JPH09315456A - 分別廃棄容易なヒンジキャップ - Google Patents

分別廃棄容易なヒンジキャップ

Info

Publication number
JPH09315456A
JPH09315456A JP9025377A JP2537797A JPH09315456A JP H09315456 A JPH09315456 A JP H09315456A JP 9025377 A JP9025377 A JP 9025377A JP 2537797 A JP2537797 A JP 2537797A JP H09315456 A JPH09315456 A JP H09315456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
cap body
cap
skirt
skirt portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9025377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4095129B2 (ja
Inventor
Hidehiko Omi
英彦 近江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Japan Crown Cork Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Crown Cork Co Ltd filed Critical Japan Crown Cork Co Ltd
Priority to JP02537797A priority Critical patent/JP4095129B2/ja
Publication of JPH09315456A publication Critical patent/JPH09315456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4095129B2 publication Critical patent/JP4095129B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器口部に装着されている状態では密封信頼
性のある密封構造を形成できると共に、使用後には格別
の器具を使用することなしに容器口部から容易に取り外
し可能であり、しかも連続した一工程で生産可能で且つ
TE性にも優れたヒンジキャップを提供する。 【解決手段】 このヒンジキャップは、キャップ本体
と、キャップ本体のスカート部の外面を覆うように該キ
ャップ本体に一体に設けられた外筒と、外筒の上端にヒ
ンジ連結された上蓋とから成り、キャップ本体スカート
部には軸線方向に延びる複数個の切欠きが周方向に間隔
をおいて設けられ、キャップ本体スカート部と外筒とは
切断面を介して分離しているが、少なくとも複数個の破
断可能な橋絡部を介して一体に形成され、キャップ本体
スカート部外面と外筒内面とは、少なくともキャップ本
体が容器口部に装着されている状態において前記切断面
の部分で密着していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分別廃棄容易なヒ
ンジキャップに関し、より詳細には、信頼性のある密封
を形成できると共に容易に容器口部から取り外すことが
可能な分別廃棄容易なヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックキャップは、一体成形が可
能で、成形性に優れると共に、可撓性にも優れているた
め、打栓操作により容器口部に固定することができ、従
来より種々の形態で広く用いられている。密封性に優れ
ると共に、使用後には容器口部から道具を用いずに容易
に取り外すことができるようにしたプラスチックキャッ
プは、既に種々提案されており、例えば実開平6−59
247号公報には、天板部に立設された嘴部と、破断部
により開口される開口部と、この天板部の周縁に下向き
に立設され、容器口部に装着される外周部と、この外周
部の上方に突設され螺子部を有する外筒とからなる注出
口に、この外筒と外周部とを覆う長さを有し、かつ前記
外筒の螺子部に螺着可能な螺子部を設けた側壁と、この
側壁にヒンジ部を介在させて蓋体を連接したオーバーキ
ャップを装着してなる注出口であって、前記外周部が末
広がり状であり、該オーバーキャップを注出口に螺着す
ると前記側壁が前記外周部を押圧して、注出口が容器口
部に固定されることを特徴とする、容易に取り外しでき
る注出口が開示されている。
【0003】上記先行技術に開示されている注出口、即
ちプラスチックキャップは、容器口部に装着される外周
部と外周部に一体に設けられた外筒、側壁と側壁にヒン
ジ連結されたオーバーキャップとから成るものであり、
