JPH09305918A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH09305918A
JPH09305918A JP15002096A JP15002096A JPH09305918A JP H09305918 A JPH09305918 A JP H09305918A JP 15002096 A JP15002096 A JP 15002096A JP 15002096 A JP15002096 A JP 15002096A JP H09305918 A JPH09305918 A JP H09305918A
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JP
Japan
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thin film
magnetic head
magnetic
head
terminals
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Application number
JP15002096A
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English (en)
Inventor
Takushi Tadano
拓志 但野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型であって、結線作業が容易な磁気ヘッド
装置を提供すること。 【解決手段】 磁性薄膜により磁路が形成されている磁
気ヘッド110の端子114a、114bと、前記磁気
ヘッドを固定するヘッドベ−ス120の端子123a、
123bとを、ワイヤボンディングにより結線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁性薄膜により
磁路が形成されている磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生
装置の高記録密度化、低消費電力化、高データ転送レー
ト化及び小型化等を実現するために、磁気コアとコイル
を薄膜工程で形成した磁気ヘッドが提案されている。こ
のような磁性薄膜により磁路が形成されている磁気ヘッ
ド(以下、バルク薄膜磁気ヘッドという)によれば、短
磁路を実現することができるので、高効率化や低記録電
流化等を図ることができる。
【0003】図7は、上述したバルク薄膜磁気ヘッドの
一例を示す斜視図であり、図8は、そのバルク薄膜磁気
ヘッドが取り付けられるヘッドベースの一例を示す斜視
図である。ヘッドチップ11を構成する直方体状のセラ
ミクス等の非磁性材料で成る2枚の基板11a、11b
の各磁気ギャップ形成面には、強磁性材料で成る薄膜磁
気コア12a、12bが成膜され、ガラス材13a、1
3bが充填され、さらに図示しない磁性材料で成る薄膜
コイルが成膜されている。そして、薄膜磁気コア12
a、12b、ガラス材13a、13b及び薄膜コイルが
形成された基板11a、11bの各磁気ギャップ形成面
同士が貼り合わされて、バルク薄膜磁気ヘッド10が形
成されている。
【0004】ヘッドベース20は、直方体状の真鍮等の
非磁性材料で成り、略中央部には回転ドラムに固定する
ためのネジを通す孔21が設けられている。そして、図
9に示すように、ヘッドベース20の端面からバルク薄
膜磁気ヘッド10の磁気ギャップが突出するように、ヘ
ッドベース20の表面にバルク薄膜磁気ヘッド10が貼
り付けられて固定され、また、図10に示すように、ヘ
ッドベース20の裏面に端子板22が貼り付けられて固
定され、磁気ヘッド装置1が形成されている。
【0005】ここで、基板11a、11bの磁気ギャッ
プ形成面同士は貼り合わされるため、薄膜コイルはヘッ
ドチップ11の内部に隠れて外部には露出せず、このま
まではヘッドベース20上の端子板22の端子23a、
23bと接続することができない。そこで、薄膜コイル
の両端部を延ばしてヘッドチップ11の側面中央部にて
外部に露出させた薄膜端子14a、14bが成膜されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気記録再生装
置の小型化の要望が高まっており、そのために磁気ヘッ
ド装置1が取り付けられる回転ドラムを小径化してい
る。そして、この回転ドラムの小径化に伴って、ヘッド
ベース20も小型化する必要がある。しかし、上述した
ように、ヘッドベース20にはバルク薄膜磁気ヘッド1
0を貼り付けるためのスペースが必要なため、ヘッドベ
ース20を小型化し過ぎると上記スペースを確保するこ
とが困難になり、結局、磁気記録再生装置の小型化には
限界があるという問題があった。
【0007】この問題に対処するには、バルク薄膜磁気
ヘッド10も小型化すれば良い。ところが、磁気ヘッド
