JPH09313690A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH09313690A
JPH09313690A JP8156018A JP15601896A JPH09313690A JP H09313690 A JPH09313690 A JP H09313690A JP 8156018 A JP8156018 A JP 8156018A JP 15601896 A JP15601896 A JP 15601896A JP H09313690 A JPH09313690 A JP H09313690A
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ball
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Kunio Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技店においてゲーム内容と関連したサービ
スを遊技者に可変的に提供でき、遊技者の心理的欲求に
十分答え得ることができる弾球遊技機を提供することを
目的とする。 【解決手段】 変動図柄を表示する変動図柄表示手段23
と、始動手段24が遊技球を検出した時に変動図柄表示手
段23の図柄を所定時間変動させる変動処理手段42と、変
動図柄表示手段23の変動後の図柄が大当たり図柄となっ
た時に、遊技者に有利な権利を発生させる権利発生手段
43とを備え、大当たり図柄が出現する大当たりの発生確
率を複数段階に選択的に設定する確率設定手段44と、所
定の解除条件の時に前記発生確率を所定確率に戻す解除
手段45とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の弾
球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機、例えばパチンコ機におい
て、遊技盤に、複数個の図柄表示部を有する変動図柄表
示手段と、遊技球の入球又は通過を検出する始動手段と
を設け、始動手段が遊技球を検出した時に、変動図柄表
示手段の各図柄表示部の図柄を所定時間変動させて、そ
の変動後の停止図柄が特定の大当たり図柄となった時
に、大入賞手段を所定回数開閉するか、又は他の入賞手
段に入賞した遊技球がその内部の特別作動領域を通過し
た後、特定始動手段に遊技球が入賞する毎に大入賞手段
を所定回数開閉する等、遊技者に有利な大当たり権利を
発生させて利益を還元するようにしたものがある。
【0003】またCR機では、変動図柄表示手段の停止
図柄が大当たり図柄で停止して大当たりが発生すると、
大当たり図柄の種類によっては、次回からの大当たりの
発生確率を10倍程度の高確率に切り換えるようにした
確率変動式のものがある。
【0004】これらのパチンコ機は、変動図柄表示手段
側で大当たりが発生すれば、その後に大入賞手段が開閉
動作を繰り返す間に、大入賞手段に多数の遊技球が入賞
して遊技者に多大な利益が還元され、特に確率変動式の
場合には、一旦大当たりが発生すると、次回から高確率
状態に切り換わるため、続けて大当たりが発生し易くな
る。このため、遊技者は多くの還元利益を期待しながら
ゲームを行える等の利点があり、遊技者の人気が高く、
現在では多くの遊技店に広く普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パチンコ機等を設置す
る各遊技店では、遊技者に魅力ある運営をして一人でも
多くの顧客を獲得するために、遊技者に対して従来から
種々のサービス活動を行っている。特に1日の全営業時
間帯を見た場合、午後から夕方にかけては多数の遊技客
が入場する反面、営業開始から一定時間の午前中は、各
遊技店とも遊技客の入場者数が非常に少なく、この時間
帯の遊技客の誘致に種々の工夫を凝らしたサービス活動
を行っている。
【0006】しかし、従来のサービス活動は、パチンコ
機側のゲーム内容自体によるものではなく、その日の営
業開始から一定の時間を限定してモーニングサービス的
に、又は営業時間中の特定の時間帯に限ってタイムサー
ビス的に、パチンコ機に付された台番号によってラッキ
ーナンバー等の抽選を行い、その当選者に所定の景品を
贈呈する等、ゲーム内容以外の部分でのサービスに重点
を置いたものとなっている。
【0007】従って、従来の遊技店のサービスは、パチ
ンコ機によるゲームを楽しむ遊技者、或いは大きな利益
の還元を望む遊技者に対しては、その心理的欲求を十分
に満たすものとはなっておらず、パチンコ機のゲーム性
を考慮した新たなサービスが望まれている。
【0008】また現在の多くのパチンコ機は、所定の確
率で大当たりが発生するように乱数制御方式を採用して
いるため、各遊技店では、始動手段の入口側にある釘の
