JPH09315355A - 梯子型クロ−ラ - Google Patents

梯子型クロ−ラ

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JPH09315355A
JPH09315355A JP16387996A JP16387996A JPH09315355A JP H09315355 A JPH09315355 A JP H09315355A JP 16387996 A JP16387996 A JP 16387996A JP 16387996 A JP16387996 A JP 16387996A JP H09315355 A JPH09315355 A JP H09315355A
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JP
Japan
Prior art keywords
lug
elastic body
rubber elastic
fin
crawler
Prior art date
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Pending
Application number
JP16387996A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Ono
義彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は湿田の耕盤を傷めずに且つ優れた湿田
走行性能を有する梯子型クロ−ラを提供することを目的
とする。 【解決手段】無端状ゴム弾性体と、長手方向に埋設され
たスチ−ルコ−ドと、ゴム弾性体の接地側にラグを形成
し、ラグ間の幅方向端部を内方へ向けて切り欠いてラグ
先端をひれ状部とした梯子型クロ−ラにおいて、ラグを
左右千鳥状に配列し、同一千鳥方向のラグ間を切り欠い
て千鳥状のひれ状部を形成し、このひれ状部の反対側の
ラグ先端をゴム弾性体の幅縁よりも内側とした梯子型ク
ロ−ラ。1‥ゴム弾性体、3‥芯金、4‥ラグ、8‥ラ
グの一端であるひれ状部、9‥ラグの他端である切欠
部、S‥ラグの他端が臨むゴムクロ−ラの外周面。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湿田の耕盤を傷めず
に且つ優れた湿田走行性能を有する梯子型クロ−ラを提
供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】稲作用の地盤は柔らかい土の表層とその
下の固い耕盤からなっており、表層から耕盤までは30
cm〜50cmである。このような湿田での作業に対し
て有効なクロ−ラとして、特公昭58−52868号や
特公昭59−8589号にて示されるいわゆる梯子型ク
ロ−ラがある。前記した梯子型クロ−ラは、湿田での機
体の沈み込みは容認し、牽引力を確保するために耕盤上
をクロ−ラが走行するものとしていた。このため、クロ
−ラの接地側面に形成されたラグ間の幅方向端部を内方
へ向けて切り欠き、言い換えればクロ−ラ幅方向端部に
ラグが突出したひれ状部を設け、ひれ状部間の泥づまり
を防止してクロ−ラの牽引機能を確保することを目的と
していた。
【0003】即ち、クロ−ラのひれ状部間に泥づまりを
なくして牽引機能を確保するものである。しかるに、こ
のひれ状部を大きくすればそれだけ牽引機能を大きくす
ることができるが、このことはクロ−ラの端部における
切り欠き部が大きくなることとなり、その分機体の重量
に対する接地圧を高めることになり機体が沈み込むこと
になる。通常の梯子型クロ−ラにあって、クロ−ラ幅4
50mmのものにあっては、切り欠き部の深さ即ちひれ
状部は90mm程度となる。
【0004】さて、クロ−ラが耕盤を走行すると固い地
盤はそれだけ柔らかくなって表層から耕盤までの深さが
ますます深くなってしまう。その結果、場合によっては
湿田での稲の生育が悪化することも考えられ、更にコン
バイン等の走行が困難になるという点も指摘されてい
る。そこで、ひれ状部間の幅を狭くすることにより接地
圧を下げ機体を浮かして耕盤を傷めないようにすること
が考えられる。しかしながら、この構造では梯子型クロ
−ラの解決課題と同じくラグ間での泥づまりは防止でき
ずに牽引力は低下してしまう。逆にひれ状部を2ピッチ
間隔とし泥抜け性を改善することもできるが、依然とし
て上記機体の浮力と牽引力の両立は困難であった。
【0005】図6は従来のハシゴ型クロ−ラの一例を示
す外周面側の平面図である。図に示すように芯金11に
対応して形成されたラグ12の両端部をひれ状部13と
するため、クロ−ラの縁部を切り欠く14こととなり、
牽引力を増すためにこの切り欠き深さW1 を深くすれば
その分機体の重量を支える面積が少なくなり、接地圧が
高くなって、機体が沈んでしまうという結果になる。
【0006】図7は従来の梯子型クロ−ラの別例を示す
これ又外周側の平面図であるが、この例ではひれ状部1
3を千鳥状(一つ置き)に設けてひれ状部13の泥はけ
を良くしたものであるが、その他のラグ12、12間に
は泥が詰まってしまうことには変わりはなく、依然とし
て問題は残っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は耕盤を傷めず
に且つ優れた湿田走行性能を有する梯子型クロ−ラを提
供することを課題としたもので、ひれ状部間の泥抜けと
接地圧を下げて機体を浮かすことを可能としたクロ−ラ
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであって、その要旨は、無端
状ゴム弾性体と、その長手方向に埋設されたスチ−ルコ
−ドと、ゴム弾性体の接地側にラグを形成し、ラグ間の
幅方向端部を内方へ向けて切り欠いてラグ先端をひれ状
部とした梯子型クロ−ラにおいて、ラグを左右千鳥状に
配列し、同一千鳥方向のラグ間を切り欠いて千鳥状のひ
れ状部を形成し、このひれ状部の反対側のラグ先端をゴ
ム弾性体の幅縁よりも内側としたことを特徴とする梯子
型クロ−ラにかかるものである。
【0009】そして、好ましくはひれ状部の反対側のラ
グ先端がゴム弾性体の内周面の転輪走行面を覆うに足る
位置にあるもので、ゴム弾性体中に埋設されたスチ−ル
コ−ドの左右幅端を覆うに足る位置にあるのがよく、更
には、ゴム弾性体中に埋設された芯金の左右幅端を覆う
に足る位置にあるのが最もよい。
【0010】
【発明の実施の態様】本発明はクロ−ラの外周面に形成
したラグを千鳥状に配置して外側の端部をひれ状部とな
し、しかもこれと反対側の内側に位置するラグ端部をゴ
ム弾性体の幅縁よりも内側としたもので、このため、こ
の部位の泥はけが良くなり、結果として牽引力の増大に
つながり、しかも機体が沈むという現象も小さくなる。
【0011】そして、ひれ状部と反対側のラグ端部をゴ
ム弾性体の内周面の転輪走行面を覆うに足る位置にする
ことによって、転輪走行時の振動の防止にも役立つこと
になる。又、このひれ状部の反対側のラグ先端をゴム弾
性体中に埋設されたスチ−ルコ−ドの左右幅端を覆うに
足る位置にし、更には、ゴム弾性体中に埋設された芯金
の左右幅端を覆うに足る位置にすれば、ゴム弾性体中か
らこれらが露出することもなくなり、クロ−ラの耐久性
が向上することにもなる。
【0012】本発明のクロ−ラにあっては、ゴム弾性体
の両縁部でラグ間隔が広がる(ひれ状部の形成とこれと
反対側のラグ端の切り欠き)ため、クロ−ラの泥はけ性
が良くなるものである。即ち、ひれ状部を形成するため
のクロ−ラ縁部の切り欠き深さをそれ程深く切り欠かな
くてもひれ状部間の泥づまりを防止して、クロ−ラの牽
引力を確保できると共に、接地圧を下げて機体の浮力も
確保できるものとなったものである。
【0013】尚、クロ−ラの中央部位には1ピッチおき
にラグが存在するため走行時に振動の発生が少なく、し
かもゴム弾性体の両端部の泥が取れる時に中央部のラグ
間の泥も引きづられて取れ易くなるため、牽引力を十分
得られることにもなる。更にラグ端の切り欠きのために
使用するゴム量が減るので、クロ−ラを軽量化できると
共にそのことが浮力向上にもつながることになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のクロ−ラを図面をもって更に
詳細に説明する。図1は本発明のクロ−ラの外周側平面
図、図2はその内周側平面図、図3は側面図、図4はA
−A線での断面図、図5はB−B線での断面図である。
図中、符号1はクロ−ラを構成する無端状のゴム弾性体
であり、これにはその長手方向にスチ−ルコ−ド2が埋
設されている。符号3はゴム弾性体1中に一定ピッチを
もって横置きに埋設された芯金であって、この芯金3に
対応して外周面にラグ4が形成されている。尚、5は芯
金3から伸びる一対の突起であって、6はこの突起5の
左右に形成した転輪(図示せず)の走行面、7はスプロ
ケット(図示せず)との係合孔である。尚、この例にあ
ってはゴム弾性体1の幅方向の中央に対して、図1中右
側にずらして芯金3やスチ−ルコ−ド2等を埋設した例
であるが、これらを中央に埋設したものであってもよい
ことは勿論である。
【0015】さて、かかるラグ4にあって、その一方の
先端がゴム弾性体1の縁端より千鳥状(一つ置き)に突
出してひれ状部8を形成するものであり、ラグ4の他端
9はゴム弾性体1の縁端に達することなく切り欠かれた
形状を有している。このため、ラグ4の他端9が臨むゴ
ムクロ−ラの外周面(斜線部)Sには泥つまりが極めて
少なくなるものであって、これは牽引力の増大につなが
り、かつ、この面Sが存在することにより、機体の重量
が均一に分散されることによって機体が水中に沈むとい
う現象も小さくなり、耕盤を荒らしてしまうという欠点
も改良できることとなったものである。
【0016】尚、斜線部Sを形成するためにラグ4の他
端9は短ければ良いというものではなく、図示するよう
にゴム弾性体1の内周面に形成された転輪の走行面6を
覆うようにすることによって転輪の上下動に対して支持
することができ、このため走行時の振動が低減できるこ
とになり、又、ゴム弾性体中に埋設されたスチ−ルコ−
ド2及び芯金3の左右幅端を覆うに足る長さを有するこ
とによってクロ−ラの耐久性を向上させることになる。
【0017】
【発明の効果】本発明はクロ−ラのラグに千鳥状のひれ
状部となし、しかもこれと反対側の内側に位置するラグ
端部をゴム弾性体の幅縁よりも内側としたもので、この
部位の泥はけが良くなり、結果として牽引力の増大につ
ながり、しかも機体が沈むという現象も小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のクロ−ラの外周側平面図であ
る。
【図2】図2は図1のクロ−ラの内周側平面図である。
【図3】図3は図1のクロ−ラの側面図である。
【図4】図4は図1のクロ−ラのA−A線での断面図で
ある。
【図5】図5は図1のクロ−ラのB−B線での断面図で
ある。
【図6】図6は従来のハシゴ型クロ−ラの一例を示す外
周面側の平面図である。
【図7】図7は従来のハシゴ型クロ−ラの一例を示す外
周面側の平面図である。
【符号の説明】
1‥‥ゴム弾性体、 2‥‥スチ−ルコ−ド、 3‥‥芯金、 4‥‥ラグ、 5‥‥突起、 6‥‥転輪走行面、 8‥‥ラグの一端であるひれ状部、 9‥‥ラグの他端である切欠部、 S‥‥ラグの他端が臨むゴムクロ−ラの外周面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状ゴム弾性体と、その長手方向に埋
    設されたスチ−ルコ−ドと、ゴム弾性体の接地側にラグ
    を形成し、ラグ間の幅方向端部を内方へ向けて切り欠い
    てラグ先端をひれ状部とした梯子型クロ−ラにおいて、
    ラグを左右千鳥状に配列し、同一千鳥方向のラグ間を切
    り欠いて千鳥状のひれ状部を形成し、このひれ状部の反
    対側のラグ先端をゴム弾性体の幅縁よりも内側としたこ
    とを特徴とする梯子型クロ−ラ。
  2. 【請求項2】 ひれ状部の反対側のラグ先端が、ゴム弾
    性体の内周面の転輪走行面を覆うに足る位置にある請求
    項第1項記載の梯子型クロ−ラ。
  3. 【請求項3】 ひれ状部の反対側のラグ先端が、ゴム弾
    性体中に埋設されたスチ−ルコ−ドの左右幅端を覆うに
    足る位置にある請求項第1項記載の梯子型クロ−ラ。
  4. 【請求項4】 ひれ状部の反対側のラグ先端が、ゴム弾
    性体中に埋設された芯金の左右幅端を覆うに足る位置に
    ある請求項第1項記載の梯子型クロ−ラ。
JP16387996A 1996-06-03 1996-06-03 梯子型クロ−ラ Pending JPH09315355A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16387996A JPH09315355A (ja) 1996-06-03 1996-06-03 梯子型クロ−ラ

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JP16387996A JPH09315355A (ja) 1996-06-03 1996-06-03 梯子型クロ−ラ

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JPH09315355A true JPH09315355A (ja) 1997-12-09

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JP (1) JPH09315355A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138966A (ja) * 1999-11-12 2001-05-22 Seirei Ind Co Ltd 作業機
CN100396535C (zh) * 2005-05-17 2008-06-25 杰尼士产业株式会社 弹性履带

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