JPH09309560A - スプーン付被せ蓋 - Google Patents
スプーン付被せ蓋Info
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- JPH09309560A JPH09309560A JP8124496A JP12449696A JPH09309560A JP H09309560 A JPH09309560 A JP H09309560A JP 8124496 A JP8124496 A JP 8124496A JP 12449696 A JP12449696 A JP 12449696A JP H09309560 A JPH09309560 A JP H09309560A
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- corner
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D51/00—Closures not otherwise provided for
- B65D51/24—Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes
- B65D51/246—Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes provided with eating utensils or spatulas
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】内容物充填時や流通過程でスプーンの脱落の危
惧がなく、しかも、使用時には、スプーンが蓋から取り
外し易いスプーン付被せ蓋を提供する。 【解決手段】前もって金型内にインサートした天面部材
300 を、天面接着枠部110 を上方内面に設けた周壁100
とスプーン200 とを成形すると同時に、天面接着枠部の
上面に熱融着した水平断面が正方形状のスプーン付被せ
蓋であり、天面接着枠部の一つの角部の内側に接続部11
1 を設け、この接続部にスプーンの柄部220 の先端を線
状の薄肉部121 を介して接続し、且つ、前記角部と対向
する側の角部を形成する周壁内面に両側から対向し合う
係止爪131,132 を設け、これらの係止爪でスプーンの皿
部210 の裏面を両側から係止してスプーンを収容する。
惧がなく、しかも、使用時には、スプーンが蓋から取り
外し易いスプーン付被せ蓋を提供する。 【解決手段】前もって金型内にインサートした天面部材
300 を、天面接着枠部110 を上方内面に設けた周壁100
とスプーン200 とを成形すると同時に、天面接着枠部の
上面に熱融着した水平断面が正方形状のスプーン付被せ
蓋であり、天面接着枠部の一つの角部の内側に接続部11
1 を設け、この接続部にスプーンの柄部220 の先端を線
状の薄肉部121 を介して接続し、且つ、前記角部と対向
する側の角部を形成する周壁内面に両側から対向し合う
係止爪131,132 を設け、これらの係止爪でスプーンの皿
部210 の裏面を両側から係止してスプーンを収容する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームや
ヨーグルトなどの水平断面が正方形状の紙容器に使用す
るインサート射出成形によるスプーン付被せ蓋に関する
ものである。
ヨーグルトなどの水平断面が正方形状の紙容器に使用す
るインサート射出成形によるスプーン付被せ蓋に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ゲル状、粘稠状、顆粒状、粉体な
どの内容物を収容する角状の容器に使用するスプーン付
被せ蓋は、蓋とスプーンとを別々に成形したのち、スプ
ーンを蓋に接着又は嵌着した状態で容器本体に冠着する
か、図４に示すように、周壁（１００）の上方内面に天
面接着枠部（１１０）を設け、この天面接着枠部の一つ
の角部の内側に設けた接続部（１１１）に、スプーン
（２００）の柄部（２２０）の先端を線状の薄肉部（１
２１）を介して接続し、また、前記角部と対向する側の