間隔を調整する所謂釘調整等によって、特定の数台のパ
チンコ機について、その始動手段に遊技球が入り易くな
るようにして出玉率を上げ、遊技者に対する利益の還元
を大にするサービスが行われている。
【0009】しかし、この釘調整によるサービスは、そ
のパチンコ機に対する固定的なものとなり、モーニング
サービス的又はタイムサービス的に一定の時間に限定し
て可変的にサービスを提供するようなことはできない。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、遊技店におい
てゲーム内容と関連したサービスを遊技者に可変的に提
供でき、遊技者の心理的欲求に十分答え得ることができ
る弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、変動図柄を表示する変動図柄表示手段23と、始動手
段24が遊技球を検出した時に変動図柄表示手段23の図柄
を所定時間変動させる変動処理手段42と、変動図柄表示
手段23の変動後の図柄が大当たり図柄となった時に、遊
技者に有利な権利を発生させる権利発生手段43とを備え
た弾球遊技機において、大当たり図柄が出現する大当た
りの発生確率を複数段階に選択的に設定する確率設定手
段44と、所定の解除条件の時に前記発生確率を所定確率
に戻す解除手段45とを備えたものである。
【0011】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明おいて、稼働前に確率設定手段44により前記発
生確率を設定可能にしたものである。
【0012】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明おいて、確率設定手段44にキースイッチ
37を備え、電源投入前に、このキースイッチ37により前
記発生確率を設定するようにしたものである。
【0013】請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3の何れかに記載の発明おいて、大当たり乱数を含む乱
数を発生する乱数発生手段39を計数手段39a により構成
し、確率設定手段44による前記発生確率の設定時に、計
数手段39a の計数設定値を変更するようにしたものであ
る。
【0014】請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至
4の何れかに記載の発明おいて、大当たりによる権利が
消滅した時に、解除手段45により高確率から低確率に戻
すようにしたものである。
【0015】請求項6に記載の本発明は、請求項1乃至
5の何れかに記載の発明おいて、電源の切断時に、解除
手段45により高確率から低確率に戻すようにしたもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1乃至図5は本発明の第1の実施
形態を例示する。図1及び図2において、1 はパチンコ
機、2 はカード式球貸し機で、このパチンコ機1 及び球
貸し機2 は、左右に交互に並べて図外の島構造体に横一
列状に装着されている。
【0017】パチンコ機1 は、図1及び図2に示すよう
に、外枠3 と、この外枠3 に開閉自在に枢着された前枠
4 とを備えている。前枠4 には、遊技盤5 に対応するガ
ラス扉6 と、上皿7 を支持する開閉板8 とが上下に配置
され、これらガラス扉6 及び開閉板8 は前枠4 に回動自
在に枢着されている。前枠4 の下部には、上皿7 の下側
に下皿9 が、この下皿9 の一側方に発射手段10の発射ハ
ンドル11が夫々設けられている。
【0018】遊技盤5 は前枠4 に裏側から着脱自在に装
着されており、また前枠4 には、図2に示す如く、この
遊技盤5 を押さえるための裏機構板12が裏面側から着脱
自在に装着されている。裏機構板12には開口部13が形成
されると共に、その上側に賞球タンク14、賞球タンクレ
ール15が、左右一側に球払い出し手段16が、下側に通路
ユニット17等が夫々設けられている。
【0019】開口部13には、遊技盤5 の裏側に上下に近
接して装着された裏カバー18と入賞球タンク19とが嵌合
されている。裏カバー18には制御ボックス20が裏側から
着脱自在に装着され、この制御ボックス20に制御基板36
が収納されている。制御基板36には、後述する制御系の
CPU、ROM、RAM等が装着されると共に、キース
イッチ37が装着されている。キースイッチ37は確率設定
用であって、制御ボックス20に形成されたキー穴38から
キーを挿入して回動操作するようになっている。
【0020】遊技盤5 には、図3に示すように、ガイド
レール22が環状に装着されると共に、そのガイドレール
22の内側に変動図柄表示手段23、始動手段24、上入賞口
25、左入賞口26、右入賞口27、特定入賞手段28、下入賞
