JPH093147A - ポリイソシアネート硬化剤、これを用いた塗料組成物および接着剤組成物 - Google Patents

ポリイソシアネート硬化剤、これを用いた塗料組成物および接着剤組成物

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JPH093147A
JPH093147A JP7174065A JP17406595A JPH093147A JP H093147 A JPH093147 A JP H093147A JP 7174065 A JP7174065 A JP 7174065A JP 17406595 A JP17406595 A JP 17406595A JP H093147 A JPH093147 A JP H093147A
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diisocyanate
polyisocyanate curing
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忠之 川口
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヘキサメチレンジイソシアネートとイソホロ
ンジイソシアネートからなるジイソシアネートを炭素数
8〜20の一価アルコールによりウレタン化し、次いで
イソシアヌレート化した後、未反応のジイソシアネート
を除去した変性ポリイソシアネートを含有するポリイソ
シアネート硬化剤、この溶液、並びにこれらと多価ヒド
ロキシル化合物からなるポリウレタン塗料、接着剤組成
物である。 【効果】 このポリイソシアネート硬化剤は、低粘度で
溶剤や多価ヒドロキシル化合物との相溶性が良い。これ
を使用することにより、特に、非極性有機溶剤および/
または無臭溶剤に対するトレランスと、硬化性、乾燥
性、耐候性の両立した低粘度タイプのポリウレタン塗料
組成物や接着剤組成物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(以下、HDIと略称する。)単独またはH
DIとイソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと
略称する。)との混合物を使用して、この一部をウレタ
ン化し次いでイソシアヌレート化した変性ポリイソシア
ネートを含有する硬化剤、並びにこれを用いた塗料組成
物および接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料・塗装および接着剤分野において
は、HDI、IPDIなどの脂肪族ジイソシアネート、
脂環族ジイソシアネートより誘導される無黄変ポリイソ
シアネートは耐候性に優れているが、その中でもイソシ
アヌレート(以下、トリマーと略称する。)基(環構
造)を含有するポリイソシアネートタイプが、化学的、
熱的安定性が高く、特に耐候性に優れ、また耐熱性、耐
久性にも優れているため、その用途に応じて幅広く使用
されており、今後もより一層の用途展開が期待されてい
る。
【0003】このトリマー基を含有するタイプは、ビュ
レットタイプやウレタンタイプよりも溶剤溶解性(以
下、トレランスと称する。)に優れ、非極性の芳香族炭
化水素系溶剤であるトルエン、キシレンなどに溶解する
が、トルエン、キシレンなどの通常の溶剤はプラスチッ
クを侵すほどの強い溶解性を有するため塗装工程におい
て下地が硬化するまで塗り重ねができないなど、溶剤選
択性の点において実用上の制約が存在しているのが現状
である。これらの従来技術の問題点を解決する方法とし
て、たとえば特公昭62−51968号公報、特開昭6
2−215662号公報の方法のようにジイソシアネー
トを二価アルコールにより変性する方法や、特開平2−
250872号公報、特開平4−306218号公報の
方法のようにジイソシアネートを一価アルコールによっ
て変性して得られるトリマータイプのウレタン変性ポリ
イソシアネートにより、非極性有機溶剤に対するトレラ
ンスを向上させる方法が提案されている。さらには、悪
