JP2727275B2 - 集積磁気ヘッドの製造法 - Google Patents

集積磁気ヘッドの製造法

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JP2727275B2
JP2727275B2 JP4098930A JP9893092A JP2727275B2 JP 2727275 B2 JP2727275 B2 JP 2727275B2 JP 4098930 A JP4098930 A JP 4098930A JP 9893092 A JP9893092 A JP 9893092A JP 2727275 B2 JP2727275 B2 JP 2727275B2
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は磁気記録媒体に情報を読み書き
するための集積磁気ヘッドの製造法に関する。より詳し
くは極めて小さい集積磁気ヘッドの製造法に関する。
【0002】本発明の製造法により製造され極めて小
い集積磁気ヘッドは種々の用途があるその好適例を
ディスク又はドラムの如き剛性の磁気記録媒体に情報
(文字、絵、写真、音楽、音声等を含む)を読み書きす
ることに関連して記述する。この用途においてこの極め
て小さい集積磁気ヘッドは特に有益であることが判明し
ている。
【0003】磁気記録システムの性能は磁気ヘッドと記
録媒体との距離が減少するにつれて急速に向上する。こ
の距離は『フライングハイト』(flying hei
ght)と称されている。この名称の由来は磁気ヘッド
が相対的に動く記録媒体の上方へ空気支持により支持さ
れることによる。かかるフライングハイトが減少すると
磁気記録システムの性能は急速に向上するが、同時に
気ヘッドの摩耗や破損の恐れが急速に増す。勿論この問
題は磁気ヘッドと記録媒体材料を硬度、摩擦係数、熱
伝導率などに関して適正に選択することにより軽減でき
る。また磁気ヘッドと記録媒体の界面潤滑剤を施与し
たり界面に付着する塵埃の除去に適正に注目することに
より軽減できる。
【0004】しかし、この型式の情報貯蔵システムで
は、磁気ヘッドは停止時および始動時に、必ず記録媒体
すべり接触し、その結果ある程度の摩耗が磁気ヘッド
または記録媒体のいずれかに必然的に生じる。また操作
モードでも時々磁気ヘッドは記録媒体にすべり接触し、
このすべり接触はフライングハイトが減少すると多くな
る。そして磁気ヘッドまたは記録媒体に生ずる摩耗の
度はヘッドと記録媒体との間の相対速度及び付与圧力に
依存し、これらが増すにつれて摩耗速度は増す。そして
相対速度や付与圧力がある点を越えると摩耗速度は急激
に上昇し、その結果磁気ヘッドの破損あるいは記録媒体
の記録面の損傷が発生する。
【0005】かかる摩耗を制御すること困難である理
由、特に低フライングハイトの磁気ヘッドの摩耗による
破損を制限することが困難である理由は磁気ヘッドが剛
性記録媒体に接触する設計上の予定接触面積よりも数桁
小さい接触面積で磁気ヘッドが剛性記録媒体に実際に接
触する場合が多いことである。これは磁気ヘッドが横揺
れや縦揺れをすること、あるいは記録媒体の表面に塵埃
粒子が存在することなどの如き種々の因子に起因する。
更に記録媒体の表面は完全な平面ではないという事実の
故に、記録媒体接触する磁気ヘッドの実際の接触面積
は設計上の予定接触面積より小さくなる。磁気ヘッドが
剛性記録媒体に接触することの反作用として記録媒体の
表面局部が受ける圧力すなわち局部接触圧力は、磁気ヘ
ッドにかける付与負荷一定であっても磁気ヘッドと記
録媒体とが実際に接触する面積が変ることにより変動す
る。また記録媒体の凹凸に応じて磁気ヘッドが上下する
のであるが磁気ヘッドは記録媒体に対して相対的に回転
運動をしているのでそのときの慣性力も前記局部接触圧
力に寄与する。このようにして局部接触圧力は磁気ヘッ
ドが実際に記録媒体に接触する面積が小さくなると増大
するということは容易に理解されよう。かくして、局部
接触圧力への影響は主として磁気ヘッドの寸法(空気ベ
アリング)と質量(慣性力)に大いに依存することが判
り、スライダの寸法と質量の減少により付与負荷と慣性
力を減少でき、局部接触圧力を減少させることが出来
る。
【0006】磁気ヘッドと記録媒体との間のフライング
ハイトが減少して磁気ヘッドが記録媒体に連続接触する
ようになると、記録媒体面の非平面性や磁気ヘッド
横揺れは磁気ヘッドが記録媒体に接触しているにもかか
わらず読み書きポールの先端記録媒体から分させる
原因となる。
【0007】磁気ヘッドの寸法、質量及び付与負荷を減
少するには、磁気ヘッドの空気支持の設計、即ち磁気ヘ
ッドが空気支持される面積を減少させる必要がある。従
来設計による空気支持の面積の減少に対する障壁は、ス
ライダ体、空気支持レール、及びジンバル撓曲機構を正
確に小さく作ることが困難であること、更にはスライダ
を撓曲体に正確に装着することが困難であることであ
る。これらが従来設計では実際上限界に来ている。結
局、最小寸法と質量は変換器(磁気ヘッド)、電気導体
及び支持構造体の寸法により制限される。従来設計によ
るスライダは変換器自体よりも寸法が1桁ないし2桁大