側壁は外筒に螺着され、この状態で側壁が外周部を覆い
且つ内側(容器側)に押圧し、これにより密封性が確保
されるというものである。また外周部には切り目が設け
られており、側壁を外筒から取り外すと、外周部が外側
に広がった状態となり、これを容器口部から容易に取り
外すことができるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、栓抜
等の格別の道具を必要とせずに、手による開封を可能に
し、また密封性も良好であるという点で意義深いもので
はあるが、生産性の点で問題がある。即ち、この従来技
術のキャップは、外周部と外筒との組み合わせ部材(キ
ャップ本体)と、側壁とオーバーキャップとの組み合わ
せ部材(上蓋)との2つの構成要素とから成っている。
このため、このキャップは、キャップ本体と上蓋とを別
個独立の工程で成形し、その後にこれらを螺子締結する
ことによって製造されるというものである。従って、こ
のキャップは、基本的に2つの独立した成形工程が必要
であり、生産性が極めて低いという欠点がある。
【0005】また上記のキャップは、タンパーエビデン
ト(TE)性を全く有していないという欠点もある。即
ち、一度容器口部から取り外された場合にも、再びキャ
ップ本体を容器口部に装着し、上蓋を螺子締結してしま
えば、第三者は、この事実を全く認識することができ
ず、不正使用防止機能の点で満足し得るものではない。
【0006】従って、本発明の目的は、容器口部に装着
されている状態では密封信頼性のある密封構造を形成で
きると共に、使用後には格別の器具を使用することなし
に容器口部から容易に取り外し可能であり(即ち、分別
廃棄性が良好である)、しかも、連続した一工程で生産
可能な生産性に優れたプラスチックキャップを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、不正使用防止機能、
即ちTE性にも優れたプラスチックキャップを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、頂板部
及びスカート部から成り、頂板部には内容物排出用開口
もしくは開口予定部が形成され、且つスカート部内面に
は容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本
体;該キャップ本体のスカート部の外面を覆うように該
キャップ本体に一体に設けられた外筒;及び、該外筒の
上端部分にヒンジ連結された上蓋;とから成るヒンジキ
ャップにおいて、前記キャップ本体のスカート部には軸
線方向に延びる複数個の切り欠きが周方向に間隔をおい
て設けられ、該キャップ本体のスカート部と該外筒とは
切断面を介して分離しているが、切断面よりも上側或い
は下側の複数個の破断可能な橋絡部を介して一体に形成
されていると共に、キャップ本体スカート部外面と外筒
内面とは、少なくともキャップ本体が容器口部に装着さ
れている状態において前記切断面の部分で密着している
ことを特徴とする分別廃棄性に優れたヒンジキャップが
提供される。
【0008】このヒンジキャップでは、キャップ本体頂
板部の上面周縁部には周状小突起を設け、上蓋内面に
は、該周状突起上端と当接し得るような水平面を形成し
ておくのがよい。またキャップ本体頂板部に開口予定部
が形成されている時には、この開口予定部には、開封用
タブを設けておくことが好適である。
【0009】本発明のヒンジキャップは、打栓に際して
は外筒がキャップ本体スカート部を保護し、容器口部を
閉栓している状態においては、外筒が切断面を介してキ
ャップ本体スカート部外面と密着して密封性を保持し、
また開栓に際しては、外筒を押し上げ或いは押し下げる
ことにより、橋絡部を破断して該外筒を上蓋と一体で取
り外すことができる。外筒が取り外されると、キャップ
本体スカート部の容器口部からの離脱が格別の工具を用
いることなく容易に行われる。
【0010】また本発明では、上記橋絡部に加えてさら
に破断不能な連結部を介してキャップ本体スカート部と
外筒とを連結しておくことができる。この場合には、上
蓋と共に外筒を上方に持ち上げて橋絡部を破断すると、
連結部は破断されずに残るので、この状態で上蓋と共に
外筒を持ち上げることにより、キャップ本体も外筒と一
体に持ち上げられ、かくして外筒とキャップ本体とを一
回の作業で容器口部から容易に取り外すことができる。
尚、本明細書において、破断不能な連結部とは、外筒を
押し下げたり或いは押し上げたりした場合にも破断しな
いように連結部が形成されていることを意味する。即
ち、外筒の押し下げ或いは押し上げによって、橋絡部は
破断するが連結部は破断しないように形成されているも
のである。
【0011】更に本発明において、キャップ本体頂板部
に開口予定部を有するタイプのものでは、良好なタンパ
ーエビデント(TE)性も有する。
【0012】本発明のキャップは、キャップ本体と、外
筒と、上蓋とから成るが、これらの部材は、一体に形成
されていることが極めて重要な特徴である。即ち、上蓋
は外筒にヒンジ連結されており、また外筒は、破断可能
な橋絡部或いは更に破断不能な連結部を介してキャップ
本体スカート部に一体に形成されている。従って、本発
明のキャップは、実質的に一つの成形工程で製造される
ため、生産性が極めて高い。
【0013】また、キャップ本体のスカート部に、軸線
方向に延びる複数個の切り欠きを周方向に間隔をおいて
設けたことにより、外筒を取り外せば、スカート部が径
外方向に広がり、これによりキャップ本体の容器口部か
らの取り外しが容易に行われる。さらに上記切欠きは、
スカート部下端から上方に延びており、特にスカート部
内面に形成されている容器口部との係合用突起の上端よ
りも上方に延びていることが好ましい。
【0014】また本発明では、キャップ本体のスカート
部と該外筒とは切断面を介して分離しているが、これら
を切断面よりも上側或いは下側の複数個の破断可能な橋
絡部を介して一体に形成すると共に、キャップ本体スカ
ート部外面と外筒内面とは前記切断面の部分で密着する
ようにする。即ち、スカート部と外筒とは、前記橋絡部
を除く部分において切断面の部分で密着し、連結部を設
けた場合には、橋絡部及び連結部を除く部分において切
断面の部分で密着する。スカート部と外筒とが切断面の
部分で密着させることにより、少なくとも閉栓状態でキ
ャップ本体スカート部が外筒によりタガ締めされ、スカ
ート部が外方に広がるのが防止され、容器口部に対する
確実な密封性が維持される。これは、スカート部に軸方
向に延びる切り欠きが設けられている本発明のキャップ
の場合特に重要である。即ち、スカート部の切り欠き
は、容器口部とスカート部の突起との係合状態を弱める
ように作用するが、これに外筒によるタガ締め力が作用
することにより、係合状態を強固且つ確実のものとでき
る訳である。
【0015】また、切断面よりも上側或いは下側に、キ
ャップ本体のスカート部と外筒とを連結する複数個の破
断可能な橋絡部を設けたので、切断面の刻設が橋絡部に
悪影響を及ぼすのが防止され、更に打栓時にも、キャッ
プ本体スカート部外面と外筒内面とが切断面の部分で密
着するので、破断しやすい橋絡部に外力が作用するのが
防止され、打栓時において橋絡部の保護がなされる。
【0016】キャップ本体頂板部の上面周縁部には周状
小突起を設け、且つ上蓋内面には、これを閉じた時に該
周状突起の上端と当接し得るような水平面を全周にわた
って形成しておくと、打栓時やキャップの搬送乃至供給
時において、この周状突起がストッパーとして作用し、
上蓋に加わる圧力が周状突起により受け止められるの
で、破断しやすい橋絡部への外力の作用は一層有効に防
止され、橋絡部の保護は万全となる。
【0017】また、外筒を押し上げ或いは押し下げるこ
とにより、前記切断面で、外筒とスカート部との間でず
れを生じ、キャップ本体と外筒を連結する橋絡部が剪断
力により切断される。キャップ本体スカート部には切り
欠きが設けられているため、外筒がこのスカート部から
取り外されると、スカート部の径外方向への広がりが自
由となり、キャップ本体は容易に容器口部から離脱可能
となり、道具を用いずに容易に開封することができる。
【0018】また橋絡部が破断されていれば、既にキャ
ップ本体が容器口部から取り外されたことがあることを
示す。従って、キャップ本体頂板部に開口予定部が形成
されているタイプのヒンジキャップでは、TE性が向上
する。
【0019】また、本発明では、キャップ本体スカート
部、外筒及び上蓋を一体に射出又は圧縮成形した後、キ
ャップ本体スカート部と外筒との間にカッター等で切り
込みを入れて、橋絡部を除く部分或いは橋絡部と連結部
とを除く部分を分離させることにより形成されるため、
通常のコアとキャビテイとから成る金型を用いることに
より製造されるので、成形操作も容易である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。本発明のヒンジキャップの一実施例
を示す側断面図(図1)、図1のヒンジキャップの上蓋
を開放した状態を示す図2(図中、Aは上面図、Bは側
面図、Cは下面図)、ヒンジキャップを容器口部に装着
した状態での側断面図(図3)において、本発明のヒン
ジキャップは、大まかにいって、キャップ本体1と、こ
れに連なる外筒2と、該外筒2の上端にヒンジ連結
(3)された上蓋4とからなる。図1及び図2から理解
されるように、上蓋4は、これを旋回して閉じることに
よりキャップ本体1を完全に覆い(図1)、これを旋回
して開放することにより、キャップ本体1が露出し、容
器内容液の注ぎ出しが行われる(図2)。キャップ本体
1は、頂板部5とその外周から垂下しているスカート部
6とから成る。また図4には、容器口部50に装着され
たキャップ本体1から外筒2と上蓋4とを取り外した状
態を示した。
