JPH09309632A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH09309632A
JPH09309632A JP8123139A JP12313996A JPH09309632A JP H09309632 A JPH09309632 A JP H09309632A JP 8123139 A JP8123139 A JP 8123139A JP 12313996 A JP12313996 A JP 12313996A JP H09309632 A JPH09309632 A JP H09309632A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割タイプであることを作業者に気づきやす
くする給紙装置の開示 【解決手段】 給紙装置のハウジング3内に,単票型の
用紙を積載する上昇トレイ4と,上昇トレイ4に補給す
る用紙を積載する移送トレイ5とが平面的に並列して配
置され,上昇トレイ4と移送トレイ5は,ハウジング3
の側方にそれぞれスライド可能に保持され,上昇トレイ
4と移送トレイ5とは,ハウジング3から側方に引き出
されるときに互いに連結し,ハウジング3の側方からハ
ウジング3内部に格納されるときに連結解除可能なフッ
クレバー51と連結レバー52を介して連結され,上昇
トレイ4と移送トレイ5とを連結させてハウジング3内
部から引き出したときに,引き出し完了直前で上昇トレ
イ4と移送トレイ5とを,引き出し方向に互いにずらし
て位置させる位置ずれ機構50を備えている給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば,複写機や
ファクシミリなどの画像を形成する画像形成装置に単票
型の用紙を給紙する給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,例えば,複写機やファクシミリ或
いはプリンター,軽印刷機などの画像形成装置に単票型
の用紙を給紙する給紙装置には,画像形成装置に給紙す
る単票型の用紙を多数積載しておくトレイを備えている
ものがある。この用紙を積載するトレイは通常上部から
一枚ずつ用紙を取り出してゆくので,昇降機構を備えて
おり,昇降機構により上下動する上昇トレイと言われ
る。最上部の用紙には例えばゴムローラが圧接され,ゴ
ムローラの回転により用紙が一枚ずつ取り出されて一対
のピンチローラ間に送られ,ピンチローラから画像形成
装置内に送られるようになっている。
【0003】近時,このような給紙装置には,上昇トレ
イの用紙がなくなったときに,上昇トレイに補給用の用
紙を移動させる移送トレイを並列的に備えたものが出現
している。移送トレイ上には補給用の用紙が多量に積載
され,上昇トレイの上の用紙がなくなったとき,上昇ト
レイと移送トレイとを同じ高さにして,移送トレイ上の
補給用の用紙を横から上昇トレイ上にスライドさせて一
度に用紙を補給するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな上昇トレイと移送トレイとを備えるものは,給紙装
置のハウジングから引き出すときに,上昇トレイと移動
トレイとが一体に引き出されるため,一方のトレイの用
紙が他方のトレイ側に突出しないように用紙を積載しな
いと,他方のトレイに用紙を積載するときに突出部分が
邪魔になって用紙を積載できなくなる。
【0005】特に大容量,例えば,1500枚では15
0mm〜160mmの高さとなる。また,上昇トレイと
移送トレイが分割タイプでも両トレイが同じ状態で引き
出されて,オペレータがそのまま両トレイに用紙を積載
すると,同じ不具合が発生する。
【0006】上昇トレイと移送トレイが分割されている
場合には,両者を同時に引き出してそれぞれのトレイに
用紙を補給するとき,上昇トレイに用紙を補給した後,
上昇トレイを押し込むことで用紙束の壁がなくなり,移
送トレイにも用紙の補給がしやすくなる。この補給手順
はデカール等で示されているが,作業者に見逃される
