JPH09309796A - 窒素系iii−v族化合物半導体の成長方法 - Google Patents

窒素系iii−v族化合物半導体の成長方法

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JPH09309796A
JPH09309796A JP15166196A JP15166196A JPH09309796A JP H09309796 A JPH09309796 A JP H09309796A JP 15166196 A JP15166196 A JP 15166196A JP 15166196 A JP15166196 A JP 15166196A JP H09309796 A JPH09309796 A JP H09309796A
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based iii
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Katsunori Yanashima
克典 簗嶋
Akira Ishibashi
晃 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板結晶を劣化させたり、損傷したりするこ
となく、しかも欠陥が無く良質の窒素系III−V族化
合物半導体を経済的に成長させる方法を提供する。 【解決手段】 本発明方法は、窒素系原料とIII族元
素の原料を用いて、気相成長法により窒素系III−V
族化合物半導体の成長方法であって、窒素系原料として
少なくとも一つの窒素原子を含む有機化合物を用いる。
また、好適には、窒素原料として、分子量が14よりも
大きい基を少なくとも一つ窒素原子に結合してなる有機
化合物、例えば第1級アミン、第2級アミン等を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒素系III−V
族化合物半導体、即ちIII族窒化化合物半導体の成長
方法に関し、詳細には結晶欠陥の少ない窒素系III−
V族化合物半導体を経済的に成長させる方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、光磁気ディスク等の光学的
大容量記録媒体の記録及び再生を高密度かつ高解像度で
行うためには、短波長のレーザ光が必要である。そこ
で、近年、緑色光や青色光を発光する短波長半導体レー
ザの開発が盛んである。このような短波長領域の半導体
レーザ素子の積層構造を形成する化合物半導体として、
例えば、“Jpn.J.Appl.Phys.30(1
991)L1998”に言及されているように、GaN
やAlGaNやInGaN等の窒素系III−V族化合
物半導体が注目されている。特に、Ga Nは、室温にお
けるバンドギャップが約3.4eVで、堅牢かつ化学的
にも安定であるから、青色・紫外域の発受光素子への応
用が期待されている。ところで、従来の成長方法では、
窒素原料として専らアンモニアを使用して、有機金属化
学気相成長(MOCVD)法により窒素系III−V族
化合物半導体を成長させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アンモニアを
窒素原料として使用する従来の方法には、以下に挙げる
問題がある。第1には、窒素系III−V族化合物半導
体の成長に伴う基板結晶の劣化、損傷の問題である。ア
ンモニアは熱的に安定な物質であるから、窒素系III
−V族化合物半導体を成長させる際に、1000〜12
00℃の高温の基板温度を必要とする。そのため、高温
による基板結晶の劣化、損傷が生じる。例えば、基板材
料と窒素系III−V族化合物半導体との熱膨張係数の
差異により、高温時の両者の熱膨張長さの差が大きくな
り、基板及び窒素系III−V族化合物半導体の結晶が
損傷することが多い。第2には、窒素系III−V族化
合物半導体の成長工程の経済性が低いことである。それ
は、アンモニアの低い分解効率及び分解後に生じる窒素
の高い蒸気圧のために、窒素系III−V族化合物半導
体の単位量当たりの成長に対して、多量のアンモニアを
供給せざるを得ず、製造コストが高くなるからである。
例えば、従来の方法では、供給する窒素系V族原料とI
II族原料の比は1000〜数万になる。第3には、ア
