JPH09306062A - モータ駆動装置及びモータ駆動方法 - Google Patents
モータ駆動装置及びモータ駆動方法Info
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- JPH09306062A JPH09306062A JP8142375A JP14237596A JPH09306062A JP H09306062 A JPH09306062 A JP H09306062A JP 8142375 A JP8142375 A JP 8142375A JP 14237596 A JP14237596 A JP 14237596A JP H09306062 A JPH09306062 A JP H09306062A
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- motor
- drive voltage
- speed
- rotation speed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータのばらつきや、負荷、温度の等の条件
変化を吸収して、より確実で迅速なモータの起動を実現
する。また、消費電力の節減を図る。 【解決手段】 起動時の最初の期間t1〜t2の8ms
の期間において、2Vの初期レベルのモータドライブ電
圧を出力し、この期間内にキャプスタンモータが所定の
回転速度に達しなければ、所定の回転速度に達するま
で、2msごとに0.4Vづつ増加したレベルのモータ
ドライブ電圧を出力させる。
変化を吸収して、より確実で迅速なモータの起動を実現
する。また、消費電力の節減を図る。 【解決手段】 起動時の最初の期間t1〜t2の8ms
の期間において、2Vの初期レベルのモータドライブ電
圧を出力し、この期間内にキャプスタンモータが所定の
回転速度に達しなければ、所定の回転速度に達するま
で、2msごとに0.4Vづつ増加したレベルのモータ
ドライブ電圧を出力させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動装置及
びモータ駆動方法に関わり、例えば、VTR機器等にお
いてテープ状記録媒体を送るために設けられるキャプス
タンモータのためのモータ駆動装置及びモータ駆動方法
に適用して好適とされる。
びモータ駆動方法に関わり、例えば、VTR機器等にお
いてテープ状記録媒体を送るために設けられるキャプス
タンモータのためのモータ駆動装置及びモータ駆動方法
に適用して好適とされる。
【0002】
【従来の技術】例えば、VTR(Video Tape Recorder)
などのテープ状記録媒体に対応して記録再生を行う機器
においては、キャプスタンモータとピンチローラによっ
て磁気テープを挟持した状態でキャプスタンモータを回
転させることにより、磁気テープが規定の速度で送られ
るようにされている。また、VTRの機能としては、通
常速度による通常再生のほかに、再生画像をスロー表示
するスロー再生や、コマ送り的に表示するコマ送り再生
などの特殊再生の機能が備えられている。
などのテープ状記録媒体に対応して記録再生を行う機器
においては、キャプスタンモータとピンチローラによっ
て磁気テープを挟持した状態でキャプスタンモータを回
転させることにより、磁気テープが規定の速度で送られ
るようにされている。また、VTRの機能としては、通
常速度による通常再生のほかに、再生画像をスロー表示
するスロー再生や、コマ送り的に表示するコマ送り再生
などの特殊再生の機能が備えられている。
【0003】そして、上記のようなスロー再生やコマ送
り再生などの特殊再生を行う場合には、例えば、一旦通
常の再生状態から一時停止状態にして表示画像を停止さ
せる。そして、この状態からスロー再生やコマ送り再生
に移行するように制御される。なお、本明細書では、上
記スロー再生やコマ送り再生などの通常よりも低速の再
生動作を一括して「スロー再生」ということにする。
り再生などの特殊再生を行う場合には、例えば、一旦通
常の再生状態から一時停止状態にして表示画像を停止さ
せる。そして、この状態からスロー再生やコマ送り再生
に移行するように制御される。なお、本明細書では、上
記スロー再生やコマ送り再生などの通常よりも低速の再
生動作を一括して「スロー再生」ということにする。
【0004】ところで、上記のように一時停止時状態か
らスロー再生に移行するためには、キャプスタンモータ
を比較的短時間の決められた時間内に、回転停止状態
(一時停止時)から規定の回転数にまで起動させること
が必要となる。ところが、モータにかかる負荷はテープ
カセットの巻位置の変化やテープを送りためのメカ機構
等の条件変化などによってその都度変動する。また、モ
ータの種類(特に小型で軽量なタイプのモータ)によっ
ては、トルク特性等をはじめとするモータ自体の特性の
ばらつきも無視できない。このため、例えば従来のよう
に、単にモータの加速度がほぼ一定になるようにフィー
ドバックをかけながら、予め最適と思われる一定レベル
の駆動電圧をキャプスタンモータに印加したとしても、
常に適正にモータの起動を行うことが困難であり、例え
ばキャプスタンモータが規定の回転速度に安定するまで
に時間がかかったり、場合によってはトルクが重くて起
動できないといったことが起こる。これによって、正規
のスロー再生となるまでの時間が長くなったり、画像が
乱れるなどして悪影響が出る。
らスロー再生に移行するためには、キャプスタンモータ
を比較的短時間の決められた時間内に、回転停止状態
(一時停止時)から規定の回転数にまで起動させること
が必要となる。ところが、モータにかかる負荷はテープ
カセットの巻位置の変化やテープを送りためのメカ機構
等の条件変化などによってその都度変動する。また、モ
ータの種類(特に小型で軽量なタイプのモータ)によっ
ては、トルク特性等をはじめとするモータ自体の特性の
ばらつきも無視できない。このため、例えば従来のよう
に、単にモータの加速度がほぼ一定になるようにフィー
ドバックをかけながら、予め最適と思われる一定レベル
の駆動電圧をキャプスタンモータに印加したとしても、
常に適正にモータの起動を行うことが困難であり、例え
ばキャプスタンモータが規定の回転速度に安定するまで
に時間がかかったり、場合によってはトルクが重くて起
動できないといったことが起こる。これによって、正規
のスロー再生となるまでの時間が長くなったり、画像が
乱れるなどして悪影響が出る。
【0005】そこで例えば、図5に示すようにしてスロ
ー再生時におけるキャプスタンモータを起動させること
が行われている。図5(a)はキャプスタンモータを回
転駆動するためのモータドライブ電圧レベルを時間経過
と共に示し、図5(b)はモータの回転数を検出するF
G(Freqency Generator)より出力されるFG信号を示す
ものであり、このFG信号の周波数がキャプスタンモー
タの回転速度に対応する。この図において、時点t1以
前は例えば一時停止状態に対応し、キャプスタンモータ
は回転が停止した状態にあるものとされる。この状態か
ら、時点t1においてキャプスタンサーボのサーボルー
プをオープンとしたうえで、このキャプスタンモータに
対して予め設定された初期モータドライブ電圧(この場
合には2Vとされている)をキャプスタンモータに供給
して起動を開始する。この初期モータドライブ電圧は、
起動時における平均的なキャプスタンモータの加速度特
性等により求められる。
ー再生時におけるキャプスタンモータを起動させること
が行われている。図5(a)はキャプスタンモータを回
