JPH09302698A - マンホール用蓋 - Google Patents

マンホール用蓋

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JPH09302698A
JPH09302698A JP8143584A JP14358496A JPH09302698A JP H09302698 A JPH09302698 A JP H09302698A JP 8143584 A JP8143584 A JP 8143584A JP 14358496 A JP14358496 A JP 14358496A JP H09302698 A JPH09302698 A JP H09302698A
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JP
Japan
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manhole
lid
opening frame
main body
tool
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JP8143584A
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English (en)
Inventor
Toru Ninomiya
徹 二宮
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NINOMIYA IND
NINOMIYA SANGYO KK
Original Assignee
NINOMIYA IND
NINOMIYA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 嵌め込み及び取り外しの操作は簡単ではある
が施錠が厳重であって、防犯上の安全性の極めて高いマ
ンホール用蓋を提供すること。 【解決手段】 マンホール開口枠1に嵌込まれる蓋本体
2の裏面に、水平軸3bを介して回動自在に回動部材4
が支持されており、回動部材4の内側端部に形成された
長孔4hに、蓋本体2の上方から挿通される、長孔4h
への挿通時と回動部材4の吊上げ時とでは方向変更の必
要な専用の吊上げ工具6により、回動部材4が蓋本体2
と共に吊り上げられ回動すると、回動部材4の外側端部
に形成された掛止部4cがマンホール開口枠1から後退
し開錠され、吊上げ工具6による吊り上げが解かれる
と、掛止部4cが前進し、マンホール開口枠1に掛止さ
れ、自動的に施錠される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信・電力ケーブ
ル等を通した地下溝に通じるマンホールを覆うマンホー
ル用蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信・電力ケーブル等を通した地
下溝に通じるマンホールを覆うマンホール用蓋として、
例えば図12及び図13に示すように、マンホール開口
枠10に嵌め込まれる、長方形の薄い内蓋20、その内
蓋20の長辺よりも、対応する長辺が僅かに長く且つ厚
い長方形の外蓋30、及び嵌め込まれた内蓋20が他人
によって容易に取り外されないよう構成された施錠機構
40を備えたものが知られている。
【0003】施錠機構40の構成について説明する。内
蓋20には、その中心に鉛直軸41が軸支され、その鉛
直軸41の下部には腕部材42が取り付けられ、その腕
部材42の両端部に内蓋20の短辺に向って互いに反対
方向に伸びる一対の平行な掛止棒43,43が取り付け
られている。その掛止棒43,43は、内蓋20の上方
から、専用の鍵(図示省略)により鉛直軸41が回動さ
れると、腕部材42が回動され、長辺に平行な方向に進
退するようになっている。
【0004】さらに、マンホール開口枠10の内側下部
には、内枠部11が水平方向に突設されていて、内蓋2
0の各短辺側が載せられると共に、上記前進した掛止棒
43,43がその下方に差し込まれて、施錠され、反対
に後退すると、内枠部11の下方から抜け、開錠される
よう構成されている。なお、マンホール開口枠10の内
側上部には、外蓋30の各短辺側が載せられる外枠段部
12が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマンホール用蓋は、内蓋20及び外蓋30の2枚よ
