JP2001014602A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JP2001014602A
JP2001014602A JP11186113A JP18611399A JP2001014602A JP 2001014602 A JP2001014602 A JP 2001014602A JP 11186113 A JP11186113 A JP 11186113A JP 18611399 A JP18611399 A JP 18611399A JP 2001014602 A JP2001014602 A JP 2001014602A
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JP
Japan
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thin
substrate
magnetic head
film
thin film
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Withdrawn
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JP11186113A
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English (en)
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Hideki Yoshikawa
秀樹 吉川
Koichi Yoshioka
功一 吉岡
Toshio Tanuma
俊雄 田沼
Seiichiro Takahashi
誠一郎 高橋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気記録再生装置等に用いられる薄膜磁気
ヘッドのリード線がディスクの表面に接触してディスク
に傷を付けたりリード線が断線するなどの事故を防止す
ることができる。 【解決手段】 非磁性材料から成る基板15上に薄膜コ
イル14、中央磁極12からなる磁気ヘッド素子11が
配備されている。基板15には、磁気ヘッド素子11の
近傍に2本の溝部17,17が設けられ、その内面に導
電性薄膜によるボンディングパッド13,13が形成さ
れている。該ボンディングパッド13,13は薄膜コイ
ル14の各端部と電気的に接合されており、溝部17の
内壁斜面あるいは底面においてリード線16,16と接
合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光磁気ディ
スク記録再生装置に用いられる薄膜磁気ヘッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図3(A)(B)に従来の薄膜磁
気ヘッドの概略構成を示す。同図に示すように、磁気ヘ
ッド素子51は、スパイラル型の磁界発生用の薄膜コイ
ル54及び中央磁極52によって構成され、リード線5
6によって記録電流が前記薄膜コイル54に印加される
と、コイルの中心部に配置された中央磁極52から基板
55の上方に磁界が発生する。記録媒体である光磁気デ
ィスク59において、前記磁界が印加されている状態
で、且つレーザ光によりキュリー点以上に温度上昇して
いる領域では磁化反転が生じ、情報が書き込まれる。
【0003】一般に、光磁気記録用の薄膜磁気ヘッド
は、磁界発生領域が数100μmオーダーと広く、HD
D(ハードディスクドライブ)用の薄膜磁気ヘッドと異
なり、前記磁気ヘッド素子51は基板55の上面(ディ
スク摺動面)に配置される。このため、薄膜磁気ヘッド
と後段回路とを接続するためのリード線56を接合する
ボンディングペッド53も基板55の上面に配置され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記の如き
構造の薄膜磁気ヘッドにおいては、リード線56がディ
スク表面側に引き出されることとなり、リード線56と
光磁気ディスク59の接触による断線やディスク表面に
傷が付くなどの不具合が発生する恐れがある。
【0005】このような問題を解決するため、例えば特
開平2−294903号公報に開示されているように、
絶縁性部材を間に介した2つの導電部材によって基板を
形成し、夫々の導電部材の上面に薄膜コイルの各端部を
接合し、そしてリード線を導電部材の側部から引き出す
構造が知られているが、基板を積層基板で構成するため
に製造コストが高いという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、基板上に磁界発生用の薄膜コイルを有する
薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板上に形成された溝部
と、該溝部内に一部が埋設された前記薄膜コイルに信号
を印加するための導電線とを備えたことを特徴とする。
【0007】また本発明は、基板上に磁界発生用の薄膜
コイルを有する薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板上に
形成された溝部と、該溝部内面に形成されると共に前記
薄膜コイルと電気的に接続された導電性薄膜から成る接
続部と、該接続部と電気的に接続されると共に前記溝部
内に一部が埋設されて成る導電線とを備えたことを特徴
とする。
【0008】また本発明は、基板上に磁界発生用の薄膜
コイルを有する薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板の薄
膜コイルが在る面とは反対側の面に、前記薄膜コイルに
信号を印加するための導電線を備えたことを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、基板上に磁界発生用の薄膜
コイルを有する薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板に形
成された貫通孔と、前記基板の薄膜コイルの存在しない
側の面に形成されると共に前記貫通孔を介して薄膜コイ
ルと電気的に接続された導電性薄膜から成る接続部と、
該接続部と電気的に接続されると共に、前記基板の薄膜
コイルが在る面とは反対側の面に設けられた導電線とを
備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施例について詳述する。 [実施例1]先ず、図1(A)は、本発明の薄膜磁気ヘ
ッドの概観を示す斜視図、図1(B)本発明の薄膜磁気
ヘッドの要部(溝部)断面図、図1(C)は本発明の薄
膜磁気ヘッドの側断面図である。
【0011】同図に示すように、15は、幅(溝17と
直行する方向):約2mm,奥行(溝17に沿う方
向):約1.5mm,厚さ:約0.5mmのチタン酸カ
ルシウム等の非磁性材料から成る基板、11は前記基板
15上に形成された薄膜磁気ヘッド素子であって、該薄
膜磁気ヘッド素子11は、基板15の上面に形成された
パーマロイ等の高透磁率材料から成る直径:約400μ
m,厚さ:約50μmの中央磁極12と、該中央磁極1
2の周囲において、線幅:約10μmで、且つ各々11
回ずつ巻回された、銅等の高導電率材料の薄膜から成る
2層構造の薄膜コイル14とから構成されている。
【0012】尚、図示していないが、前記薄膜コイル1
4において、2層のコイルは、絶縁分離・保護のために
光硬化性樹脂の絶縁膜に覆われており、絶縁膜を含めた
薄膜コイル14の厚さは約5μmである。
【0013】次に、17,17は、前記薄膜ヘッド素子
11を挟むようにして、前記基板15上に互いに平行に
設けられた、最大幅:約300μm,深さ:約100〜
150μm,側壁の傾斜角度:約45度の溝部であり、
ダイシングマシン等により形成される。
【0014】また、13,13は、前記基板15の溝部
17,17の内壁面を亘ると共に、図示した如く、基板
15の上面まで延在した矩形状の、銅メッキ等によって
形成されたボンディングパッドであり、前記薄膜コイル
14の端部と電気的に接合されている。ボンディングパ
ッド13は、基板の上面に延びている部分の大きさは、
200〜300μm角の正方形である。
【0015】さらに、16,16は、各一端が前記ボン
ディングパッド13,13にそれぞれ超音波ボンディン
グマシン等によってボンディングされて電気的に接続さ
れると共に溝部17内に収容され、そして前記基板15
の一端から引き出された、直径:約50μmの銅線から
成るリード線である。図示していないが、該リード線1
6,16は、前記各溝17,17内において、前記ボン
ディング後に基板15の端部付近にて樹脂で固定され、
リード線16,16がディスク19側へ垂れ下がらない
ように構成されている。そして、前記溝部17,17の
深さは、前記リード線の直径よりも深く、且つボンディ
ング部分の高さ寸法と同等か、それ以上の深さに設定さ
れている。 [実施例2]図2(A)(B)に、本発明の他の実施例
における薄膜磁気ヘッドの構造を示す。35は幅:約2
mm,奥行:約1.5mm,厚さ:約125μmのポリ
イミド樹脂フィルム等の非磁性材料から成る基板であ
り、厚さを除いては、前記第1の実施例における基板と
幅及び奥行は同寸法である。
【0016】次に、31は、前記基板35上に形成され
た薄膜磁気ヘッド素子であり、第1の実施例と同様に、
基板35の上面に形成されたパーマロイ等の高透磁率材
料から成る直径:約400μm,厚さ:約50μmの中
央磁極32と、該中央磁極32の周囲において、線幅:
約10μmで、且つ各々11回ずつ巻回された、銅等の
高導電率材料の薄膜から成る2層構造の薄膜コイル34
とから構成されている。
【0017】また、38,38は、前記基板35上の磁
気ヘッド素子31の近傍において、マイクロボール盤や
レーザ加工等により形成された直径:約300μmの貫
通孔である。
【0018】また、39,39は、前記貫通孔38,3
8のその内壁側に、銅メッキ等の高導電率材料で形成さ
れた厚さ:約10μmの導電牲薄膜層であり、これら導
電牲薄膜層39,39は、プリント基板のパイアホール
形成技術を適用して容易に形成することができる。尚、
前記貫通孔の直径(約300μm)は、導電牲薄膜層3
9,39を形成する前の寸法である。
【0019】33は、前記基板35の表面に銅メッキ等
によって形成された導電性パッドであり、前記導電性薄
膜層39,39と前記薄膜コイル34の端部40,40
とを電気的に接続する。
【0020】そして、37は、前記基板35の裏面にお