装置1の最終製造工程において、バルク薄膜磁気ヘッド
10の薄膜端子14a、14bと端子板22の端子23
a、23bとをソルダリング技術により結線する必要が
あり、バルク薄膜磁気ヘッド10の小型化に伴って、通
常でも非常に小さい薄膜端子14a、14bの寸法(数
10μm〜100μm程度)が更に小さくなるので、結
線作業が困難になるという問題があった。
【0008】また、ヘッドベース20におけるバルク薄
膜磁気ヘッド10の固定部は、接着強度上の観点からあ
る程度の貼り付け面積が必要である。ところが、薄膜端
子14a、14bは磁気ギャップ形成面から相当距離離
れて形成されているので、ヘッドベース20のみを小型
化してバルク薄膜磁気ヘッド10を貼り付けると、薄膜
端子14a、14bがヘッドベース20と重なるか接近
してしまい、結線作業が困難になるという問題があっ
た。この問題に対処するには、薄膜端子14a、14b
からバルク薄膜磁気ヘッド10の後端部までの距離を長
くすれば良いが、バルク薄膜磁気ヘッド10の製造コス
トが上昇してしまうという問題があった。
【0009】この発明は、以上の点に鑑み、小型であっ
て、結線作業が容易な磁気ヘッド装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、この発明に
よれば、磁性薄膜により磁路が形成されている磁気ヘッ
ドと、前記磁気ヘッドを固定するヘッドベ−スとを備え
た磁気ヘッド装置において、前記磁気ヘッドの端子と前
記ヘッドベ−スの端子とを、ワイヤボンディングにより
結線することにより達成される。
【0011】上記構成によれば、ワイヤボンディングに
より磁気ヘッドの端子と前記ヘッドベ−スの端子とを結
線しているので、結線作業を容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を添付図面を参照して詳細に説明する。尚、以下に述
べる実施の形態は、この発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、こ
の発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限
定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるも
のではない。
【0013】図1は、この発明による磁気ヘッド装置の
実施形態を示す斜視図である。この磁気ヘッド装置10
0は、ヘッドベース120の端面からバルク薄膜磁気ヘ
ッド110の磁気ギャップが突出するように、ヘッドベ
ース120の表面にバルク薄膜磁気ヘッド110が貼り
付けられて固定され、また、ヘッドベース120の裏面
に端子板122が貼り付けられて固定されている。
【0014】バルク薄膜磁気ヘッド110は、図3及び
図4に示すように、ヘッドチップ111を構成する直方
体状のセラミクス等の非磁性材料で成る2枚の基板11
1a、111bの各磁気ギャップ形成面には、強磁性材
料で成る薄膜磁気コア112a、112bが成膜され、
ガラス材113a、113bが充填され、さらに磁性材
料で成る薄膜コイル115a、115bが成膜されてい
る。そして、薄膜磁気コア112a、112b、ガラス
材113a、113b及び薄膜コイル115a、115
bが形成された基板111a、111bの各磁気ギャッ
プ形成面同士が貼り合わされている。さらに、薄膜コイ
ル115a、115bの両端部を延ばしてヘッドチップ
111a、111bの側面中央部にて外部に露出させた
薄膜端子114a、114bが成膜されている。
【0015】ヘッドベース120は、直方体状の真鍮等
の非磁性材料で成り、バルク薄膜磁気ヘッド110の固
定部に凹部124が設けられている。この凹部124
は、ヘッドベース120の端面を略U字形に抉った形状
を成し、ヘッドベース120の表面にバルク薄膜磁気ヘ
ッド110を貼り付けた際に、接着強度上問題とならな
い程度の貼り付け面積を確保することができ、かつバル
ク薄膜磁気ヘッド110の薄膜端子114a、114b
が露出して端子板122の端子123a、123bとの
結線作業のための空間が十分に確保することができる大
きさで形成されている。尚、結線作業のための十分な空
間とは、結線用ツ−ルとヘッドベース120とが干渉を
起こさない程度の空間をいう。
【0016】このような構成の磁気ヘッド装置100の
製造方法について、図5及び図6を参照して以下に簡単
に説明する。先ず、基板111a、111bとなる平板
状の板101の一平面上に傾斜面102等を有する溝1
03を複数本加工する(図5(A))。これらの溝10
3の傾斜面102等に磁性膜104等を形成し(図5
(B))、薄膜コイル115a、115bを形成するた
めの溝105と、磁路を形成する上で不要な磁性膜10
4を除去する溝106を、溝103に直交して複数本加
工する(図5(C))。尚、この傾斜面102上の磁性
膜104は、薄膜コイル115a、115b用の磁路を