と,2つのトレイにまたがって用紙が補給される可能性
がある。
【0007】また,上昇トレイには,移送トレイから搬
入された用紙の搬入方向後端部を搬入方向前方側に移動
させるバックフェンスが備えられているが,バックフェ
ンスは上昇トレイの最下位から最高積載限度の高さまで
あり大型部品になると共に,用紙の移送時には移送トレ
イから上昇トレイに搬入される用紙搬入部位から退避さ
せる駆動機構を必要とする。
【0008】このように,一方に積載される用紙が2つ
のトレイにまたがって積載されると,この用紙束の壁,
或いは,上昇トレイのバックフェンスが邪魔になって,
あとから用紙を積載される移送トレイには用紙を積載し
にくくなる。特に,大容量トレイでは積載高さが高くな
るので顕著である。
【0009】さらに,バックフェンスの開閉によって用
紙のセット位置不良を検出させると,バックフェンスの
開閉を検知するセンサと用紙の適正積載位置を検知する
センサなど2個のセンサを必要とし,コストが高くなる
と共に機構が複雑になる問題がある。
【0010】また,移送トレイの補給用の用紙は保管期
間が長いため,カールしやすく,搬送上の問題を起こす
欠点がある。
【0011】本発明は,かかる問題に着目してなされた
ものであり,上昇トレイと移送トレイとを併設するタイ
プの給紙装置において,両方のトレイに用紙の補給する
ときに,分割タイプであることを作業者に気づきやすく
し,さらに上昇トレイに移送された用紙束の移送方向後
端部の位置を検知する手段の機構を簡略化し,移送トレ
イに積載される補給用の用紙のカールを極力防止した給
紙装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の給紙
装置は,画像形成装置に単票型の用紙を給紙する給紙装
置であって,給紙装置のハウジング内に,前記画像形成
装置に給紙する単票型の用紙を積載する上昇トレイと,
この上昇トレイに補給する用紙を積載する移送トレイと
が平面的に並列して配置され,前記上昇トレイと移送ト
レイは,前記ハウジングの側方にそれぞれスライド可能
に保持され,前記上昇トレイと前記移送トレイとは,前
記ハウジングから側方に引き出されるときに互いに連結
し,ハウジングの側方からハウジング内部に格納される
ときに連結解除可能な連結手段を介して連結され,この
連結手段には,前記上昇トレイと前記移送トレイとを連
結させて前記ハウジング内部から引き出したときに,引
き出し完了直前で前記上昇トレイと移送トレイとを,引
き出し方向に互いにずらして位置させる位置ずれ機構が
備えられていることを特徴とする。
【0013】請求項1の給紙装置によれば,引き出し完
了直前で上昇トレイと移送トレイとが引き出し方向にず
れるので,両者が一体に固定されたものでないことが気
付かれやすい。
【0014】本発明の請求項2の給紙装置は,請求項1
の給紙装置において,前記移送トレイの前記上昇トレイ
の近傍上部に,前記上昇トレイ上に積載された用紙が移
送トレイ側に位置ずれしたときに,前記上昇トレイの最
高積載高さの用紙の上に乗り上げて,前記用紙の位置ず
れを検知する検知手段を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項2の給紙装置によれば,請求項1の
作用効果に加えて上昇トレイに用紙を積載したときに万
一位置ずれがあったことが見逃されても検知手段により
検知される。また,位置ずれしたときに上昇トレイの用
紙の端部の上に乗り上げて,用紙のセットミスを検知す
るので,構成が簡単であり,低コストとなる。
【0016】本発明の請求項3の給紙装置は,請求項2
の給紙装置において,前記検知手段は,前記上昇トレイ
の最高積載高さの近傍に配設され,前記移送トレイ側に
両トレイの引き出し方向に水平に延びる回転軸を持ち,
自由端部が上昇トレイ上の適正に積載された用紙の移送
トレイ側の端部よりわずかに離れた位置を非接触で上下
に回動可能なバックフェンスと,このバックフェンスの
回動停止位置を検知して前記上昇トレイに積載された用
