JP2001346452A - 植木鉢用土詰め器及び植木鉢への土詰め方法 - Google Patents

植木鉢用土詰め器及び植木鉢への土詰め方法

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JP2001346452A
JP2001346452A JP2000168962A JP2000168962A JP2001346452A JP 2001346452 A JP2001346452 A JP 2001346452A JP 2000168962 A JP2000168962 A JP 2000168962A JP 2000168962 A JP2000168962 A JP 2000168962A JP 2001346452 A JP2001346452 A JP 2001346452A
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Takashi Harasawa
俊 原澤
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HARAKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の植木鉢に所定量の栽培用土を同時に効
率よく適正に込められる器具と方法を提供する。 【構成】 土詰め器1は、ベース板2の裏面に複数の筒
状突起物3を設けて構成される。ベース板2には、筒状
突起物3の内部に栽培用土を流入させるための開口部7
が所定の間隔で形成され、筒状突起物3は植木鉢10の
内部に栽培用土12を供給するための流路を形成して各
一端が開口部7に接続される。そして、筒状突起物3を
上向きにしてその各先端に植木鉢10を逆さにして被
せ、更にその上にコンテナ11を被せる。その後、コン
テナ11と土詰め器1とを反転し、ベース板2上に適量
の栽培用土12を供給する。これを開口部7から各筒状
突起物3内に充填した後、植木鉢10の内部から筒状突
起物3を抜き取る。これにより、植木鉢10に栽培用土
12を均等に込めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に合成樹脂製の
軟質な植木鉢に栽培用土を込めるための器具と方法に係
わり、特に複数の植木鉢に所定量の栽培用土を効率よく
込められるようにした植木鉢用土詰め器及び植木鉢への
土詰め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、植物を大量生産する園芸農家な
どでは育苗ポットと呼ばれる合成樹脂製の軟質な植木鉢
を用い、これをカゴトレイなどと称するコンテナに整列
させた状態で土詰め作業や播種作業を一貫して行ってい
る。
【0003】ここで、植木鉢への土詰め作業は、小型な
スコップなどを用いて各植木鉢に個別に詰め込む方法
と、専用の器具を用いて複数の植木鉢に一度に詰め込む
方法とがある。このうち、スコップなどを用いて土詰め
する方法は非効率であるため、植物の大規模生産者は後
者の専用器具による一括土詰め方式を採用するのが通例
である。
【0004】その一例を図10に示して説明すれば、同
図において符号Pは植木鉢(育苗ポット)、C1はその
各植木鉢Pを収容するためのコンテナ(カゴトレイ)で
あり、そのコンテナC1には格子状の仕切板Sを用いて
植木鉢Pが縦横に整然と並べられる。又、コンテナC1
内への植木鉢Pの配置が完了した後には、コンテナC1
上に仕切板Sに代えて該仕切板の格子目に対応する開口
部hをもつ調整板Tが設置される。而して、そのコンテ
ナC1を土供給装置にセットするなどして調整板T上に
栽培用土を供給し、これを図11に示すよう開口部hか
ら各植木鉢P内へと導入するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、以上のよう
な土詰め器は、仕切板と調整板とを植木鉢の大きさに合
わせて多種類取り揃えなければならないため経費負担が
大きく、しかも土詰め前に仕切板と調整板とを所定のコ
ンテナに取り付けたり、それらを土詰め後に取り外した
りせねばならないため、作業が煩わしく土詰めに時間を
要するという欠点があった。そこで、図12のように、
内部が植木鉢Pを嵌め込み得る複数の領域に区画された
コンテナC2を用い、これに調整板Tのみを取り付けて
土詰めする場合もあるが、その種のコンテナC2は仕切
りのないものに比べて高価である上、これも植木鉢の大
きさに合わせて多種類のものを取り揃えねばならず、し
かも植木鉢が近接し合って完全に固定された状態で配置
