JPH09316350A - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物Info
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- JPH09316350A JPH09316350A JP14030496A JP14030496A JPH09316350A JP H09316350 A JPH09316350 A JP H09316350A JP 14030496 A JP14030496 A JP 14030496A JP 14030496 A JP14030496 A JP 14030496A JP H09316350 A JPH09316350 A JP H09316350A
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Abstract
素基を分子内に1個以上有する有機重合体(A)、加水
分解性ケイ素基を有するアミン化合物とオクチルアクリ
レートを反応させることによって得られるケイ素化合物
(B)、および、エポキシシラン(C)を含有する硬化
性組成物。
Description
成物に関し、特に著しく優れた機械物性を有する硬化性
組成物に関する。
を有する有機重合体は、硬化物がゴム弾性を有するとい
う特徴を生かし被覆組成物・密封組成物などの用途に用
いられているが、特に接着剤等のような用途には硬化物
の強度、特にせん断接着強度が不充分であり、実用上問
題がある。
性ケイ素基含有有機重合体にアミノ基含有アルコキシシ
ランまたはこのシランをエポキシ基含有アルコキシシラ
ンやメタクリル基含有アルコキシシランと反応させて得
た変性体を添加してなる組成物が提案されている(特公
昭62−35421)。
加の場合、分子中の第1級アミノ基が硬化物の耐水性を
損なうという問題があり、変性体添加の場合は硬化体の
モジュラス変化が大きく硬化体が脆くなるなどの問題が
あった。
リ塩化ビニルやフッ素鋼板などの被着体に対しては充分
な接着力を得られないという問題があった。
(メタ)アクリル酸エステルを同時に使用する方法(特
開平6−16921)、または両者を反応させて得られ
た付加物を使用する方法(特開平6−88017)によ
って接着性を改善する手法が知られているが、これらの
方法もまたポリ塩化ビニルやフッ素鋼板などの被着体に
対しては充分な接着力を得られないという問題があっ
た。
解決し、その硬化物が著しく優れた機械物性と接着強度
を発現し、特に優れた耐水性を示す硬化性組成物の提供
を目的とする。
り架橋可能な加水分解性ケイ素基を分子内に1個以上有
する有機重合体(A)、加水分解性ケイ素基を有するア
ミン化合物(B−1)と(メタ)アクリル酸エステル
(B−2)とを反応させることによって得られるケイ素
化合物(B)、および、加水分解性ケイ素基を有するエ
ポキシ化合物(C)、を含有することを特徴とする硬化
性組成物である。
加水分解性ケイ素基(以下単に加水分解性ケイ素基とも
いう)を分子内に1個以上有する有機重合体(A)とし
ては、ポリエーテル、ポリエステルおよびポリカーボネ
ートから選ばれる有機重合体から誘導される有機重合体
が挙げられる。また(メタ)アクリル酸エステル、ビニ
ルアルキルエーテル、イソブチレン、ブタジエン、クロ
ロプレン等のジエン類、クロロトリフルオロエチレン、
テトラフルオロエチレン、エチレンまたはプロピレン等
の重合性モノマーと加水分解性ケイ素基含有重合性モノ
マーを共重合して得られる加水分解性ケイ素基含有ビニ
ル系重合体等が挙げられる。
リカーボネートから選ばれる有機重合体から誘導される
有機重合体であることが好ましく、なかでも特にポリエ
ーテルから誘導される加水分解性ケイ素基含有ポリエー
テルが好ましい。
を含有する開始剤にアルキレンオキシドを開環重合反応
させて得られる。アルキレンオキシドとしてはプロピレ
ンオキシド、エチレンオキシド、ブチレンオキシド、エ
ピクロロヒドリン、スチレンオキシド、アリルグリシジ
ルエーテル等がある。またオキセタン、テトラヒドロフ
ラン等も使用できる。
ルボン酸、多価アミン等の多価活性水素化合物、末端不
飽和基含有モノオール、不飽和フェノール、不飽和カル
ボン酸等の不飽和基含有活性水素化合物が挙げられる。
ウム等のアルカリ金属やそれらアルカリ金属の水酸化物
などのアルカリ金属化合物、複合金属シアン化物錯体、
金属ポルフィリン錯体を使用できる。
水酸基含有ポリエーテルから誘導されることが特に好ま
しい。
は、シラノール基やアルコキシシリル基のように、湿分
や硬化触媒等により縮合反応を起こし有機重合体の架橋
によって高分子量化を促進しうるものであり、好ましく
は式2により表される。
は非置換の1価の炭化水素基、Xは水酸基または加水分
解性基、aは1〜3の整数である。
水酸基含有ポリエーテルから誘導される場合、通常、有
機基を介して式2で表される加水分解性ケイ素基が導入
される。よって、本発明における有機重合体(A)は式
3で表される基を有することが好ましい。
aは上記に同じ。
り、炭素数8以下の炭化水素基が好ましい。式2、式3
中、R1 は炭素数1〜20の置換または非置換の1価の
炭化水素基であり、好ましくは炭素数8以下のアルキル
基、フェニル基またはフルオロアルキル基である。特に