いて、銅メッキ等によって形成されたボンディングパッ
ドであり、前記導電性薄膜層39と電気的に接続されて
いる。尚、図2(B)では片方しか図示されていない
が、基板35の裏面において、各導電性薄膜層39,3
9に対して電気的に接続するように設けられている。
【0021】前記導電性パッド33,33、薄膜コイル
34の端部40,40、ボンディングパッド37の寸法
は、約200〜300μm角の正方形である。
【0022】さらに36,36は、前記ボンディングパ
ッド37に対して、超音波ボンディングマシン等により
ボンディングされた、直径:約50μmの銅線から成る
リード線であり、図2(B)に示すように、前記基板3
5の裏面から引き出され、ディスク表面との接触が防止
される位置に配備されている。即ち、基板35の薄膜磁
気ヘッド素子11の設けられた面がディスクの信号記録
再生面に面し、そして前記薄膜磁気ヘッド素子11とは
反対側の面よりリード線16,16が導出されている。
【0023】この実施例では、リード線を収容するため
の溝を設ける必要がないので、最初の実施例に比べて、
基板を薄く出来るという利点がある。
【0024】
【発明の効果】以上、詳述した如く本発明に依れば、薄
膜磁気ヘッドのリード線が基板に形成された溝部内に配
備されるため、リード線とディスクとの接触によるディ
スクの損傷やリード線の断線などの事故を防止すること
ができる。そして、その製造においても、基板に溝部を
設けて、該溝部内にボンディングパッドを形成し、ボン
ディングパッドとリード線をボンディングするといった
簡単な方法で良いため、製造コストを低く抑えることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜磁気ヘッドの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例における薄膜磁気ヘッドの
構成を示す図である。
【図3】従来の薄膜磁気ヘッドの構成を示す図である。
【符号の説明】
11 磁気ヘッド素子 12 中央磁極 13 ボンディングパッド 14 薄膜コイル 15 基板 16 リード線 17 溝部 19 光磁気ディスク 31 磁気ヘッド素子 32 中央磁極 33 導電性パッド 34 薄膜コイル 35 基板 36 リード線 37 ボンディングパッド 38 貫通孔 39 導電性薄膜層 40 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田沼 俊雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高橋 誠一郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D075 AA03 CF03 CF08 5D091 AA10 CC18 CC24 HH20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に磁界発生用の薄膜コイルを有す
    る薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板上に形成された溝
    部と、該溝部内に一部が埋設された前記薄膜コイルに信
    号を印加するための導電線とを備えたことを特徴とする
    薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 基板上に磁界発生用の薄膜コイルを有す
    る薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板上に形成された溝
    部と、該溝部内面に形成されると共に前記薄膜コイルと
    電気的に接続された導電性薄膜から成る接続部と、該接
    続部と電気的に接続されると共に前記溝部内に一部が埋
    設されて成る導電線とを備えたことを特徴とする薄膜磁
    気ヘッド。
  3. 【請求項3】 基板上に磁界発生用の薄膜コイルを有す
    る薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板の薄膜コイルが在
    る面とは反対側の面に、前記薄膜コイルに信号を印加す
    るための導電線を備えたことを特徴とする薄膜磁気ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 基板上に磁界発生用の薄膜コイルを有す
    る薄膜磁気ヘッドにおいて、前記基板に形成された貫通
    孔と、前記基板の薄膜コイルの存在しない側の面に形成
    されると共に前記貫通孔を介して薄膜コイルと電気的に
    接続された導電性薄膜から成る接続部と、該接続部と電
    気的に接続されると共に、前記基板の薄膜コイルが在る
    面とは反対側の面に設けられた導電線とを備えたことを
    特徴とする薄膜磁気ヘッド。
JP11186113A 1999-06-30 1999-06-30 薄膜磁気ヘッド Withdrawn JP2001014602A (ja)

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A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040210