臭防止の観点からすると非極性有機溶剤では刺激臭がす
るため好ましくなく、将来的にはパラフィン系炭化水素
のような無臭溶剤を使用していく動きがあるが、それに
溶解性の良い硬化剤は得られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭62−51
968号公報、特開昭62−215662号公報で提案
されている方法のようにジイソシアネートをC10〜C40
の二価アルコールにより変性する場合には、生成する変
性ポリイソシアネートの分子量が大きくなるため粘度が
高くなり、非極性有機溶剤、とりわけその中でも溶解能
のないアニリン点の高い溶剤、そして無臭溶剤に対して
トレランスが低下し好ましくない。また、前記特開平4
−306218号公報の方法のようにC6 〜C9 のよう
な短い一価アルコールにより変性する場合にも同様に、
前記溶剤に対するトレランスが不足する。さらに、特開
平2−250872号公報の方法のようにC10〜C50
ような長い一価アルコールによる変性の場合には、特開
平4−306218号公報の方法による場合より前記溶
剤に対するトレランスは向上するが、一価アルコールに
よるウレタン化反応とトリマー化反応が同時進行するた
めトレランス向上に効果的なシャープな分子量分布が得
られにくく、高分子量化しやすいためやはり前記溶剤に
対するトレランスが不足する。また、長い一価アルコー
ルによる内部可塑剤的な効果が発現し、必然的に樹脂自
体の硬度ならびに乾燥性が低下することになる。
【0005】前記各公報に開示されている技術はいずれ
も非極性有機溶剤に対するトレランスの向上のみを目標
に掲げたもので、長鎖変性剤を用いることによりトレラ
ンスの向上を図っているが、塗料組成物、接着剤組成物
として使用する際の硬度、乾燥性については、通常の極
性溶剤に溶解しやすい既存の硬化剤に比べて、長鎖変性
剤を用いているため劣る傾向にあり、硬度、乾燥性に配
慮した技術ではなかった。すなわち、非極性有機溶剤、
とりわけその中でも溶解能のないアニリン点の高い溶
剤、そして無臭溶剤に対して高いトレランスを有しかつ
硬度、乾燥性にすぐれたトリマータイプの硬化剤は得ら
れていないのが現状である。塗料、接着剤分野において
は硬度低下は物性の低下につながり、乾燥性の低下は作
業性の低下につながり、一般的に短所として位置付けら
れるものとなり好ましくない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
鋭意検討を重ね、非極性有機溶剤さらには無臭溶剤にも
溶解するトリマータイプの開発に取組み、従来技術より
もこれらの溶剤に対する「トレランス向上」を達成する
と同時に、「硬度や乾燥性」との両立を図るために、そ
の製造について鋭意研究した結果、まずジイソシアネー
トの一部を一価アルコールによりウレタン化し、次いで
トリマー化するという順序で反応を行なって前記の課題
が解決できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち、本発明のポリイソシアネート硬
化剤は、HDIとIPDIのモル比が10:0〜4:6
のジイソシアネートを、全イソシアネート基の4〜18
モル%の範囲で1種以上の炭素数8〜20の一価アルコ
ールによりウレタン化し、次いでトリマー基モル濃度/
ウレタン基モル濃度が0.8〜1.4の範囲でトリマー
化した後、未反応のジイソシアネートを除去してその含
有量を0.5重量%以下とした変性ポリイソシアネート
を含有することを特徴とする。
【0008】本発明のポリイソシアネート硬化剤溶液
は、前記のポリイソシアネート硬化剤と非極性有機溶剤
および/または無臭溶剤とを含有することを特徴とす
る。
【0009】本発明のポリウレタン塗料組成物は、前記
のポリイソシアネート硬化剤または前記のポリイソシア
ネート硬化剤溶液と、多価ヒドロキシル化合物からなる
ポリウレタン塗料組成物であって、変性ポリイソシアネ
ートのイソシアネート基と多価ヒドロキシル化合物の水
酸基のモル比が9:1〜1:9の範囲であることを特徴
とする。