転駆動するためのモータドライブ電圧レベルを時間経過
と共に示し、図5(b)はモータの回転数を検出するF
G(Freqency Generator)より出力されるFG信号を示す
ものであり、このFG信号の周波数がキャプスタンモー
タの回転速度に対応する。この図において、時点t1以
前は例えば一時停止状態に対応し、キャプスタンモータ
は回転が停止した状態にあるものとされる。この状態か
ら、時点t1においてキャプスタンサーボのサーボルー
プをオープンとしたうえで、このキャプスタンモータに
対して予め設定された初期モータドライブ電圧(この場
合には2Vとされている)をキャプスタンモータに供給
して起動を開始する。この初期モータドライブ電圧は、
起動時における平均的なキャプスタンモータの加速度特
性等により求められる。
【0006】そして、上記初期モータドライブ電圧を所
定時間(この図では期間t1〜t3が対応する)継続し
てキャプスタンモータに印加するようにされる。この
際、フィードバックされているFG信号により現在のキ
ャプスタンモータの回転数を検出し、この初期モータド
ライブ電圧が印加されている期間内にキャプスタンモー
タがスロー再生に対応する規定の回転速度に達した場合
には、サーボループを閉じてキャプスタンモータがスロ
ー再生に対応する規定の回転速度で一定となるようにサ
ーボ制御を行うようにされる。
定時間(この図では期間t1〜t3が対応する)継続し
てキャプスタンモータに印加するようにされる。この
際、フィードバックされているFG信号により現在のキ
ャプスタンモータの回転数を検出し、この初期モータド
ライブ電圧が印加されている期間内にキャプスタンモー
タがスロー再生に対応する規定の回転速度に達した場合
には、サーボループを閉じてキャプスタンモータがスロ
ー再生に対応する規定の回転速度で一定となるようにサ
ーボ制御を行うようにされる。
【0007】これに対して、負荷の変動やモータ特性の
ばらつき等の要因により、期間t1〜t2を経過しても
キャプスタンモータが規定の回転速度に達しなかった場
合(ここでは、例えば図5(b)において期間t1〜t
3のFG信号から分かるように、起動後の回転速度が安
定せずに遅くなっている)には、時点t3においてモー
タドライブ電圧の最大レベル(この場合には5Vとされ
る)を強制的に印加する。これにより、図5(b)の期
間t3〜t4に示すように、キャプスタンモータの回転
速度は急速に引き上げられる。そして、キャプスタンモ
ータが所定の回転速度以上になったことがFG信号に基
づいて検出されると、この場合には時点t4において最
大レベルのモータドライブ電圧の印加を終了してサーボ
ループを閉じる。これにより、時点t4以降は、キャプ
スタンモータには図5(a)に示すようにサーボ制御に
基づくモータドライブ電圧が印加され、キャプスタンモ
ータの回転速度は図5(b)における時点t4以降のF
G信号として示すように、スロー再生に対応する規定の
回転速度が保たれる。
ばらつき等の要因により、期間t1〜t2を経過しても
キャプスタンモータが規定の回転速度に達しなかった場
合(ここでは、例えば図5(b)において期間t1〜t
3のFG信号から分かるように、起動後の回転速度が安
定せずに遅くなっている)には、時点t3においてモー
タドライブ電圧の最大レベル(この場合には5Vとされ
る)を強制的に印加する。これにより、図5(b)の期
間t3〜t4に示すように、キャプスタンモータの回転
速度は急速に引き上げられる。そして、キャプスタンモ
ータが所定の回転速度以上になったことがFG信号に基
づいて検出されると、この場合には時点t4において最
大レベルのモータドライブ電圧の印加を終了してサーボ
ループを閉じる。これにより、時点t4以降は、キャプ
スタンモータには図5(a)に示すようにサーボ制御に
基づくモータドライブ電圧が印加され、キャプスタンモ
ータの回転速度は図5(b)における時点t4以降のF
G信号として示すように、スロー再生に対応する規定の
回転速度が保たれる。
【0008】また、磁気テープ走行が停止してキャプス
タンモータの回転も停止した状態から、早送り/巻き戻
し、及び磁気テープのローディング/アンローディング
などのために、キャプスタンモータを通常よりも高速回
転させる場合には、例えば図6に示すような方法が行わ
れている。図6(a)(b)には、図5(a)(b)と
同様にモータドライブ電圧とFG信号の波形が示されて
いる。このような場合には、時点t1においてキャプス
タンモータの起動を開始させる場合には、例えば、所定
の電圧値の初期モータドライブ電圧をキャプスタンモー
タに印加する。これにより、ある程度のキャプスタンモ
ータの回転速度(この場合には1倍速程度とされる)が
得られることが図6(b)に示すFG信号に基づいて検
出されると、この後、例えば時点t2に示すように最大
レベルのモータドライブ電圧に切換えてキャプスタンモ
ータに印加する。そして、例えば3倍速程度にまでキャ
プスタンモータの回転速度が上昇すると、時点t3にお
いてサーボループを閉じて一旦3倍速を保つようにす
る。そしてこの後、更にキャプスタンモータを高速回転
させる必要があれば、時点t2〜時点t3以降に示すよ
うな、最大レベルのモータドライブ電圧の印加と、所定
倍速に至った回転速度を一旦一定に保つ所定期間のサー
ボ制御とを繰り返して、段階的に目的の回転速度にまで
引き上げていくようにされる。
タンモータの回転も停止した状態から、早送り/巻き戻
し、及び磁気テープのローディング/アンローディング
などのために、キャプスタンモータを通常よりも高速回
転させる場合には、例えば図6に示すような方法が行わ
れている。図6(a)(b)には、図5(a)(b)と
同様にモータドライブ電圧とFG信号の波形が示されて
いる。このような場合には、時点t1においてキャプス
タンモータの起動を開始させる場合には、例えば、所定
の電圧値の初期モータドライブ電圧をキャプスタンモー
タに印加する。これにより、ある程度のキャプスタンモ
ータの回転速度(この場合には1倍速程度とされる)が
得られることが図6(b)に示すFG信号に基づいて検
出されると、この後、例えば時点t2に示すように最大
レベルのモータドライブ電圧に切換えてキャプスタンモ
ータに印加する。そして、例えば3倍速程度にまでキャ
プスタンモータの回転速度が上昇すると、時点t3にお
いてサーボループを閉じて一旦3倍速を保つようにす
る。そしてこの後、更にキャプスタンモータを高速回転
させる必要があれば、時点t2〜時点t3以降に示すよ
うな、最大レベルのモータドライブ電圧の印加と、所定
倍速に至った回転速度を一旦一定に保つ所定期間のサー
ボ制御とを繰り返して、段階的に目的の回転速度にまで
引き上げていくようにされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図5に
示すようにしてスロー再生のための起動を行った場合に
は、例えばモータが最大レベルのモータドライブ電圧を
印加するために、負荷やモータ特性などの条件によって
は、キャプスタンモータの回転速度が必要以上に高くな
り、サーボループを閉じた時点ではサーボエラーが上限
に張り付くような状態となって、サーボ制御が適正とな
るまでに時間がかかったり、場合によっては適正なサー
ボ制御が実行されない可能性がある。また、キャプスタ
ンモータの回転速度が異常に高くなることによって、モ
ータ駆動に要する電流がオーバーシュートすることにも
なり、これによりキャプスタンモータにおいて大きな電
力が消費されることになってしまう。特に、近年はVT
R機器としてカムコーダなどの可搬型のビデオカメラが
普及しているが、このようなカムコーダでは、電源とし
