JPH0930309A - 車両用床構造 - Google Patents
車両用床構造Info
- Publication number
- JPH0930309A JPH0930309A JP20779095A JP20779095A JPH0930309A JP H0930309 A JPH0930309 A JP H0930309A JP 20779095 A JP20779095 A JP 20779095A JP 20779095 A JP20779095 A JP 20779095A JP H0930309 A JPH0930309 A JP H0930309A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- mat
- trim
- vehicle
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内装飾の一体感や商品性を損ねたりするこ
ともなく床構成材の端末部の差し込みの作業性を向上で
きる車両用床構造を提供する。 【解決手段】 床構成材1の端末部1aは、フロアパネ
ル11とクォータトリム13との間に差し込まれる。マ
ット2には下面2aの端部から端末縁部2bの上縁2c
に向かって、斜めに切断した傾斜切断面2dが形成され
ているから、床構成材1の端末部1aを下方へ押圧する
と、マット2が下方へ撓んで、クォータトリム13の差
し込み案内部14に沿って容易に差し込むことができ
る。差し込んだ後は撓んだマット2が弾性復帰して、フ
ェルト3とフロアカーペット4等の表皮材5をクォータ
トリム13の下面に圧接させる。
ともなく床構成材の端末部の差し込みの作業性を向上で
きる車両用床構造を提供する。 【解決手段】 床構成材1の端末部1aは、フロアパネ
ル11とクォータトリム13との間に差し込まれる。マ
ット2には下面2aの端部から端末縁部2bの上縁2c
に向かって、斜めに切断した傾斜切断面2dが形成され
ているから、床構成材1の端末部1aを下方へ押圧する
と、マット2が下方へ撓んで、クォータトリム13の差
し込み案内部14に沿って容易に差し込むことができ
る。差し込んだ後は撓んだマット2が弾性復帰して、フ
ェルト3とフロアカーペット4等の表皮材5をクォータ
トリム13の下面に圧接させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用床構造に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】特にワンボックスカー等の床構造は、弾
性を有するマットの表面にフロアカーペット等の表皮材
を積層して接合した床構成材の端末部を、トリム下面に
差し込むようにしている。床構成材は、車両室内に対す
る作業が終了した後にフロアパネル上に敷かれる。これ
は、室内作業のため作業者が乗り込んだり工具を持ち込
んだりして、フロアカーペット等の表皮材が汚れたりす
るのを防止するためである。床構成材の端末部をトリム
下面に差し込む作業の作業性を向上するため、図3に示
すようにマットaの端末縁部bの上面には、端部に向か
って下がる傾斜面cを形成し、床構成材dをフロアパネ
ルeとトリムfの下面との間に形成される隙間に差し込
むようにしていた。
性を有するマットの表面にフロアカーペット等の表皮材
を積層して接合した床構成材の端末部を、トリム下面に
差し込むようにしている。床構成材は、車両室内に対す
る作業が終了した後にフロアパネル上に敷かれる。これ
は、室内作業のため作業者が乗り込んだり工具を持ち込
んだりして、フロアカーペット等の表皮材が汚れたりす
るのを防止するためである。床構成材の端末部をトリム
下面に差し込む作業の作業性を向上するため、図3に示
すようにマットaの端末縁部bの上面には、端部に向か
って下がる傾斜面cを形成し、床構成材dをフロアパネ
ルeとトリムfの下面との間に形成される隙間に差し込
むようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の床構成材は、上面に端末に向かって下がる傾斜面が形
成されているため、表面を押すと凹みを生じたり、トリ
ムとの間に隙間が生じて指が入ったりして、商品性が劣
るばかりでなく車室内装飾の一体感が損なわれる等の問
題点がある。本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、上記問題点を解決することができる車両用床構造を
提供することを目的とする。
の床構成材は、上面に端末に向かって下がる傾斜面が形
成されているため、表面を押すと凹みを生じたり、トリ
ムとの間に隙間が生じて指が入ったりして、商品性が劣
るばかりでなく車室内装飾の一体感が損なわれる等の問
題点がある。本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、上記問題点を解決することができる車両用床構造を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の車両用床構造は、弾性を有するマットの表面
にフロアカーペット等の表皮材を積層して接合した床構
成材の端末部をトリム下面に差し込んで、フロアパネル
上に敷くようにした車両用床構造において、前記マット
の下面から該マットの上縁に向かって斜めに切断した傾
斜切断面を形成し、前記床構成材を前記トリム下面に差
し込む際、前記端末部を前記フロアパネルに向かって下
方へ撓ませ、差し込み後前記マットの弾性復帰により、
前記表皮材を前記トリム下面に圧接するようにしたこと
を特徴とする。
の本発明の車両用床構造は、弾性を有するマットの表面