【0010】本発明のポリウレタン接着剤組成物は、前
記のポリイソシアネート硬化剤または前記のポリイソシ
アネート硬化剤溶液と、多価ヒドロキシル化合物からな
るポリウレタン接着剤組成物であって、変性ポリイソシ
アネートのイソシアネート基と多価ヒドロキシル化合物
の水酸基のモル比が9:1〜1:9の範囲であることを
特徴とする。
【0011】非極性有機溶剤に対するトレランスを向上
させるには低分子量化や分子量分布をシャープにする必
要があり、それにはトリマー化において高分子量化を制
限する必要があり、そのためにはトリマー化に先立って
ジイソシアネートを一価アルコールによりウレタン化
し、低官能基数化を図れば良い。その後、乾燥性向上、
硬度向上、耐候性向上のためトリマー化するのが良く、
このように2段階反応とすることにより特開平2−25
0872号公報の方法のように分子量分布が広くならず
「トレランス」の向上が達成でき、さらにトリマー基の
モル濃度とウレタン基のモル濃度との比をコントロール
することにより「トレランス」と「硬度や乾燥性」の両
立を図ることが可能となる。
【0012】本発明における変性ポリイソシアネートを
合成するために用いるジイソシアネートは、HDI単独
あるいはHDIとIPDIとの混合物である。すなわ
ち、HDI/IPDI=10/0〜4/6(モル比)の
ジイソシアネートを使用する。HDI/IPDIのモル
比が4/6より小さい(たとえばHDI/IPDIのモ
ル比=3/7)と、得られる変性ポリイソシアネートに
おいてIPDIの効果が大きくなり、硬度が高くなりす
ぎ脆くなる。また、IPDIの方がHDIより反応性が
低いため硬化剤としての反応性が低下する。
【0013】本発明の変性ポリイソシアネートの合成に
おいて、1種以上の炭素数8〜20の一価アルコール
は、ジイソシアネートを低官能基数化させるために用い
るものであり、非極性有機溶剤および無臭溶剤に対する
トレランスをさらに上げるためには、炭素数13〜20
の一価アルコール単独あるいは炭素数8〜12の一価ア
ルコールの1種と炭素数13〜20の一価アルコールの
1種以上との混合物が好ましく、また、これらのうち分
岐状の炭化水素基を有する一価アルコールがさらに好ま
しい。例としては、2−エチルヘキサノール、エチルジ
メチル−1−ヘキサノール,メチル−1−ノナノール、
ジメチル−1−オクタノール、テトラメチル−1−ヘキ
サノール、3−エチル−4,5,6−トリメチルオクタ
ノール、4,5,6,7−テトラメチルノナノール、
4,5,8−トリメチルデカノール、4,7,8−トリ
メチルトリデカノール、トリデカノール、テトラデカノ
ール、2−ヘキシルドデカノール、2−オクチルドデカ
ノール、2−デシルテトラデカノール、2−ヘキサデシ
ルオクタデカノールなどが挙げられる。一価アルコール
の炭素数が8未満であると、トレランスが不足(低下)
する傾向にある。炭素数が20を越えると、変性ポリイ
ソシアネートのイソシアネート含量(以下、NCO含量
と略称する。)が低下したり、たとえばステアリルアル
コールの場合には低温で固化する傾向にある。
【0014】ジイソシアネートによるウレタン化率は、
全イソシアネート基に対して4〜18モル%であること
が必要である。ウレタン化率が4モル%未満では、ウレ
タン基導入の効果が得られずに、非極性有機溶剤および
無臭溶剤に対するトレランスが悪くなり、塗料組成物あ
るいは接着剤組成物としたときに溶剤や多価ヒドロキシ
ル化合物との相溶性が不良となったり、変性ポリイソシ
アネートの合成時に部分ゲル化物を生ずる等の問題点が
生じてくる。ウレタン化率が18モル%を越えると、生
成するトリマー体の官能基数が低下してしまい、その後
生成するトリマー基の特長を充分に発揮することができ
ず、塗料組成物あるいは接着剤組成物としたときの硬
度、乾燥性および耐候性の向上が達成できない。
【0015】非極性有機溶剤および無臭溶剤に対するト
レランスのみを上げるためには炭素数8〜20の一価ア
ルコールを用いてウレタン基を導入するのが好ましい
が、塗料組成物または接着剤組成物としたときの硬度、
乾燥性、耐候性を向上させるためにはトリマー基の導入
