JPH09304970A - 電子写真用トナーバインダー - Google Patents

電子写真用トナーバインダー

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Publication number
JPH09304970A
JPH09304970A JP14368796A JP14368796A JPH09304970A JP H09304970 A JPH09304970 A JP H09304970A JP 14368796 A JP14368796 A JP 14368796A JP 14368796 A JP14368796 A JP 14368796A JP H09304970 A JPH09304970 A JP H09304970A
Authority
JP
Japan
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parts
styrene
acid
molecular weight
toner
Prior art date
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Pending
Application number
JP14368796A
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English (en)
Inventor
Yoriko Fujimoto
依子 藤本
Hajime Fukushima
元 福島
Kenji Imahashi
健二 今橋
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー化した際に、粉砕収率が良好で、
ホットオフセット発生温度が高く、かつ低温定着性に優
れる電子写真用トナーバインダー。 【解決手段】 共役ジエン系炭化水素とスチレン系単量
体のランダム共重合体とスチレン系樹脂とからなること
を特徴とする電子写真用トナーバインダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーバ
インダーおよび電子写真用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用プロセスでは紙等の上に転写
されたトナーを定着するために、接触加熱型定着器(ヒ
ートロールを用いる方法、加熱体と紙等の間にフィルム
またはベルトを介する方法(例えば特開平4−7068
8号公報、特開平4−12558号公報)等)が広く採
用されている。この方法では、定着下限温度(以下MF
Tと略す)は低いことが望ましく(低温定着性)、ま
た、ヒートロール表面、フィルムまたはベルトへのホッ
トオフセットが発生する温度(以下HOTと略す)は高
いことが望ましい(耐ホットオフセット性)。
【0003】これらの性質を満足させるために、従来か
ら低分子量から高分子量にわたる広範囲の分子量分布を
有するトナーバインダー(特公昭90−20411号、
特開昭61−21555)が提唱されている。
【0004】しかし近年、複写機やファクシミリの小型
化により、さらに低温定着性が求められている。このた
め、より低分子量化することにより溶融時の粘度を下
げ、流動しやすくすることで、定着性を改善する方法が
考えられているが、トナーバインダーの強度が低下する
ことから、低分子量成分が粉砕収率のが低下を誘引する
という問題が生じる。特開平4−226473号には、
スチレンと共役ジエン系炭化水素とのブロック共重合体
とスチレン系樹脂を含む樹脂溶液を加熱脱溶剤する事に
より得られる、粉砕収率の良いトナーバインダーの例が
開示されている。しかし、更なる改良が求められてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粉砕収率が
良好で、ホットオフセット発生温度が高く、かつ低温定
着性に優れるトナーバインダーを得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、共役ジエン系炭化
水素とスチレン系単量体のランダム共重合体をスチレン
系樹脂に分散させることにより、低温定着性を満足さ
せ、かつ粉砕収率のよいトナーバインダーを得ることが
できることを見いだし、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、スチレン系樹脂中
に、共役ジエン系炭化水素とスチレン系単量体のランダ
ム共重合体(A)とスチレン系樹脂(B)とからなるこ
とを特徴とするトナーバインダーおよび電子写真用トナ
ーである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる共役ジエン系炭化
水素としては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン
が単量体として使用される。好ましくは、ブタジエンが
よい。スチレン系単量体としては、スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メトキシスチレン、p−ヒドロキシス
チレン等の芳香族ビニル単量体;(メタ)アクリル酸;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ラ
ウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等の(メタ)ア
クリル酸エステル類;アクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリル等の含窒素ビニル単量体;無水マレイン酸、マ
レイン酸モノブチル等およびこれらの混合物があげられ
る。(A)としては、スチレン−ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体、スチレン−ブタジエンランダム共重
