JPH09314574A - 内装材の製造方法 - Google Patents
内装材の製造方法Info
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- JPH09314574A JPH09314574A JP8130280A JP13028096A JPH09314574A JP H09314574 A JPH09314574 A JP H09314574A JP 8130280 A JP8130280 A JP 8130280A JP 13028096 A JP13028096 A JP 13028096A JP H09314574 A JPH09314574 A JP H09314574A
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- Japan
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- core
- skin material
- groove portion
- urethane foam
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Abstract
(57)【要約】
【課題】表皮材の溝部による室内意匠を損なうことなく
内装材を製造可能にする。 【解決手段】スライドコア14で溝部11aの内側面を
支持しつつ、表皮材11と芯材10との間に注入した発
泡ウレタン原料を発泡させることによりインストルメン
トパネルを製造する。第2芯材で支持することもでき
る。
内装材を製造可能にする。 【解決手段】スライドコア14で溝部11aの内側面を
支持しつつ、表皮材11と芯材10との間に注入した発
泡ウレタン原料を発泡させることによりインストルメン
トパネルを製造する。第2芯材で支持することもでき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内装材の製造方法に
関する。この製造方法は、例えばデュアルエアバッグを
備えたインストルメントパネル等の内装材を製造する場
合に好適である。
関する。この製造方法は、例えばデュアルエアバッグを
備えたインストルメントパネル等の内装材を製造する場
合に好適である。
【0002】
【従来の技術】近年、ハンドルに備えられた運転席用エ
アバッグの他、内装材の助手席側に備えられた助手席用
エアバッグをももついわゆるデュアルエアバッグ付車両
が開発されつつある。この助手席用エアバッグをインス
トルメントパネルの助手席側に備える場合、図6に示す
ように、リッド一体型インストルメントパネル1におけ
る助手席側の長方形形状のリッド2内に図示しないエア
バッグを内装し、そのエアバッグの瞬間的な膨脹により
リッド2が開放、展開するようにすることがなされ得
る。
アバッグの他、内装材の助手席側に備えられた助手席用
エアバッグをももついわゆるデュアルエアバッグ付車両
が開発されつつある。この助手席用エアバッグをインス
トルメントパネルの助手席側に備える場合、図6に示す
ように、リッド一体型インストルメントパネル1におけ
る助手席側の長方形形状のリッド2内に図示しないエア
バッグを内装し、そのエアバッグの瞬間的な膨脹により
リッド2が開放、展開するようにすることがなされ得
る。
【0003】かかるリッド一体型インストルメントパネ
ル1は以下の製造方法により製造され得る。すなわち、
まず配置工程において、図7に示す芯材3と表皮材4と
を用意する。ここで、芯材3にはリッド2の大きさで環
状にステッチ3aが形成され得る。また、真空成形、パ
ウダースラシュ成形等により得られる軟質PVC製の表
皮材4には、リッド2の大きさで環状となり、底部が薄
肉とされた断面U字状の溝部4aが形成され得る。そし
て、図示しない成形型内に表皮材4を配置するとともに
表皮材4と対面して芯材3を配置する。このとき、表皮
材4の溝部4aが内側に突出するようにする。この後、
成形工程において、表皮材4と芯材3との間に注入した
発泡ウレタン原料を発泡させて半硬質の発泡ポリウレタ
ンフォーム5とする。
ル1は以下の製造方法により製造され得る。すなわち、
まず配置工程において、図7に示す芯材3と表皮材4と
を用意する。ここで、芯材3にはリッド2の大きさで環
状にステッチ3aが形成され得る。また、真空成形、パ