紙の位置の適正を検知するセンサとにより構成されてい
ることを特徴とする。
【0017】請求項3の給紙装置によれば,請求項2の
作用効果に加えてセットミスを検知する検知手段が上昇
トレイの用紙束の後端部を押さえるバックフェンスによ
り構成されているので構成が簡単である。
【0018】本発明の請求項4の給紙装置は,請求項3
の給紙装置において,前記バックフェンスは,前記上昇
トレイの最高積載高さの近傍であり,かつ,前記移送ト
レイの補給用の用紙の最高積載高さ近傍に配設され,前
記バックフェンスは移送トレイの用紙の紙幅全体にわた
る長さを有し,バックフェンスの回転軸は前記バックフ
ェンスの回転軸近傍部位が移送トレイの補給用の用紙の
最上部に当接しうる位置に設けられていることを特徴と
する。
【0019】請求項4の給紙装置によれば,上昇トレイ
に搬入された用紙の移送トレイ側の端部の位置の適正を
検知できると共に,移送トレイの積載限度高さ近傍の補
給用用紙に乾燥等によるカールが発生しにくい。
【0020】
【発明の実施の形態】次に,本発明の好ましい実施形態
にかかる給紙装置を図面に基づいて説明する。
【0021】図1はこの実施形態の給紙装置の概略構成
を模式的に示したものであり,この給紙装置1の上方に
複写機,ファクシミリ,プリンター,軽印刷機などの画
像形成装置が配置される。給紙装置1は単票型の用紙束
2A,2Bを多数格納するハウジング3を備えており,
ハウジング3内に上昇トレイ4と移送トレイ5とが並列
的に配設されている。
【0022】上昇トレイ4は,ハウジング3の底板に立
設される支持フランジ6,7と,支持フランジ6,7の
側面に取り付けられるスライドレール8,8と,スライ
ドレール8,8のスライド部側に取り付けられるベース
9とを備えている。ハウジング3の側部には,上昇トレ
イ4と移送トレイ5とをハウジング3の外側(図2の矢
印PO方向)に引き出す図示しない開口部が形成され,
スライドレール8,8はハウジング3の開口部に向かっ
て延びている。
【0023】上昇トレイ4の下方のハウジング3の底板
部であって,上昇トレイ4が引き出しを開始する位置
に,ストッパ10が突設されている。上昇トレイ4のベ
ース9には開口部11(図2参照)が形成され,開口部
11の縁部に突設されたフランジ12にロックレバー1
3がピン14により軸支されている。
【0024】上昇トレイ14のスライド方向の前後端部
には上下方向に延びるガイドプレート15,15が一対
突設されており,このガイドプレート15,15にステ
ー16,16がそれぞれ摺動自在に保持されている。ス
テー16,16はワイヤ17に固定されたロックナット
16Aに固着されている。ワイヤ17は,ベース9に軸
支された駆動用プーリ18,従動プーリ19A〜19E
に掛け渡されている。駆動用プーリ18は図示しない駆
動用モータ及び減速機構により回転制御され,駆動用モ
ータは給紙装置1のコントロールユニット(図示省略)
によりコントロールされる。
【0025】ステー16,16には画像形成装置に給紙
する用紙2Aを積載する積載板20が固定され,積載板
20は駆動プーリ18の回転制御により上下動する。ベ
ース9の移送トレイ5の反対側の位置には用紙束2Aの
前端部側を位置規制するガイドフェンス21が立設され
ている。ガイドフェンス21の上端部近傍には,上昇ト
レイ4の上方のハウジング3に軸支されたゴムローラ2
2が配設され,ゴムローラ22は図示しない駆動モータ
及び減速機構により用紙束2の最上部から一枚ずつ用紙
2Aを取り出す。ゴムローラ22の近傍にはピンチロー
ラ23,23が配設されており,ゴムローラ22により
取り出された用紙2Aを画像形成装置に給紙する。
【0026】移送トレイ5も同様にハウジング3の底板
部に立てられたフランジ30,30にスライドレール3
1,31を介して支持されている。スライドレール3
1,31はハウジング3の側方(図1の矢印PO方向)
に向かって延びている。
【0027】ハウジング3の底板部3であって,ハウジ
ング3内にて上昇トレイ4に補給用の用紙束2Bを載せ