が不可欠であり、そのトリマー基モル濃度/ウレタン基
モル濃度(の比)は0.8〜1.4必要であり、好まし
くは1.0〜1.3である。この比率は、具体的には、
トリマー化開始時のNCO含量(モル濃度)からトリマ
ー化終了時のNCO含量(モル濃度)を引いた値を、ウ
レタン化で消費されたNCO含量(モル濃度)で割った
値である。このような比に設定することにより、非極性
有機溶剤だけでなくパラフィン系炭化水素のような無臭
溶剤にも良好なトレランスを示すことが可能となる。
【0016】トリマー基モル濃度/ウレタン基モル濃度
(の比)が0.8より小さいと第一段階のウレタン化に
よって得られる反応物が低官能基数化し、その後のトリ
マー化によっても硬度、乾燥性、耐候性を向上させるこ
とが難しくなる。生成する変性ポリイソシアネートの官
能基数が大きくならないため、多価ヒドロキシル化合物
と組合わせて塗料組成物または接着剤組成物とした場合
に架橋点が減少し、硬度、耐久性、各種塗膜物性が悪化
するため好ましくない。また、この比が1.4より大き
いとトリマー化によって生成する変性ポリイソシアネー
トの官能基数、さらには粘度が大きくなりすぎ、分子量
が大きくなるため、本発明の目的とする非極性有機溶剤
および無臭溶剤に対するトレランスが低下するばかりで
なく、多価ヒドロキシル化合物と組合わせて塗料組成物
あるいは接着剤組成物とするとき、多価ヒドロキシル化
合物との相溶性が悪化し塗料組成物または接着剤組成物
としての機能が発揮できなくなる。
【0017】通常、トリマー化触媒はジイソシアネート
に対して好ましくは100〜4000ppm、さらに好
ましくは300〜3000ppmの量を用いる。本発明
における効果的なトリマー化触媒としては、たとえば、
トリエチルアミン、N−エチルピペリジン、N,N´−
ジメチルピペラジン、N−エチルモルフォリン、フェノ
ール化合物のマンニッヒ塩基等の第3級アミン、テトラ
メチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テト
ラブチルアンモニウム等のテトラアルキルアンモニウム
のハイドロオキサイドや有機弱酸塩、たとえばトリメチ
ルヒドロキシプロピルアンモニウム、トリメチルヒドロ
キシプロピルアンモニウム、トリエチルヒドロキシエチ
ルアンモニウム等のヒドロキシアルキルアンモニウムの
ハイドロオキサイドや有機弱酸塩、たとえば酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリン酸、吉草酸、オ
クチル酸、ミリスチン酸、ナフテン酸等のカルボン酸の
アルカリ金属塩等が挙げられる。トリマー化温度は、通
常、50〜90℃の範囲から選ばれる。
【0018】目的の反応率に到達後、たとえばリン酸、
パラトルエンスルホン酸メチル等の停止剤を添加してト
リマー化反応を停止させ、反応混合物中に存在している
遊離の未反応のジイソシアネート(モノマー)を、例え
ばn−ヘキサンを用いる抽出あるいは0.01〜0.1
Torrの高真空下での120〜140℃における薄膜
蒸留といった適当な手段により、多くとも0.5重量%
の残留含有率まで除去して、目的とする変性ポリイソシ
アネートを得る。なお、本発明の変性ポリイソシアネー
トにおいて、ジイソシアネートの全イソシアネート基の
一部をウレタン化することにより、ウレタン基の触媒効
果によってトリマー化反応が部分ゲル化物(高分子体)
を生成することなく円滑に進行する。
【0019】本発明のポリイソシアネート硬化剤溶液に
おいて用いることのできる溶剤は不活性溶剤であるが、
このうちハウス(シェル化学製、アニリン点15℃)、
スワゾール310(丸善石油製、アニリン点16℃)、
エッソナフサNo.6(エクソン化学製、アニリン点4
3℃)、ロウス(シェル化学製、アニリン点43℃)、
Aソルベント(日本石油製、アニリン点44.5℃)な
どの非極性有機溶剤および/または無臭溶剤であるイソ
ペンタン、イソヘキサン、イソオクタン、イソドデカン
などである。これらは1種または2種以上を混合して使
用することもできる。なお、本発明はこれらに極性有機