【0021】図3に最もよく示されている様に、スカー
ト部6の内周には、容器口部50の外周側の凹部51と
係合する突起7が形成されており、容器口部50を頂板
部5の内面に密接させ、密封を行わせるようになってい
る。また、この具体例においては、頂板部5の内面に
は、容器口部50の内周側と係合するインナーリング8
が形成されていて、容器口部50の内周側でも密封が行
われ、密封が一層確実なものとなるようになっている。
【0022】また図1及び図3において、キャップ本体
1の頂板部5には、スコア10によって開口予定部11
が形成されており、この開口予定部11には、開封タブ
12が設けられている。即ち、開封タブ12を引っ張る
ことによってスコア10が破断し、開口予定部11に開
口が形成され、この開口を通して容器内容液の注ぎ出し
が行われる。この場合、開封タブ12は、手で引っ張り
易くするためにリング状に形成され、その内面に滑り止
め用のローレット状突起13を設けておくのがよい。ま
た頂板部5の外面には、開口予定部11を取り囲む様に
して、周状突起14が設けられている。即ち、内容液の
注ぎ出しに際して、この周状突起14が案内となって、
液の注ぎ出しがスムーズに行われる。
【0023】また上蓋4の内面には、これを閉じた時
に、前記周状突起14の内周面に密着し得るような周状
下方突起15が形成されている。即ち、開口予定部11
に開口が形成されている状態においても、上蓋4を閉じ
ると、開口が完全に閉じられ、良好な密封性が確保され
るというものである。尚、図1及び図2(A)に示され
ている様に、開口予定部11を取り囲む様に設けられて
いる周状突起14は、外筒2と上蓋4とのヒンジ連結部
3と反対側の半周部分(14a)は背が高く、且つヒン
ジ連結部3側の半周部分(14b)は背が低くなってい
るのがよい。このようにすることにより、上蓋4を閉じ
た時、上蓋4に設けられている周状下方突起15がスム
ーズに周状突起14内に入り込み、上蓋4の旋回が妨げ
られないからである。また、内容液の注ぎ出しはヒンジ
連結部3とは反対側から行われるため、周状突起14の
注ぎ出し用案内としての機能が損なわれることもないか
らである。
【0024】外筒2は、スカート部6の外面の周囲を覆
うように設けられている。この外筒2で覆われたキャッ
プ本体1のスカート部6には、特に図4によく示されて
いる様に、軸線方向に延びる複数個の切り欠き20が周
方向に間隔をおいて設けられている。またキャップ本体
1のスカート部6と外筒2とは、周状の切断面21を介
して分離されていると共に、スカート部6と外筒2と
は、上記切断面21の上端にある複数個の破断可能な橋
絡部22を介して一体に形成されている。特に図2Aに
は橋絡部22が明確に示されており、図4には、スカー
ト部6及び外筒2(キャップ本体1から外された状態に
ある)に、それぞれ橋絡部残渣22’の形で橋絡部22
が示されている。キャップ本体スカート部6の外面と外
筒2の内面とは、キャップ本体1が容器口部50に閉栓
されている状態(図3)において、前記切断面21の部
分で相互に密着されている。
【0025】前記橋絡部22を破断して外筒2をキャッ
プ本体1から切り離すと、キャップ本体1のスカート部
6に設けられている軸線方向に延びる複数個の切り欠き
20の作用により、スカート部6が径外方向に広がり、
これにより容器口部50の外周側の凹部51とスカート
部内向き突起7との係合が解除されて、キャップ本体1
の容器口部50からの取り外しが容易に行われるという
ものである。従って、その設置個数や周方向間隔はこれ
らの観点から適宜決定される。本発明のキャップにおい
て、スカート部6に設ける切り欠き20の数は、キャッ
プの口径等によっても相違するが、一般に2〜20、特
に8〜12の範囲が好ましい。また、この切欠き20
は、図4と図1乃至図3とを比較すれば明らかな通り、
スカート部6の下端から軸線方向に沿って上方に延びて
おり、その上端が、容器との係合用の突起7の上側に位
置するようになっていることが好ましい。切欠き20の
上端がこのような位置に設定されていることにより、突
起7と容器との係合を弱め、キャップ本体1を容器から
容易に取り外すことが可能となるからである。
【0026】更に、スカート部6と外筒2とを切断面2
1の部分で密着させることにより、キャップ本体1が容
器口部50に装着されている状態でキャップ本体スカー
ト部6が外筒2によりタガ締めされ、スカート部6が外
方に広がるのが防止され、容器口部50に対する確実な
密封性が維持される。スカート部6に軸方向に延びる切
り欠き20が設けられている本発明のキャップの場合、
この密接状態が特に重要である。即ち、スカート部6の
切り欠き20は、容器口部50に設けられている外周の
凹部51とスカート部6の突起7との係合状態を弱める
ように作用するが、これに外筒2によるタガ締め力が作
用することにより、係合状態を強固且つ確実のものとす
ることができる。