きく、また質量が3桁大きい。而して、スライダや支持
構造体を改良すれば原理的には、質量、従って局部接触
圧力を約3桁減少でき、これにより摩耗を非常に減少
し、また恐らくヘッドの崩潰の可能性を除去できる。
【0008】要するに、磁気記録媒体システムの性能の
大きい進歩は磁気ヘッドと記録媒体間の距離を減少し、
終局的に連続滑り接触まで減少することにより達成でき
る。しかし、磁気ヘッドと記録媒体間距離を単に減少す
るだけであると、他の条件が同じであれば、摩耗が増
し、損傷的摩耗の危険が大きくなる。スライダと記録媒
体との間の実際の接触面積は典型的には非常に小さく、
スライダの全体の寸法と無関係である。従ってスライダ
の寸法と質量を非常に減少すれば、付与負荷と慣性力及
び局部的接触圧力を対応的に減少することが可能にな
り、その結果摩耗が非常に減少し損傷的摩耗の危険が低
くなる。すなわちスライダの設計上の予定接触面積の減
少は、磁気ヘッドと記録媒体との距離を小さく保つこと
に役立つ。
【0009】本発明の目的は新規な磁気ヘッドの製造方
法を提供することである。
【0010】本発明の新規な磁気ヘッドの製造法は相対
的に動く記録媒体に関して情報の読み書きを行うための
集積磁気ヘッドの製造法であって、付着処理により、細
長い誘電体製可撓性体を複数の工程で形成し、この可撓
性体は蝕刻除去可能な一対の壁状により定められる幅
寸法を有し、この形成中にかかる可撓性体内に、前記形
成工程の所望の工程の間に挿入された複数の工程で、や
はり付着処理により磁気読み書きポール構造体、及びか
かるポール構造体に関連する電気コイル並びに導体手段
を形成し、前記ポール構造体は互いに直角の付着処理で
概ね形成された構成部分を有している段階を含んでいる
ことを特徴とする。
【0011】本発明の別の新規な磁気ヘッドの製造法は
相対的に動く記録媒体に関して情報の読み書きを行うた
めの集積磁気ヘッドの製造法であって、非磁性のホスト
・ウエーハの第一平坦表面に、付着処理により、細長い
誘電体製可撓性体を複数の工程で形成し、そしてこの形
成中に、前記可撓性体内に磁気ヨーク構造体と、かかる
ヨーク構造体に関連する電気コイル並びに導体手段と
を、前記可撓性体の前記形成工程の所望の工程の間に挿
入された複数の工程で、やはり付着処理により生ぜし
め、かかる可撓性体およびヨーク構造体の端面を前記第
一平坦表面に対してほぼ直角である新たに形成した第二
平坦表面において露出させ、そして、かかる第二平坦表
面に、付着処理により、前記ヨーク構造体と磁気的に結
合されている磁気読み書きポール構造体を作る段階を含
んでいることを特徴とする。
【0012】本発明の別の新規な磁気ヘッドの製造法は
相対的に動く記録媒体に関して情報の読み書きを行うた
めの集積磁気ヘッドの製造法であって、支持基体の表面
に、蝕刻可能層を作成し、かかる蝕刻可能層の上に、付
着処理により細長い誘電体製可撓性体を複数の工程で形
成し、この可撓性体の幅はその両側に沿って前記層上を
延びる蝕刻可能壁状により制限されており、かかる
状片は前記層が蝕刻可能である条件と同じ下で蝕刻可能
であり、前記可撓性体内に磁気読み書きポール構造体
と、かかるポール構造体に関連する電気コイル並びに導
体手段とを、前記可撓性体の前記形成工程の所望の工程
の間に挿入された複数の工程で、やはり付着処理により
生ぜしめ、その後、前記層および壁状片を蝕刻して前記
可撓性体を前記支持基体から自由にする段階を含んでい
ることを特徴とする。
【0013】本発明の別の新規な磁気ヘッドの製造法は
相対的に動く記録媒体に関して情報の読み書きを行うた
めの集積磁気ヘッドの製造法であって、支持基体の表面
に、蝕刻可能層を作成し、かかる蝕刻可能層の表面に、
付着処理により複数の隣接して並べられた細長い誘電体
製可撓性体を複数の工程で形成し、その一組の両側は前
記蝕刻可能層にのっておりかつその幅は隣接する別の可
撓性体との間を延びている蝕刻可能な壁状により制限
されており、前記可撓性体内に磁気読み書きポール構造
体と、かかるポール構造体に関連する電気コイル並びに
導体手段とを、前記可撓性体の前記形成工程の所望の工
程の間に挿入された複数の工程で、やはり付着処理によ
り生ぜしめ、その後、前記層および壁状片を蝕刻して個
々の前記可撓性体を前記支持基体から自由にする段階を
含んでいることを特徴とする。
【0014】本発明の別の新規な磁気ヘッドの製造法は
相対的に動く記録媒体に関して情報の読み書きを行うた
めの集積磁気ヘッドの製造法であって、付着処理によ
り、複数の隣接して並べられた細長い誘電体製可撓性体
を複数の工程で形成し、それぞれの幅は隣接する別の可
撓性体との間を延びている蝕刻可能な壁状により制限
されており、前記可撓性体内に磁気読み書きポール構造
体と、かかるポール構造体に関連する電気コイル並びに
導体手段とを、前記可撓性体の前記形成工程の所望の工
程の間に挿入された複数の工程で、やはり付着処理によ
り生ぜしめ、その後、個々の前記可撓性体を自由にする
ことに向かう一ステップとして前記壁状片を蝕刻する段
階を含んでいることを特徴とする。
【0015】本発明のこれら製造法は添付図面に関する
以下の記載から明らかになろう。