ンモニアとIII族原料の供給比の許容範囲が狭く、M
OCVD装置等の制御が難しいという問題である。
【0004】そこで、以上のような従来の方法の問題を
解決するために、本発明の目的は、基板結晶を劣化、損
傷させず、しかも欠陥が無い良質の窒素系III−V族
化合物半導体を経済的に成長させる方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、本発明の目
的を達成するに当たり、図1に示すグラフに着目した。
図1は、図3で説明するMOCVD装置と同じような構
成を有する実験装置を使用して、ZnSeのバンドギャ
ップ以上のエネルギーを有する高圧水銀ランプの光をZ
nSeからなるII−VI族化合物半導体に照射しなが
らジイソプロピルアミン(Di−PHN)をドーピング
したときの成長温度とZnSe結晶中の窒素の濃度との
関係を示したグラフである。窒素濃度は、二次イオン質
量分析測定により測定されている。成長条件は、成長温
度が330°C 及び400℃であり、原料供給量は、Z
n原料のジメチル亜鉛が11μmol/min、Se原
料のジメチルセレンが22μmol/min、窒素原料
のDi−PHNが11μmol/minである。図1か
ら、330ないし400°C の成長温度において、Di
−PHNが分解して、結晶中に窒素が取り込まれている
ことがわかる。このことは、Di−PHNが、アンモニ
アに比べて、著しく低い温度において窒素系III−V
族化合物半導体の成長のための窒素原料として有効であ
ることを示している。また、上記温度では光照射を併用
しない場合には、成長速度が低い、例えば0.1μm/
h程度であるのに対して、光照射を行うと1μm/h程
度に増加する。これは、光照射で生じた電子とホールの
少なくとも一方が反応促進に寄与していることを示して
いる。そこで、本発明者は、窒素原料としてアンモニア
に代えてDi−PHN等の窒素原子を有する有機化合物
を使用することに着眼し、本発明を完成するに到った。
【0006】以上の知見に基づいて、上記目的を達成す
るために、本発明に係る窒素系III−V族化合物半導
体の成長方法は、窒素系原料とIII族元素を含む原料
とを用いて、気相成長法により窒素系III−V族化合
物半導体を成長させる方法において、少なくとも一つの
窒素原子を含む有機化合物を窒素系原料として用いるこ
とを特徴としている。
【0007】本発明方法は、窒素系III−V族化合物
半導体、例えばGa N、AlGa N、InGa N等の成
長工程に適用できる。一般に、有機化合物は、分子を構
成している基が大きいほど低温で容易に分解する傾向に
あるので、好適には、分子量が14よりも大きい基を少
なくとも一つ窒素原子に結合してなる有機化合物を窒素
原料として使用する。それらの有機化合物の例として、
第1級アミン、第2級アミン及び第3級アミンを挙げる
ことができる。本発明方法を適用する際には、窒素系有
機化合物を用いて、有機金属化学気相成長法、または分
子線エピタキシー法により行う。
【0008】本発明では、アンモニアよりも低温で分解
可能な有機化合物を窒素原料に用いることにより、アン
モニアを用いた場合の窒素系III−V族化合物半導体
の成長温度である1000〜1200℃より低温の30
0〜850℃で結晶成長が可能になる。その結果、基板
結晶の劣化がほとんどなく、かつ基板材料と窒素系II
I−V族化合物半導体との熱膨張係数の差異に伴う結晶
の損傷を防止しつつ、窒素系III−V族化合物半導体
の結晶を成長させることができる。これにより、基板及
び窒素系III−V族化合物半導体に欠陥が無く、しか
も光学的、電気的特性に優れた窒素系III−V族化合
物半導体層を形成することができる。また、本発明方法
で特定した有機化合物は、その分解効率が高いので、窒
素原料の供給量を節減することができる。よって、アン
モニアを用いた場合に比べて、本発明方法は、経済性が
高い。更には、V族原料とIII族原料の供給比を広い
範囲で変化させることができるので、結晶中に生じる欠
陥の抑制が容易である。
【0009】好適には、作製する窒素系III−V族化
合物半導体のバンドギャップ以上のエネルギーをもつ光
を照射しながら窒素系III−V族化合物半導体の結晶
を成長させる。作製する窒素系III−V族化合物半導
体のバンドギャップよりも大きなエネルギーを有する光
を照射しながら結晶成長を行うことにより、結晶表面付
