JPH09304802A - カメラのブレ撮影防止装置 - Google Patents

カメラのブレ撮影防止装置

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JPH09304802A
JPH09304802A JP14357296A JP14357296A JPH09304802A JP H09304802 A JPH09304802 A JP H09304802A JP 14357296 A JP14357296 A JP 14357296A JP 14357296 A JP14357296 A JP 14357296A JP H09304802 A JPH09304802 A JP H09304802A
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screw
camera
tripod
electro
shutter
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Koichi Sato
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体を三脚に固定したか否かをチェッ
クして撮影を行い、カメラブレを防止する。 【解決手段】 カメラ本体50の底部に、三脚を固定す
るための三脚ネジが螺合可能なネジ取付け部58を設け
る。ネジ取付け部58の近傍に、三脚ネジがネジ取付け
部58のネジ孔に螺着された状態においてネジ取付け信
号を出力するネジ検出器59を配設する。ネジ取付け信
号が出力されていない間、すなわち三脚ネジがネジ取付
け部58に取り付けられていない状態ではシャッタレリ
ーズを禁止する。これにより、カメラブレが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光により得られ
た画像を例えば電子的に現像する記録媒体を使用するカ
メラに関し、特にその画像のブレを防止する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズにより得られた光学像
を電子的に現像することができる写真材料が知られてお
り、例えば特開平5−2280号公報には、静電情報記
録媒体と電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒体が開示
されている。この明細書では、このような記録媒体を電
子現像型記録媒体と呼び、また電子現像型記録媒体を用
いるカメラを電子現像型カメラと呼ぶ。
【0003】電子現像型カメラにおいてカラー画像を得
る手段として、電子現像型記録媒体を3つの記録領域に
分割するとともに、各記録領域の前方に例えばレッド、
グリーンおよびブルーのカラーフィルタ要素を設け、各
記録領域を1つずつ撮影光学系の光路内に配置させて撮
影する構成が可能である。すなわち、このような構成で
は、1つの被写体像を撮影するために3つの記録領域を
順次露光する必要があり、この撮影の間カメラを静止さ
せておかなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述した
撮影動作ではカメラ本体を三脚に固定することが望まし
い。しかし、せっかく三脚を用意した場合であっても、
カメラ本体を三脚にしっかりと固定しない状態で撮影動
作を行ったりすることも考えられる。
【0005】本発明は、カメラ本体を三脚に固定した状
態であるか否かをチェックするとともに、三脚に完全に
固定しない状態での撮影を防止することができるカメラ
のブレ撮影防止装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラのブ
レ撮影防止装置は、三脚を固定するための三脚ネジが螺
合可能なネジ取付け部を有するカメラ本体と、ネジ取付
け部の近傍に配設され、三脚ネジがネジ取付け部のネジ
孔に螺着された状態においてネジ取付け信号を出力する
ネジ検出手段と、ネジ取付け信号が出力されていない
間、シャッタレリーズを禁止するシャッタ制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0007】ネジ検出手段は例えば、三脚ネジに押圧さ
れた状態でネジ取付け信号を出力するタクトスイッチ、
あるいは三脚ネジが干渉した状態で前記ネジ取付け信号
を出力するフォトインタラプタである。
【0008】本発明のブレ撮影防止装置は、カメラ本体
の振動を検出可能なブレ検出器を備えていてもよく、こ