ウダースラシュ成形等により得られる軟質PVC製の表
皮材4には、リッド2の大きさで環状となり、底部が薄
肉とされた断面U字状の溝部4aが形成され得る。そし
て、図示しない成形型内に表皮材4を配置するとともに
表皮材4と対面して芯材3を配置する。このとき、表皮
材4の溝部4aが内側に突出するようにする。この後、
成形工程において、表皮材4と芯材3との間に注入した
発泡ウレタン原料を発泡させて半硬質の発泡ポリウレタ
ンフォーム5とする。
【0004】こうして得られたリッド一体型インストル
メントパネルでは、エアバッグの膨脹前には、室内側か
ら見て表皮材4の溝部4aが意匠を表し、エアバッグの
膨脹時には、芯材3のステッチ3aと表皮材4の溝部4
aの底部が薄肉になっていることとで応力集中が図られ
ているため、表皮材4の溝部4aで囲まれた部位と、芯
材3のステッチ3aで囲まれた部位と、これら部位に挟
まれた発泡ポリウレタンフォーム5の一部とで構成され
るリッド2が開放、展開することとなる。
メントパネルでは、エアバッグの膨脹前には、室内側か
ら見て表皮材4の溝部4aが意匠を表し、エアバッグの
膨脹時には、芯材3のステッチ3aと表皮材4の溝部4
aの底部が薄肉になっていることとで応力集中が図られ
ているため、表皮材4の溝部4aで囲まれた部位と、芯
材3のステッチ3aで囲まれた部位と、これら部位に挟
まれた発泡ポリウレタンフォーム5の一部とで構成され
るリッド2が開放、展開することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記製造方法
と同様に内装材を製造すると、表皮材の溝部による室内
意匠が損なわれてしまう。例えば、上記リッド一体型イ
ンストルメントパネルでは、図7にも示すように、発泡
ウレタン原料の発泡圧力等により表皮材4の溝部4aが
ランダムに倒れやすく、エアバッグの膨脹前における室
内意匠が損なわれてしまう。他の必要性から表皮材に溝
部をもつ内装材においても同様である。
と同様に内装材を製造すると、表皮材の溝部による室内
意匠が損なわれてしまう。例えば、上記リッド一体型イ
ンストルメントパネルでは、図7にも示すように、発泡
ウレタン原料の発泡圧力等により表皮材4の溝部4aが
ランダムに倒れやすく、エアバッグの膨脹前における室
内意匠が損なわれてしまう。他の必要性から表皮材に溝
部をもつ内装材においても同様である。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、表皮材の溝部による室内意匠を損なうことな
く内装材を製造可能にすることを解決課題とする。
であって、表皮材の溝部による室内意匠を損なうことな
く内装材を製造可能にすることを解決課題とする。
【0007】
(1)請求項1の内装材の製造方法は、芯材と、断面U
字状の溝部が形成された表皮材とを用意し、成形型内に
該溝部が内側に突出するように該表皮材を配置するとと
もに該表皮材と対面して該芯材を配置する配置工程と、
該溝部の側面を支持しつつ、該表皮材と該芯材との間に
注入した発泡ウレタン原料を発泡させることにより内装
材を得る成形工程と、からなることを特徴とする。
字状の溝部が形成された表皮材とを用意し、成形型内に
該溝部が内側に突出するように該表皮材を配置するとと
もに該表皮材と対面して該芯材を配置する配置工程と、
該溝部の側面を支持しつつ、該表皮材と該芯材との間に
注入した発泡ウレタン原料を発泡させることにより内装
材を得る成形工程と、からなることを特徴とする。
【0008】請求項1の製造方法では、表皮材の溝部の
側面を支持しつつ発泡ウレタン原料を発泡させるため、
発泡ウレタン原料の発泡圧力により溝部がランダムに倒
れることを防止している。したがって、請求項1の発明
によれば、表皮材の溝部による室内意匠を損なうことな
く内装材を製造することができる。
側面を支持しつつ発泡ウレタン原料を発泡させるため、
発泡ウレタン原料の発泡圧力により溝部がランダムに倒
れることを防止している。したがって、請求項1の発明
によれば、表皮材の溝部による室内意匠を損なうことな
く内装材を製造することができる。
【0009】(2)請求項2の内装材の製造方法は、請
求項1記載の製造方法において、成形型のスライドコア
を内側に突出させ、該スライドコアの側面で表皮材の溝
部の少なくとも一側面を支持することにより配置工程を
