JPH09305115A - ホログラムラベル紙とその製造方法 - Google Patents

ホログラムラベル紙とその製造方法

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JPH09305115A
JPH09305115A JP12449596A JP12449596A JPH09305115A JP H09305115 A JPH09305115 A JP H09305115A JP 12449596 A JP12449596 A JP 12449596A JP 12449596 A JP12449596 A JP 12449596A JP H09305115 A JPH09305115 A JP H09305115A
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JP
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layer
hologram
vapor deposition
resin sheet
resin
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JP12449596A
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Takeshi Takahara
健 高原
Masanobu Okamura
正信 岡村
Akira Watanabe
晃 渡邉
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂シートに形成されたレリーフ型ホログラム
の微細な凹凸を消失させることなく、樹脂シートの安定
した剥離性が得られ、しかも回収して再利用される容器
からの洗浄剥離を容易としたホログラムラベル紙とそれ
を製造する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】表面にレリーフ型ホログラムが形成された
樹脂シートのホログラム形成面に、金属反射層、アルカ
リ可溶性の接着剤層、紙質基材と積層して得られた積層
シートから樹脂シートのみを剥離させて成り、前記樹脂
シート上に、物理蒸着法によって金属反射層との親和性
の低い材料から成る剥離性蒸着層を形成した後、前記金
属反射層、アルカリ可溶性の接着剤層、紙質基材を順次
積層させ、得られた積層シートの剥離性蒸着層と金属反
射層との界面で剥離させて成ることを特徴とするホログ
ラムラベル紙とその製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレリーフ型ホログラ
ムが形成されたラベルの製造方法に関する。更に詳しく
は、回収して再利用される容器に貼り付けられた場合
に、アルカリ洗浄液によって、容易にラベルの洗浄剥離
ができるホログラムラベル紙とその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レリーフ型ホログラムは光の干渉縞を凹
凸形状にて記録したものである。一般的に感光性樹脂の
表面にホログラムの凹凸形状を記録させ、この凹凸形状
をメッキ等により型取りして、レリーフ型ホログラムス
タンパーを得る。このスタンパーを例えば、熱可塑性樹
脂の表面に押し付けることで大量にレリーフ型ホログラ
ムシートが複製することができる。
【0003】前記レリーフ型ホログラムシートのホログ
ラム形成面に金属反射層を設け、さらに接着剤を介して
紙質基材と貼り合わせることでホログラムラベル紙を製
造することができる。
【0004】しかしながら、回収し、再利用される容器
に使用されるラベルは回収後にアルカリ洗浄液等によっ
て洗浄剥離されなければならないため、前記構成のホロ
グラムラベル紙ではレリーフ型ホログラムシートを形成
する熱可塑性樹脂に一般的にアルカリ可溶性がないの
で、容器をアルカリ洗浄液に浸漬してもラベル外層のレ
リーフ型ホログラムシートが妨げとなって、ラベルの洗
浄剥離に長時間を要するという問題点があった。
【0005】この問題を解決するために、特開平7−1
21109号公報の発明では、図4に示すように、溶融
押出成形機を利用して製造された表面にレリーフ型ホロ
グラムが形成された、乾燥時の表面張力が33dyn/
cm以下の樹脂シート10のホログラム形成面に金属反
射層12、アルカリ可溶性の接着樹脂層13を順次、積
層し、次いで紙質基材14と貼り合わせ、その後、前記
樹脂シート10を剥離させて得るホログラムラベルの製
造方法が開示されている。
【0006】この方法によれば、紙質基材14と貼り合
わせた後、アルカリ洗浄の妨げとなる樹脂シート10を
剥離してしまうため、構成としてアルカリ可溶性の金属
反射層12と接着樹脂層13およびアルカリ液を浸透す
る紙質基材14から成るので容器からのラベルの洗浄剥
離が容易に行なえるものであった。この方法では樹脂シ
ート10を剥離しても、残された金属反射層12がホロ