りなり、蓋が嵌め込まれる場合は、内蓋20の装着、施
錠、及び外蓋30の装着、反対に蓋が取り外され、開口
される場合は、外蓋30の取り外し、開錠、及び内蓋2
0の取り外しのそれぞれ3段の操作が必要であり、いず
れにしても操作が煩雑である。しかも、施錠機構40が
簡単なので専用の鍵を使用しなくても、鉛直軸41を回
動することにより、容易に内蓋20が取り外されるおそ
れがあり、防犯上安全性に欠けるという問題がある。
【0006】そこで本発明の目的とするところは、嵌め
込み及び取り外しの操作は簡単ではあるが施錠が厳重で
あって、防犯上の安全性の極めて高いマンホール用蓋を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、本発明のマンホール用蓋は、マンホール開口縁に固
定されたマンホール開口枠(1)に嵌め込まれる板状の
蓋本体(2)と,蓋本体(2)の裏面のマンホール開口
枠(1)に近い位置に垂設された互いに平行なブラケッ
ト対(3,3)と,ブラケット対(3,3)に軸架され
た水平軸(3b)の周りに回動自在で、マンホール開口
枠(1)に掛止する掛止部(4c)が外側端部に形成さ
れかつ上下方向に貫通する長孔(4h)が内側端部に形
成された回動部材(4)と,及び、蓋本体(2)に設け
られた工具挿通孔(2b)を経て、長孔(4h)に上方
から挿通可能で鉛直軸周りに所定角度回動することによ
り長孔(4h)に掛止され引き抜き不能となる吊上げ工
具(6)と,を備え、吊上げ工具(6)を掛止により引
き抜き不能の状態にして蓋本体(2)が吊上げられる
と、回動部材(4)が水平軸(3b)周りに正回動し掛
止部(4c)が後退してマンホール開口枠(1)への掛
止が解放されて開錠され、逆に蓋本体(2)がマンホー
ル開口枠(1)へ嵌め込まれた状態で吊上げ工具(6)
の掛止が解かれると、回動部材(4)が自重によって水
平軸(3b)周りに逆回動し掛止部(4c)が前進して
マンホール開口枠(1)に掛止されて自動的に施錠され
るように構成されたものである(請求項1)。
【0008】また、請求項1記載の工具挿通孔(2b)
には、吊上げ工具(6)の把手(6a)の一端面に突設
された栓開閉用突部(6d)が嵌合され、回動されるこ
とにより着脱される、頭部に特殊形状の開閉用凹部(2
d)が設けられたネジ付き栓(2c)が螺着されている
(請求項2)。
【0009】なお、上記の課題を解決するための手段に
記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施
の形態に記載された記号に対応するものである。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、工具挿通
孔を経て、回動部材の長孔に挿通された専用の吊上げ工
具により、回動部材が蓋本体と共に吊り上げられ、回動
すると、掛止部が後退し、蓋本体がマンホール開口枠に
嵌め込み可能になる。マンホール開口枠に嵌め込まれた
蓋本体は、吊上げ工具による吊り上げが解かれ、抜き取
られると、回動部材が元の位置に戻り、掛止部が前進し
マンホール開口枠に掛止され、施錠される。また回動部
材は、吊上げ工具により吊り上げられると、回動し、掛
止部が後退し、マンホール開口枠への掛止から解放され
て、開錠され、蓋本体の取り外しが可能になる。このよ
うに開錠に当っては、専用の吊上げ工具の使用が必要で
あり、しかも長孔へ挿通されるときと蓋本体及び回動部
材が吊上げられるときとでは、吊上げ工具の鉛直軸周り
の角度回動による方向の変更が必要であるため、施錠が
厳重になり、防犯上の安全性が極めて高い。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、工
具挿通孔に対するネジ付き栓の着脱は、吊上げ工具の把
手の栓開閉用突部がネジ付き栓の特殊形状の開閉用凹部
に嵌合され、回動されることによってのみ可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例について図
面を参照して説明する。それぞれ図1は本発明の実施の
形態例に係わるマンホール用蓋を示す平面図、図2は図
1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線拡大断面
図、図4はネジ付き栓を示す拡大平面図、図5は回動部
材を示す拡大斜視図、図6は図5の平面図、図7は図5
の立面図、図8は回動部材が吊上げられた状態を示す図
1のB−B線拡大断面図、図9は吊上げ工具を示す正面
