JPH09316785A - カチオン染料によるセルロース系繊維の染色又は捺染方法 - Google Patents

カチオン染料によるセルロース系繊維の染色又は捺染方法

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JPH09316785A
JPH09316785A JP8134900A JP13490096A JPH09316785A JP H09316785 A JPH09316785 A JP H09316785A JP 8134900 A JP8134900 A JP 8134900A JP 13490096 A JP13490096 A JP 13490096A JP H09316785 A JPH09316785 A JP H09316785A
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cellulosic fiber
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JP8134900A
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Toshikazu Moriwaki
利和 森脇
Naoki Harada
尚樹 原田
Bunji Tsukise
文治 槻瀬
Yasuyoshi Ueda
泰嘉 植田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルロース系繊維をカチオン染料を用いて、
染色又は捺染する方法を提供する。 【解決手段】 セルロース系繊維を、セルロース系繊維
と結合し得る反応性基及び水溶性基を有する化合物で前
処理した後、カチオン染料を用いて染色又は捺染する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース系繊維
を、カチオン染料を用いて染色又は捺染する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、セルロース系繊維を染色又は捺染する場合には、反
応染料、直接染料、建染染料、硫化染料、アゾイック染
料等が用いられている。
【0003】しかしながら、これらの染料では、十分濃
い濃度で、しかも極めて鮮明な色相を呈する染色物又は
捺染物が得られないという問題、更には、これらの染料
には蛍光色を有するものがなく、蛍光色を呈するセルロ
ース系繊維の染色物及び捺染物を得ることができないと
いう問題があった。一方、十分濃い濃度と極めて鮮明な
色相を呈する染料、蛍光色を有する染料としては、一般
にアクリル等を染色又は捺染するカチオン染料が知られ
ているが、カチオン染料でセルロース系繊維を染色又は
捺染する技術は見出されておらず、かかる技術の開発が
強く要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、セルロー
ス系繊維を、カチオン染料を用いて染色又は捺染する方
法を見出すべく鋭意検討した結果、セルロース系繊維
を、特定の化合物で前処理した後に染色又は捺染するこ
とにより、カチオン染料でもセルロース系繊維を染色及
び捺染し得ることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明は、セルロース系繊維
を、セルロース系繊維と結合し得る反応性基及び水溶性
基を有する化合物で前処理した後、カチオン染料を用い
て染色又は捺染することを特徴とするカチオン染料によ
るセルロース系繊維の染色又は捺染方法を提供するもの
である。以下、本発明について詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において前処理に用いる化
合物は、セルロース系繊維と結合し得る反応性基及び水
溶性基を有するものであるが、かかる反応性基として
は、例えば、スルファートエチルスルホン基、ビニルス
ルホン基、モノクロロトリアジン基、モノフロオロトリ
アジン基、モノニコチン酸トリアジン基、ジクロロトリ
アジン基、ジクロロキノキサリン基、ジフルオロモノク
ロロピリミジン基、ジフルオロピリミジン基又はトリク
ロロピリミジン基等を挙げることができる。
【0007】また、水溶性基としては、例えば、スルホ
ン酸基、カルボン酸基、置換されていてもよいピリジニ
オ基又は水酸基等を挙げることができる。好ましくは、
スルホン酸基、カルボン酸基、置換されていてもよいピ
リジニオ基である。
【0008】本発明において前処理に用いられる化合物
は、セルロース系繊維と結合し得る反応性基及び水溶性
基を有するものであれば特に限定されないが、例えば、
安部田貞治及び今田邦彦著の「解説染料化学」(色染社
・大阪(1989年))等に記載の化合物を挙げることがで
きる。具体的には、例えば、一般式(I)
【0009】
【化3】
【0010】〔式中、X1 、X6 及びX7 は、互いに独
立に、ハロゲン原子、置換されていてもよいピリジニオ
基、一般式(IV) (式中、R2 は、水素原子又は置換されていてもよい低