の場合、シャッタ制御手段はカメラ本体の振動が検出さ
れているとき、シャッタレリーズを禁止する。ブレ検出
器は、ネジ検出手段がネジ取付け信号を出力していない
状態であってもシャッタレリーズを禁止可能である。ブ
レ検出器は例えば角速度センサであり、角速度センサは
例えば圧電振動ジャイロである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態を適
用したスチルビデオカメラの外観図である。このスチル
ビデオカメラは電子現像型カメラであり、電子現像型記
録媒体によって画像を現像するように構成されている。
【0010】カメラ本体50の前面の略中央には撮影光
学系である交換レンズ51を装着するためのレンズマウ
ント52が形成されている。レンズマウント52の側方
には交換レンズ51を取り外すとき押下される取外しボ
タン53が設けられ、またレンズマウント52の左上方
にはホワイトバランス調整用窓54が配設されている。
カメラ本体50の上面の略中央には、ストロボを装着す
るためのストロボシュー55が設けられ、ストロボシュ
ー55の側方にはレリーズボタン56が設けられてい
る。カメラ本体50の側面には、外部のコンピュータ等
に画像データを送信するための通信コネクタ57が設け
られている。一方、カメラ本体50の下面には、電子現
像型記録媒体(図示せず)をカメラ本体50内に装着す
るためのスロット(図示せず)が形成されている。
【0011】カメラ本体50内であって底部の略中央に
は、ネジ取付け部58が設けられている。ネジ取付け部
58は筒状の部材であり、その内部には、カメラ本体5
0に三脚を固定するための三脚ネジ(図示せず)が螺合
可能なネジ孔が形成されている。ネジ取付け部58の近
傍には、三脚ネジが取り付けられているか否かを検出す
るためのネジ検出器59が配設されている。
【0012】図2は第1実施形態の電子現像型カメラの
ブロック図である。システムコントロール回路20はマ
イクロコンピュータであり、本電子現像型カメラの全体
の制御を行う。
【0013】撮影光学系12には複数のレンズ群の他、
絞り12aが設けられている。撮影光学系12の後方に
は、相互に一体的に連結された3つの電子現像型記録媒
体30a、30b、30cが配設され、撮影光学系12
と各電子現像型記録媒体30a〜30cの間にはクイッ
クリターンミラー21が設けられている。クイックリタ
ーンミラー21の上方にはファインダ光学系23のピン
ト板23aが配設されている。クイックリターンミラー
21と電子現像型記録媒体30a〜30cの間には回転
色フィルタ45とシャッタ22が設けられ、回転色フィ
ルタ45はシャッタ22の前方に位置している。
【0014】回転色フィルタ45は図3に示すように円
板状を呈し、軸心45aから放射線状に延びる分割線に
よって、Rフィルタ45b、Gフィルタ45cおよびB
フィルタ45dに分割されている。回転色フィルタ45
は回転色フィルタ駆動回路46により、軸心45aの周
りに回転駆動される。すなわち回転色フィルタ45は3
つの電子現像型記録媒体30a〜30cの前方に配設さ
れ、各電子現像型記録媒体30a〜30cに対して、そ
れぞれレッド(R)、グリーン(G)およびブルー
(B)の色成分の光線を導く。
【0015】電子現像型記録媒体30a〜30cは、シ
ャッタ22の後方すなわち回転色フィルタ45とは反対
側に設けられ、図3に示すように3つの電子現像型記録
媒体30a〜30cが上下方向に連結されている。電子
現像型記録媒体30a〜30cは媒体移送駆動回路47
により上下方向に変位可能である。例えばRフィルタ4
5bが上方位置に定められている時、ひとつの電子現像
型記録媒体30aがRフィルタ45bの後方に位置し、
この状態で、Rの色成分に対応した画像がその電子現像
型記録媒体30aによって現像される。
【0016】絞り12a、クイックリターンミラー21
およびシャッタ22は、それぞれアイリス駆動回路2
4、ミラー駆動回路25およびシャッタ駆動回路26に
よって駆動され、これらの回路24、25、26は露出
制御回路27により制御される。露出制御回路27はシ
ステムコントロール回路20から出力される指令信号に
従って動作する。すなわち、露出制御時、測光センサ2
8からの出力信号に基づく露出制御回路27の制御に従
って、絞り12aはアイリス駆動回路24により開度を
調整される。
【0017】クイックリターンミラー21は通常、被写
体を観察する位置であるダウン位置(実線により示され