【0027】上述した例において、キャップ本体スカー
ト部6と外筒2とは、破断可能な橋絡部22のみによっ
て連結されている。従って、例えば外筒2とヒンジ連結
されている上蓋4を指で引っ張り上げ或いは押し下げる
ことにより、前記切断面21で、外筒2とスカート部6
との間でずれを生じ、キャップ本体1と外筒2を連結す
る橋絡部22が剪断力により容易に切断される。図4
は、容器口部50に装着固定されているキャップ本体1
から外筒2を切り離した状態を示しており、キャップ本
体スカート部6には切り欠き20が設けられているた
め、外筒2がこのスカート部6から取り外されると、ス
カート部6の径外方向への広がりが自由となり、キャッ
プ本体1は容易に容器口部50から離脱可能となり、格
別の道具を用いずに容器口部50から容易に取り外すこ
とができる。尚、図4において、破断した橋絡部22の
残渣は22’で示した。かくして本発明によれば、使用
済キャップを容器と分離しての廃棄、即ち、分別廃棄を
容易に行うことが可能となる。
【0028】キャップ本体スカート部6と、外筒2との
間に設ける橋絡部22の数及び位置は、打栓時等におい
て、橋絡部22の破損が防止され且つキャップ本体1を
容器口部50から取り外そうとする時には(即ち、キャ
ップを廃棄する時)、該橋絡部22の破断が容易に行わ
れ、外筒2を速やかにスカート部6から切り離すことが
できればよく、この限りにおいて、その位置及び個数は
特に制限を受けない。一般的には、橋絡部22の切断面
21方向(キャップ軸方向)の断面積は、1個当たり0.
1乃至1.5mm2 、特に0.2乃至1.0mm2 の範囲にあ
ることが好適である。また、図1乃至4の例では、橋絡
部22は切断面21の上側に設けられているが、切断面
21の下側に橋絡部22を配置することもできる。
【0029】上述した例のキャップは、キャップ本体1
の頂板部5の外面に開口予定部11を有しており、上蓋
4を旋回して開放し、スコア10の破断によって開口予
定部11に形成された開口を通して内容液の注ぎ出しが
行われるものであるが、この種のキャップにおいては、
TE性も極めて良好である。即ち、キャップ本体1を容
器口部50から取り外すためには、外筒2をキャップ本
体から切り離すことが必要である。従って、この種のキ
ャップにおいては、外筒2が切り離されていれば、開口
予定部11に開口が形成されていなくとも、キャップが
容器口部50から取り外されたことを示すからである。
勿論、本発明は、上述したタイプのキャップに限定され
るものではなく、例えばキャップ本体1の頂板部5の外
面には、始めから開口が形成されたタイプのキャップに
も適用できる。この場合には、TE性に向上効果はない
が、前述した分別廃棄性や密封性等の利点は十分に備え
ている。
【0030】本発明においては、図1及び3に明瞭に示
されている様に、キャップ本体頂板部5の上面周縁部に
は周状小突起30を設け、且つ上蓋4の内面には、これ
を閉じた時に該周状突起30と係合し得るような水平面
31を全周にわたって形成しておくことが望ましい。即
ち、上述したキャップでは、キャップ本体スカート部6
と外筒2とは、破断可能な橋絡部22のみによって連結
されている。このため、打栓時やキャップの搬送乃至供
給時等において、軸方向荷重が橋絡部22に集中してし
まい、該橋絡部22の破断を生じてしまうおそれがあ
る。上記の様な周状突起30と水平面31とを形成して
おけば、周状突起30がストッパーとして作用し、上蓋
4に加わる軸方向荷重が周状突起30により受け止めら
れるので、破断しやすい橋絡部22への圧力集中が有効
に防止され、橋絡部22の保護は万全となる。
【0031】また本発明では、外筒2は、その下端2a
が容器口部50の外周側の凹部51の部分にまで延びて
いることが必要である。即ち、その下端2aが凹部51
の部分にまで延びていないと、外筒2によるキャップ本
体スカート部6の締付け力が不十分となり、十分な密封
性を確保できないからである。また、外筒2は、このよ
うな大きさを有している限り、例えば外筒2の下端が、
図3等に示されている様に、キャップ本体スカート部6
の下端よりも下方に位置していてもよいし、或いはキャ
ップ本体スカート部6の下端とほぼ水平位置にあっても
よいし、それよりも上側に位置していてもよい。但し、
一般的には、工具等をスカート部6の下端に直接当てて
キャップをこじあける等の不正を防止するという見地か
ら、外筒2の下端2aを、スカート部6の下端よりも下
方に位置せしめるのがよい。
【0032】以上説明した実施例では、橋絡部22は、
切断面21の上側に設けられているが、先にも簡単に触
れた通り、橋絡部22を切断面21の下側に設けること
もできる。ただ、TE性の点から言えば、橋絡部22が
切断面21の上側に設けられていることが好ましい。こ
の場合には、上蓋4を閉じた状態で切断面21の成形を
行うことができるので、生産性が高くなるからである。