級アルキルを表し、A1は置換されていてもよいフェニ
レン、ナフチレン又はアレキレンを表し、Y1 は−SO
2 CH=CH2 又は−SO2 CH2 CH2 1 を表す
が、ここで、Q1 はアルカリの作用によって脱離する基
を表す。)で示される基、一般式(III) (式中、R1 は、水素原子又は置換されていてもよい低
級アルキルを表し、B1は置換されていてもよいフェニ
ル又はナフチルを表す。)で示される基、一般式(V)、
(VI)又は(VII) (式中、R3 、R4 、R5 及びR6 は、互いに独立に水
素原子、置換されていてもよい低級アルキル、フェニ
ル、ナフチル又はベンジルを表すが、R3 及びR4は、
一緒になって、窒素原子又は酸素原子を含む環を形成し
ていてもよい。)で示される基を表す。ただし、X1
6 、X7 の少なくとも1つは、ハロゲン原子、置換さ
れていてもよいピリジニオ基、又は一般式(IV)で示され
る基を表し、且つX1 、X6 、X7 の少なくとも1つ
は、水溶性基を有する。〕で示される化合物、その塩又
はそれらの混合物、並びに、一般式(II)
【0011】
【化4】
【0012】〔式中、X2 、X3 、X4 及びX5 は、互
いに独立にハロゲン原子、一般式(VIII)又は(IX) (式中、R7 、R8 及びR9 は、互いに独立に水素原
子、置換されていてもよい低級アルキル、フェニル、ナ
フチル又はベンジルを表すが、R7 及びR8 は、一緒に
なって、窒素原子又は酸素原子を含む環を形成していて
もよい。)で示される基を表す。ただし、X2 、X3
4 、X5 の少なくとも1つはハロゲン原子を表す。〕
で示される化合物、その塩又それらの混合物等を挙げる
ことができる。
【0013】前記一般式(I)において、X1 、X6
びX7 は、互いに独立に、ハロゲン原子、置換されてい
てもよいピリジニオ基、一般式(III)、(IV)、(V)、(VI)
又は(VII) で示される基を表す。X1 、X6 、X7 にお
けるハロゲン原子としては、塩素原子、フッ素原子等を
挙げることができる。X1 、X6 、X7 におけるピリジ
ニオ基としてはカルボキシ又はカルバモイルによって置
換されていてもよいピリジニオ基等を挙げることができ
る。又、一般式(III)で示される基及び一般式(IV)で示
される基において、R1 、R2 は水素原子又は置換され
ていてもよい低級アルキルを表す。かかる低級アルキル
としては、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を挙
げることができ、これらは、ヒドロキシ、シアノ、アル
コキシ、ハロゲン、カルボキシ、カルバモイル、アルコ
キシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、スルホ、
スルファモイル基等の基により置換されていてもよい。
【0014】R1 、R2 の具体例としては、例えば、水
素原子、メチル、エチル、n−プロピル、 iso−プロピ
ル、n−ブチル、sec −ブチル、iso −ブチル、2−ヒ
ドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロ
キシプロピル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシ
ブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシ
プロピル、3,4−ジヒドロキシプロピル、3,4−ジ
ヒドロキシブチル、シアノメチル、2−シアノエチル、
3−シアノプロピル、メトキシメチル、エトキシメチ
ル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−メ
トキシプロピル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキ
シ−3−メトキシプロピル、クロロメチル、ブロモメチ
ル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロ
プロピル、3−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4
−ブロモブチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエ
チル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチ
ル、1,2−ジカルボキシエチル、カルバモイルメチ
ル、2−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピ
ル、4−カルバモイルブチル、メトキシカルボニルメチ
ル、
【0015】エトキシカルボニルメチル、2−メトキシ
カルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、3
−メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニ
ルプロピル、4−メトキシカルボニルブチル、4−エト
キシカルボニルブチル、メチルカルボニルオキシメチ