口29、第3種始動手段30、大入賞手段31、アウト口32が
夫々設けられている。
【0021】変動図柄表示手段23は左右方向に3個の図
柄表示部34を備え、始動手段24が遊技球の通過を検出し
た時に、乱数処理によって各図柄表示部34の表示図柄が
所定時間だけ変動するように構成されている。なお、各
図柄表示部34は、例えば0〜9及びA〜Fの各図柄を表
示するようになっている。
【0022】特定入賞手段28は、変動図柄表示手段23の
各図柄表示部34の停止図柄が「7・7・7」等の特定の
大当たり図柄となった時に有効になるように構成されて
いる。そして、この特定入賞手段28の内部は3分割され
ており、その中央が特別作動領域35となっている。
【0023】図4は制御系を示し、39は乱数発生手段
で、例えば大当たりの発生確率が1/250の場合には
0〜249までの乱数を繰り返して発生するように構成
されている。乱数発生手段39は、一定の時間間隔で発生
するクロックパルスを計数する計数手段39a により構成
されており、始動手段24が遊技球を検出した時の計数値
を抽選乱数として出力するようになっている。なお、乱
数発生手段39で発生する乱数は、大当たり乱数と、この
大当たり乱数以外のリーチ乱数及び外れ乱数に設定され
ている。
【0024】40は乱数抽選手段で、始動手段24が遊技球
を検出した時に、その検出時点での乱数発生手段39の乱
数値を抽選するようになっている。41は乱数判定手段
で、乱数抽選手段40の抽選乱数が大当たり乱数、リーチ
乱数、外れ乱数の何れであるかを判定すると共に、その
乱数が大当たり乱数の時に、変動図柄表示手段23の各図
柄表示部34が大当たり図柄で停止した後に、特定入賞手
段28を有効にして、その特別作動領域35を作動可能にす
るように構成されている。
【0025】42は変動処理手段で、始動手段24が遊技球
を検出した時に、変動図柄表示手段23の各図柄表示部34
の表示図柄を所定時間変動させると共に、例えば乱数抽
選手段40の抽選乱数が大当たり乱数の時に、各図柄表示
部34の停止図柄が「7・7・7」等の大当たり図柄とな
るように、大当たり乱数、リーチ乱数、外れ乱数等の各
抽選乱数に応じて各図柄表示部34の停止図柄を制御する
よう構成されている。
【0026】43は権利発生手段で、乱数判定手段41が大
当たり乱数と判定して特定入賞手段28が有効となり、そ
の特別作動領域35を遊技球が通過した時に、第3種始動
手段30に遊技球が入球する毎に大入賞手段31を所定回数
開閉させて、遊技者に有利な利益状態を発生させるよう
になっている。なお、大入賞手段31は、大当たりの権利
発生時に、第3種始動手段30に遊技球が入る毎に最大1
6回まで開閉し、その各開放毎に10個の遊技球が入賞
した時に閉じるようになっている。
【0027】44は確率設定手段で、変動図柄表示手段23
に大当たり図柄が出現する大当たりの発生確率を複数段
階に選択的に設定するようになっている。即ち、確率設
定手段44は発生確率を標準確率1/250から最高確率
1/50の範囲内で、1/200、1/150、1/1
00を含む5段階に選択的に設定可能であって、電源投
入前、電源投入直後の一定時間内等のパチンコ機1 の稼
働前にキースイッチ37を操作して何れかの確率を選択す
るようになっている。
【0028】確率設定手段44は、乱数発生手段39で発生
する大当たり乱数を含む総発生乱数の数を変更して確率
を設定するためのものである。即ち、乱数発生手段39が
計数手段39a により構成されているため、確率設定手段
44は、計数手段39a のプリセット値を250から50の
範囲内で50刻みに適宜変更して、大当たりの発生確率
を各確率に設定するようになっている。
【0029】45は解除手段で、大当たりの権利終了後、
及びパチンコ機1 の電源の切断時に、1/50、1/1
00、1/150又は1/200の高確率から低確率
(標準確率)の1/250に戻すためのものである。
【0030】次に図5のフローチャートを参照しながら
動作を説明する。このパチンコ機1 は、遊技盤5 の裏側
の制御基板36に確率設定手段44を備えており、パチンコ
機1 の稼働前であれば、遊技店側において、キースイッ
チ37を操作して大当たりの発生確率を5段階に設定する
ことができる。
【0031】そこで、モーニングサービスとして遊技者
にサービスをする場合には、パチンコ機1 の前枠4 を前
側に開放して遊技盤5 の裏側を開けた後、裏カバー18の
キー穴38にキーを挿入して、キーによりキースイッチ37
を回動操作して、確率設定手段44により所定の確率を設
定する(ステップS1)。
【0032】例えば、確率設定手段44の確率は通常、低
確率(標準確率)の1/250であるが、キースイッチ
37を操作すると、1/200、1/150、1/100
