JP3954273B2 - 電子スチルカメラの傾斜角検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ本体の傾斜角を検出する傾斜センサを備えた電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来電子スチルカメラにおいて、撮影光学系を介して得られた画像をコンピュ−タのディスプレイ装置によって表示するときに、その画像の上下方向をカメラ本体の姿勢に合わせるため、傾斜センサを備えたものが知られている。すなわち傾斜センサによって、カメラ本体が縦位置に定められているのか、あるいは横位置に定められているのかが検出され、例えば縦位置に定められているとき、ディスプレイ装置では、縦長の画像が表示され、また縦位置であることを示す傾斜デ−タが画像デ−タとともに記録媒体に記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
傾斜センサは通常、ボ−ル等の転動体によってカメラ本体の傾斜を検出するように構成されている。したがって、例えば乗り物に乗車して撮影する場合のようにカメラ本体が振動する状況下では、転動体の位置が不安定になり、傾斜センサの出力信号すなわちカメラの縦横位置情報が誤検出されるおそれがある。
【0004】
本発明は、傾斜センサによる誤検出が生じやすい場合に、その誤検出を容易に回避することができる傾斜角検出装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子スチルカメラの傾斜角検出装置は、カメラ本体の傾斜角を示す信号を出力する傾斜センサと、傾斜センサの出力信号の所定時間内における変化を検出する信号変化検出手段と、信号変化検出手段による検出結果に基づいて、カメラ本体の実際の傾斜角と判定される、一定値である角度情報を求める角度情報判定手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
角度情報判定手段は傾斜センサの出力信号の1つを角度情報として判定してもよく、検出頻度の相対的に高い出力信号を角度情報として判定してもよい。また角度情報判定手段はデフォルトの値を角度情報として判定してもよい。さらに角度情報判定手段は、所定時間が経過する直前の出力信号に対応した値を角度情報として判定することが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を適用した電子スチルカメラを後方から見た状態を示す斜視図である。
【0008】
この電子スチルカメラは一眼レフカメラであり、交換レンズ11はカメラ本体90に着脱自在に取り付けられる。カメラ本体90の上部の中央には光学ファインダ91が設けられ、背面92の略中央には液晶パネル(液晶表示素子)46が設けられている。液晶パネル46では、撮影光学系である交換レンズ11によって得られた画像が動画として表示され、また撮影動作によってメモリ(図示せず)に格納された静止画像が表示可能である。液晶パネル46の横には、モ−ド設定スイッチ95が設けられている。モ−ド設定スイッチ95は各種の動作モ−ドを設定するために設けられ、図示実施形態ではジョグダイアルである。
【0009】
カメラ本体90を背面92側から見たとき、カメラ本体90の上部の右側にはシャッタ釦93と状態表示装置55が設けられている。状態表示装置55は液晶表示素子から構成され、この液晶表示素子には電子スチルカメラの種々の設定状態が文字または記号として表示される。
【0010】
カメラ本体90の側面にはカードスロット96が形成されている。カードスロット96はPCカード(メモリカード)をカメラ本体90内に挿入するために設けられ、カードスロット96の内部にはPCカードが装着されるカードコネクタ(図示せず)が設けられている。
【0011】
カメラ本体90内には傾斜センサが設けられている。傾斜センサは、カメラ本体90が横位置すなわち図1に示すような状態に置かれているのか、倒立した状態に置かれているのか、あるいは縦位置、すなわち図1に示す状態から交換レンズ11の光軸周りに約90度だけ回転させた状態にあるのかを検出することができ、これらの状態に応じた信号を出力する。傾斜センサの構成は従来公知であるので、その説明を省略する。
【0012】
図2は電子スチルカメラの主に電気的構成を示すブロック図である。
