JPH09308384A - 育苗用トレー - Google Patents

育苗用トレー

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JPH09308384A
JPH09308384A JP13030796A JP13030796A JPH09308384A JP H09308384 A JPH09308384 A JP H09308384A JP 13030796 A JP13030796 A JP 13030796A JP 13030796 A JP13030796 A JP 13030796A JP H09308384 A JPH09308384 A JP H09308384A
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JP
Japan
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cup
filling
seedling
tray
raising tray
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Pending
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JP13030796A
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English (en)
Inventor
Takashi Ichihara
隆 市原
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 育苗用トレーのカップ配列部材の強度を低下
させることなく、製造効率を格段に向上させることがで
きる育苗用トレーを提供する。 【解決手段】 籠部材2と、上板部5の所定部所を切り
起こし、多数の充填孔7及びカップ保持部8を形成した
カップ配列部材3とより育苗用トレー1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、培養土を充填して
種苗を育成するために使用される育苗用トレーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】育苗用トレーに培養土を充填して播種す
る作業は、一般に、図5に示すような装置によって実施
される。育苗用トレー21を搬送コンベア22上に載置
して移送する間に、先ず、攪拌装置23により攪拌した
培養土を土詰装置24により落下して育苗用トレー21
に供給した後、回転ブラシ25により育苗用トレー21
上面を擦過して余分な培養土を排除し、次に、充填され
た培養土を転圧ローラー26により適度に固め、播種装
置27により培養土表面に種を播き、散水装置28によ
り水を供給した後、トレー台車29に収納する。
【0003】ここで、従来の育苗用トレー21は、図6
に示すように、籠部材30、カップ嵌込部材31及び充
填量調整板32より構成され、育苗用トレー21内に多
数の土詰カップ33を挿入して使用される。育苗用トレ
ー1を使用状態とするには、籠部材30の四隅に脚部3
4を近接した状態でカップ嵌込部材31を載置し、土詰
カップ33,33…を線材35,35…で仕切られた各
領域に挿入して挟持状態とし、カップ嵌込部材31の内
側の座部36に充填量調整板32を載置して組み立て
る。
【0004】培養土の充填及び播種作業時には、土詰装
置24によって充填量調整板32に形成された各充填孔
37,37…より培養土が各土詰カップ33,33…内
に充填され、回転ブラシ25によって充填量調整板32
上面が擦過されて余分な培養土が排除される。このよう
にして充填及び播種された各土詰カップ33,33…
は、出荷時に育苗用トレー21より取り出される。
【0005】しかし、従来の育苗用トレー21は、土詰
カップ33,33…を線材35,35…で仕切られた各
領域に挿入して挟持状態とするものであるから、多数の
土詰カップ33,33…を挿入し、又、取り出す作業は
極めて面倒であり、長時間を要するとともに、土詰カッ
プ33の外形寸法によっては、挿入時には上手く挿入で
きなかったり、直ちに脱出してしまうことがあり、取り
出し時には上手く取り出せないこともあった。
【0006】又、土詰カップ33,33…を線材35,
35…で仕切られた各領域に挿入して挟持状態とするた
めには、土詰カップ33は容易に変形する軟質材料、例
えば軟質ポリエチレン等の軟質合成樹脂材料より成形す
る必要があり、硬質材料のものでは変形しないため、線
材35に上手く挟持されず、又、線材35を変形、切損
等して使用に不都合を来す虞れもあった。
【0007】さらに、籠部材30、カップ嵌込部材31
及び充填量調整板32の3部材より構成されるため、製
造コストが比較的高価であった。
【0008】そこで、本願発明者は、かかる従来の問題
点を解決すべく、図7に示すような、籠部材42と、上
板部44に多数の充填孔45を穿設し、これら充填孔4
5穿設部にカップ保持部材46を固着したカップ配列部
材43とより構成される育苗用トレー41を開発した
(特開平7−274735号公報参照)。
【0009】この育苗用トレー41は、カップ配列部材
43の上下を逆にしてカップ保持部材46に土詰カップ
47を所定数被覆し、籠部材42をカップ配列部材43
裏面に載置して土詰カップ47全体を被覆した後、育苗
用トレー41を引繰り返して上下を正して使用する。
【0010】そして、充填作業が終了した後は、カップ
配列部材43を上方に持ち上げて籠部材42より離反す
ることにより、培養土を充填した土詰カップ47を容易
に取り出すことができる。
【0011】この育苗用トレー41によれば、単に土詰
カップ47をその内部にカップ保持部材46が位置する
よう載置するだけであるから、挿入作業は極めて簡単で
あり、又、カップ配列部材43を上方に持ち上げて籠部
材42より離反するだけであるから、取り出し作業も極
めて簡単であり、挿入又は取り出し作業に長時間を要し
ない。
【0012】又、土詰カップ47が外形寸法において多
少相違していた場合にも、容易に変形しない材料で成形
されていた場合にも、土詰カップ47を挟持するもので
はないから、土詰カップ47の挿入時又取り出し時に特
に不都合は生じない。
【0013】さらに、籠部材42及びカップ配列部材4
3の2部材より構成されるため、製造コストは従来のも
のに比して安価となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この育苗用ト
レー41のカップ配列部材43は、薄肉鋼板を板金加工
して上板部44、側板部48を形成し、上板部44に所
定径の充填孔45を所定間隔で多数穿設し、これら充填
孔45穿設部に上板部44裏面よりカップ保持部材46
を溶接等により固着したものであるから、板金、穿孔等
のプレス工程及び溶接工程が必要となり、特に、溶接工
程は時間及び労力を要し、製造効率を低下する要因とな
っていた。
【0015】一方、カップ配列部材43を合成樹脂材料
によりカップ保持部材46とともに一体成形することも
できるが、このようなカップ配列部材43は強度が低い
ため、破損し易いものであった。
【0016】本発明は、かかる問題点に鑑みて為された
ものであり、育苗用トレーのカップ配列部材の強度を低
下させることなく、製造効率を格段に向上させることが
できる育苗用トレーを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の育苗用トレーは、籠部材と、上板部の所定
部所を切り起こし、多数の充填孔及びカップ保持部を形
成したカップ配列部材とよりなるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の育苗用トレーの実
施形態について、図面を参照して説明する。本発明の育
苗用トレー1は、図1に示すように、籠部材2及びカッ
プ配列部材3より構成される。
【0019】籠部材2は、従来の育苗用トレー21と同
様、軟質ポリエチレン等の軟質合成樹脂材料よりなり、
上縁部4を有する籠状に成形したものである。
【0020】カップ配列部材3は、図2に示すように、
薄肉鋼板を板金加工して上板部5、側板部6を形成した
ものであり、その上板部5の所定部所は切り起こして、
多数の充填孔7及びカップ保持部8を形成してある。
【0021】先ず、図3(A),(B)に示すように、
上板部5の所定部所にX字状に交差する2条の切り込み
線aを形成し、次に、その部所にポンチを押し込めば、
図2(C),(D)に示すように、矩形状の充填孔7と
ともに、底辺において上板部5と接続する三角形状のカ
ップ保持部8を形成できる。
【0022】充填孔7の対角長DH は、図1に示すよう
に、土詰カップ9を円滑に被覆できるように、土詰カッ
プ9の開口径DU より若干小とするのが好ましい。尚、
充填孔7の間隔は、図1及び図2に示すように、土詰カ
ップ9の開口径D U 等を考慮して適宜間隔に設定すれば
よい。
【0023】カップ保持部8は、図3(C),(D)に
示すように、土詰カップ9を円滑に被覆できるよう、上
板部5に対して直角な方向Xから充填孔7側に角度αだ
け傾斜させてある。角度αは、5〜15°程度であるの
が好ましい。
【0024】このように、本発明の育苗用トレー1のカ
ップ配列部材3は、合成樹脂材料による一体成形品では
なく、薄肉鋼板を板金加工したものであるから、強度は
十分確保され、容易に破損することはない。そして、上
板部5の所定部所を切り起こして、多数の充填孔7及び
カップ保持部8を形成したものであるから、特に時間及
び労力を要する溶接工程は不要であり、製造効率を格段
に向上させることができる。
【0025】尚、上板部5の所定部所にY字状に交差す
る3条の切り込み線を形成し、三角形状の充填孔を形成
してもよく、略大字状に交差する5条の切り込み線を形
成し、五角形状の充填孔を形成してもよく、その他本発
明の要旨を逸脱しない限りにおいて、如何なる形状の充
填孔を形成してもよい。
【0026】本発明の育苗用トレー1は、以上のような
構成であり、使用時には以下の手順により土詰カップ9
を挿入する。
【0027】図4(A)に示すように、カップ配列部材
3の上下を逆にしてカップ保持部8に土詰カップ9を所
定数被覆し、籠部材2をカップ配列部材3裏面に載置し
て土詰カップ9全体を被覆する。次いで、図4(B)に
示すように、育苗用トレー1を引繰り返して上下を正し
た後、トレー搬送コンベア上に載置する。
【0028】そして、充填作業が終了した後は、カップ
配列部材3を上方に持ち上げて籠部材2より離反するこ
とにより、培養土を充填した土詰カップ9を容易に取り
出すことができる。
【0029】このように、従来のように土詰カップ9を
変形して嵌め込む必要はなく、単に土詰カップ9をその
内部にカップ保持部8が位置するよう載置するだけであ
るから、挿入作業は極めて簡単であり、又、カップ配列
部材3を上方に持ち上げて籠部材2より離反するだけで
あるから、取り出し作業も極めて簡単である。
【0030】又、土詰カップ9が外形寸法において多少
相違していた場合にも、又、容易に変形しない材料で成
形されていた場合にも、土詰カップ9を挟持するもので
はないから、土詰カップ9の挿入時又取り出し時に特に
不都合は生じない。
【0031】
【発明の効果】本発明の育苗用トレーは、そのカップ配
列部材を合成樹脂材料による一体成形品ではなく、薄肉
鋼板を板金加工したものとしたから、強度は十分確保さ
れ、容易に破損することはない。そして、カップ配列部
材の上板部の所定部所を切り起こして、多数の充填孔及
びカップ保持部を形成したものであるから、特に時間及
び労力を要する溶接工程は不要であり、製造効率を格段
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の育苗用トレーの分離状態における斜視
図である。
【図2】本発明の育苗用トレーのカップ配列部材の裏面
側の斜視図である。
【図3】充填孔及びカップ保持部の形成方法を示す説明
図であり、(A)は上板部の所定部所の形成前の平面
図、(B)は同・縦断面図、(C)は上板部の所定部所
の形成後の平面図、(D)は同・縦断面図である。
【図4】本発明の育苗用トレーの組立方法を示す説明図
である。
【図5】培養土の充填及び播種作業を実施する装置の概
略説明図である。
【図6】従来の育苗用トレーの分離状態における斜視図
である。
【図7】特開平7−274735号公報に開示された育
苗用トレーの分離状態における斜視図である。
【符号の説明】
1 育苗用トレー 2 籠部材 3 カップ配列部材 5 上板部 7 充填孔 8 カップ保持部 9 土詰カップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籠部材と、上板部の所定部所を切り起こ
    し、多数の充填孔及びカップ保持部を形成したカップ配
    列部材とよりなる育苗用トレー。
JP13030796A 1996-05-24 1996-05-24 育苗用トレー Pending JPH09308384A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13030796A JPH09308384A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 育苗用トレー

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JPH09308384A true JPH09308384A (ja) 1997-12-02

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ID=15031197

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JP13030796A Pending JPH09308384A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 育苗用トレー

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JP (1) JPH09308384A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271904A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Nishimura Kogyo Kk 鉢植え用トレー
CN104221674A (zh) * 2014-09-03 2014-12-24 广西师范大学 一种植物育苗无纺布营养杯切割法

Cited By (2)

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JP2008271904A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Nishimura Kogyo Kk 鉢植え用トレー
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Legal Events

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A977 Report on retrieval

Effective date: 20050721

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060104