合体などがあげられ、好ましくは、スチレン−ブタジエ
ンランダム共重合体がよい。(A)の製法としては、乳
化重合、溶液重合などがあげられる。乳化重合の場合、
水中に共役ジエン系炭化水素とスチレン系単量体を乳化
剤(例えばロジン酸石鹸、脂肪酸石鹸)を用いて乳化
し、重合開始剤(例えばp−メンタンヒドロペルオキシ
ド、過酸化カリウムと硫酸第一鉄とエチレンジアミン四
酢酸ナトリウム塩)や調節剤(第三リン酸ナトリウム、
t−ドデシルメルカプタン、ナトリウムホルムアルデヒ
ドスルホキシレート)を加えて、5℃または50℃で重
合し、凝固、洗浄、乾燥させる。(A)の数平均分子量
は、500〜100万であり、好ましくは1000〜8
0万である。500未満では粉砕性改良の効果があまり
期待できなく、100万を超えると製造性に問題が出て
くる。
【0009】(A)の使用量は、トナーバインダーの量
に基づいて、通常0.1〜10重量%であり、0.1〜
4重量%が好ましい。0.1重量%未満では、粉砕性改
良の効果があまり期待できなく、10重量%より多くな
れば粉砕されにくくなる。
【0010】(B)に用いられるスチレン系単量体とし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシス
チレン、p−ヒドロキシスチレン等の芳香族ビニル単量
体等があげられる。これらと共に共重合成分として、
(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル等の(メタ)アクリル酸エステル類;アクリロニ
トリル、メタアクリロニトリル等の含窒素ビニル単量
体;無水マレイン酸、マレイン酸モノブチル等およびこ
れらの混合物があげられる。(B)中のスチレン系単量
体の量は、通常40重量%以上、好ましくは60重量%
以上である。(B)の数平均分子量(2種以上の併用の
場合は全体としての数平均分子量)は、通常1000〜
50000、好ましくは2000〜40000、さらに
好ましくは2500〜20000である。1000未満
では耐熱保存性が悪化し、50000より大きいと低温
定着性が悪化する。(B)の重量平均分子量(2種以上
の併用の場合は全体としての重量平均分子量)は、通常
1万〜100万、好ましくは5万〜80万、さらに好ま
しくは10万〜50万である。1万未満ではHOTが低
下し、100万より大きいと低温定着性が悪化する。本
発明において、(B)はスチレン系樹脂を単独使用して
もよいし、また粉砕収率を低下させない範囲で(B)の
分子量分布を広げるために、比較的低分子量の部分と比
較的高分子量の部分を別々に重合しても良いし、いずれ
かの存在下に残りの部分を重合しても良い。分子量の異
なる2種以上のスチレン系樹脂の併用が好ましく、特に
3種のスチレン系樹脂の併用が好ましい。重合方法とし
ては、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法等があげら
れる。例えば、溶液重合法の場合、溶媒(例えばキシレ
ン、トルエン、エチルベンゼン)に、スチレン系単量体
と重合開始剤(例えばジ−t−ブチルパーオキサイド、
アゾビスイソブチロニトリル)の溶液を80〜210℃
で、1〜10時間で滴下する。(B)の分子量分布(重
量平均分子量/数平均分子量)は、1種のスチレン系樹
脂を使用した場合は、通常1.5〜3、好ましくは2.
0〜2.5である。1.5未満では耐ホットオフ性が不
十分となり、3を超えると低温定着性が不十分になる。
また、2種以上のスチレン系樹脂の併用の場合は、通常
10〜200、好ましくは20〜100である。この範
囲から外れた場合も同様である。
【0011】また、(A)や(B)とともに、必要に応
じて、ポリエステル樹脂(C)を併用することができ
る。ポリエステル樹脂は、例えば多価アルコールと多塩
基酸を重縮合することにより得られる。多価アルコ−ル
としては (1)エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサンジオールなどの脂肪族グリコール
類およびこれらのアルキレンオキサイド付加物; (2)ハイドロキノン、カテコール、レゾルシン、ピロ
ガロール、ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビス
フェノールAD、ビスフェノールF、ビスフェノールス
ルホンなど)および水素添加ビスフェノール類およびこ
れらのにアルキレンオキサイドを付加させたフェノール
系グリコール類; (3)グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールエタン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリト
ール、ジグリセリン、α−メチルグルコシド、ソルビト
ール、キシリット、マンニット、グルコース、フラクト
ース、ショ糖などの3〜8価のアルコール類およびそれ
らのアルキレンオキサイド付加物;およびこれらの2種
以上の混合物が挙げられる。アルキレンオキサイドとし
て はエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなど
があげられ、これら混合物を付加する場合、ブロック付
加でもランダム付加でも良い。これらの中で好ましいも
のは、エチレングリコール、ネオペンチルグリコールお
よびビスフェノール類(とくにビスフェノールA)にア
ルキレンオキサイドを2〜3モル付加させたものおよび
これらの混合物であり、特に好ましくはビスフェノール
Aのアルキレンオキサイドを2〜3モル付加させたもの、
ネオペンチルグリコールおよびこれらの2種以上の混合
物である。多塩基酸としては (1)コハク酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン
酸、アゼライン酸、メサコン酸、シトラコン酸、セバチ
ン酸、グルタコン酸、アジピン酸、マロン酸、フタール
酸、イソフタール酸、テレフタール酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸、ナジック酸、メチルナジック酸、オクチ
ルコハク酸、ドデセニルコハク酸などの二塩基酸; (2)トリメリット酸、1,2,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、
1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキ
サントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メ
チル−2−メチレンカルボキシプロパン、ピロメリット
酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、シクロペンタジ
エンテトラカルボン酸、テトラ(メチレンカルボキシ
ル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン
酸などの3価以上の多塩基酸;およびこれらの酸の無水
物、低級アルキルエステルなどが挙げられる。その他リ
ノレイン酸の二量体、三量体などの重合脂肪酸も使用で
きる。多塩基酸は単独でも2種以上の混合物としても使
用できる。これらの中では、コハク酸、マレイン酸、フ
マール酸、フタール酸、イソフタール酸、テレフタール
酸およびオクチルコハク酸、ドデセニルコハク酸に代表
されるアルキルまたはアルケニル(炭素数4〜18)コ
ハク酸が好ましい。重縮合反応は、必要により触媒(例
えばジブチル錫オキサイド、酸化第一錫、テトラブチル
チタネート)を使用することができ、通常150℃〜2
50℃の任意の温度で行うことができる。また、この反
応は、常圧または減圧下、さらに不活性ガスや溶媒の存
在下または不存在下で行うことができる。ポリエステル
樹脂の数平均分子量は通常1000〜4000である。
数平均分子量が1000未満ではトナーの耐熱保存性が
悪化し、4000以上では低温定着性が悪化する。
(C)の量は、トナーバインダー中、通常70重量%以
下、好ましくは50重量%以下である。
【0012】本発明のトナーバインダーからなる電子写
真用トナーの製法例を例示すると、トナー重量に基づい
てトナーバインダーが通常45〜95重量%、公知の着
色剤(カーボンブラック、鉄黒、ベンジジンイエロー、
キナクドリン、ローダミンB、フタロシアニン等)が通
常5〜10重量%および磁性粉(鉄、コバルト、ニッケ
ル、ヘマタイト、フェライトなどの化合物)が通常0〜
50重量%用いられたものがあげられる。さらに種々の
添加剤[荷電調整剤(金属錯体、ニグロシンなど)、滑
剤(ポリテトラフルオロエチレン、低分子量ポリオレフ
ィン、脂肪酸、もしくはその金属塩またはアミドなど)
など]を含むことができる。これらの添加剤の量はトナ
ー重量に基づいて通常0〜10重量%である。電子写真
用トナーは上記成分を乾式ブレンドした後、溶融混練さ
れ、その後粗粉砕され、最終的にジェット粉砕機などを
用いて微粉砕され粒径5〜20μmの微粒子として得ら
れる。前記電子写真用トナーは、必要に応じて鉄粉、ガ
ラスビーズ、ニッケル粉、フェライトなどのキャリア粒
子と混合されて電気的潜像の現像剤として用いられる。
また粉体の流動性改良のために疎水性コロイダルシリカ
微粉末を用いることもできる。前記電子写真用トナーは
支持体(紙、ポリエステルフィルムなど)に定着され使
用される。定着方法については前述の通りである。
【0013】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。以下、部は重量
部を示す。
【0014】分子量測定 装置 :東ソー株式会社製 HLC−802A 条件 :カラム 東ソー株式会社製 TSK ge
l GMH 2本 測定温度 :40℃ 試料溶液 :0.5重量%のテトラハイドロフラン溶液 溶液注入量:200μl 検出器 :屈折率検出器 なお分子量校正曲線は標準ポリスチレンを用いて作成。
【0015】製造例1 温度計、撹拌機、冷却器及び窒素導入管の付いた反応槽
中に水2033部、ポリビニルアルコール2.6部を入
れ、十分冷却した後、スチレン677部、アクリロニト
リル140部、メタクリル酸ラウリル183部の混合モ
ノマーと、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレ
フタレート2.8部、ベンゾイルパーオキサイド0.6
部を反応槽に入れ、窒素気流中で、77℃で10時間、
その後98℃で3時間懸濁重合させた。冷却後、反応物
を濾過、水洗し、55℃で乾燥して、樹脂(B−1)を
得た。(B−1)の重量平均分子量は103万、数平均
分子量は38万であった。
【0016】製造例2 温度計、撹拌機、窒素導入管の付いたオートクレーブ反
応槽中にキシレン400部を入れ、窒素置換後、スチレ
ン740部、アクリロニトリル140部、メタクリル酸
ラウリル120部の混合モノマーと、キシレン100
部、ジ−t−ブチルパーオキサイド9部の開始剤溶液を
150℃で3時間滴下し、その後同温度で1時間保ち、
重合を完結させた後に脱溶剤することにより樹脂(B−
2)を得た。(B−2)の重量平均分子量は3200
0、数平均分子量は12000であった。
【0017】製造例3 温度計、撹拌機、窒素導入管の付いたオートクレーブ反
応槽中にキシレン646部を入れ、窒素置換後、スチレ
ン745部、アクリロニトリル140部、メタクリル酸
ラウリル115部の混合モノマーと、キシレン118
部、ジ−t−ブチルパーオキサイド36部の開始剤溶液
を170℃で3時間滴下し、脱溶剤することにより樹脂
(B−3)を得た。(B−3)の重量平均分子量は60
00、数平均分子量は2800であった。