て充電可能な二次電池を使用しているために、このよう
な電力消費は電池の容量をいたずらに消耗させ、機器の
連続使用可能時間を短縮させることになる。また、図6
に示したようなキャプスタンモータの高速回転起動の方
法によっても、上記と同様の理由によって、キャプスタ
ンモータにおいて電力消費が著しくなり、また、このよ
うな起動を頻繁に行うことで、周辺回路部への悪影響も
無視できなくなる場合がある。
示すようにしてスロー再生のための起動を行った場合に
は、例えばモータが最大レベルのモータドライブ電圧を
印加するために、負荷やモータ特性などの条件によって
は、キャプスタンモータの回転速度が必要以上に高くな
り、サーボループを閉じた時点ではサーボエラーが上限
に張り付くような状態となって、サーボ制御が適正とな
るまでに時間がかかったり、場合によっては適正なサー
ボ制御が実行されない可能性がある。また、キャプスタ
ンモータの回転速度が異常に高くなることによって、モ
ータ駆動に要する電流がオーバーシュートすることにも
なり、これによりキャプスタンモータにおいて大きな電
力が消費されることになってしまう。特に、近年はVT
R機器としてカムコーダなどの可搬型のビデオカメラが
普及しているが、このようなカムコーダでは、電源とし
て充電可能な二次電池を使用しているために、このよう
な電力消費は電池の容量をいたずらに消耗させ、機器の
連続使用可能時間を短縮させることになる。また、図6
に示したようなキャプスタンモータの高速回転起動の方
法によっても、上記と同様の理由によって、キャプスタ
ンモータにおいて電力消費が著しくなり、また、このよ
うな起動を頻繁に行うことで、周辺回路部への悪影響も
無視できなくなる場合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た問題点を解決するため、モータを回転駆動するための
駆動電圧を出力するモータ駆動手段と、モータの回転速
度を検出する回転速度検出手段と、モータ起動時の最初
の所定期間において、所定レベルの駆動電圧をモータ駆
動手段より出力させ、この後、回転検出手段から出力さ
れた検出情報に基づいて、モータが所要の回転速度に達
していないと判別した場合には、所要の回転速度に達す
るまで所定期間ごとに駆動電圧を初期レベルから所定レ
ベルづつ増加させるように可変制御することのできるモ
ータ駆動制御手段を備えてモータ駆動装置を構成するこ
ととした。そして、モータ駆動制御手段は、前回のモー
タ起動時において上記モータが所要の回転速度に達した
ときの駆動電圧のレベルを、初期レベルとして記憶し、
次回のモータ起動時の最初の所定期間においては、上記
記憶された初期レベルの駆動電圧をモータ駆動手段より
出力させるように構成することとした。
た問題点を解決するため、モータを回転駆動するための
駆動電圧を出力するモータ駆動手段と、モータの回転速
度を検出する回転速度検出手段と、モータ起動時の最初
の所定期間において、所定レベルの駆動電圧をモータ駆
動手段より出力させ、この後、回転検出手段から出力さ
れた検出情報に基づいて、モータが所要の回転速度に達
していないと判別した場合には、所要の回転速度に達す
るまで所定期間ごとに駆動電圧を初期レベルから所定レ
ベルづつ増加させるように可変制御することのできるモ
ータ駆動制御手段を備えてモータ駆動装置を構成するこ
ととした。そして、モータ駆動制御手段は、前回のモー
タ起動時において上記モータが所要の回転速度に達した
ときの駆動電圧のレベルを、初期レベルとして記憶し、
次回のモータ起動時の最初の所定期間においては、上記
記憶された初期レベルの駆動電圧をモータ駆動手段より
出力させるように構成することとした。
【0011】また、モータ駆動方法として、モータ起動
時の最初の所定期間においては、モータを回転駆動する
ための駆動電圧として所定の初期レベルを出力し、この
後、モータ回転速度を検出した検出情報に基づいて、上
記モータが所要の回転速度に達していない場合には、上
記所要の回転速度に達するまで所定期間ごとに上記駆動
電圧を初期レベルから所定レベルづつ増加させるように
可変制御するように構成することとした。
時の最初の所定期間においては、モータを回転駆動する
ための駆動電圧として所定の初期レベルを出力し、この
後、モータ回転速度を検出した検出情報に基づいて、上
記モータが所要の回転速度に達していない場合には、上
記所要の回転速度に達するまで所定期間ごとに上記駆動
電圧を初期レベルから所定レベルづつ増加させるように
可変制御するように構成することとした。
【0012】そして上記構成によれば、初期レベルの駆
動電圧によりモータが適正に起動しない場合には、所定
期間ごとに所定レベル上昇する駆動電圧により、段階的
に所要の回転速度まで引き上げられていくようにしてモ
ータが起動されることになる。また、前回のモータ起動
時にモータが所要の速度に達した時に出力されていた駆
動電圧レベルを初期レベルとして記憶し、この記憶され
た初期レベルの駆動電圧を次回のモータ起動時に最初に
印加させるという学習機能を与えることで、例えば、現
在のモータにかかる負荷や温度等の条件に適合してより
安定したモータ起動を行うことができる。
動電圧によりモータが適正に起動しない場合には、所定
期間ごとに所定レベル上昇する駆動電圧により、段階的
に所要の回転速度まで引き上げられていくようにしてモ
ータが起動されることになる。また、前回のモータ起動
時にモータが所要の速度に達した時に出力されていた駆
動電圧レベルを初期レベルとして記憶し、この記憶され
た初期レベルの駆動電圧を次回のモータ起動時に最初に
印加させるという学習機能を与えることで、例えば、現
在のモータにかかる負荷や温度等の条件に適合してより
安定したモータ起動を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態とし
て、VTRにおけるキャプスタンモータの回転制御系で
あるキャプスタンサーボ系の構成を概略的に示すブロッ
ク図である。この図に示すキャプスタンモータ1として
は例えば3相モータが用いられ、回転軸としてキャプス
タン1aが設けられている。このキャプスタンモータ1
がモータドライバ5によって回転駆動されることによ
り、キャプスタン1aと図示しないピンチローラとによ
って磁気テープを規定の速度で送るようにされている。
周波数発生器(以下、単にFGという)2は、キャプス
タンモータ1の回転速度を検出するために設けられ、キ
ャプスタンモータ1の回転速度に応じた周期の正弦波を
発生させる。このFG2の検出出力は、波形整形回路3
に入力されてパルス信号に変換され、FG信号としてサ
ーボコントローラ4に供給される。
て、VTRにおけるキャプスタンモータの回転制御系で
あるキャプスタンサーボ系の構成を概略的に示すブロッ
ク図である。この図に示すキャプスタンモータ1として
は例えば3相モータが用いられ、回転軸としてキャプス
タン1aが設けられている。このキャプスタンモータ1
がモータドライバ5によって回転駆動されることによ
り、キャプスタン1aと図示しないピンチローラとによ
って磁気テープを規定の速度で送るようにされている。
周波数発生器(以下、単にFGという)2は、キャプス
タンモータ1の回転速度を検出するために設けられ、キ
ャプスタンモータ1の回転速度に応じた周期の正弦波を
発生させる。このFG2の検出出力は、波形整形回路3
に入力されてパルス信号に変換され、FG信号としてサ
ーボコントローラ4に供給される。
【0014】サーボコントローラ4は、FG信号に基づ
いて現在のキャプスタンモータ1の回転速度と、所要の