にフロアカーペット等の表皮材を積層して接合した床構
成材の端末部をトリム下面に差し込んで、フロアパネル
上に敷くようにした車両用床構造において、前記マット
の下面から該マットの上縁に向かって斜めに切断した傾
斜切断面を形成し、前記床構成材を前記トリム下面に差
し込む際、前記端末部を前記フロアパネルに向かって下
方へ撓ませ、差し込み後前記マットの弾性復帰により、
前記表皮材を前記トリム下面に圧接するようにしたこと
を特徴とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】上記構成の車両用床構造によれ
ば、床構成材の端末部の差し込み時にフロアパネルに向
かって下方へ撓ませたマットが、弾性復帰してフロアカ
ーペット等の表皮材をトリム下面に圧接する。従って、
トリム下面と表皮材の間に隙間を生じて、室内装飾の一
体感や商品性を損ねたりすることもない。また、床構成
材の端末部の差し込みの作業性を一層向上できる等の効
果を有する。
ば、床構成材の端末部の差し込み時にフロアパネルに向
かって下方へ撓ませたマットが、弾性復帰してフロアカ
ーペット等の表皮材をトリム下面に圧接する。従って、
トリム下面と表皮材の間に隙間を生じて、室内装飾の一
体感や商品性を損ねたりすることもない。また、床構成
材の端末部の差し込みの作業性を一層向上できる等の効
果を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の1実施例を添付図面を参
照して説明する。図1は床構成材1の要部の断面図、図
2は床構成材1を敷いた後のフロアパネル部の断面図で
ある。図1に示すように、床構成材1の基本構造は、ウ
レタン成形により弾性を有するマット2の上面に、フェ
ルト3とフロアカーペット4等の表皮材5を積層して接
合したものである。マット2は下面2aの端部から端末
縁部2bの上縁2cに向かって、斜めに切断した傾斜切
断面2dが形成されている。
照して説明する。図1は床構成材1の要部の断面図、図
2は床構成材1を敷いた後のフロアパネル部の断面図で
ある。図1に示すように、床構成材1の基本構造は、ウ
レタン成形により弾性を有するマット2の上面に、フェ
ルト3とフロアカーペット4等の表皮材5を積層して接
合したものである。マット2は下面2aの端部から端末
縁部2bの上縁2cに向かって、斜めに切断した傾斜切
断面2dが形成されている。
【0007】一方、車両のフロアパネル11には、所定
間隔置きにビード12が形成されている。このフロアパ
ネル11に対してクォータトリム13が配設されてい
る。該クォータトリム13の下端には、先端を僅かに斜
め下方に向けて屈曲した差し込み案内部14が形成され
ている。また、フロアパネル11の上面には、該フロア
パネル11の形状に沿って遮音材15が張設されてい
る。そして、遮音材15の上面に上記床構成材1を配置
して敷き詰める。
間隔置きにビード12が形成されている。このフロアパ
ネル11に対してクォータトリム13が配設されてい
る。該クォータトリム13の下端には、先端を僅かに斜
め下方に向けて屈曲した差し込み案内部14が形成され
ている。また、フロアパネル11の上面には、該フロア
パネル11の形状に沿って遮音材15が張設されてい
る。そして、遮音材15の上面に上記床構成材1を配置
して敷き詰める。
【0008】床構成材1の端末部1aは、フロアパネル
11とクォータトリム13との間に差し込まれる。この
場合、マット2には下面2aの端部から端末縁部2bの
上縁2cに向かって、斜めに切断した傾斜切断面2dが
形成されているから、床構成材1の端末部1aを下方へ
押圧すると、マット2が下方へ撓んで、クォータトリム
13の差し込み案内部14に沿って容易に差し込むこと
ができる。そして、差し込んだ後は、撓んだマット2が
弾性復帰して、フェルト3とフロアカーペット4等の表
皮材5をクォータトリム13の差し込み案内部14の下
面に圧接させる。
11とクォータトリム13との間に差し込まれる。この
場合、マット2には下面2aの端部から端末縁部2bの
上縁2cに向かって、斜めに切断した傾斜切断面2dが
形成されているから、床構成材1の端末部1aを下方へ
押圧すると、マット2が下方へ撓んで、クォータトリム
13の差し込み案内部14に沿って容易に差し込むこと
ができる。そして、差し込んだ後は、撓んだマット2が
弾性復帰して、フェルト3とフロアカーペット4等の表
皮材5をクォータトリム13の差し込み案内部14の下
面に圧接させる。
【0009】上記したように本発明の車両用床構造は、
フロアカーペット4等の表皮材5がクォータトリム13
の下面に圧接しているから、クォータトリム13の下面
と表皮材5の間に隙間を生じて、室内装飾の一体感や商
品性を損ねたりすることもない。また、床構成材1の端
末部1aを押圧して、クォータトリム13の差し込み案
内部14に沿って差し込むだけでよいから、迅速な作業
が可能となって作業性をより一層高めることができる。
フロアカーペット4等の表皮材5がクォータトリム13
の下面に圧接しているから、クォータトリム13の下面
と表皮材5の間に隙間を生じて、室内装飾の一体感や商
品性を損ねたりすることもない。また、床構成材1の端
末部1aを押圧して、クォータトリム13の差し込み案
内部14に沿って差し込むだけでよいから、迅速な作業
が可能となって作業性をより一層高めることができる。
【図1】床構成材の要部の断面図である。
【図2】床構成材を敷いた後のフロアパネル部の断面図
である。
である。
【図3】従来例を示した断面図である。
1...床構成材 1a...端末部 2...マット 2a...下面 2b...端末縁部 2c...上縁 2d...傾斜切断面 4...フロアカーペット 5...表皮材 11...フロアパネル 13...クォータトリム