行い、この状態で発泡ウレタン原料を注入発泡させた
後、該スライドコアを外側に引き込ませた状態で発泡ウ
レタン原料を注入発泡させることにより成形工程を行な
うことを特徴とする。
求項1記載の製造方法において、成形型のスライドコア
を内側に突出させ、該スライドコアの側面で表皮材の溝
部の少なくとも一側面を支持することにより配置工程を
行い、この状態で発泡ウレタン原料を注入発泡させた
後、該スライドコアを外側に引き込ませた状態で発泡ウ
レタン原料を注入発泡させることにより成形工程を行な
うことを特徴とする。
【0010】請求項2の製造方法は請求項1の手段を具
体化している。その作用及び効果は実施形態で説明す
る。 (3)請求項3の内装材の製造方法は、請求項1記載の
製造方法において、芯材は表皮材の溝部の一側面を支持
可能であるとともに発泡ウレタンを通過可能な脚部を有
し、該芯材の該脚部で該表皮材の該溝部の側面を支持す
ることにより配置工程を行い、この状態で成形工程を行
なうことを特徴とする。
体化している。その作用及び効果は実施形態で説明す
る。 (3)請求項3の内装材の製造方法は、請求項1記載の
製造方法において、芯材は表皮材の溝部の一側面を支持
可能であるとともに発泡ウレタンを通過可能な脚部を有
し、該芯材の該脚部で該表皮材の該溝部の側面を支持す
ることにより配置工程を行い、この状態で成形工程を行
なうことを特徴とする。
【0011】請求項3の製造方法も請求項1の手段を具
体化している。その作用及び効果は実施形態で説明す
る。なお、リッド内にエアバッグを内装するインストル
メントパネルを製造する場合、請求項3に係る芯材の脚
部の先端を鋭利にすることが好ましい。なぜなら、その
芯材の脚部の先端における鋭利さの調整により表皮材の
応力集中を加減できるため、これによりエアバッグの膨
脹時におけるリッドの開放、展開を調整できるからであ
る。
体化している。その作用及び効果は実施形態で説明す
る。なお、リッド内にエアバッグを内装するインストル
メントパネルを製造する場合、請求項3に係る芯材の脚
部の先端を鋭利にすることが好ましい。なぜなら、その
芯材の脚部の先端における鋭利さの調整により表皮材の
応力集中を加減できるため、これによりエアバッグの膨
脹時におけるリッドの開放、展開を調整できるからであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、各請求項1〜3の発明をリ
ッド一体型インストルメントパネルの製造方法に具体化
した実施形態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1では請求項1、2を具体化し
ている。
ッド一体型インストルメントパネルの製造方法に具体化
した実施形態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1では請求項1、2を具体化し
ている。
【0013】「配置工程」まず、図1に示すように、リ
ッド2(図6参照)の大きさで開く開口10aと、注入
口10bとをもつ芯材10を用意する。また、同リッド
2の大きさで環状となり、底部が薄肉とされた断面U字
状の溝部11aをもつ軟質PVC製の表皮材11を用意
する。
ッド2(図6参照)の大きさで開く開口10aと、注入
口10bとをもつ芯材10を用意する。また、同リッド
2の大きさで環状となり、底部が薄肉とされた断面U字
状の溝部11aをもつ軟質PVC製の表皮材11を用意
する。
【0014】他方、上型12と、下型13と、上型12
内を摺動するスライドコア14とを有する成形型を用意
する。上型12には発泡ウレタン原料の注入路12aが
形成されている。また、スライドコア14は、芯材10
の開口10aと整合し、その先端外側面が溝部11aの
内側面と当接可能な大きさを有している。このスライド
コア14にも発泡ウレタン原料の注入路14aが形成さ
れている。
内を摺動するスライドコア14とを有する成形型を用意
する。上型12には発泡ウレタン原料の注入路12aが
形成されている。また、スライドコア14は、芯材10
の開口10aと整合し、その先端外側面が溝部11aの
内側面と当接可能な大きさを有している。このスライド
コア14にも発泡ウレタン原料の注入路14aが形成さ
れている。
【0015】そして、成形型内に表皮材11を配置する
とともに表皮材11と対面して芯材10を配置する。こ