規定回転速度とを比較してサーボエラー信号を生成し、
このサーボエラー信号に基づいてキャプスタンサーボの
制御を行う。また、後述するキャプスタンモータ1の起
動に関連する制御も実行可能なように構成されている。
このようなサーボ制御及び起動時の制御は、サーボコン
トローラ4がモータドライバ5に対してモータ制御信号
Sを供給することで実現される。モータドライバ5は、
上記サーボコントローラ4から供給されるモータ制御信
号Sに基づいて、可変されたレベルのモータドライブ電
圧VSを生成してキャプスタンモータ1に印加する。
いて現在のキャプスタンモータ1の回転速度と、所要の
規定回転速度とを比較してサーボエラー信号を生成し、
このサーボエラー信号に基づいてキャプスタンサーボの
制御を行う。また、後述するキャプスタンモータ1の起
動に関連する制御も実行可能なように構成されている。
このようなサーボ制御及び起動時の制御は、サーボコン
トローラ4がモータドライバ5に対してモータ制御信号
Sを供給することで実現される。モータドライバ5は、
上記サーボコントローラ4から供給されるモータ制御信
号Sに基づいて、可変されたレベルのモータドライブ電
圧VSを生成してキャプスタンモータ1に印加する。
【0015】図2は、上記図1に示したキャプスタンサ
ーボ系の、スロー再生時におけるキャプスタンモータ起
動時の動作を示すタイミングチャートである。図2
(a)にはモータドライバ5から出力されるモータドラ
イブ電圧VSが示され、図2(b)にはFG2からサー
ボコントローラ4に供給されるFG信号が示されてい
る。この図において、時点t1以前はVTRは例えば一
時停止状態にあって、キャプスタンモータ1の回転は停
止した状態にあるものとされる。そして、この状態から
スロー再生に移行するために、時点t1からキャプスタ
ンモータ1の起動を開始したとする。本実施の形態にお
いては、キャプスタンモータ1の起動を開始するのにあ
たり、キャプスタンサーボのサーボループはオープンに
した状態で、例えば時点t1〜t2の8msの期間にお
いて、2Vの電圧値による初期レベルのモータドライブ
電圧VSをキャプスタンモータ1に印加するようにして
いる。
ーボ系の、スロー再生時におけるキャプスタンモータ起
動時の動作を示すタイミングチャートである。図2
(a)にはモータドライバ5から出力されるモータドラ
イブ電圧VSが示され、図2(b)にはFG2からサー
ボコントローラ4に供給されるFG信号が示されてい
る。この図において、時点t1以前はVTRは例えば一
時停止状態にあって、キャプスタンモータ1の回転は停
止した状態にあるものとされる。そして、この状態から
スロー再生に移行するために、時点t1からキャプスタ
ンモータ1の起動を開始したとする。本実施の形態にお
いては、キャプスタンモータ1の起動を開始するのにあ
たり、キャプスタンサーボのサーボループはオープンに
した状態で、例えば時点t1〜t2の8msの期間にお
いて、2Vの電圧値による初期レベルのモータドライブ
電圧VSをキャプスタンモータ1に印加するようにして
いる。
【0016】なお、上記初期レベルとしてのモータドラ
イブ電圧VSの電圧値、及び初期レベルのモータドライ
ブ電圧VSを印加する期間は、例えば起動時における平
均的なキャプスタンモータの加速度特性等により設定さ
れるが、あくまでも一例であり、実際の諸条件に応じて
適宜変更されて構わない。
イブ電圧VSの電圧値、及び初期レベルのモータドライ
ブ電圧VSを印加する期間は、例えば起動時における平
均的なキャプスタンモータの加速度特性等により設定さ
れるが、あくまでも一例であり、実際の諸条件に応じて
適宜変更されて構わない。
【0017】サーボコントローラ4では入力されるFG
信号(図2(b))に基づいてキャプスタンモータ1の
回転速度を検出しており、例えば、上記時点t1〜t2
の8msの期間内において、キャプスタンモータ1がス
ロー再生に対応する規定の回転速度に達したのであれ
ば、この時点でサーボループを閉じて通常のサーボ制御
に移行することになる。
信号(図2(b))に基づいてキャプスタンモータ1の
回転速度を検出しており、例えば、上記時点t1〜t2
の8msの期間内において、キャプスタンモータ1がス
ロー再生に対応する規定の回転速度に達したのであれ
ば、この時点でサーボループを閉じて通常のサーボ制御
に移行することになる。
【0018】これに対して、時点t1〜t2の8msの
期間を経過してもキャプスタンモータ1が規定の回転速
度に達しなかった場合には、図2(a)の期間t2〜t
3に示すように、例えば2msの期間にわたって、初期
レベルに対して0.4V増加させたモータドライブ電圧
VSを印加する。そして、この期間t2〜t3において
キャプスタンモータ1が規定の回転速度にまで上昇した
のであれば、通常のサーボ制御に移行することになる
が、規定の回転速度に達しないのであれば、以降はキャ
プスタンモータ1が規定の回転速度に達するまで、上記
期間t2〜t3と同様に、2msの期間ごとに0.4V
づつ上昇させたモータドライブ電圧VSを出力するよう
にしている。図2(a)においては、期間t2〜t3以
降も、期間t3〜t4及び期間t4〜t5の各2msの
期間により、直前の期間のモータドライブ電圧VSに対
して0.4V増加させたモータドライブ電圧VSが出力
されている。
期間を経過してもキャプスタンモータ1が規定の回転速
度に達しなかった場合には、図2(a)の期間t2〜t
3に示すように、例えば2msの期間にわたって、初期
レベルに対して0.4V増加させたモータドライブ電圧
VSを印加する。そして、この期間t2〜t3において
キャプスタンモータ1が規定の回転速度にまで上昇した
のであれば、通常のサーボ制御に移行することになる
が、規定の回転速度に達しないのであれば、以降はキャ
プスタンモータ1が規定の回転速度に達するまで、上記
期間t2〜t3と同様に、2msの期間ごとに0.4V
づつ上昇させたモータドライブ電圧VSを出力するよう
にしている。図2(a)においては、期間t2〜t3以
降も、期間t3〜t4及び期間t4〜t5の各2msの
期間により、直前の期間のモータドライブ電圧VSに対
して0.4V増加させたモータドライブ電圧VSが出力
されている。
【0019】そして、この図2の場合には、期間t4〜
t5においてキャプスタンモータ1が規定の回転速度に
達したものとされており、従って、時点t5以降におい
てサーボループが閉じられて、キャプスタンモータ1を
規定の回転速度に保つためのサーボ制御が行われる。こ
のため、図2(a)の時点t5以降におけるモータドラ
イブ電圧VSはサーボエラー信号に基づいたサーボコン
トローラ4のサーボ制御に対応するものとなっている。
t5においてキャプスタンモータ1が規定の回転速度に
達したものとされており、従って、時点t5以降におい
てサーボループが閉じられて、キャプスタンモータ1を
規定の回転速度に保つためのサーボ制御が行われる。こ
のため、図2(a)の時点t5以降におけるモータドラ
イブ電圧VSはサーボエラー信号に基づいたサーボコン
トローラ4のサーボ制御に対応するものとなっている。
【0020】また、本実施の形態ではスロー再生の起動
を行うごとに、サーボコントローラ4は、例えば図2の
場合であれば、キャプスタンモータが規定速度に達した
時期のモータドライブ電圧である、期間t4〜t5の電
圧レベル(この場合には、2+(0.4×3)=3.2
Vとされる)をモータドライブ電圧の初期レベルとして
記憶するようにしている。そして、次回のスロー再生の
起動時には、例えば上記3.2Vのモータドライブ電圧
を初期レベルとして、最初の8msの期間にキャプスタ