図、図10は図9のC−C線断面図、図11は栓開閉用
突部を示す正面図である。
【0013】本発明の実施の形態例に係わるマンホール
用蓋は、主としてマンホール開口縁に固定されたマンホ
ール開口枠1に嵌め込まれる板状蓋本体2、その蓋本体
2の裏面のマンホール開口枠1に近い位置に垂設された
互いに平行な板状のブラケット対3,3、及びそのブラ
ケット対3,3に軸架された、マンホール開口枠1に平
行な水平軸3bの周りに回動自在に支持される回動部材
4、及び蓋本体2に設けられた工具挿通孔2bを経て、
回動部材4の内側端部に形成された長孔4hに上方から
挿通可能で鉛直軸周りに所定角度回動することにより長
孔4hに掛止され引き抜き不能となる専用の吊上げ工具
6を備えている。なお、板状ブラケット対3,3、及び
回動部材4の組合せは、1枚の長方形の蓋本体に対し
て、通常各短辺側に2組、計4組設けられるが、中心線
上に2組設けるようにしてもよい。
【0014】各部について詳細説明する。マンホール開
口縁に固定されたマンホール開口枠1は、マンホールの
内外方向に適当な幅を持つ水平な枠基板1aの上面外側
に外枠1bが立設されると共に、その外枠1bの内側に
溝1cが形成されるよう、上面内側に外枠1bよりも低
い内枠1dが立設され、しかも、枠基板1aの内側端部
の下方に後述する回動部材4の掛止部4cが差込まれ、
掛止されることが可能な空間が形成されている。
【0015】マンホール開口枠1に嵌め込まれる蓋本体
2は、その周縁部裏面に溝1cに遊嵌される脚部2aが
鉛直に突設されており、また蓋本体2の裏面、脚部2a
の内側部分と内枠1dとの間は内枠1dに嵌着されたゴ
ム製パッキン1eによりシールされている。更に、蓋本
体2には、吊上げ工具6を挿通するための工具挿通孔2
bが形成されており、その工具挿通孔2bには、図4に
示すような吊上げ工具6のみにより着脱可能な特殊形状
のネジ付き栓2cがゴム製パッキン2eを介して螺着さ
れている。なお、溝1cの底面のところどころには脚部
2aの下端を受ける蓋受部1fが突出している。
【0016】2枚の板状ブラケット対3,3は、蓋本体
2の裏面のマンホール開口枠1に近い位置に垂設されて
おり、その上部に設けられた軸孔3a,3aには、回動
部材4を回動自在に支持する、マンホール開口枠1に平
行な水平軸3bが軸架されている。なお、ブラケット対
3,3の内下端部間には回動部材4の内端部の下面を支
える支持棒3cが横架されている。
【0017】回動部材4は、図5乃至図7に示すよう
に、水平軸3bに回動可能に支持された、互いに平行な
板状の腕部4a,4aの内側端面に、吊上げ工具6によ
り吊上げ可能な板状の被吊上げ部4bが一体に突設され
ると共に、腕部4a,4aの外側端部下面に枠基板1a
の内側端部の下方に差込まれ、掛止される掛止部4cが
垂架されている。なお、回動部材4は、水平軸3bに軸
支された状態で、被吊上げ部4bの側に重心があって、
被吊上げ部4bの側が下向きに回動するよう構成されて
いる。この被吊上げ部4bは、前述の通り、被吊上げ部
4bの前端部の下面が支持棒3cに支持されることによ
って水平に保持され、その状態で、蓋本体2のネジ付き
栓2cの直下には吊上げ工具6の先端部分を挿通可能に
する長孔4hが上下方向に貫通されている。さらに吊上
げ工具6により吊上げ可能に、被吊上げ部4bの下面に
それを横断する吊上げ用切り欠き4kが設けられてい
る。なお、被吊上げ部4bの内側端部の上側コーナー
は、被吊上げ部4bが吊上げられ、水平軸3bの周りに
回動したとき、被吊上げ部4bが蓋本体2の裏面と出来
るだけ広い面で当接するよう、斜めに大きく切り取られ
ている。
【0018】長孔4hについて説明する前に吊上げ工具
6について説明する。吊上げ工具6は、図9乃至図11
に示すように、把手6aにT字状に断面円形の軸体6b
が垂設されており、さらにその軸体6bの先端には、長
孔4hへの挿通時と回動部材4の吊上げ時との方向を変
更するために、点対称に軸体6bの径よりも小さい厚さ
の一対の鈎片6c,6cが垂設されている。一対の鈎片
6c,6cの幅は、吊上げ工具6の回動により長孔4h
に掛止するように少なくとも長孔4hの横幅よりも広
く、かつ長孔4hに挿通できるように長孔4hの縦幅よ
りも狭くなっている。なお、把手6aの一端面には、ネ
ジ付き栓2cの頭部に設けられた特殊形状(図では△
状)の開閉用凹部2dに嵌合され、回動されることによ
り、ネジ付き栓2cを着脱する栓開閉用突部6dが突設