て待機する位置の近傍には,移送トレイ5が不用意にハ
ウジング3の側方に移動することを防止するストッパ3
2が突設されている。移送トレイ5のベース33はスト
ッパ32の上を通過できるようになっている。ストッパ
32は上昇トレイ4と移送トレイ5との連結関係を解除
するものであり,ベース33の引き出し方向後端部に軸
支された後述のフックレバー51が乗り上げると,上昇
トレイ4に軸支された連結レバー52に掛かっていたフ
ックレバー51が外れて連結が解除され,上昇トレイ4
と移送トレイ5とが引き出し方向の前後に位置ずれす
る。
【0028】ベース33には用紙束32を搭載する3枚
一組の積載板35が設けられており,積載板35の間に
移送板36が立てられている。移送板36の下部にはガ
イドロッド37にスライド自在に嵌合する嵌合部38が
一体に設けられており,嵌合部38はワイヤ39により
駆動される。ワイヤ39はベース33に支持されたプー
リ40,41に張られており,図示しない駆動モータに
より駆動される駆動プーリ40により上昇トレイ4に向
かって進退する。
【0029】図3に示すように,ハウジング3の側壁部
であって,上昇トレイ4と移送トレイ5とを並列的に対
面する側壁部には上昇トレイ4と移送トレイ5とをハウ
ジング3の外側に引き出すための開口部が形成されてお
り,開口部に前カバーFCが設けられている。前カバー
FCは移送トレイ5とつながっている。上昇トレイ4と
移送トレイ5とは,図2において引き出し方向PO方向
に向かって引き出されたときに,上昇トレイ4は少しず
れて引き出され,上昇トレイ4と移送トレイ5とが分割
されていることをオペレータに知らせる連結手段を介し
て連結している。
【0030】図4〜図8に連結手段及びずらし機構50
の構成を示す。連結手段は,前述のフックレバー51
と,上昇トレイ4側部に軸支される連結レバー52とで
構成され,これらの連結手段において,連結レバー52
が折曲部52Bと係合部52Cを有し,フックレバー5
1がフック部54を有し,ハウジング3の底板部に揺動
させるストッパ32が突設されていることによりずらし
機構50が構成されている。
【0031】フックレバー51は,移送トレイ5のベー
ス33の側板部33Aにおいて,ベース33の内側に揺
動自在に設けられている。連結レバー52は,上昇トレ
イ4のベース9の移送トレイ5側の側板部9Aに軸支さ
れている。
【0032】フックレバー51の基部は,図4,図5示
すように,ピン51Aによりベース33の側板部33A
に軸支されている。フックレバー51は上下に揺動する
ことにより,図5〜図7に示すように,L字形状のフッ
ク部54が連結レバー52の自由端部に係合・係合解除
されるようになっている。フックレバー51の中間部下
部51Bは下方に山形に突出している。フックレバー5
1の中間部には,移送トレイ5内側に向かって突出する
ピン51Cが設けられている。ピン51Cは側板部33
Aに開口された円弧状の長孔51Dを貫通してフックレ
バー51のフック部54の回動領域を規制している。フ
ック部54は,移送トレイ5を引き出し方向POに向か
って引き出すときに連結レバー52に当たって,連結レ
バー52を引き出し方向POにスライドさせる。また,
フックレバー51は,移送トレイ5の引き出し方向PO
へのスライドにより,中間部下部51Bがストッパー3
2に乗り上げると,フックレバー51のフック部54と
連結レバー52との引っかかりが解消され,移送トレイ
5と上昇トレイ4との間に引き出し方向POへの位置ず
れが生じる。
【0033】連結レバー52は,ベース9の移送トレイ
5側の側板部9Aであって引き出し方向後端部にピン5
2Aにより軸支されている。連結レバー52の片方の端
部は中間部からL字形状に上昇トレイ4の内側に向かっ
て折り曲げられており,このL字型の折曲部52Bは側
板部9Aに開口された矩形状の開口部53に挿入されて
いる。連結レバー52の他方の端部は同様にフックレバ
ー51側に向かってL字型に折り曲げられ,係合部52