ンモータ1に印加する。そして、この初期レベルのモー
タドライブ電圧によってキャプスタンモータ1が規定の
回転速度に達しなかった場合には、図2にて説明したと
同様に、2msの期間ごとに0.4Vづつ増加させたモ
ータドライブ電圧を印加していき、キャプスタンモータ
1が規定の回転速度に達したらサーボループを閉じるよ
うにされる。また、これに伴って次回のスロー再生の起
動時に印加すべきモータドライブ電圧の初期レベルも更
新される。
を行うごとに、サーボコントローラ4は、例えば図2の
場合であれば、キャプスタンモータが規定速度に達した
時期のモータドライブ電圧である、期間t4〜t5の電
圧レベル(この場合には、2+(0.4×3)=3.2
Vとされる)をモータドライブ電圧の初期レベルとして
記憶するようにしている。そして、次回のスロー再生の
起動時には、例えば上記3.2Vのモータドライブ電圧
を初期レベルとして、最初の8msの期間にキャプスタ
ンモータ1に印加する。そして、この初期レベルのモー
タドライブ電圧によってキャプスタンモータ1が規定の
回転速度に達しなかった場合には、図2にて説明したと
同様に、2msの期間ごとに0.4Vづつ増加させたモ
ータドライブ電圧を印加していき、キャプスタンモータ
1が規定の回転速度に達したらサーボループを閉じるよ
うにされる。また、これに伴って次回のスロー再生の起
動時に印加すべきモータドライブ電圧の初期レベルも更
新される。
【0021】例えば、先に図5に示したスロー再生のた
めの起動方法では、初期レベルのモータドライブ電圧に
よってもキャプスタンモータが規定の回転速度に至らな
かった場合には、最大レベルのモータドライブ電圧を印
加するようにしていたため、前述のように、キャプスタ
ンモータの回転速度が必要以上に高くなり、この状態か
らサーボ制御に移行するまでに時間がかかったり、場合
によっては適正なサーボ制御が実行されない可能性があ
った。また、最大レベルのモータドライブ電圧を印加し
てモータを加速させることで、モータに流れる電流がオ
ーバーシュートして大きな電力が消費されてしまうよう
な事態も生じていた。
めの起動方法では、初期レベルのモータドライブ電圧に
よってもキャプスタンモータが規定の回転速度に至らな
かった場合には、最大レベルのモータドライブ電圧を印
加するようにしていたため、前述のように、キャプスタ
ンモータの回転速度が必要以上に高くなり、この状態か
らサーボ制御に移行するまでに時間がかかったり、場合
によっては適正なサーボ制御が実行されない可能性があ
った。また、最大レベルのモータドライブ電圧を印加し
てモータを加速させることで、モータに流れる電流がオ
ーバーシュートして大きな電力が消費されてしまうよう
な事態も生じていた。
【0022】これに対して、図2に示したような本実施
の形態のキャプスタンモータの起動方法によれば、例え
ば、モータドライブ電圧は0.4Vづつ増加するように
して段階的に上昇するようにされるため、これに応じて
キャプスタンモータ1も規定の回転速度に向かって加速
していくように制御され、キャプスタンモータ1の回転
速度が必要以上に高くなることを防ぐことができる。こ
れにより、本実施の形態ではモータごとの特性のばらつ
きや、VTR機器における温度、負荷等の条件の変動に
対してその都度適合するようにした上で、図5に示す起
動方法よりも確実にスロー再生のためのモータ起動を行
うことが可能となる。また、これによってキャプスタン
モータにおける電力消費も図5に示す起動方法に比べて
著しく低減することが可能となる。従って、次回の起動
時には、前回の起動時において規定速度に達した時のモ
ータドライブ電圧VSの電圧レベルが初期レベルとして
印加されるように構成しており、これにより、より確実
かつ迅速なキャプスタンモータの起動が可能となると共
に、モータの特性のばらつきや温度、負荷等の条件の変
動に対してよりシビアに対応することができる。
の形態のキャプスタンモータの起動方法によれば、例え
ば、モータドライブ電圧は0.4Vづつ増加するように
して段階的に上昇するようにされるため、これに応じて
キャプスタンモータ1も規定の回転速度に向かって加速
していくように制御され、キャプスタンモータ1の回転
速度が必要以上に高くなることを防ぐことができる。こ
れにより、本実施の形態ではモータごとの特性のばらつ
きや、VTR機器における温度、負荷等の条件の変動に
対してその都度適合するようにした上で、図5に示す起
動方法よりも確実にスロー再生のためのモータ起動を行
うことが可能となる。また、これによってキャプスタン
モータにおける電力消費も図5に示す起動方法に比べて
著しく低減することが可能となる。従って、次回の起動
時には、前回の起動時において規定速度に達した時のモ
ータドライブ電圧VSの電圧レベルが初期レベルとして
印加されるように構成しており、これにより、より確実
かつ迅速なキャプスタンモータの起動が可能となると共
に、モータの特性のばらつきや温度、負荷等の条件の変
動に対してよりシビアに対応することができる。
【0023】また、図3には本実施の形態において、早
送り/巻き戻し、及び磁気テープのローディング/アン
ローディングなどのためにキャプスタンモータを高速回
転で起動させる場合のサーボ系の動作を示すタイミング
チャートであり、図3(a)(b)には、上述の図2
(a)(b)と同様にモータドライブ電圧及びFG信号
の波形が示されている。この場合には、例えば、サーボ
ループをオープンとした状態で、最初は高速回転に対応
して予め設定された所定電圧値による初期レベルのモー
タドライブ電圧VSをキャプスタンモータに印加し(図
3(a)の期間t1〜t2)、この初期レベルのモータ
ドライブ電圧VSが印加されている期間内において、例
えばキャプスタンモータ1の回転速度が例えば3倍速に
達しなかった場合には、図3(a)の期間t2〜t3、
期間t3〜t4、及び期間t4〜t5に示すように、例
えば所定の短期間ごとに0.4Vづつ増加させたモータ
ドライブ電圧VSを印加していくようにされる。この場
合には、図3(b)に示すように、例えば期間t4〜t
5においてキャプスタンモータ1が3倍速に達したもの
とされており、このため、時点t5においてサーボルー
プを閉じてキャプスタンモータ1が3倍速で一旦一定と
なるようにサーボ制御が行われる。
送り/巻き戻し、及び磁気テープのローディング/アン
ローディングなどのためにキャプスタンモータを高速回
転で起動させる場合のサーボ系の動作を示すタイミング
チャートであり、図3(a)(b)には、上述の図2
(a)(b)と同様にモータドライブ電圧及びFG信号
の波形が示されている。この場合には、例えば、サーボ
ループをオープンとした状態で、最初は高速回転に対応
して予め設定された所定電圧値による初期レベルのモー
タドライブ電圧VSをキャプスタンモータに印加し(図
3(a)の期間t1〜t2)、この初期レベルのモータ
ドライブ電圧VSが印加されている期間内において、例
えばキャプスタンモータ1の回転速度が例えば3倍速に
達しなかった場合には、図3(a)の期間t2〜t3、
期間t3〜t4、及び期間t4〜t5に示すように、例
えば所定の短期間ごとに0.4Vづつ増加させたモータ
ドライブ電圧VSを印加していくようにされる。この場
合には、図3(b)に示すように、例えば期間t4〜t
5においてキャプスタンモータ1が3倍速に達したもの
とされており、このため、時点t5においてサーボルー
プを閉じてキャプスタンモータ1が3倍速で一旦一定と
なるようにサーボ制御が行われる。
【0024】また、この際にも、キャプスタンモータ1
が所要の倍速度に達した時に印加していたモータドライ
