JP4136331B2 - デジタルスチルカメラの動作制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルスチルカメラに関し、より詳しくは、例えばインターバル撮影により記録した複数の画像をモニタの画面において再生するときの動作を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来デジタルスチルカメラとして、銀塩フィルムカメラと同様にインターバル撮影の機能を備えたものが知られている。インターバル撮影における撮影時間の間隔、あるいはインターバル撮影により記録された画像の再生における時間間隔は、カメラ本体に設けられた所定のスイッチを操作して数値的に選択することによって設定される。例えば再生動作において、スイッチを操作して5秒を選択すると、インターバル撮影により記録された複数の画像が5秒間隔で切り換えられてディスプレイ装置の画面に表示される。また、インターバル撮影により記録された画像に限らず、通常の撮影により記録された画像についても一定時間間隔で順次連続再生するインターバル再生機能を備えたデジタルスチルカメラも知られている。いずれにしても、連続記録または連続再生の時間間隔は数値的に設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような時間間隔、すなわち記録または再生におけるインターバル時間の設定は、比較的複雑であるばかりでなく、微妙な調節は困難である。すなわちインターバル時間は通常、秒単位でしか設定できず、例えば0.1秒の単位で調節することは困難である。
【0004】
したがって本発明の目的は、インターバル時間を簡単な操作によって設定でき、しかも微妙な調節を行うことができるデジタルスチルカメラの動作制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデジタルスチルカメラの動作制御装置は、操作部材と、この操作部材を少なくとも2回繰り返し操作するときの時間間隔をインターバル時間として記憶するインターバル時間記憶手段と、インターバル時間を周期として所定の動作を周期的に実行するインターバル動作制御手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
動作制御装置が、再生された画像を表示するディスプレイ装置を備えている場合、操作部材は、例えばディスプレイ装置に表示される画像のコマ送り操作を行うためのコマ送りボタンである。この構成によれば、コマ送りボタンを操作して、ディスプレイ装置に表示される画像のコマ送りを行うことにより、インターバル撮影により記録された画像の再生動作の時間間隔が設定される。
【0007】
好ましくは、インターバル時間記憶手段は、操作部材が3回以上操作されたとき、最後の2回の操作における時間間隔をインターバル時間として記憶する。これによれば、インターバル時間を何度でも設定し直すことができ、微妙な調節がさらに容易になる。
【0008】
動作制御装置が、再生された画像を表示するディスプレイ装置を備えている場合、インターバル動作制御手段によって制御される動作は、ディスプレイ装置における再生動作である。また、インターバル動作制御手段によって制御される動作は、画像の記録動作であってもよい。
【0009】
本発明に係る第2の動作制御装置は、操作部材を繰り返し操作するときの時間間隔を、所定の動作を周期的に実行するときのインターバル時間として定めるインターバル時間設定手段を備えることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を適用したデジタルスチルカメラを後方から見た状態を示す斜視図である。
【0011】
このデジタルスチルカメラは一眼レフカメラであり、交換レンズ11はカメラ本体90に着脱自在に取り付けられる。カメラ本体90の上部の中央には光学ファインダ91が設けられ、背面92の略中央には液晶パネル46が設けられている。液晶パネル46では、撮影光学系である交換レンズ11によって得られた画像が動画として表示され、また撮影動作によってメモリ(図示せず)に格納された静止画像が表示可能である。液晶パネル46の横には、モード設定スイッチ95が設けられている。モード設定スイッチ95は各種の動作モードを設定するための操作部材であり、図示実施形態ではジョグダイアルである。
【0012】
カメラ本体90を背面92側から見たとき、カメラ本体90の上部の右側にはシャッタボタン93と状態表示装置56が設けられている。状態表示装置56は液晶表示素子から構成され、この液晶表示素子にはデジタルスチルカメラの種々の設定状態が文字または記号として表示される。
【0013】
カメラ本体90の側面にはカードスロット96が形成されている。カードスロット96はPCカード(メモリカード)をカメラ本体90内に挿入するために設けられ、カードスロット96の内部にはPCカードが装着されるカードコネクタ(図示せず)が設けられている。
【0014】
図2はデジタルスチルカメラの主に電気的構成を示すブロック図である。