る傾斜状態)に定められ、撮影光学系12を通過した光
をファインダ光学系23に導いているが、撮影動作時、
露出制御回路27の制御に従い、ミラー駆動回路25に
よって上方に回動せしめられ、退避位置であるアップ位
置(破線により示される水平状態)に定められる。シャ
ッタ22は電子現像型記録媒体30a〜30cに導かれ
る光路を開閉するものであり通常閉塞しているが、撮影
動作時、露出制御回路27の制御に従って、シャッタ駆
動回路26によって所定時間開放され、これにより撮影
光学系12を通過した光が電子現像型記録媒体30a〜
30cの受光面に照射される。
【0018】電子現像型記録媒体30a〜30cは記録
媒体駆動回路41の制御に基づいて電圧を印加される。
この電圧印加の間に露光されることによって各電子現像
型記録媒体30a〜30cには、撮影光学系12および
回転色フィルタ45を介して結像されたR,G,Bの色
成分に対応する画像が、可視像としてそれぞれ現像され
る。なお記録媒体駆動回路41は、システムコントロー
ル回路20から出力される指令信号に従って動作する。
【0019】各電子現像型記録媒体30a〜30cに対
する電圧印加のタイミングは、測光センサ28からの出
力信号に基づいて制御される。測光センサ28はR,
G,Bの各測光値を検出するように構成されており、こ
れらの測光値に基づいて、システムコントロール回路2
0では、各電子現像型記録媒体30a〜30cに対する
電圧印加の時間の長さと開始時間が演算される。この演
算結果に基づき、3つの電圧印加スイッチ42a、42
b、42cの開閉が制御されて各電子現像型記録媒体3
0a、30b、30cに対する電圧印加が制御される。
この電圧印加の開始時間の制御によって、各電子現像型
記録媒体30a〜30cの感度が調整され、R,G,B
の色成分に対する適正露光が得られる。
【0020】システムコントロール回路20には、ネジ
検出器59とカメラブレ検出器60とが接続されてい
る。ネジ検出器59は、三脚ネジがネジ取付け部58の
ネジ孔に螺着された状態において、システムコントロー
ル回路20に対してネジ取付け信号を出力する。カメラ
ブレ検出器60はカメラ本体50の振動を検出するため
に設けられ、例えば圧電振動ジャイロ等の角速度センサ
であり、カメラ本体50の振動の角速度に対応した信号
をシステムコントロール回路60に対して出力する。
【0021】システムコントロール回路20にはレリー
ズボタン56に連動してオンオフするレリーズスイッチ
14が接続され、レリーズスイッチ14の操作によって
撮像動作が行われる。またシステムコントロール回路2
0には、この電子現像型カメラの種々の設定状態等を表
示するための表示素子18が接続され、またストロボ1
3を駆動するストロボ駆動回路19が接続されている。
【0022】図4は電子現像型記録媒体30の記録領域
の構成を示す図であり、これは特開平5−2280号公
報に開示されたものと基本的に同じである。
【0023】すなわち電子現像型記録媒体30は静電情
報記録媒体31と電荷保持媒体32を備え、電源33に
よって電圧を印加される。静電情報記録媒体31は、基
板34、電極層35、無機酸化物層36および光導電層
37を積層して成り、光導電層37は電荷発生層37a
と電荷輸送層37bを重合させて構成される。電荷保持
媒体32は、液晶支持体38と液晶電極層39の間に例
えばスメクティック液晶等のメモリ性を有する液晶40
を封入して構成される。静電情報記録媒体31の電荷輸
送層37bと電荷保持媒体32の液晶支持体38とは微
小間隙をもって対向している。
【0024】電源33と記録媒体駆動回路41はカメラ
本体11に設けられ、電子現像型記録媒体30がカメラ
の所定位置に装着されると通電可能となり、記録媒体駆
動回路41の制御に基づいて、電源33により所定の電
圧が電子現像型記録媒体30に印加される。電極層35
と液晶電極層39の間、すなわち静電情報記録媒体31
と電荷保持媒体32に電圧が印加された状態で静電情報
記録媒体31が露光されると、静電情報記録媒体31に
は、画像に応じた電荷が発生する。この電荷に応じて、
液晶40に作用する電界の強さが変化するため、液晶4
0には、その画像が可視像として表示され、被写体像が
現像される。この電荷保持媒体32はメモリ性を有する
液晶表示素子であり、現像された可視像は電界を除去し
ても保持される。この液晶表示素子は、加熱装置(図示
せず)を用いて所定の温度に加熱することにより、現像
された可視像を消去させることもでき、その場合は繰り