【0016】図面、特に図1に関し、20は本発明の製
造法により製造された集積磁気ヘッドである。この集積
磁気ヘッド20は全長Aが約0.762cm(約0.3
インチ)、全幅Bが約0.01524cm(約0.00
6インチ)、その長さの大部分に沿う厚さCが約0.0
0254cm(約0.001インチ)、図1の左端に隣
接した拡大部やや大きい厚さDが約0.00508c
m(約0.002インチ)である。この拡大部は集積磁
気ヘッドの磁気読み書き機能部である。
【0017】上述の特定の寸法は特に良好な性能をもた
らすものとして選択された。しかし、下に述べる範囲内
にある寸法を有する集積磁気ヘッド満足に使用でき
る。 全長A:0.508cm〜1.27cm(0.2〜0.5インチ) 全幅B:0.01016cm〜0.0508cm(4〜20ミル) 厚さC:0.0015cm〜0.0060cm(15〜60ミクロン) 厚さD:0.0020cm〜0.0065cm(20〜65ミクロン)
【0018】図1と共に図2(図1の集積磁気ヘッドの
側断面図)、図3(図1の集積磁気ヘッドの平面透視
図)を考察すると、この集積磁気ヘッドは磁気回路とし
て主ポール22、ヨーク24、後方スタッド26、及
ターンヨーク28を含む。これらは順に接続されて低
磁気抵抗の磁路を形成し、主ポール22とリターンヨー
ク28の端との間高磁気抵抗空隙30を有してい
。リターンヨーク28は好ましくはヨーク24よりも
を広くし、記録媒体32の軟磁性体下層32a(図4
参照)に対して非常に大きい磁気結合面積(低磁気抵
抗)を提供する。
【0019】に示す主ポール22の厚さは非常に
く、例えば約0.1乃至約3.5ミクロンの範囲のもの
である。本発明の集積磁気ヘッド製造方法の重要な
ヨーク24が蒸着形成される平坦面に対して実質的に直
角である平坦面において主ポール22が蒸着形成される
ということである。本発明の集積磁気ヘッド製造方法
採用することにより、前述された非常に薄い主ポール
厚み寸法を正確に制御して形成できるである。もし、
ヨーク24、スタッド26、リターンヨーク28の蒸着
形成と同時の付着処理により主ポール22を形成しよう
とすれば、それは非常に困難なのである。なぜなら、主
ポール22の厚さは非常に薄いので、付着処理に対する
マスクを作るのが困難である上に、主ポール22を高さ
方向に積み上げて行く過程でマスクの位置が少しでもず
れると主ポール22は上下につながらなくなるからであ
る。
【0020】図4を参照するに、記録媒体32は媒体の
表面に対して垂直方向に配向した高飽和保磁力の記録層
32bとその下の上記軟磁性体下層32aとを含む。集
積磁気ヘッド20に関する記録媒体32の運動方向は矢
印31で示す。図4から判る通り図2について述べた集
積磁気ヘッドは垂直記録用の磁気ヘッドである。
【0021】上記磁路を形成する部材22,24,2
6,28は細長い誘電体製可撓性体34内に埋設され
る。誘電体製可撓性体34はここでは例えば酸化アルミ
ニウムから作られる。しかし可撓性体34には二酸化ケ
イ素の如き他の可撓性体材料を使用することもできる。
【0022】上記磁路のヨーク24には後述の態様で形
成される螺旋コイル36が巻かれて誘導結合される。
のコイル36の両端はリード導体38,40を通じて結
合パッド42へ接続する。
【0023】図5を参照するに、ここには別の実施例
集積磁気ヘッド20が示されている。この集積磁気ヘッ
ド20は記録媒体32の媒体表面に対して平行に配向さ
れた磁化軸線を有する記録層に記録するための磁気ヘッ
ドである。この型のヘッドでは磁気間隙において二つの
ポール44,46を有する。これら各ポールは磁気飽和
を避けるために比較的に厚くなされている(約0.5ミ
クロンより大きい)。そしてこれらポール44,46の
下端は集積磁気ヘッド20の下側面(記録媒体の表面に
接触する面)にまで達している。
【0024】これらのポール44,46の磁気空隙4
8は非常に小さく、記録媒体32に記録された信号を読
み出す時の分解能(記録媒体のトラックに沿って隣接し
た一連の記録単位(ビットを各々区分して読み取るこ
とができる性能)非常に良好である。また逆にかかる
磁気ヘッド20は前記分解能に相応する記録線密度で記
録媒体32に記録単位(ビット)を記録できる。螺旋コ
イル56に電流を通すことにより生ぜしめられた磁束の
殆どは空隙48を横断して直接に渡るが、少しだけはみ
出して記録媒体をその記録層のみに通るようにする。こ
の理由で、空隙48をはさんでポール44,46が互い
に対向している面積を制限し、必要な量の磁束が記録媒
体32を通るようにする。ポール44,46が互いに対
向する面積が増せば、他の条件は同じとして、磁束が記
録媒体の方へはみ出す量が減ることが理解されよう。
ール44,46が互いに対向する面積を決めるポール4
6の高さすなわち喉高さは高飽和保磁力の記録媒体に記
録するための十分に高い磁界強度を与えるために空隙
の1倍又は2倍に保たれる。而して、現在の薄膜リン
グ型ヘッドでは、空隙48の寸法は約0.5ミクロンで
あり、喉高さを約1ミクロンに制限する。これにより約
7874磁束リバーサル/センチ(約20000磁束リ
バーサル/インチ)の記録線密度が可能である。記録密