交換レンズ11はマウントピン12、13、14を介して、カメラ本体90(図1)内に設けられた電気回路に電気的に接続される。交換レンズ11のレンズ鏡筒内には前群レンズ15と後群レンズ16が設けられ、これらのレンズ15、16の間には絞り17が配設されている。各レンズ15、16の焦点調節はレンズ制御回路18によって行われ、またズーミング動作はズームモータ19によって行われる。レンズ制御回路18とズームモータ19はそれぞれ、カメラ本体内に設けられたシステムコントローラ31からマウントピン12、13を介して送られてくる制御信号に従って動作する。絞り17は、カメラ本体内に設けられた絞り駆動回路32からマウントピン14を介して送られてくる制御信号に従って動作し、絞り17の開度が調節される。絞り駆動回路32はシステムコントローラ31によって制御される。
【0015】
カメラ本体内において、レンズ15、16の光軸上には、クイックリターンミラー21が設けられている。クイックリターンミラー21は支軸22の周りに回動自在であり、システムコントローラ31によって制御されるミラー駆動回路33によって回動される。クイックリターンミラー21は通常、図示されるようにレンズ15、16の光軸に対して約45度だけ傾斜した位置に固定されているが、撮影動作において後述のCCDが露光されるとき、支軸22を中心として回動し、水平状態に定められる。
【0016】
クイックリターンミラー21の上方にはピント板23が設けられ、ピント板23の上方にはペンタプリズム24が設けられている。ペンタプリズム24の後方にはファインダの接眼レンズ25が配設されている。したがって、クイックリターンミラー21が傾斜位置にあるとき、レンズ15、16から取り込まれた光はクイックリターンミラー21によって反射されて、ペンタプリズム24に導かれ、接眼レンズ25を介して被写体像が観察される。
【0017】
クイックリターンミラー21の後方には、シャッタ26と赤外カットフィルタ27と光学ローパスフィルタ28が設けられ、光学ローパスフィルタ28の後方にはCCD(撮像素子)34が設けられている。シャッタ26は、システムコントローラ31によって制御されるシャッタ駆動回路35によって回動される。したがって、撮影動作においてシャッタ26が開放されると、レンズ15、16から取り込まれた光はCCD34の受光面に導かれ、CCD34が露光される。すなわち、受光面にはレンズ15、16によって得られた画像が形成され、CCD34では画像に対応した撮像信号が生成される。
【0018】
システムコントローラ31にはパルス信号発生回路(PPG)36が接続され、パルス信号発生回路36はシステムコントローラ31の制御によって種々のパルス信号を発生する。これらのパルス信号に基づいて、CCD駆動回路37とA/D変換器38と画像信号処理回路39とが駆動され、CCD駆動回路37によりCCD34の動作が制御される。すなわちCCD34から読み出された撮像信号は、A/D変換器38によってデジタル信号に変換され、画像信号処理回路39において、所定の画像処理を施される。画像信号処理回路39には、1つの画像に対応したデジタルの画像データを格納するために十分な容量を有する画像バッファメモリ40が接続されている。
【0019】
また画像信号処理回路39には、モニタインターフェース41とカードインターフェース42が接続されている。これらのインターフェース41、42はシステムコントローラ31によって制御される。モニタインターフェース41には、液晶駆動回路44を介してバックライト45と液晶パネル46が接続されている。液晶パネル46では、前述したように、CCD34から読み出された撮像信号に基づいて液晶駆動回路44が制御されることにより、交換レンズ11によって得られた画像がメモリ40から読み出されて動画として表示され、また、撮影により既に記録・保存された画像データに基づいて、液晶駆動回路44が制御され、静止画像が表示される。カードインターフェース42にはカードコネクタ47が接続され、またカードコネクタ47にはPCカード43が装着されており、撮影された画像が画像データとしてPCカード43に記録・保存される。
【0020】
システムコントローラ31には、測距(AF)センサ51と測光センサ52とオートホワイトバランスセンサ(AWBセンサ)53が接続されている。AFセンサ51は従来公知の構成を有し、AFセンサ51によって、レンズ15、16の焦点調節状態が測定される。測光センサ52によって、露光時の絞り17の開度とCCD34における電荷蓄積時間(露光時間)とを決定するための測光が行われる。AWBセンサ53によって、ホワイトバランス調整のために、デジタルスチルカメラの周囲の光の色温度が検出される。
【0021】
またシステムコントローラ31には、測光スイッチ54とレリーズスイッチ55と状態表示装置56が接続されている。測光スイッチ54はシャッタボタン93を半押しすることによってオン状態となり、これにより、測光センサ52によって測光が行われる。レリーズスイッチ55はシャッタボタン93を全押しすることによってオン状態となり、これにより、CCD34の撮像動作が開始され、CCD34には画像に対応した撮像信号が発生する。