ブ電圧VSのレベルが、次のモータドライブ電圧VSの
初期レベルとして記憶される。
が所要の倍速度に達した時に印加していたモータドライ
ブ電圧VSのレベルが、次のモータドライブ電圧VSの
初期レベルとして記憶される。
【0025】従って、例えばこの後に更にキャプスタン
モータを高速回転させる必要がある場合には、時点t1
〜時点t5以降に示した、初期レベルのモータドライブ
電圧VSの印加と、0.4Vづつ増加させたモータドラ
イブ電圧の印加(初期レベルのモータドライブ電圧VS
の印加期間に規定の倍速に達しなかった場合にのみ行わ
れる)、及び所定倍速に至った回転速度を一旦一定に保
つ所定期間のサーボ制御の一連の起動動作が繰り返され
て、段階的に目的の回転速度にまで引き上げていくよう
にされるが、次の段階の倍速にキャプスタンモータの回
転速度を引き上げる際のモータドライブ電圧VSの初期
レベルは、現在得られている倍速度に達した時に印加さ
れていたモータドライブ電圧VSのレベルとされること
になる。具体的に、例えば図3に示すようにして3倍速
が得られた後に、更により高速な所要の倍速にまでキャ
プスタンモータ1の回転速度を引き上げる場合には、期
間t4〜t5における2+(0.4×3)=3.2Vの
レベルのモータドライブ電圧VSが、初期レベルとして
キャプスタンモータ1に印加されることになる。これに
より、モータの特性や負荷、温度等の条件変化に関わら
ず、確実なキャプスタンモータ1の起動を実現した上
で、より迅速に所要の回転速度が得られるようにキャプ
スタンモータ1を制御することができる。
モータを高速回転させる必要がある場合には、時点t1
〜時点t5以降に示した、初期レベルのモータドライブ
電圧VSの印加と、0.4Vづつ増加させたモータドラ
イブ電圧の印加(初期レベルのモータドライブ電圧VS
の印加期間に規定の倍速に達しなかった場合にのみ行わ
れる)、及び所定倍速に至った回転速度を一旦一定に保
つ所定期間のサーボ制御の一連の起動動作が繰り返され
て、段階的に目的の回転速度にまで引き上げていくよう
にされるが、次の段階の倍速にキャプスタンモータの回
転速度を引き上げる際のモータドライブ電圧VSの初期
レベルは、現在得られている倍速度に達した時に印加さ
れていたモータドライブ電圧VSのレベルとされること
になる。具体的に、例えば図3に示すようにして3倍速
が得られた後に、更により高速な所要の倍速にまでキャ
プスタンモータ1の回転速度を引き上げる場合には、期
間t4〜t5における2+(0.4×3)=3.2Vの
レベルのモータドライブ電圧VSが、初期レベルとして
キャプスタンモータ1に印加されることになる。これに
より、モータの特性や負荷、温度等の条件変化に関わら
ず、確実なキャプスタンモータ1の起動を実現した上
で、より迅速に所要の回転速度が得られるようにキャプ
スタンモータ1を制御することができる。
【0026】このような、キャプスタンモータの高速回
転のための起動方法をとることによっても、図2の場合
と同様にして、キャプスタンモータ1の回転速度が必要
以上に上昇することが防止され、これによってキャプス
タンモータ1における電流のオーバーシュートも解消さ
れ、先に図6に示したような起動方法と比較して、消費
電力の節減及び他の回路部への負担を軽減することが可
能となる。
転のための起動方法をとることによっても、図2の場合
と同様にして、キャプスタンモータ1の回転速度が必要
以上に上昇することが防止され、これによってキャプス
タンモータ1における電流のオーバーシュートも解消さ
れ、先に図6に示したような起動方法と比較して、消費
電力の節減及び他の回路部への負担を軽減することが可
能となる。
【0027】次に、図2に示したようなスロー再生のた
めのモータ起動を実現するためのサーボコントローラ4
の処理動作について、図4のフローチャートを参照して
説明する。このルーチンにおいては、先ずステップF1
01において、初期レベルであるn(V)のモータドラ
イブ電圧VSによりキャプスタンモータ1の起動を開始
するように、モータ制御信号Sをモータドライバ5に出
力する。これは図2における時点t1の動作が対応す
る。なお、今回の起動が最初の起動動作であれば、初期
レベルであるn(V)は、図2にて説明したように2V
となる。次にサーボコントローラ4は、ステップF10
2に進んで、入力されるFG信号に基づいて、キャプス
タンモータ1が目標の回転速度に達したか否かについて
判別を行い、ここで、キャプスタンモータ1が目標の回
転速度に達していない場合には、ステップF103に進
んで起動開始時点から8msが経過したか否かについて
判別を行う。上記ステップF103において、起動開始
時点から8msが経過していない場合にはステップF1
02に戻るようにされるが、起動開始時点から8msが
経過したと判別された場合には、ステップF104に進
んで、0.4Vだけ増加したモータドライブ電圧VSが
キャプスタンモータ1に印加されるように、モータドラ
イバ5を制御し、次のステップF105で2msの期間
待機した後に、ステップF102に戻るようにされる。
つまり、ステップF102〜F105の処理が実行され
ることにより、図2の期間t1〜t5に示すようにして
段階的にレベルが可変されたモータドライブ電圧VSを
出力するように制御することが可能となる。そして、ス
テップF102においてキャプスタンモータ1が目標の
回転速度に達したと判別された場合にはステップF10
6に進んで、最後にキャプスタンモータ1に印加してい
たモータドライブ電圧VSのレベルを、新たな初期レベ
ルであるn(V)に設定してこのルーチンを抜ける。こ
の図に示す処理ルーチンを抜けた後は、例えば目標に達
したキャプスタンモータ1の回転速度を保つためのキャ
プスタンサーボのための処理ルーチンに移行することに
なる。つまり、図2の時点t5以降のモータドライブ電
圧VS及びFG信号波形に対応する動作が行われること
になる。
めのモータ起動を実現するためのサーボコントローラ4
の処理動作について、図4のフローチャートを参照して
説明する。このルーチンにおいては、先ずステップF1
01において、初期レベルであるn(V)のモータドラ
イブ電圧VSによりキャプスタンモータ1の起動を開始
するように、モータ制御信号Sをモータドライバ5に出
力する。これは図2における時点t1の動作が対応す
る。なお、今回の起動が最初の起動動作であれば、初期
レベルであるn(V)は、図2にて説明したように2V
となる。次にサーボコントローラ4は、ステップF10
2に進んで、入力されるFG信号に基づいて、キャプス
タンモータ1が目標の回転速度に達したか否かについて
判別を行い、ここで、キャプスタンモータ1が目標の回
転速度に達していない場合には、ステップF103に進
んで起動開始時点から8msが経過したか否かについて
判別を行う。上記ステップF103において、起動開始
時点から8msが経過していない場合にはステップF1
02に戻るようにされるが、起動開始時点から8msが
経過したと判別された場合には、ステップF104に進
んで、0.4Vだけ増加したモータドライブ電圧VSが
キャプスタンモータ1に印加されるように、モータドラ
イバ5を制御し、次のステップF105で2msの期間
待機した後に、ステップF102に戻るようにされる。
つまり、ステップF102〜F105の処理が実行され
ることにより、図2の期間t1〜t5に示すようにして
段階的にレベルが可変されたモータドライブ電圧VSを
出力するように制御することが可能となる。そして、ス
テップF102においてキャプスタンモータ1が目標の
回転速度に達したと判別された場合にはステップF10