のとき、表皮材11の溝部11aが内側に突出するよう
にする。また、スライドコア14を内側に突出させ、ス
ライドコア14の先端外側面で表皮材11の溝部11a
の内側面を支持する。 「成形工程」この状態で注入路12a、注入口10bか
ら表皮材11と芯材10との間に発泡ウレタン原料を注
入し、その発泡ウレタン原料を発泡させて半硬質の発泡
ポリウレタンフォーム15(図2参照)とする。このと
き、スライドコア14の先端外側面で表皮材11の溝部
11aの内側面を支持しつつ発泡ウレタン原料を発泡さ
せるため、発泡ウレタン原料の発泡圧力にかかわらず、
溝部11aは内側に起立した状態で突出したままとなっ
ている。
とともに表皮材11と対面して芯材10を配置する。こ
のとき、表皮材11の溝部11aが内側に突出するよう
にする。また、スライドコア14を内側に突出させ、ス
ライドコア14の先端外側面で表皮材11の溝部11a
の内側面を支持する。 「成形工程」この状態で注入路12a、注入口10bか
ら表皮材11と芯材10との間に発泡ウレタン原料を注
入し、その発泡ウレタン原料を発泡させて半硬質の発泡
ポリウレタンフォーム15(図2参照)とする。このと
き、スライドコア14の先端外側面で表皮材11の溝部
11aの内側面を支持しつつ発泡ウレタン原料を発泡さ
せるため、発泡ウレタン原料の発泡圧力にかかわらず、
溝部11aは内側に起立した状態で突出したままとなっ
ている。
【0016】この後、図2に示すように、スライドコア
14を外側に引き込ませ、この状態で注入路14aから
表皮材11とスライドコア14との間に発泡ウレタン原
料を注入し、その発泡ウレタン原料を発泡させて硬質の
発泡ポリウレタンフォーム16(図3参照)とする。こ
のとき、先程発泡させた発泡ポリウレタンフォーム15
で表皮材11の溝部11aのほぼ外側面を支持しつつ発
泡ウレタン原料を発泡させるため、発泡ウレタン原料の
発泡圧力にかかわらず、溝部11aはやはり内側に起立
した状態で突出したままとなっている。
14を外側に引き込ませ、この状態で注入路14aから
表皮材11とスライドコア14との間に発泡ウレタン原
料を注入し、その発泡ウレタン原料を発泡させて硬質の
発泡ポリウレタンフォーム16(図3参照)とする。こ
のとき、先程発泡させた発泡ポリウレタンフォーム15
で表皮材11の溝部11aのほぼ外側面を支持しつつ発
泡ウレタン原料を発泡させるため、発泡ウレタン原料の
発泡圧力にかかわらず、溝部11aはやはり内側に起立
した状態で突出したままとなっている。
【0017】こうして、図3に示すように、表皮材11
の溝部11aが内側に起立した状態で突出したままのリ
ッド一体型インストルメントパネルを得る。このため、
このリッド一体型インストルメントパネルでは、図示し
ないエアバッグの膨脹前には、室内側から見て表皮材1
1の溝部11aが優れた意匠を表す。エアバッグの膨脹
時には、芯材10の開口10aと、表皮材11の溝部1
1aの底部が薄肉になっていることと、発泡ポリウレタ
ンフォーム16が発泡ポリウレタンフォーム15より硬
質であることとで応力集中が図られているため、表皮材
11の溝部11aで囲まれた部位と、芯材10の開口1
0aと、発泡ポリウレタンフォーム16とで構成される
リッド2が開放、展開することとなる。
の溝部11aが内側に起立した状態で突出したままのリ
ッド一体型インストルメントパネルを得る。このため、
このリッド一体型インストルメントパネルでは、図示し
ないエアバッグの膨脹前には、室内側から見て表皮材1
1の溝部11aが優れた意匠を表す。エアバッグの膨脹
時には、芯材10の開口10aと、表皮材11の溝部1
1aの底部が薄肉になっていることと、発泡ポリウレタ
ンフォーム16が発泡ポリウレタンフォーム15より硬
質であることとで応力集中が図られているため、表皮材
11の溝部11aで囲まれた部位と、芯材10の開口1
0aと、発泡ポリウレタンフォーム16とで構成される
リッド2が開放、展開することとなる。
【0018】なお、スライドコア14の先端面に図示し
ない芯材を設けておくこともできる。 (実施形態2)実施形態2では請求項1、3を具体化し
ている。 「配置工程」まず、図4に示すように、実施形態1と同
一の芯材10及び表皮材11を用意する。また、芯材の
一部として、芯材10の開口10aを閉塞する底部17
aと、この底部17aから立ち上がる脚部17dとから