されるため、植物が生長した場合に植木鉢の間隔を調整
することができず、このため植物が過密による生育不良
を起こさないようにするためには植木鉢を一つ置きに取
り除く以外に手立てがない。
【0006】又、上記何れのコンテナを使用するにして
も、その上に設置される上記のような調整板Tの開口部
hを通じて植木鉢P内に栽培用土を導入する方式では、
各植木鉢に栽培用土を均等に分配することが難しく、栽
培用土が溢れたり所定量に達しない植木鉢ができてしま
うなど栽培用土の過不足が生じ易いという難点があっ
た。このため、栽培用土が少ない植木鉢には此れを補充
し、栽培用土が過剰な植木鉢からは此れを除去するとい
う手間のかかる作業を強いられているという実情にあ
る。
【0007】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その主たる目的は複数の植木鉢を規則的
に並べたまま、その各植木鉢に対して所定量の栽培用土
を一度に効率よく適正に込められる簡便な器具と方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数の植木鉢に栽培用土を込めるための土詰
め器であって、所定形状をしたベース板と該ベース板の
裏面に適当な間隔で設けられる複数の筒状突起物とを有
し、前記ベース板には筒状突起物の内部に栽培用土を流
入させるための開口部が形成され、前記筒状突起物は所
定の長さと口径を有してその各一端が前記開口部に接続
されると共に、その筒状突起物の各先端が栽培用土を流
出させる流出口としてそれぞれ植木鉢の内部に挿入され
るようにしたことを特徴とする植木鉢用土詰め器を提供
するものである。
【0009】又、本発明は、複数の植木鉢に栽培用土を
込めるための土詰め器であって、所定形状をしたベース
板と該ベース板の裏面に所定方向で等間隔に設けられる
複数の筒状突起物とを有し、前記ベース板には筒状突起
物の内部に栽培用土を流入させるための開口部が形成さ
れ、前記筒状突起物は所定の長さと口径を有してその各
一端が前記開口部に接続されると共に、その筒状突起物
の各先端が栽培用土を流出させる流出口としてそれぞれ
植木鉢の内部に挿入されるようにしたことを特徴とする
植木鉢用土詰め器を提供する。
【0010】更に、本発明は、所定形状をしたベース板
の裏面に、所定の長さと口径を有する複数の筒状突起物
が設けられると共に、前記ベース板に筒状突起物の接続
部分で該筒状突起物の内部に通じる開口部が形成されて
成る土詰め器を用い、前記筒状突起物を上向きにしてそ
の各先端に植木鉢を逆さにして被せた後、その各植木鉢
を収容し得るようなコンテナを前記土詰め器上に被せ、
次いで各植木鉢に筒状突起物が挿入された状態を保った
まま前記コンテナと土詰め器とを反転させて前記ベース
板上に栽培用土を供給し、その栽培用土を前記開口部か
ら各筒状突起物内に充填した後、前記コンテナ上から土
詰め器を取り除いて各植木鉢の内部から筒状突起物を抜
き取ることを特徴とする植木鉢への土詰め方法を提供す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。先ず、図1は本発明に係る植木
鉢用土詰め器の好適な一例を示した斜視図、図2は同平
面図であり、図3には図2におけるX−X線断面を示
す。これらの図で明らかなように、本発明に係る土詰め
器1は、方形状をした偏平なベース板2と、その裏面に
設けられる複数の筒状突起物3とを一体化して構成され
る。そして、本発明に係る土詰め器1によれば、複数の
植木鉢に対して栽培用土を所定量ずつ一度に詰め込むこ
とができる。
【0012】このうち、ベース板2は、例えば全長40
0mm〜1000mm、幅200mm〜500mm、厚さ1mm〜
30mmに設定される方形状の硬質板であり、これは金属
や合成樹脂の単板、或いはそれらの板材を外装材として
内部に発泡ポリスチレンその他の軽量定形板を介在せし
めて構成され、その上面周縁には土留め用として少なく
ともその一部(本例においてベース板の3辺)に所定の
高さを有する側壁4が形成されると共に、その周縁の一
部(本例においてベース板の一辺)は残土を排除するた
めの掻出部5として開放される。又、ベース板2の長手
方向両端には鍔状に張り出す把手6が設けられる。但
し、本発明はベース板2に把手6を設けることを要件と
するものではない。
【0013】又、ベース板2にはその全面に亙り、筒状
突起物3の接続部分に対応して所定の口径を有する開口
部7が形成される。その開口部7は筒状突起物3の内部
に栽培用土を流入せしめるものであり、これは例えば口
径が20mm〜100mmの丸穴とされてベース板2に6〜
36個ほど形成される。特に、その開口部7は縦横に等
間隔で整列状に形成され、それぞれ筒状突起物3の内部
に開通される。尚、その形状は丸穴に限らず方形ほか種
々の形状にすることができ、その配列もこれを縦横に直
列状に形成するほか、例えば図4のようにベース板2の
側縁に対して斜め方向に等間隔で形成するなど任意に設
定することができる。尚、図4に示す開口部7は正三角
形状、又は想像線で表すようなハニカム状の配列である
とも言える。
【0014】一方、筒状突起物3は、所定の長さと口径
(外径および内径)を有する円筒形をした合成樹脂その
他のストレート管から成り、その外径は開口部7の口径
に等しく、内径は例えば20mm〜100mmに設定され
る。又、その長さは20mm〜200mmに設定され、その
各一端は開口部7に圧入するなどして接続される。つま
り、その各筒状突起物3は、ベース板2の開口部7に対
応して配列され、それぞれベース板2の裏面より垂下す
るような状態で設けられる。特に、図1〜図3に示す例
では、各筒状突起物3が開口部7に対応して縦横に等間
隔で配列され、図4に示す例では各筒状突起物3が開口
部7に対応してベース板2の側縁に対し斜め方向に等間
隔でハニカム状に配列される。尚、開口部7やこれに対
応する筒状突起物3は所定の方向で等間隔に設けること
に限らず、任意の位置に適当な間隔で設けるようにして
もよい。
【0015】ここで、その各筒状突起物3は、それぞれ
開口部7に連通して植木鉢に栽培用土を供給するための
流路を形成すると共に、その各先端(下端)が栽培用土
を流出させる流出口8として植木鉢の内部に挿入される
ようにしてある。尚、筒状突起物3は、その各一端を開
口部7に圧入して接続することに限らず、その各一端を
ベース板2の裏面で開口部7の周縁に固定したり、或い
はベース板2と筒状突起物3を射出成型機などにより一
体成形することもできる。
【0016】ここで、以上のように構成される土詰め器
の使用法を説明する。図5は、その手順を順に示した概
略図であり、同図において10は植木鉢を示している。
尚、その植木鉢10は、例えばポリプロピレンなどから
形成した中空円錐台状の軟質な育苗ポットと呼ばれるも
のであり、その底面10Aには図示せぬ排水穴が穿設さ
れる。そして、その植木鉢10に土詰め器1を用いて栽
培用土を込めるには、先ず図5(A)に示すように、土
詰め器1を作業場所に裏返して配置する。つまり、各筒
状突起物3を上向きにして配置し、その各先端に図示す
るよう植木鉢10を逆さ(底面10Aを上向き)にして
被せるのである。尚、植木鉢10はその高さが筒状突起
物3より短く、底面10Aの直径が筒状突起物3の外径
より大きいものが用いられる。換言すれば、各筒状突起
物3はその長さが植木鉢10の高さより大きく、その外
径が植木鉢の底面10Aの直径より小さく設定される。
これにより、植木鉢10を筒状突起物3の先端に被せた
とき、すなわち筒状突起物3が植木鉢10の内部に挿入
されたとき、その先端流出口8が植木鉢10の内底部に
密着される。尚、筒状突起物3の各先端は必ずしも植木
鉢の底面10A(内底部)に密着するようにする必要は
無く、植木鉢10の大きさによってその底面10Aと筒
状突起物3の先端との間に多少の透き間が形成されても
問題ない。
【0017】次に、上記のようにして筒状突起物3の各
先端に植木鉢10を被せたら、その植木鉢10の全てを
収容し得るようなコンテナ11を利用し、これを図5
(B)に示すよう土詰め器1上に被せる。そのコンテナ
11は、本例において合成樹脂などから形成される既存
の方形容器(カゴトレイ)であるが、そのほかにも様々
な容器を用いることができる。尚、コンテナ11はその
全長が土詰め器1より稍小さいものを用い、これを土詰
め器1上に被せたとき、コンテナ11の縁より土詰め器
1の部位、特にその長手方向両端に設けた把手6(図2
参照)が張る出すようにする。又、コンテナ11として
は底の浅いものを用いることが望ましい。具体的には、
その高さが筒状突起物3よりも短いものを用いるのが好
ましく、これによりコンテナ11と筒状突起物3とで植
木鉢の底面10Aを挟み込んでそのがたつきを防止する
ことができる。
【0018】そして、上記のように土詰め器1上にコン
テナ11を被せたら、コンテナ11と土詰め器1の両端
を摘まみ、植木鉢10の内部に筒状突起物3が挿入され
た状態を保ったまま、コンテナ11と土詰め器1とを反
転させ、図5(C)に示すようコンテナ11上に土詰め
器1が設置された状態とする。つまり、筒状突起物3を
植木鉢10の内部に挿入した状態のまま下向きにする。
その後、既存の土供給機やスコップを用いるなどしてベ
ース板2上に適量の栽培用土12を供給するのであり、
これにより栽培用土12が開口部7から筒状突起物3の
内部に導入されることになる。尚、筒状突起物3の先端
が植木鉢の底面10Aに密着あるいは近接していること
により、栽培用土12は植木鉢の底面10Aでせき止め
られ、筒状突起物3の先端から流出する事なくその内部
に蓄えられる。そこで、ベース板2上の栽培用土12を
図示せぬ板材などで均すことにより、これを各筒状突起
物3の内部に充填し、ベース板2上に残った栽培用土1
2は図1などに示される掻出部5から受皿などに回収す
る。而して、各筒状突起物3は計量カップとして機能
し、その内部には図5(D)に示すよう各々その容積に
等しい所定量の栽培用土12が充填されることになる。
【0019】そこで、最後にコンテナ11上から土詰め
器1を取り除き、各筒状突起物3を植木鉢10の内部か
ら抜き取る。これにより、筒状突起物3の内部に充填さ
れた栽培用土12は、その各先端から対応する植木鉢1
0の内部に流出する。このため、植木鉢10には図5
(E)に示すよう栽培用土12が定量ずつ込められるよ
うになる。
【0020】尚、土詰め器1をコンテナ11上から除去
するには把手6を持って垂直に引き上げればよいが、土
質によっては大きな引き上げ力を要する場合がある。そ
こで、これを自動化することが望まれる。例えば、スイ
ッチ操作などにより昇降するテーブルを備えた装置を用
い、そのテーブル上にコンテナ11を配置する一方、当
該装置のフレームの部位で土詰め器1の把手6を保持し
たままテーブルを降下させてコンテナ11と土詰め器1
とを分離するなどの方法が考えられる。
【0021】以上、本発明の好適な一例を説明したが、
本発明に係る土詰め器は上記のような構成に限定される
ものでなく、例えば図6のようにベース板2の裏面に各
筒状突起物3を囲む格子状の仕切板13を設けてもよ
い。尚、その仕切板13は図7で明らかなように筒状突
起物3より高さを小さく設定する。そして、その種の仕
切板13によれば、筒状突起物3と共働して植木鉢10
をがたつかせる事なくコンテナ11内に整然と並べるこ
とができ、しかも筒状突起物3の先端が植木鉢10の内
底部に密着するのを阻害しない。
【0022】尚、使用するコンテナが図8のように熱変
形などにより湾曲している場合には、その内部に収容さ
れる植木鉢に対して各筒状突起物3の挿入量が相違し、
植木鉢に込められる栽培用土の量が不均一になってしま
う虞れがある。そこで、本発明の変更例として、ベース
板2を薄い金属板や樹脂板又はゴム質板などから形成し
て、これを図8のようにコンテナ11の底面形状に合わ
せて変形可能とすることが考えられる。
【0023】又、土詰め器の使用例として、これを複数
個組み合わせることもできる。図9は4つの土詰め器1
A〜1Dを用いた例であり、その各土詰め器1A〜1D
は上記のように上向きにした筒状突起物3に植木鉢10
を被せ、更にその上にコンテナ11を被せてから反転さ
せたものであり、それらは図9に示すよう方形状に組み
合わせられ、その状態で各土詰め器1A〜1Dのベース
板2上に栽培用土が供給される。そして、これによれば
図9において破線で示す4つのコンテナ11内に収納さ
れた植木鉢10に対して、同時に土詰めを行うことがで
きる。尚、本例において、土詰め器1A,1Bのベース
板2の周縁にL形の側壁4′を形成すると共に、他の土
詰め器にはL形側壁4′の各一端に接続する直線状の側
壁4″を形成して、それらが全体として平面視コ字形と
なるようにすることが好ましい。
【0024】ここで、上記例では植木鉢を合成樹脂製の
変形自在な育苗ポットとしているが、本発明はこれを要
件とするものでなく、植木鉢として鉄鉢や瓦鉢など硬質
のものを利用することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
土詰め器によれば所定形状をしたベース板の裏面に複数
の筒状突起物が設けられ、その筒状突起物の各一端がベ
ース板に形成した開口部に接続されると共に、その各先
端が栽培用土の流出口としてそれぞれ植木鉢の内部に挿
入されるようにしていることから、土詰めの際に植木鉢
が位置ずれしてしまうなどの事がなく、それぞれの筒状
突起物を通じて複数の植木鉢に栽培用土を同時に効率よ
く適正に供給することができ、しかも筒状突起物がそれ
ぞれ所定の長さと口径を有していることから各植木鉢に
栽培用土を過不足無く均等に配分することができる。
【0026】又、上向きにした筒状突起物にそれぞれ植
木鉢を逆さにして被せ、その上にコンテナを被せて該コ
ンテナと土詰め器とを反転させるようにしている事か
ら、格子状に区画されていないコンテナでもその内部に
複数の植木鉢を規則正しく並べた状態で土詰めを行うこ
とができ、従来のように格子状の仕切板と該仕切板に対
応する穴空き調整板とを利用する方式に比べ作業性が大
幅に向上する。
【0027】更に、土詰め時における植木鉢の位置がそ
の内部に挿入される筒状突起物により決定されることか
ら、従来のように植木鉢の口径に対応する数量の土詰め
器を取り揃える必要がなく、口径や高さが多少異なる植
木鉢でも一つの土詰め器で対応でき、植木鉢の大きさの
相違により各植木鉢の間隔が場所によって多少異なって
もその各々に筒状突起物が挿入状態で土詰めされる以
上、栽培用土の供給不良を生ずる事が無く、しかも各筒
状突起物の間隔設定により植木鉢を間隔を空けて配置で
きるので、植木鉢が過密に配置されることによる植物の
生育不良を防止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土詰め器の好適な一例を示した斜
視図
【図2】同土詰め器の平面図
【図3】図2におけるX−X線断面図
【図4】ベース板に形成される開口部及び筒状突起物の
他の配列状態を示す平面概略図
【図5】植木鉢に土詰めする手順を示した概略図
【図6】本発明に係る土詰め器の変更例を示した斜視図
【図7】図5に示した土詰め器の側面概略図
【図8】本発明に係る土詰め器の変更例を示した側面概
略図
【図9】本発明に係る土詰め器の他の使用例を示した平
面概略図
【図10】従来の土詰め器を示した斜視概略図
【図11】植木鉢に対する従来の土詰め法を示した説明
【図12】公知の園芸用コンテナを示した斜視図
【符号の説明】
1 土詰め器 2 ベース板 3 筒状突起物 7 開口部 8 流出口 10 植木鉢 11 コンテナ 12 栽培用土

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の植木鉢に栽培用土を込めるための
    土詰め器であって、所定形状をしたベース板と該ベース
    板の裏面に適当な間隔で設けられる複数の筒状突起物と
    を有し、前記ベース板には筒状突起物の内部に栽培用土
    を流入させるための開口部が形成され、前記筒状突起物
    は所定の長さと口径を有してその各一端が前記開口部に
    接続されると共に、その筒状突起物の各先端が栽培用土
    を流出させる流出口としてそれぞれ植木鉢の内部に挿入
    されるようにしたことを特徴とする植木鉢用土詰め器。
  2. 【請求項2】 複数の植木鉢に栽培用土を込めるための
    土詰め器であって、所定形状をしたベース板と該ベース
    板の裏面に所定方向で等間隔に設けられる複数の筒状突
    起物とを有し、前記ベース板には筒状突起物の内部に栽
    培用土を流入させるための開口部が形成され、前記筒状
    突起物は所定の長さと口径を有してその各一端が前記開
    口部に接続されると共に、その筒状突起物の各先端が栽
    培用土を流出させる流出口としてそれぞれ植木鉢の内部
    に挿入されるようにしたことを特徴とする植木鉢用土詰
    め器。
  3. 【請求項3】 所定形状をしたベース板の裏面に、所定
    の長さと口径を有する複数の筒状突起物が設けられると
    共に、前記ベース板に筒状突起物の接続部分で該筒状突
    起物の内部に通じる開口部が形成されて成る土詰め器を
    用い、前記筒状突起物を上向きにしてその各先端に植木
    鉢を逆さにして被せた後、その各植木鉢を収容し得るよ
    うなコンテナを前記土詰め器上に被せ、次いで各植木鉢
    に筒状突起物が挿入された状態を保ったまま前記コンテ
    ナと土詰め器とを反転させて前記ベース板上に栽培用土
    を供給し、その栽培用土を前記開口部から各筒状突起物
    内に充填した後、前記コンテナ上から土詰め器を取り除
    いて各植木鉢の内部から筒状突起物を抜き取ることを特
    徴とする植木鉢への土詰め方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102049221B1 (ko) * 2018-07-16 2019-11-29 박영국 육묘포트 흙공급장치
KR20210017944A (ko) * 2019-08-09 2021-02-17 이우현 딸기육묘 재배포트용 흙 공급기

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