ル、エチルカルボニルオキシメチル、2−メチルカルボ
ニルオキシエチル、2−エチルカルボニルオキシエチ
ル、3−メチルカルボニルオキシプロピル、3−エチル
カルボニルブチルオキシプロピル、4−メチルカルボニ
ルオキシブチル、4−エチルカルボニルオキシブチル、
スルホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロピ
ル、4−スルホブチル、スルファモイルメチル、2−ス
ルホファモイルエチル、3−スルファモイルプロピル、
4−スルファモイルブチル等を挙げることができる。好
ましくは、水素原子、メチル、エチルである。
【0016】また一般式(IV)で示される基において、A
1 は、置換されていてもよいフェニレン、ナフチレン又
はアルキレンを表すが、かかる基としては、好ましく
は、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、塩素原子、
臭素原子及びスルホの群から選ばれる、1又は2個の置
換基により置換されていてもよいフェニレン、及びスル
ホにより置換されていてもよいナフチレン等が挙げら
れ、具体的には、例えば、
【0017】
【化5】
【0018】〔式中、*印で示した結合は、Y1 に通じ
ている結合を意味する。〕などを挙げることができる。
【0019】また一般式(IV)において、Y1 は、−SO
2 CH=CH2 又は−SO2 CH2CH2 1 を表す
が、ここで、Q1 はアルカリの作用によって脱離する基
を表す。かかるQ1 としては、例えば、 -OSO3 H、
-SSO3 H、 -OCOCH3、 -OPO3 2 、 -C
l、 -Br、 -F、
【0020】
【化6】
【0021】等を挙げることができる。好ましくは -O
SO3 H、 -Clである。
【0022】一般式(III)において、B1 は、置換され
ていてもよいフェニル又はナフチルを表すが、かかる基
としては、好ましくは、メチル、エチル、メトキシ、エ
トキシ、塩素原子、臭素原子及びスルホの群から選ばれ
る、1又は2個の置換基により置換されていてもよいフ
ェニル、及びスルホにより置換されていてもよいナフチ
ル等が挙げられ、具体的には、例えば、前記A1 で例示
した置換されていてもよいフェニレン又はナフチレンに
対応するフェニル又はナフチル(ただし、*で示した結
合には水素原子が結合する。)などを挙げることができ
る。
【0023】一般式(V) 、(VI)及び(VII) において、R
3 、R4 、R5 及びR6 は、互いに独立に、水素原子、
置換されていてもよい低級アルキル、フェニル、ナフチ
ル又はベンジルを表すが、R3 及びR4 は、一緒になっ
て、窒素原子又は酸素原子を含む環を形成していてもよ
い。かかる低級アルキルとしては、炭素数1〜4のアル
キル基を挙げることができ、これらは、互いに独立に、
例えば、炭素数1〜4の低級アルコキシ、スルホ、カル
ボキシ、ヒドロキシ、塩素原子、臭素原子、フェニル及
びスルファートの群から選ばれる1又は2個の置換基に
より置換されていてもよい。好ましくは、メチル、エチ
ル、n−プロピル、 iso−プロピル、n−ブチル、 iso
−ブチル、 sec−ブチル、β−ヒドロキシエチル、β−
スルファトエチル、β−スルホエチル、β−メトキシエ
チル、β−カルボキシエチル等である。
【0024】又、置換されていてもよいフェニル、ナフ
チル及びベンジルとしては、例えば、炭素数1〜4の低
級アルキル、炭素数1〜4の低級アルコキシ、スルホ、
カルボキシ、ヒドロキシ、塩素原子、臭素原子及びスル
ファートの群から選ばれる1〜3個の置換基により置換
されていてもよいフェニル、ナフチル及びベンジル等を
挙げることができる。
【0025】かかるフェニル、ナフチル及びベンジルと
して、好ましくは、フェニル、2−、3−又は4−スル
ホフェニル、2,4−又は2,5−ジスルホフェニル、
2−、3−、又は4−カルボキシフェニル、2−、3−
又は4−メチルフェニル、2−、3−又は4−メトキシ
フェニル、2−、3−又は4−ヒドロキシフェニル、2
−、3−又は4−クロロフェニル、
【0026】2−、3−、4−、5−、6−、7−又は
8−スルホ−2−ナフチル、1,5−、5,7−、6,
8−、4,8−、4,7−、3,8−、4,6−、3,
7−又は3,6−ジスルホ−2−ナフチル、4,6,8
−、2,4,7−又は3,6,8−トリスルホ−2−ナ
フチル、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−
スルホ−2−ナフチル、ベンジル、2−、3−又は4−
スルホベンジル等を挙げることができる。
【0027】一般式(V) で表される基の具体例として
は、アミノ、モルホリニル、ピペラジニルの他、アニリ
ン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−メチルベンゼ
ン、1−アミノ−3,4−又は−3,5−ジメチルベン
ゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−エチルベン
ゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−メトキシベ
ンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−エトキシ
ベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−クロロ
ベンゼン、3−又は4−アミノフェニルメタンスルンホ
ン酸、2−、3−又は4−アミノベンゼンスルホン酸、
3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−又
は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、5−、又は6
−アミノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノ
ベンゼン−1,4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン
−1,2−ジスルホン酸、4−アミノ−5−メチルベン
ゼン−1,2−ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミ
ノ安息香酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン
酸、5−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、
【0028】4−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスル
ホン酸、5−アミノ−2−エトキシベンゼンスルホン
酸、N−メチルアミノベンゼン、N−エチルアミノベン
ゼン、1−メチルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼ
ン、1−エチルアミノ−4−クロルベンゼン、1−エチ
ルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼン、1−(2−
ヒドロキシエチル)−アミノ−3−メチルベンゼン、3
−又は4−メチルアミノ安息香酸、2−、4−、5−、
6−、7−又は8−アミノナフタレン−1−スルホン
酸、1−、5−、6−、7−又は8−アミノナフタレン
−2−スルホン酸、7−メチルアミノナフタレン−2−
スルホン酸、7−エチルアミノナフタレン−2−スルホ
ン酸、7−ブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、
7−イソブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、4
−、5−、6−、7−又は8−アミノナフタレン−1,
3−ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミノナフタレ
ン−1,5−ジスルホン酸、4−又は8−アミノナフタ
レン−1,6−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−
1,7−ジスルホン酸、3−アミノナフタレン−2,6
−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−2,6−ジス
ルホン酸、3−又は4−アミノナフタレン−2,7−ジ
スルホン酸、6−又は7−アミノナフタレン−1,3,
5−トリスルホン酸、4−、7−又は8−アミノナフタ
レン−1,3,6−トリスルホン酸、4−アミノナフタ
レン−1,3,7−トリスルホン酸等の芳香族アミンに
対応するアミノ基、
【0029】あるいは、メチルアミン、エチルアミン、
n−プロピルアミン、 iso−プロピルアミン、n−ブチ
ルアミン、 iso−ブチルアミン、 sec−ブチルアミン、
ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミ
ン、アリルアミン、2−クロロエチルアミン、2−メト
キシエチルアミン、2−アミノエタノール、2−メチル
アミノエタノール、ビス(2−ヒドロキシエチル)アミ
ン、2−アセチルアミノエチルアミン、1−アミノ−2
−プロパノール、3−メトキシプロピルアミン、2−ア
ミノエタンスルホン酸、アミノメタンスルホン酸、2−
メチルアミノエタンスルホン酸、3−アミノ−1−プロ
パンスルホン酸、2−スルファートエチルアミン、ε−
アミノカプロン酸、ベンジルアミン、2−、3−又は4
−クロロベンジルアミン、4−メチルベンジルアミン、
N−メチルベンジルアミン、2−、3−又は4−スルホ
ベンジルアミン、2−フェニルエチルアミン、1−フェ
ニル−2−プロピルアミン、タウリン、N−メチルタウ
リン等の脂肪族アミンに対応するアミノ基等を挙げるこ
とができる。
【0030】好ましくは、アニリン、N−メチルアニリ
ン、N−エチルアニリン、2−、3−又は4−アミノベ
ンゼンスルホン酸、3−又は4−メチルアミノベンゼン
ス酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、