グラムの凹凸形状を記録しているため、ホログラムの装
飾効果が消失することはない。また、樹脂シート10表
面へのレリーフ型ホログラムの成形に溶融押出成形機を
利用しているので高速かつ連続的にレリーフ型ホログラ
ムシートを製造することができ、生産効率に優れるとと
もに、溶融押出成形法によって成形されたホログラムは
装飾効果が極めて優れているという特徴を有している。
さらに、前記製造方法によれば、剥離させた樹脂シート
10が再利用可能であり、樹脂シート10のホログラム
形成面に改めて金属反射層12、アルカリ可溶性の接着
樹脂層13を順次、積層し、紙質基材14と貼り合わせ
ることにより再び、ホログラムラベル1を得ることがで
きるといった経済的にも優れた特徴を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ホログラ
ムラベルの製造方法の場合、樹脂シート10と金属反射
層12との剥離性を樹脂シート10の表面張力の作用に
依存しているのため、常に安定した剥離性を得るのが難
しく、やや生産性の面で劣るという問題がある。また、
安定した剥離性を得るために図5に示すように、樹脂シ
ート10のホログラム形成面上に、金属反射層12に対
して剥離性を有する層(剥離層50)を設けた後、前記
剥離層50の上に金属反射層12等を積層したとして
も、一般的に剥離層50は、剥離させたい層に応じて各
種材料を塗料化して形成するために、樹脂シート10表
面に形成されたホログラムの微細な凹凸が剥離層50に
よって埋められてしまい、剥離層50と金属反射層12
との界面で剥離させても金属反射層12にはホログラム
の凹凸が形成されないという問題点がある。
【0008】本発明は以上のような状況を鑑みてなされ
たもので、樹脂シート10に形成されたレリーフ型ホロ
グラムの微細な凹凸を消失させることなく、樹脂シート
10の安定した剥離性が得られ、しかも回収して再利用
される容器からの洗浄剥離を容易としたホログラムラベ
ル紙とそれを製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために考えられたものであり、請求項1記載の発
明は、表面にレリーフ型ホログラムが形成された樹脂シ
ートのホログラム形成面に、金属反射層を設け、アルカ
リ可溶性の接着剤層を介して、紙質基材と積層して得ら
れた積層シートから樹脂シートのみを剥離させて成るホ
ログラムラベル紙において、前記樹脂シート上に、物理
蒸着法によって金属反射層との親和性の低い材料から成
る剥離性蒸着層を形成した後、前記金属反射層、アルカ
リ可溶性の接着剤層、紙質基材を順次積層させ、得られ
た積層シートの剥離性蒸着層と金属反射層との界面で剥
離させて成ることを特徴とするホログラムラベル紙であ
る。請求項2記載の発明は、前記剥離性蒸着層が、透明
無機化合物であることを特徴とする請求項1記載のホロ
グラムラベル紙である。請求項3記載の発明は、樹脂シ
ートを剥離した後の金属反射層上に、プライマー層、イ
ンキによる印刷層、ワニスによるオーバーコート層が順
次、設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の
何れかに記載のホログラムラベル紙である。また、製造
方法として、請求項4記載の発明は、表面にレリーフ型
ホログラムが形成された樹脂シートのホログラム形成面
に、金属反射層を形成し、アルカリ可溶性の接着剤層を
介して、紙質基材と積層した後、得られた積層シートか
ら樹脂シートのみを剥離させて成るホログラムラベル紙
を製造する方法において、前記樹脂シート上に、物理蒸
着法によって金属反射層との親和性の低い材料から成る
剥離性蒸着層を形成した後、前記金属反射層、アルカリ
可溶性の接着剤層、紙質基材を順次積層させ、得られた
積層シートの剥離性蒸着層と金属反射層との界面で剥離
させることを特徴とするホログラムラベル紙の製造方法
である。請求項5記載の発明は、前記剥離性蒸着層が、
透明無機化合物であることを特徴とする請求項4記載の
ホログラムラベル紙の製造方法である。請求項6記載の
発明は、樹脂シートのホログラム形成面に、コロナ放電
処理、イオンボンバード処理、プラズマ処理などの乾式
の表面処理を行なった後、剥離性蒸着層を形成すること
を特徴とする請求項4乃至請求項5記載の何れかのホロ
グラムラベル紙の製造方法である。請求項7記載の発明
は、樹脂シートを剥離した後の金属反射層上に、プライ
マー層、インキによる印刷層、ワニスによるオーバーコ
ート層が順次、設けることを特徴とする請求項4乃至請
求項6記載の何れかのホログラムラベル紙の製造方法で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面を参照
して説明する。図1は、本発明のホログラムラベル紙の
製造方法の一例を工程順に示す説明図であって、図1に
示したように、本発明にかかるホログラムラベル紙1
は、表面にレリーフ型ホログラムが形成された樹脂シー
ト10のホログラム形成面上に、剥離性蒸着層11、金
属反射層12、アルカリ可溶性の接着剤層13を順次積
層し、紙質基材14と貼り合わせた後、剥離性蒸着層1
1と金属反射層12との間で剥離させることで得られ
る。
【0011】樹脂シート10は、ホログラムラベル紙1
へホログラムを形成させるための媒体であり、表面にレ
リーフ型ホログラムを有している。この樹脂シート10
の表面にレリーフ型ホログラムを形成させる方法として
は、例えば、押出成形法により溶融押出成形機から押し
出された樹脂にレリーフ型ホログラムスタンパ−を押圧
する方法が挙げられる。すなわち、図2に示すように溶
融押出成形機20のT−ダイ21から押し出された樹脂
10’をT−ダイ直後に配置された冷却ロール22とニ
ップロール23との間で押圧しながら冷却する。冷却ロ
ール22にはレリーフ型ホログラムスタンパー24が装
着されており、押圧によって樹脂表面にレリーフ型ホロ
グラムスタンパー24の微細な凹凸が正確に転写され、
巻取りロール26にて巻取られる。この結果、図1に示
したような、表面にレリーフ型ホログラムを形成した樹
脂シート10を連続的に得ることができる。
【0012】この場合、樹脂シート10を形成する樹脂
としては溶融押出成形できるとともに、冷却ロール22
に装着されたレリーフ型ホログラムスタンパー24の微
細な凹凸を精度良く再現できることが好ましい。このよ
うな樹脂としてはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレ
ン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−アクリル酸エス
テル共重合樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂、
エチレンーメタクリル酸エステル共重合樹脂等が例示で
きる。また、厚みは、加工性の点で10〜500μmが
好ましい。
【0013】また、樹脂シート10は積層されたシート
であっても良く、すなわち、表面にレリーフ型ホログラ
ムが形成された樹脂層とそれを支持する支持体とで構成
されていてもよい。このような樹脂シート10を形成す
る方法としては例えば、図3に示すように溶融押出成形
機20のT−ダイ21から押し出された樹脂10’を、
走行する支持体27と積層するとともに、T−ダイ21
直後に配置された、表面にレリーフ型ホログラムスタン
パー24が装着された冷却ロール22とニップロール2
3との間で押圧しながら冷却する。押圧によって、樹脂
表面にレリーフ型ホログラムスタンパー24の微細な凹
凸が正確に転写され、巻取りロール26にて巻取られ
る。この結果、支持体27と表面にレリーフ型ホログラ
ムが形成された樹脂層28で構成される積層樹脂シート
10を連続的に得ることができる。
【0014】支持体27としてはポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリスチレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、セロファン、ナイロンフィル
ム等が使用できるが、寸法安定性、耐熱性、加工性、経
済性、強靭性等の点から、二軸延伸されたポリエステル
フィルム、あるいは二軸延伸されたポリプロピレンフィ
ルムが最も好ましい。支持体の厚みとしては6〜30μ
m程度が好ましい。
【0015】また、支持体27上にT−ダイより押し出
された樹脂10’を積層する際に、両者の接着性を向上
させるために、必要に応じて支持体27の樹脂積層面に
予め、アンカーコート層を設けても良い。アンカーコー
ト層としてはポリブタジエン系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、アルキルチタネート樹脂、ポリエチレンイミン系樹
脂等を一般的に用いることができる。
【0016】その他の例としては支持体27上に、レリ
ーフ型ホログラム形成用の樹脂28を適当な溶剤にてワ
ニス化したものをグラビアコート、ロールコート、ブレ
ードコート等の方法で塗布、乾燥させた後、前記レリー
フ型ホログラム形成用樹脂層とレリーフ型ホログラムス
タンパー24を重ね合わせて、熱プレス装置等によって
加熱加圧を行なうことによってレリーフ型ホログラム形
成用樹脂層にレリーフ型ホログラムを形成することによ
っても、表面にレリーフ型ホログラムが形成された積層
樹脂シート10を得ることができる。
【0017】この場合に利用されるレリーフ型ホログラ
ム形成用の樹脂28としてはセルロース樹脂、ウレタン
樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂等が例示されるが、
支持体27との接着力、レリーフ型ホログラムを形成す
る際の成形性等の観点から、ポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオール、アクリルポリオールから成る
ポリオール成分を主剤とし、イソシアネート基を持つプ
レポリマー成分を硬化剤とした二液反応型ウレタン樹脂