度が高くなると、研磨工程で喉高さを更に厳密に制限す
ることが必要になる。
【0025】これに対し、図2に示す磁気ヘッドの空隙
30(図4参照)は比較的に大きく作られ、この空隙を
る磁束は極めて少なく、ポール22の先端から媒体3
2の記録層32bの一部を垂直に通りこの記録層の部分
を垂直に磁化し、その下の軟磁性体下層32aを通っ
て、更に記録層32bのより広範囲の部分を垂直に通っ
てリターンヨーク28に戻るのである。リターンヨーク
28に戻る磁束の磁束密度は記録層32bを垂直に磁化
するには低すぎて記録層32bに影響を与えない。
【0026】この分析から判る通り、図2に示す集積磁
気ヘッドは図5に示す集積磁気ヘッドよりも高い記録密
度で記録再生できるという大きな利点がある。なお、図
2の集積磁気ヘッドのポール22の高さは記録および
生性能に悪影響なしに約5乃至10ミクロンにできる
ただし、ポール厚さが約0.5ミクロン以下に減少す
ると、ポールの磁気飽和が問題になる
【0027】図5に示す集積磁気ヘッドもヨーク50、
後方スタッド52、及びリターンヨーク54を含み、
ーク50には図2のヨーク24と同様螺旋コイル56
巻かれている。
【0028】2又は図4に示す集積磁気ヘッドおよび
図5に示す集積磁気ヘッドにはそれぞれ満足なヘッド機
能を得るために種々の留意すべき点は他にもあるが、そ
れらの詳細は述べない。
【0029】以上図示し記述した集積磁気ヘッド20は
原子レベルの構造法とも考えられる方法により製造され
る。この集積磁気ヘッドの重要な構成要素の一つは、細
長い可撓性体である。この細長い可撓性体の材料は酸化
アルミニウム(又は他の同様無機材料)である。この
材料は小寸法の構造物になされたときに適当な弾性を有
することと構造物を一体的に保持する性質が高いことと
を特徴とする。かくしてこの材料は小寸法(マイクロメ
ータ級)、低質量(例えば約100マイクログラム)の
集積磁気ヘッドを提供するのに重要な役割を果す。何故
なら、マイクロメータ級の小寸法でも構造物を一体的に
保持する性質があり、しっかりとしていてかつその小寸
法で適当な弾性を有するからである。ここに示す構造体
は寸法と質量が顕著に減少しており、記録媒体と直接連
続滑り接触操作に使用できて実質的に損傷を生ぜしめる
摩耗をこうむらないことが判明している。
【0030】以下、図1〜図3に示す集積磁気ヘッドに
ついて本発明の製造法を述べる。
【0031】本発明の製造方法、従来の方法と基本的
に異なっている点は、集積磁気ヘッド全体(磁気回路、
これに誘導結合されたコイル、コイルに接続された引出
し導体、およびこれを担持した可撓性体)が薄膜及びホ
トリソグラフィック技術(当業者により広く知られたも
の)を利用して集積ユニットとして形成されること
る。換言すると、図1〜図3に示す集積磁気ヘッドはそ
れぞれの磁気部品、電気部品及び構造部品に応じた周知
のホトパターンニングを伴うスパッタリング、蒸着、メ
ッキ、化学蒸着、イオンビーム付着及び蝕刻など(従来
公知)の薄膜付着及び蝕刻方法を採用して原子レベルで
全構造体が本発明により作成される。
【0032】図2に示されている如き集積磁気ヘッドの
大部分は、ウエーハの上に各構成要素の材料を付着させ
ることにより図2の頂側面20aから順次作られる。主
ポール22およびこれを覆う酸化アルミニウムの端面コ
ーティングの如き他の部分は前記の大部分を形成した方
向に対して直角の方向(すなわち図2の左側)からの付
着により形成される。このように直角の方向から主ポー
ル22を付着形成することにより、厚み寸法が正確であ
ることが要求される主ポールを形成することが容易とな
るのである。
【0033】図に示される集積磁気ヘッドの全体的構
は、ある意味では薄片の可撓性体と見なされる。磁気ヨ
ーク24に図示の螺旋コイル36を巻き付ける構造体を
採用することにより、集積磁気ヘッド全体の幅が非常に
狭くなり、特に磁気ヘッドのインダクタンス並びに抵抗
と、対応する漏話感度とが減少する。可撓性体34内に
い引出し導体40を付着形成することにより、従来の
方法では必要とされた撚られた対の導体を結合する必要
性が除去される。
【0034】図6に示す四角形のウエーハ58(シリコ
ンまたはセラミック例えばチタン酸バリウムの研磨され
た平坦なウエーハ)の上に必要なパターンニングを通し
て必要な材料を蒸着、蝕刻することにより図1、図2、
図3の集積磁気ヘッド20が形成される。材料の蒸着の
ほとんどはウエーハ58の表面に向かって行われる。
【0035】図7は図6の7−7線における断面図であ
り、集積磁気ヘッド20を作るために形成され種々の
層を示す。この図の種々の層は図7のウエーハ58の上
に順次積み上げられたものである。
【0036】2に示された集積磁気ヘッド20の上面
20a(図2参照)が図7のウエーハ58の面に第1に
形成され、その上へ順次他の層が形成、れる。かくして
図2の上面20aが、図6のウエーハ58に接して先ず
第1に形成される。
【0037】その前の段階としてチタン薄膜60と銅薄
膜62がウエーハ58の上面にスパッタされる。前者6
0は付着層として役立ち、後者62は導電性電気メッキ
ベースとして役立つ。かくして銅薄膜62の上に電気メ
