JP3784554B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に大当り発生に伴う特典の有無が事前に遊技客に報知されるよう構成したものである。
【0002】
【従来の技術】
現在のパチンコ機等の遊技機においては、盤面上に用意された図柄表示装置に予め定められた特定の図柄組み合わせが得られた場合に大当りとなり、大きな利益を遊技者に付与するような機種が主流を占めている。
【0003】
大当り後の遊技条件は、例えば大当りが発生した時の大当り図柄内容に基づいて、或いは、大当りの発生から終了までの間の特定のタイミングで選択される判定図柄内容に基づいて決定されている。
【0004】
このため、大当りを発生させても確率変動や時間短縮といった大当り終了後の遊技条件で有利な状態が付与される可能性があるだけで、折角大当りを引き当てても大当り図柄や判定図柄結果によってはプラスされるものが無く失望してしまうことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本願発明では遊技進行とは離れた、独立したタイミングで遊技条件の選択・決定を行ない、例えば、“チャンスタイム”のような所定期間中に大当りが発生すれば、前述の確率変動や時間短縮といった所定の利益を大当り図柄とは無関係に付与されるようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、複数の図柄表示部を有する図柄表示装置を備え、該図柄表示装置に予め定められた大当り図柄が表示されることに基づいて大当りとなり、大入賞口を開閉する変動入賞装置を作動させる遊技機において、前記大当り以外の利益を遊技者に付与するか否かの判定を行うための判定図柄を表示する判定図柄表示装置を備えており、前記判定図柄表示装置により表示されている判定図柄によって前記大当り判定以外の判定がなされ、かつ、前記判定図柄の更新が、遊技の進行とは無関係に電源投入後の経過時間のみに基づいて行われることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
本発明の遊技機としては、パチンコ機を例にあげて図1および図2を用いて説明する。
【0009】
図1はパチンコ機の正面構造を示す図であって、外枠(図示せず)の前面側に内枠1がヒンジによて脱着自在および開閉自在に取り付けられている。
【0010】
その内枠1の中央開口部に金枠2を介して上受け皿5を組み付けた前面板3とガラス扉4とがそれぞれ開閉可能に取り付けられている。
【0012】
内枠1の下方には下受け皿6と発射ハンドル7が、右側方にはガラス枠開閉用鍵穴8が形成された鍵飾り9が、上方には枠飾り10が取り付けられている。
【0013】
上受け皿5に遊技球を入れ、発射ハンドル7を握り、時計方向に回動操作すると、遊技球発射装置(図示せず)によって1分間に約100発の速度で1個ずつ発射され、発射された遊技球はガイドレール21によって遊技盤22の遊技領域23に案内される。
【0014】
遊技領域に案内された遊技球は、盤面上に設けられた入賞口のいずれかに入賞するか、または、アウト口24に入る。遊技球が入賞口に入賞すると、その入賞口によって予め定められた個数(例えば15個)の遊技球が内枠裏側の機構板(図示せず)に設けられた賞球払出装置(図示せず)から賞球通路を経て受け皿に払い出される。
【0015】
発射ハンドル7の握り部にはタッチセンサーが設けられており、遊技者がハンドルに素手で触れて操作していれば、前記鍵穴飾りに設けられたLEDが点灯し、発射装置(図示せず)の作動を表示している。また、発射ハンドルの側方には発射停止ボタン(図示せず)が設けられており、押圧操作によって発射モータが停止するため、単発での発射が行なわれるように操作することもできる。
【0016】
図2は、遊技盤22の正面図であって、盤面中央にセンターケース25が設けられている。センターケース25には天入賞口26、液晶表示器からなる特別図柄表示装置27、3個のLEDからなる普通図柄表示装置28、判定図柄表示装置20、特別図柄記憶表示LED29、普通図柄記憶表示LED30、並びに複数の飾りLED(図示せず)などが設けられている。
【0017】
センターケース25の下方には、第1種始動口12および普通電動役物31が設けられている。普通電動役物31が作動して開放される普通電動役物に係る入賞口は第1種始動口スイッチを備え、特別図柄表示装置27を作動開始させる第1種始動口としての機能を果たす。