交換レンズ11はマウントピン12、13を介して、カメラ本体90(図1)内に設けられた電気回路と電気的に接続される。交換レンズ11のレンズ鏡筒内には前群レンズ14と後群レンズ15が設けられ、これらのレンズ14、15の間には絞り16が配設されている。各レンズ14、15はレンズ制御回路17の制御によって光軸方向に変位し、焦点調節が行なわれる。レンズ制御回路17は、カメラ本体内に設けられたシステムコントローラ31からマウントピン12を介して送られてくる制御信号に従って動作する。絞り16は、カメラ本体内に設けられた絞り駆動回路32からマウントピン13を介して送られてくる制御信号に従って動作し、絞り16の開度が調節される。絞り駆動回路32はシステムコントローラ31によって制御される。
【0013】
カメラ本体内において、レンズ14、15の光軸上には、ハーフミラー21が設けられている。ハーフミラー21はレンズ14、15の光軸に対して約45度だけ傾斜した位置に固定されている。ハーフミラー21の上方にはピント板22が設けられ、ピント板22の上方にはペンタプリズム23が設けられている。ペンタプリズム23の後方にはファインダの接眼レンズ24が配設されている。したがって、レンズ14、15から取込まれた光はハーフミラー21によって反射され、ペンタプリズム23側に導かれ、接眼レンズ24を介して被写体像が観察される。
【0014】
ハーフミラー21の後方には、赤外カットフィルタ26と光学ローパスフィルタ27が設けられている。光学ローパスフィルタ27の後方にはCCD(撮像素子)33が設けられている。したがって、レンズ14、15から取り込まれた光はハーフミラー21を透過してCCD33の受光面に照射される。すなわち、受光面にはレンズ14、15によって得られた画像が形成され、CCD33では、画像に対応した撮像信号が生成される。
【0015】
システムコントローラ31にはパルス信号発生回路(PPG)36が接続され、パルス信号発生回路36はシステムコントローラ31の制御によって種々のパルス信号を発生する。これらのパルス信号に基づいて、CCD駆動回路37とA/D変換器38と画像信号処理回路39とが駆動され、CCD駆動回路37によりCCD33の動作が制御される。すなわちCCD33から読み出された撮像信号は、A/D変換器38によってデジタル信号に変換され、画像信号処理回路39において、所定の画像処理を施される。画像信号処理回路39には、1つの画像に対応したデジタルの画像データを格納するために十分な容量を有するメモリ(バッファメモリ)40が接続されている。
【0016】
また画像信号処理回路39には、モニタインターフェース41とカードインターフェース42とが接続されている。これらのインターフェース41、42はシステムコントローラ31によって制御される。
【0017】
モニタインターフェース41には、液晶駆動回路44を介してバックライト45と液晶パネル46が接続されている。液晶パネル46では、前述したように、CCD33から読み出された撮像信号に基づいて液晶駆動回路44が制御されることにより、交換レンズ11によって得られた画像が動画として表示され、また、メモリ40から読み出された画像データに基づいて、液晶駆動回路44が制御され、静止画像が表示される。カードインターフェース42にはカードコネクタ47が接続され、カードコネクタ47にはPCカード43が装着可能である。
【0018】
システムコントローラ31には、AFセンサ51と測光センサ52が接続されている。AFセンサ51は従来公知の構成を有し、AFセンサ51によって、レンズ14、15の焦点調節状態が測定される。測光センサ52によって、露光時の絞り16の開度とCCD33における電荷蓄積時間(露光時間)とを決定するための測光が行なわれる。
【0019】
またシステムコントローラ31には、測光スイッチ53とレリーズスイッチ54と状態表示装置55が接続されている。測光スイッチ53はシャッタ釦93を半押しすることによってオン状態となり、これにより、測光センサ52によって測光が行なわれる。レリーズスイッチ54はシャッタ釦93を全押しすることによってオン状態となり、これにより、CCD33の撮像動作が開始され、CCD33には画像に対応した撮像信号が発生する。
【0020】
さらにシステムコント−ラ31には、モ−ド設定スイッチ95が接続されている。モ−ド設定スイッチ95は上述したようにジョグダイアルであり、動作モ−ドに応じた回転位置に定めて押すことにより、その動作モ−ドが設定される。動作モ−ドとしては例えば、カメラ本体が横位置と縦位置のいずれにあるのかを検出して、その情報を記録する、位置情報検出記録モ−ドがある。
【0021】
またシステムコントローラ31には、傾斜センサ81が接続されており、傾斜センサ81から出力される、カメラ本体90の傾斜角を示す信号に基づいて、カメラ本体90が横位置あるいは縦位置のいずれに定められているかが判定される。