なる第2芯材17を用意する。この第2芯材17の脚部
17dには複数の連通口17bが貫設され、その先端に
は鋭利に形成された突起17cが形成されている。
ない芯材を設けておくこともできる。 (実施形態2)実施形態2では請求項1、3を具体化し
ている。 「配置工程」まず、図4に示すように、実施形態1と同
一の芯材10及び表皮材11を用意する。また、芯材の
一部として、芯材10の開口10aを閉塞する底部17
aと、この底部17aから立ち上がる脚部17dとから
なる第2芯材17を用意する。この第2芯材17の脚部
17dには複数の連通口17bが貫設され、その先端に
は鋭利に形成された突起17cが形成されている。
【0019】他方、上型18と下型19とを有する成形
型を用意する。上型18には発泡ウレタン原料の注入路
18aが形成されている。そして、成形型内に表皮材1
1を配置するとともに表皮材11と対面して芯材10を
配置する。このとき、表皮材11の溝部11aが内側に
突出するようにする。そして、第2芯材17の脚部17
dが内側に突出して表皮材11の溝部11aの内側面を
支持するように、その底部17aを開口10a内に配置
する。
型を用意する。上型18には発泡ウレタン原料の注入路
18aが形成されている。そして、成形型内に表皮材1
1を配置するとともに表皮材11と対面して芯材10を
配置する。このとき、表皮材11の溝部11aが内側に
突出するようにする。そして、第2芯材17の脚部17
dが内側に突出して表皮材11の溝部11aの内側面を
支持するように、その底部17aを開口10a内に配置
する。
【0020】「成形工程」この状態で注入路18a、注
入口10bから表皮材11と芯材10及び第2芯材17
との間に発泡ウレタン原料を注入し、その発泡ウレタン
原料を発泡させて半硬質の発泡ポリウレタンフォーム2
0(図5参照)とする。このとき、注入し、発泡する発
泡ウレタン原料は脚部17dに貫設された複数の連通口
17bを経て第2芯材17の内側でも発泡ポリウレタン
フォーム20となる。また、第2芯材17の脚部17d
で表皮材11の溝部11aの内側面を支持しつつ発泡ウ
レタン原料を発泡させるため、発泡ウレタン原料の発泡
圧力にかかわらず、溝部11aは内側に起立した状態で
突出したままとなっている。
入口10bから表皮材11と芯材10及び第2芯材17
との間に発泡ウレタン原料を注入し、その発泡ウレタン
原料を発泡させて半硬質の発泡ポリウレタンフォーム2
0(図5参照)とする。このとき、注入し、発泡する発
泡ウレタン原料は脚部17dに貫設された複数の連通口
17bを経て第2芯材17の内側でも発泡ポリウレタン
フォーム20となる。また、第2芯材17の脚部17d
で表皮材11の溝部11aの内側面を支持しつつ発泡ウ
レタン原料を発泡させるため、発泡ウレタン原料の発泡
圧力にかかわらず、溝部11aは内側に起立した状態で
突出したままとなっている。
【0021】こうして、図5に示すように、表皮材11
の溝部11aが内側に起立した状態で突出したままのリ
ッド一体型インストルメントパネルを得る。このため、
このリッド一体型インストルメントパネルにおいても、
図示しないエアバッグの膨脹前には、室内側から見て表
皮材11の溝部11aが優れた意匠を表す。エアバッグ
の膨脹時には、芯材10の開口10aと、表皮材11の
溝部11aの底部が薄肉になっていることとで応力集中
が図られているため、表皮材11の溝部11aで囲まれ
た部位と、第2芯材17の底部17aと、これら部位に
挟まれた発泡ポリウレタンフォーム20の一部とで構成
されるリッド2が開放、展開することとなる。このと
き、第2芯材17の脚部17dの先端に形成された突起
17cが表皮材11の応力集中を高めるため、リッド2
の開放、展開が調整される。
の溝部11aが内側に起立した状態で突出したままのリ
ッド一体型インストルメントパネルを得る。このため、
このリッド一体型インストルメントパネルにおいても、
図示しないエアバッグの膨脹前には、室内側から見て表
皮材11の溝部11aが優れた意匠を表す。エアバッグ
の膨脹時には、芯材10の開口10aと、表皮材11の
溝部11aの底部が薄肉になっていることとで応力集中
が図られているため、表皮材11の溝部11aで囲まれ
た部位と、第2芯材17の底部17aと、これら部位に
挟まれた発泡ポリウレタンフォーム20の一部とで構成