溶剤を混合した状態で実用に供することも包含するもの
である。
【0020】本発明の塗料組成物および接着剤組成物に
使用される多価ヒドロキシル化合物は、分子内に2個以
上の水酸基を有する多価ヒドロキシル化合物であって非
極性有機溶剤および/または無臭溶剤に対して溶解性あ
るいはある程度の親和性、分散性を有するものが好まし
い。具体的には、飽和または不飽和ポリエステルポリオ
ール、ポリカプロラクトンポリオール、飽和または不飽
和の油変性または脂肪酸変性アルキッドポリオール、ア
ミノアルキッドポリオール、ポリカーボネートポリオー
ル、アクリルポリオール、ポリエーテルポリオール、エ
ポキシポリオール、含フッ素ポリオール、さらには飽和
または不飽和ポリエステル樹脂、ポリカプロラクトン樹
脂、飽和または不飽和の油変性または脂肪酸変性アルキ
ッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂、ポリエーテル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリウレタン樹脂、セルロースアセテートブチラート樹
脂、含フッ素樹脂等が挙げられる。このうち、光沢、肉
持感、硬度、可撓性、耐久性等の塗膜性能、乾燥性、硬
化性等の作業性および経済性等の点で、特に飽和または
不飽和ポリエステル樹脂、飽和または不飽和の油変性ま
たは脂肪酸変性アルキッド樹脂、アクリル樹脂が、塗料
組成物および接着剤組成物に使用される多価ヒドロキシ
ル化合物として好ましい。
【0021】本発明の塗料組成物または接着剤組成物に
おいて、変性ポリイソシアネート中のイソシアネート基
と多価ヒドロキシル化合物中の水酸基とのモル比は、
9:1〜1:9、好ましくは6:4〜4:6の範囲であ
る。本発明の組成物は、前記溶剤のほかにラッカー工業
に常用の各種顔料および各種添加剤等を含んでいてもよ
い。さらに、本発明の組成物は従来より行なわれている
通常の塗装方法によって塗装することができ、塗装には
エアレススプレー機、エアスプレー機、静電塗装機、浸
漬、ロールコーター、ナイフコーター、ハケ等を用いる
ことができる。
【0022】
【発明の効果】本発明における変性ポリイソシアネート
は、一価アルコールによりジイソシアネートの一部をウ
レタン化後、トリマー化しているので、これを含有する
本発明のポリイソシアネート硬化剤は、低粘度で溶剤や
多価ヒドロキシル化合物との相溶性が良い。このポリイ
ソシアネート硬化剤を使用することにより、特に、非極
性有機溶剤および/または無臭溶剤に対するトレランス
と、硬化性、乾燥性、耐候性の両立した低粘度タイプの
ポリウレタン塗料組成物や接着剤組成物を得ることがで
き、金属、プラスチック、コンクリート、木材等の広範
囲の被塗物に良好な作業性で適用可能である。本発明の
塗料組成物、接着剤組成物を使用した際には、従来の極
性溶剤を使用した際と比較して、極性溶剤に侵されやす
い塗膜の上に塗り重ねる場合や補修する際の塗膜のリフ
ティングを発生させず、外観の良好な塗膜を得ることが
できる。
【0023】
【実施例】本発明について、実施例および比較例によ
り、更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら
限定されるものではない。実施例および比較例におい
て、「部」は全て「重量部」を意味し、「%」は特に断
りのない限り「重量%」を意味する。
【0024】 実施例1〜6、比較例1、2、および6〜8 撹拌機、温度計および還流冷却器を取り付けた四ッ口フ
ラスコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;
NCO含量=49.9%、固形分=100%)またはH
DIとIPDI(ヒュルスジャパン株式会社製;NCO
含量=37.8%、固形分=100%)の混合物を仕込
み、次いで一価アルコールまたは二価アルコールを仕込
んだ。これを撹拌しながら50〜60℃に加熱し、目標
のNCO含量に達するまでウレタン化反応を進めた。そ
してその後、この反応液中にトリマー化触媒として2−
エチルヘキサン酸カリを加えてトリマー化反応を進め、