されている。特殊形状は特に△(三角)状に限られるも
のではなく栓開閉用突部が嵌合する形状であればよいの
で、例えば□(四角)状でも◇(菱形)状でもよい。
【0019】被吊上げ部4bに開けられた長孔4hは、
被吊上げ部4bが水平に保持された状態(図3)で、吊
上げ工具6の軸体6b及び一対の鈎片6c,6cが、鉛
直且つ吊上げ用切り欠き4kに垂直な方向に挿通可能に
開けられていると共に、被吊上げ部4bが水平軸の周り
に上方に回動された状態(図8)においても、挿通可能
に、内側(マンホール開口枠1から遠い側)の面が、上
内向きに傾斜した形状に拡げられている。
【0020】作用について説明する。蓋本体2をマンホ
ール開口枠1に嵌め込む場合には、作業員は次のように
操作する。先ず吊上げ工具6の栓開閉用突部6dを使用
して、各工具挿通孔2bのネジ付き栓2cを取り外す。
次に吊上げ工具6の把手6aを手に持って、その先端部
分を上方から工具挿通孔2bに挿通し、さらに鈎片6
c,6cを長孔4hの縦幅方向に一致させて挿通し、被
吊上げ部4b下方に突出させる。そして、把手6aを軸
体6bの周りに、すなわち鉛直軸周りに90度回動し、
鈎片6c,6cを長孔4hの横幅方向に一致させて吊上
げ用切り欠き4kに嵌め込み掛止させる。これにより、
吊上げ工具6は長孔4hから引き抜き不能の状態にな
り、蓋本体2が吊上げ可能になる。これを4本の吊上げ
工具6を使用して4組の回動部材4の長孔4hに対して
行う。
【0021】2人の作業員(4人の作業員でもよい)が
それぞれ両手で把手6a,6aを持ち上げて、蓋本体2
を水平に吊上げると、回動部材4が水平軸(3b)周り
に正回動(図3及び図8では時計周り)する。すなわ
ち、図8に示すように被吊上げ部4bが上方に回動する
と共に、掛止部4cが内向きに回動し、マンホール開口
枠1の内端面より内側に後退するため、蓋本体2をマン
ホール開口枠1へ嵌め込み可能になる。
【0022】蓋本体2を嵌め込み後、吊上げた把手6
a,6aを緩め、鈎片6c,6cを吊上げ用切り欠き4
kから外し、軸体6bの周りに90度回動し掛止が解か
れ、先端部分を長孔4hを経て工具挿通孔2bから抜き
出すと、回動部材4が自重によって水平軸(3b)周り
に逆回動(図3及び図8では反時計周り)する。すなわ
ち、被吊上げ部4bが下方に回動すると共に、掛止部4
cが外向きに回動前進し、枠基板1aの内側端部下方に
差込まれて掛止されて自動的に施錠される。
【0023】その後は、ネジ付き栓2cを工具挿通孔2
bに嵌め込み、吊上げ工具6の栓開閉用突部6dをネジ
付き栓2cの頭部の開閉用凹部2dに嵌合したうえ、回
動し、ネジ付き栓2cを工具挿通孔2bに締結すればよ
い。この状態では、他人が蓋本体2を取り外そうとし
て、何等かの手段でネジ付き栓2cを回動し、取り外す
ことが出来ても、さらに専用の吊上げ工具6を手に入れ
る必要があり、且つその取扱い方法を十分理解していな
ければならない。つまり、単に蓋本体2を持上げるだけ
では、掛止部4cが枠基板1aに当たるので、蓋本体2
を取り外すことが出来ず、防犯上の安全性は従来例のそ
れに比して極めて高くなっている。
【0024】蓋本体2の取り外しに当っては、先ず吊上
げ工具6により、ネジ付き栓2cを取り外したうえ、吊
上げ工具6の把手6aを手に持って、その先端部分を上
方から工具挿通孔2bに挿通し、90度回動し、鈎片6
c,6cを吊上げ用切り欠き4kに嵌め込む。そして、
例えば2人の作業員により吊上げ工具6を介して持上げ
て、蓋本体2を水平に吊上げればよい。そうすることに
よって、被吊上げ部4bが上方に回動すると共に、掛止
部4cが内向きに回動し、マンホール開口枠1の内端面
より内側に後退し掛止が解放されて開錠され、単に蓋本
体2は、持上げるだけで、取り外すことが可能となる。
【0025】しかも、工具挿通孔2bに対するネジ付き
栓2cの着脱は、吊上げ工具6の把手6aの栓開閉用突
部6dがネジ付き栓2cの特殊形状の開閉用凹部2d嵌
合され、回動されることによってのみ可能であるので、
蓋本体2の防犯上の安全性は、回動部材4と共に2重に
保障されている。
【0026】
【発明の効果】以上のとおり請求項1に記載の発明によ
れば、蓋本体は、マンホール開口枠に嵌め込まれ、吊上
げ工具による吊り上げが解かれると自動的に施錠され
る。しかも、開錠に当っては、専用の吊上げ工具の使用
が必要であること、さらにそれが長孔へ挿通されるとき
とそれにより蓋本体が吊上げられるときとでは、吊上げ
工具の方向の変更が必要であること等施錠が厳重になさ