Cを形成している。突片部52Bは積載板20の端部に
よって下方に押されると,開口部53の縁部に当たって
図6に示すように水平な姿勢をとる。なお,連結レバー
52は自己の重心により係合部52C側が下方に位置す
るように重心設定がなされている。また,連結レバー5
2は,用紙の量が少なくなって積載板20が上に上がる
と,係合部52Cの下端がフック部54の下端より下に
下がり,フック部54及びベース33の下を通過できる
ようになる。これによって,用紙が足りなくなって用紙
を積載するときに,上昇トレイ4と移送トレイ5とを連
結させない状態で引き出し方向POにスライドさせるこ
とができる。用紙が積載板20に満載されると,積載板
20が連結レバー52の折曲部52Bを下に押して連結
レバー52を水平に向け,係合部52Cがフック部54
と干渉する領域に上昇する。
【0034】すなわち,上昇トレイ4の積載板20が上
がっているときは,ロックレバー13はストッパ10に
突き当たっており,上昇トレイ4は引き出し方向POに
は引き出せないようにロックしている。積載板20が上
がった位置にあるとき,連結レバー52とフックレバー
51のフック部54とは解除状態となり,前述の前カバ
ーを引くと,移送トレイ5のみを引き出せる。
【0035】積載板20が下がっているときは,ロック
レバー13の下端はストッパ13に突き当たらない不干
渉状態となるが,連結レバー52とフックレバー51と
は,図6に示すように,連結状態となり,前カバーを引
くと,上昇トレイ4と移送トレイ5とを同時に引き出す
ことができるようになる。上昇トレイ4と移送トレイ5
とを引き出し方向POに引き出すと,引き出し完了直前
でフックレバー51の中間部下部51Bがハウジング3
の底板部のストッパ32に乗り上げる。これにより,フ
ック部54と連結レバー52の係合部52Cとの連結状
態が解除され,上昇トレイ4は停止し,移送トレイ5は
さらに引き出すことができる。移送トレイ5は,スライ
ドレール31,31のトラベル量にきたとき引き出し完
了になるため,移送トレイ5と上昇トレイ4とは水平方
向前後にずれた状態となる。上昇トレイ4と移送トレイ
5とが前後にずれることにより,オペレータに両トレイ
が分割タイプであることを認識させるので,用紙補給を
誤ることが防止される。
【0036】なお,用紙を上昇トレイ4の積載板20に
載せて上昇トレイ4を引き出し方向POと反対側にスラ
イドさせるか,若しくは,移送板36を上昇トレイ4側
にスライドさせて移送トレイ5の補給用紙を上昇トレイ
4の積載板20に移動させると,上昇トレイ4の積載板
20が,最高限度高さにある用紙をゴムローラ22に圧
接する高さにまで持ち上げ,用紙の給紙を可能な状態と
する。
【0037】このとき,ロックレバー13はストッパ1
0とかみ合い,上昇トレイ4はロックされ,引き出し方
向POには動かなくなる。一方,積載板20の上昇によ
り,図5に示すように,連結レバー52の係合部52C
が下がってフック部54との連結が解除されるため,上
昇トレイ4で複写機やファックス等に給紙中でも移送ト
レイ5は引き出せ,用紙補給が可能である。このためリ
ミットレス給紙が可能となる。移送中はソレノイド等で
移送トレイ5をロックすると良い。
【0038】図8,図9は上昇トレイ4の上部近傍の図
である。図3に示すように,上昇トレイ4のフェンス6
5近傍のハウジング66の上部角部には水平なブラケッ
ト64が一対設けられており,ブラケット64の下面部
に軸受け部67が形成され,この軸受け部67に回転軸
61が保持されている。回転軸61にはバックフェンス
60が保持されている。バックフェンス60のフェンス
65側の端部には遮蔽板62が突設されている。ブラケ
ット64の下面部には遮蔽板62を通過させるインタラ
プタ等の光電センサ63が取り付けられている。センサ
63は遮蔽板62により光を遮られて用紙のセットミス
を検知する。
【0039】積載板20に積載される用紙は前フェンス
21側に寄せてセットするのが正しく,正しくセットさ
れた用紙の後端部近傍に,バックフェンス60の後端部