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性を有するマットの表面にフロアカー
ペット等の表皮材を積層して接合した床構成材の端末部
をトリム下面に差し込んで、フロアパネル上に敷くよう
にした車両用床構造において、 前記マットの下面から該マットの上縁に向かって斜めに
切断した傾斜切断面を形成し、前記床構成材を前記トリ
ム下面に差し込む際、前記端末部を前記フロアパネルに
向かって下方へ撓ませ、差し込み後前記マットの弾性復
帰により、前記表皮材を前記トリム下面に圧接するよう
にしたことを特徴とする車両用床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07207790A JP3116779B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 車両用床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07207790A JP3116779B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 車両用床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0930309A true JPH0930309A (ja) | 1997-02-04 |
JP3116779B2 JP3116779B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=16545548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07207790A Expired - Fee Related JP3116779B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 車両用床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116779B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061911A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Honda Motor Co Ltd | 車両のフロアカーペット用スペーサ及びフロアカーペット敷設構造 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP07207790A patent/JP3116779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061911A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Honda Motor Co Ltd | 車両のフロアカーペット用スペーサ及びフロアカーペット敷設構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3116779B2 (ja) | 2000-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4779390A (en) | Lining for the interior of an automotive vehicle | |
KR102044721B1 (ko) | 표피-재료 고정 클립 | |
JPH0930309A (ja) | 車両用床構造 | |
JPH028008Y2 (ja) | ||
JP3602196B2 (ja) | 車両用シ−ト | |
JPH01213912A (ja) | ケーブルワイヤ | |
US4180957A (en) | Molding clip | |
JP3579588B2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
JPH0436984Y2 (ja) | ||
JP2002030795A (ja) | 床 材 | |
JP3140692B2 (ja) | 車両用フロアトリムの成形方法 | |
JPH0618810Y2 (ja) | 自動車用ドアトリムにおけるウエザーストリップの取付構造 | |
JPH08172Y2 (ja) | 自動車のドアトリム構造 | |
JPH0623468Y2 (ja) | 自動車用フロアカ−ペツト | |
JP4298148B2 (ja) | ウエザーストリップ | |
JP2002070302A (ja) | 床見切り | |
JPH0635821Y2 (ja) | 車体フロアのハーネス保護構造 | |
JP4450281B2 (ja) | 出隅部材およびその施工方法 | |
JP2002036401A (ja) | 表装材 | |
JPH1120531A (ja) | 建設機械用フロアマット | |
JPH08100571A (ja) | 額縁材 | |
JP2507885Y2 (ja) | 建築用見切部材 | |
JP2021187275A (ja) | 車両用内装材 | |
JPH057829U (ja) | 天井見切り材 | |
JP2005329732A (ja) | 別部品の取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000905 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |