JP2831458B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2831458B2
JP2831458B2 JP2285826A JP28582690A JP2831458B2 JP 2831458 B2 JP2831458 B2 JP 2831458B2 JP 2285826 A JP2285826 A JP 2285826A JP 28582690 A JP28582690 A JP 28582690A JP 2831458 B2 JP2831458 B2 JP 2831458B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機、フアクシミリ、プリンタなどの画
像形成装置の給紙装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、大量の転写紙を給紙できる給紙装置には、実開
昭57−182748号公報のフイード装置のように、大量の用
紙を1束に積み上げて給紙するもの、あるいは特開昭49
−33638号公報のシート補給装置や、特公平1−58090号
公報、同1−58091号公報の紙葉類移送装置のように、
大量の用紙を2束に分けてセツトして薄型化を図つたも
のがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来装置において、前記フイード装置では、大
量の用紙を一束に積み上げて給紙するので縦方向に長く
なり、そのためこの装置では本体中に用紙収容部を配設
することができず、本体の横に広いスペースが必要とな
る問題があつた。また、この装置で用紙を補給するに
は、給紙動作を一旦停止し、さらにエレベータトレイ部
を下降させて補給スペースを確保する必要がある。従つ
て、連続給紙ができず生産性が劣る問題があつた。
前記シート補給装置と紙葉類移送装置では2束に分け
られた用紙の片方を給紙し終わつたら他方の用紙を給紙
可能方向に移送して給紙し、空いたスペースには次の用
紙を補給できる。すなわち、連続給紙が可能であるので
生産性が向上している。
しかし、用紙をセツトする台は本体に装着された移送
用ベルトあるいは移送用押圧手段などの用紙移送手段で
代行しているので、用紙をセツトするときは第18図のよ
うにオペレータが用紙1を本体2に設置されている用紙
移送手段3の上まで入れ込む必要があり、用紙補給性能
が著しく劣るという問題がある。
本発明の目的は、薄型で、補給性能がよく、大量給紙
が可能な給紙装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は複数枚の転写紙を積載する第1転写紙収容
部と、この第1転写紙収容部から転写紙を1枚ずつ給紙
する給紙手段と、前記第1転写紙収容部に対し水平かつ
並列に配設された第2転写紙収容部と、この第2転写紙
収容部の転写紙を第1転写紙収容部へ一括して移送する
転写紙移送手段とを有する給紙装置において、前記第2
転写紙収容部を一つのトレイで独立させ、このトレイを
転写紙移送方向と略直角方向に引き出せるようなガイド
レールと、前記トレイの前面に把手を設置し、前記転写
紙移送手段は、前記トレイに積載された転写紙の束の後
縁略中央部を押圧して第1転写紙収容部に転写紙のみを
移送する押圧板と、前記押圧板を転写紙移送方向へ往復
移動するためのトレイに固設されたガイド部材と、前記
押圧板をそのガイド部材に沿って往復移動させるための
正逆転モータを含む駆動部とで構成した第1の手段によ
って達成される。
上記目的は、複数枚の転写紙を積載する第1転写紙収
容部と、この第1転写紙収容部から転写紙を1枚ずつ給
紙する給紙手段と、前記第1転写紙収容部に対し水平か
つ並列に配設された第2転写紙収容部と、この第2転写
紙収容部の転写紙を第1転写紙収容部へ一括して移送す
る転写紙移送手段とを有する給紙装置において、前記第
1転写紙収容部及び第2転写紙収容部をそれぞれ第1ト
レイ及び第2トレイで独立させ、それぞれのトレイを転
写紙移送方向と略直角方向に引き出せるようなガイドレ
ールと、前記第1及び第2トレイの前面にそれぞれ把手
を設置し、前記転写紙移送手段は、前記第2トレイに積
載された転写紙の束の後縁略中央部を押圧して第1トレ
イに転写紙のみを移送する押圧板と、前記押圧板を転写
紙移送方向へ往復移動させるために第2トレイに固設さ
れたガイド部材と、前記押圧板をそのガイド部材に沿っ
て往復移動させるための正逆転モータを含む駆動部とで
構成した第2の手段によって達成される。
上記目的は、複数枚の転写紙を積載する第1転写紙収
容部と、この第1転写紙収容部から転写紙を1枚ずつ給
紙する給紙手段と、前記第1転写紙収容部に対し水平か
つ並列に配設された第2転写紙収容部と、この第2転写
紙収容部の転写紙を第1転写紙収容部へ一括して移送す
る転写紙移送手段とを有する給紙装置において、前記第
1転写紙収容部及び第2転写紙収容部をそれぞれ第1ト
レイ及び第2トレイで独立させ、それぞれのトレイを転
写紙移送方向と略直角方向に引き出せるようなガイドレ
ールと、前記第2トレイの前面のみに配設した把手と、
前記第1トレイ及び第2トレイを一体化もしくは分割化
できるロック機構とを設置し、前記転写紙移送手段は、
前記第2トレイに積載された転写紙の束の後縁略中央部
を押圧して第1トレイに転写紙のみを移送する押圧板
と、前記押圧板を転写紙移送方向へ往復移動させるため
に第2トレイに固設されたガイド部材と、前記押圧板を
そのガイド部材に沿って往復移動させるための正逆転モ
ータを含む駆動部とで構成した第3の手段によって達成
される。
上記目的は、第1,2,3の手段のいずれかに記載の給紙
装置において、前記押圧板を駆動する正逆転モータから
押圧板に至る駆動列の中に所定のトルクを伝達するトル
クリミッタ部を配設し、前記トルクリミッタ部の伝達ト
ルク値は、前記第2転写紙収容部に積載された転写紙の
束を前記第1転写紙収容部に移送するときの負荷トルク
よりも大きく、前記正逆転モータの許容トルクよりも小
さい範囲で設定されている第4の手段によって達成され
る。
上記目的は、第1,2,3の手段のいずれかに記載の給紙
装置において、前記転写紙移送手段には、前記押圧板の
待期位置を検知するホームポジションセンサと、前記第
2転写紙収容部に積載された転写紙の束を第1転写紙収
容部へ移送し終った時の押圧板の位置を検知する押圧板
検知センサとを有する第5の手段によって達成される。
上記目的は、第5の手段に記載の給紙装置において、
前記押圧板が前記第2転写紙収容部の転写紙を移送し始
めてから所定時間内に前記押圧板検知センサが押圧板を
検知できないときには、前記正逆転モータを停止すると
ともに移送中のジャムとして表示部にメッセージを表示
する制御手段とを有する第6の手段によって達成され
る。
上記目的は、第1,2,3の手段のいずれかに記載された
給紙装置において、引き出し自在に構成されたトレイを
本体から引き出せないようにロックするロック機構を有
するとともに、前記1つのトレイの転写紙の束の移送が
完了するまで前記ロック機構を作動させる制御手段を備
えた第7の手段によって達成される。
上記目的は、第1,2,3の手段のいずれかに記載された
給紙装置において、前記転写紙移送手段には、前記ガイ
ド部材に沿って移動可能なスライダ部材と、前記スライ
ダ部材に取り外し可能な係合部によって固定される押圧
板とが配設されるとともに、前記係合部の係合位置を変
更することにより異なったサイズの転写紙に対応する第
8の手段によって達成される。
上記目的は、第1,2,3の手段のいずれかに記載された
給紙装置において、前記第1転写紙収容部の転写紙の後
縁を位置決めする少なくとも1個のバックフェンスを有
し、前記バックフェンスは第1転写紙収容部の転写紙の
横方向を位置決めするサイドフェンスの一部を支点にし
て揺動自在に支持され、前記バックフェンスを揺動させ
る駆動源を有すると共に、前記バックフェンスの駆動源
が作動することにより転写紙が移送される際に、前記バ
ックフェンスを転写紙移送帯域より退避させる制御手段
とを有する第9の手段によって達成される。
上記目的は、第1,2,3の手段のいずれかに記載された
給紙装置において、前記第2転写紙収容部内の用紙の有
無を検知する用紙検知センサと、前記用紙検知センサに
よって用紙がないことが検知されたとき、表示部に用紙
の空状態を表示する制御手段とを有する第10の手段によ
って達成される。
〔作用〕
前記第1の手段により、大量の転写紙をトレイ内に分
けて積載し収納することができるので、給紙装置全体の
薄型化が可能であり、また、トレイを介して転写紙の連
続補給及び連続給紙が可能である。また、転写紙移送手
段の往復移動する部分は用紙の束の後縁略中央部を押し
出す押圧板のみで構成されているので、転写紙移送手段
が用紙の束の自重を支える必要もなく、軽い力で移送で
きることになり、装置の小型化及び低コスト化が達成で
きる。また、転写紙移送手段によって用紙の束のみを移
送するので、第1転写紙収容部の底板を転写紙下面の略
全面を支持する通常の底板とすることができ、底板のな
い個所から転写紙が吸湿して搬送不良が起こることを防
止できる。また、トレイの前面に把手を設置して引き出
すようにしたので、本体からトレイを引き出すのが容易
である。
前記第2の手段により、大量の転写紙を2つのトレイ
に分けて積載し収納することができるので、給紙装置全
体の薄型化が可能であり、また、2つのトレイを介して
転写紙の連続補給及び連続給紙が可能である。また、転
写紙移送手段の往復移動する部分は用紙の束の後縁略中
央部を押し出す押圧板のみで構成されているので、転写
紙移送手段が用紙の束の自重を支える必要もなく、軽い
力で移送できることになり、装置の小型化及び低コスト
化が達成できる。また、転写紙移送手段によって用紙の
束のみを移送するので、第1転写紙収容部の底板を転写
紙下面の略全面を支持する通常の底板とすることがで
き、底板のない個所から転写紙が吸湿して搬送不良が起
こることを防止できる。また、トレイの前面に把手を設
置して引き出すようにしたので、本体からトレイを引き
出すのが容易である。
前記第3の手段により、大量の転写紙を2つのトレイ
に分けて積載し収納することができるので、給紙装置全
体の薄型化が可能であり、また、2つのトレイを介して
転写紙の連続補給及び連続給紙が可能である。また、転
写紙移送手段の往復移動する部分は用紙の束の後縁略中
央部を押し出す押圧板のみで構成されているので、転写
紙移送手段が用紙の束の自重を支える必要もなく、軽い
力で移送できることになり、装置の小型化及び低コスト
化が達成できる。また、トレイの前面に把手を設置して
引き出すようにしたので、本体からトレイを引き出すの
が容易である。また、転写紙移送手段によって用紙の束
のみを移送するので、第1転写紙収容部の底板を転写紙
下面の略全面を支持する通常の底板とすることができ、
底板のない個所から転写紙が吸湿して搬送不良が起こる
ことを防止できる。また、ロック機構によって第1トレ
イ及び第2トレイを一体化させられるので、第2トレイ
の把手によって引き出すことにより、第2トレイ及び第
1トレイを同時に出し入れすることができて操作性が良
い。
前記第4の手段により、所定値以上の負荷による駆動
部の破損を防止しながら一方のトレイ内の転写紙の束を
自動的に他方のトレイ内へと移送することができ、ま
た、トルクを伝達するトルクリミッタを介して押圧板に
連結させたので、転写紙の束を移送する最中に所定値以
上の負荷がかかったとしても駆動部自体の破損を防止で
き、また、用紙移送中のひっかかりジャムのときにトル
クリミッタを空転させることができるから駆動部の破損
を防止することができる。