【0018】
普通電動役物31の下方に図示はしていないが第1種始動口としての中入賞口を設けてもよく、さらに中入賞口の下方に大入賞口32・左袖入賞口33・右袖入賞口34・複数の飾りLEDを備えた変動入賞装置35が配設される。
【0019】
大入賞口32は大入賞口開放ソレノイド(図示せず)によって開閉作動されるようになっており、大入賞口32に入賞したすべての遊技球をカウントするカウントスイッチ(図示せず)と、大入賞口32の中央に形成された特定領域36を通過した遊技球を検出する連続作動スイッチ(図示せず)と、が配備されている。
【0020】
その他、遊技領域23にはサイド飾り37・風車38・普通入賞口39のほか多数の遊技くぎ(図示せず)が配設され、ガイドレール21外側の遊技盤には、入賞ランプ40・球切れランプ41・飾りLED(図示せず)を備えたコーナー飾り42が配設される。
【0021】
普通図柄表示装置28又は普通電動役物31が作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート43を通過した場合は、最初の4個までが始動記憶となり、普通図柄記憶表示LED30の点灯数でもって記憶数が表示され、普通図柄が変動可能となると、その始動記憶に基づいて変動が開始される。
【0022】
普通図柄は、左右が赤色、中央が緑色の3個のLEDから構成され、○−−、○−○、−−○、−●−、といずれかが点灯した状態を図柄変動とする。
【0023】
普通図柄の当り・ハズレは、「0」〜「15」の普通図柄乱数によって定まり、遊技球が普通図柄作動ゲート43を通過し、記憶が満杯でなければその時点での普通図柄乱数の値を格納する。
【0024】
そして、普通図柄が変動を開始すると、格納した乱数値を確認し、その数値が「0」〜「9」であれば、当りとして判定し、「10」〜「15」であれば、ハズレとして判定される。当り・ハズレが決定されると、つぎに停止図柄を決定する。当りの場合には3種類の当り図柄があるので停止図柄として3種類の図柄の中からいずれかを選択しておき、以下の内容に定まる変動固定時間が経過すると当り・ハズレに対応した停止図柄に差し替えて変動が停止する。
【0025】
普通図柄は、通常時と時短時では変動開始時にセットされる変動固定時間の値が異なり、通常時は始動記憶による変動の場合でも25.0秒が固定した値としてセットされる。
【0026】
しかし、時短時は、7.0秒を変動固定時間としてセットするだけでなく、始動記憶による変動の場合には、遊技球が普通図柄作動ゲート43を通過してから図柄の変動が開始されるまでの経過時間分を7.0秒から差し引いた時間を変動固定時間としてセットされる。ただし、経過時間が4.2秒を超えても、それ以上の短縮は行なわれず最低2.8秒が変動固定時間となる。
【0027】
普通図柄が当りとなると、普通電動役物31に係る入賞口が通常時は0.6秒間、時短時は2.0秒間開放される。このため時短時では、普通図柄の変動回数が多くなり、必然的に単位時間あたりの当り回数が増え、普通電動役物31の作動回数が多くなるだけでなく、入賞口の開放時間も長くなり、開放の都度少なくとも1個の入賞が期待されるので、第1種始動口の機能を持つ普通電動役物31に係る入賞口への入賞数は遊技状態によって大きく差がつく。
【0028】
開放した普通電動役物31に係る入賞口、及び第1種始動口12に遊技球が入賞すると、特別図柄表示装置27が作動し、特別図柄が変動を開始し、それぞれ0〜14の15種類の図柄が順次表示される。
【0029】
特別図柄の変動開始後、所定の変動固定時間が経過すると、特別図柄A、特別図柄B、特別図柄Cの順に変動が停止し、予め定められた大当り図柄が得られると大当りとなり、変動入賞装置35が作動して、大入賞口32が約30秒間開放される。
【0030】
開放した大入賞口32に入賞した遊技球はカウントスイッチによって検出され、10個の遊技球が検出されると開放時間内であっても大入賞口32は閉じられる。
【0031】
1回の大入賞口32が開放されてから閉じるまでの期間を“ラウンド”と呼び、大入賞口32の開放中又は閉口後の一定時間以内に、入賞した遊技球が大入賞口32内部の特定領域36(連続作動スイッチ)を通過した時には、大当りの継続、即ち、次のラウンドに移行することができ、大入賞口32閉口後、所定のインターバル時間経過後に再び大入賞口32が開放される。1回の大当りにおける最高ラウンド数は、初回を含め最高16ラウンドまでである。