好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基、シクロヘキシル基またはフェニル基で
ある。
性基であり、加水分解性基としてはたとえばハロゲン原
子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミド基、アミノ
基、アミノオキシ基、ケトキシメート基またはヒドリド
基である。これらのうち炭素原子を有する加水分解性基
の炭素数は6以下、特には4以下が好ましい。好ましい
Xは炭素数4以下のアルコキシ基、特にはメトキシ基、
エトキシ基またはプロポキシ基である。式2、式3中の
aは2または3が好ましい。
法としては、たとえば、下記の(イ)〜(ヘ)を例示す
るがこれらに限定されない。なお、(イ)〜(ニ)は、
加水分解性ケイ素基含有ポリエーテルの製造方法例であ
り、(ホ)〜(ヘ)は加水分解性ケイ素基含有ビニル系
重合体の製造方法例である。
素基を有する有機ケイ素化合物を水酸基含有ポリエーテ
ルと反応させる方法。
の化合物を示しうる。
(CH3 O)3 Si(CH2 )3 NCO、(CH3 O)
2 (CH3 )Si(CH2 )3 NCO、(CH3 O)3
SiNCO、(CH3 O)2 Si(NCO)2 。
X、aは前記に同じ)で表される水素化ケイ素化合物
と、末端に不飽和基を導入したポリエーテルとを反応さ
せる方法。
水酸基含有ポリエーテルのOHをOM(Mはアルカリ金
属)とした後、塩化アリル等の不飽和基含有ハロゲン化
炭化水素と反応させる方法、または不飽和基および水酸
基と反応しうる官能基を有する化合物を水酸基含有ポリ
エーテルと反応させて、エステル結合、ウレタン結合、
カーボネート結合等を介して不飽和基を導入する方法が
ある。また末端水酸基含有ポリエーテルの製造において
アルキレンオキシドを重合する際に、アリルグリシジル
エーテル等の不飽和基含有アルキレンオキシドを共重合
させることにより側鎖に不飽和基を導入する方法や、開
始剤として末端不飽和基含有モノオールを用いて製造し
た水酸基含有ポリエーテルも使用することにより末端に
不飽和基を導入する方法もある。
リレンジイソシアネート等のポリイソシアネートを反応
させてイソシアネート基末端とした後、該イソシアネー
ト基に式4で表されるケイ素化合物のW基を反応させる
方法。
り、R2 は炭素数1〜20の2価の炭化水素基であり、
Wは水酸基、カルボキシル基、メルカプト基およびアミ
ノ基(第1級または第2級)から選ばれる活性水素含有
基である。
テルの不飽和基と、Wがメルカプト基である式4で表さ
れるケイ素化合物のメルカプト基を反応させる方法。
モノマーまたはそのオリゴマーと他の重合性モノマーま
たはそのオリゴマーとを共重合させる方法。
れる化合物の単独または2種以上の混合物である。
たは1価の炭化水素基であり、R4、R5 は1価の有機
基である。R3 は水素原子または1価の炭化水素基であ
ることが好ましく、R4 、R5 は水素原子、ハロゲン原
子、1価の炭化水素基、フェニル基、アルコキシ基、カ
ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、グリシドキシ
カルボニル基、シアノ基、アルケニル基、アシルオキシ
基、アミド基およびピリジル基から選ばれる基であるこ
とが好ましい。
ンやα−メチルスチレン等のスチレン系モノマー、(メ
タ)アクリル酸、それらのエステルまたは(メタ)アク
リルアミド等の(メタ)アクリル系モノマー、アクリロ
ニトリル、2,4−ジシアノブテン−1等のシアノ基含
有モノマー、酢酸ビニル等のビニルエステル系モノマ
ー、イソプレン、ブタジエン等のジエン系モノマー、イ
ソブチレン等のオレフィンおよびその他不飽和エステル
類、ハロゲン化オレフィン、ビニルエーテル等がある。
ノマーとしては式6で表される化合物が用いられる。
は非置換の1価の炭化水素基であり、Yは水酸基、また
はハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミ
ド基、アミノ基、アミノキシ基、ケトキシメート基等の
加水分解性基であり、R7 は重合性不飽和基を有する有
機残基であり、nは0〜2の整数である。
化9の化合物等が例示される。
(CH3 )(OCH3 )2 、CH2 =C(CH3 )Si
(CH3 )(OCH3 )2 。
移動剤の存在下で重合性モノマーを重合させる方法。
としては具体的には化10の化合物等が例示される。
(CH2 )3 Si(CH3 )(OCH3 )2 。
であることが好ましい。1000〜50000であるこ
とがより好ましく、特には5000〜30000、さら
には8000〜30000が好ましい。
は、式2で表される加水分解性ケイ素基を有することが
好ましく、特にアルコキシシリル基を有することが好ま
しい。アルコキシシリル基としてはトリアルコキシシリ
ル基、ジアルコキシシリル基、モノアルコキシシリル基
などがある。
素基を1分子中に1個有する化合物であることが好まし
い。アミン化合物(B−1)としては、アミノ基として
は第1級アミノ基および/または第2級アミノ基を有す
る化合物であることが好ましく、第1級アミノ基を有す
る化合物であることが特に好ましい。アミン化合物(B
−1)は分子量1000未満の化合物であることが好ま
しい。アミン化合物(B−1)は、式1で表される化合