返し同一記録媒体を用いることもできる。
【0025】図5はネジ取付け部58とネジ検出器59
の構成の一例を示している。ネジ取付け部58は、カメ
ラ本体50の底板50aに設けられ、カメラ本体50内
に突出している。図5(a)に示されるように、ネジ取
付け部58の内周壁面にはネジ孔58aが形成され、ま
た図5(b)に示されるように、ネジ孔58aには三脚
ネジ61が螺合される。
【0026】ネジ検出器59はタクトスイッチであり、
本体59aと押圧部59bを有し、押圧部59bは押圧
されることにより本体59a内に嵌入される。ネジ検出
器59はカメラ本体50内に設けられた固定枠62に支
持バネ63を介して連結され、ネジ取付け部58の突出
端部に対向させて設けられている。支持バネ63のバネ
力は、本体59aと押圧部59bの間を連結するバネの
バネ力よりもかなり大きく、実質的に伸縮しない。すな
わち、図5(b)に示されるように三脚ネジ61がネジ
孔58aに螺着された状態において、押圧部59bは三
脚ネジ61に押圧されて本体59a内に入り込む。この
状態において、三脚ネジ61が取り付けられていること
を示す信号(ネジ取付け信号)がネジ検出器59からシ
ステムコントロール回路20に対して出力される。
【0027】図6はネジ検出器59の構成の他の例を示
している。このネジ検出器59はフォトインタラプタで
あり、隙間59cを挟んで発光素子と受光素子(図示せ
ず)が設けられている。隙間59cは、図6(a)に示
されるようにネジ取付け部58の突出端部に対向してお
り、図6(b)に示されるように三脚ネジ61がネジ孔
58aに螺着された状態において、三脚ネジ61の先端
が隙間59c内に入り込んで発光素子と受光素子の間に
干渉し、これによりネジ取付け信号がネジ検出器59か
らシステムコントロール回路20に対して出力される。
【0028】図7〜図9は撮影動作のフローチャートで
ある。これらの図を参照して、本実施形態の作用を説明
する。
【0029】ステップ101においてレリーズスイッチ
14がオン状態に切り換えられたことが検出されると、
ステップ102において、ネジ検出器59からネジ取付
け信号が出力されているか否か、すなわち三脚ネジ61
がネジ取付け部58に装着されているか否かが判定され
る。三脚ネジ61が装着されていない場合、ステップ1
01へ戻る。すなわちネジ取付け信号が出力されていな
い間、シャッタレリーズが禁止される。
【0030】これに対して三脚ネジ61が装着されてい
る場合、ステップ103へ進み、カメラブレが発生して
いるか否かが判定される。この判定は、カメラブレ検出
器60から出力される信号に基づいて行われ、カメラ本
体50の振動の角速度が所定値よりも大きいとき、再び
ステップ101が実行される。すなわちカメラ本体50
の振動が検出されているとき、シャッタレリーズは禁止
される。
【0031】ステップ103においてカメラブレが発生
していないと判定されたとき、ステップ104におい
て、測光センサ28からの出力信号が検出される。次い
でステップ105では、R,G,Bの測光値に基づいて
露出演算が行われ、絞り12aの開度とシャッタスピー
ド(露出時間)が求められ、また露出演算の結果に基づ
いて、3つの電子現像型記録媒体30a〜30cに対す
る電圧印加が演算される。
【0032】ステップ106では、記録媒体駆動回路4
1の駆動が開始される。ステップ107では、クイック
リターンミラー21がダウン状態からアップ状態に変化
し、また絞り12aの開度が全開状態から所定開度まで
変化する。なお、回転色フィルタ45と電子現像型記録
媒体30a〜30cの初期状態として、Rフィルタ45
bが上方位置に定められるとともに、このRフィルタ4
5bの後方に、Rの色成分の画像を現像するための電子
現像型記録媒体30aが配置されているものとする。
【0033】ステップ108ではシャッタ22が開放さ
れる。ステップ109では電子現像型記録媒体30aに
対応した電圧印加スイッチ42aがオン状態に定めら
れ、電子現像型記録媒体30aへの電圧印加が開始され
る。ステップ110では、ステップ108におけるシャ
ッタ22の開放から、ステップ105において求められ
た露出時間が経過したか否かが判定される。露出時間が
経過すると、ステップ111においてシャッタ22が閉
塞される。次いでステップ112において、ステップ1
09における電圧印加スイッチ42aのオンから所定の
印加時間が経過したことが確認されると、電圧印加スイ
ッチ42aがオフ状態に定められる。これにより、電子