角部とを結ぶ線に対して直角方向の左右二つの角部の内
側に設けた接続部（１１２，１１３）に、それぞれ、ス
プーンの柄部の両側を線状の薄肉部（１２２，１２３）
を介して接続した状態で、周壁と天面接着枠部とからな
る蓋枠とスプーンとを一体に成形したのち、天面接着枠
部の上面に、天面部材（３００）を超音波溶接法などで
熱融着して接着したものであった。
どの内容物を収容する角状の容器に使用するスプーン付
被せ蓋は、蓋とスプーンとを別々に成形したのち、スプ
ーンを蓋に接着又は嵌着した状態で容器本体に冠着する
か、図４に示すように、周壁（１００）の上方内面に天
面接着枠部（１１０）を設け、この天面接着枠部の一つ
の角部の内側に設けた接続部（１１１）に、スプーン
（２００）の柄部（２２０）の先端を線状の薄肉部（１
２１）を介して接続し、また、前記角部と対向する側の
角部とを結ぶ線に対して直角方向の左右二つの角部の内
側に設けた接続部（１１２，１１３）に、それぞれ、ス
プーンの柄部の両側を線状の薄肉部（１２２，１２３）
を介して接続した状態で、周壁と天面接着枠部とからな
る蓋枠とスプーンとを一体に成形したのち、天面接着枠
部の上面に、天面部材（３００）を超音波溶接法などで
熱融着して接着したものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
蓋とスプーンを別々に成形したのち、蓋にスプーンを接
着又は嵌着するスプーン付被せ蓋は、製造工程が複雑と
なることから製造費用が高くなる要因となったり、内容
物充填時や流通過程で、スプーンが蓋から脱落する事故
を発生することがあった。また、蓋枠とスプーンとを一
体に成形したのち、蓋枠の天面接着枠部の上面に天面部
材を接着するスプーン付被せ蓋は、天面部材を接着する
前のスプーン付蓋枠に反りが発生し易いことや、スプー
ンが蓋枠に３箇所で薄肉部を介して接続されているた
め、使用時にスプーンが取り離しにくいことなどがあっ
た。
蓋とスプーンを別々に成形したのち、蓋にスプーンを接
着又は嵌着するスプーン付被せ蓋は、製造工程が複雑と
なることから製造費用が高くなる要因となったり、内容
物充填時や流通過程で、スプーンが蓋から脱落する事故
を発生することがあった。また、蓋枠とスプーンとを一
体に成形したのち、蓋枠の天面接着枠部の上面に天面部
材を接着するスプーン付被せ蓋は、天面部材を接着する
前のスプーン付蓋枠に反りが発生し易いことや、スプー
ンが蓋枠に３箇所で薄肉部を介して接続されているた
め、使用時にスプーンが取り離しにくいことなどがあっ
た。
【０００４】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、内容物充填時や流通過程でスプーンの脱落の
危惧がなく、しかも、使用時には、スプーンが蓋から取
り外し易いスプーン付被せ蓋を提供するものである。
のであり、内容物充填時や流通過程でスプーンの脱落の
危惧がなく、しかも、使用時には、スプーンが蓋から取
り外し易いスプーン付被せ蓋を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、図１（ａ）及
び（ｂ）に示すように、前もって金型内にインサートし
た天面部材（３００）を、天面接着枠部（１１０）を上
方内面に設けた周壁（１００）とスプーン（２００）と
を成形すると同時に、前記天面接着枠部の上面に熱融着
した水平断面が正方形状のスプーン付被せ蓋であって、
前記天面接着枠部の一つの角部の内側に接続部（１１
１）を設け、この接続部に前記スプーンの柄部（２２
０）の先端を線状の薄肉部（１２１）を介して接続し、
且つ、前記角部と対向する側の角部を形成する周壁内面
に両側から対向し合う係止爪（１３１と１３２）を設
け、これらの係止爪でスプーンの皿部（２１０）の裏面
を両側から係止してスプーンを収容したことを特徴とす
るスプーン付被せ蓋（１０）である。
び（ｂ）に示すように、前もって金型内にインサートし
た天面部材（３００）を、天面接着枠部（１１０）を上
方内面に設けた周壁（１００）とスプーン（２００）と
を成形すると同時に、前記天面接着枠部の上面に熱融着
した水平断面が正方形状のスプーン付被せ蓋であって、
前記天面接着枠部の一つの角部の内側に接続部（１１
１）を設け、この接続部に前記スプーンの柄部（２２
０）の先端を線状の薄肉部（１２１）を介して接続し、
且つ、前記角部と対向する側の角部を形成する周壁内面
に両側から対向し合う係止爪（１３１と１３２）を設
け、これらの係止爪でスプーンの皿部（２１０）の裏面
を両側から係止してスプーンを収容したことを特徴とす
るスプーン付被せ蓋（１０）である。
【０００６】
【作用】本発明のスプーン付被せ蓋は、スプーンを天面
内側に対角線上にスプーンを収容しているが、図１
（ａ）及び（ｂ）に示すように、スプーン（２００）の
柄部（２２０）の先端が線状の薄肉部（１２１）を介し
て蓋の一つの角部の接続部（１１１）に接続し、また、
スプーンの皿部（２１０）の裏面を対向する角部を形成
する周壁内面に設けられた係止爪（１３１，１３２）で
両側から係止しているため、内容物充填時や流通過程で
スプーンの脱落の危惧がない。
内側に対角線上にスプーンを収容しているが、図１
（ａ）及び（ｂ）に示すように、スプーン（２００）の
柄部（２２０）の先端が線状の薄肉部（１２１）を介し
て蓋の一つの角部の接続部（１１１）に接続し、また、
スプーンの皿部（２１０）の裏面を対向する角部を形成
する周壁内面に設けられた係止爪（１３１，１３２）で
両側から係止しているため、内容物充填時や流通過程で
スプーンの脱落の危惧がない。
【０００７】また、本発明のスプーン付被せ蓋は、図２
に示すように、成形時にスプーン（２００）を天面部材
（３００）から斜め下方に離して一体成形し、その後ス
プーンの皿部（２１０）を係止爪に固定するため、接続
部（１１１）と薄肉部（１２１）から連続するスプーン
の柄部（２２０）に天面から反発する方向に応力が働い
ている。そこで、使用時に蓋を容器本体から外して裏返
し、図３に示すスプーンを収容していない角部Ｐ及び角
部Ｐ′の両角部の開口側を指で内側方向へ押圧すると、
スプーン（２００）を収容する角部Ｏ及び角部Ｏ′が外
側下方に延びて、蓋が菱形状に変形し、スプーンの皿部
（２１０）の裏面を両側から係止していた係止爪（１３
１，１３２）が外れ、スプーンの柄部（２２０）の先端
と接続部（１１１）を接続する線状の薄肉部（１２１）
を支点にスプーンの皿部が浮き上がり、スプーンを取り
外しのために持ちやすくなる。また、スプーンを取り外
すために切断する蓋と接続する薄肉部（１２１）が１箇
所であり、従来のスプーン付被せ蓋の場合の３箇所と比
較して少なく、スプーンが蓋から取り外しやすい。
に示すように、成形時にスプーン（２００）を天面部材
（３００）から斜め下方に離して一体成形し、その後ス
プーンの皿部（２１０）を係止爪に固定するため、接続
部（１１１）と薄肉部（１２１）から連続するスプーン
の柄部（２２０）に天面から反発する方向に応力が働い
ている。そこで、使用時に蓋を容器本体から外して裏返
し、図３に示すスプーンを収容していない角部Ｐ及び角
部Ｐ′の両角部の開口側を指で内側方向へ押圧すると、
スプーン（２００）を収容する角部Ｏ及び角部Ｏ′が外
側下方に延びて、蓋が菱形状に変形し、スプーンの皿部
（２１０）の裏面を両側から係止していた係止爪（１３
１，１３２）が外れ、スプーンの柄部（２２０）の先端
と接続部（１１１）を接続する線状の薄肉部（１２１）
を支点にスプーンの皿部が浮き上がり、スプーンを取り
外しのために持ちやすくなる。また、スプーンを取り外
すために切断する蓋と接続する薄肉部（１２１）が１箇
所であり、従来のスプーン付被せ蓋の場合の３箇所と比
較して少なく、スプーンが蓋から取り外しやすい。
【０００８】なお、図３に示す角部Ｐと角部Ｐ′とを内
側に押圧する以外は、例えば角部Ｏと角部Ｏ′、辺中央
部Ｑと辺中央部Ｑ′、辺中央部Ｒと辺中央部Ｒ′とを内
側方向に押圧して蓋を変形しても、スプーン（２００）
の皿部（２１０）の裏面から係止する両側の係止爪（１
３１，１３２）が、少なくとも片側の係止爪が外れるこ
とがないため、不用意に蓋に収容されているスプーン
が、蓋から外れることがない。
側に押圧する以外は、例えば角部Ｏと角部Ｏ′、辺中央
部Ｑと辺中央部Ｑ′、辺中央部Ｒと辺中央部Ｒ′とを内
側方向に押圧して蓋を変形しても、スプーン（２００）
の皿部（２１０）の裏面から係止する両側の係止爪（１
３１，１３２）が、少なくとも片側の係止爪が外れるこ
とがないため、不用意に蓋に収容されているスプーン
が、蓋から外れることがない。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明のスプーン付被せ蓋は、前
もって射出成形用金型内に天面部材をインサートし、天
面接着枠部を上方内面にもつ周壁とスプーンとを成形す
ると同時に、天面接着枠部の上面に天面部材を熱融着し
た水平断面が正方形状のスプーン付被せ蓋である。通常
は、角部にアールをつける。
もって射出成形用金型内に天面部材をインサートし、天
面接着枠部を上方内面にもつ周壁とスプーンとを成形す
ると同時に、天面接着枠部の上面に天面部材を熱融着し
た水平断面が正方形状のスプーン付被せ蓋である。通常
は、角部にアールをつける。
【００１０】この天面接着枠部もつ周壁とスプーンの材
質は、一般的に着色したポリエチレンやポリプロピレ
ン、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂であり、天面部材
は、文字や絵柄を印刷した板紙層の下面に蓋材の材質に
熱融着する樹脂層やコート層を設けた積層材料を正方形
状に打抜加工したものである。
質は、一般的に着色したポリエチレンやポリプロピレ
ン、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂であり、天面部材
は、文字や絵柄を印刷した板紙層の下面に蓋材の材質に
熱融着する樹脂層やコート層を設けた積層材料を正方形
状に打抜加工したものである。
【００１１】そして、本発明のスプーン付被せ蓋（１
０）は、図１（ａ）及び（ｂ）に示すように、四つの角
部にアールをもつ正方筒状の周壁（１００）の上方内面
に棚状の天面接着枠部（１１０）を設け、この天面接着
枠部の上面に天面部材（３００）を熱融着して接着し、
また、天面接着枠部の一つの角部の内側に設けられた接
続部（１１１）に、上向きのスプーン（１００）の柄部
（１２０）の先端を線状の薄肉部（１２１）を介して接
続し、対向する側の角部を形成する周壁内面に両側から
対向し合う係止爪（１３１，１３２）を設け、これらの
係止爪でスプーンの皿部（２２０）の裏面を両側から係
止するものである。
０）は、図１（ａ）及び（ｂ）に示すように、四つの角
部にアールをもつ正方筒状の周壁（１００）の上方内面
に棚状の天面接着枠部（１１０）を設け、この天面接着
枠部の上面に天面部材（３００）を熱融着して接着し、
また、天面接着枠部の一つの角部の内側に設けられた接
続部（１１１）に、上向きのスプーン（１００）の柄部
（１２０）の先端を線状の薄肉部（１２１）を介して接
続し、対向する側の角部を形成する周壁内面に両側から
対向し合う係止爪（１３１，１３２）を設け、これらの
係止爪でスプーンの皿部（２２０）の裏面を両側から係
止するものである。
【００１２】なお、スプーンの柄部と蓋とを接続する線
状の薄肉部は、充填や流通過程の通常の外力には耐える
強度をもつが、指で故意に引きちぎるときには、容易に
引きちぎれる強度のものであり、また、スプーンの皿部
の裏面を係止する係止爪は、スプーンを収容していない
両角部を指で内側へ押圧して蓋を変形したときに、スプ
ーンから外れるように位置や形状を設計時に考慮して設
けるものである。
状の薄肉部は、充填や流通過程の通常の外力には耐える
強度をもつが、指で故意に引きちぎるときには、容易に
引きちぎれる強度のものであり、また、スプーンの皿部
の裏面を係止する係止爪は、スプーンを収容していない
両角部を指で内側へ押圧して蓋を変形したときに、スプ
ーンから外れるように位置や形状を設計時に考慮して設
けるものである。
【００１３】また、使用する射出成形用金型は、通常、
キャビティ型の天面形成部にインサートした天面部材を
固定するための吸引孔を設けたものであり、コア型は、
必要に応じた数のコアに分割され、これらのコアは、所
定の間隔位置から連結する吊りピン、リング、チェーン
などによって可動のタイミングが任意に調整され、アン
ダーカット部には、アンギュラーピンやアンギュラーカ
ムプレート上を摺動するスライドコアが使用される。
キャビティ型の天面形成部にインサートした天面部材を
固定するための吸引孔を設けたものであり、コア型は、
必要に応じた数のコアに分割され、これらのコアは、所
定の間隔位置から連結する吊りピン、リング、チェーン
などによって可動のタイミングが任意に調整され、アン
ダーカット部には、アンギュラーピンやアンギュラーカ
ムプレート上を摺動するスライドコアが使用される。
【００１４】
【実施例】まず、天面形成部に天面部材をインサートし
た射出成形用金型を用い、白色に着色したポリスチレン
で本実施例のスプーン付被せ蓋を作製した。この被せ蓋
の構造は、図１（ａ）及び（ｂ）に示すように、四つの
角部にアールをもつ正方筒状の周壁（１００）の上方内
面に棚状の天面接着枠部（１１０）を設け、この天面接
着枠部の上面に天面部材（３００）を成形すると同時に
熱融着して接着し、天面接着枠部の一つの角部の内側に
設けられた接続部（１１１）に、上向きのスプーン（２
００）の柄部（２２０）の先端を線状の薄肉部（１２
１）を介して接続し、対向する側の角部を形成する周壁
内面にスプーンの皿部（２１０）の裏面を両側から対向
して係止する係止爪（１３１，１３２）を設けたもので
ある。
た射出成形用金型を用い、白色に着色したポリスチレン
で本実施例のスプーン付被せ蓋を作製した。この被せ蓋
の構造は、図１（ａ）及び（ｂ）に示すように、四つの
角部にアールをもつ正方筒状の周壁（１００）の上方内
面に棚状の天面接着枠部（１１０）を設け、この天面接
着枠部の上面に天面部材（３００）を成形すると同時に
熱融着して接着し、天面接着枠部の一つの角部の内側に
設けられた接続部（１１１）に、上向きのスプーン（２
００）の柄部（２２０）の先端を線状の薄肉部（１２
１）を介して接続し、対向する側の角部を形成する周壁
内面にスプーンの皿部（２１０）の裏面を両側から対向
して係止する係止爪（１３１，１３２）を設けたもので
ある。
【００１５】そして、スプーン（２００）は、図２に示
すように、成形時には線状の薄肉部（１２１）を支点と
して４５度下方に開いた状態で成形し、成形後にスプー
ンの皿部（２１０）を天面へ押し付けて、図１（ａ）及
び（ｂ）に示すように、係止爪（１３１，１３２）でス
プーン（２００）の皿部（２１０）の裏面を両側から係
止し、スプーンを被せ蓋の天面内側に対角線上にスプー
ンを収容した。また、周壁（１００）内側に容器本体の
開口部と係止する係止突起（１４１，１３２，１４３，
１４４）を４箇所に設けた。なお、天面部材は、低密度
ポリエチレン層（２０μｍ）／紙層（坪量３００ｇ/
m2 ）／低密度ポリエチレン層（２０μｍ）／接着剤層
構成の積層材料を、角部にアールのもつ正方形状に打抜
加工したものを使用した。
すように、成形時には線状の薄肉部（１２１）を支点と
して４５度下方に開いた状態で成形し、成形後にスプー
ンの皿部（２１０）を天面へ押し付けて、図１（ａ）及
び（ｂ）に示すように、係止爪（１３１，１３２）でス
プーン（２００）の皿部（２１０）の裏面を両側から係
止し、スプーンを被せ蓋の天面内側に対角線上にスプー
ンを収容した。また、周壁（１００）内側に容器本体の
開口部と係止する係止突起（１４１，１３２，１４３，
１４４）を４箇所に設けた。なお、天面部材は、低密度
ポリエチレン層（２０μｍ）／紙層（坪量３００ｇ/
m2 ）／低密度ポリエチレン層（２０μｍ）／接着剤層
構成の積層材料を、角部にアールのもつ正方形状に打抜
加工したものを使用した。
【００１６】次に、上述の本実施例のスプーン付被せ蓋
を充填機に装填し、ヨーグルトを充填して密封した容器
本体に装着した。このヨーグルト容器を通常の流通過程
をへてのち、本実施例のスプーン付被せ蓋を容器本体か
ら取り外してみたが、スプーンの脱落は皆無であった。
次に、このスプーン付被せ蓋を裏返しにして、スプーン
を収容していない両角部の開口側を指で内側方向へ押圧
すると、蓋が菱形状に変形し、スプーンの皿部の裏面を
両側から係止していた係止爪が外れ、スプーンの皿部が
浮き上がりスプーンが指で持ちやすくなり、スプーンの
柄部の先端を蓋に接続する薄肉部を切断して、スプーン
を容易に取り外すことができた。
を充填機に装填し、ヨーグルトを充填して密封した容器
本体に装着した。このヨーグルト容器を通常の流通過程
をへてのち、本実施例のスプーン付被せ蓋を容器本体か
ら取り外してみたが、スプーンの脱落は皆無であった。
次に、このスプーン付被せ蓋を裏返しにして、スプーン
を収容していない両角部の開口側を指で内側方向へ押圧
すると、蓋が菱形状に変形し、スプーンの皿部の裏面を
両側から係止していた係止爪が外れ、スプーンの皿部が
浮き上がりスプーンが指で持ちやすくなり、スプーンの
柄部の先端を蓋に接続する薄肉部を切断して、スプーン
を容易に取り外すことができた。
【００１７】
【発明の効果】本発明のスプーン付被せ蓋は、天面内側
に対角線上にスプーンを収容し、そのスプーンの柄部の
先端が薄肉部を介して蓋の角部に接続し、この角部に対
向した角部の周壁内面に設けられた係止爪でスプーンの
皿部の裏面を両側からしっかりと係止しているため、内
容物の充填時や流通過程でのスプーンの脱落の危惧がな
い。
に対角線上にスプーンを収容し、そのスプーンの柄部の
先端が薄肉部を介して蓋の角部に接続し、この角部に対
向した角部の周壁内面に設けられた係止爪でスプーンの
皿部の裏面を両側からしっかりと係止しているため、内
容物の充填時や流通過程でのスプーンの脱落の危惧がな
い。
【００１８】また、本発明のスプーン付被せ蓋は、使用
時に蓋を容器本体から外して、スプーンを収容していな
い両角部の開口側を指で内側方向へ押圧すると、蓋が変
形してスプーンの皿部の裏面を両側から係止していた係
止爪が外れ、スプーンの柄部の先端と蓋と接続する薄肉
部を支点としてスプーンの皿部が浮き上がり、スプーン
が指で掴み易くなり、スプーンの柄部の先端を蓋に接続
する薄肉部を容易に切断して、スプーンを蓋から取り外
すことができる。
時に蓋を容器本体から外して、スプーンを収容していな
い両角部の開口側を指で内側方向へ押圧すると、蓋が変
形してスプーンの皿部の裏面を両側から係止していた係
止爪が外れ、スプーンの柄部の先端と蓋と接続する薄肉
部を支点としてスプーンの皿部が浮き上がり、スプーン
が指で掴み易くなり、スプーンの柄部の先端を蓋に接続
する薄肉部を容易に切断して、スプーンを蓋から取り外
すことができる。
【図１】（ａ）は、本発明の一実施例のスプーン付被せ
蓋の底面図であり、（ｂ）は、そのＡ−Ａ′線断面図で
ある。
蓋の底面図であり、（ｂ）は、そのＡ−Ａ′線断面図で
ある。
【図２】本発明の一実施例のスプーン付被せ蓋の成形時
の状態を示す説明図である。
の状態を示す説明図である。
【図３】スプーン付被せ蓋の押圧位置を示す説明図であ
る。
る。
【図４】（ａ）は、従来の一例のスプーン付被せ蓋の底
面図であり、（ｂ）は、そのＢ−Ｂ′線断面図である。
面図であり、（ｂ）は、そのＢ−Ｂ′線断面図である。
１０……スプーン付被せ蓋 １００……周壁 １１０……天面接着枠部 １１１，１１２，１１３……接続部 １２１，１２２，１２３……薄肉部 １３１，１３２……係止爪 １４１，１４２，１４３，１４４……係止突部 ２００……スプーン ２１０……皿部 ２２０……柄部 ３００……天面部材
Claims (1)
- 【請求項１】前もって金型内にインサートした天面部材
を、天面接着枠部を上方内面に設けた周壁とスプーンと
を成形すると同時に、前記天面接着枠部の上面に熱融着
した水平断面が正方形状のスプーン付被せ蓋であって、
前記天面接着枠部の一つの角部の内側に接続部を設け、
この接続部に前記スプーンの柄部の先端を線状の薄肉部
を介して接続し、且つ、前記角部と対向する側の角部を
形成する周壁内面に両側から対向し合う係止爪を設け、
これらの係止爪でスプーンの皿部の裏面を両側から係止
してスプーンを収容したことを特徴とするスプーン付被
せ蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124496A JPH09309560A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | スプーン付被せ蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124496A JPH09309560A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | スプーン付被せ蓋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09309560A true JPH09309560A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14886938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8124496A Pending JPH09309560A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | スプーン付被せ蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09309560A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1089917A1 (en) * | 1997-09-19 | 2001-04-11 | Vladimir Vaupotic | Container lid and implement |
| DE212005000083U1 (de) | 2005-10-20 | 2008-06-26 | Kryzhanovsky, Alexei Mikhailovich | Lebensmittelverpackung |
| US8087530B2 (en) | 2008-01-17 | 2012-01-03 | Sonoco Development, Inc. | Container lid with integrally molded utensil |
| KR200489107Y1 (ko) * | 2018-10-05 | 2019-05-02 | 이재윤 | 음식물 쓰레기 보관통 |
| KR200489686Y1 (ko) * | 2019-01-14 | 2019-07-23 | 이재윤 | 음식물 쓰레기 보관통 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP8124496A patent/JPH09309560A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1089917A1 (en) * | 1997-09-19 | 2001-04-11 | Vladimir Vaupotic | Container lid and implement |
| EP1089917A4 (en) * | 1997-09-19 | 2005-08-10 | Enterprises Pty Ltd A C Auslid | CONTAINER COVER TO THE CONTAINER ASSEMBLED DEVICE |
| DE212005000083U1 (de) | 2005-10-20 | 2008-06-26 | Kryzhanovsky, Alexei Mikhailovich | Lebensmittelverpackung |
| US8087530B2 (en) | 2008-01-17 | 2012-01-03 | Sonoco Development, Inc. | Container lid with integrally molded utensil |
| KR200489107Y1 (ko) * | 2018-10-05 | 2019-05-02 | 이재윤 | 음식물 쓰레기 보관통 |
| KR200489686Y1 (ko) * | 2019-01-14 | 2019-07-23 | 이재윤 | 음식물 쓰레기 보관통 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050620 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051108 |