が位置するようになっている。図8は用紙が正しくセッ
トされている場合であり,用紙が給紙高さAまで上昇し
ても,用紙はバックフェンス60を持ち上げない。図9
は用紙が後方へずれた位置にセットされた場合であり,
用紙が給紙高さAまで上昇すると,用紙がバックフェン
ス60を持ち上げ,遮蔽板62が光電センサ63を遮蔽
し,光電センサ63が用紙のセット位置不良を検出す
る。用紙のセット位置不良を検出すると,用紙の上昇を
停止させ,オペレータにセット位置不良を知らせる。図
2の一対のバックフェンスの1個にセンサを配置するこ
とで検出することが可能である。
【0040】このように,上昇トレイ4と移送トレイ5
とを分割タイプとし,さらに,引き出し完了前に前後に
位置ずれを起こすことにより,オペレータにこの上昇ト
レイ4と移送トレイ5とが分割されていることを確認さ
せることができる。
【0041】用紙補給の手順としては,上昇トレイ4に
用紙を補給し,上昇トレイ4を押し込む。これによっ
て,移送トレイ5に補給時障害となる上昇トレイ4の用
紙束の壁を退避させる。次に,移送トレイ5に用紙を補
給する。
【0042】先に移送トレイ5に用紙束2B補給した場
合,ハウジング3内に移送トレイ5を押し込むと,上昇
トレイ4も一緒に押し込まれてしまうため,上昇トレイ
4への用紙束2Aの補給は両サイドに壁ができて補給し
ずらいが,バックフェンス60及びブラケット64が,
移送トレイ5の用紙セット位置に食い込んだ位置に配設
されているので,移送トレイ5への用紙の補給はそれら
が邪魔になって補給しにくくなる。このため,用紙の補
給作業者は上昇トレイ4にまず用紙束2Aを補給し,上
昇トレイ4をハウジング3内に押し込んで,次に移送ト
レイ5に用紙を補給せざるを得なくなり,作業者に手順
の誤りを気付かせることができる。
【0043】しかも,バックフェンス60が用紙束2A
の後端部の適正位置を検知するので,上昇トレイ4への
用紙束2Aの積載位置が適正であるかどうかを検知でき
る。
【0044】なお,図8において,上昇トレイ4には用
紙束2Aが積載され,移送トレイ5には用紙束2Bが積
載されている。バックフェンス60は用紙束2Aの後端
にあり,少し離れた位置で用紙束2Bの先端上方に位置
している,用紙束2Bの最上位の用紙は吸湿などでカー
ルが発生しやすく,搬送ジャムなどの悪影響を及ぼす
が,バックフェンス60があるために,移送トレイ5の
用紙束2Bのカールを防止することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1の給紙装置によれば,
引き出し完了直前で上昇トレイと移送トレイとが引き出
し方向にずれるので,両者が一体に固定されたものでな
いことが気付かれやすい。
【0046】請求項2の給紙装置によれば,請求項1の
作用効果に加えて上昇トレイに用紙を積載したときに万
一位置ずれがあったことが見逃されても検知手段により
検知される。また,位置ずれしたときに上昇トレイの用
紙の端部の上に乗り上げて,用紙のセットミスを検知す
るので,構成が簡単であり,低コストとなる。
【0047】請求項3の給紙装置によれば,請求項2の
作用効果に加えてセットミスを検知する検知手段が上昇
トレイの用紙束の後端部を押さえるバックフェンスによ
り構成されているので構成が簡単である。
【0048】請求項4の給紙装置によれば,上昇トレイ
に搬入された用紙の移送トレイ側の端部の位置の適正を
検知できると共に,移送トレイの積載限度高さ近傍の補
給用用紙に乾燥等によるカールが発生しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の給紙装置の主要構成を示す
模式図
【図2】図1の給紙装置の上昇トレイと移送トレイとの
配列状態を示す斜視図
【図3】図1の給紙装置の上昇トレイと移送トレイの概
略斜視図
【図4】図1のずらし機構の平面構造を示す図
【図5】(a)フックレバーの取付状態を示す部分側面
図 (b)連結レバーの取付状態を示す部分側面図