及び1/50の内で何れかの確率を任意に選択できるの
で、遊技店側の営業方針に沿って適宜確率を選択し決定
することができる。
【0033】このようにして遊技店内の全パチンコ機1
又は一部のパチンコ機1 について、その確率設定手段44
により所定の確率を設定した後(ステップS1)、店内
の各パチンコ機1 の電源を投入する(ステップS2)。
すると各パチンコ機1 において、制御系を初期設定する
と共に、確率設定手段44で設定された確率を読み込ん
で、乱数発生手段39を構成する計数手段39a の設定値を
その設定確率に応じて決定する(ステップS3)。
【0034】例えば、低確率の1/250から確率1/
100に設定した場合には、計数手段39a の設定値は2
50から100に切り換わり、計数手段39a はクロック
パルスを100まで計数する計数動作を繰り返し、大当
たり乱数を含む0〜99の乱数を順次発生する(ステッ
プS4)。
【0035】ゲームに際しては、上皿7 に遊技球を入れ
た状態で発射手段10の発射ハンドル11を操作する。する
と発射手段10の発射動作に連動して上皿7 の遊技球が発
射レールの発射位置に1個づつ供給され、その遊技球を
打撃槌で打撃してガイドレール22に沿って順次遊技盤5
の上部側に発射する。
【0036】遊技盤5 の上部側に発射された遊技球は、
遊技盤5 の盤面に沿って落下する間に上入賞口25等に入
賞するか、又は遊技盤5 の下部まで落下してアウト口32
に入り、遊技盤5 の後側に通過して行く。遊技球が変動
図柄表示手段23の下側の始動手段24を通過して、この始
動手段24が遊技球を検出すると(ステップS5)、乱数
発生手段39が常時0〜99までの乱数を繰り返し発生し
ているので、乱数抽選手段40がその時点での乱数を抽選
すると同時に(ステップS6)、乱数判定手段41により
その抽選乱数が大当たり乱数、リーチ乱数及び外れ乱数
の何れであるかを判定し(ステップS7)、変動処理手
段42により変動図柄表示手段23の各図柄表示部34の図柄
を変動させる(ステップS8)。
【0037】この時、変動処理手段42は、各図柄表示部
34の図柄が所定時間変動した後、その大当たり乱数、リ
ーチ乱数及び外れ乱数の夫々に応じた停止図柄で停止す
るように変動図柄表示手段23を制御する。そして、例え
ば抽選乱数が大当たり乱数であれば、各図柄表示部34の
停止図柄が「7・7・7」等の大当たり図柄となり、リ
ーチ乱数等を含む外れ乱数であれば、各図柄表示部34の
停止図柄が大当たり図柄以外の外れ図柄となる。
【0038】乱数判定手段41での乱数の判定結果が大当
たり乱数でなければ(ステップS9)、ステップS5に
戻る。判定結果が大当たり乱数の時には(ステップS
9)、特定入賞手段28を有効にし(ステップS10)、
この特定入賞手段28に入賞した遊技球が特別作動領域35
を通過すれば(ステップS11)、大当たり権利発生手
段43が働いて遊技者に有利な権利(大当たり状態)が発
生する(ステップS12)。
【0039】即ち、遊技球が特定入賞手段28の特別作動
領域35を通過すれば、その後、第3種始動手段30に遊技
球が入る毎に(ステップS13)、大入賞手段31が一定
時間開放し(ステップS14)、この大入賞手段31が開
閉動作を最大16回まで繰り返す(ステップS15)。
このため、大入賞手段31の1回の開放中に10個の遊技
球が入賞するので、16回開閉する間に160個の遊技
球が入賞し、その遊技球の1個毎に球払い出し手段16が
15個づつの合計2400個の遊技球を景品として払い
出して、遊技者に多大な利益を還元する。
【0040】大入賞手段31が開閉動作を16回繰り返し
て、権利発生手段43による大当たりの権利が消滅すると
(ステップS15)、解除手段45が働いて確率設定手段
44により設定された確率を1/100から1/250の
低確率へと強制的に戻し、大当たりの発生確率を高確率
1/100に設定したモーニングサービスが終了する
(ステップS16)。このため、その後は計数手段39a
の設定値が250に戻り、この計数手段39a が250ま
での計数動作を繰り返し、大当たりの発生確率が標準確
率1/250になる。なお、ゲーム終了時には、ステッ
プS17を経て終了する。
【0041】また遊技店での1日の営業が終了し、全パ
チンコ機1 の電源を落とすと、一度も大当たりが発生せ
ずに高確率状態のままのパチンコ機1 があっても、確率
設定手段44は強制的に高確率から低確率1/250に戻
る。このように遊技店において、パチンコ機1 の稼働前
に確率設定手段44により高確率に設定しておけば、変動
図柄表示手段23で大当たり図柄が出現して大当たりが発
生する確率が大になるので、大入賞手段31の開閉を通じ
て遊技者に多大な利益を還元できる。
【0042】従って、従来の遊技店のサービス活動とは