また、橋絡部22が外部から一見して分かり、開封の事
実が一層明確となるという利点もある。
【0033】また前述した図1乃至図4の例では、キャ
ップ本体スカート部6と外筒2とは、破断可能な橋絡部
22のみによって連結されているが、本発明では、この
ような橋絡部と共に破断不能な連結部を設け、橋絡部と
連結部とによってスカート部6と外筒2とを一体に連結
することができる。この例を図5に示す。
【0034】図5は、上記の連結部(図5において60
で示す)を設けたヒンジキャップの上蓋を開放した状態
を示す平面図であり、このヒンジキャップは、連結部6
0が設けられている点を除けば、図1乃至図3に示され
たキャップと同じ構造を有している。図5において、橋
絡部22と連結部60との幅を比較すれば明らかな通
り、この連結部60は、かなり幅が大きく、従って橋絡
部22は外筒2の引き上げ等により容易に破断するが、
この連結部60は破断不能となっている。
【0035】図5のキャップでは、容器口部50に装着
されている状態において、上蓋4を手で持ちながら、連
結部60を支点として外筒2を上方に引っ張り上げれ
ば、橋絡部22が破断し、この部分のスカート部6が開
放される。しかるに、図1乃至3のキャップでは、橋絡
部22の破断により、図4に示されている様に外筒2と
キャップ本体1とが完全に分離するが、図5のキャップ
では、橋絡部22が破断しても、連結部60を介して外
筒2とキャップ本体1とは一体に連結されており、この
点において、図1乃至3のキャップと異なっている。即
ち、図5のキャップは、橋絡部22が破断した状態でさ
らに上蓋4を手で持ち外筒2を上方に引っ張り上げるこ
とにより、上蓋4を備えた外筒2とキャップ本体1と
を、一体にして容器口部50から取り外すことができる
のであり、これは、図5のキャップの大きな利点であ
る。
【0036】図5において、連結部60は、上蓋4と外
筒2とのヒンジ連結部3とは反対側に形成されているこ
とが望ましい。このような位置に連結部60を形成して
おくことにより、上蓋4を手で持って連結部60を支点
として外筒2を上方に引っ張り上げる操作を容易に行う
ことができるからである。また図5のキャップでは、連
結部60を切断面21の下側に形成することもできる
が、連結部60と橋絡部22とを、何れも切断面21の
上側に形成するのがよい。先にも述べた通り、上蓋4を
閉じた状態で切断面21を成形することができ、生産性
が高いからである。
【0037】上述した図5のキャップは、図1乃至3の
キャップと同様の設計変更が可能である。例えば、開口
予定部11を形成することなく、始めから開口を形成し
ておくこともできる。また水平面31の形成により、橋
絡部22の破断を有効に防止し得る点でも、図1乃至3
のキャップと同様である。
【0038】上述した本発明において、キャップの成形
に用いる樹脂としては、各種プラスチック、例えば、低
−、中−又は高−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリ
アミド、スチレン系樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。
【0039】本発明のヒンジキャップは、上記樹脂を用
い、通常、射出成形、圧縮成形等によりキャップ本体1
と外筒2と上蓋4とを一体化した状態で成形し、一般的
には、この成形工程の後に、キャップ本体1と外筒2と
の間にカッター等で切り込みを入れて、橋絡部22を除
く部分に切断面21を形成して両者を分離させることに
より製造される。この場合、橋絡部22を切断面21の
上側に設ける時には、カッター等をキャップの下側から
挿入して切り込みを入れ、切断面21の下側に設ける時
には、上蓋4が開いている状態でカッター等をキャップ
の上側から挿入して切り込みを入れる。また連結部60
を形成する場合には、橋絡部22と連結部60とが残る
様にして、キャップ本体1と外筒2との間にカッター等
で切り込みを入れればよい。本発明のキャップは、上記
のようにして、通常のコアとキャビテイとから成る金型
を用いて、実質上一つの成形工程の流れの中で能率よく
短時間で製造でき、生産性が極めて高く、またキャップ
各部の精度も高く、不良品の発生も少ない。
【0040】勿論、上記一体成形工程の時に同時に橋絡
部22、連結部60及び切断面21を形成することもで
きる。この場合には、成形時には、切断面21が形成さ
れている部分でキャップ本体1と外筒2とが密着してい
ることはないが、キャップ本体1を容器口部50に装着
した状態では、キャップ本体スカート部6が外側に広が
るため、切断面21を介してキャップ本体1と外筒2と
を密着させ得るように上記の成形を行う必要がある。ま
た切欠き20を一体成形後の後加工により設けることも
可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明のキャップは、一連の成形工程で