【図6】図6の連結レバーとフックレバーの連結解除状
態を示す図
【図7】図6の連結レバーとフックレバーとの連結状態
を示す図
【図8】図6の連結レバーとフックレバーとの連結解除
状態を示す図
【図9】上昇トレイの用紙束が適正な位置にある時のバ
ックフェンスの位置を示す図
【図10】上昇トレイの用紙束が不適正位置にある時の
バックフェンスの位置を示す図
【符号の説明】
4 上昇トレイ 5 移送トレイ 9 ベース 10 ストッパー 13 ロックレバー 20 積載板 32 ストッパー (ずらし機構) 50 ずらし機構 51 フックレバー(連結手段) 52 連結レバー (連結手段) 52B 折曲部 (ずらし機構) 52C 係合部 (ずらし機構) 53 開口部 (ずらし機構) 54 フック部 (ずらし機構) 60 バックフェンス 62 遮蔽板 63 光電センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置に単票型の用紙を給紙する給
    紙装置であって,給紙装置のハウジング内に,前記画像
    形成装置に給紙する単票型の用紙を積載する上昇トレイ
    と,この上昇トレイに補給する用紙を積載する移送トレ
    イとが平面的に並列して配置され,前記上昇トレイと移
    送トレイは,前記ハウジングの側方にそれぞれスライド
    可能に保持され,前記上昇トレイと前記移送トレイと
    は,前記ハウジングから側方に引き出されるときに互い
    に連結し,ハウジングの側方からハウジング内部に格納
    されるときに連結解除可能な連結手段を介して連結さ
    れ,この連結手段には,前記上昇トレイと前記移送トレ
    イとを連結させて前記ハウジング内部から引き出したと
    きに,引き出し完了直前で前記上昇トレイと移送トレイ
    とを,引き出し方向に互いにずらして位置させる位置ず
    れ機構が備えられていることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】請求項1の給紙装置において,前記移送ト
    レイの前記上昇トレイの近傍上部に,前記上昇トレイ上
    に積載された用紙が移送トレイ側に位置ずれしたとき
    に,前記上昇トレイの最高積載高さの用紙の上に乗り上
    げて,前記用紙の位置ずれを検知する検知手段を設けた
    ことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】請求項2の給紙装置において,前記検知手
    段は,上昇トレイの最高積載高さの近傍に配設され,前
    記移送トレイ側に両トレイの引き出し方向に水平に延び
    る回転軸を持ち,自由端部が上昇トレイ上の適正に積載
    された用紙の移送トレイ側の端部よりわずかに離れた位
    置を非接触で上下に回動可能なバックフェンスと,この
    バックフェンスの回動停止位置を検知して前記上昇トレ
    イに積載された用紙の位置の適正を検知するセンサとに
    よって構成されていることを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】請求項3の給紙装置において,前記バック
    フェンスは,前記上昇トレイの最高積載高さの近傍であ
    り,かつ,前記移送トレイの補給用の用紙の最高積載高
    さ近傍に配設され,前記バックフェンスは移送トレイの
    用紙の紙幅全体にわたる長さを有し,バックフェンスの
    回転軸は前記バックフェンスの回転軸近傍部位が移送ト
    レイの補給用の用紙の最上部に当接しうる位置に設けら
    れていることを特徴とする給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321857A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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