が最も好ましい。なお、この際のレリーフ型ホログラム
形成用樹脂28の厚みは0.5〜5.0μm程度であれ
ばよい。
【0018】次に、前記表面にレリーフ型ホログラムが
形成された樹脂シート10のレリーフ型ホログラム形成
面に剥離性蒸着層11を積層させる。剥離性蒸着層11
は真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティン
グ法などの物理蒸着法によって形成する。このように物
理蒸着法によって剥離性蒸着層11を形成することで剥
離性蒸着層11の表面には樹脂シート10に形成されて
いるレリーフ型ホログラムに従って微細な凹凸形状が形
成されることとなる。剥離性蒸着層11の厚みとしては
100〜10000Å、好ましくは200〜4000Å
が望ましい。
【0019】また、剥離性蒸着層11は本発明の最終工
程において、アルカリ洗浄の際に妨げとなる樹脂シート
10を安定的に剥離させるために、金属反射層12との
良好な剥離性を有する材料から形成される必要がある。
このような剥離性蒸着層11を形成する材料としては真
空蒸着法、スパッタリング、イオンプレーティング等の
物理蒸着法によって薄膜を形成でき、かつ金属反射層1
2と親和性の低い材料同士を選択する必要がある。例え
ば、酸化チタン、酸化錫、酸化珪素、酸化インジウム、
酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫化
亜鉛、硫化カドミニウム等の透明無機化合物が好適であ
る。
【0020】さらにまた、剥離性蒸着層11を積層する
樹脂シート10のホログラム形成面には予め、剥離性蒸
着層11との密着性を向上させるため、コロナ放電処
理、イオンボンバード処理、プラズマ処理等の乾式の表
面処理を施してもよい。樹脂シート10と剥離性蒸着層
11との密着度が、剥離性蒸着層11と金属反射層12
との密着度よりも充分に高くないと本発明の最終工程に
おいて、樹脂シート10を剥離するにあたって、剥離性
蒸着層11と金属反射層12との界面のみにおいてだけ
でなく、樹脂シート10と剥離性蒸着層11との界面で
も剥離が生じ、所望のホログラムラベル紙1が得られな
くなる虞があるためである。そのため、好ましくは、上
記処方によって、樹脂シート10のホログラム形成面の
表面張力は40dyn/cm以上に調整しておくことが
望ましい。
【0021】次に、剥離性蒸着層11の上に金属反射層
12を積層させる。金属反射層12は、樹脂シート10
を剥離した後に得るホログラムラベル紙1において、ホ
ログラム形成面を構成するものである。そのため、金属
反射層12を形成する材料としてはホログラムを明瞭化
させ、その装飾効果を引き出すために、表面反射率の高
い金属が好ましい。例えば、アルミニウム、金、銀、
銅、錫およびこれらの金属を含む合金を使用することが
できる。
【0022】金属反射層12の形成は前記材料を用い
て、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レーティング法等の物理蒸着法によって設けることが可
能である。この際の厚みとしては100〜10000
Å、好ましくは200〜4000Åであることが適当で
ある。
【0023】次に、金属蒸着層12の上に接着剤層13
を積層させる。接着剤層13は、容器等からホログラム
ラベル紙1をアルカリ洗浄液による剥離が容易に行なえ
るようにアルカリ可溶なものである必要があり、また、
剥離性蒸着層11と金属反射層12との界面で良好な剥
離を生じさせるために金属反射層12および紙質基材1
4と充分な接着性を示す必要があると共に、さらに樹脂
シート10に形成されたレリーフ型ホログラムの凹凸を
消失させないために樹脂シート10に用いた樹脂の軟化
点温度以下で貼り合わせることが可能な性能を有してい
る必要がある。
【0024】このような接着剤層13としてはポリエス
テルウレタンやポリエーテルウレタンまたはアクリルウ
レタン等のポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アク
リル酸樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン
−アクリル酸共重合樹脂、アクリル酸エステル−アクリ
ル酸共重合樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂、アイオノマー樹脂、塩素化ポリプロピレ
ン樹脂、セルロース誘導体、ロジンエステル樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等の一種または二種以
上を用いることができる。また、これら以外にも前記性
能を有するものであれば任意の樹脂が使用可能であり、
金属反射層12および紙質基材14の種類によって適切
な材料を選択して用いればよい。
【0025】接着剤層13は前記樹脂を適当な溶媒にて
塗料化する等して、グラビアコーティング、ロールコー
ティグ、スクリーンコーティング、ブレードコーティン
グ、あるいは押出しコーティング等の公知の方法にて形
成すればよい。膜厚は1〜30μm程度で良い。
【0026】次に、接着剤層13を介して紙質基材14
を貼り合わせ、積層シート5を得る。紙質基材14の貼
り合わせ方式としてはドライラミネート(図6)、ウェ
ットラミネート(図7)、ノンソルベントラミネート、
ヒートラミネート、押出しラミネート(図8)等の手法
を用いれば、接着剤層13の形成と紙質基材14の貼り
合わせを一工程で行なうことができる。
【0027】次に、図1に示したように、積層シート5
の剥離性蒸着層11と金属反射層12との間で剥離させ
ることで、本発明のホログラムラベル紙1が得られる。
紙質基材14としては上質紙、中質紙、ロール紙、コー
ト紙、アート紙、キャストコート紙等、幅広い範囲での
選択が可能であるが、ホログラムラベル紙1の使用環境
によっては、水に浸漬した際の水中伸度が2.5%以
下、好ましくは1.5%以下であることが望ましい。水
中伸度が2.5%以上の伸びを有する紙質基材14を用
いるとビール等の冷蔵環境に保存される容器に貼り付け
られた場合に、容器表面に付着した水滴によって紙質基
材14上の金属反射層12に亀裂が生じ、外観が低下す
る可能性があるためである。また、紙質基材14の平滑
性が悪い場合、ホログラムの微細な凹凸を形成している
金属蒸着層12の形状に影響を与える可能性があるた
め、コート紙、アート紙、キャストコート等の平滑性の
良い紙の使用がより好ましい。紙質基材14の坪量とし
ては一般的に20〜200g/m2 が適当であり、特に
坪量が20g/m2 未満であると、紙質基材14の機械
的強度が不足し、一連の製造工程で充分に耐えられる強
度を確保できない可能性があるので好ましくない。
【0028】図9は、このようにして得られたホログラ
ムラベル紙1にプライマー層15、印刷インキ層16、
オーバーコート層17を設けて、表面耐性および装飾効
果をさらに高めたものである。このようなプライマー層
15としてはアルカリ可溶性の樹脂が使用され、シュラ
ック、ニトロセルロース系樹脂、ニトロセルロース系樹
脂に樹脂酸エステルを添加した混合樹脂、前記混合樹脂
にアルキッド樹脂を添加した樹脂等が例示できる。ま
た、印刷インキ層16としてはニトロセルロース系樹
脂、ポリアミド樹脂、またはこれらの混合樹脂をビヒク
ルとするインキで、さらにマレイン酸を添加したインキ
等が例示される。さらにまた、オーバーコート層17と
しては前記印刷インキ層16に用いたインキのビヒクル
から成る樹脂等が例示される。何れの層もアルカリ可溶
な層で形成される。
【0029】本発明のホログラムラベル紙の製造方法に
よれば、従来のホログラムラベル紙の製造において問題
となった樹脂シート10の剥離性が、樹脂シート10上
に、金属反射層12との親和性の低い材料を用いて剥離
性蒸着層11を形成した後、金属反射層12以下を積層
したので積層シート5の構成上において、剥離性蒸着層
11と金属反射層12との間の接着力が最も弱くなるよ
うに設定され、剥離性蒸着層11と金属反射層12との
界面で安定的に、かつ容易に剥離させることが可能とな
る。さらに、剥離性蒸着層11の形成を真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法等の物理蒸着
法によって形成するので、樹脂シート10表面に形成さ
れたレリーフ型ホログラムの微細な凹凸を消失させるこ
とがない。そのため、剥離性蒸着層11の上に形成され
た金属反射層12の表面にもレリーフ型ホログラムが形
成されるので樹脂シート10を剥離して成るホログラム
ラベル紙1において、金属反射層12がホログラム形成
層を構成することが可能となる。 以下、本発明を実施
例により、さらに詳しく説明する。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。 <実施例1>図3に示ししたような溶融押出成型機を用
い、支持体となる厚み20μmの二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム(二村化学(株)製:FOR)上に、ポリプ
ロピレン樹脂(三菱化学(株)製:FL25T)をT−
ダイより押出温度290℃、押出厚み30μmとなるよ
うに押出して積層するとともに、T−ダイ直後に配置さ
れた、表面にレリーフ型ホログラムスタンパーが装着さ
れた冷却ロール(ロール温度20℃)およびニップロー
ル(シリコンゴム製:ゴム硬度80度)との間で押圧・
冷却することにより、ポリプロピレン樹脂表面にレリー
フ型ホログラムの微細な凹凸が正確に転写され、表面に
レリーフ型ホログラムが形成された樹脂シートを連続的
に得た。
【0031】次いで、得られた樹脂シートのレリーフ型
ホログラム形成面(ポリプロピレン樹脂層)にコロナ放
電処理を行ない、ポリプロピレン樹脂表面の表面張力を
40dyn/cmとした後、前記レリーフ型ホログラム
形成面へ剥離性蒸着層として真空蒸着法により厚み50
0Åの酸化珪素蒸着層を積層し、さらに金属反射層とし
て真空蒸着法により厚さ500Åのアルミニウム蒸着層
を積層した。
【0032】さらに、図6に示したような装置によるド
ライラミネート法により前記アルミニウム蒸着層へ、エ
ステル系ポリウレタン樹脂接着剤(大日本インキ化学工
業(株)製:LX−747A/KX−75)をグラビア
コーターにて約2g/m2 を塗布し、オーブンにて80
℃で乾燥した後、坪量60g/m2 のコート紙(富士加
工(株)製:コーモラントVMTS)と60℃に加熱さ
れたロールを通して貼り合わせた。その後、前記積層シ
ートより樹脂シートを取り除くべく、酸化珪素蒸着層と
アルミニウム蒸着層との間で剥離させ、図1に示すよう
なホログラムラベル紙を得た。
【0033】この際、酸化珪素蒸着層とアルミニウム蒸
着層との間は容易かつ安定的に剥離させることができ、
ホログラムラベル紙にてレリーフ型ホログラム形成層を
構成するアルミニウム蒸着層の薄膜が破壊されることが
なかった。したがって、装飾効果の高いホログラムラベ
ル紙を得ることができた。
【0034】<実施例2>実施例1同様、図3に示した
ような装置を用い、厚み25μmの二軸延伸ポリエステ
ルフィルム(東洋紡績(株)製:E5100)上に、予
め、アンカーコート層としてポリブタジエン系樹脂(東
洋モートン(株)製:EL451)を設け、前記アンカ
ーコート層上に、ポリエチレン樹脂(三井石油化学
(株)製:M14P)をT−ダイより押出温度320
℃、押出厚み20μmとなるように押出して積層すると
ともに、T−ダイ直後に配置された、表面にレリーフ型
ホログラムスタンパーが装着された冷却ロール(ロール
温度20℃)およびニップロール(シリコンゴム製 ゴ
ム硬度80度)との間で押圧・冷却することにより、ポ
リエチレン樹脂表面にレリーフ型ホログラムの微細な凹
凸が正確に転写され、表面にレリーフ型ホログラムを形
成された樹脂シートを連続的に得ることができた。
【0035】次いで、得られた樹脂シートのレリーフ型
ホログラム形成面(ポリエチレン樹脂層)に、アルゴン
ガスによるイオンボンバード処理を行なった後、ポリエ
チレン樹脂表面の表面張力を40dyn/cm以上とし
た後、前記レリーフ型ホログラム形成面へ剥離性蒸着層
として真空蒸着法により厚み1000Åの硫化亜鉛蒸着
層を積層し、さらに金属反射層として真空蒸着法により
厚さ500Åのアルミニウム蒸着層を積層した。
【0036】さらに、図7に示したような装置によるウ
ェットラミネート法により前記アルミニウム蒸着層へ、
アクリル/酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤(サイデン化
学(株)製:MC−10)をロールコーターにて約2g
/m2 を塗布し、坪量65g/m2 のコート紙(富士加
工(株)製:コーモラントVMTS)と貼り合わせた
後、120℃のオーブンにて乾燥を行なった。その後、
前記積層シートより樹脂シートを取り除くべく、硫化亜
鉛蒸着層とアルミニウム蒸着層との間で剥離させ、図1
に示すようなホログラムラベル紙を得た。
【0037】上記得られたホログラムラベル紙は実施例
1同様、硫化亜鉛蒸着層とアルミニウム蒸着層との間で
容易かつ安定的に剥離させることができたため、ホログ
ラムラベル紙にてレリーフ型ホログラム形成層を構成す
るアルミニウム蒸着層の薄膜が破壊されることがなく、
装飾効果の高いホログラムラベル紙を得ることができ
た。
【0038】<実施例3>実施例1にて剥離除去された
シートを回収し、その後、回収されたシートの酸化珪素
蒸着層の上に、再度、真空蒸着法によって厚さ1000
Åのアルミニウム蒸着層を積層し、金属反射層を形成し
た。次いで、この積層体のアルミニウム蒸着面と坪量4
0g/m2 の純白ロール紙とを、図8に示したような押
出ラミネート装置におけるT−ダイより押出温度230
℃、押出厚み25μmとなるように押出されたアルカリ
可溶性のエチレン−アクリル酸共重合樹脂(酸価=20
0mgKOH/g、MFR=18dg/min、密度=
0.943g/min)を介して貼り合わせた。
【0039】その後、前記積層シートより樹脂シートを
取り除くべく、酸化珪素蒸着層とアルミニウム蒸着層と
の間で剥離させ、図1に示すようなホログラムラベル紙
を得た。上記得られたホログラムラベル紙は実施例1同
様、酸化珪素蒸着層とアルミニウム蒸着層との間で容易
かつ安定的に剥離させることができた。よって、ホログ
ラムラベル紙にてレリーフ型ホログラム形成層を構成す
るアルミニウム蒸着層の薄膜が破壊されることがなく、
装飾効果の高いホログラムラベル紙を得ることができ
た。このように一度、剥離性蒸着層より剥離した樹脂シ
ートを、回収して再利用した場合でも、最初に使用した
ときと同様に優れた剥離性とホログラムの装飾効果を示
した。
【0040】<実施例4>実施例1で得られたホログラ
ムラベル紙のアルミニウム蒸着層の上に、プライマー層
としてニトロセルロース系樹脂、印刷インキ層としてポ
リアミド系樹脂とニトロセルロース系樹脂の混合樹脂を
ビヒクルとするインキ、オーバーコート層としてニトロ
セルロース系樹脂にアルキッド系樹脂を混合して成るワ
ニスを、それぞれグラビアコートにより順次、積層し、
図9に示したような表面耐性および装飾効果をさらに高
めたホログラムラベル紙を得た。
【0041】<比較例1>実施例1において、剥離性蒸
着層である酸化珪素蒸着層を積層しなかった以外は、同
様の装置、材料、操作によって図4に示したような積層
体を製造し、次いで、この積層体より樹脂シートを剥離
するため、樹脂シートと金属反射層であるアルミニウム
蒸着層との間で剥離させようとしたところ、アルミニウ
ム蒸着層が若干、樹脂シート側に残り、安定的に剥離さ
せることができなかった。すなわち、ホログラムラベル
紙にてレリーフ型ホログラム形成層を構成するアルミニ
ウム蒸着層の一部が破壊され、本来、得られるホログラ
ムの装飾効果を充分に得ることができなかった。
【0042】また、これら実施例1〜実施例4にて得ら
れたホログラムラベル紙について、実際に回収し、再利
用される容器等へ貼り付けた際に、アルカリ洗浄液によ
って容易に洗浄剥離する適性があるか否かの試験を行な
った。すなわち、実施例1〜実施例4にて得られたホロ
グラムラベル紙を10cm角程度に切り取り、カゼイン
系の糊を用いてガラス瓶に貼り付け、アルカリ洗浄液
(70℃ 4%カセイソーダ水)にガラス瓶を浸漬した
際に、ホログラムラベル紙がガラス瓶から短時間に剥離
するか否かで適性を判断した。その結果、実施例1〜実
施例4にて製造したホログラムラベル紙は何れも3分以
内の短時間に剥離し、優れた剥離性を有するものであっ
た。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
の発明によれば、表面にレリーフ型ホログラムが形成さ
れた樹脂シート上に、金属反射層との親和性の低い材料
から成る剥離性蒸着層を形成した後、金属反射層、アル
カリ可溶性の接着剤層、紙質基材を順次、積層し、構成
上、前記剥離性蒸着層と金属反射層と間の接着力が最も
弱くなるように設計したので、回収し再利用される容器
に貼り付けた際にアルカリ洗浄の妨げとなる樹脂シート
を剥離性蒸着層と金属反射層との界面で剥離させること
で、容易かつ安定的に剥離させることが可能となり、し
かも物理蒸着法によって剥離性蒸着層を積層するので剥
離性蒸着層の表面にも樹脂シート表面に形成されたホロ
グラムの微細な凹凸が形成されており、その上に積層さ
れた金属反射層の表面にもホログラムの微細な凹凸を形
成することが可能となる。これにより、回収し、再利用
される容器からのラベルの洗浄剥離が速やかに行なえる
ばかりでなく、樹脂シートの剥離後のホログラムラベル
紙においてホログラム形成層を兼ねることとなる金属反
射層を傷めることがないので、外観的にも非常に優れた
装飾効果を有するホログラムラベル紙を製造することが
できる。
【0044】また、本発明のホログラムラベル紙の製造
過程において、剥離されたシートを回収し、再度、前記
シートの剥離性蒸着層の上に金属反射層を積層すること
で、繰り返し何度でもホログラムラベル紙を得ることが
可能で、経済的にも優れたものである。しかも、再利用
後に得られたホログラムラベル紙は、最初に製造された
ホログラムラベル紙と全く遜色のない性能を有するもの
であった。
【0045】また、請求項2の発明によれば、剥離性蒸
着層として金属反射層との親和性の低い透明無機化合物
を用いることにより、剥離性蒸着層と金属反射層との間
の剥離をさらに容易かつ安定的に行なうことが可能とな
る。
【0046】さらに、請求項3の発明によれば、樹脂シ
ートのホログラム形成面に、コロナ放電処理、イオンボ
ンバード処理、プラズマ処理などの乾式の表面処理を行
った後、剥離性蒸着層、金属反射層を順次積層すること
により、樹脂シートと剥離性蒸着層との接着性をより強
固なものとし、構成上剥離性蒸着層と金属反射層との間
の密着性が最も弱くなるように考慮したので、剥離性蒸
着層と金属反射層との間の剥離を容易かつ安定的に行な
うことが可能となる。
【0047】またさらに、請求項4の発明によれば、樹
脂シートを剥離した後に得られたホログラムラベル紙の
金属反射層上に、プライマー層、インキによる印刷層、
ワニスによるオーバーコート層が順次、設けられるの
で、表面耐性および装飾効果をさらに高めたホログラム
ラベル紙を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホログラムラベル紙の製造方法の一例
を工程順に示す説明図である。
【図2】本発明のホログラムラベル紙を構成する樹脂シ
ートの製造方法の一例を示す説明図である。
【図3】本発明のホログラムラベル紙を構成する樹脂シ
ートの製造方法の他の一例を示す説明図である。
【図4】従来のホログラムラベル紙の製造方法の一例を
工程順に示す説明図である。
【図5】従来の塗料化された材料により剥離層を形成し
た場合の製造方法の一例を工程順に示す説明図である。