【0032】
大当りの期間中、特別図柄表示装置27では新たな特別図柄の変動開始は行なわれず、代わりに、その際のラウンド数表示図柄をはじめ、大当りを盛り上げるためのラウンド数に応じた各種デモンストレーション図柄などが表示される。
【0033】
特別図柄表示装置27が作動中又は大当り状態の時に、遊技球が第1種始動口12に入賞した場合は、最初の4個までが入賞記憶となり、特別図柄記憶表示LED29の点灯数でもって記憶数が表示される。そして、特別図柄が変動可能な状態になると、その入賞記憶に基づいて変動が開始される。
【0034】
また、特別図柄が変動停止した時の図柄は、特別図柄乱数によって決定される。遊技球が第1種始動口12に入賞すると、「0」から「224」の225コマからなる特別図柄乱数のその時点における乱数値を選出し、記憶エリアに記憶する。
【0035】
特別図柄が変動を開始すると、記憶された乱数値と大当り値とを比較し、大当り・ハズレを決定する。記憶された乱数値が「7」の場合は大当りとなり、停止時に表示する特別図柄の組み合せ内容を「0」〜「14」の15コマの大当り図柄乱数により決定する。
【0036】
この大当り図柄としては、特別図柄A、特別図柄B、特別図柄Cが同一の図柄からなる組合せを用いることが一般的で、大当り図柄乱数値が「0」の場合は「000」、「1」の場合は「111」といった組み合わせに決定される。
【0037】
記憶された特別図柄乱数値が「7」以外の場合はすべてハズレとなる。ハズレの場合はそれぞれ「0」〜「14」の15コマからなるハズレC乱数、ハズレB乱数、ハズレA乱数より特別図柄C・B・A各図柄を選出し、その組み合わせが大当り図柄と等しい場合には、再度、選出し直して、必ず、ハズレ図柄を作成する。
【0038】
停止図柄が大当り図柄の場合、或いは、ハズレ図柄であって、A=B、A=C、B=CといったA=B=Cと近い組合せとなる場合には、“リーチ”となる。
【0039】
そのときの遊技状態が通常時であるか時短時であるかに応じて“通常時リーチ”と“時短時リーチ”に別れ、その変動パターンは、リーチと決定された時点で得られた「0」〜「31」の32コマからなるリーチ乱数の値と、停止図柄内容別・リーチパターン別に作成されたテーブル値とを照合することによって決定される。
【0040】
リーチ以外のハズレの変動パターンも通常時には通常停止、時短時には短縮通常停止となる。
【0041】
リーチ及び通常停止の変動開始から停止までの変動パターンについての詳細な説明は省略するが、変動固定時間が経過するまでは同一のパターンで変動し、通常停止と各種リーチとは変動時間後の変動パターンが異なり、通常停止は直ちに図柄停止に移行するに対し、リーチは大当りを期待させるような特殊なパターンで図柄表示しながら最長20秒程度の変動が行なわれる。
【0042】
通常時と時短時では変動開始時にセットされる変動固定時間の値が異なり、通常時は始動記憶による変動の場合でも5.0秒が固定した値としてセットされる。
【0043】
しかし、時短時では、始動記憶による変動の場合に、遊技球が第1種始動口スイッチを通過してから図柄の変動が開始されるまでの経過時間分を5.0秒から差し引いた時間が変動固定時間としてセットされる。ただし、経過時間が4.2秒を超えても、それ以上の短縮は行なわれず最低0.8秒が変動固定時間となる。
【0044】
このため、特別図柄の通常時における平均変動時間は約10秒であるに対して時短時の平均変動時間は約4.5秒となり1分間当りの変動可能回数が約6回から約13回に増大する一方、特別図柄の作動契機についても、時短時の普通図柄の時間短縮、普通電動役物の作動時間延長による第1種始動口12への入賞数の増大と相まって、大当り確率は変化せずとも早期に大当りの発生が期待される。
【0045】
以下、本願発明の実施の形態について更に説明を行なうことにする。
【0046】
(第1の実施の形態)
前述のようにセンターケース25には判定図柄表示装置20が設けられている。判定図柄表示装置20は、赤色LEDからなるドット表示器で構成され、表示される図柄は、赤ハート、赤ダイヤ、黒スペード、黒クローバの4種類となる。
【0047】
赤ハート、赤ダイヤはそれぞれハート・ダイヤ部分が点灯し、周囲は消灯した状態、一方、黒スペード、黒クローバは逆にマークの部分が消灯し、周囲が点灯した状態で図柄を形成する。図柄の配列順は赤ダイヤ、黒スペード、赤ハート、黒クローバの順に並び、次は赤ダイヤに戻る。
【0048】