されるリッド2が開放、展開することとなる。このと
き、第2芯材17の脚部17dの先端に形成された突起
17cが表皮材11の応力集中を高めるため、リッド2
の開放、展開が調整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係り、成形型等の断面図である。
【図2】実施形態1に係り、成形型等の断面図である。
【図3】実施形態1に係るリッド一体型インストルメン
トパネルを示し、図7と同様の拡大断面図である。
トパネルを示し、図7と同様の拡大断面図である。
【図4】実施形態2に係り、成形型等の断面図である。
【図5】実施形態2に係るリッド一体型インストルメン
トパネルを示し、図7と同様の拡大断面図である。
トパネルを示し、図7と同様の拡大断面図である。
【図6】リッド一体型インストルメントパネルの斜視図
である。
である。
【図7】図6のIIV−IIV拡大断面図である。
1…リッド一体型インストルメントパネル 10、17…芯材(17…第2芯材) 11…表皮材 11a…溝部 12、13、14、18、19…成形型(12、18…
上型、13、19…下型、14…スライドコア) 15、16、20…発泡ポリウレタンフォーム 17d…脚部 17b…連通口 17c…突起
上型、13、19…下型、14…スライドコア) 15、16、20…発泡ポリウレタンフォーム 17d…脚部 17b…連通口 17c…突起
Claims (3)
- 【請求項1】芯材と、断面U字状の溝部が形成された表
皮材とを用意し、成形型内に該溝部が内側に突出するよ
うに該表皮材を配置するとともに該表皮材と対面して該
芯材を配置する配置工程と、 該溝部の側面を支持しつつ、該表皮材と該芯材との間に
注入した発泡ウレタン原料を発泡させることにより内装
材を得る成形工程と、からなることを特徴とする内装材
の製造方法。 - 【請求項2】成形型のスライドコアを内側に突出させ、
該スライドコアの側面で表皮材の溝部の少なくとも一側
面を支持することにより配置工程を行い、 この状態で発泡ウレタン原料を注入発泡させた後、該ス
ライドコアを外側に引き込ませた状態で発泡ウレタン原
料を注入発泡させることにより成形工程を行なうことを
特徴とする請求項1記載の内装材の製造方法。 - 【請求項3】芯材は表皮材の溝部の一側面を支持可能で
あるとともに発泡ウレタンを通過可能な脚部を有し、該
芯材の該脚部で該表皮材の該溝部の側面を支持すること
により配置工程を行い、 この状態で成形工程を行なうことを特徴とする請求項1
記載の内装材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08130280A JP3132387B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 内装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08130280A JP3132387B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 内装材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09314574A true JPH09314574A (ja) | 1997-12-09 |
JP3132387B2 JP3132387B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=15030540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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1996
- 1996-05-24 JP JP08130280A patent/JP3132387B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005219349A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Honda Motor Co Ltd | 強化パネル成形方法及び発泡コア成形方法、パネル構造 |
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