【0022】
図3は、撮影動作を行うためのプログラムである撮影動作制御ル−チンのフロ−チャ−トである。このプログラムはシステムコントロ−ラ31において実行される。
【0023】
ステップ101では、図4に示すカメラ角度情報判定ル−チンの実行が開始される。すなわち撮影動作制御ル−チンとカメラ角度情報判定ル−チンは、システムコントロ−ラ31において時分割で並行して実行され、撮影動作制御ル−チンが実行されている間に、カメラ本体90の撮影光学系の光軸回りの回転角である角度情報Aがカメラ角度情報判定ル−チンによって検出される。
【0024】
ステップ102では、測光スイッチ53がオン状態になったか否かが判定される。ステップ102は測光スイッチ53がオフ状態である間、繰り返し実行され、測光スイッチ53がオン状態になるとステップ103へ進み、測光および露出演算が実行される。すなわち、絞り16の開度とシャッタスピ−ドが決定される。ステップ104ではレリ−ズスイッチ54がオン状態になったか否かが判定される。レリ−ズスイッチ54がオフ状態であるときステップ102へ戻るが、レリ−ズスイッチ54がオン状態になるとステップ105へ進む。
【0025】
ステップ105では、カメラ角度情報判定ル−チンが一時停止されるとともに、カメラ角度情報判定ル−チンにおいて求められた角度情報Aが参照される。ステップ106では、CCD駆動回路37を介して、CCD33における電子シャッタ動作すなわち露出が開始される。ステップ107では、露出が終了したか否か、すなわちステップ103において決定されたシャッタスピ−ドに対応した時間だけCCD33が露光されたか否かが判定される。ステップ107において、露出が終了したことが確認されると、ステップ108へ進み、CCD33において発生した画像信号がCCD33から読み出され、デジタルの画像デ−タに変換されてメモリ40に格納される。
【0026】
ステップ109では、メモリ40から読み出された画像デ−タに対して回転処理が施され、角度情報Aが示す角度だけ、画像がその中心の回りに回転変位せしめられてLCD46に表示される。例えば、カメラ本体90を縦位置に定めて撮影が行われた場合、ステップ109の処理により、縦長の画像がLCD46によって表示される。ステップ110では、角度情報Aに対応した角度デ−タと画像デ−タがPCカ−ド43に記録され、このプログラムは終了する。
【0027】
図4は、カメラ角度情報判定ル−チンのフロ−チャ−トである。
ステップ201ではカメラ本体90の角度情報Aがデフォルトの値(=0°)に定められる。ステップ202では、縦横位置検出記録モ−ドが設定されているか否かが判定される。縦横位置検出記録モ−ドはモ−ド設定スイッチ95を操作することによって設定され、このモ−ドが設定されているとき、傾斜センサ81の出力信号に基づいて角度情報Aが得られ、この角度情報Aに基づいて、画像が回転変位せしめられてLCD46に表示されるとともに(図3のステップ109)、角度情報Aに対応した角度デ−タと画像デ−タがPCカ−ド43に記録される(図3のステップ110)。
【0028】
ステップ202において縦横位置検出記録モ−ドが設定されていると判定されたとき、ステップ203が実行され、傾斜センサ81からの出力信号、すなわちカメラ本体90の角度A0が検出される。傾斜センサ81はカメラ本体90の撮影光軸回りの回転位置に応じて、0°、90°、180°、−90°のいずれかに対応した信号を出力するように構成されている。ステップ204ではタイマ−が所定時間にセットされ、ステップ205では、タイマ−がスタ−トする。
【0029】
ステップ206では、タイマ−のスタ−トから所定時間(例えば10秒)が経過したか否かが判定される。まだ所定時間が経過していないとき、ステップ207において傾斜センサ81によりカメラ本体90の角度A1が検出される。ステップ208では、ステップ203において得られた初期値である角度A0とステップ207において検出された比較値である角度A1とが等しいか否かが検出される。角度A0、A1が等しいとき、ステップ206が再び実行される。すなわち傾斜センサ81の出力信号が変化していない間は、ステップ206〜208が繰り返し実行される。
【0030】
ステップ206〜208の実行において、所定時間が経過する前に傾斜センサ81の出力信号が変化すると、ステップ208からステップ209へ移り、カメラ本体90の角度情報Aに、ステップ201において定められたデフォルト値(=0°)が置き換えられる。そしてステップ202へ戻り、次にステップ203が実行されることにより、傾斜センサ81によって角度A0が再び検出され、ステップ204、205、206の順に実行される。ステップ206〜208のル−プが実行される間に傾斜センサ81の出力信号が再び変化すると、ステップ209へ移り、上述した動作が繰り返される。