前記第5の手段により、転写紙移送終了時には駆動源
を自動的に停止させることができる。
前記第6の手段により、ジャム発生を知らせることが
できる。
前記第7の手段により、オペレータによる誤ってのト
レイ引き出しを防止することができ、また、転写紙移送
中においてオペレータによる誤ってのトレイ引き出しが
防止されるから転写紙の束の移送を支障なく良好に執り
行うことができる。
前記第8の手段により、押圧板の取外し取付けが容易
であり、かつ使用される用紙のサイズの変更に対応する
ことが可能である。
前記第9の手段により、バックフェンスの位置を適宜
に変更することができるから1つのトレイ内において異
サイズの用紙を的確に収容することができ、また、バッ
クフェンスの用紙への過度な接触を回避できるから用紙
を損傷等から保護することができる。
前記第10の手段により、実際に用紙がなくなった場合
にはオペレータに対して用紙補給を促することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。本
実施例の給紙部は上段aと下段bの2段給紙型となつて
おり、上段a側に本発明に係わる給紙装置を配設し、下
段b側に例えばA3等の大サイズの用紙を収容する従来型
トレイを配設し、両者ともに紙面手前方向に引き出し可
能となつているものである。
第1図は本発明の第1実施例を適用した複写機の概略
を示す構成図であつて、10は原稿を載置するコンタクト
ガラス、11は原稿を照射して感光体12を露光する光学
系、13は帯電器、14は現像器、15は転写・分離器、16は
クリーニング部、17は定着部、18はレジストローラ対、
19は大型サイズの転写紙を収容する大型トレイ、20は第
1転写紙収容部、21は第1転写紙収容部20に対して水平
かつ並列に配設された第2転写紙収容部、L1,L2,L3は第
1,第2転写紙収容部20,21を引き出す時の案内をするガ
イドレール、22は前記大型トレイ19、あるいは第1転写
紙収容部20から選択されて給紙される転写紙を前記レジ
ストローラ対18まで搬送するための搬送手段、23は転写
紙の手差し給紙部、L4,L5は大型トレイ19を引き出す時
の案内をするガイドレールである。
なお、第1,第2トレイ20,21の構成は第2トレイ21内
に積載された用紙P2が第1トレイ20内に移送可能なよう
に、互いに対面する壁面が開放されており、これを移送
通路とした箱体となつている。
第2図は第1図の第1,第2転写紙収容部の平面図、第
3図は第2図の正面図であつて、25は第1転写紙収容部
20である第1トレイと、第2転写紙収容部21である第2
トレイとの間に設けられ、第2トレイ21から第1トレイ
20へ転写紙P2を移送するための移送通路、26,27は第1
トレイ20と第2トレイ21にそれぞれ設けられた把手、L
1,L2,L3は転写紙P2の移送方向に対して略直角方向に第
1,第2トレイ20,21を引き出し可能にするガイドレー
ル、31はピツクアツプローラ32と分離ローラ対33よりな
る給紙手段、34,35は一対のサイドフエンス、36はバツ
クフエンス、37は一端37bが第1トレイ20に係合してい
る回転可能(上昇可能)な底板、38はバツクフエンス36
を移送通路25から退避させるためのソレノイド、39は前
記底板37を駆動する上昇手段(後述する)、40は第2ト
レイ21に固着された底板、41は底板40に積載された転写
紙P2の後端の略中央部を押圧して、転写紙P2を第1トレ
イ20へ一括して移送させる移送手段である移動式バツク
フエンス、42は移動式バツクフエンス41の押圧部41aが
移動可能なように底板40に形成された穴、43は前記押圧
部41aの下端の結合部41bと連結しているワイヤ(タイミ
ングベルトでもよい)、44〜47はワイヤ43を張設するプ
ーリ、48はプーリ45を正逆回転させる正逆回転モータ、
49,50は前記移動式バツクフエンス41の突出部41cの移動
を検知しているホームポジシヨンセンサと位置決めセン
サ、51は底板40上の転写紙P2の有無を検知する紙束検知
センサである。
第4図は前記上昇手段の駆動部の構成図であつて、第
2,3,4図において、52は第1トレイ20の穴20aを通つて底
板37と一端が当接する加圧板、53は加圧板52の他端を支
持する加圧軸、54は加圧軸53の軸端に設けられたセクタ
ギア53aを駆動する正逆回転モータ、55は底板37上の転
写紙P1の最上紙の上限位置を制限するリミツトスイツ
チ、56は加圧板52が底板37と接しない位置まで下降した
ことを検知する下降検知センサ、57は第1トレイ20の転
写紙P1の有無を検知するエンプテイ検知センサである。
上記第1実施例における、感光体12周りの複写動作は
公知であるので説明を省略し、第1,第2トレイ20,21の
給紙動作を説明することにする。
第1トレイ20において、積載された転写紙P1は、ピツ
クアツプローラ32によつて給紙され、分離ローラ対33に
より1枚ずつ分離されて搬送される。ピツクアツプロー
ラ32による給紙動作時、正逆回転モータ54の回転によつ
てセクタギア53a,加圧軸53を介して加圧板52を回転し、
底板37で転写紙P1を上方に押圧している。この転写紙P1
の上昇はリミツトスイツチ55の検知動作で規制され、ま
た転写紙P1がない状態は、エンプテイ検知センサ57が底
板37の切り欠き部37aに落ち込むことによつて検知され
る。
第2トレイ21から第1トレイ20への転写紙P2の移送
は、正逆回転モータ48の回転によつて、プーリ44〜47に
支持・駆動されるワイヤ43により移動バツクフエンス41
を移動することによつて行われる。すなわち移動バツク
フエンス41の押圧部41aで転写紙P2を押圧し、第1トレ
イ20の転写紙P1の位置に移送する。前記押圧部41aは、
底板40の下方におけるワイヤ43との結合部41bよりも移
