、以上は図示の例によるが、上記規制壁87は複数設けてもよく、また、オイルポンプ90は単一のみ設けてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0052】
請求項1の発明は、車体支持されて走行面上に載置されその回動で上記車体を走行駆動可能とさせる駆動手段と、上記車体に支持され上記駆動手段と連動連結される走行駆動用内燃機関とを備え、この内燃機関が、上記車体に支持されるクランクケースと、このクランクケースの下面側をその下方から覆うようこのクランクケースに着脱自在に固着されその内部に潤滑油を貯留可能とするオイルパンと、このオイルパンの内部における一側部室と他側部室との間で潤滑油が互いに流動することを規制する規制壁と、上記オイルパンの内部の潤滑油を吸い出し可能とするオイルポンプと、このオイルポンプを上記内燃機関のクランク軸に連動連結させる連動手段とを備えたスノーモービルにおける潤滑装置において、
【0053】
上記一側部室に上記オイルポンプを収容してある。
【0054】
このため、上記一側部室と他側部室とにそれぞれオイルポンプを収容させてこれら各オイルポンプをクランク軸に対し連動連結させる連動手段を個別に設けるようにする前記従来の技術に比べ、上記オイルポンプが複数であるとしても、これらオイルポンプは一側部室に収容されてコンパクトな配置となるため、上記各オイルポンプに連動手段を共用し得るなど、この連動手段を簡単な構成にでき、つまり、潤滑装置を簡単な構成にできる。
【0055】
また、上記オイルポンプへの潤滑油の吸入口を上記一側部室と他側部室とにそれぞれ開口させてある。
【0056】
このため、上記一側部室にオイルポンプを収容させたとしても、このオイルポンプによれば、上記一側部室と他側部室の両室からそれぞれ潤滑油が吸い出されることとなる。よって、その後における内燃機関の各被潤滑部への上記潤滑装置による潤滑油の供給は円滑になされることとなる。
【0057】
請求項2の発明は、上記クランクケースの下面から下方に向って上記オイルポンプを突設してある。
【0058】
このため、上記クランクケースの下面から上記オイルパンを取り外せば、上記オイルポンプは、上記クランクケースの下面から下方に向って突出した状態で外方に露出させられる。
【0059】
よって、上記潤滑装置のオイルポンプに対する保守、点検作業は、このオイルポンプの周りの広い作業空間を利用できる分、容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スノーモービルの全体側面図である。
【図2】スノーモービルの平面部分簡略図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】図3の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図3の5‐5線矢視断面図である。
【図6】図4の部分拡大図である。
【図7】図6の7‐7線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 スノーモービル
2 車体
3 走行面
4 駆動手段
5 操向スキー
6 内燃機関
7 変速装置
30 クランクケース
32 オイルパン
83 潤滑油
84 潤滑装置
85 一側部室
86 他側部室
90 オイルポンプ
101 吸入口
Claims (2)
- 車体に支持されて走行面上に載置されその回動で上記車体を走行駆動可能とさせる駆動手段と、上記車体に支持され上記駆動手段と連動連結される走行駆動用内燃機関とを備え、この内燃機関が、上記車体に支持されるクランクケースと、このクランクケースの下面側をその下方から覆うようこのクランクケースに着脱自在に固着されその内部に潤滑油を貯留可能とするオイルパンと、このオイルパンの内部における一側部室と他側部室との間で潤滑油が互いに流動することを規制する規制壁と、上記オイルパンの内部の潤滑油を吸い出し可能とするオイルポンプと、このオイルポンプを上記内燃機関のクランク軸に連動連結させる連動手段とを備えたスノーモービルにおける潤滑装置において、
上記一側部室に上記オイルポンプを収容し、このオイルポンプへの潤滑油の吸入口を上記一側部室と他側部室とにそれぞれ開口させたスノーモービルにおける潤滑装置。 - 上記クランクケースの下面から下方に向って上記オイルポンプを突設した請求項1に記載のスノーモービルにおける潤滑装置。
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