近で生成された電子およびホールの少なくとも一方が、
結晶表面での原料分解過程において酸化、還元反応を引
き起こし、かつ促進することにより、低い基板温度で窒
素系III−V族化合物半導体を成長させることができ
る。また、熱だけでは分解しない低温においても、酸
化、還元反応により有機化合物を分解させることがで
き、低温で結晶成長させることができる。従って、基板
及び窒素系III−V族化合物半導体に欠陥が無く、し
かも光学的、電気的特性に優れた窒素系III−V族化
合物半導体を成長させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説
明する。本発明方法で使用する窒素系有機化合物の例
は、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、ターシャリブチルアミン及び第
二ブチルアミン等の第1級アミンである。また、別の窒
素系有機化合物の例は、ジプロピルアミン、ジイソプロ
ピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジ
ターシャリブチルアミンおよび第二ブチルアミン等の第
2級アミンである。更に別の窒素系有機化合物の例は、
トリプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブ
チルアミン、トリイソブチルアミン、トリターシャリブ
チルアミン、トリ第二ブチルアミン、トリアリルアミ
ン、トリエチルアミン、ジイソプロピルメチルアミン、
ジプロピルメチルアミン、ジブチルメチルアミン、ジイ
ソブチルメチルミン、ジ第二ブチルメチルアミンおよび
ジターシャリブチルメチルアミン等の第3級アミンであ
る。
【0011】実施例1 本実施例では、窒素系有機化合物としてジイソプロピル
アミン(〔(CH3 2 CH〕2 NH、以下、Di−P
NHと略記する)を使用し、MOCVD法により本発明
方法を実施し、基板上にGa N層を成長させる例であ
る。Di−PHNは、本発明方法を実施する際の窒素系
有機化合物の一つの例であって、例えば、ターシャリブ
チルアミン、トリイソプロピルアミンとともに、それぞ
れ図1(a)、(b)及び(c)に示す構造式から判る
ように、分子量が14より大きい基が少なくとも一つ窒
素原子に結合しており、アンモニアよりも低温で分解す
る。これにより、アンモニアを窒素原料に用いる従来の
方法に比較して、基板結晶が劣化せず、かつ熱膨張係数
の差異に起因した結晶の損傷も発生しない低い基板温
度、例えば、300〜850°C の温度範囲で結晶成長
を行うことができ、しかも、少ない供給量で効率的に結
晶成長を行うことができる。
【0012】図3は、MOCVD法を実施するのMOC
VD装置の構成を示す。MOCVD装置10は、図1に
示すように、基板Wを保持するサセプタ12を内部に有
する反応管14と、光照射用光源16と、本発明方法で
特定した窒素系有機化合物及びIII族元素を含む有機
金属原料をそれぞれ収容し、水素ガスによるバブリング
により供給ライン18を経由して反応管14に有機化合
物ガス及びIII族元素ガスをそれぞれ供給する2個の
バブラー20A、Bと、水素ガスを純化して高純度の水
素をキャリアガスとしてバブラー20A、B及び反応管
14等に供給する水素純化装置22とを備えている。更
に、水素ガスの流量制御のためのマスフローコントロー
ラ24A〜Dが、水素純化装置22からバブラー20
A、B、反応管14、ベントライン26に接続されたラ
インのそれぞれに設けられている。バブラー20A、B
には、それぞれ、例えばGa 原料としてトリメチルガリ
ウム(TMG)、窒素系有機化合物としてジイソプロピ
ルアミン(Di−PNH)が収容されている。バブラー
20Aと供給ライン18及びベントライン26との間、
及び、バブラー20Bと供給ライン18及びベントライ
ン26との間には、それぞれ切り換えバルブV1、V2
及び切り換えバルブV3、V4が設けてあって、それら
を切り換えることにより、バブラー20A、Bから反応
管14からベントライン26に又はベントライン26か
ら反応管14にガスの送入先を切り換えることができ
る。
【0013】本発明方法を実施するには、先ず、Ga N
を成長させる基板、例えばMgAl2 4 からなる基板
Wを反応管14のサセプタ12上に載置する。水素純化