送方向側にせり出ているので転写紙P2をP1の位置まで移
送可能である。
前記移動バツクフエンス41は、正逆回転モータ48の正
逆回転によつて往復運動をする。この移動バツクフエン
ス41は、前記ワイヤ43,プーリ44〜47と共に第2トレイ2
1内に収納されている。従つて、第2トレイ21を引き出
すと第5図の説明図のように、移動バツクフエンス41,
ワイヤ43,プーリ44〜47ごと手前に引き出される。
そのため正逆回転モータ48やセンサ49,50の電源は、
第2トレイ21を本体に入れ込む際に、本体と第2トレイ
21側のそれぞれに配設されている図示しないコネクタが
嵌合することにより供給される。この時、安全規格を考
慮に入れれば、第2トレイ21が引き出されることに連動
するシヤツタによつて、本体側のコネクタが塞がれるよ
うにするとよい。
上記第1実施例の動作を第6図のフローチヤートによ
つて説明する。なお、第6図中の破線は図示しない演算
処理手段で平行処理することを示している。給紙に先立
つて第1トレイ20の底板37が正逆回転モータ54の正転に
て上昇し(S−1)、リミツトスイツチ55で上昇完了と
判断されると(S−2のYES)、正逆回転モータ54がス
トツプし(S−3)、エンプテイ検出57で第1トレイ20
内の転写紙P1の有無が判断されて、転写紙P1が無いと
(S−4の無)、第2トレイ21の転写紙P2の有無が紙束
検知センサ51で判断されて、転写紙P2が有ると(S−5
の有)、第1トレイ20の底板37が正逆回転モータ54の逆
転にて下降し(S−6)、下降検知センサ56により底板
37の下降完了と判断されると(S−7のYES)、正逆回
転モータ54が停止し(S−8)、ソレノイド38がオンさ
れて(S−9)、第1トレイ20のバツクフエンス36を移
送通路25から退避させる。この状態で第2トレイ21の移
動バツクフエンス41が正逆回転モータ48の正転により移
動して転写紙P2を第1トレイ20へ移送させ(S−10)、
位置決めセンサ50が移動バツクフエンス41の突出部41c
を検知することで転写紙P2の移送完了と判断すると(S
−11のYES)、ソレノイド38がオフされて(S−12)、
第1トレイ20のバツクフエンス36を復帰させ(S−1
4)、正逆回転モータ54を正転させて第1フエンス20の
底板37を上昇させる(S−13)。そしてリミツトスイツ
チ55で上昇完了と判断されると(S−14でYES)、正逆
回転モータ54がストツプし(S−15)、給紙動作が開始
される(S−16)。
前記ステツプ(S−11)で転写紙P2の移送完了と判断
されると(S−11のYES)、正逆回転モータ48が逆転し
(S−17)、ホームポジシヨンセンサ49が移動バツクフ
エンス41の突出部41cを検知することで、移動バツクフ
エンス41がホーム位置に戻つたと判断し(S−18のYE
S)、正逆回転モータ48を停止させる(S−19)。
また前記ステツプ(S−4)で転写紙P1が有る場合と
判断された場合(S−4の有)、第2トレイ21の転写紙
P2の有無が紙束検知センサ51で判断されて、転写紙P2が
ないと(S−20の無)、図示しない操作部に第2トレイ
21に転写紙P2がないことを表示してオペレータに紙補給
を促す(S−21)。またステツプ(S−19)で第2トレ
イ21から第1トレイ20への転写紙P2の移送が完了した後
もステツプ(S−21)と同様に転写紙P2がないことの表
示なされる(S−22)。
さらにステツプ(S−5)で第2トレイ21の転写紙P2
がないと判断された場合(S−5の無)、第1,第2トレ
イ20,21に転写紙P1,P2がないことを操作部で表示し、オ
ペレータに紙補給を促す(S−23)。
上述した第2トレイ21の転写紙P2がないという表示
〔ステツプ(S−21),(S−22)〕により転写紙の補
給をするためには、第5図に示すように、第2トレイ21
の把手27を手前に引き出すことで容易に行える。また第
1トレイ20の給紙動作は、転写紙の補給中にも行え、タ
イムロスがない。さらに第1,第2トレイ20,21に転写紙P
1,P2がないという表示〔ステツプ(S−23)〕に対応し
て、第1,第2トレイ20,21の把手26,27を手前に引き出す
ことでそれぞれに転写紙の補給ができる。
なお、第2実施例として第1トレイ20を本体に対して
固定型の転写紙収容部としてもよく、この場合、第2ト
レイ21のみ引き出し可能にすることで、1回の補給動作
で転写紙補給量は第1実施例より少なくなるが、給紙動
作中の転写紙補給が可能で、第2トレイ21の転写紙補給
の操作性も第1実施例と同レベルであつて、第1トレイ
20を引き出す機構が省略できるので、コスト的にメリツ
トがある。
第7図は本発明の第3実施例の平面図であつて、第1
実施例で説明した部材に対応する部材には同一符号を付
して説明を省略するが、第3実施例ではロツク手段60を
設け、第2トレイ21のみに把手27を設けた点が第1実施
例と異なる。
第8図,第9図はロツク手段の詳細な構成図であつ
て、第7図ないし第9図において、61はロツク解除用ソ
レノイド、62は第1トレイ20の一部に固定された軸63に
回転可能に設けられたロツク爪、64はロツク爪62を時計
方向に回動するように付勢しているねじりばね、65はロ
ツク解除用ソレノイド61の操縦杆、66は操縦杆65に戻し
ばね67を介して連結し、一端が前記ロツク爪62と当接す
る回転可能な解除レバー、68は第2トレイ21の一部に形
成されて前記ロツク爪62と当接する回転可能な解除レバ
ー68は第2トレイ21の一部に形成させて前記ロツク爪62
と係脱可能な受部である。
第8図において、通常時には第2トレイ21の受部68に
ロツク爪62の先端が係合するようになり、第2トレイ21
を引くことで第1トレイ20も連動して引き出せる状態に
ある。そして、ロツク解除用ソレノイド61がオンする
と、このソレノイド61の引張力が作用して戻しばね67の