ッキにより銅層64厚さ約5ないし約25ミクロン
形成され、その後銅層64は滑らかな、艶出し仕上げと
して平坦に研磨される。なお、この銅層64は最終的に
は蝕刻されて、集積磁気ヘッド20をウエーハ58から
分離させるのに役立つ。
【0038】更に述べておくべき事は、集積磁気ヘッド
の複数個を縦横に隣接して並べて同時にウエーハ58上
に形成されるということである。その際、これら集積磁
気ヘッドを銅の壁状片66により縦の列に仕切る。これ
は、銅層64と協同して、完成した集積磁気ヘッドを個
々のものに分離する各集積磁気ヘッドの分離作業を非常
に簡易化する(このことについては後程更に説明す
る)。
【0039】この壁状片66は銅層64の上に設たホ
トレジストのマスクを通じて追加の銅を厚さ約6乃至1
0ミクロン(層68と層70の厚さ)までメッキする
とにより形成される。その後このマスクを剥すと、平行
な銅の壁状片66が現れる(なおこの壁状片は続くステ
ップで更に積み上げられて高くなされる)。かかる平行
な壁状片66の間隔は集積磁気ヘッドの寸法を決
め、かつ複数個の集積磁気ヘッドを最終的に個々のもの
に分離するのをたやすく行えるようにしている。
【0040】次に金の結合パッド42が約6ないし10
ミクロンの厚さまでホトレジストのマスクを通して平行
な壁状片66の間で銅層64の上にメッキされる(図6
参照)。次いでチタン付着層68を銅層64の面にスパ
ッタし、その上に酸化アルミニウム層70約6ないし
10ミクロンの厚さにまでスパッタる。その後、酸化
アルミニウム層70を壁状片66及び結合パッド42
を露出するまで研磨して、滑らかな平坦面にする。
【0041】次に、チタン付着層72とメッキベース7
4をこの面にスパッタし、その上に約2ないし4ミクロ
ンの銅をメッキする。これにより前記螺旋コイル36の
半ターン部76と、引出し前記導体38,40を形
し、かつ壁状片66の高さを増す。次いで前記螺旋コイ
ル36の半ターン部76の両端の上に電気接続部78を
形成しかつ更に壁状片66の高さを増す。次いで必要な
面にチタン付着層80を面にスパッタした後、導体3
8,40、電気接続部78、及び半ターン部76を埋設
すべく酸化アルミニウム8をスパッタする。その後、
酸化アルミニウム層82を平坦にラップ仕上し、研磨し
て電気接続部78と壁状片66を露出させる。
【0042】これに続いて、酸化アルミニウム層82の
必要な面(ヨーク24が形成される面)にチタン付着層
84及びニッケル鉄メッキベース86をスパッタする。
その後、強い磁界の存在のもとにニッケル鉄メッキ8
を約2ないし約3ミクロンの厚さに電気メッキして横方
向の磁化容易軸線を持つ前記ヨーク24を形成する。
の後再び電気接続部78及び壁状片66の高さを増す。
【0043】集積磁気ヘッド20の磁気構成要素は、例
えばコバルト−鉄、コバルト−ジルコニウム、鉄−窒化
物などから、種々の他の付着手段、例えばスパッタリン
グ、蒸着、化学蒸着などにより作ることができる。
【0044】前記ヨーク24の後方の端部においてニッ
ケル鉄層を追加して前記後方スタッド26のベースを形
成する。その後、再び電気接続部78及び壁状片66の
高さを増す。そして約6ないし約8ミクロンの酸化アル
ミニウムの材料92をスパッタして前記ヨーク24や電
気接続部78および壁状片66を埋め、そしてラップ仕
上げし、研磨して平面とし、電気接続部78、後方スタ
ッド26及びストリップ66を露出する。このように
化アルミニウムから形成される可撓性体34の厚さは付
着で漸増するが、可撓性体の幅は壁状片66の間隔によ
り制限され規定されることに注目すべきである。
【0045】露出された壁状片66の上に約2ないし約
4ミクロンの銅がメッキされ、同時に前記の露出された
電気接続部78を食い違いに接続するもう一つの半ター
ン98を形成して螺旋コイルの形成を完了する。一方
20ないし約30ミクロンのニッケル−鉄層100が磁
界内でメッキされて後方スタッド26を形成する。また
一方壁状片66の高さを増す。その後に約35ないし約
40ミクロンの酸化アルミニウムの材料101が面に
スパッタされる。この酸化アルミニウム101の面は再
びラップ仕上げされ、平坦に研磨されて後方スタッド2
6と壁状片66を露出させる。酸化アルミニウムの材料
101の必要な面(リターンヨーク28に対応する面)
チタン付着層102とニッケル−鉄メッキベース10
4がスパッタされる。このメッキベースを通じて厚さ約
2ないし約4ミクロンのニッケル−鉄フィルム106を
適当な磁界のもとでメッキさせ、前記リターンヨーク2
8を形成する。約15ないし20ミクロンのニッケル−
鉄層108が壁状片66の上にメッキされる。層10
2,104の露出部域は蝕刻され、約15ないし約20
ミクロンの酸化アルミニウム層110がスパッタされ、
次いで平坦にラップ仕上げされて壁状片66を露出させ
る。最後に酸化アルミニウムの面をホトレジストマスク
を通じて約10ないし約15ミクロンの深さに蝕刻し、
これにより空隙30の区域に厚み増大部またはのある
可撓性体34の厚さを規定する。この蝕刻ステップによ
壁状片66の側部が一部露出する。
【0046】以上述べた通り図7のウエーハ58の