現像型記録媒体30aにはRの色成分に対応した画像が
現像される。
【0034】ステップ114では回転色フィルタ45が
回転移送され、また電子現像型記録媒体30a〜30c
が上方向に移送される。回転色フィルタ45が約120
度回転移送され、かつ電子現像型記録媒体30a〜30
cの移送が完了して、Gの色成分の画像を現像するため
の電子現像型記録媒体30bがGフィルタ45cの後方
に配置されると、ステップ115〜120においてGの
画像が得られる。すなわち、ステップ115ではシャッ
タ22が開放され、ステップ116では電圧印加スイッ
チ42bがオン状態に定められる。ステップ117にお
いて露出時間が経過したことが確認されると、ステップ
118においてシャッタ22が閉塞する。またステップ
119において、ステップ116における電圧印加スイ
ッチ42bのオンから所定の印加時間が経過したことが
確認されると、ステップ120において電圧印加スイッ
チ42bがオフ状態に定められる。これにより、電子現
像型記録媒体30bにはGの色成分に対応した画像が現
像される。
【0035】次いで、同様にBの色成分の画像が現像さ
れる。すなわち、ステップ121では回転色フィルタ4
5が回転移送され、また電子現像型記録媒体30a〜3
0cが上方向に移送されて、Bの色成分の画像を現像す
るための電子現像型記録媒体30cがBフィルタ45c
の後方に配置される。ステップ122ではシャッタ22
が開放され、ステップ123では電圧印加スイッチ42
cがオン状態に定められる。ステップ124において露
出時間が経過したことが確認されると、ステップ125
においてシャッタ22が閉塞する。ステップ126にお
いて、電圧印加スイッチ42cがオン状態に定められて
から所定の印加時間が経過したことが確認されると、ス
テップ127において電圧印加スイッチ42cがオフ状
態に定められる。これにより電子現像型記録媒体30c
にはBの色成分に対応した画像が現像される。
【0036】Bの画像の現像が終了すると、ステップ1
28においてミラー21がダウン状態に変化するととも
に絞り12aが全開状態まで開放する。またステップ1
29では、記録媒体駆動回路41が停止され、ステップ
130では回転色フィルタ45と電子現像型記録媒体3
0a〜30cが初期位置に向かって移送され、この撮影
動作ルーチンは終了する。
【0037】図10は、カメラブレ検出動作のルーチン
のフローチャートである。このカメラブレ検出動作ルー
チンは、図7のステップ104における測光値検出が開
始された後、一定時間毎に割り込み処理される。
【0038】ステップ201では、カメラブレ検出器6
0からの出力信号に基づいて、カメラブレが発生してい
るか否かが判定される。カメラブレが発生していないと
き、このルーチンは直ちに終了するが、カメラブレが発
生しているとき、ステップ202以下が実行され、撮影
動作すなわちシャッタレリーズが禁止される。
【0039】まずステップ202では、カメラブレが発
生しているために撮影を中止する旨のメッセージが表示
素子18によって表示される。ステップ203では電圧
印加スイッチ42a、42b、42cがオフ状態に定め
られ,ステップ204では記録媒体駆動回路41が停止
される。次いでステップ205ではシャッタ22が閉塞
され、ステップ206ではミラー21がダウン状態に変
化するとともに絞り12aが全開状態まで開放する。ま
たステップ207では、回転色フィルタ45と電子現像
型記録媒体30a〜30cが初期位置に向かって移送さ
れる。これによりカメラブレ検出動作ルーチンは終了す
る。
【0040】以上のように本実施形態によれば、三脚ネ
ジ61が締めつけられていないためにカメラ本体50が
三脚に固定されていない場合には、撮影動作が禁止され
るので、R,G,Bの画像を記録する際にカメラ本体5
0が振動することはなくなり、鮮明なカラー画像を得る
ことができる。また三脚ネジ61が締めつけられた状態
であっても、カメラブレ検出器60によってカメラブレ
が検出された場合には、撮影動作が禁止される。すなわ
ち例えば、三脚ネジ61が締結されいていても三脚の固
定が不十分であるためにカメラブレが発生した場合、撮
影開始前であればシャッタレリーズが禁止され、また撮
影動作が開始した後であれば撮影動作が中止される。
【0041】なお、図10のカメラブレ検出動作のルー
チンと同様に、三脚ネジ61が締めつけられているか否
かを検出するルーチンを一定時間毎に割り込み処理する
ように構成してもよい。すなわち三脚ネジ検出ルーチン
では、図10のステップ201に相当するステップにお