【0031】
ステップ206〜208のル−プが実行されている間に所定時間が経過すると、ステップ206からステップ210へ移り、カメラ本体90の角度情報Aとして、ステップ203において検出された角度A0が採用される。そしてステップ202へ戻り、ステップ202〜205が実行された後、ステップ206〜208のル−プが再び実行される。
【0032】
一方、ステップ202において縦横位置検出記録モ−ドが設定されていないと判定された場合、ステップ203〜208がスキップされてステップ209が実行される。したがって、カメラ本体90の傾斜角として、デフォルト値(=0°)が採用される。
【0033】
以上のように本実施形態では、ステップ203において、傾斜センサ81により角度A0が検出された後、所定時間が経過する前に傾斜センサ81の出力信号が変化したことが検出されると、ステップ202へ戻って、ステップ203において傾斜センサ81により角度A0が再び検出され、所定時間が経過するとステップ210において、ステップ203において検出された角度A0がカメラ本体90の実際の傾斜角を示す、一定値である角度情報Aとして判定される。すなわち、カメラ本体90が振動しているために、傾斜センサ81に設けられるボ−ル等の転動体の位置が不安定になっている場合には、角度A0、A1のうちの一方の角度A0が採用され、これにより、カメラ本体90の縦横位置情報の誤検出が回避可能である。
【0034】
図5は第2の実施形態におけるカメラ角度情報判定ル−チンのフロ−チャ−トである。このカメラ角度情報判定ル−チンは例えば10msec毎に割り込み処理され、第2の実施形態の撮影動作制御ル−チンでは、ステップ101(図3参照)は設けられない。その他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0035】
図5のカメラ角度情報判定ル−チンにおける各ステップの処理内容は、図4に示された対応する各ステップと同じである。なお、図5において各ステップに付された参照番号には、図4の対応する各ステップの参照符号に「100」を加算して示されている。
【0036】
第2の実施形態によれば、傾斜センサ81による角度A0の検出から所定時間が経過する前に傾斜センサ81の出力信号が変化したときには、ステップ309において、カメラ本体90が水平状態に置かれているときの傾斜角(デフォルト値)が実際の傾斜角であるとして採用される。また、所定時間が経過したときには、ステップ310において、その直前にステップ303において検出された角度A0がカメラ本体90の角度情報Aとして採用される。
【0037】
すなわち本実施形態では、傾斜センサ81の出力信号が不安定である場合には、デフォルト値が採用される。水平状態は、カメラ本体90が置かれている可能性が最も高い状態であり、したがって傾斜センサ81の出力信号が不安定である場合に傾斜角が0°であると見なしてもよい可能性が高く、これにより、カメラ本体90の縦横位置情報の誤検出が回避可能である。
【0038】
図6および図7は第3の実施形態におけるカメラ角度情報判定ル−チンのフロ−チャ−トである。本実施形態では、撮影動作制御ル−チンとカメラ角度情報判定ル−チンは、第1の実施形態と同様に、並行に実行され、撮影動作制御ル−チンが実行されている間に、カメラ本体90の角度情報Aがカメラ角度情報判定ル−チンによって検出される。
【0039】
ステップ401ではカメラ本体90の角度情報Aがデフォルトの値(=0°)に定められる。ステップ402において縦横位置検出記録モ−ドが設定されているかことが検出されると、ステップ402からステップ403へ進み、カウンタN0、N1、N2、N3が0にクリアされる。ステップ404ではタイマ−が所定時間にセットされ、ステップ405ではタイマ−がスタ−トする。
【0040】
ステップ406では、傾斜センサ81によりカメラ本体90の角度A0〔0°/90°/180°/−90°〕が検出される。ステップ407においてA0=0°であると判定されたとき、ステップ408において0°のカウンタN0に1が加算される。A0≠0°であるとき、ステップ409が実行される。ステップ409においてA0=90°であると判定されたとき、ステップ410において90°のカウンタN1に1が加算される。A0≠90°であるとき、ステップ411が実行される。ステップ411においてA0=180°であると判定されたとき、ステップ412において180°のカウンタN2に1が加算される。A0≠180°であるとき、すなわちA0=−90°であるとき、ステップ413が実行され、−90°のカウンタN3に1が加算される。
【0041】
ステップ408、410、412、413の処理の後、ステップ414が実行され、ステップ405においてタイマ−がスタ−トしてから所定時間が経過したか否かが判定される。所定時間が経過する前はステップ406へ戻るが、所定時間が経過すると、ステップ421へ移る。このようにして、ステップ406〜414のル−プの実行により、所定時間内における0°、90°、180°、−90°の各角度の出力信号の検出頻度がカウンタN0、N1、N2、N3として累積される。
【0042】
ステップ421では、カウンタN0≧N1かつN0≧N2かつN0≧N3であるか否か、すなわちカウンタN0の値が最大であるか否かが判定される。カウンタN0の値が最大であるとき、ステップ422が実行され、カメラ本体90の角度情報Aとして0°が採用される。カウンタN0の値が最大でないときステップ423が実行され、N1>N0かつN1≧N2かつN1≧N3であるか否か、すなわちカウンタN1の値が最大であるか否かが判定される。カウンタN1の値が最大であるとき、ステップ424が実行され、角度情報Aとして90°が採用される。カウンタN1の値が最大でないときステップ425が実行され、N2>N0かつN2>N1かつN2≧N3であるか否か、すなわちカウンタN2の値が最大であるか否かが判定される。カウンタN2の値が最大であるとき、ステップ426が実行され、角度情報Aとして180°が採用される。カウンタN2の値が最大でないとき、すなわちカウンタN3の値が最大であるとき、ステップ427が実行され、角度情報Aとして−90°が採用される。
【0043】
ステップ422、424、426、427の後、ステップ402へ戻り、上述した動作が繰り返される。
【0044】
以上のように本実施形態では、傾斜センサ81において検出頻度の相対的に高い出力信号が角度情報Aとして判定される。したがって傾斜センサ81の出力信号が不安定であっても、確率的に蓋然性の高い角度情報が選択されるので、カメラ本体90の縦横位置情報の誤検出が回避可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、傾斜センサによる誤検出が生じやすい場合に、その誤検出を容易に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態を適用した電子スチルカメラを後方から見た状態を示す斜視図である。
【図2】電子スチルカメラの主に電気的構成を示すブロック図である。
【図3】撮影動作制御ル−チンのフロ−チャ−トである。
【図4】第1の実施形態におけるカメラ角度情報判定ル−チンのフロ−チャ−トである。
【図5】第2の実施形態におけるカメラ角度情報判定ル−チンのフロ−チャ−トである。
【図6】第3の実施形態におけるカメラ角度情報判定ル−チンのフロ−チャ−トである。
【図7】第3の実施形態におけるカメラ角度情報判定ル−チンのフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
81 傾斜センサ
90 カメラ本体
Claims (3)
- カメラ本体の傾斜角を示す信号を出力する傾斜センサと、前記傾斜センサの出力信号の所定時間内における変化を検出する信号変化検出手段と、前記信号変化検出手段による検出結果に基づいて、前記カメラ本体の実際の傾斜角と判定される、一定値である角度情報を求める角度情報判定手段と、前記所定時間を測定するタイマー手段とを備え、前記タイマー手段が、前記所定時間内における前記出力信号の変化が検出されると、前記角度情報判定手段が前記角度情報を求めるために新たな前記所定時間の測定を開始し、前記角度情報判定手段が、前記所定時間内における変化が検出されなかった前記出力信号を前記角度情報として判定することを特徴とする電子スチルカメラの傾斜角検出装置。
- 前記信号変化検出手段が前記出力信号の変化を検出すると、前記角度情報判定手段が、デフォルトの値を前記角度情報として判定することを特徴とする請求項1に記載の傾斜角検出装置。
- 前記信号変化検出手段が前記出力信号の変化を検出せずに前記所定時間が経過すると、前記角度情報判定手段が、前記所定時間が経過する直前の前記出力信号に対応した値を前記角度情報として判定することを特徴とする請求項2に記載の傾斜角検出装置。
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