【0022】
さらにシステムコントローラ31には、モード設定スイッチ95が接続されている。モード設定スイッチ95は上述したようにジョグダイアルであり、後述する各設定モードや各動作モードを示す指標に対応した回転位置に定めて押すことにより、その動作モード等が設定される。またモード設定スイッチ95は、所定の回転位置に定めて押すことにより、コマ送りボタンとして機能する。コマ送りボタンとして設定された状態では、1回押す毎に、液晶パネル46に表示される再生画像が1コマだけ送られる。
【0023】
図3はインターバル時間設定ルーチンのフローチャートである。インターバル時間設定ルーチンはモード設定スイッチ95を操作してインターバル時間設定モードの指標位置に定めることによって起動され、システムコントローラ31により実行される。
【0024】
ステップ101では、タイマT1がデフォルト値Tmnに設定される。デフォルト値Tmnは、モード設定スイッチ95を操作することによって予め設定されており、例えば5秒である。ステップ102では、インターバル時間設定パラメータTiが初期値0に定められる。
【0025】
ステップ103では、コマ送りボタンすなわちモード設定スイッチ95が押されてオン状態に定められたか否かが判定される。ステップ103はコマ送りボタンが押されるまで繰り返し実行され、コマ送りボタンが押されると、ステップ104へ進む。なお、後述するインターバル記録ルーチン(図5)とインターバル再生ルーチン(図4)は割り込み処理され、コマ送りボタンが押されないためにステップ103が繰り返し実行されている間であっても、実行可能である。
【0026】
ステップ104では、液晶パネル46に画像が表示される。この画像は、モード設定スイッチ95を予め操作することによって、PCカード43に記録されている複数の画像から任意に選択可能であるが、選択されていないときは1コマ目の画像である。ステップ105ではタイマT1が停止される。初めてステップ105が実行されるとき、タイマはまだ起動していないので、この停止処理に実質的な意味はない。
【0027】
ステップ106では、インターバル時間設定パラメータTiがタイマT1の値に置き換えられる。初めてステップ106が実行されるとき、インターバル時間設定パラメータTiはデフォルト値Tmnに置き換えられる。次いで、ステップ107においてタイマT1が0にリセットされ、ステップ108においてタイマT1による計時がスタートする。
【0028】
再びステップ103が実行される。ここで、コマ送りボタンが押されると、ステップ104へ進み、前回のステップ104の実行によって表示された画像の次のコマの画像が液晶パネル46によって表示される。そしてステップ105では、タイマT1の計時が停止される。これによりタイマT1には、前回のステップ108の実行による計時のスタートから経過した時間が記憶される。ステップ106では、インターバル時間設定パラメータTiがタイマT1の値に置き換えられる。すなわちインターバル時間設定パラメータTiには、タイマT1に記憶された経過時間がインターバル時間として記憶される。この経過時間は実質的に、コマ送りボタンが2回押されたときの時間間隔であり、ユーザは、前回のステップ104の実行による画像の表示と、今回のステップ104の実行による画像の表示との切り換わりを見ることによって、その時間間隔を認識することができる。
【0029】
そしてステップ108が実行され、タイマT1の計時が再びスタートし、ステップ103へ戻る。このようにコマ送りボタンが何度も繰り返し操作されると、最後の2回の操作における時間間隔がインターバル時間としてインターバル時間設定パラメータTiに記憶される。
【0030】
図4はインターバル再生ルーチンのフローチャートである。インターバル再生ルーチンはモード設定スイッチ95を操作してインターバル再生動作モードの指標位置に定めることによって起動され、システムコントローラ31により実行される。なお、このルーチンの実行に先立ち、インターバル撮影によってPCカード43に記録された1組の画像のうちの最初の画像が、ユーザにより、モード設定スイッチ95を操作することによって予め選択されていることが必要であり、選択されていないときはエラーメッセージが液晶パネル46に表示される。
【0031】
ステップ201では、インターバル時間設定パラメータTiが0であるか否かが判定される。インターバル時間設定パラメータTiが0であるとき、すなわちコマ送りボタンがまだ1度も押されておらず、図3のステップ106がまだ実行されていないとき、ステップ202において、インターバル時間設定パラメータTiはデフォルト値Tmnに置き換えられる。デフォルト値Tmnはインターバル時間設定ルーチンの場合と同じであり、例えば5秒である。一方、ステップ201においてインターバル時間設定パラメータTiが0ではないと判定されたとき、ステップ202は実行されず、インターバル時間設定パラメータTiは図3のステップ106において設定された値に保持される。
【0032】