に、付着処理により、細長い誘電体製可撓性体を複数の
工程で形成する。この形成の間に、その誘電体製可撓性
体の中に、磁気ヨーク及びこの磁気ヨークのまわりに巻
かれて磁気ヨークに磁気結合される電気コイル並びに
イルのための引出し導体を、付着処理により、複数の工
程で形成する。
【0047】深さ約50ないし約100ミクロン、幅約
100ないし約150ミクロンの切欠112を多数平
行にウエーハ58の裏面に形成する。これらは図11に
示す如く、結合パッド42に対向している。この切欠溝
112は壁状片66の縦方向に対して直角になってい
る。この溝に平行にかつこの溝においてウエーハ58
鋸でカットする。このカットは図8に114で示す如く
ヨーク24の端を露出させるが、隣りの集積磁気ヘッ
ドのパッド42は露させない。かくして、集積磁気ヘ
ッドを横に並べて多数有するウエーハの細長いバー11
6が得られる。このバー116の縦方向の両側面は今ま
で述べて来たウエーハ58の面に対してほぼ直角であ
る。この両側面の一方の面においてヨーク24の前端が
露出している。そしてこれから述べるが、この面に付着
処理が行われて主ポール22を生ぜしめる。この付着処
理のためにバー116はヨーク24の端が露出され、
固定治具118の面と同じ平面になるように固定治具1
18中に組立てられ(図9、図10参照)、エポキシ1
20により、保持される。エポキシ120は前記切欠
112を充填する。
【0048】この組立体の面(すなわちヨーク24の前
端が露出されているバー116の側 面を多数含む)は次
いでラップ仕上げされ、平坦に研磨される。洗浄後に、
高い飽和磁気を有する軟磁性体122(図12、図13
参照)が所望の厚さにスパッタされる。なお図12の矢
印124で示す如く磁化容易軸線がバー116の長さと
平行になるように強い磁界の存在のもとにスパッタされ
る。軟磁性体122好ましくはイオンミリング(io
n milling)によりスパッタされる。この軟磁
性体122はヨーク24の露出端に接合され前記ポール
22を形成する。その後、厚さ約2ないし約4ミクロン
の酸化アルミニウムの不動態化層126が面にスパッタ
される。次いで固定治具118は溶液に浸漬され、エポ
キシ120を溶解しバー116を自由にする。次いでバ
蝕刻浴に浸漬壁状片6及び可撓性体34の下
の銅層64を溶かす。これにより個々の集積磁気ヘッド
の形成を完了する。それ故、理解される通り、壁状片
6は可撓性体34の横寸法を規定する機能ばかりでな
く、最終的に集積磁気ヘッド20を個々に自由にする横
方向分離を容易にする機能をも有する。
【0049】最後に、ならし運転による研摩仕上げはポ
ール22の先端を露出するのに役立つ。
【0050】本発明の他の実施例として、図14を参照
するに、個々に独立的に撓むことができる集積磁気ヘッ
ドのマルチヘッド列128が断片的に示されている。こ
のマルチヘッド列における集積磁気ヘッドの各々は、共
通支持ベース128dにより互いに機械的に接合されて
いる以外、図1又は図5に示す構造体と同じ内部構造を
有する。
【0051】共通支持ベース128dがマルチヘッド列
128に含まれるようにホトパターニングが考慮される
点を除き、個々に採用される製造技術は上記のものと実
質的に同じである。
【0052】非常に小さな集積磁気ヘッド並びにかかる
集積磁気ヘッドのマルチヘッド列の製造法がここに開示
されたことは明らかである。この製造法は損傷的摩耗を
生ぜしめることなく記録媒体の面に連続的にすべり接触
する集積磁気ヘッドを効果的に製造するのを可能にして
いるのである。
【0053】本発明の方法により製造された集積磁気ヘ
ッドは、勿論、その質量が非常に僅かであるということ
が一つのキーポイントである。これまで述べた実施例の
各々において、同等の磁気材料の体積(説明した構造寸
法から計算したもの)が約1.5ミリグラムの重さを与
え、かつ導体の構造を作り上げる銅の体積(同様に計算
されたもの)が約30マイクログラムを与える。質量に
対するこれら寄与、および先に説明した寸法の範囲を考
慮すると、そして立方センチメートルにつき約4グラム
の知られた密度を各々有する同等の、提示された誘電体
材料では、提示された集積磁気ヘッドの最も小さなもの
の全質量は約60マイクログラムであり、その最も大き
なものの全質量は約1.5ミリグラムである。
【0054】本発明の方法を図4に示す型のヘッドと
5に示す型のヘッドの製造について、また第14図に示
マルチヘッド列モデルの製造について示したが、本発
明の精神から逸脱することなく他の変化例が可能であ
る。また本発明の範囲内で他の材料及び付着及びパター
ニング処理を採用できることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による集積磁気ヘッドを僅かに斜
めにして底面側から見た図である。
【図2】図2は図1の集積磁気ヘッドの拡大縦断面図で
あり、この集積磁気ヘッドは記録媒体の表面に対して垂
直方向に配向した磁化方向を有する記録層のためのもの
を示す。
【図3】図3は図2の集積磁気ヘッドを底面から見た平
面図である。
【図4】図4は図1乃至図3の集積磁気ヘッドとこれに
対して相対的に動く記録媒体(ディスク)の磁気層との