形成するために必要な部分であり、傾斜面102の面粗
さは溝103を画成する他の垂直面と底面よりも小さく
なければならない。
【0017】次に、各溝103、105、106にガラ
ス材113a、113bを充填して(図5(D))、ト
ラック溝を規制するための溝107を複数本加工する
(図5(E))。さらに、溝107にガラス材113
a、113bを充填してから表面を平坦にして(図5
(F))、エッチングした窪み108に薄膜コイル11
5a、115bを形成する(図5(G))。そして、ギ
ャップ膜をスパッタリングし(図6(A))、端子を切
り離すための溝109を複数本加工する(図6
(B))。そして、2枚の板101を向かい合わせで貼
り付けて(図6(C))、切断線CCLに沿って切断す
ることにより(図6(D))、図4に示すバルク薄膜磁
気ヘッド110とする。
【0018】このようにして得られたバルク薄膜磁気ヘ
ッド110の磁気ギャップがヘッドベース120の端面
から突出するようにヘッドベース120の表面に貼り付
ける。そして、図2に示すように、バルク薄膜磁気ヘッ
ド110の薄膜端子114a、114bと端子板122
の端子123a、123bとを、ワイヤボンダを用いて
金ワイヤ、アルミニウムワイヤ、銅ワイヤ等のリ−ド線
130a、130bによるワイヤボンディングにより結
線する。尚、使用するリ−ド線130a、130bは被
覆線である必要は無いが、どちらを使用する場合でも、
結線後に樹脂等によりリ−ド線130a、130bを被
覆し、リ−ド線130a、130bの断線やリ−ド線1
30a、130bとヘッドベース120との短絡を防止
する。以上のように、小型であって、結線作業が容易な
磁気ヘッド装置100とすることができるので、適用す
る磁気記録再生装置も小型化が可能であり、また、製造
コストの低減化も可能となる。
【0019】尚、上述した実施形態は、ビデオテープレ
コーダに限らず、ディジタルオーディオテープレコーダ
(DAT)等の他の磁気記録再生装置にも適用すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
小型であって、結線作業が容易な磁気ヘッド装置とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気ヘッド装置の実施形態を示す斜
視図。
【図2】図1に示す磁気ヘッド装置の要部を示す斜視
図。
【図3】図1に示す磁気ヘッド装置の磁気ヘッドの内部
構造を示す斜視図。
【図4】図1に示す磁気ヘッド装置の磁気ヘッドの詳細
を示す斜視図。
【図5】図1に示す磁気ヘッド装置の磁気ヘッドの製造
工程を示す第1の図。
【図6】図1に示す磁気ヘッド装置の磁気ヘッドの製造
工程を示す第2の図。
【図7】従来の磁気ヘッド装置の磁気ヘッドの一例を示
す斜視図。
【図8】従来の磁気ヘッド装置のヘッドベ−スの一例を
示す斜視図。
【図9】従来の磁気ヘッド装置の一例を示す斜視図。
【図10】図9に示す磁気ヘッド装置の反対面を示す斜
視図。
【符号の説明】
10、100・・・バルク薄膜磁気ヘッド、11、11
1・・・ヘッドチップ、11a、11b、111a、1
11b・・・基板、12a、12b、112a、112
b・・・薄膜磁気コア、13a、13b、113a、1
13b・・・ガラス材、14a、14b、114a、1
14b・・・薄膜端子、115a、115b・・・薄膜
コイル、20、120・・・ヘッドベース、21・・・
孔、22、122・・・端子板、23a、23b、12
3a、123b・・・端子、124・・・凹部、130
a、130b・・・リ−ド線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性薄膜により磁路が形成されている磁
    気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを固定するヘッドベ−スとを備えた磁気
    ヘッド装置において、 前記磁気ヘッドの端子と前記ヘッドベ−スの端子とが、
    ワイヤボンディングにより結線されていることを特徴と
    する磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドベ−スにおける前記磁気ヘッ
    ドの固定部に、前記磁気ヘッドの端子が露出可能な凹部
    が設けられている請求項1に記載の磁気ヘッド装置。
JP15002096A 1996-05-20 1996-05-20 磁気ヘッド装置 Pending JPH09305918A (ja)

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JP15002096A JPH09305918A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 磁気ヘッド装置

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