弾性力に抗して解除レバー66を破線の位置まで回転させ
る。従つて、ロツク爪62の先端は第2トレイ21の受部68
から解除されるため、第2トレイ21を引いても第1トレ
イ20には引き出し力は作用しない。
第9図はロツク解除用ソレノイド61のオフ時に第2ト
レイ21を本体に格納する状態を示しており、第2トレイ
21の受部68の上端部68aは、ロツク爪62の先端を図のよ
うに反時計方向に回転させるような形状になつており、
ロツク爪62は、ねじりばね64の弾性力に抗して回転し、
第2トレイ21の進入を可能にする。
第10図は手第3実施例の動作に係るフローチヤートで
あつて、ステツプ(S−1)からステツプ(S−23)ま
で第1実施例と同様であるので、給紙動作開始後(S−
16)のロツク手段60の動作について説明する。給紙動作
が開始されるとロツク解除用ソレノイド61がオンして
(S−24)、第1,第2トレイ20,21のロツクを解除す
る。従つて、給紙動作中に転写紙の補給をするために第
2トレイ21の把手27を手前に引くと、第11図に示すよう
に、第2トレイ21のみ手前に引き出せ、容易に転写紙補
給を行うことができる。
また給紙動作が完了すると(S−25)、ロツク解除用
ソレノイド61がオフとなり(S−26)、第2トレイ21の
把手27の手前に引くと、第12図に示すように、第1,第2
トレイ20,21がロツク手段60で一体化されて手前に引き
出されるので、それぞれに転写紙の補給ができる。
上述のように第3実施例では、把手27を引けば、機械
が第2トレイ21か、第1,第2トレイ20,21の一体化され
たものを引き出すのかを判断するので、オペレータは迷
うことなく必要なトレイに転写紙を補給できる。
なお第3実施例において、第2トレイ21から第1トレ
イ20への転写紙P2の移送時に、オペレータが誤つてトレ
イを引くことを防止するため、第1,第2トレイ20,21の
いずれかを本体から引き出せないようにする機構を設置
することが考えられる。
第13図はサイドフエンスを用紙の幅方向に差替可能に
した実施例の平面図であり、同図に示すように、サイド
フエンス34,35は異サイズに対応可能であるように用紙
の幅方向に差し替えることが可能であつても良い。この
場合、予め第1トレイ20上に設けられているネジ穴によ
り用紙サイズに対応しているが、発展型としてはサイド
フエンス34,35の位置決めをベルト駆動によつて行うこ
とも考えられる。また同図に示すように用紙の後縁を位
置決めするバツクフエンス36はサイドフエンス34の一部
を支点として揺動自在に支持されているが、用紙のサイ
ズによつて支点を差し替え可能なようにサイドフエンス
34には嵌合部36−1,36−2が2個設置されている。そし
てアーム付きセクタギア38−1を介する駆動ギア38−2
に対して本体内に設置されたソレノイド38のストローク
を伝達することにより、バツクフエンス36は用紙の移送
エリアから退避することが可能である。
また第14図に示すように移動式バツクフエンス41は第
2トレイ21に固設された長軸のガイドロツド41−3に沿
つて直線運動のできるスライダ41−4に係合部41−2で
係合されても良い。同図に示すように係合位置を変えれ
ば移送する用紙サイズに対応可能である。底板40および
上昇用底板37には用紙束がスライドして移送し易いよう
に表面を滑らかにしたり、リブやビードを設けて搬送抵
抗を低減している。また底板40は第2トレイ21に固着さ
れ、さらに移動式バツクフエンス41の押圧部41−1が移
動可能なように底板上の穴42がある。押圧部41−1は、
底板40の下方におけるスライダ41−4との係合部41−2
よりも移送方向側に迫り出ているので、用紙P2をP1の位
置まで移送可能である。
第15図はスライダ41−4を直線運動させるための駆動
部の詳細図である。スライダ41−4はワイヤ(もしくは
タイミングベルト)43と結合されている。ワイヤ43はプ
ーリ44,45,46,47間で張設され、プーリ45を正逆回転モ
ータ48によつて正逆転自在に回転駆動させることによ
り、バツクフエンス41が往復運動する。
第16図はプーリ45の詳細図である。プーリ45と同軸上
にギア付きトルクリミツタ45−1が配設されている。ト
ルクリミツタ45−1は正逆回転モータ48の回転力(トル
ク)を所定値以上に規制してプーリ45に伝達するために
使用されている。リミツタの一例として図では磁性粉を
使用する場合を示す。永久磁石45−2を着磁することに
より磁性体である金属円盤45−3と金属ドラム45−4の
間の微小ギヤツプに磁性粉45−5が集まり、磁束を作る
ことによりトルクが連結する。ここで、設定値以上のト
ルクが作用すると磁性粉45−5と金属ドラム45−4の間
で滑りを発生させる。また、リミツタの発生トルクはバ
ツクフエンス41が用紙を移送するための移送負荷よりも
大きく、かつ正逆回転モータ48の最大伝達トルクよりも
小さい範囲で設定する。したがつて、バツクフエンス41
によつて用紙を移送中に用紙がひつかかつて移送不可能
になつたり、スライダ41−4がストツパ41−5に突き当
たつた時などは過大負荷による駆動部の損傷をすること
なくリミツタが空転をする。
バツクフエンス41の往復運動の位置決めは、バツクフ
エンス41に突出片41cを設け、突出片41cをホームセンサ
49と位置決めセンサ50で検知し、正逆回転モータ48をON
−OFFすることにより行う。ただし、正逆回転モータ48
にステツプモータを使用すればモータのON−OFFによつ
て位置決めが可能であるが、コスト低減を考慮するとオ
ーバーランの大きいDCモータを使用することになる。こ
のため第14図に示すようにスライダー41−4の移動距離
を規制するストツパ41−5を設置し、バツクフエンス41
の往復運動の位置決めはスライダー41−4がストツパ41
−5に突き当たることによつて行う。