磁気相互作用を説明するための図である。
【図5】図5は図2と同様の拡大縦断面図であるが、図
2とは異なり、この集積磁気ヘッドは記録媒体の表面に
対して平行に配向した磁化方向を有する記録層のための
ものを示す。
【図6】図6は図2の集積磁気ヘッドを複数個製造する
初期の段階を示す平面である。
【図7】図7は図6の矢視7−7から見た断面図で、一
つの集積磁気ヘッドの横断面の構造を示す。
【図8】図8は、図7の如く形成された積層構造体に更
に直角方向の磁気ポールを形成すべく、図6のウエーハ
を複数のバーに切断して、磁気ヨークの端を切り出した
状態を示す。
【図9】図9は図8で切断された複数のバーをその磁気
ヨークの端が同一の平面に来るように並べて保持する固
定治具を示す。
【図10】図10は図9の縦断面を示す。
【図11】図11は図8の如くバーに切断する前に、ウ
エーハの裏面に切欠溝を施すことを示す。
【図12】図12は図9の如く保持された状態で磁気ヨ
ークの端に直角に磁気ポールを形成した状態を示す拡大
図である。
【図13】図13は図12を横から見た図である。
【図14】図14は最終段の集積磁気ヘッドを示すが、
複数の集積磁気ヘッドが共通支持ベースで接続されてい
る状態を示す図である。
【符号の説明】
20 集積磁気ヘッド 22 磁気ポール 24 磁気ヨーク 34 誘電体製可撓性体 36 螺旋コイル 58 ウエーハ 66 壁状片

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に動く記録媒体(32)に関して
    情報の読み書きを行うための集積磁気ヘッド(20)の
    製造法であって、この製造法は: 付着処理により細長い誘電体製可撓性体(34)を複数
    の工程で形成し、この可撓性体は蝕刻除去可能な一対の
    壁状(66)により定められる幅寸法を有し、この形
    成中にかかる可撓性体(34)内に、前記形成工程の所
    望の工程の間に挿入された複数の工程で、やはり付着処
    理により磁気読み書きポール構造体(22;44,4
    6)、及びかかるポール構造体(22;44,46)に
    関連する電気コイル並びに導体手段(36,38,4
    0,42;56)を形成し、前記ポール構造体は互いに
    直角の付着処理で概ね形成された構成部分を有している
    段階を含んでいることを特徴とする集積磁気ヘッドの製
    造法。
  2. 【請求項2】 前記可撓性体(34)はスパッタされた
    酸化アルミニウムから形成される請求項1記載の集積磁
    気ヘッドの製造法。
  3. 【請求項3】 全長約0.508〜1.27cm(0.
    2ないし0.5インチ)の範囲、全幅約0.01016
    〜0.0508cm(4ないし20ミル)の範囲、厚み
    約15ないし約65ミクロンの範囲、質量が約1.5ミ
    リグラムより小である最終のユニットが得られる請求項
    1又は2記載の集積磁気ヘッドの製造法。
  4. 【請求項4】 磁気読み書きポール構造体(22;4
    4,46)はプローブ型構造体(図2)の形態をとる最
    終のユニットが得られる請求項1又は2記載の集積磁気
    ヘッドの製造法。
  5. 【請求項5】 磁気読み書きポール構造体(22;4
    4,46)はリング型構造体(図5)の形態をとる最終
    のユニットが得られる請求項1又は2記載の集積磁気ヘ
    ッドの製造法。
  6. 【請求項6】 相対的に動く記録媒体(32)に関して
    情報の読み書きを行うための集積磁気ヘッド(20)の
    製造法であって、この製造法は非磁性のホスト・ウエー
    ハ(58)の第一平坦表面に、付着処理により細長い誘
    電体製可撓性体(34)を複数の工程で形成し、そして
    この形成中に、前記可撓性体(34)内に磁気ヨーク構
    造体(24,28;50,54)と、かかるヨーク構造
    体(24,28;50,54)に関連する電気コイル並
    びに導体手段(36,38,40,42;56)とを、
    前記可撓性体(34)の前記形成工程の所望の工程の間
    に挿入された複数の工程で、やはり付着処理により生ぜ
    しめ、 かかる可撓性体(34)およびヨーク構造体(24,2
    8;50,54)の端面を前記第一平坦表面に対してほ
    ぼ直角である新たに形成した第二平坦表面において露出
    させ、そして、 かかる第二平坦表面に、付着処理により、前記ヨーク構
    造体(24,28;50,54)に関連する磁気的に結
    合された磁気読み書きポール構造体(22;44,4
    6)を作る段階を含んでいることを特徴とする集積磁気
    ヘッドの製造法。
  7. 【請求項7】 前記可撓性体(34)はスパッタされた
    酸化アルミニウムから形成される請求項6記載の集積磁
    気ヘッドの製造法。
  8. 【請求項8】 前記可撓性体(34)はスパッタされた
    二酸化ケイ素から形成される請求項6記載の集積磁気ヘ
    ッドの製造法。
  9. 【請求項9】 全長約0.508〜1.27cm(0.
