JP2000126392A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000126392A JP10321376A JP32137698A JP2000126392A JP 2000126392 A JP2000126392 A JP 2000126392A JP 10321376 A JP10321376 A JP 10321376A JP 32137698 A JP32137698 A JP 32137698A JP 2000126392 A JP2000126392 A JP 2000126392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当り発生に伴う特典の有無が事前に遊技客
に報知される遊技機を提供する。 【解決手段】 センターケース25に判定図柄表示装置20
が設けられる。判定図柄表示装置20は、赤色LEDから
なるドット表示器で構成され、表示される図柄は、赤ハ
ート、赤ダイヤ、黒スペード、黒クローバの4種類とな
る。パチンコ機の電源投入時点では、判定図柄表示装置
20の表示図柄は赤ダイヤが表示され、以後10分間が経
過する毎に自動的に表示図柄が更新される。大当たりが
発生すると、その時点で表示されている判定図柄の内容
に基づいて大当たり終了後の遊技条件が決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に大当り発生に伴う特典の有無が事前に遊技客に報知さ
れるよう構成したものである。
【0002】
【従来の技術】現在のパチンコ機等の遊技機において
は、盤面上に用意された図柄表示装置に予め定められた
特定の図柄組み合わせが得られた場合に大当りとなり、
大きな利益を遊技者に付与するような機種が主流を占め
ている。
【0003】大当り後の遊技条件は、例えば大当りが発
生した時の大当り図柄内容に基づいて、或いは、大当り
の発生から終了までの間の特定のタイミングで選択され
る判定図柄内容に基づいて決定されている。
【0004】このため、大当りを発生させても確率変動
や時間短縮といった大当り終了後の遊技条件で有利な状
態が付与される可能性があるだけで、折角大当りを引き
当てても大当り図柄や判定図柄結果によってはプラスさ
れるものが無く失望してしまうことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明では
遊技進行とは離れた、独立したタイミングで遊技条件の
選択・決定を行ない、例えば、“チャンスタイム”のよ
うな所定期間中に大当りが発生すれば、前述の確率変動
や時間短縮といった所定の利益を大当り図柄とは無関係
に付与されるようにした遊技機を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の図柄表示部をもつ図柄表示装置を備
え、該図柄表示装置に予め定められた大当り図柄が表示
されることに基づいて遊技者に利益を付与する遊技機に
おいて、遊技条件を決定する役割をもつ図柄をさらに備
え、該図柄内容を決定するタイミングを、独立したタイ
ミングで決定できるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の図柄表示部をもつ図柄表示装置を備え、該図
柄表示装置に予め定められた大当り図柄が表示されるこ
とに基づいて遊技者に利益を付与する遊技機において、
遊技条件を決定する役割をもつ図柄をさらに備え、該図
柄内容を決定するタイミングを、独立したタイミングで
決定できるようにしたことを特徴とする遊技機としたも
のであり、遊技条件を決定する役割をもつ図柄内容を決
定するタイミングを、独立したタイミングで決定できる
という作用を有する。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、複数の
図柄表示部をもつ図柄表示装置を備え、該図柄表示装置
に予め定められた大当り図柄が表示されることに基づい
て遊技者に利益を付与する遊技機において、遊技条件を
決定する役割をもつ図柄をさらに備え、該図柄内容を更
新する周期が、遊技の行なわれていない客待ち状態の場
合と、遊技が行なわれている状態の場合とで異ならせる
ようにしたことを特徴とする遊技機としたものであり、
遊技条件を決定する役割をもつ図柄内容を更新する周期
が、遊技の行なわれていない客待ち状態の場合と、遊技
が行なわれている状態の場合とで異なるという作用を有
する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、前記遊
技条件は、大当り終了後における、大当り発生と結びつ
く図柄に関わる条件であることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の遊技機としたものであり、遊技条
件が、大当り終了後における、大当り発生と結びつく図
柄に関わるものにすることができるという作用を有す
る。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、前記遊
技条件は、大当り終了後における、大当り発生と結びつ
かない図柄に関わる条件であることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の遊技機としたものであり、遊
技条件が、大当り終了後における、大当り発生と結びつ
かない図柄に関わるものにすることができるという作用
を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
2に記載の客待ち状態では、遊技が行なわれている状態
より更新間隔を短くすることを特徴とする請求項2に記
載の遊技機としたものであり、客待ち状態では、更新間
隔を短くするようにできるという作用を有する。以下、
本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の遊技機としては、パチンコ機を例にして図1お
よび図2を用いて説明する。図1はパチンコ機の正面構
造図であって、外枠(図示せず)の前面側に内枠1がヒ
ンジによって脱着及び開閉自在に取り付けられている。
その内枠1の中央開口部に金枠2を介して、上受け皿5
を組み付けた前面板3とガラス扉4とがそれぞれ開閉可
能に取り付けられている。
【0012】内枠1の下方には下受け皿6と発射ハンド
ル7が、右側方にはガラス枠開閉用鍵穴8が形成された
鍵飾り9が、上方には枠飾り10が取り付けられている。
【0013】上受け皿5に遊技球を入れ、発射ハンドル
7を握り、時計方向に回動操作すると、遊技球発射装置
(図示せず)によって1分間に約100発の速度で1個
ずつ発射され、発射された遊技球はガイドレール21によ
って遊技盤22の遊技領域23に案内される。
【0014】遊技領域に案内された遊技球は、盤面上に
設けられた入賞口のいずれかに入賞するか、または、ア
ウト口24に入る。遊技球が入賞口に入賞すると、その入
賞口によって予め定められた個数(例えば15個)の遊
技球が内枠裏側の機構板(図示せず)に設けられた賞球
払出装置(図示せず)から賞球通路を経て受け皿に払い
出される。
【0015】発射ハンドル7の握り部にはタッチセンサ
ーが設けられており、遊技者がハンドルに素手で触れて
操作していれば、前記鍵穴飾りに設けられたLEDが点
灯し、発射装置(図示せず)の作動を表示している。ま
た、発射ハンドルの側方には発射停止ボタン(図示せ
ず)が設けられており、押圧操作によって発射モータが
停止するため、単発での発射が行なわれるように操作す
ることもできる。
【0016】図2は、遊技盤22の正面図であって、盤面
中央にセンターケース25が設けられている。センターケ
ース25には天入賞口26、液晶表示器からなる特別図柄表
示装置27、3個のLEDからなる普通図柄表示装置28、
判定図柄表示装置20、特別図柄記憶表示LED29、普通
図柄記憶表示LED30、並びに複数の飾りLED(図示
せず)などが設けられている。
【0017】センターケース25の下方には、第1種始動
口12および普通電動役物31が設けられている。普通電動
役物31が作動して開放される普通電動役物に係る入賞口
は第1種始動口スイッチを備え、特別図柄表示装置27を
作動開始させる第1種始動口としての機能を果たす。
【0018】普通電動役物31の下方に図示はしていない
が第1種始動口としての中入賞口を設けてもよく、さら
に中入賞口の下方に大入賞口32・左袖入賞口33・右袖入
賞口34・複数の飾りLEDを備えた変動入賞装置35が配
設される。
【0019】大入賞口32は大入賞口開放ソレノイド(図
示せず)によって開閉作動されるようになっており、大
入賞口32に入賞したすべての遊技球をカウントするカウ
ントスイッチ(図示せず)と、大入賞口32の中央に形成
された特定領域36を通過した遊技球を検出する連続作動
スイッチ(図示せず)と、が配備されている。
【0020】その他、遊技領域23にはサイド飾り37・風
車38・普通入賞口39のほか多数の遊技くぎ(図示せず)
が配設され、ガイドレール21外側の遊技盤には、入賞ラ
ンプ40・球切れランプ41・飾りLED(図示せず)を備
えたコーナー飾り42が配設される。
【0021】普通図柄表示装置28又は普通電動役物31が
作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート43を通過した場合
は、最初の4個までが始動記憶となり、普通図柄記憶表
示LED30の点灯数でもって記憶数が表示され、普通図
柄が変動可能となると、その始動記憶に基づいて変動が
開始される。
【0022】普通図柄は、左右が赤色、中央が緑色の3
個のLEDから構成され、○−−、○−○、−−○、−
●−、といずれかが点灯した状態を図柄変動とする。
【0023】普通図柄の当り・ハズレは、「0」〜「1
5」の普通図柄乱数によって定まり、遊技球が普通図柄
作動ゲート43を通過し、記憶が満杯でなければその時点
での普通図柄乱数の値を格納する。
【0024】そして、普通図柄が変動を開始すると、格
納した乱数値を確認し、その数値が「0」〜「9」であ
れば、当りとして判定し、「10」〜「15」であれ
ば、ハズレとして判定される。当り・ハズレが決定され
ると、つぎに停止図柄を決定する。当りの場合には3種
類の当り図柄があるので停止図柄として3種類の図柄の
中からいずれかを選択しておき、以下の内容に定まる変
動固定時間が経過すると当り・ハズレに対応した停止図
柄に差し替えて変動が停止する。
【0025】普通図柄は、通常時と時短時では変動開始
時にセットされる変動固定時間の値が異なり、通常時は
始動記憶による変動の場合でも25.0秒が固定した値
としてセットされる。
【0026】しかし、時短時は、7.0秒を変動固定時
間としてセットするだけでなく、始動記憶による変動の
場合には、遊技球が普通図柄作動ゲート43を通過してか
ら図柄の変動が開始されるまでの経過時間分を7.0秒
から差し引いた時間を変動固定時間としてセットされ
る。ただし、経過時間が4.2秒を超えても、それ以上
の短縮は行なわれず最低2.8秒が変動固定時間とな
る。
【0027】普通図柄が当りとなると、普通電動役物31
に係る入賞口が通常時は0.6秒間、時短時は2.0秒
間開放される。このため時短時では、普通図柄の変動回
数が多くなり、必然的に単位時間あたりの当り回数が増
え、普通電動役物31の作動回数が多くなるだけでなく、
入賞口の開放時間も長くなり、開放の都度少なくとも1
個の入賞が期待されるので、第1種始動口の機能を持つ
普通電動役物31に係る入賞口への入賞数は遊技状態によ
って大きく差がつく。
【0028】開放した普通電動役物31に係る入賞口、及
び第1種始動口12に遊技球が入賞すると、特別図柄表示
装置27が作動し、特別図柄が変動を開始し、それぞれ0
〜14の15種類の図柄が順次表示される。
【0029】特別図柄の変動開始後、所定の変動固定時
間が経過すると、特別図柄A、特別図柄B、特別図柄C
の順に変動が停止し、予め定められた大当り図柄が得ら
れると大当りとなり、変動入賞装置35が作動して、大入
賞口32が約30秒間開放される。
【0030】開放した大入賞口32に入賞した遊技球はカ
ウントスイッチによって検出され、10個の遊技球が検
出されると開放時間内であっても大入賞口32は閉じられ
る。
【0031】1回の大入賞口32が開放されてから閉じる
までの期間を“ラウンド”と呼び、大入賞口32の開放中
又は閉口後の一定時間以内に、入賞した遊技球が大入賞
口32内部の特定領域36(連続作動スイッチ)を通過した
時には、大当りの継続、即ち、次のラウンドに移行する
ことができ、大入賞口32閉口後、所定のインターバル時
間経過後に再び大入賞口32が開放される。1回の大当り
における最高ラウンド数は、初回を含め最高16ラウン
ドまでである。
【0032】大当りの期間中、特別図柄表示装置27では
新たな特別図柄の変動開始は行なわれず、代わりに、そ
の際のラウンド数表示図柄をはじめ、大当りを盛り上げ
るためのラウンド数に応じた各種デモンストレーション
図柄などが表示される。
【0033】特別図柄表示装置27が作動中又は大当り状
態の時に、遊技球が第1種始動口12に入賞した場合は、
最初の4個までが入賞記憶となり、特別図柄記憶表示L
ED29の点灯数でもって記憶数が表示される。そして、
特別図柄が変動可能な状態になると、その入賞記憶に基
づいて変動が開始される。
【0034】また、特別図柄が変動停止した時の図柄
は、特別図柄乱数によって決定される。遊技球が第1種
始動口12に入賞すると、「0」から「224」の225
コマからなる特別図柄乱数のその時点における乱数値を
選出し、記憶エリアに記憶する。
【0035】特別図柄が変動を開始すると、記憶された
乱数値と大当り値とを比較し、大当り・ハズレを決定す
る。記憶された乱数値が「7」の場合は大当りとなり、
停止時に表示する特別図柄の組み合せ内容を「0」〜
「14」の15コマの大当り図柄乱数により決定する。
【0036】この大当り図柄としては、特別図柄A、特
別図柄B、特別図柄Cが同一の図柄からなる組合せを用
いることが一般的で、大当り図柄乱数値が「0」の場合
は「000」、「1」の場合は「111」といった組み
合わせに決定される。
【0037】記憶された特別図柄乱数値が「7」以外の
場合はすべてハズレとなる。ハズレの場合はそれぞれ
「0」〜「14」の15コマからなるハズレC乱数、ハ
ズレB乱数、ハズレA乱数より特別図柄C・B・A各図
柄を選出し、その組み合わせが大当り図柄と等しい場合
には、再度、選出し直して、必ず、ハズレ図柄を作成す
る。
【0038】停止図柄が大当り図柄の場合、或いは、ハ
ズレ図柄であって、A=B、A=C、B=CといったA
=B=Cと近い組合せとなる場合には、“リーチ”とな
る。
【0039】そのときの遊技状態が通常時であるか時短
時であるかに応じて“通常時リーチ”と“時短時リー
チ”に別れ、その変動パターンは、リーチと決定された
時点で得られた「0」〜「31」の32コマからなるリ
ーチ乱数の値と、停止図柄内容別・リーチパターン別に
作成されたテーブル値とを照合することによって決定さ
れる。
【0040】リーチ以外のハズレの変動パターンも通常
時には通常停止、時短時には短縮通常停止となる。
【0041】リーチ及び通常停止の変動開始から停止ま
での変動パターンについての詳細な説明は省略するが、
変動固定時間が経過するまでは同一のパターンで変動
し、通常停止と各種リーチとは変動時間後の変動パター
ンが異なり、通常停止は直ちに図柄停止に移行するに対
し、リーチは大当りを期待させるような特殊なパターン
で図柄表示しながら最長20秒程度の変動が行なわれ
る。
【0042】通常時と時短時では変動開始時にセットさ
れる変動固定時間の値が異なり、通常時は始動記憶によ
る変動の場合でも5.0秒が固定した値としてセットさ
れる。
【0043】しかし、時短時では、始動記憶による変動
の場合に、遊技球が第1種始動口スイッチを通過してか
ら図柄の変動が開始されるまでの経過時間分を5.0秒
から差し引いた時間が変動固定時間としてセットされ
る。ただし、経過時間が4.2秒を超えても、それ以上
の短縮は行なわれず最低0.8秒が変動固定時間とな
る。
【0044】このため、特別図柄の通常時における平均
変動時間は約10秒であるに対して時短時の平均変動時
間は約4.5秒となり1分間当りの変動可能回数が約6
回から約13回に増大する一方、特別図柄の作動契機に
ついても、時短時の普通図柄の時間短縮、普通電動役物
の作動時間延長による第1種始動口12への入賞数の増大
と相まって、大当り確率は変化せずとも早期に大当りの
発生が期待される。
【0045】以下、本願発明の実施の形態について更に
説明を行なうことにする。
【0046】(第1の実施の形態)前述のようにセンタ
ーケース25には判定図柄表示装置20が設けられている。
判定図柄表示装置20は、赤色LEDからなるドット表示
器で構成され、表示される図柄は、赤ハート、赤ダイ
ヤ、黒スペード、黒クローバの4種類となる。
【0047】赤ハート、赤ダイヤはそれぞれハート・ダ
イヤ部分が点灯し、周囲は消灯した状態、一方、黒スペ
ード、黒クローバは逆にマークの部分が消灯し、周囲が
点灯した状態で図柄を形成する。図柄の配列順は赤ダイ
ヤ、黒スペード、赤ハート、黒クローバの順に並び、次
は赤ダイヤに戻る。
【0048】パチンコ機の電源投入時点では、判定図柄
表示装置20の表示図柄は赤ダイヤが表示され、以後10
分間が経過する毎に自動的に表示図柄が更新される。1
0分間が経過すると判定図柄は1図柄50msの速度で
変動開始し、5秒間変動した後、以下の手順で選択され
た図柄に差し替えて停止させ、表示図柄を更新する。
【0049】更新時の停止図柄は、「0」から「15」
の16コマからなる判定図柄乱数によって決定され、1
0分間の時間が経過した時点での前記乱数の値に応じて
決定される。「0」〜「3」の場合は赤ハート、「4」
〜「7」の場合は赤ダイヤ、「8」〜「11」の場合は
黒スペード、「12」〜「15」の場合は黒クローバに
決定される。
【0050】判定図柄に赤ハート・赤ダイヤが得られた
場合には、赤ハート・赤ダイヤが表示されている約10
分間の期間中に大当りが発生すれば、その大当り終了後
の遊技条件としての次回の大当りが発生するまで変動時
間が短縮される時間短縮が付与される。しかし、黒スペ
ード・黒クローバの場合には大当りが発生しても大当り
終了後の遊技条件としてなにも付与されない。
【0051】この赤ハート、赤ダイヤが表示されている
期間は“サービス期間”であり、期間中に大当りが発生
すれば次回の大当りも発生しやすくなるという特典が得
られる。このように大当り発生に伴う特典の有無が事前
に遊技客に報知されている。
【0052】判定図柄の更新は、遊技の進行とは全く無
関係に、電源投入後の経過時間のみによって行なわれ
る。ということは、そのパチンコ機に客がついているか
いないにも関係なく行なわれ、客待ち状態の機械で判定
図柄が赤ハート・赤ダイヤの状態になっていることもし
ばしば現れることとなる。
【0053】通常では、遊技開始時の遊技条件は常に一
定で、前の遊技客がよほどの理由で遊技をやめない限
り、確率変動しているなどの有利な状態で遊技が開始で
きることはほとんど期待できない。
【0054】しかし、本願発明では遊技進行とは無関係
に、特典の付与された期間が遊技の有無に関わりなく発
生し、客の付いていないパチンコ機で“サービス期間”
中となることがあり、台選びをしている客にも強くアピ
ールすることができる。
【0055】(第2の実施の形態)本願発明の第2の実
施の形態の遊技機は、遊技球が発射されているか否か、
即ち遊技中か客待ち中かによって、判定図柄の更新タイ
ミングを変えると共に、判定図柄の内容によって特典内
容を変化させるようにしたものである。
【0056】判定図柄の種類としては上記した第1の実
施形態と同じ、赤ハート、赤ダイヤ、黒スペード、黒ク
ローバの4種類とする。判定図柄の更新時期は、電源投
入後、及び、客待ち状態の場合には5分間隔に更新さ
れ、遊技が開始されると最初の更新までは5分間の残時
間であるが、それ以降遊技が継続されれば10分間隔で
更新される。
【0057】客待ち状態であるか否かの判断する方法は
各種考えられる。最も簡単には、発射モーターが作動し
ているか否かで判断し、プリペイドカードを始めとする
カードを利用するCR機の場合にはカードリーダー(図
示せず)にカードが挿入されているか否かで判断でき
る。さらには、パチンコ機の前に人がいるか否か、球皿
には遊技球があるか否かなど多くのセンサー(図示せ
ず)を設けて、判断するようにしてもよい。
【0058】判定図柄の内容による特典内容は、赤ハー
トの場合には、次回の図柄更新がキャンセル、或いは強
制的に赤ハートが選択されることによって、2回分の時
間赤ハートが表示されることとなる。ただし、2回目の
赤ハートは強制的に選択されたものであり、次の更新時
期には通常の更新時と同様に4種類の判定図柄の中から
選択される。
【0059】赤ハート表示中に大当りが発生すればその
大当り終了後の遊技条件としての次回の大当りが発生す
るまで変動時間が短縮される時間短縮が付与されるの
で、時間短縮付きの大当りが認められる期間が、通常の
倍の期間にわたることとなる。
【0060】赤ダイヤの場合には、赤ダイヤが表示され
ている期間中に大当りが発生すれば、その大当り終了後
の遊技条件として次回の大当りが発生するまで変動時間
が短縮される時間短縮が付与される。
【0061】黒スペード・黒クローバは表示期間中にお
けるの特別図柄が10回変動終了するまでに大当りが発
生すれば、その大当り終了後次回大当りまでの時間短縮
が認められる。
【0062】このように、判定図柄により特典内容が異
なるので、判定図柄別の出現率も変え、更新図柄は次の
比率で選択される。すなわち、更新時の停止図柄は、
「0」から「15」の16コマからなる判定図柄乱数に
よって決定され、客待ち中・遊技中それぞれ定められた
時間が経過した時点での前記乱数の値に応じて決定され
る。
【0063】「0」〜「1」の場合は赤ハート、「2」
〜「7」の場合は赤ダイヤ、「8」〜「11」の場合は
黒スペード、「12」〜「15」の場合は黒クローバに
決定される。
【0064】客待ち状態では、更新間隔を短くすること
で、頻繁に判定図柄の表示内容を変え、空き台に有利な
図柄が表示される機械を増やし、遊技客の遊技意欲をそ
そることで空き台を減らすこと、すなわち機械稼働率を
上げることができる。
【0065】遊技客も渡り鳥のように有利な図柄が表示
されている台に移りながら遊技するようになるかもしれ
ないが、大当りが発生すれば特典付きの大当りが約束さ
れているので普段より期待感をもって楽しく遊技ができ
ることは必定である。
【0066】なお、遊技条件の選択対象は上記した事例
に限らず、大当りか否かの大当り判定以外の内容であれ
ばよく、例えば、大当り後の遊技条件として特別図柄・
普通図柄の確率変動の有無、或いは、大当りとは切り離
して、単に対応する判定図柄が表示されている期間に限
って普通図柄の確率変動・普通電動役物の作動時間の延
長の有無などを決定するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、遊技進
行とは離れた、独立したタイミングで遊技条件の選択・
決定を行ない、例えば、“チャンスタイム”のような所
定期間中に大当りが発生すれば、前述の確率変動や時間
短縮といった所定の利益を大当り図柄とは無関係に付与
されるようにした遊技機を提供することができる。
【0068】この独立したタイミングでの遊技条件選択
を客待ち期間中にも実施することで、遊技客の台選びの
際には、“チャンスタイム”期間中となっている機械が
あればその台を選択しようにするであろうし、或いは別
の台で負けて帰ろうかとした時にそのような台が目に入
れば、再度チャレンジしてくれるかもしれず、ホールの
売り上げアップに貢献できると共に、客側も利益が半ば
約束された状態での遊技であり、意欲を持って遊技が楽
しめるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機としてのパチンコ機の正面構造
を示す図、
【図2】本発明の遊技機に係るパチンコ機遊技盤の正面
図である。
【符号の説明】
1 内枠 2 金枠 3 前面板 4 ガラス扉 5 上受け皿 6 下受け皿 7 発射ハンドル 8 鍵穴 9 鍵穴飾り 10 枠飾り 12 第1種始動口 20 判定図柄表示装置 21 ガイドレール 22 遊技盤 23 遊技領域 24 アウト口 25 センターケース 26 天入賞口 27 特別図柄表示装置 28 普通図柄表示装置 29 特別図柄記憶表示LED 30 普通図柄記憶表示LED 31 普通電動役物 32 大入賞口 33 左袖入賞口 34 右袖入賞口 35 変動入賞装置 36 特定領域 37 サイド飾り 38 風車 39 普通入賞口 40 入賞ランプ 41 球切れランプ 42 コーナー飾り 43 普通図柄作動ゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄表示部をもつ図柄表示装置を
    備え、該図柄表示装置に予め定められた大当り図柄が表
    示されることに基づいて遊技者に利益を付与する遊技機
    において、遊技条件を決定する役割をもつ図柄をさらに
    備え、該図柄内容を決定するタイミングを、独立したタ
    イミングで決定できるようにしたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 複数の図柄表示部をもつ図柄表示装置を
    備え、該図柄表示装置に予め定められた大当り図柄が表
    示されることに基づいて遊技者に利益を付与する遊技機
    において、遊技条件を決定する役割をもつ図柄をさらに
    備え、該図柄内容を更新する周期が、遊技の行なわれて
    いない客待ち状態の場合と、遊技が行なわれている状態
    の場合とで異ならせるようにしたことを特徴とする遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記遊技条件は、大当り終了後におけ
    る、大当り発生と結びつく図柄に関わる条件であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技条件は、大当り終了後におけ
    る、大当り発生と結びつかない図柄に関わる条件である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の客待ち状態では、遊技
    が行なわれている状態より更新間隔を短くすることを特
    徴とする請求項2に記載の遊技機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279472A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Heiwa Corp 遊技機
JP2013158439A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2013158436A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
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