効率よく製造でき、生産性が極めて高いという利点を有
している。また閉栓状態においては、外筒による締付け
によってキャップ本体スカート部が容器口部に密着して
密封信頼性のある密封構造を形成できると共に、使用済
キャップの廃棄にあたっては、格別の器具を使用するこ
となしに容易にキャップを容器口部から取り除くことが
可能であり、分別廃棄性にも極めて優れている。更に、
開口予定部を有する態様のキャップでは、優れたTE性
も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジキャップの一実施例を示す側面
図である。
【図2】図1のヒンジキャップの上蓋を開放した状態を
示す図であって、(A)は、上面図、(B)は側面図、
(C)は下面図である。
【図3】図1のヒンジキャップを容器口部に装着した状
態での側断面図である。
【図4】容器口部に装着されたキャップ本体から外筒と
上蓋とを共に取り外した状態を示す図である。
【図5】本発明のヒンジキャップの他の実施例を示す図
であり、ヒンジキャップの上蓋を開放した状態の平面図
を示す。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 外筒 3 ヒンジ連結部 4 上蓋 6 スカート部 20 切欠き 21 切断面 22 橋絡部 50 容器口部 60 連結部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂板部及びスカート部から成り、頂板部
    には内容物排出用開口もしくは開口予定部が形成され、
    且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設け
    られているキャップ本体;該キャップ本体のスカート部
    の外面を覆うように該キャップ本体に一体に設けられた
    外筒;及び、 該外筒の上端部分にヒンジ連結された上蓋;とから成る
    ヒンジキャップにおいて、 前記キャップ本体のスカート部には軸線方向に延びる複
    数個の切り欠きが周方向に間隔をおいて設けられ、該キ
    ャップ本体のスカート部と該外筒とは切断面を介して分
    離しているが、切断面よりも上側或いは下側の複数個の
    破断可能な橋絡部を介して一体に形成されていると共
    に、キャップ本体スカート部外面と外筒内面とは、少な
    くともキャップ本体が容器口部に装着されている状態に
    おいて前記切断面の部分で密着していることを特徴とす
    る分別廃棄性に優れたヒンジキャップ。
  2. 【請求項2】 前記スカート部と外筒とは、破断可能な
    橋絡部に加えてさらに破断不能な連結部を介して一体に
    形成されている請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 【請求項3】 キャップ本体頂板部の上面周縁部には周
    状小突起が設けられており、且つ上蓋内面には、該周状
    突起上端と当接し得るような水平面が形成されている請
    求項1又は2に記載のヒンジキャップ。
  4. 【請求項4】 前記キャップ本体のスカート部外面と外
    筒内面は、射出又は圧縮成形後に切り込みを入れて、橋
    絡部を除く部分又は橋絡部と連結部を除く部分が切断面
    を介して分離されることにより形成されたものである請
    求項1又は2に記載のヒンジキャップ。
  5. 【請求項5】 前記複数個の切欠きは、スカート部下端
    から上方に延びている請求項1又は2に記載のヒンジキ
    ャップ。
  6. 【請求項6】 前記切欠きは、スカート部内面に形成さ
    れている容器口部との係合用突起の上端よりも上方にま
    で延びている請求項5に記載のヒンジキャップ。
JP02537797A 1996-03-22 1997-02-07 分別廃棄容易なヒンジキャップ Expired - Fee Related JP4095129B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02537797A JP4095129B2 (ja) 1996-03-22 1997-02-07 分別廃棄容易なヒンジキャップ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6653696 1996-03-22
JP8-66536 1996-03-22
JP02537797A JP4095129B2 (ja) 1996-03-22 1997-02-07 分別廃棄容易なヒンジキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09315456A true JPH09315456A (ja) 1997-12-09
JP4095129B2 JP4095129B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=26362974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02537797A Expired - Fee Related JP4095129B2 (ja) 1996-03-22 1997-02-07 分別廃棄容易なヒンジキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4095129B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100445578B1 (ko) * 1996-03-22 2004-12-09 니혼 크라운 코르크 가부시키가이샤 힌지식캡
JP2007253967A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Japan Crown Cork Co Ltd 分別廃棄性に優れたキャップ
JP2008110769A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Japan Crown Cork Co Ltd 液戻り性に優れた注出具
JP2014193750A (ja) * 2013-02-28 2014-10-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100445578B1 (ko) * 1996-03-22 2004-12-09 니혼 크라운 코르크 가부시키가이샤 힌지식캡
JP2007253967A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Japan Crown Cork Co Ltd 分別廃棄性に優れたキャップ
JP2008110769A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Japan Crown Cork Co Ltd 液戻り性に優れた注出具
JP2014193750A (ja) * 2013-02-28 2014-10-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4095129B2 (ja) 2008-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100445578B1 (ko) 힌지식캡
JP5038787B2 (ja) キャップ
EP0827913B1 (en) A cap separable from bottle at the time of disposal
US6260721B1 (en) Plastic cap
JPH09221155A (ja) 樹脂製キャップ
JPH09315456A (ja) 分別廃棄容易なヒンジキャップ
US5320235A (en) Thermoplastic molded cap with integral tear band
JP3938960B2 (ja) 複合キャップ
JP4762426B2 (ja) 分別廃棄可能なキャップ
JPH0245364A (ja) ヒンジ付キャップ
JP4227813B2 (ja) Te性を有するプレスオンツイストオフキャップ及び該キャップと容器との閉栓構造
JP4034391B2 (ja) 分別機能を有するプラスチックキャップ
JP3606616B2 (ja) 容器口部から除去容易なキャップ
JP3748604B2 (ja) 分別廃棄容易な合成樹脂製容器蓋
JP5312874B2 (ja) プラスチックキャップ
JP4068189B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP4621419B2 (ja) ヒンジキャップ
JP3958398B2 (ja) 樹脂製キャップ
JP4416199B2 (ja) 樹脂製キャップ
JPH09142506A (ja) 分別廃棄性を有するキャップ
JP4225595B2 (ja) 分別廃棄が容易なプラスチックキャップ
JP3698765B2 (ja) 分別廃棄性に優れたキャップ
JP2004083092A (ja) 分別廃棄性に優れた樹脂キャップ
JP2000247347A (ja) 樹脂製キャップ
JP2004001852A (ja) 容易に分離可能な密封蓋体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060714

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060807

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees