JPH09306715A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

電子部品及びその製造方法

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JPH09306715A
JPH09306715A JP8119944A JP11994496A JPH09306715A JP H09306715 A JPH09306715 A JP H09306715A JP 8119944 A JP8119944 A JP 8119944A JP 11994496 A JP11994496 A JP 11994496A JP H09306715 A JPH09306715 A JP H09306715A
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winding
electronic component
organic binder
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Mitsuharu Sato
光晴 佐藤
栄▲吉▼ ▲吉▼田
Eikichi Yoshida
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見かけ上の比透磁率を大きくし、同じ外形寸
法で大きい電子部品を得ること。さらに小型化できるこ
と。 【解決手段】 巻線1と、磁芯2と、電極4とから成る
電子部品の該磁芯2が表面に酸化被膜を有する偏平状及
び/または針状の軟磁性体粉末5と有機結合剤6とから
なる複合磁性体層Aである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタ及びイ
ンピーダなどの電子部品、及び電子部品の製造方法に属
し、特にパワーライン用として、各種の電源用平滑チョ
ークコイル、DC/DCコンバータ用の電圧変換チョー
クコイル、及びそれらのノイズ防止用のコイル等として
用いられる電子機器及びその製造方法に属する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の市場ではパーソナル/ポータ
ブル化に伴い、小型化と薄型化とが推進されている。こ
れら市場の要求に伴いコンデンサ、抵抗素子とならび電
子回路における3大受動素子であるインダクタ(または
インピーダ)も、SMD(Surface Mount
ing Device;サーフェイス マウンテイング
ディバイス「表面実装装置」)化や、印刷方式による巻
線(被覆銅線を用いた巻線)レス化、または、巻線用コ
アレス化等の工夫により小型化、薄型化がなされてい
る。
【0003】しかし、パワーライン用SMDとして実用
化されているインダクタ(またはインピーダ)は、巻線
ボビンや組み合わせのクリアランス等のインダクタンス
(またはインピーダンス)に寄与しない無駄な空間が小
型化を妨げているため、低背丈化が進んだ部品でも6m
m程度にとどまっている。その上、磁気回路が開磁路構
成であるため、漏洩磁束が渦電流を誘発し不要の発熱が
起こったり、電子回路の誤動作を招くことが少なからず
生じている。
【0004】これらは、さらに市場要求により低背丈化
が進められている。たとえば、上記課題の改善とともに
低背丈化されたSMDコイルがある。
【0005】図4は従来のSMDコイルを示している。
SMDコイルは、巻線1とEI型コア8と、樹脂ケース
3とを有している。巻線1及びEI型コア8は、これら
の周囲で樹脂ケース3によって封止されている。さらに
樹脂ケース3の一対の外側面及び一対の外側面から底面
には一対の電極4がそれぞれ設けられている。巻線1
は、ドーナツ状を呈しており、この巻線1の内側を含む
周囲をEI型コア8が取り囲む様に配設されている。さ
らに、巻線1は電極4のそれぞれに接続されている。巻
線1とEI型コア8との間には、若干の隙間(クリアラ
ンス)9がある。これはEI型コア8に被覆銅線で巻線
されたコイルを挿入するため、組み合わせ用のクリアラ
ンスであり構造上必要とされている。
【0006】このようなSMDコイルEI型コア8は、
金属磁性微粉末と被覆銅線とを用い、巻線ボビンレスで
一体型閉磁路構造とし、さらに一般の圧粉ダストコアに
使用される粉末と比較して粒径を細かくすることで渦電
流を低減しなおかつ磁芯部の比透磁率の広帯域化をはか
り、背丈が3mm以下で大インダクタンス、高電流、高
飽和耐量を実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記金
属磁性微粉末と被覆銅線を用いた巻線ボビンレスの形状
を呈する一体型閉磁路構造であるSMDコイルの磁芯
は、例えばEI型コア8の様な形状に形成されたコアに
被覆銅線で巻線されたコイルを挿入する構造となってい
るため、組み合わせのクリアランスにより、インダクタ
ンスに寄与しないスペースが残る。
【0008】また、EI型コア8は、これらの組み合わ
せ間による隙間に起因する磁気損失によって透磁率の減
少も少なからず生じている。
【0009】さらに小型化、薄型化を実現する場合、磁
芯部に用いる磁性体の改善がある。一般的に磁性体の比
透磁率とインダクタンスとの関係は、式(1)で表され
る。
【0010】 L=4π・μe ・N2 ・Ae/le・10-9(H) …式(1) ここで、μe は実効比透磁率、Nは巻数、Aeは実効断
面積(cm2 )、leは実効平均磁路長(cm)であ
る。
【0011】式(1)の関係式から、仮に同じ大きさで
インダクタンスを大きくする場合、空いているスペース
に磁性体を挿入し実効断面積を大きくする。または、磁
性体の比透磁率を大きくすれば良い。
【0012】また、インピーダンスと磁性体の比透磁率
との関係は、式(2)で表される通りで、本課題におい
てはインダクタンスと同様である。(但し、電気及び磁
気特性や設計条件等における詳細な説明は省く) Z=μ0 ・l・N2 /2π・lnOD/ID・ω・μe ″ +jμ0 ・l・N2 /2π・lnOD/ID・ω・μe ′(Ω) …式(2) ここで、μ0 は真空の透磁率、lnは自然対数、lは磁
芯長、ODは磁芯の外径、IDは磁芯の内径、Nは巻
数、ωは角速度、μe (μe ′−jμe ″)は複素比透
磁率である。
【0013】本発明の課題は、上記のクリアランスをゼ
ロとした、つまり巻線と磁芯とを一体成形化する構成と
すること、及び/または比透磁率の異なる磁性体を組み
合わせ、見かけ上の比透磁率を大きくすることで、同じ
外形寸法で大きいインダクタンス(またはインピーダン
ス)を得る電子部品及びその製造方法を提供することに
ある。
【0014】さらに、本発明の他の課題は、同じインダ
クタ(またはインピーダ)を更に小型化した電子部品及
びその製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも巻線(コイル)と磁芯と電極から成る電子部品にお
いて、該磁芯が表面に酸化被膜を有する偏平状及び/ま
たは針状の軟磁性体粉末と有機結合剤からなる複合磁性
体層であることを特徴とする電子部品が得られる。
【0016】また、本発明によれば、少なくとも巻線
(コイル)と磁芯と電極から成る電子部品において、該
磁芯が表面に酸化被膜を有する球状の軟磁性体粉末と有
機結合剤からなる複合磁性体であることを特徴とする電
子部品が得られる。
【0017】また、本発明によれば、少なくとも巻線
(コイル)と磁芯と電極から成る電子部品において、該
磁芯が表面に酸化被膜を有する偏平状及び/または針状
の軟磁性体粉末と有機結合剤からなる複合磁性体層と、
表面に酸化被膜を有する球状の軟磁性体粉末と有機結合
剤からなる複合磁性体層の2層からなることを特徴とす
る電子部品が得られる。
【0018】また、本発明によれば、少なくとも巻線
(コイル)と磁芯と電極から成る電子部品において、該
磁芯が表面に酸化被膜を有する偏平状及び/または針状
の軟磁性体粉末と有機結合剤からなる複合磁性体であ
り、かつ巻線との間に絶縁性高分子層からなるバッファ
層を設けたことを特徴とする電子部品が得られる。
【0019】また、本発明によれば、少なくとも巻線
(コイル)と磁芯と電極から成る電子部品において、該
磁芯が表面に酸化被膜を有する球状の軟磁性体粉末と有
機結合剤からなる複合磁性体であり、かつ巻線との間に
絶縁性高分子層からなるバッファ層を設けたことを特徴
とする電子部品が得られる。
【0020】また、本発明によれば、少なくとも巻線
(コイル)と磁芯と電極から成る電子部品において、該
磁芯が表面に酸化被膜を有する偏平状及び/または針状
の軟磁性体粉末と有機結合剤からなる複合磁性体層と、
表面に酸化被膜を有する球状の軟磁性体粉末と有機結合
剤からなる複合磁性体層の2層からなり、かつ巻線との
間に絶縁性高分子層からなるバッファ層を設けたことを
特徴とする電子部品が得られる。
【0021】また、本発明によれば、電子部品におい
て、巻線と該磁芯が一体成形体であることを特徴とする
電子部品の製造方法が得られる。
【0022】また、本発明によれば、電子部品におい
て、巻線と該磁芯が一体成形体であることを特徴とする
電子部品の製造方法が得られる。
【0023】また、本発明によれば、電子部品におい
て、巻線と該磁芯が一体成形体であることを特徴とする
電子部品の製造方法が得られる。
【0024】また、本発明によれば、電子部品におい
て、巻線と該磁芯と、該絶縁性高分子層からなるバッフ
ァ層が一体成形体であることを特徴とする電子部品の製
造方法が得られる。
【0025】また、本発明によれば、電子部品におい
て、巻線と該磁芯と、該絶縁性高分子層からなるバッフ
ァ層が一体成形体であることを特徴とした電子部品の製
造方法が得られる。
【0026】また、本発明によれば、電子部品におい
て、巻線と該磁芯と、該絶縁性高分子層からなるバッフ
ァ層が一体成形体であることを特徴とした電子部品の製
造方法が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
電子部品およびその製造方法の各実施の形態例について
説明する。
【0028】図1は、本発明の電子部品としてのインダ
クタ(又はインピーダ)の第1の実施の形態例を示して
いる。図1を参照して、第1の実施の形態例のおけるイ
ンダクタは、ドーナツ状を呈している巻線(コイル)1
と、磁芯2と、これらの周囲を封止している樹脂ケース
3とを含む。さらに樹脂ケース3の一対の外側面及び一
対の外側面から底面には一対の電極4が設けられてい
る。なお、図1では、一対の外側面うち一方の外側面か
ら底面に向けた1つの電極4のみを示している。
【0029】上記インダクタ(又はインピーダ)の構成
はSMDコイルであって、ドーナツ状の巻線1の内側を
含む周囲を、磁芯2が取り囲む様に配設されている。
【0030】磁芯2は、図2(a)の説明で後述する第
1の複合磁性体層Aに相当するものである。この磁芯2
は巻線1と隙間無く配設されている。さらに巻線1は、
樹脂ケース3の両端に配設されている電極4に接続され
ている。
【0031】図2(a)は、図1に示したSMDコイル
を縦方向で断面した状態を示している。図1及び図2
(a)を参照して、巻線1と樹脂ケース3の間には、表
面に酸化被膜を有する偏平状の軟磁性体粉末5と有機結
合剤6とからなる第1の複合磁性体層Aが隙間無く配設
されている。
【0032】図2(b)は、図1の構成に基づく本発明
の第2の実施の形態である電子部品としてのインダクタ
を示している。図2(b)を参照して、磁芯2として巻
線1の回りを覆うように表面に酸化被膜を有する球状の
軟磁性体粉末7と有機結合剤6とからなる第2の複合磁
性体層Bが図2(b)に示した複合磁性体層Aの内側に
配設されている。即ち、、第2の複合磁性体Bと樹脂ケ
ース3との間に表面に酸化被膜を有する偏平状の軟磁性
体粉末5と有機結合剤6とからなる第1の複合磁性体層
Aが配設され磁芯2として2層構造となっている。
【0033】上述したように、本発明の第1及び第2の
実施の形態例では、少なくとも巻線(コイル)1と磁芯
2と電極4からインダクタ(又はインピーダ)が構成さ
れている。以下に第1及び第2の実施の形態例で説明し
た磁芯2の各種の構成例について詳述する。
【0034】構成例1として、磁芯2は、表面に酸化被
膜を有する偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末5と
有機結合剤6とからなる第1の複合磁性体層Aによって
構成されている。
【0035】構成例2として、磁芯2は、表面に酸化被
膜を有する球状の軟磁性体粉末7と有機結合剤6とから
なる第2の複合磁性体層Bによって構成されている。
【0036】構成例3として、磁芯2は、表面に酸化被
膜を有する偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末5と
有機結合剤6とからなる第1の複合磁性体層Aと、表面
に酸化被膜を有する球状の軟磁性体粉末7と有機結合剤
6とからなる第2の複合磁性体層Bとの2層から構成さ
れている。
【0037】構成例1、2及び3で説明したインダクタ
(又はインピーダ)においては、巻線1と磁芯2とが一
体に成形されて成形体が作られる。
【0038】構成例4として、磁芯は、表面に酸化被膜
を有する偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末5と有
機結合剤6からなる第1の複合磁性体層Aであり、かつ
第1の複合磁性体層Aと巻線1との間に絶縁性高分子層
からなるバッファ層が設けられている。
【0039】構成例5として、磁芯2は、表面に酸化被
膜を有する球状の軟磁性体粉末7と有機結合剤6とから
なる第2の複合磁性体層Bであり、かつ巻線1と第2の
複合磁性体層Bの間に絶縁性高分子層からなるバッファ
層が設けられている。
【0040】構成例6として、磁芯2は、表面に酸化被
膜を有する偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末5と
有機結合剤6とからなる第1の複合磁性体層Aと、表面
に酸化被膜を有する球状の軟磁性体粉末7と有機結合剤
6とからなる第2の複合磁性体層Bの2層からなり、か
つ巻線1と第1の複合磁性体層Aとの間に絶縁性高分子
層からなるバッファ層が設けられている。
【0041】構成例4、5及び6で説明したインダクタ
(又はインピーダ)においては、巻線1と磁芯2と、絶
縁性高分子層とからなるバッファ層が一体に成形されて
成形体が作られる。
【0042】第1及び第2の実施の形態例において、磁
芯2に用いる偏平状及び/または針状及び/または球状
の軟磁性体は、表面に酸化被膜を有する軟磁性体粉末
5、7と有機結合剤6とからなる第1及び第2の複合磁
性体A及びBである。この軟磁性体粉末5又は7は、本
来、導電性物質である軟磁性金属を微細粉末化して、絶
縁性の有機結合剤6と混練して、有機結合剤6中に軟磁
性体粉末5又は7を分散させることによって絶縁膜を成
している。
【0043】また、軟磁性体粉末5又は7の形状のうち
偏平状及び針状のうち少なくとも一つの形状とすること
によって、形状磁気異方性が出現し、高周波領域におい
て磁気共鳴に基づく透磁率が増大している。
【0044】したがって、これら第1及び第2の複合磁
性体A及びBを磁芯2として使用することによって、よ
り大きなインダクタンスが得られる。さらに、軟磁性体
は上述した通り有機結合剤6中に軟磁性体粉末5又は7
を分散させた構造を有しているため、表面抵抗は106
〜108 Ωと高いので、巻線1と一体に成形することが
可能である。
【0045】また、粉末の充填率が高い場合においても
個々の粒子が電気的に隔離された状態で存在することに
なり、良導性のバルク体にみられるような渦電流損失に
よる周波数特性の劣化は少ない。つまり巻線1とのクリ
アランスを無くし、実効断面積を大きくすることが可能
である。
【0046】したがって、従来と同じ体積でより大きな
インダクタンスを得ること、及び/または透磁率が大き
い偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末5、7と有機
結合剤6とからなる第1及び第2の複合磁性体層A及び
Bを用いた磁芯2とすれば、従来と同じインダクタを小
型化にしても実現可能である。
【0047】上述したように、第1及び第2の複合磁性
体層A及びBは,表面に酸化被膜を有している構造をも
っているため、接触による導通がないので巻線1とのク
リアランスを設ける必要がない。つまり、一体成形が可
能であるため、磁芯2部における実効断面積を大きくと
れるのでインダクタンス値を大きくとれるとともに、閉
磁路構成となるため磁気的な損失が低減される。
【0048】第1及び第2の複合磁性体層A及びBは、
上述したように、表面に酸化被膜を有する軟磁性体粉末
5又は7が有機結合剤6中に均一に分散されている。軟
磁性体粉末5又は7は、高周波透磁率の大きな鉄アルミ
珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロ
イ)を代表的素材としてあげることができる。
【0049】なお、偏平状及びまたは針状粉におけるア
スペクト比は十分大きい(おおよそ5:1以上)ことが
望ましい。有機結合剤6としては、ポリエステル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリル−
ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム等の熱
可塑性樹脂あるいはそれらの共重合体、エポキン樹脂、
フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬
化性樹脂等をあげることができる。
【0050】尚、第1及び第2の複合磁性体A及びBの
構成材料等は、使用目的により磁芯2に用いる磁性体を
構成する軟磁性体層の構造や、軟磁性材料の種類等を選
択する。例えば、チョークコイルに使用する場合は、交
流電流によるコアの発熱及び電力損失を抑えるため低損
失特性を有する磁性体を選定する。また、ノイズ防止用
コイルに使用する場合は、高鉄損特性を有する磁性体を
選定すれば良い。
【0051】本発明の各実施形態による第1及び第2の
複合磁性体層A及びBを磁芯2に用いた場合の効果を検
証するために、予め準備した空芯コイルを樹脂ケース3
に挿入した状態に、表面に酸化被膜を有する軟磁性体粉
末5又は7として酸化処理を施した平均粒径10μm、
アスペクト比が5以上の偏平状Fe−Al−Si合金の
微粉末を70wt%、6ナイロン30wt%を加熱混練
し、シリンジにおいて注入し成形を行った。軟磁性体粉
末は酸素分圧20%の窒素−酸素混合ガス雰囲気中で気
相酸化処理を施し、表面に酸化被膜が形成されているこ
とを確認した。
【0052】これら第1及び第2の複合磁性体層A及び
Bに関する詳細な説明については本出願人が先に提案し
た特願平7−183911号の明細書中で述べている。
【0053】それら得られたインダクタのインダクタン
スとインピーダンスをインピーダンスアナライザにおい
て特性を確認した結果を図3(a)及び図3(b)に示
した。
【0054】図3(a)はインダクタンスの周波数特性
を示している。図3(b)はインピーダンスの周波数特
性を示している。なお、比較用として、図6に示した球
状圧粉体であるEI型コア8を用いたインダクタ及び、
球状圧粉体であるEI型コア8を用いたインダクタのコ
アと巻線1との隙間9に複合磁性体を注入したインダク
タの特性も測定した。図3(a)及び図3(b)におい
て、は従来品(球状圧粉体)、は球状圧粉体+複合
磁性体、は複合磁性体を示している。
【0055】以下、表1をも参照して説明する。表1
は、本検証に用いた磁性材料の比透磁率とその磁気共鳴
周波数fr、およびインダクタのインダクタンス値Ls
と共振周波数foを示している。
【0056】
【表1】
【0057】図3(a)から分かるように、インダクタ
ンスは、巻線1とコア8の隙間に複合磁性体を注入した
場合には、従来品の球状圧粉体のインダクタンスLs
120(μH)に比べて約20μHの増加がみられ
た。また、複合磁性体を注入したインダクタは、220
(μH)のインダクタンスが得られた。
【0058】図3(b)に示したインピーダンスもイン
ダクタンスの上昇とともに高い値が得られた。したがっ
て、本検証の結果、共振周波数は多少低下するものの、
同じ体積で従来品である圧粉体のEI型コア8を用いた
ものに比べて約100(μH)高いインダクタンスが得
られた。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合磁性
体を磁芯として用いることで、巻線と一体に成形が可能
となり、従来品と同一体積において大きなインダクタン
ス及びインピーダンスを得ることが可能であり、さらに
多層化が可能なため比透磁率の異なる磁性体を組み合わ
せることでより大きな値を得る事が可能である。
【0060】また、同じインダクタンスとインピーダン
スを、より小型化したインダクタ及びインピーダにおい
て実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を示すインダクタ
(又はインピーダ)の一部を断面した斜視図である。
【図2】(a)は、図1に示したインダクタの縦断面
図、(b)は、第2の実施の形態例を示す断面図であ
る。
【図3】(a)は、インダクタンスの周波数特性を示す
特性図、(b)は、インピーダンスの周波数特性を示す
特性図である。
【図4】従来のインダクタとして磁芯にEIコアを使用
した場合の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 巻線 2 磁芯 3 樹脂ケース 4 電極 5 表面に酸化被膜を有する偏平状軟磁性体粉末 6 有機結合剤 7 表面に酸化被膜を有する球状軟磁性体粉末 8 EI型コア 9 巻線とEI型コアと間の隙間 A 第1の複合磁性体層 B 第2の複合磁性体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 37/00 H01F 27/24 D

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも巻線と、磁芯と、電極とから
    成る電子部品において、該磁芯が表面に酸化被膜を有す
    る偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末と有機結合剤
    とからなる複合磁性体層であることを特徴とする電子部
    品。
  2. 【請求項2】 少なくとも巻線と、磁芯と、電極とから
    成る電子部品において、該磁芯が表面に酸化被膜を有す
    る球状の軟磁性体粉末と有機結合剤とからなる複合磁性
    体層であることを特徴とする電子部品。
  3. 【請求項3】 少なくとも巻線と、磁芯と、電極とから
    成る電子部品において、該磁芯が表面に酸化被膜を有す
    る偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末と有機結合剤
    とからなる複合磁性体層と、表面に酸化被膜を有する球
    状の軟磁性体粉末と、有機結合剤とからなる複合磁性体
    層の2層からなることを特徴とする電子部品。
  4. 【請求項4】 少なくとも巻線と、磁芯と、電極とから
    成る電子部品において、該磁芯が表面に酸化被膜を有す
    る偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末と有機結合剤
    とからなる複合磁性体であり、かつ該複合磁性体層と前
    記巻線との間に絶縁性高分子層からなるバッファ層を設
    けたことを特徴とする電子部品。
  5. 【請求項5】 少なくとも巻線と、磁芯と、電極とから
    成る電子部品において、該磁芯が表面に酸化被膜を有す
    る球状の軟磁性体粉末と、有機結合剤とからなる複合磁
    性体層であり、かつ該複合磁性体と前記巻線との間に絶
    縁性高分子層からなるバッファ層を設けたことを特徴と
    する電子部品。
  6. 【請求項6】 少なくとも巻線と、磁芯と、電極とから
    成る電子部品において、該磁芯が表面に酸化被膜を有す
    る偏平状及び/または針状の軟磁性体粉末と有機結合剤
    とからなる複合磁性体層と、表面に酸化被膜を有する球
    状の軟磁性体粉末と有機結合剤とからなる複合磁性体層
    の2層からなり、かつ該複合磁性体層と前記巻線との間
    に絶縁性高分子層からなるバッファ層を設けたことを特
    徴とする電子部品。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電子部品において、前記
    巻線と前記磁芯とを一体に成形して成形体を作ることを
    特徴とする電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の電子部品において、前記
    巻線と前記磁芯とを一体に成形して成形体を作ることを
    特徴とする電子部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の電子部品において、前記
    巻線と前記磁芯とを一体の成形して成形体を作ることを
    特徴とする電子部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の電子部品において、前
    記巻線と前記磁芯と、前記絶縁性高分子層からなる前記
    バッファ層とを一体に成形して成形体を作ることを特徴
    とする電子部品の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の電子部品において、前
    記巻線と前記磁芯と、前記絶縁性高分子層からなる前記
    バッファ層とを一体に成形して成形体を作ることを特徴
    とする電子部品の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の電子部品において、前
    記巻線と前記磁芯と、前記絶縁性高分子層からなる前記
    バッファ層とを一体に成形して成形体を作ることを特徴
    とする電子部品の製造方法。
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