異なり、ゲームを通じて遊技者にサービスを提供できる
ので、遊技者の興趣が増大すると共に、遊技者の心理的
欲求に十分に答えることができる。
【0043】また確率設定手段44による確率設定は、電
源の投入前又は投入直後の一定時間内等、パチンコ機1
の稼働前に行うようになっている。このため、遊技客の
少ない午前中に行うモーニングサービスの一貫として容
易且つ効果的に利用でき、稼働開始後に遊技者の面前で
確率設定を行う場合に比較して、遊技者の不信感を招く
等の問題もない。
【0044】しかも確率設定手段44で5段階の確率を選
択して設定できるため、遊技店内に多数のパチンコ機1
を設置している場合には、そのパチンコ機1 の位置、他
のパチンコ機1 との間隔等を考慮する等、各遊技店でそ
の営業方針に応じた確率を選択し設定することができ
る。
【0045】確率設定手段44で確率を設定する場合、乱
数発生手段39に計数手段39a を用い、その設定値を変え
て、大当たり乱数を含む総発生乱数の数を変えるように
しているため、乱数発生手段39の構成、設定確率の変更
が容易且つ簡単になる。
【0046】更に確率設定手段44による確率の設定時に
は、遊技盤5 の裏側にあるキースイッチ37にキーを挿入
して操作するようにしているため、如何に稼働前とは言
えども所定のキー持っている係員しか確率設定ができ
ず、不正行為を招来する恐れがない。このため、安全性
が向上する。
【0047】確率設定手段44で高確率に設定しても、大
当たりの権利が消滅した時に、解除手段45が働いて低確
率に戻るので、大当たりの権利消滅までの一時的なサー
ビスに止めることができる。つまり、ゲーム内容による
遊技店のサービスであるにも拘わらず、可変的なサービ
スが可能であり、場合によっては1/50の高確率に設
定する等、遊技店側でも売り上げ、その他の営業成績を
考慮して柔軟に対応することができる。
【0048】しかも、可変的なサービスの提供であって
も、一旦大当たりが発生してその権利が消滅した後に確
率を戻すので、遊技者の心理的欲求を損なうことはな
い。また遊技店での1日の営業が終了し、全パチンコ機
1 の電源を落とすと、一度も大当たりが発生せずに高確
率状態のままのパチンコ機1 があっても、確率設定手段
44は強制的に高確率から低確率に戻るため、翌日の営業
開始時に、各パチンコ機1 毎に高確率から低確率に戻す
必要がなく、取り扱いが容易である。また高確率に設定
したパチンコ機1 でも、1日で自動的に低確率に戻るの
で、その高確率は最長で1日となり、前日に大当たりの
発生していないパチンコ機1 が翌日に集中的に攻略され
ることもない。
【0049】図6は本発明の第2の実施形態を例示し、
外部の管理用パソコン等の管理機46から確率設定手段44
に指示を出して確率を設定するようにしたものである。
即ち、外部の管理機46から各パチンコ機1 の確率設定手
段44に指示を出し、その指示に従って確率設定手段44が
大当たりの発生確率を適宜設定する。この場合、パチン
コ機1 の稼働中に管理機46から指示を出せば、その時点
から以後の確率が変化する。従って、1日の営業時間中
に指示を出してタイムサービス的に利用することもでき
る。なお、解除手段45による解除の条件は、第1の実施
形態と同じである。
【0050】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明はこの実施形態に限定されるものではない。確率設
定手段44で設定する確率、その段階数等は飽くまでも一
例であって、実施形態以外の確率、段階数以外でも良
い。また解除手段45による解除条件は、ゲーム全体の構
成とも関連して適宜決定することもできる。更にパチン
コ機1 の他、アレンジボール機等の弾球遊技機において
も同様に実施することが可能である。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、変動
図柄を表示する変動図柄表示手段23と、始動手段24が遊
技球を検出した時に変動図柄表示手段23の図柄を所定時
間変動させる変動処理手段42と、変動図柄表示手段23の
変動後の図柄が大当たり図柄となった時に、遊技者に有
利な権利を発生させる権利発生手段43とを備えた弾球遊
技機において、大当たり図柄が出現する大当たりの発生
確率を複数段階に選択的に設定する確率設定手段44と、
所定の解除条件の時に前記発生確率を所定確率に戻す解
除手段45とを備えているので、遊技店おいてゲーム内容
と関連したサービスを遊技者に可変的に提供でき、遊技
者の心理的欲求に十分答え得ることができる。
【0052】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明おいて、稼働前に確率設定手段44により
前記発生確率を設定可能にしているので、遊技店のモー