6に進んで、最後にキャプスタンモータ1に印加してい
たモータドライブ電圧VSのレベルを、新たな初期レベ
ルであるn(V)に設定してこのルーチンを抜ける。こ
の図に示す処理ルーチンを抜けた後は、例えば目標に達
したキャプスタンモータ1の回転速度を保つためのキャ
プスタンサーボのための処理ルーチンに移行することに
なる。つまり、図2の時点t5以降のモータドライブ電
圧VS及びFG信号波形に対応する動作が行われること
になる。
【0028】なお、図3に示した高速回転のためのキャ
プスタンモータの起動時の処理動作は、図示は省略する
が、上記図4の処理動作に準ずることになる。この場合
には、例えば図2のステップF103及びステップF1
05において、高速回転のためのキャプスタンモータの
起動に対応して設定されたモータドライブ電圧VSの印
加期間が設定される。また、高速回転のためのキャプス
タンモータの起動時には、前述のように最終的な所要の
回転速度にキャプスタンモータ1が達するまで、段階的
に回転速度を上げていくようにされることから、ステッ
プF101〜F106までの処理が、この回転速度を上
げていく段階ごとに実行されることになる。
プスタンモータの起動時の処理動作は、図示は省略する
が、上記図4の処理動作に準ずることになる。この場合
には、例えば図2のステップF103及びステップF1
05において、高速回転のためのキャプスタンモータの
起動に対応して設定されたモータドライブ電圧VSの印
加期間が設定される。また、高速回転のためのキャプス
タンモータの起動時には、前述のように最終的な所要の
回転速度にキャプスタンモータ1が達するまで、段階的
に回転速度を上げていくようにされることから、ステッ
プF101〜F106までの処理が、この回転速度を上
げていく段階ごとに実行されることになる。
【0029】また、本実施の形態のキャプスタンモータ
の起動方法として、例えば図2及び図3に示したモータ
ドライブ電圧VSの最初の初期レベル設定、また、初期
レベル印加後に増加すべきモータドライブ電圧VSのレ
ベル設定、更に、これらモータドライブ電圧VSの印加
タイミング(期間)は、あくまでも一例であり、実際の
モータの特性や機器の条件などに応じて変更可能なこと
はいうまでもない。また、前回の起動時においてキャプ
スタンモータが所要の回転速度に達した時のモータドラ
イブ電圧VSを初期レベルとして記憶する機能は、例え
ばVTR機器の電源がオンとされている期間において有
効とされるようにして、次の電源オフ時には一旦記憶さ
れた電圧値がクリアされても良いし、また、VTRが電
源オフとされても、電源オン時に最後に記憶されていた
モータドライブ電圧VSの初期レベルの情報を不揮発性
メモリ等に保持しておいて、次の電源投入後において、
スロー再生時や高速回転制御時に、上記初期レベルの情
報に基づいて上記キャプスタンモータの起動を行うよう
に構成することも考えられる。また、上記実施の形態は
VTRに適用したものとして説明したが、これに限定さ
れるものでなく、本発明は、例えばビデオカメラ装置や
DATなどのテープ状記録媒体をキャプスタンを用いて
規定の速度で送る必要のある機器に対して適用が可能と
されるものである。更にはキャプスタンモータ以外に
も、例えばモータの特性のばらつきやモータに対する負
荷等の条件変化が大きいために、単なる一定の駆動電圧
の印加ではモータの起動が安定しないような他の機器に
対しても本発明の適用が可能である。
の起動方法として、例えば図2及び図3に示したモータ
ドライブ電圧VSの最初の初期レベル設定、また、初期
レベル印加後に増加すべきモータドライブ電圧VSのレ
ベル設定、更に、これらモータドライブ電圧VSの印加
タイミング(期間)は、あくまでも一例であり、実際の
モータの特性や機器の条件などに応じて変更可能なこと
はいうまでもない。また、前回の起動時においてキャプ
スタンモータが所要の回転速度に達した時のモータドラ
イブ電圧VSを初期レベルとして記憶する機能は、例え
ばVTR機器の電源がオンとされている期間において有
効とされるようにして、次の電源オフ時には一旦記憶さ
れた電圧値がクリアされても良いし、また、VTRが電
源オフとされても、電源オン時に最後に記憶されていた
モータドライブ電圧VSの初期レベルの情報を不揮発性
メモリ等に保持しておいて、次の電源投入後において、
スロー再生時や高速回転制御時に、上記初期レベルの情
報に基づいて上記キャプスタンモータの起動を行うよう
に構成することも考えられる。また、上記実施の形態は
VTRに適用したものとして説明したが、これに限定さ
れるものでなく、本発明は、例えばビデオカメラ装置や
DATなどのテープ状記録媒体をキャプスタンを用いて
規定の速度で送る必要のある機器に対して適用が可能と
されるものである。更にはキャプスタンモータ以外に
も、例えばモータの特性のばらつきやモータに対する負
荷等の条件変化が大きいために、単なる一定の駆動電圧
の印加ではモータの起動が安定しないような他の機器に
対しても本発明の適用が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、キャプス
タンモータの起動時において先ず初期レベルとして設定
された電圧値のモータドライブ電圧を所定期間キャプス
タンモータに印加し、この初期レベルを印加している期
間内にキャプスタンモータが所要の回転速度に達しなけ
れば、この所要の回転速度となるまで、所定期間ごとに
一定レベルづつ増加するモータドライブ電圧を印加する
ように構成していることから、初期レベル印加後に最大
レベルのモータドライブ電圧を印加する起動方法のよう
に、キャプスタンモータの回転速度が必要以上に上昇し
てしまうことが防止される。これにより、モータの特性
のばらつきや、機器側の負荷や温度などの条件変化等に
対応して、より確実にキャプスタンモータを起動させる
ことが可能となる。また、キャプスタンモータの回転速
度が必要以上に上昇しないようにされることで、キャプ
スタンモータに流れる電流のオーバーシュートも抑制さ
れ、それだけ消費電力が節約されることになり、特に可
搬型のVTRやカムコーダなど、充電池を電源として使
用する機器の場合には、より長時間の使用が可能とな
る。更に、前回の起動時に所要の回転速度に達した時に
キャプスタンモータに印加していたモータドライブ電圧
のレベルを、次の起動時のための初期レベルとして設定
することで、モータの特性や負荷や温度などの条件変化
に対してより精度の高い対応が可能となると共に、より
迅速にキャプスタンモータを所要の速度にまで回転させ
ることが可能になる。
タンモータの起動時において先ず初期レベルとして設定
された電圧値のモータドライブ電圧を所定期間キャプス
タンモータに印加し、この初期レベルを印加している期
間内にキャプスタンモータが所要の回転速度に達しなけ
れば、この所要の回転速度となるまで、所定期間ごとに
一定レベルづつ増加するモータドライブ電圧を印加する
ように構成していることから、初期レベル印加後に最大
レベルのモータドライブ電圧を印加する起動方法のよう
に、キャプスタンモータの回転速度が必要以上に上昇し
てしまうことが防止される。これにより、モータの特性
のばらつきや、機器側の負荷や温度などの条件変化等に
対応して、より確実にキャプスタンモータを起動させる
ことが可能となる。また、キャプスタンモータの回転速
度が必要以上に上昇しないようにされることで、キャプ
スタンモータに流れる電流のオーバーシュートも抑制さ
れ、それだけ消費電力が節約されることになり、特に可
搬型のVTRやカムコーダなど、充電池を電源として使
用する機器の場合には、より長時間の使用が可能とな