所定のNCO含量(反応停止時のNCO含量)に到達し
た時点で停止剤であるパラトルエンスルホン酸メチルを
加えて反応を停止させ、淡黄色透明の反応生成液を得
た。未反応のHDI、IPDIを120〜140℃、
0.01〜0.05Torrで薄膜蒸留により除去し、
製品(変性ポリイソシアネート)を得た。使用した各原
料、それらの仕込み量、製品の性状などを表1、表2お
よび表3にまとめて示す。実施例4、5、6、比較例
6、8は製品の粘度が高いためAソルベント(日本石油
株式会社製非極性有機溶剤)にて希釈した。なお、残留
の遊離HDI、IPDI含有率はガスクロマトグラフィ
ー分析により求めた。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】比較例3および4 撹拌機、温度計および還流冷却器を取り付けた四ッ口フ
ラスコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;
NCO含量=49.9%、固形分=100%)を仕込
み、次いでトリマー化触媒として2−エチルヘキサン酸
カリおよび一価アルコールを仕込んだ。これを撹拌しな
がら50〜60℃に加熱し、目標のNCO含量に達する
までウレタン化およびトリマー化同時反応を進めた。そ
して所定のNCO含量(反応停止時のNCO含量)に到
達した時点で停止剤であるパラトルエンスルホン酸メチ
ルを加えて反応を停止させ、淡黄色透明の反応生成液を
得た。未反応のHDIを120〜140℃、0.01〜
0.05Torrで薄膜蒸留により除去し、製品を得
た。使用した各原料、それらの仕込み量、製品の性状な
どを表2にまとめて示す。なお、残留の遊離HDI含有
率をガスクロマトグラフィー分析により求めた。
【0029】比較例5 撹拌機、温度計および還流冷却器を取り付けた四ッ口フ
ラスコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;
NCO含量=49.9%、固形分=100%)2,00
0部とトリマー化触媒である2−エチルヘキサン酸カリ
1.4部を仕込み、撹拌しながら50〜60℃に加熱
し、NCO含量=44.4%に到達した時点で停止剤で
あるパラトルエンスルホン酸メチル0.6部を加えて反
応を停止させ、淡黄色の反応生成液を得た。未反応のH
DIを120〜140℃、0.01〜0.05Torr
で薄膜蒸留により除去し、反応生成物を得た(収率=2
0%)。この反応生成物は、NCO含量=23.3%、
遊離HDI含有率=0.3%(ガスクロマトグラフィー
分析より)の淡黄色透明液体であった。そして、その反
応生成物300部を、70〜80℃の条件下で2−オク
チルドデカノール15部でウレタン化し、NCO含量=
21.5%、粘度=1,500cSt/25℃の淡黄色
透明液体である製品を得た。なお、製品におけるウレタ
ン化率は3モル%、トリマー基モル濃度/ウレタン基モ
ル濃度(比)は38である。この製品を比較例5とし
て、使用した各原料、それらの仕込み量、製品の性状な
どを表3に示す。
【0030】〔トレランス〕実施例1〜6、比較例1〜
8で得られた製品を5gとり、表4および表5記載の各
種溶剤をビュレットにて少しずつ加え、よく振り混ぜて
濁ったところを終点とし、その時の溶剤の所要ml数を
求めた。そして次の式にて、各種溶剤に対応するトレラ
ンス(溶剤希釈性)を求めた。 トレランス=溶剤の所要ml数/サンプル量(5g)。 この値が大きいほど溶剤希釈性に優れている。その結果
を表4および表5に示す。
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】実施例7〜12、比較例9〜16 実施例1〜6、比較例1〜8で得られた製品(変性ポリ
イソシアネート)を用いて、表6および表7に示す塗料
組成物を得た。たとえば、実施例1のポリイソシアネー
トを用いてアクリディックA−825と組み合わせた時
の塗料組成物の実施例が実施例7である。表6および表
7において、アクリディックA−825は、大日本イン
キ化学工業株式会社製アクリルポリオールで非極性有機