ステップ203では、モード設定スイッチ95によって予め選択されている画像が再生されて液晶パネル46に表示される。ステップ204では、再生タイマT2が0にリセットされ、ステップ205では、再生タイマT2による計時がスタートする。次いでステップ206は、再生タイマT2の値がインターバル時間設定パラメータTiの値以上になるまで繰り返し実行される。再生タイマT2の値がインターバル時間設定パラメータTiの値に到達すると、ステップ207へ進み、ステップ203の実行によって表示された画像の次のコマの画像が検索される。この画像はステップ203において、液晶パネル46によって表示される。
【0033】
このようにしてステップ203〜207のループが実行されることにより、インターバル撮影によって得られた複数の画像がインターバル時間設定パラメータTiに応じた時間間隔で切り換えられて再生表示される。
【0034】
前述したようにインターバル時間設定パラメータTiはコマ送りボタンを2回押したときの時間間隔であり、インターバル時間設定ルーチン(図3)におけるインターバル時間の設定動作では、この時間間隔に従って液晶パネル46に表示される画像が切り換えられる。すなわちユーザは、インターバル再生動作におけるインターバル時間を、その設定動作時に感覚的に認識することができる。またインターバル時間は、コマ送りボタンを2回以上押したときの実際の時間間隔に応じてソフトウェアにおけるタイマの精度で設定され、従来のように秒単位ではなく、微妙な時間間隔で設定可能である。さらに、インターバル時間はコマ送りボタンを何度でも押して設定し直すことができるので、初心者であっても微妙な調節を容易に行うことができる。
【0035】
図5はインターバル記録ルーチンのフローチャートである。インターバル記録ルーチンは、インターバル再生ルーチンと同様に、モード設定スイッチ95を操作してインターバル記録動作モードの指標位置に定めることによって起動され、システムコントローラ31により実行される。
【0036】
ステップ301では、インターバル時間設定パラメータTiが0であるか否かが判定される。インターバル時間設定パラメータTiが0であるとき、ステップ302においてインターバル時間設定パラメータTiは、インターバル再生ルーチンのステップ202(図4)と同様にデフォルト値Tmnに置き換えられる。これに対し、ステップ301においてインターバル時間設定パラメータTiが0ではないと判定されたとき、ステップ302は実行されず、インターバル時間設定パラメータTiはインターバル時間設定ルーチンのステップ106(図3)において設定された値に保持される。
【0037】
次いで、ステップ303はレリーズスイッチ55がオン状態に定められるまで繰り返し実行される。レリーズスイッチ55がオン状態に切り換えられると、ステップ304へ進み、一連の撮影動作が実行される。すなわち、クイックリターンミラー21が水平位置に回動されるとともに、絞り17が所定の開度に定められる。そして、シャッタ26が開閉されてCCD34が所定時間だけ露光された後、絞り17が閉塞されるとともに、クイックリターンミラー21が傾斜位置に復帰する。次いで、CCD34から画像信号が読み出されて画像バッファメモリ40に格納され、このメモリ40から読み出されてPCカード43に記録される。
【0038】
ステップ305では、記録タイマT3が0にリセットされ、ステップ306では、記録タイマT3による計時がスタートする。ステップ307は、記録タイマT3の値がインターバル時間設定パラメータTiの値以上になるまで繰り返し実行される。記録タイマT3の値がインターバル時間設定パラメータTiの値に到達すると、ステップ308へ進み、レリーズスイッチ55がオフ状態に切り換えられたか否かが判定される。レリーズスイッチ55がオフ状態に切り換えられると、ステップ303へ戻るが、レリーズスイッチ55がオン状態を維持しているときステップ304へ戻り、再び撮影動作が行われる。
【0039】
このように、レリーズスイッチ55がオン状態を維持している間は、ステップ304〜308のループが繰り返し実行され、インターバル時間毎に撮影動作が行われて画像信号がPCカード43に記録される。
【0040】
インターバル記録ルーチンも、インターバル時間設定パラメータTiを用いて制御されるので、インターバル再生ルーチンと同様な効果が得られる。
【0041】
以上のように本実施形態によれば、インターバル撮影あるいはインターバル再生動作の周期すなわちインターバル時間を、コマ送りボタンを2回以上押したときの時間間隔によって設定することができ、しかもその時間間隔を視覚的にチェックすることができる。またインターバル時間は、ソフトウェアにおけるタイマの精度で設定され、コマ送りボタンを何回か押すことによって設定し直すことができるので、微妙な調節を簡単に行える。
【0042】
図6は第2の実施形態におけるインターバル時間設定ルーチンのフローチャートである。第2の実施形態は、第1の実施形態と比較してインターバル時間設定ルーチンのみが異なり、機械的および電気的な構成と、インターバル再生ルーチンおよびインターバル記録ルーチンの内容は同じである。
【0043】