装置20で純化された高純度の水素ガスをバブラー20
A、Bに供給し、バブラー20A、Bで水素ガスにより
バブリングさせ、原料ガスをそれぞれの蒸気圧に対応し
て水素ガスとともに反応管ライン22を経由して反応管
14に供給する。続いて、サセプタ12上の基板Wを水
素ガス雰囲気中でGa Nの成長温度、例えば400°C
に加熱し、反応管14にGa 原料としてTMG、窒素原
料としてDi−PHNを同時に供給する。これにより、
基板W上にGa N層をエピタキシャル成長させることが
できる。マスフローコントローラ24A、Bによりキャ
リアガスである水素の流量を制御して、TMG及びDi
−PHNの供給比を広い範囲で変化させることにより、
結晶での欠陥の発生を抑制することができる。また、光
照射用光源16を用いて、Ga N層のバンドギャップよ
りも大きなエネルギーを有する光を照射しながら結晶成
長させることができる。
【0014】実施例2 本実施例は、半導体レーザ素子の積層構造を構成するG
a N層、InGa N層及びAlGa N層を本発明方法に
より形成した例である。図4は、本実施例で形成した半
導体レーザ素子30の断面図である。本実施例では、G
a 原料にはトリメチルガリウム(TMG)を、窒素系有
機化合物にはターシャリブチルアミン(tBNH2
を、In原料にはトリメチルインジウムを、Al原料に
はトリメチルアルミニウムを、n型ド−パントにはモノ
シランを、p型ドーパントにはビスシクロペンタジエニ
ルマグネシウムをそれぞれ用いた。MgAl2 4基板
32上に、MOCVD法により膜厚40nmのGa Nバ
ッファー層34を成長させ、次いで下部クラッド層とし
てSiをドーパントとした膜厚4μmのn型Ga N層3
6を成膜した。更に、順次、下部ガイド層として膜厚
0.2μmでAl組成が0.15のn型AlGa N層3
8、活性層として膜厚40nmでIn組成が0.06の
InGa N層40、上部ガイド層としてMgをドーパン
トとした膜厚0.2μmでAl組成が0.15のp型A
lGa N層42、最後に上部クラッド層として膜厚0.
5μmのp型Ga N層42を成長させた。
【0015】成膜条件は、TMGを5μmol /min、
tBNH2 を250〜2500μmol /min、キャリ
アガスとしてそれぞれ8slmの水素と窒素の混合ガス
を使用し、成長圧力が76〜760Torr、成長温度が5
00〜700°C であった。温度1100°C で基板3
2をサーマルエッチングし、Ga Nバッファー層34の
成長開始5分前にtBNH2 を流し始め、600°C に
てGa Nバッファー層を成長させ、700°C でその他
のGa N層を成膜した。更に、p型電極44としてNi
/Auを蒸着し、また積層構造の一部をn型−Ga N層
36までエッチングしてn型電極46としてTi/Al
膜を蒸着し、その後、n型とp型の一対の電極を含む積
層構造部分を切断し、図4のような一つの半導体レーザ
素子を得た。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、窒素系III−V族化
合物半導体の成長に際し、アンモニアに代えて窒素原料
として第1級アミン、第2級アミン等の窒素原子を含む
有機化合物を使用することにより、従来の方法に比べ
て、300〜850°C の低い基板温度で窒素系III
−V族化合物半導体を成長させることができる。これに
より、熱により基板結晶を劣化、損傷させることがな
く、また、基板材料と成長結晶との熱膨張係数の差から
生じる歪みを低減することができ、光学的、電気的特性
に優れた良質な窒素系III−V族化合物半導体を形成
することができる。また、アンモニアに比べて、少ない
供給量の窒素原料で、効率よく結晶成長を行うことが可
能になる。更には、V族原料とIII族原料の供給比を
広い範囲で変化させることが可能となり、点欠陥の制御
を行うことができるため、高品質な結晶を作製すること
ができる。ドーピングについても、低温での結晶成長に
より、ドーパントの再脱離を抑制することが可能であ
り、効率よく高濃度のドーピングを行うことができ、か
つドーピングプロファイルの制御を容易に行うことがで
きる。本発明方法を適用して窒素系III−V族化合物
半導体を作製することにより、信頼性が高く、寿命が長
い緑色発光や青色発光の短波長半導体レーザを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Di−PHNをドーパントに用いた場合のZn
Se中の窒素濃度と成長温度との関係を示すグラフであ
る。
【図2】図2(a)、(b)及び(c)は、それぞれ、
ジイソプロピルアミン、ターシャリブチルアミン、及
び、トリイソプロピルアミンの化学構造式である。
【図3】本発明の実施例方法を実施する際に使用したM
OCVD装置の構成を示す模式図である。
【図4】本発明方法により作製した実施例2の半導体レ
ーザ素子の層構造図である。
【符号の説明】
W……基板、12……サセプタ、14……反応管、16
……光照射用光源、18……供給ライン、20……バブ
ラー、22……水素純化装置、24……マスフローコン
トローラ、26……ベントライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/18 H01S 3/18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素系原料とIII族元素を含む原料と
    を用いて、気相成長法により窒素系III−V族化合物
    半導体を成長させる方法において、 少なくとも一つの窒素原子を含む有機化合物を窒素系原
    料として用いることを特徴とする窒素系III−V族化
    合物半導体の成長方法。
  2. 【請求項2】 有機化合物が、分子量が14よりも大き
    い基を少なくとも一つ窒素原子に結合してなる有機化合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の窒素系II
    I−V族化合物半導体の成長方法。
  3. 【請求項3】 有機化合物が、プロピルアミン、イソプ
    ロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン及びタ
    ーシャリブチルアミンを含む第1級アミンから成る群よ
    り選ばれた少なくとも一種類のアミン化合物であること
    を特徴とする請求項2に記載の窒素系III−V族化合
    物半導体の成長方法。
  4. 【請求項4】 有機化合物が,ジプロピルアミン、ジイ
    ソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミ
    ン、ジターシャリブチルアミン及び第二ブチルアミンを
    含む第2級アミンから成る群より選ばれた少なくとも一
    種類のアミン化合物であることを特徴とする請求項2に
    記載の窒素系III−V族化合物半導体の成長方法。
  5. 【請求項5】 有機化合物が、トリプロピルアミン、ト
    リイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリイソブ
    チルアミン、トリターシャリブチルアミン、トリ第二ブ
    チルアミン、トリアリルアミン、トリエチルアミン、ジ
    イソプロピルメチルアミン、ジプロピルメチルアミン、
    ジブチルメチルアミン、ジイソブチルメチルミン、ジ第
    二ブチルメチルアミンおよびジターシャリブチルメチル
    アミンを含む第3級アミンから成る群より選ばれた少な
    くとも一種類のアミン化合物であることを特徴とする請
    求項2に記載の窒素系III−V族化合物半導体の成長
    方法。
  6. 【請求項6】 成長させる窒素系III−V族化合物半
    導体のバンドギャップ以上のエネルギーを有する光を照
    射しながら結晶成長させることを特徴とする請求項1か
    ら5のうちのいずれか1項に記載の窒素系III−V族
    化合物半導体の成長方法。
  7. 【請求項7】 有機金属化学気相成長法、又は分子線エ
    ピタキシー法により窒素系III−V族化合物半導体を
    成長させることを特徴とする請求項1から6のうちのい
    ずれか1項に記載の窒素系III−V族化合物半導体の
    成長方法。
  8. 【請求項8】 基板温度を300〜850℃の範囲の温
    度に維持しつつ窒素系III−V族化合物半導体を成長
    させることを特徴とする請求項7に記載の窒素系III
    −V族化合物半導体の成長方法。
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