物であることが特に好ましい。
基、Q2 は炭素数1〜20の置換または非置換の1価の
炭化水素基、Q3 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基またはフェニル基、pは1〜3の整数、qは0〜3の
整数である。
は3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルメト
キシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピ
ルジメチルメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノ
プロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
ル(B−2)としては(1)モノ(メタ)アクリレー
ト、(2)ジ(メタ)アクリレート、(3)ポリ(メ
タ)アクリレートなどがある。
子またはメチル基、Q0 は結合手または、炭素数1〜4
0の直鎖状または分岐鎖状の2価の置換または非置換の
炭化水素基、Tは有機基である。
い。Q1 は水素原子であることが好ましい。Tは置換ま
たは非置換の炭素数1〜40の有機基であることが好ま
しい。テトラヒドロフルフリル基、フェノキシ基、水酸
基および環状アセタール結合から選ばれる1種以上の置
換基または結合部を含有する炭素数1〜40の有機基ま
たはフッ素原子で置換された炭素数1〜40の炭化水素
基であることが好ましい。テトラヒドロフルフリル基、
フェノキシ基および環状アセタール結合から選ばれる1
種以上の置換基または結合部を含有する炭素数1〜40
の有機基であることがもっとも好ましい。なお本発明に
おいて環状アセタール結合とは化13で表される構造を
いう。
素原子、または炭素数1〜20の置換または非置換の1
価の炭化水素基を示す。Z1 〜Z8 はそれぞれ、異なっ
ていても同一でもよい。
具体例を次に挙げる。 (1)モノ(メタ)アクリレートとしては、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−
ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アク
リレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリ
レート、ドデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシル
(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレ
ート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ベヘニル
(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレー
ト。
エーテルモノ(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレングリコールモノオクチルエーテ
ルモノ(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン
グリコールモノアルキルエーテルモノ(メタ)アクリレ
ート。
ト、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート。日本油脂製
のブレンマーAE350(化14)等のポリオキシエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリオキシ
プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ
テトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
等のポリオキシアルキレングリコールモノ(メタ)アク
リレート。グリセロールモノフェニルエーテルモノ(メ
タ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレ
ート、グリセロールジ(メタ)アクリレート等の多価ア
ルコールモノ(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メ
タ)アクリレート。
ート、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプ
ロピルアクリレート、(パーフルオロオクチル)エチル
アクリレート、(パーフルオロノニル)エチルアクリレ
ート等の含フッ素(メタ)アクリレート。
5、nの平均値は1)等の環状アセタール結合含有(メ
タ)アクリレート。
(化16、nの平均値は1)等のテトラヒドロフルフリ
ル基含有(メタ)アクリレート。
7、nの平均値は2.3)等のポリオキシアルキレング
リコールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリレー
ト、グリセロールモノフェニルエーテルモノ(メタ)ア
クリレート(日本化薬製のカヤラッドR−128(化1
8))などのフェノキシ基含有(メタ)アクリレート。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタン
ジオール(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アク
リレート等のアルキレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリオキシエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリオキシプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート等のポリオキシアルキレングリコールジ(メ
タ)アクリレート等、ポリエステルジオールジ(メタ)
アクリレート、日本化薬製のカヤラッドR−604(化
19)等の環状アセタール結合含有ジ(メタ)アクリル
エステル等が挙げられる。
は、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
ル酸エステル(B−2)は混合することにより容易に反
応する。非水条件下でアミン化合物(B−1)を室温〜
180℃で撹拌しながら、(メタ)アクリル酸エステル
(B−2)を滴下することが特に好ましい。アミン化合
物(B−1)と(メタ)アクリル酸エステル(B−2)
は、各々2種以上反応に用いてもよい。
(B−2)中の(メタ)アクリロイルオキシ基の一部ま
たは全部にアミン化合物(B−1)のアミノ基がマイケ
ル付加反応を起こすことによる。
ル酸エステル(B−2)の使用量はモル比で100:1
〜1:100が好ましく、5:1〜1:5が特に好まし
い。
には、ケイ素化合物(B)が加水分解性ケイ素基を1分
子中に1個有する化合物であることが好ましい。このよ
うな化合物を得るためには、アミン化合物(B−1)と
(メタ)アクリル酸エステル(B−2)がモル比1:1
〜1:2で反応することが好ましく、約1:1で反応す
ることが特に好ましい。(メタ)アクリル酸エステル
(B−2)は(メタ)アクリロイルオキシ基を1〜2個
有することが好ましい。ただし、組成物の硬化体に伸び
が特に必要とされない場合はこの限りでない。
(B)の使用重量割合は、(A)/(B)=100/
0.1〜100/40の範囲が好ましい。
物(C)は、エポキシ基を1分子中に1個有する化合物
であることが好ましい。また、加水分解性ケイ素基を1
分子中に1個有することが好ましい。
で表される加水分解性ケイ素基を有することが好まし
く、特にアルコキシシリル基を有することが好ましい。
アルコキシシリル基としてはトリアルコキシシリル基、
ジアルコキシシリル基、モノアルコキシシリル基などが
ある。加水分解性ケイ素化合物(C)は、分子量100
0未満の化合物であることが好ましい。
具体的には3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、3−グリシジルオキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリエトキシ
シラン、3−グリシジルオキシプロピルエチルジエトキ
シシランが挙げられる。
素化合物(C)の使用重量割合は、(A)/(C)=1
00/0.1〜100/20の範囲が望ましい。
媒、充填剤、可塑剤、その他の添加剤などが必要に応じ
て添加できる。
を硬化させるにあたっては加水分解性ケイ素基の硬化反
応を促進する硬化触媒を使用してもよい。具体例として
は下記の化合物が挙げられる。それらの1種または2種
以上が使用される。硬化触媒は有機重合体(A)100
重量部に対して0〜10重量部使用することが好まし
い。
塩、ビスマストリス(2−エチルヘキソエート)等の金
属塩、リン酸、p−トルエンスルホン酸、フタル酸等の
酸性化合物、エチレンジアミン、ヘキサンジアミン等の
脂肪族ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン等の脂肪族ポリ
アミン類、ピペリジン、ピペラジン等の複素環式アミン
類、m−フェニレンジアミン等の芳香族アミン類、アル
カノールアミン類、ジブチルアミン−2−エチルヘキソ
エート等のようなアミン塩、エポキシ樹脂の硬化剤とし
て用いられる各種変性アミン等のアミン化合物。
ウレート、ジオクチルスズジラウレートおよび化20の
カルボン酸型有機スズ化合物およびこれらのカルボン酸
型有機スズ化合物と上記のアミン類との混合物。
ズオキシド、およびこれらの有機スズオキシドと酢酸、
エチルシリケート、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジ
エチル、マレイン酸ジオクチル、フタル酸ジメチル、フ
タル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル等のカルボン酸や
エステル化合物との反応生成物。
らのスズ化合物とアルコキシシランとの反応生成物(た
だし、acacはアセチルアセトナト配位子)。
n(OCOCH=CHCOOC4H9-n)2 、(n-C8H17)2Sn(OCOCH=CHCOOCH
3)2 、(n-C8H17)2Sn(OCOCH=CHCOOC4H9-n)2、(n-C8H17)2
Sn(OCOCH=CHCOOC8H17-iso)2 。
OO) 、(n-C8H17)2Sn(SCH2CH2COO)、(n-C8H17)2Sn(SCH2C