【0018】製造例4 イソフタル酸261部とビスフェノールAのプロピレン
オキサイド2モル付加物739部を230℃で重縮合
し、ポリエステル樹脂(C−1)を得た。(C−1)の
重量平均分子量は4500、数平均分子量は2100で
あった。
【0019】実施例1〜18 冷却管、撹拌機付きコルベンにキシレン120部を仕込
み、表1に記載した成分を加え、窒素置換後、撹拌しな
がら140度で2時間還流し、キシレンに溶解させた。
その後180度で脱揮し、トナーバインダー(TB−
1)〜(TB−18)を得た。(B)成分の重量平均分
子量と数平均分子量はそれぞれ、実施例1、5、9では
303000と4560、実施例2、6、10では31
4000と4690、実施例3、7、11では2110
00と3810、実施例4、8、12では221000
と3870、実施例13、15、17では239000
と3620、実施例14、16、18では340000
と4140であった。
【0020】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (A) (B) (C) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1 TB-1 A-1 1部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 40部 C-1 30部 実 2 TB-2 A-1 3部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 38部 C-1 30部 施 3 TB-3 A-1 1部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 70部 例 4 TB-4 A-1 3部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 68部 5 TB-5 A-2 1部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 40部 C-1 30部 6 TB-6 A-2 3部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 38部 C-1 30部 7 TB-7 A-2 1部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 70部 8 TB-8 A-2 3部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 68部 9 TB-9 A-3 1部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 40部 C-1 30部 10 TB-10 A-3 3部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 38部 C-1 30部 11 TB-11 A-3 1部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 70部 12 TB-12 A-3 3部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 68部 13 TB-13 A-1 3部 B-1 22部 B-3 75部 14 TB-14 A-1 3部 B-1 22部 B-3 45部 C-1 30部 15 TB-15 A-2 3部 B-1 22部 B-3 75部 16 TB-16 A-2 3部 B-1 22部 B-3 45部 C-1 30部 17 TB-17 A-3 3部 B-1 22部 B-3 75部 18 TB-18 A-3 3部 B-1 22部 B-3 45部 C-1 30部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *注 A-1〜A-3はスチレン−ブタジエンランダム共重合体であり、以下のものを 使用した。 A-1:日本ゼオン社製 Nipol 1502(乳化重合品) A-2:日本合成ゴム社製 SL 556 (溶液重合品) A-3:日本ゼオン社製 Nipol 2057S(乳化重合品,ハイスチレンゴム)
【0021】比較例1〜6 表2の成分を実施例1と同様にして、比較のトナーバイ
ンダー(TB−18)〜(TB−24)を得た。(B)
成分の重量平均分子量と数平均分子量はそれぞれ、比較
例1では303000と4560、比較例2では211
000と3810、比較例3では320000と403
0、比較例4では229000と3570、比較例5で
は314000と4690、比較例6では221000
と3870であった。
【0022】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (D) (B) (C) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1 TB-19 B-1 20部 B-2 9部 B-3 41部 C-1 30部 比 2 TB-20 B-1 20部 B-2 9部 B-3 71部 較 3 TB-21 B-1 22部 B-3 78部 例 4 TB-22 B-1 22部 B-3 48部 C-1 30部 3 TB-23 D-1 4部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 37部 C-1 30部 4 TB-24 D-1 4部 B-1 20部 B-2 9部 B-3 67部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *注 D-1はスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体。シェル化学社 製カリフレックスTR KX139Sを使用した。