いて、ネジ取付け信号に基づいて、三脚ネジ61が締め
つけられているか否かをチェックし、その他のステップ
は図10と同様である。
【0042】図11は第2実施形態の電子現像型カメラ
のブロック図である。この実施形態の第1実施形態と異
なる点は、回転色フィルタ45に代えて、色分解プリズ
ム29が設けられ、また電子現像型記録媒体30a、3
0b、30cが相互に独立に設けられていることであ
る。色分解プリズム29はシャッタ22の前方に設けら
れている。その他の構成は第1実施形態と同じである。
【0043】第2実施形態では、1つの被写体像を撮影
するためにシャッタ22の開閉動作は1回であり、この
間にR,G,Bの画像がそれぞれ電子現像型記録媒体3
0a、30b、30cに記録される。すなわち、1つの
被写体像を撮影するために要する時間は、第1実施形態
と比較して3分の1以下であり、カメラブレが生じる可
能性は低い。
【0044】図11〜図12は第2実施形態における撮
影動作のフローチャートである。これらの図を参照し
て、本実施形態の作用を説明する。
【0045】ステップ301においてレリーズスイッチ
14がオン状態に切り換えられたことが検出されると、
ステップ302において、カメラブレ検出器60から出
力される信号に基づいて、カメラブレが発生しているか
否かが判定される。カメラブレが発生しているとき、ス
テップ301へ戻り、すなわちシャッタレリーズが禁止
される。これに対してカメラブレが発生していないと
き、ステップ303において、測光センサ28からの出
力信号である測光値が検出され、ステップ304におい
て、R,G,Bの測光値に基づいて露出演算が行われ
る。すなわち絞り12aの開度とシャッタスピード(露
出時間)が求められ、また露出演算の結果に基づいて、
3つの電子現像型記録媒体30a〜30cに対する電圧
印加が演算される。
【0046】ステップ305ではストロボ13が発光さ
れるか否かが判定される。ストロボ13を発光させない
場合、ステップ306において撮影がスローシャッタで
行われるか否か、すなわちシャッタスピードが例えば1
/60秒よりも遅いか否かが判定される。撮影がスロー
シャッタで行われる場合、ステップ307が実行され、
三脚ネジ61がネジ取付け部58に装着されているか否
かが判定される。三脚ネジ61が装着されていない場
合、ステップ301へ戻り、シャッタレリーズが禁止さ
れる。
【0047】すなわち本実施形態では、撮影がスローシ
ャッタで行われる場合、カメラブレが発生するおそれが
あるため、ステップ307が実行されて三脚ネジ61の
装着がチェックされる。
【0048】これに対し、ステップ306において撮影
がスローシャッタで行われないと判定された場合、カメ
ラブレの発生のおそれはないため、三脚ネジ61の締結
状態をチェックする必要はなく、ステップ307はスキ
ップされる。一方ステップ305において、ストロボ1
3を用いた撮影を行おうとしていると判定された場合、
ステップ308において、露出時間がストロボ同調スピ
ード(1/125秒)に設定され、これもスローシャッ
タではないためステップ307はスキップされる。
【0049】ステップ306、307または308の実
行の後、ステップ309以下において撮影動作が行われ
る。
【0050】ステップ309では記録媒体駆動回路41
の駆動が開始される。ステップ310では、クイックリ
ターンミラー21がダウン状態からアップ状態に変化
し、また絞り12aの開度が全開状態から所定開度まで
変化する。ステップ311ではシャッタ22が開放され
る。ステップ312では各電圧印加スイッチ42a、4
2b、42cがオン状態に定められ、電子現像型記録媒
体30a、30b、30cへの電圧印加が開始される。
ステップ313では、ステップ311におけるシャッタ
22の開放から、ステップ304において求められた露
出時間が経過したか否かが判定される。露出時間が経過
すると、ステップ314においてシャッタ22が閉塞さ
れる。ステップ315において、ステップ312におけ
る電圧印加スイッチ42a、42b、42cのオンから
所定の印加時間が経過したことが確認されると、電圧印
加スイッチ42a、42b、42cがオフ状態に定めら
れる。これにより、電子現像型記録媒体30a、30
b、30cには、R,G,Bの色成分に対応した画像が
それぞれ現像される。
【0051】ステップ317ではミラー21がダウン状
態に変化するとともに絞り12aが全開状態まで開放す
る。またステップ318では、記録媒体駆動回路41が