ステップ401では、第1および第2のタイマT4、T5がそれぞれデフォルト値Tmnに設定される。デフォルト値Tmnは、第1の実施形態と同様に、モード設定スイッチ95を操作することによって予め設定される。ステップ402では、インターバル時間設定パラメータTiが初期値0に定められる。
【0044】
ステップ403はコマ送りボタンが押されるまで繰り返し実行され、コマ送りボタンが押されると、ステップ404へ進む。ステップ404では、第1の実施形態と同様に、PCカード43に記録された画像の中から予め選択された画像、あるいは1コマ目に記録された画像が液晶パネル46に表示される。ステップ405では第2のタイマT5が停止される。初めてステップ405が実行されるとき、第2のタイマT5はまだ起動していないので、この停止処理に実質的な意味はない。
【0045】
ステップ406では第1のタイマT4が0にリセットされ、ステップ407では第1のタイマT4による計時がスタートする。ステップ408では、インターバル時間設定パラメータTiが第2のタイマT5の値に置き換えられる。初めてステップ408が実行されるとき、インターバル時間設定パラメータTiはデフォルト値Tmnに置き換えられる。
【0046】
ステップ409はコマ送りボタンが押されるまで繰り返し実行され、コマ送りボタンが押されると、ステップ410へ進み、PCカード43に記録された画像において、ステップ404で表示された次のコマの画像が液晶パネル46に表示される。ステップ411では第1のタイマT4が停止される。これにより第1のタイマT4には、ステップ407の実行による計時のスタートから経過した時間が記憶される。
【0047】
ステップ412では第2のタイマT5が0にリセットされ、ステップ413では第2のタイマT5による計時がスタートする。ステップ414では、インターバル時間設定パラメータTiが第1のタイマT4の値に置き換えられる。すなわちインターバル時間設定パラメータTiには、第1のタイマT4に記憶された経過時間がインターバル時間として記憶される。
【0048】
そしてステップ403へ戻り、上述した処理が行われ、ステップ408の実行により、第2のタイマT5にはステップ413の実行による計時のスタートから経過した時間が記憶される。
【0049】
このように第2の実施形態では、第1および第2のタイマT4、T5を用いてインターバル時間を設定しており、その他の構成および作用は第1の実施形態と同じである。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、インターバル時間を簡単な操作によって設定でき、しかも微妙な調節を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を適用したデジタルスチルカメラを後方から見た状態を示す斜視図である。
【図2】デジタルスチルカメラの主に電気的構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態におけるインターバル時間設定ルーチンのフローチャートである。
【図4】第1の実施形態におけるインターバル再生ルーチンのフローチャートである。
【図5】第1の実施形態におけるインターバル記録ルーチンのフローチャートである。
【図6】第2の実施形態におけるインターバル時間設定ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
95 モード設定ボタン(操作部材)
Claims (5)
- 操作部材と、この操作部材の同じ操作を少なくとも2回繰り返すときの時間間隔をインターバル時間として記憶するインターバル時間記憶手段と、前記インターバル時間を周期として所定の動作を周期的に実行するインターバル動作制御手段とを備え、前記インターバル時間記憶手段は、前記操作部材が3回以上操作されたとき、最後の2回の操作における時間間隔を前記インターバル時間として記憶することを特徴とするデジタルスチルカメラの動作制御装置。
- 再生された画像を表示するディスプレイ装置を備え、前記操作部材が前記ディスプレイ装置に表示される画像のコマ送り操作を行うためのコマ送りボタンであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルスチルカメラの動作制御装置。
- 再生された画像を表示するディスプレイ装置を備え、前記所定の動作が、前記ディスプレイ装置における再生動作であることを特徴とする請求項1に記載のデジタルスチルカメラの動作制御装置。
- 前記所定の動作が、撮影による画像の記録動作であることを特徴とする請求項1に記載のデジタルスチルカメラの動作制御装置。
- 操作部材の同じ操作を繰り返すときの時間間隔を、所定の動作を周期的に実行するときのインターバル時間として定めるインターバル時間設定手段を備え、前記インターバル時間設定手段は、前記操作部材が3回以上操作されたとき、最後の2回の操作における時間間隔を前記インターバル時間として設定することを特徴とするデジタルスチルカメラの動作制御装置。
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