【0023】使用例及び比較使用例 実施例1〜18のトナーバインダーおよび比較例1〜6
のバインダーの各々88部にカーボンブラック(三菱化
成(株)製 MA100)7部、低分子量ポリプロピレ
ン(三洋化成工業(株)製 ビスコール550P)3
部、及び荷電調整剤(保土ヶ谷化学工業(株)製スピロ
ンブラックTRH)2部を均一混合した後、内温150
℃の二軸押出機で混練、冷却物をジェットミルで微粉砕
し、ディスパージョンセパレータで分級し平均粒径12
μmのトナーa〜pを得た。
【0024】試験例1 二軸押出機で混練、冷却したトナー粗粉砕物(8.6me
sh pass〜30mesh onのもの)を、一定条件下でジェッ
トミルで微粉砕し、分級せずに平均粒径をコールターカ
ウンターにより測定し、粉砕性のテストとした。結果を
表3に示す。
【0025】試験例2 トナーa〜pの各々3部にフェライトキャリア(パウダ
ーテック(株)製 F−100)97部を均一混合し、
市販複写機(シャープ(株)製AR−5030F)を用
いて紙上にトナー像を転写し、転写された紙上のトナー
を市販複写機(シャープ(株)製AR−5030F)の
定着部を改造して、A4紙35枚/分のスピードで定着
テストを行った。結果を表3と表4に示す。
【0026】
【表3】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー トナー 粉砕性 MFT(℃) HOT(℃) ハ゛インタ゛ー 平均粒径 *1 *2 (μm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− a TB-1 18 135 220℃以上 b TB-2 20 140 220℃以上 c TB-3 19 140 220℃以上 d TB-4 21 140 220℃以上 e TB-5 17 135 220℃以上 実 f TB-6 19 140 220℃以上 施 g TB-7 17 140 220℃以上 例 h TB-8 19 140 220℃以上 i TB-9 17 135 220℃以上 j TB-10 19 140 220℃以上 k TB-11 17 140 220℃以上 l TB-12 19 140 220℃以上 m TB-13 19 140 220℃以上 n TB-14 18 135 220℃以上 o TB-15 19 140 220℃以上 p TB-16 17 135 220℃以上 q TB-17 19 140 220℃以上 r TB-18 18 135 220℃以上 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0027】
【表4】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー トナー 粉砕性 MFT(℃) HOT(℃) ハ゛インタ゛ー 平均粒径 *1 *2 (μm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 s TB-19 11 140 220℃以上 較 t TB-20 11 145 220℃以上 例 u TB-21 11 145 220℃以上 v TB-22 11 140 220℃以上 w TB-23 15 145 220℃以上 x TB-24 16 145 220℃以上 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *1 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機(摩擦部=紙)により5 回の往復回数で摩擦し、摩擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存していたコ ピーを得た時のヒートロール温度。 *2 トナーがホットオフセットした時のヒートロール温度
【0028】本発明の(A)を使用したトナーa〜lは
(A)を含有しない比較トナーm,nに比べ、平均粒径
が大きく、収率よくトナーを得ることができる。また、
低温定着性も優れている。(A)の代わりにスチレン−
ブタジエン−スチレンブロック共重合体を用いた比較ト
ナーo,pと比較しても、粉砕粒径が大きく、低温定着
性も良好である。
【0029】
【発明の効果】本発明により、粉砕収率が良好で、ホッ
トオフセット発生温度が高く、かつ低温定着性に優れる
トナーバインダーを得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共役ジエン系炭化水素とスチレン系単量
    体のランダム共重合体(A)とスチレン系樹脂(B)と
    からなることを特徴とする電子写真用トナーバインダ
    ー。
  2. 【請求項2】 該トナーバインダーの量に基づいて、
    (A)の量が、0.1〜4重量%である請求項1記載の
    トナーバインダー。
  3. 【請求項3】 (B)の数平均分子量が、1000〜5
    0000、かつ重量平均分子量が1万〜100万である
    請求項1または2記載のトナーバインダー。
  4. 【請求項4】 該トナーバインダーの量に基づいて、さ
    らに70重量%以下のポリエステル樹脂(C)を含む請
    求項1〜3いずれか記載のトナーバインダー。
  5. 【請求項5】 共役ジエン系炭化水素とスチレン系単量
    体のランダム共重合体(A)、スチレン系樹脂(B)お
    よび着色剤からなることを特徴とする電子写真用トナ
    ー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163800A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 静電荷像現像用トナー

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