OOCH2CH2OCOCH2S)、(n-C4H9)2Sn(SCH2COOC8H17-iso)2、
(n-C8H17)2Sn(SCH2COOC8H17-iso)2 、(n-C8H17)2Sn(SCH
2COOC8H17-n)2 、(n-C4H9)2SnS。
2 、(n-C4H9)2 (C8H17O)Sn(acac)。
2 、(n-C4H9)2(CH3O)SnOSn(OCH3)(n-C4H9)2 。
使用できる。充填剤の使用量は有機重合体(A)100
重量部に対して0〜1000重量部、特に50〜250
重量部が好ましい。充填剤の具体例としては以下のもの
が挙げられる。これらの充填剤は単独で用いてもよく、
2種以上併用してもよい。
シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブラッ
ク、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレ
ー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナ
イト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバル
ーン、木粉、パルプ、木綿チップ、マイカ、くるみ穀
粉、もみ穀粉、グラファイト、アルミニウム微粉末、フ
リント粉末等の粉体状充填剤、石綿、ガラス繊維、ガラ
スフィラメント、炭素繊維、ケブラー繊維、ポリエチレ
ンファイバー等の繊維状充填剤。
が使用できる。可塑剤の使用量は有機重合体(A)10
0重量部に対して0〜100重量部が好ましい。可塑剤
の具体例としては以下のものが挙げられる。
フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸エステル類。アジ
ピン酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、セバシン酸
ジブチル、オレイン酸ブチル等の脂肪族カルボン酸エス
テル。ペンタエリスリトールエステルなどのアルコール
エステル類。リン酸トリオクチル、リン酸トリクレジル
等のリン酸エステル類。エポキシ化大豆油、4,5−エ
ポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシステ
アリン酸ベンジル等のエポキシ可塑剤。塩素化パラフィ
ン。2塩基酸と2価アルコールとのポリエステル類など
のポリエステル系可塑剤、ポリオキシプロピレングリコ
ールやその誘導体等のポリエーテル類、ポリ−α−メチ
ルスチレン、ポリスチレン等のポリスチレンのオリゴマ
ー類、ポリブタジエン、ブタジエン−アクリロニトリル
共重合体、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリブ
テン、水添ポリブテン、エポキシ化ポリブタジエン等の
オリゴマー類等の高分子可塑剤。
下で硬化し、特に弾性シーラント用、接着剤用として使
用できる。硬化性組成物は接着強度に優れ、特にフッ素
鋼板に対する接着性に優れる。よって、外壁材、サッシ
等フッ素系塗料またはフッ素系コーティング剤が塗布さ
れた建材用の接着剤やシーリング剤として適する。
明する。例1〜24中、例1〜4、7、10、13、1
6、19および22は比較例、その他は実施例である。
鉛ヘキサシアノコバルテート触媒にてプロピレンオキシ
ドの重合を行い、ポリオキシプロピレントリオールを得
た。ナトリウムメチラートのメタノール溶液を加えて、
メタノールを留去した後、塩化アリルを加えて末端の水
酸基をアリルオキシ基に変換した。ついで得られた末端
アリルオキシ基含有ポリオキシアルキレン化合物にメチ
ルジメトキシシランを白金触媒の存在下に反応させてア
リル基をメチルジメトキシシリルプロピル基に変換し、
平均分子量17000のポリエーテルA1を得た。
計、コンデンサを備えた500mLフラスコに、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン(111g、0.5mol)を加え、非水条件
下で水酸基含有モノアクリレート(ブレンマーAE−3
50、日本油脂製、化14参照、189.5g、0.5
mol)を室温で滴下し、さらに2時間反応させ化合物
B1を得た。
計、コンデンサを備えた1000mLフラスコに、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン(111g、0.5モル)を加え、非水条件で
テトラエチレングリコールジアクリレート(NKエステ
ルA−400、新中村化学製、254g、0.5モル)
を室温で滴下し、さらに4時間反応させケイ素化合物B
2を得た。
に、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン(111g、0.5mol)を加え、
非水条件下でテトラヒドロフルフリル基含有モノアクリ
レート(カヤラッドTC−110S、日本化薬製、化1
6参照、142g、0.5mol)を室温で滴下し、さ
らに4時間反応させ化合物B3を得た。
に、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン(111g、0.5mol)を加え、
非水条件下でフェノキシ基含有モノアクリレート(カヤ
ラッドR−564、日本化薬製、化17参照、124.