溶剤に可溶のタイプである。水酸基価=30mgKOH
/g、固形分=50%。
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】〔塗膜試験〕このようにして得られた上記
の組成物をトリクロロエチレンで脱脂した鋼板(JIS
G3141〈3141−SB〉、仕様:PF−107
7、日本テストパネル工業株式会社製、以下、ボンデ鋼
板と略称する。)に塗布し、20℃、65%RHの環境
下で1週間放置して、乾燥膜厚=40〜50μの塗膜を
形成させた。そして、形成した塗膜の塗膜外観、乾燥
性、鉛筆硬度、付着性および耐衝撃性をJIS K54
00の処方に従って測定した。なお、付着性は碁盤目テ
ープ法で行ない、耐衝撃性は1/2インチ、500gの
条件で行なった。その結果を表8および表9に示す。
【0037】
【表8】
【0038】
【表9】
【0039】実施例13 実施例7で得られた組成物を用いて、次のようにして接
着テストを行なった。厚さ3mmのポリウレタンRIM
(リアクティブインジェクションモールディング)成形
品、FRP、ABS、ボンデ鋼板をトリクロロエチレン
で脱脂し、その上に上記接着剤組成物(ワニス)を乾燥
膜厚が40〜50μになるように塗布した。そして、5
0℃で5分間予備乾燥して、塗膜中の溶剤を蒸発させ、
気泡がはいらないようにして同一種類の上記の各板を重
ねあわせ、25kg/cm2 で圧着下、前記塗膜試験と
同様の条件で放置し、接着性試験片を得た。その後、こ
の試験片を25mm幅にカットし、JIS K6850
の方法で株式会社オリエンティック製テンシロンUTM
−500にて、引張り速度=100mm/minの条件
で引張りせん断接着強さを測定した。その結果を表10
に示す。
【0040】比較例17 比較例11で得られた接着剤組成物を用いて、実施例1
3と同じ条件で引張りせん断接着強さを測定した。その
結果を表10に示す。
【0041】
【表10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘキサメチレンジイソシアネートとイソ
    ホロンジイソシアネートのモル比が10:0〜4:6の
    ジイソシアネートを、全イソシアネート基の4〜18モ
    ル%の範囲で1種以上の炭素数8〜20の一価アルコー
    ルによりウレタン化し、次いでイソシアヌレート基モル
    濃度/ウレタン基モル濃度が0.8〜1.4の範囲でイ
    ソシアヌレート化した後、未反応のジイソシアネートを
    除去してその含有量を0.5重量%以下とした変性ポリ
    イソシアネートを含有すること、を特徴とするポリイソ
    シアネート硬化剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリイソシアネート硬化
    剤と非極性有機溶剤および/または無臭溶剤とを含有す
    ることを特徴とするポリイソシアネート硬化剤溶液。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のポリイソシアネート硬化
    剤または請求項2に記載のポリイソシアネート硬化剤溶
    液と、多価ヒドロキシル化合物からなるポリウレタン塗
    料組成物であって、変性ポリイソシアネートのイソシア
    ネート基と多価ヒドロキシル化合物の水酸基のモル比が
    9:1〜1:9の範囲であることを特徴とする前記ポリ
    ウレタン塗料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のポリイソシアネート硬化
    剤または請求項2に記載のポリイソシアネート硬化剤溶
    液と、多価ヒドロキシル化合物からなるポリウレタン接
    着剤組成物であって、変性ポリイソシアネートのイソシ
    アネート基と多価ヒドロキシル化合物の水酸基のモル比
    が9:1〜1:9の範囲であることを特徴とする前記ポ
    リウレタン接着剤組成物。
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