    2ないし0.5インチ)の範囲、全幅約0.01016
    〜0.0508cm(4ないし20ミル)の範囲、厚み
    約15ないし約65ミクロンの範囲、質量が約1.5ミ
    リグラムより小である最終のユニットが得られる請求項
    6,7又は8記載の集積磁気ヘッドの製造法。
  10. 【請求項10】 磁気読み書きポール構造体(22;4
    4,46)はプローブ型構造体(図2)の形態をとる最
    終のユニットが得られる請求項6記載の集積磁気ヘッド
    の製造法。
  11. 【請求項11】 磁気読み書きポール構造体(22;4
    4,46)はリング型構造体(図5)の形態をとる最終
    のユニットが得られる請求項6記載の集積磁気ヘッドの
    製造法。
  12. 【請求項12】 相対的に動く記録媒体(32)に関し
    て情報の読み書きを行うための集積磁気ヘッド(20)
    の製造法であって、この製造法は支持基体(58)の表
    面に、蝕刻可能層(64)を作成し、 かかる蝕刻可能層(64)の上に、付着処理により細長
    い誘電体製可撓性体(34)を複数の工程で形成し、こ
    の可撓性体の幅はその両側に沿って前記層(64)上を
    延びる蝕刻可能壁状(66)により制限されており、
    かかる壁状片(66)は前記層(64)が蝕刻可能であ
    る条件と同じ条件下で蝕刻可能であり、 前記可撓性体(34)内に磁気読み書きポール構造体
    (22;44,46)と、かかるポール構造体(22;
    44,46)に関連する電気コイル並びに導体手段(3
    6,38,40,42;56)とを、前記可撓性体(3
    4)の前記形成工程の所望の工程の間に挿入された複数
    の工程で、やはり付着処理により生ぜしめ、 その後、前記層(64)および壁状片(66)を蝕刻し
    て前記可撓性体(34)を前記支持基体(58)から自
    由にする段階を含んでいることを特徴とする集積磁気ヘ
    ッドの製造法。
  13. 【請求項13】 前記層(64)および壁状片(66)
    は銅の付着を含む諸工程により生ぜしめられる請求項1
    2記載の集積磁気ヘッドの製造法。
  14. 【請求項14】 相対的に動く記録媒体(32)に関し
    て情報の読み書きを行うための集積磁気ヘッド(20)
    の製造法であって、この製造法は支持基体(58)の表
    面に、蝕刻可能層(64)を作成し、 かかる蝕刻可能層(64)の表面に、付着処理により、
    複数の隣接して並べられた細長い誘電体製可撓性体(3
    4)を複数の工程で形成し、その一組の両側は前記蝕刻
    可能層(64)にのっておりかつその幅は隣接する別の
    可撓性体(34)との間を延びている蝕刻可能な壁状
    (66)により制限されており、 前記可撓性体(34)内に磁気読み書きポール構造体
    (22;44,46)と、かかるポール構造体(22;
    44,46)に関連する電気コイル並びに導体手段(3
    6,38,40,42;56)とを、前記可撓性体(3
    4)の前記形成工程の所望の工程の間に挿人された複数
    の工程で、やはり付着処理により生ぜしめ、 その後、前記層(64)および壁状片(66)を蝕刻し
    て個々の前記可撓性体を前記支持基体(58)から自由
    にする段階を含んでいることを特徴とする集積磁気ヘッ
    ドの製造法。
  15. 【請求項15】 前記層(64)および壁状片(66)
    は銅の付着を含む処理により生ぜしめられる請求項14
    記載の集積磁気ヘッドの製造法。
  16. 【請求項16】 相対的に動く記録媒体(32)に関し
    て情報の読み書きを行うための集積磁気ヘッド(20)
    の製造法であって、この製造法は付着処理により複数の
    隣接して並べられた細長い誘電体製可撓性体(34)を
    複数の工程で形成し、それぞれの幅は隣接する別の可撓
    性体(34)との間を延びている蝕刻可能な壁状(6
    6)により制限されており、 前記可撓性体(34)内に磁気読み書きポール構造体
    (22;44,46)と、かかるポール構造体(22;
    44,46)に関連する電気コイル並びに導体手段(3
    6,38,40,42;56)とを、前記可撓性体(3
    4)の前記形成工程の所望の工程の間に挿入された複数
    の工程で、やはり付着処理により生ぜしめ、 その後、個々の前記可撓性体(34)を自由にすること
    に向かう一ステップとして前記壁状片(66)を蝕刻す
    る段階を含んでいることを特徴とする集積磁気ヘッドの
    製造法。
  17. 【請求項17】 前記壁状片(66)は銅の付着を含む
    処理により生ぜしめられる請求項16記載の集積磁気ヘ
    ッドの製造法。
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