5g、0.5mol)を室温で滴下し、さらに3時間反
応させ化合物B4を得た。
に、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン(111g、0.5mol)を加え、
非水条件下で環状アセタール含有モノアクリレート(カ
ヤラッドR−644、日本化薬製、化15参照、185
g、0.5mol)を室温で滴下し、さらに4時間反応
させ化合物B5を得た。
に、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン(111g、0.5mol)を加え、
非水条件下で環状アセタール含有ジアクリレート(カヤ
ラッドR−604、日本化薬製、化19参照、166
g、0.5mol)を室温で滴下し、さらに5時間反応
させ化合物B6を得た。
に、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン(111g、0.5mol)を加え、
非水条件下でフェノキシ基および水酸基含有モノアクリ
レート(カヤラッドR−128H、日本化薬製、化18
参照、111g、0.5mol)を室温で滴下し、さら
に3時間反応させ化合物B7を得た。
重量部(以下、部とする)に対し、炭酸カルシウム15
0部、チキソ性付与剤3部、化合物B1〜B7またはP
1のうち表に示す化合物を表に示す部、ビニルトリメト
キシシラン5部、エポキシシランを表に示す部、硬化触
媒としてジブチルスズオキシドとフタル酸ジオクチルの
反応物を2部加えよく混合した後、湿分下硬化養生さ
せ、JIS K6850に準拠してアルミニウム板対ア
ルミニウム板の引張せん断接着性を評価した。さらにこ
れを20℃で7日イオン交換水に浸けた後同様に試験を
行い耐水接着性を評価した。
合物P1はN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシランである。またエポキシシランと
しては3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラ
ンを使用した。
械強度を発現し、特に優れた接着強度を有する硬化性組
成物を与えるという効果を有する。
Claims (8)
- 【請求項1】加水分解により架橋可能な加水分解性ケイ
素基を分子内に1個以上有する有機重合体(A)、加水
分解性ケイ素基を有するアミン化合物(B−1)と(メ
タ)アクリル酸エステル(B−2)とを反応させること
によって得られるケイ素化合物(B)、および、加水分
解性ケイ素基を有するエポキシ化合物(C)、を含有す
ることを特徴とする硬化性組成物。 - 【請求項2】アミン化合物(B−1)が、加水分解性ケ
イ素基を1分子中に1個有する化合物である、請求項1
の硬化性組成物。 - 【請求項3】アミン化合物(B−1)が、第1級アミノ
基および/または第2級アミノ基を有する化合物であ
る、請求項1の硬化性組成物。 - 【請求項4】アミン化合物(B−1)が、式1で表され
る化合物である請求項1の硬化性組成物。 【化1】 X0 pQ2 3-pSi(CH2)3(NHCH2 CH2)q NHQ3 ・・・式1 式1中、X0 は水酸基または加水分解性基、Q2 は炭素
数1〜20の置換または非置換の1価の炭化水素基、Q
3 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはフェニ
ル基、pは1〜3の整数、qは0〜3の整数である。 - 【請求項5】ケイ素化合物(B)が、(メタ)アクリル
酸エステル(B−2)中の(メタ)アクリロイルオキシ
基の一部または全部にアミン化合物(B−1)のアミノ
基をマイケル付加させることによって得られる化合物で
ある請求項1、2、3または4の硬化性組成物。 - 【請求項6】エポキシ化合物(C)がエポキシ基を1分
子中に1個有する化合物である、請求項1、2、3、4
または5の硬化性組成物。 - 【請求項7】エポキシ化合物(C)が加水分解性ケイ素
基を1分子中に1個有する化合物である、請求項1、
2、3、4または5の硬化性組成物。 - 【請求項8】加水分解性ケイ素基が式2で表される基で
ある、請求項1、2、3、4、5、6または7の硬化性
組成物。 【化2】−SiXa R1 3-a・・・式2 式2中、R1 は炭素数1〜20の置換または非置換の1
価の炭化水素基、Xは水酸基または加水分解性基、aは
1〜3の整数である。
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