【図6】ドライラミネート装置の概略を示す説明図であ
る。
【図7】ウェットラミネート装置の概略を示す説明図で
ある。
【図8】押出しラミネート装置の概略を示す説明図であ
る。
【図9】ホログラムラベル紙へプライマー層、印刷イン
キ層、オーバーコート層を形成した構成の断面図であ
る。
【符合の説明】
1…ホログラムラベル紙 5…積層シート 10…樹脂シート 10’…押し出された溶融状態の樹脂 11…剥離性蒸着層 12…金属反射層 13…接着剤層 14…紙質基材 15…プライマー層 16…印刷インキ層 17…オーバーコート層 20…溶融押出成形機 21…T−ダイ 22…冷却ロール 23…ニップロール 24…レリーフ型ホログラムスタンパー 25…巻出しロール 26…巻取りロール 27…支持体 28…レリーフ型ホログラム形成樹脂層 50…塗料化された材料により形成された従来の剥離層 70…塗工部 71…乾燥オーブン 72…ラミネート部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にレリーフ型ホログラムが形成された
    樹脂シートのホログラム形成面に、金属反射層を設け、
    アルカリ可溶性の接着剤層を介して、紙質基材と積層し
    て得られた積層シートから樹脂シートのみを剥離させて
    成るホログラムラベル紙において、 前記樹脂シート上に、物理蒸着法によって金属反射層と
    の親和性の低い材料から成る剥離性蒸着層を形成した
    後、前記金属反射層、アルカリ可溶性の接着剤層、紙質
    基材を順次積層させ、得られた積層シートの剥離性蒸着
    層と金属反射層との界面で剥離させて成ることを特徴と
    するホログラムラベル紙。
  2. 【請求項2】前記剥離性蒸着層が、透明無機化合物であ
    ることを特徴とする請求項1記載のホログラムラベル
    紙。
  3. 【請求項3】樹脂シートを剥離した後の金属反射層上
    に、プライマー層、インキによる印刷層、ワニスによる
    オーバーコート層が順次、設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3記載の何れかの記載のホログ
    ラムラベル紙。
  4. 【請求項4】表面にレリーフ型ホログラムが形成された
    樹脂シートのホログラム形成面に、金属反射層を形成
    し、アルカリ可溶性の接着剤層を介して、紙質基材と積
    層した後、得られた積層シートから樹脂シートのみを剥
    離させて成るホログラムラベル紙を製造する方法におい
    て、 前記樹脂シート上に、物理蒸着法によって金属反射層と
    の親和性の低い材料から成る剥離性蒸着層を形成した
    後、前記金属反射層、アルカリ可溶性の接着剤層、紙質
    基材を順次積層させ、得られた積層シートの剥離性蒸着
    層と金属反射層との界面で剥離させて成ることを特徴と
    するホログラムラベル紙の製造方法。
  5. 【請求項5】前記剥離性蒸着層が、透明無機化合物であ
    ることを特徴とする請求項4記載のホログラムラベル紙
    の製造方法。
  6. 【請求項6】樹脂シートのホログラム形成面に、コロナ
    放電処理、イオンボンバード処理、プラズマ処理などの
    乾式の表面処理を行なった後、剥離性蒸着層を形成する
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項5記載の何れかの
    ホログラムラベル紙の製造方法。
  7. 【請求項7】樹脂シートを剥離した後の金属反射層上
    に、プライマー層、インキによる印刷層、ワニスによる
    オーバーコート層が順次、設けることを特徴とする請求
    項4乃至請求項6記載の何れかのホログラムラベル紙の
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100285398A1 (en) * 2007-05-18 2010-11-11 3M Innovative Properties Company Tamper indicating article
JP2012096413A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Dainippon Printing Co Ltd 紙容器用包装材料の製造方法および紙容器
EP2735443B1 (en) * 2011-07-19 2018-12-19 Chen, Weiling Preparation process for holographic patterned film and holographic patterned film
WO2024082548A1 (zh) * 2022-10-22 2024-04-25 上海紫江喷铝环保材料有限公司 一种多重介质组合的局部全息喷铝转移纸及其制备方法

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