る。更に、前回の起動時に所要の回転速度に達した時に
キャプスタンモータに印加していたモータドライブ電圧
のレベルを、次の起動時のための初期レベルとして設定
することで、モータの特性や負荷や温度などの条件変化
に対してより精度の高い対応が可能となると共に、より
迅速にキャプスタンモータを所要の速度にまで回転させ
ることが可能になる。
【図1】本発明の実施の形態としてのVTRのキャプス
タンサーボ系の構成を示すブロック図である。
タンサーボ系の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態としてのスロー再生のためのキャ
プスタンモータの起動時の動作を示すタイミングチャー
トである。
プスタンモータの起動時の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図3】本実施の形態としての高速回転のためのキャプ
スタンモータの起動時の動作を示すタイミングチャート
である。
スタンモータの起動時の動作を示すタイミングチャート
である。
【図4】スロー再生のためのキャプスタンモータの起動
時の処理動作を示すフローチャートである。
時の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】先行技術としてのスロー再生のためのキャプス
タンモータの起動時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
タンモータの起動時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図6】先行技術としての高速回転のためのキャプスタ
ンモータの起動時の動作を示すタイミングチャートであ
る。
ンモータの起動時の動作を示すタイミングチャートであ
る。
1 キャプスタン、2 キャプスタンモータ、3 波形
整形回路、4 サーボコントローラ、5 モータドライ
バ、S モータ制御信号、VS モータドライバ電圧
整形回路、4 サーボコントローラ、5 モータドライ
バ、S モータ制御信号、VS モータドライバ電圧
Claims (6)
- 【請求項1】 モータを回転駆動するための駆動電圧を
出力するモータ駆動手段と、 上記モータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、 モータ起動時の最初の所定期間において、所定の初期レ
ベルの上記駆動電圧をモータ駆動手段より出力させ、こ
の後、上記回転検出手段から出力された検出情報に基づ
いて、上記モータが所要の回転速度に達していないと判
別した場合には、上記所要の回転速度に達するまで、所
定期間ごとに上記初期レベルから所定レベルづつ増加さ
せた上記駆動電圧を出力させるように、上記モータ駆動
手段を制御することのできるモータ駆動制御手段と、 を備えていることを特徴とするモータ駆動装置。 - 【請求項2】 上記モータ駆動制御手段は、前回のモー
タ起動時において上記モータが所要の回転速度に達した
ときに出力されていた上記駆動電圧のレベルを初期レベ
ルとして記憶し、 次回のモータ起動時の最初の所定期間においては、上記
記憶された初期レベルの駆動電圧を上記モータ駆動手段
より出力させることを特徴とする請求項1に記載のモー
タ駆動装置。 - 【請求項3】 上記モータはテープ状記録媒体を所要の
規定速度で送るためのキャプスタンモータとされ、 上記モータ起動時は、停止状態から上記テープ状記録媒
体を通常速度よりも所定の低速度で送るためのモータ起
動とされていることを特徴とする請求項1に記載のモー
タ駆動装置。 - 【請求項4】 上記モータはテープ状記録媒体を所要の
規定速度で送るためのキャプスタンモータとされ、 上記モータ起動時は、停止状態から上記テープ状記録媒
体を通常速度よりも所定の高速度で送るためのモータ起
動であることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動
装置。 - 【請求項5】 モータ起動時の最初の所定期間において
は、モータを回転駆動するための駆動電圧として所定の
初期レベルを出力し、この後、上記モータの回転速度を
検出した検出情報に基づいて、上記モータが所要の回転
速度に達していない場合には、所要の回転速度に達する
まで、所定期間ごとに上記初期レベルから所定レベルづ
つ増加させた上記駆動電圧を出力することを特徴とする
モータ駆動方法。 - 【請求項6】 最後のモータ起動時において上記モータ
が所要の回転速度に達したときに出力されていた駆動電
圧のレベルを初期レベルとして記憶し、モータ起動時の
最初の所定期間においては、上記初期レベルの駆動電圧
によりモータを駆動することを特徴とする請求項5に記
載のモータ駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8142375A JPH09306062A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | モータ駆動装置及びモータ駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8142375A JPH09306062A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | モータ駆動装置及びモータ駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09306062A true JPH09306062A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15313924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8142375A Pending JPH09306062A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | モータ駆動装置及びモータ駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09306062A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1146511A2 (en) * | 2000-04-13 | 2001-10-17 | ORION ELECTRIC CO., Ltd. | Tape transport apparatus |
JP2009151081A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8142375A patent/JPH09306062A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1146511A2 (en) * | 2000-04-13 | 2001-10-17 | ORION ELECTRIC CO., Ltd. | Tape transport apparatus |
EP1146511A3 (en) * | 2000-04-13 | 2004-02-04 | ORION ELECTRIC CO., Ltd. | Tape transport apparatus |
JP2009151081A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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