上記のバツクフエンス部およびバツクフエンス駆動部
はすべて第2トレイ21の箱体中に収まつているから、第
2トレイ21を引き出すと第7図および第8図のようにバ
ツクフエンス部およびバツクフエンス駆動部ごと手前に
引き出される。そのため、紙束移送用の正逆転モータ48
や検知センサ49,50の電源は、第2トレイ21を本体に入
れ込む際に、本体と第2トレイ21側それぞれに配設され
ている図示していないコネクタが嵌合することにより供
給される。この時、安全規格を考慮すれば第2トレイ21
が引き出されることに連動するシヤツターによつて、本
体側のコネクタがふさがれる構造にすることは当然であ
る。
〔発明の効果〕
請求項1記載の発明によれば、第2転写紙収容部を一
つのトレイで独立させ、このトレイを転写紙移送方向と
略直角方向に引き出せるようなガイドレールと、トレイ
の前面に把手を設置し、転写紙移送手段は、トレイに積
載された転写紙の束の後縁略中央部を押圧して第1転写
紙収容部に転写紙のみを移送する押圧板と、押圧板を転
写紙移送方向へ往復移動するためのトレイに固設された
ガイド部材と、押圧板をそのガイド部材に沿って往復移
動させるための正逆転モータを含む駆動部とで構成した
ため、大量の転写紙をトレイ内に分けて積載し収納する
ことができるので、給紙装置全体の薄型化が可能であ
り、また、トレイを介して転写紙の連続補給及び連続給
紙が可能である。また、転写紙移送手段の往復移動する
部分は用紙の束の後縁略中央部を押し出す押圧板のみで
構成されているので、転写紙移送手段が用紙の束の自重
を支える必要もなく、軽い力で移送できることになり、
装置の小型化及び低コスト化が達成できる。また、転写
紙移送手段によって用紙の束のみを移送するので、第1
転写紙収容部の底板を転写紙下面の略全面を支持する通
常の底板とすることができ、底板のない個所から転写紙
が吸湿して搬送不良が起こることを防止できる。また、
トレイの前面に把手を設置して引き出すようにしたの
で、本体からトレイを引き出すのが容易である。
請求項2記載の発明によれば、第1転写紙収容部及び
第2転写紙収容部をそれぞれ第1トレイ及び第2トレイ
で独立させ、それぞれのトレイを転写紙移送方向と略直
角方向に引き出せるようなガイドレールと、第1及び第
2トレイの前面にそれぞれ把手を設置し、転写紙移送手
段は、第2トレイに積載された転写紙の束の後縁略中央
部を押圧して第1トレイに転写紙のみを移送する押圧板
と、押圧板を転写紙移送方向へ往復移動させるために第
2トレイに固設されたガイド部材と、押圧板をそのガイ
ド部材に沿って往復移動させるための正逆転モータを含
む駆動部とで構成したため、大量の転写紙を2つのトレ
イに分けて積載し収納することができるので、給紙装置
全体の薄型化が可能であり、また、2つのトレイを介し
て転写紙の連続補給及び連続給紙が可能である。また、
転写紙移送手段の往復移動する部分は用紙の束の後縁略
中央部を押し出す押圧板のみで構成されているので、転
写紙移送手段が用紙の束の自重を支える必要もなく、軽
い力で移送できることになり、装置の小型化及び低コス
ト化が達成できる。また、転写紙移送手段によって用紙
の束のみを移送するので、第1転写紙収容部の底板を転
写紙下面の略全面を支持する通常の底板とすることがで
き、底板のない個所から転写紙が吸湿して搬送不良が起
こることを防止できる。また、トレイの前面に把手を設
置して引き出すようにしたので、本体からトレイを引き
出すのが容易である。
請求項3記載の発明によれば、第1転写紙収容部及び
第2転写紙収容部をそれぞれ第1トレイ及び第2トレイ
で独立させ、それぞれのトレイを転写紙移送方向と略直
角方向に引き出せるようなガイドレールと、第2トレイ
の前面のみに配設した把手と、第1トレイ及び第2トレ
イを一体化もしくは分割化できるロック機構とを設置
し、転写紙移送手段は、第2トレイに積載された転写紙
の束の後縁略中央部を押圧して第1トレイに転写紙のみ
を移送する押圧板と、押圧板を転写紙移送方向へ往復移
動させるために第2トレイに固設されたガイド部材と、
押圧板をそのガイド部材に沿って往復移動させるための
正逆転モータを含む駆動部とで構成したため、大量の転
写紙を2つのトレイに分けて積載し収納することができ
るので、給紙装置全体の薄型化が可能であり、また、2
つのトレイを介して転写紙の連続補給及び連続給紙が可
能である。また、転写紙移送手段の往復移動する部分は
用紙の束の後縁略中央部を押し出す押圧板のみで構成さ
れているので、転写紙移送手段が用紙の束の自重を支え
る必要もなく、軽い力で移送できることになり、装置の
小型化及び低コスト化が達成できる。また、トレイの前
面に把手を設置して引き出すようにしたので、本体から
トレイを引き出すのが容易である。また、転写紙移送手
段によって用紙の束のみを移送するので、第1転写紙収
容部の底板を転写紙下面の略全面を支持する通常の底板
とすることができ、底板のない個所から転写紙が吸湿し
て搬送不良が起こることを防止できる。また、ロック機
構によって第1トレイ及び第2トレイを一体化させられ
るので、第2トレイの把手によって引き出すことによ
り、第2トレイ及び第1トレイを同時に出し入れするこ
とができて操作性が良い。
請求項4記載の発明によれば、押圧板を駆動する正逆
転モータから押圧板に至る駆動列の中に所定のトルクを
伝達するトルクリミッタ部を配設し、トルクリミッタ部
の伝達トルク値は、第2転写紙収容部に積載された転写
紙の束を第1転写紙収容部に移送するときの負荷トルク
よりも大きく、正逆転モータの許容トルクよりも小さい
範囲で設定されているため、所定値以上の負荷による駆
動部の破損を防止しながら一方のトレイ内の転写紙の束
を自動的に他方のトレイ内へと移送することができ、ま
た、トルクを伝達するトルクリミッタを介して押圧板に
連結させたので、転写紙の束を移送する最中に所定値以