れているので、従来例に比較して防犯上の安全性が極め
て高い。また、作業者が手順さえ知っていれば蓋本体の
取り外しは開錠機能も兼ねる吊上げ工具をそのまま使用
すればよく、更に蓋本体の嵌め込みは吊上げ工具による
吊り上げが解かれると自動的に施錠されるので操作が簡
単である。
【0027】また請求項2に記載の発明によれば、工具
挿通孔に対するネジ付き栓の着脱は、開錠・吊上げ工具
の把手の栓開閉用突部がネジ付き栓の特殊形状の開閉用
凹部に嵌合され、回動されることによってのみ可能であ
るので、蓋本体の防犯上の安全性は回動部材による施錠
機構と共に2重に保障される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる、マンホール用蓋
を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】ネジ付き栓を示す拡大平面図である。
【図5】回動部材を示す拡大斜視図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の立面図である。
【図8】回動部材が吊上げられた状態を示す図1のB−
B線拡大断面図である。
【図9】吊上げ工具を示す正面図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【図11】栓開閉用突部を示す正面図である。
【図12】従来例を示す裏面図である。
【図13】図12のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール開口枠 1a 枠基板 1b 外枠 1c 溝 1d 内枠 1e パッキン 1f 蓋受部 2 蓋本体 2a 脚部 2b 工具挿通孔 2c ネジ付き栓 2d 開閉用凹部 2e パッキン 3 ブラケット 3a 軸孔 3b 水平軸 3c 支持棒 4 回動部材 4a 腕部 4b 被吊上げ部 4c 掛止部 4h 長孔 4k 吊上げ用切り欠き 6 吊上げ工具 6a 把手 6b 軸体 6c 鈎片 6d 栓開閉用突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール開口縁に固定されたマンホール
    開口枠に嵌め込まれる板状の蓋本体と,該蓋本体の裏面
    のマンホール開口枠に近い位置に垂設された互いに平行
    なブラケット対と,該ブラケット対に軸架された水平軸
    の周りに回動自在で、前記マンホール開口枠に掛止する
    掛止部が外側端部に形成されかつ上下方向に貫通する長
    孔が内側端部に形成された回動部材と,及び、前記蓋本
    体に設けられた工具挿通孔を経て、前記長孔に上方から
    挿通可能で鉛直軸周りに所定角度回動することにより長
    孔に掛止され引き抜き不能となる吊上げ工具と,を備
    え、前記吊上げ工具を掛止により引き抜き不能の状態に
    して前記蓋本体が吊上げられると、前記回動部材が水平
    軸周りに正回動し前記掛止部が後退して前記マンホール
    開口枠への掛止が解放されて開錠され、逆に蓋本体がマ
    ンホール開口枠へ嵌め込まれた状態で吊上げ工具の掛止
    が解かれると、回動部材が自重によって水平軸周りに逆
    回動し掛止部が前進してマンホール開口枠に掛止されて
    自動的に施錠されるように構成されたことを特徴とする
    マンホール用蓋。
  2. 【請求項2】前記工具挿通孔には、前記吊上げ工具の把
    手の一端面に突設された栓開閉用突部が嵌合され、回動
    されることにより着脱される、頭部に特殊形状の開閉用
    凹部が設けられたネジ付き栓が螺着されていることを特
    徴とする請求項1記載のマンホール用蓋。
JP8143584A 1996-05-13 1996-05-13 マンホール用蓋 Pending JPH09302698A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038261A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Yeu Chuan Liao 調整可能な多機能急速伸縮装置
CN106976713A (zh) * 2017-05-03 2017-07-25 中国科学院沈阳自动化研究所 一种斜面自动定位机构

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