6−アミノベンゼン−1,3−又は−2,4−ジスルホ
ン酸、2−、3−又は4−アミノ安息香酸、タウリン、
N−メチルタウリン、2−アミノエタノール、2−メチ
ルアミノエタノール、ビス(2−ヒドロキシエチル)ア
ミンに対応するアミノ基等である。
【0031】また一般式(VI)で表される基の具体例とし
ては、ヒドロキシの他、メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、 iso−プロポキシ、n−ブトキシ、 iso−ブト
キシ、 sec−ブトキシ、β−ヒドロキシエチルオキシ、
β−スルファートエチルオキシ、β−スルホエチルオキ
シ、β−メトキシエチルオキシ、β−カルボキシエチル
オキシ、フェノキシ、2−、3−又は4−スルホフェノ
キシ、2,4−又は2,5−ジスルホフェノキシ、2
−、3−、又は4−カルボキシフェノキシ、2−、3−
又は4−メチルフェノキシ、2−、3−又は4−メトキ
シフェノキシ、2−、3−又は4−ヒドロキシフェノキ
シ、2−、3−又は4−クロロフェノキシ、2−、3
−、4−、5−、6−、7−又は8−スルホ−2−ナフ
チルオキシ、1,5−、5,7−、6,8−、4,8
−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−又は3,
6−ジスルホ−2−ナフチルオキシ、4,6,8−、
2,4,7−又は3,6,8−トリスルホ−2−ナフチ
ルオキシ、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8
−スルホ−2−ナフチルオキシ、ベンジルオキシ、2
−、3−又は4−スルホベンジルオキシ等を挙げること
ができる。
【0032】一般式(VII) で表される基の具体例として
は、メルカプトの他、前記一般式(VI)で例示した基の酸
素原子が、硫黄原子であるような基等を挙げることがで
きる。
【0033】ただし、X1 、X6 、X7 の少なくとも1
つは、ハロゲン原子、置換されていてもよいピリジニオ
基、又は一般式(IV)で示される基を表し、且つX1 、X
6 、X7 の少なくとも1つは、水溶性基を有する。
【0034】一方、前記一般式(II)において、X2
3 、X4 及びX5 は、互いに独立に、ハロゲン原子、
一般式(VIII)又は(IX)で示される基を表すが、かかるハ
ロゲン原子としては、塩素原子、フッ素原子等を挙げる
ことができる。
【0035】また一般式(VIII)及び(IX)で示される基に
おいて、R7 、R8 及びR9 は、互いに独立に、水素原
子、置換されていてもよい低級アルキル、フェニル、ナ
フチル又はベンジルを表すが、R7 及びR8 は、一緒に
なって、窒素原子又は酸素原子を含む環を形成していて
もよい。かかる低級アルキル、フェニル、ナフチル及び
ベンジルとしては、R3 、R4 、R5 、R6 で例示した
ものと同様の基等を挙げることができ、一般式(VIII)及
び(IX)で示される基の具体例としては、一般式(V) 及び
(VI)で示される基で例示したものと同様の基等を挙げる
ことがでる。ただし、前記一般式(II)において、
2 、X3 、X4 、X5 の少なくとも1つは、ハロゲン
原子を表す。
【0036】本発明において前処理に用いる化合物の製
造方法も特に限定されないが、例えば、一般式(I)で
示される化合物である場合、一般式(X) 〔式中、B1 及びR1 の前記の意味を表す。〕で示され
る化合物、一般式(XI) 〔式中、A1 、R2 及びY1 は前記の意味を表す。〕で
示される化合物、置換又は未置換のピリジン、一般式(X
II) 、(XIII)又は(XIV) 〔式中、R3 、R4 、R5 及びR6 は前記の意味を表
す。〕で示される化合物からなる群から選ばれる2つ又
は3つの化合物を、2,4,6−トリハロゲノ−1,
3,5−トリアジンと、例えば、公知の方法に準拠して
縮合させる方法等で製造することができる。縮合の順序
も特に限定されず、任意の順序で順次縮合させることが
できる。ただし、ここでかかる群から3つの化合物を選
び用いる場合は、少なくとも1つは、一般式(XI)で示
される化合物あるいは置換又は未置換のピリジンを用い
る。
【0037】又、一般式(II)で示される化合物は、例
えば、下式(XV)
【0038】
【化7】
【0039】で示される化合物と、必要に応じて、一般
式(XVI) 又は(XVII) 〔式中、R7 、R8 及びR9 は前記と同じ意味を表
す。〕で示される化合物を、2,4,6−トリハロゲノ
−1,3,5−トリアジンと、例えば、公知の方法に準
拠して縮合させる方法等で製造することができる。
【0040】本発明において前処理に用いる化合物及び
その原料は、遊離酸であっても、その塩であっても、そ
れらの混合物の形であってもよい。好ましくは、アルカ
リ金属塩及びアルカリ土類金属塩であり、具体的には、
ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等を挙げること
ができる。
【0041】本発明で前処理に用いる化合物は、その形
態において、特に限定されるものではなく公知の形態で