上の負荷がかかったとしても駆動部自体の破損を防止で
き、また、用紙移送中のひっかかりジャムのときにトル
クリミッタを空転させることができるから駆動部の破損
を防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、転写紙移送手段には、
押圧板の待期位置を検知するホームポジションセンサ
と、第2転写紙収容部に積載された転写紙の束を第1転
写紙収容部へ移送し終った時の押圧板の位置を検知する
押圧板検知センサとを有するため、転写紙移送終了時に
は駆動源を自動的に停止させることができる。
請求項6記載の発明によれば、押圧板が第2転写紙収
容部の転写紙を移送し始めてから所定時間内に押圧板検
知センサが押圧板を検知できないときには、正逆転モー
タを停止するとともに移送中のジャムとして表示部にメ
ッセージを表示する制御手段とを有するため、ジャム発
生を知らせることができる。
請求項7記載の発明によれば、引き出し自在に構成さ
れたトレイを本体から引き出せないようにロックするロ
ック機構を有するとともに、1つのトレイの転写紙の束
の移送が完了するまでロック機構を作動させる制御手段
を備えたため、オペレータによる誤ってのトレイ引き出
しを防止することができ、また、転写紙移送中において
オペレータによる誤ってのトレイ引き出しが防止される
から転写紙の束の移送を支障なく良好に執り行うことが
できる。
請求項8記載の発明によれば、転写紙移送手段には、
ガイド部材に沿って移動可能なスライダ部材と、スライ
ダ部材に取り外し可能な係合部によって固定される押圧
板とが配設されるとともに、係合部の係合位置を変更す
ることにより異なったサイズの転写紙に対応するため、
押圧板の取外し取付けが容易であり、かつ使用される用
紙のサイズの変更に対応することが可能である。
請求項9記載の発明によれば、第1転写紙収容部の転
写紙の後縁を位置決めする少なくとも1個のバックフェ
ンスを有し、バックフェンスは第1転写紙収容部の転写
紙の横方向を位置決めするサイドフェンスの一部を支点
にして揺動自在に支持され、バックフェンスを揺動させ
る駆動源を有すると共に、バックフェンスの駆動源が作
動することにより転写紙が移送される際に、バックフェ
ンスを転写紙移送帯域より退避させる制御手段とを有す
るため、バックフェンスの位置を適宜に変更することが
できるから1つのトレイ内において異サイズの用紙を的
確に収容することができ、また、バックフェンスの用紙
への過度な接触を回避できるから用紙を損傷等から保護
することができる。
請求項10記載の発明によれば、第2転写紙収容部内の
用紙の有無を検知する用紙検知センサと、用紙検知セン
サによって用紙がないことが検知されたとき、表示部に
用紙の空状態を表示する制御手段とを有するため、実際
に用紙がなくなった場合にはオペレータに対して用紙補
給を促することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の給紙装置の第1実施例を適用した複写
機の構成図、第2図は第1実施例の要部の平面図、第3
図は第2図の平面図、第4図は上昇手段の駆動部の構成
図、第5図は第1実施例のトレイの引き出し状態の説明
図、第6図は第1実施例の動作に係わるフローチヤー
ト、第7図は本発明の第3実施例の平面図、第8図およ
び第9図はロツク手段の構成図、第10図は第3実施例の
動作に係わるフローチヤート、第11図および第12図は第
3実施例のトレイの引き出し状態の説明図、第13図はサ
イドフエンスの用紙の幅方向に差替可能にした実施例の
要部の平面図、第14図は押圧板のスライダーとの係合位
置を可変にした実施例の平面図、第15図はスライダー駆
動部の詳細図、第16図はプーリの詳細図、第17図は第1,
第2のロツク機構を設置した実施例の構成図、第18図は
従来の給紙装置の転写紙の補給状態を示す説明図であ
る。 20……第1トレイ、21……第2トレイ、26,27……把
手、L1,L2,L3,L4,L5……ガイドレール、31……給紙手
段、35……サイドフエンス、36……バツクフエンス、38
……ソレノイド、41……移送手段、41−3……ガイドロ
ツド、41−4……スライダ、45−1……トルクリミツ
タ、48……正逆回転モータ、49……ホームセンサ、50…
…位置決めセンサ、51……紙束検知センサ、56……下降
検知センサ、57……エンプテイ検知センサ、60……第1
のロツク機構、70……第2のロツク機構。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の転写紙を積載する第1転写紙収容
    部と、この第1転写紙収容部から転写紙を1枚ずつ給紙
    する給紙手段と、前記第1転写紙収容部に対し水平かつ
    並列に配設された第2転写紙収容部と、この第2転写紙
    収容部の転写紙を第1転写紙収容部へ一括して移送する
    転写紙移送手段とを有する給紙装置において、 前記第2転写紙収容部を一つのトレイで独立させ、この
    トレイを転写紙移送方向と略直角方向に引き出せるよう
    なガイドレールと、前記トレイの前面に把手を設置し、 前記転写紙移送手段は、前記トレイに積載された転写紙
    の束の後縁略中央部を押圧して第1転写紙収容部に転写
    紙のみを移送する押圧板と、前記押圧板を転写紙移送方
    向へ往復移動するためのトレイに固設されたガイド部材
    と、前記押圧板をそのガイド部材に沿って往復移動させ
    るための正逆転モータを含む駆動部とで構成したことを
    特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】複数枚の転写紙を積載する第1転写紙収容
    部と、この第1転写紙収容部から転写紙を1枚ずつ給紙
    する給紙手段と、前記第1転写紙収容部に対し水平かつ
    並列に配設された第2転写紙収容部と、この第2転写紙
    収容部の転写紙を第1転写紙収容部へ一括して移送する
    転写紙移送手段とを有する給紙装置において、 前記第1転写紙収容部及び第2転写紙収容部をそれぞれ
    第1トレイ及び第2トレイで独立させ、それぞれのトレ
    イを転写紙移送方向と略直角方向に引き出せるようなガ
    イドレールと、前記第1及び第2トレイの前面にそれぞ
    れ把手を設置し、 前記転写紙移送手段は、前記第2トレイに積載された転
    写紙の束の後縁略中央部を押圧して第1トレイに転写紙
    のみを移送する押圧板と、前記押圧板を転写紙移送方向
    へ往復移動させるために第2トレイに固設されたガイド
    部材と、前記押圧板をそのガイド部材に沿って往復移動
    させるための正逆転モータを含む駆動部とで構成したこ
    とを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】複数枚の転写紙を積載する第1転写紙収容
    部と、この第1転写紙収容部から転写紙を1枚ずつ給紙
    する給紙手段と、前記第1転写紙収容部に対し水平かつ
    並列に配設された第2転写紙収容部と、この第2転写紙
    収容部の転写紙を第1転写紙収容部へ一括して移送する
    転写紙移送手段とを有する給紙装置において、 前記第1転写紙収容部及び第2転写紙収容部をそれぞれ
    第1トレイ及び第2トレイで独立させ、それぞれのトレ
    イを転写紙移送方向と略直角方向に引き出せるようなガ
    イドレールと、前記第2トレイの前面のみに配設した把
    手と、前記第1トレイ及び第2トレイを一体化もしくは
    分割化できるロック機構とを設置し、 前記転写紙移送手段は、前記第2トレイに積載された転
    写紙の束の後縁略中央部を押圧して第1トレイに転写紙
    のみを移送する押圧板と、前記押圧板を転写紙移送方向
    へ往復移動させるために第2トレイに固設されたガイド
    部材と、前記押圧板をそのガイド部材に沿って往復移動
    させるための正逆転モータを含む駆動部とで構成したこ
    とを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】請求項(1),(2),(3)のいずれか
    に記載の給紙装置において、前記押圧板を駆動する正逆
    転モータから押圧板に至る駆動列の中に所定のトルクを
    伝達するトルクリミッタ部を配設し、 前記トルクリミッタ部の伝達トルク値は、前記第2転写
    紙収容部に積載された転写紙の束を前記第1転写紙収容
    部に移送するときの負荷トルクよりも大きく、前記正逆
    転モータの許容トルクよりも小さい範囲で設定されてい
    ることを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】請求項(1),(2),(3)のいずれか
    に記載の給紙装置において、前記転写紙移送手段には、
    前記押圧板の待期位置を検知するホームポジションセン
    サーと、前記第2転写紙収容部に積載された転写紙の束
    を第1転写紙収容部へ移送し終った時の押圧板の位置を
    検知する押圧板検知センサとを有することを特徴とする
    給紙装置。
  6. 【請求項6】請求項(5)に記載の給紙装置において、
    前記押圧板が前記第2転写紙収容部の転写紙を移送し始
    めてから所定時間内に前記押圧板検知センサが押圧板を
    検知できないときには、前記正逆転モータを停止すると
    ともに移送中のジャムとして表示部にメッセージを表示
    する制御手段とを有することを特徴とする給紙装置。
  7. 【請求項7】請求項(1),(2),(3)のいずれか
    に記載された給紙装置において、引き出し自在に構成さ
    れたトレイを本体から引き出せないようにロックするロ
    ック機構を有するとともに、前記1つのトレイの転写紙
    の束の移送が完了するまで前記ロック機構を作動させる
    制御手段を備えたことを特徴とする給紙装置。
  8. 【請求項8】請求項(1),(2),(3)のいずれか
    に記載された給紙装置において、前記転写紙移送手段に
    は、前記ガイド部材に沿って移動可能なスライダ部材
    と、前記スライダ部材に取り外し可能な係合部によって
    固定される押圧板とが配設されるとともに、前記係合部
    の係合位置を変更することにより異なったサイズの転写
    紙に対応することを特徴とする給紙装置。
  9. 【請求項9】請求項(1),(2),(3)のいずれか
    に記載された給紙装置において、前記第1転写紙収容部
    の転写紙の後縁を位置決めする少なくとも1個のバック
    フェンスを有し、 前記バックフェンスは第1転写紙収容部の転写紙の横方
    向を位置決めするサイドフェンスの一部を支点にして揺
    動自在に支持され、前記バックフェンスを揺動させる駆
    動源を有すると共に、 前記バックフェンスの駆動源が作動することにより転写
    紙が移送される際に、前記バックフェンスを転写紙移送
    帯域より退避させる制御手段とを有することを特徴とす
    る給紙装置。
  10. 【請求項10】請求項(1),(2),(3)のいずれ
    かに記載された給紙装置において、前記第2転写紙収容
    部内の用紙の有無を検知する用紙検知センサと、前記用
    紙検知センサによって用紙がないことが検知されたと
    き、表示部に用紙の空状態を表示する制御手段とを有す
    ることを特徴とする給紙装置。
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