ニングサービスの一貫として利用できる。
【0053】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1又は2に記載の発明おいて、確率設定手段44にキース
イッチ37を備え、電源投入前に、このキースイッチ37に
より前記発生確率を設定するようにしているので、所定
のキー持っている係員しか確率設定ができず、不正行為
を招来する恐れがない。
【0054】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1乃至3の何れかに記載の発明おいて、大当たり乱数を
含む乱数を発生する乱数発生手段39を計数手段39a によ
り構成し、確率設定手段44による前記発生確率の設定時
に、計数手段39a の計数設定値を変更するようにしてい
るので、乱数発生手段39の構成、設定確率の変更が容易
且つ簡単になる。
【0055】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1乃至4の何れかに記載の発明おいて、大当たりによる
権利が消滅した時に、解除手段45により高確率から低確
率に戻すようにしているので、ゲーム内容によるサービ
スであるにも拘わらず、可変的なサービスが可能であ
り、しかも、大当たりが発生してその権利が消滅した後
に確率を戻すので、遊技者の心理的欲求を損なうことは
ない。
【0056】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1乃至5の何れかに記載の発明おいて、電源の切断時
に、解除手段45により高確率から低確率に戻すようにし
ているので、翌日の営業開始時に低確率に戻す必要がな
く、取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す全体の前側の斜
視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す全体の裏側の斜
視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示すフローチャート
である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
23 変動図柄表示手段 24 始動手段 37 キースイッチ 39 乱数発生手段 39a 計数手段 42 変動処理手段 43 権利発生手段 44 確率設定手段 45 解除手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変動図柄を表示する変動図柄表示手段(2
    3)と、始動手段(24)が遊技球を検出した時に変動図柄表
    示手段(23)の図柄を所定時間変動させる変動処理手段(4
    2)と、変動図柄表示手段(23)の変動後の図柄が大当たり
    図柄となった時に、遊技者に有利な権利を発生させる権
    利発生手段(43)とを備えた弾球遊技機において、大当た
    り図柄が出現する大当たりの発生確率を複数段階に選択
    的に設定する確率設定手段(44)と、所定の解除条件の時
    に前記発生確率を所定確率に戻す解除手段(45)とを備え
    たことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 稼働前に確率設定手段(44)により前記発
    生確率を設定可能にしたことを特徴とする請求項1に記
    載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 確率設定手段(44)にキースイッチ(37)を
    備え、電源投入前に、このキースイッチ(37)により前記
    発生確率を設定するようにしたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 大当たり乱数を含む乱数を発生する乱数
    発生手段(39)を計数手段(39a) により構成し、確率設定
    手段(44)による前記発生確率の設定時に、計数手段(39
    a) の計数設定値を変更するようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 大当たりによる権利が消滅した時に、解
    除手段(45)により高確率から低確率に戻すようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊
    技機。
  6. 【請求項6】 電源の切断時に、解除手段(45)により高
    確率から低確率に戻すようにしたことを特徴とする請求
    項1乃至5の何れかに記載の弾球遊技機。
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