よく、粉末状であっても顆粒状であっても、また、溶液
状であっても差し支えない。
【0042】本発明で用いられるカチオン染料として
は、特に限定はないが、例えば、特開昭62─32151 、特
開昭62─158765、特開昭62─104874等に記載のカチオン
染料等を挙げることができる。又、すべてのカチオン染
料は単独で又は混合して用いることができる。
【0043】本発明で用いられるセルロース系繊維も、
特に限定されないが、例えば、木綿、リネン、麻、ジュ
ート、ラミー、レーヨン、ポリノジック、キュプラ繊維
等が例示される。
【0044】勿論、本発明では、セルロース系繊維とポ
リエステル、ナイロン、アクリル、羊毛、絹等との混紡
品であってもよい。
【0045】本発明においてセルロース系繊維を前処理
する方法としては、特に限定されないが、例えば、一般
の反応染料をセルロース系繊維に染色又は捺染する際の
一般的な方法である、吸尽方法、コールドバッチアップ
処理法、パジング処理法、捺染法等に準拠して実施する
ことができる。
【0046】具体的には、吸尽方法に準拠する場合は、
例えば、無水芒硝、結晶芒硝や食塩等の無機中性塩、及
び炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、苛性ソーダ、第三燐酸ソ
ーダ等の酸結合剤の存在下で、セルロース系繊維に、前
記の前処理化合物を作用させる方法等が例示される。こ
の際に用いる無機中性塩や酸結合剤等の使用量について
も限定はないが、少なくとも1g/L以上が好ましく、
また、200g/L以上用いてもよい。これらの無機中
性塩や酸結合剤等の処理浴中への投入は、一度に行って
もよく、また、常法により分割して投入してもよい。更
に、その他、均染剤、緩染剤、浴中柔軟剤等の処理助剤
を併用してもよい。処理温度は通常30〜100℃程度
であるが、好ましくは40〜80℃程度である。コール
ドバッチアップ処理法に準拠する場合は、例えば、無水
芒硝、結晶芒硝や食塩等の無機中性塩、及び苛性ソーダ
やケイ酸ソーダ等の酸結合剤の存在下、セルロース系繊
維を前処理化合物でパジングした後、密封包装材料中に
一定温度で放置する方法等が例示される。パジング処理
法に準拠する場合は、炭酸ソーダや重炭酸ソーダ等の酸
結合剤の存在下、あるいは無水芒硝、結晶芒硝や食塩等
の無機中性塩、及び苛性ソーダやケイ酸ソーダ等の酸結
合の存在下、セルロース系繊維を前処理化合物でパジン
グした後、乾熱又は蒸熱させる方法等が例示される。捺
染法に準拠する場合は、例えば、前処理化合物及び重炭
酸ソーダ等の酸結合剤を含む捺染ペーストを印捺後、乾
熱又は蒸熱により処理する方法や、該繊維素反応性化合
物を含む捺染ペーストを、セルロース系繊維に印捺後、
該セルロース系繊維を、食塩等の無機中性塩及び苛性ソ
ーダやケイ酸ソーダ等の酸結合剤を含む80℃以上の高
温溶液中に投入して処理する方法等が例示される。
【0047】本発明において、前処理したセルロース系
繊維後は、公知の方法等で洗浄される。これを、カチオ
ン染料による染色又は捺染に供するにあたっては、該繊
維は、乾燥したものであっても、未乾燥のままのもので
あってもよい。
【0048】かかる染色又は捺染方法としては、特に限
定はなく、セルロース系繊維を用いること以外は、カチ
オン染料でアクリル系繊維を染色又は捺染する公知の方
法に準拠して実施することができる。
【0049】具体的には、例えば、吸尽方法では、酸性
条件、40〜100℃程度の温度下、緩染剤等の存在下
に、本発明の前処理をしたセルロース系繊維をカチオン
染料で染色する方法等が例示される。また、捺染法で
は、酸性条件下、捺染ペーストを印捺後、乾熱又は蒸熱
により処理する方法等が例示される。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、カチオン染料で、セル
ロース系繊維を染色及び捺染することができ、これによ
り、これまでは得ることができなかった十分濃い濃度と
極めて鮮明な色相を呈するセルロース系繊維の染色物及
び捺染物、及び蛍光色を有するセルロース系繊維の染色
物及び捺染物を得ることができる。
【0051】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、例中、%は重量%を意味する。
【0052】実施例1 遊離酸の形が式(1)
【0053】
【化8】
【0054】で示される化合物5gをイオン交換水20
0mlに完全に溶解させた。この溶液を前処理浴として、
温度を50℃に保ち、未シルケット綿ニット10gを浸
漬し、その後無水芒硝20gを徐々に処理浴に加えた。
同温度で20分間撹拌した後、炭酸ソーダ4gを徐々に
加え、同温度でさらに60分間撹拌を継続した。その後
該綿ニットを取り出し、常法で十分に洗浄し、乾燥し
た。次いで、遊離酸の形が式(2)
【0055】
【化9】
【0056】で示されるカチオン染料0.1gをイオン
交換水200mlに完全に溶解させ、これを染浴として、
ここへカチオン系緩染剤のオスピンTAN(東海製油社
製)0.1g、90%酢酸0.1g及び酢酸ナトリウム
0.05gを加え、温度を60℃に保温し、上記の方法
で処理した綿ニットを投入した後、撹拌を開始した。そ
の後染浴の温度を毎分1℃ずつ上げ、98℃とした後、
同温度でさらに60分間撹拌を継続した。その後該綿ニ
ットを取り出し、常法で十分に洗浄し、乾燥した。得ら
れた染色布は、濃度の濃い極めて鮮明な蛍光色の赤色で
あった。
【0057】実施例2 シルケット加工綿ニット10kgを小型液流染色装置に
セットした。ここへ、イオン交換水50L、遊離酸の形
が式(3)
【0058】
【化10】
【0059】で示される化合物400gを加え、撹拌し
て該化合物を完全に溶解させた後、イオン交換水で全量
を100Lに調整した。ここへ、撹拌しながら無水芒硝
8kgを加えた後、温度を50℃に保ち、同温度で20
分間撹拌した後、炭酸ソーダ1.5kgを2分割して加
え、同温度でさらに60分間撹拌を継続した。その後該
綿ニットを取り出し、常法で十分に洗浄した。次いで、
イオン交換水50Lに完全に溶解させた遊離酸の形が式
(4)
【0060】
【化11】
【0061】で示されるカチオン染料200gを加え、
撹拌しながらオスピンTAN(東海製油社製)100
g、90%酢酸100g及び酢酸ナトリウム50gを加
えた後、イオン交換水で全量が100Lになるように調
整した。これを50℃に昇温した後、さらに毎分1℃ず
つ昇温し、98℃とした後、同温度でさらに40分間撹
拌を継続した。その後該綿ニットを取り出し、常法で十
分に洗浄し、乾燥した。得られた染色布は、濃度の濃い
極めて鮮明な蛍光色の黄色であった。
【0062】実施例3〜32 実施例1において、遊離酸の形が式(1)で示される化
合物の代わりに、遊離酸の形が表1〜6で示される化合
物を用い、表1〜6に示した温度で未シルケット綿ニッ
トを前処理する以外は、実施例1に準じて染色したとこ
ろ、得られた染色布は、濃度の濃い極めて鮮明な蛍光色
の赤色であった。
【0063】実施例33〜62 実施例2において、遊離酸の形が式(2)で示される化
合物の代わりに、遊離酸の形が表1〜6で示される化合
物を用い、表1〜6に示した温度でシルケット加工綿ニ
ットを前処理する以外は、実施例2に準じて染色したと
ころ、得られた染色布は、濃度の濃い極めて鮮明な蛍光
色の黄色であった。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】
【表6】
【0070】実施例63 遊離酸の形が式(5)
【0071】
【化12】
【0072】で示される化合物30g及び重炭酸ソーダ
10gをイオン交換水1000mlに完全に溶解させた。
この溶液を前処理浴として、温度を20℃に保ち、未シ
ルケット綿ニット10gを浸漬し、ピックアップ100
%でパジングした。その後該綿ニットを取り出し、12
0℃で3分間乾熱下で乾燥し、次いで100℃で10分
間蒸熱した後、常法で十分に洗浄し、再度乾燥した。次
いで、遊離酸の形が式(6)
【0073】
【化13】
【0074】で示されるカチオン染料で、該綿ニット
を、該綿ニットに対し、0.5%o.w.f.の濃度で常法に
より染色し、洗浄し、乾燥した。得られた染色布は、濃
度の濃い極めて鮮明な蛍光色の赤色であった。
【0075】実施例64 遊離酸の形が式(7)
【0076】
【化14】
【0077】で示される化合物30gをイオン交換水8
00mlに完全に溶解させ、温度を20℃とした。ここ
へ、予め準備した硅酸ソーダ150g及び38ボーメの
苛性ソーダ15mlを含む水溶液200mlを加え、温度を
20℃とした。この溶液を前処理液として、シルケット
加工綿ニット10gを浸漬し、ピックアップ100%で
パジングした。その後該綿ニットを取り出し、ポリエチ
レンフィルムで密閉し、外気を遮断して乾燥した。この
綿ニットを用い、実施例2と同じ方法により染色を実施
したところ、得られた染色布は、濃度の濃い極めて鮮明
な蛍光色の黄色であった。
【0078】実施例65 遊離酸の形が式(8)
【0079】
【化15】
【0080】で示される化合物30g、尿素50g、ア
ルギン酸ソーダ550g、水350g及び重炭酸ソーダ
20gからなる捺染糊を用い、40番手シルケット綿ニ
ットに常法で印捺し、100℃で10分間蒸熱処理を行
った後、常法で洗浄、乾燥した。カチオン染料Rhodamin
e B (田岡化学工業製)0.1g、オスピンTAN(東
海製油製)0.1g、90%酢酸0.1g及び酢酸ナト
リウム0.05gを、イオン交換水200mlに完全に溶
解させた。この溶液の温度を50℃に保ち、該綿ニット
10gを浸漬した後、毎分1℃ずつ98℃まで昇温し
た。同温度で40分間攪拌した後、該綿ニットを取り出
し、常法で十分に洗浄し、乾燥した。得られた染色布
は、濃度の濃い極めて鮮明な青味の蛍光色の赤色であっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 泰嘉 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロース系繊維を、セルロース系繊維と
    結合し得る反応性基及び水溶性基を有する化合物で前処
    理した後、カチオン染料を用いて染色又は捺染すること