停止され、この撮影動作ルーチンは終了する。
【0052】また第2実施形態においても、図10に示
すカメラブレ検出動作ルーチンが実行されるが、回転色
フィルタ45は設けられていないので、ステップ207
は不要である。
【0053】以上のように第2実施形態によれば、色分
解プリズム29を用いるために撮影動作の時間が相対的
に短く、カメラブレが生じにくい場合であっても、撮影
がスローシャッタで行われる場合には三脚ネジ61の締
めつけ状態が検出される。したがって、このような撮影
動作であっても、カメラ本体50が振動することはなく
なり、鮮明なカラー画像を得ることができる。
【0054】また第2実施形態においても、カメラブレ
検出動作ルーチン(図10参照)が実行されるため、第
1実施形態と同様な効果が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カメラ本
体を三脚に固定した状態であるか否かをチェックするこ
とができ、またカメラブレによる撮影ミスの発生を確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用した電子現像型カ
メラの外観図である。
【図2】図1の電子現像型カメラの回路構成を示すブロ
ック図である。
【図3】回転色フィルタと電子現像型記録媒体の位置関
係を示す図である。
【図4】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図5】ネジ検出器の一例を示す図である。
【図6】ネジ検出器の他の例を示す図である。
【図7】撮影動作のフローチャートである。
【図8】撮影動作のフローチャートである。
【図9】撮影動作のフローチャートである。
【図10】カメラブレ検出動作のフローチャートであ
る。
【図11】第2実施形態の電子現像型カメラのブロック
図である。
【図12】第2実施形態における撮影動作のフローチャ
ートである。
【図13】第2実施形態における撮影動作のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
50 カメラ本体 58 ネジ取付け部 58a ネジ孔 59 ネジ検出器 61 三脚ネジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三脚を固定するための三脚ネジが螺合可
    能なネジ取付け部を有するカメラ本体と、前記ネジ取付
    け部の近傍に配設され、前記三脚ネジが前記ネジ取付け
    部のネジ孔に螺着された状態においてネジ取付け信号を
    出力するネジ検出手段と、前記ネジ取付け信号が出力さ
    れていない間、シャッタレリーズを禁止するシャッタ制
    御手段とを備えたことを特徴とするカメラのブレ撮影防
    止装置。
  2. 【請求項2】 前記ネジ検出手段が、前記三脚ネジに押
    圧された状態で前記ネジ取付け信号を出力するタクトス
    イッチであることを特徴とする請求項1に記載のカメラ
    のブレ撮影防止装置。
  3. 【請求項3】 前記ネジ検出手段が、前記三脚ネジが干
    渉した状態で前記ネジ取付け信号を出力するフォトイン
    タラプタであることを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラのブレ撮影防止装置。
  4. 【請求項4】 前記カメラ本体の振動を検出可能なブレ
    検出器を備え、前記シャッタ制御手段は前記カメラ本体
    の振動が検出されているとき、シャッタレリーズを禁止
    することを特徴とする請求項1に記載のカメラのブレ撮
    影防止装置。
  5. 【請求項5】 前記ブレ検出器は、前記ネジ検出手段が
    ネジ取付け信号を出力していない状態であってもシャッ
    タレリーズを禁止可能であることを特徴とする請求項4
    に記載のカメラのブレ撮影防止装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレ検出器が角速度センサであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のカメラのブレ撮影防止
    装置。
  7. 【請求項7】 前記角速度センサが圧電振動ジャイロで
    あることを特徴とする請求項6に記載のカメラのブレ撮
    影防止装置。
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