パチンコ機の電源投入時点では、判定図柄表示装置20の表示図柄は赤ダイヤが表示され、以後10分間が経過する毎に自動的に表示図柄が更新される。10分間が経過すると判定図柄は1図柄50msの速度で変動開始し、5秒間変動した後、以下の手順で選択された図柄に差し替えて停止させ、表示図柄を更新する。
【0049】
更新時の停止図柄は、「0」から「15」の16コマからなる判定図柄乱数によって決定され、10分間の時間が経過した時点での前記乱数の値に応じて決定される。「0」〜「3」の場合は赤ハート、「4」〜「7」の場合は赤ダイヤ、「8」〜「11」の場合は黒スペード、「12」〜「15」の場合は黒クローバに決定される。
【0050】
判定図柄に赤ハート・赤ダイヤが得られた場合には、赤ハート・赤ダイヤが表示されている約10分間の期間中に大当りが発生すれば、その大当り終了後の遊技条件としての次回の大当りが発生するまで変動時間が短縮される時間短縮が付与される。しかし、黒スペード・黒クローバの場合には大当りが発生しても大当り終了後の遊技条件としてなにも付与されない。
【0051】
この赤ハート、赤ダイヤが表示されている期間は“サービス期間”であり、期間中に大当りが発生すれば次回の大当りも発生しやすくなるという特典が得られる。このように大当り発生に伴う特典の有無が事前に遊技客に報知されている。
【0052】
判定図柄の更新は、遊技の進行とは全く無関係に、電源投入後の経過時間のみによって行なわれる。ということは、そのパチンコ機に客がついているかいないにも関係なく行なわれ、客待ち状態の機械で判定図柄が赤ハート・赤ダイヤの状態になっていることもしばしば現れることとなる。
【0053】
通常では、遊技開始時の遊技条件は常に一定で、前の遊技客がよほどの理由で遊技をやめない限り、確率変動しているなどの有利な状態で遊技が開始できることはほとんど期待できない。
【0054】
しかし、本願発明では遊技進行とは無関係に、特典の付与された期間が遊技の有無に関わりなく発生し、客の付いていないパチンコ機で“サービス期間”中となることがあり、台選びをしている客にも強くアピールすることができる。
【0055】
(第2の実施の形態)
本願発明の第2の実施の形態の遊技機は、遊技球が発射されているか否か、即ち遊技中か客待ち中かによって、判定図柄の更新タイミングを変えると共に、判定図柄の内容によって特典内容を変化させるようにしたものである。
【0056】
判定図柄の種類としては上記した第1の実施形態と同じ、赤ハート、赤ダイヤ、黒スペード、黒クローバの4種類とする。判定図柄の更新時期は、電源投入後、及び、客待ち状態の場合には5分間隔に更新され、遊技が開始されると最初の更新までは5分間の残時間であるが、それ以降遊技が継続されれば10分間隔で更新される。
【0057】
客待ち状態であるか否かの判断する方法は各種考えられる。最も簡単には、発射モーターが作動しているか否かで判断し、プリペイドカードを始めとするカードを利用するCR機の場合にはカードリーダー(図示せず)にカードが挿入されているか否かで判断できる。
さらには、パチンコ機の前に人がいるか否か、球皿には遊技球があるか否かなど多くのセンサー(図示せず)を設けて、判断するようにしてもよい。
【0058】
判定図柄の内容による特典内容は、赤ハートの場合には、次回の図柄更新がキャンセル、或いは強制的に赤ハートが選択されることによって、2回分の時間赤ハートが表示されることとなる。ただし、2回目の赤ハートは強制的に選択されたものであり、次の更新時期には通常の更新時と同様に4種類の判定図柄の中から選択される。
【0059】
赤ハート表示中に大当りが発生すればその大当り終了後の遊技条件としての次回の大当りが発生するまで変動時間が短縮される時間短縮が付与されるので、時間短縮付きの大当りが認められる期間が、通常の倍の期間にわたることとなる。
【0060】
赤ダイヤの場合には、赤ダイヤが表示されている期間中に大当りが発生すれば、その大当り終了後の遊技条件として次回の大当りが発生するまで変動時間が短縮される時間短縮が付与される。
【0061】
黒スペード・黒クローバは表示期間中におけるの特別図柄が10回変動終了するまでに大当りが発生すれば、その大当り終了後次回大当りまでの時間短縮が認められる。
【0062】
このように、判定図柄により特典内容が異なるので、判定図柄別の出現率も変え、更新図柄は次の比率で選択される。すなわち、更新時の停止図柄は、「0」から「15」の16コマからなる判定図柄乱数によって決定され、客待ち中・遊技中それぞれ定められた時間が経過した時点での前記乱数の値に応じて決定される。
【0063】
「0」〜「1」の場合は赤ハート、「2」〜「7」の場合は赤ダイヤ、「8」〜「11」の場合は黒スペード、「12」〜「15」の場合は黒クローバに決定される。
【0064】
客待ち状態では、更新間隔を短くすることで、頻繁に判定図柄の表示内容を変え、空き台に有利な図柄が表示される機械を増やし、遊技客の遊技意欲をそそることで空き台を減らすこと、すなわち機械稼働率を上げることができる。
【0065】
遊技客も渡り鳥のように有利な図柄が表示されている台に移りながら遊技するようになるかもしれないが、大当りが発生すれば特典付きの大当りが約束されているので普段より期待感をもって楽しく遊技ができることは必定である。
【0066】
なお、遊技条件の選択対象は上記した事例に限らず、大当りか否かの大当り判定以外の内容であればよく、例えば、大当り後の遊技条件として特別図柄・普通図柄の確率変動の有無、或いは、大当りとは切り離して、単に対応する判定図柄が表示されている期間に限って普通図柄の確率変動・普通電動役物の作動時間の延長の有無などを決定するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、遊技進行とは離れた、すなわち、遊技進行と無関係に予め決められた周期で判定図柄表示部の複数の表示図柄(例えば、ハート、ダイヤ、スペードまたはクローバ)の1つを選択して更新表示する。この表示図柄に応じて“チャンスタイム”として、この期間中に大当りが発生すれば、前述の確率変動や時間短縮といった所定の利益を大当り図柄とは無関係に付与されるようにした遊技機を提供することができる。
【0068】
この遊技進行とは無関係のタイミングで遊技条件選択を遊技機が客待ち期間中にも行うことで、遊技客の台選びの際には、“チャンスタイム” 期間中となっている遊技機を選択基準(目安)とすることが可能である。また、別の遊技機で負けて帰ろうとしたときに、そのような遊技機が目に入れば、再度チャレンジしてくれる可能性があり、パチンコホールの売り上げアップに貢献できるとともに、客側も利益が半ば約束された有利な状態で遊技が楽しめるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機としてのパチンコ機の正面構造を示す図、
【図2】本発明の遊技機に係るパチンコ機遊技盤の正面図である。
【符号の説明】
1 内枠
2 金枠
3 前面板
4 ガラス扉
5 上受け皿
6 下受け皿
7 発射ハンドル
8 鍵穴
9 鍵穴飾り
10 枠飾り
12 第1種始動口
20 判定図柄表示装置
21 ガイドレール
22 遊技盤
23 遊技領域
24 アウト口
25 センターケース
26 天入賞口
27 特別図柄表示装置
28 普通図柄表示装置
29 特別図柄記憶表示LED
30 普通図柄記憶表示LED
31 普通電動役物
32 大入賞口
33 左袖入賞口
34 右袖入賞口
35 変動入賞装置
36 特定領域
37 サイド飾り
38 風車
39 普通入賞口
40 入賞ランプ
41 球切れランプ
42 コーナー飾り
43 普通図柄作動ゲート

Claims (3)

  1. 複数の図柄表示部を有する図柄表示装置を備え、該図柄表示装置に予め定められた大当り図柄が表示されることに基づいて大当りとなり、大入賞口を開閉する変動入賞装置を作動させる遊技機において、
    前記大当り以外の利益を遊技者に付与するか否かの判定を行うための判定図柄を表示する判定図柄表示装置を備えており、
    前記判定図柄表示装置により表示されている判定図柄によって前記大当り判定以外の判定がなされ、かつ、前記判定図柄の更新が、遊技の進行とは無関係に電源投入後の経過時間のみに基づいて行われることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技中か客待ち中かによって前記判定図柄の更新タイミングを変えると共に、前記判定図柄の内容によって前記利益の内容を変化させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記客待ち中では、前記更新の間隔を前記遊技中よりも短くすることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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