    を特徴とするカチオン染料によるセルロース系繊維の染
    色又は捺染方法。
  2. 【請求項2】前処理に用いる化合物が、セルロース系繊
    維と結合し得る反応性基として、スルファートエチルス
    ルホン基、ビニルスルホン基、モノクロロトリアジン
    基、モノフロオロトリアジン基、モノニコチン酸トリア
    ジン基、ジクロロトリアジン基、ジクロロキノキサリン
    基、ジフルオロモノクロロピリミジン基、ジフルオロピ
    リミジン基及びトリクロロピリミジン基からなる群から
    選ばれる基を少なくとも1つ有することを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前処理に用いる化合物が、水溶性基とし
    て、スルホン酸基、カルボキシル基及び置換されていて
    もよいピリジニオ基からなる群から選ばれる基を少なく
    とも1つ有することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】前処理に用いる化合物が、一般式(I) 【化1】 〔式中、X1 、X6 及びX7 は、互いに独立に、ハロゲ
    ン原子、置換されていてもよいピリジニオ基、一般式(I
    V) (式中、R2 は、水素原子又は置換されていてもよい低
    級アルキルを表し、A1は置換されていてもよいフェニ
    レン、ナフチレン又はアレキレンを表し、Y1 は−SO
    2 CH=CH2 又は−SO2 CH2 CH2 1 を表す
    が、ここでQ1 はアルカリの作用によって脱離する基を
    表す。)で示される基、一般式(III) (式中、R1 は、水素原子又は置換されていてもよい低
    級アルキルを表し、B1は置換されていてもよいフェニ
    ル又はナフチルを表す。)で示される基、一般式(V)、
    (VI) 又は (VII) (式中、R3 、R4 、R5 及びR6 は、互いに独立に水
    素原子、置換されていてもよい低級アルキル、フェニ
    ル、ナフチル又はベンジルを表すが、R3 及びR4は、
    一緒になって、窒素原子又は酸素原子を含む環を形成し
    ていてもよい。)で示される基を表す。ただし、X1
    6 、X7 の少なくとも1つは、ハロゲン原子、置換さ
    れていてもよいピリジニオ基、又は一般式(IV)で示され
    る基を表し、且つX1 、X6 、X7 の少なくとも1つは
    水溶性基を有する。〕で示される化合物、その塩又はそ
    れらの混合物であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】前処理に用いる化合物が、一般式(II) 【化2】 〔式中、X2 、X3 、X4 及びX5 は、互いに独立に、
    ハロゲン原子、一般式(VIII)又は(IX) (式中、R7 、R8 及びR9 は、互いに独立に水素原
    子、置換されていてもよい低級アルキル、フェニル、ナ
    フチル又はベンジル基を表すが、R7 及びR8 は、一緒
    になって、窒素原子又は酸素原子を含む環を形成してい
    てもよい。)で示される基を表す。ただし、X2
    3 、X4 、X5 の少なくとも1つはハロゲン原子を表
    す。〕で示される化合物、その塩又それらの混合物であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】カチオン染料が、蛍光色を有する染料であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方
    法。
JP8134900A 1996-05-29 1996-05-29 カチオン染料によるセルロース系繊維の染色又は捺染方法 Pending JPH09316785A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1995374A2 (en) 2007-05-09 2008-11-26 Denimart S.A.de C.V. Textile products dyed by means of cationic dyes, and process for the manufacture thereof.
WO2008154671A1 (en) * 2007-06-21 2008-12-24 Lenzing Aktiengesellschaft Process for treating cellulosic fibres
CN103215805A (zh) * 2013-04-16 2013-07-24 大连理工大学 一种活性染料无盐染色方法
CN104358119A (zh) * 2014-10-23 2015-02-18 广东溢达纺织有限公司 一种反应型阴离子改性剂及其制备方法
CN114045599A (zh) * 2021-11-02 2022-02-15 晋江七匹狼服装制造有限公司 环保色织格纹面料及其加工工艺

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