JPH0738601Y2 - 面付きラッチ錠 - Google Patents
面付きラッチ錠Info
- Publication number
- JPH0738601Y2 JPH0738601Y2 JP40518890U JP40518890U JPH0738601Y2 JP H0738601 Y2 JPH0738601 Y2 JP H0738601Y2 JP 40518890 U JP40518890 U JP 40518890U JP 40518890 U JP40518890 U JP 40518890U JP H0738601 Y2 JPH0738601 Y2 JP H0738601Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- latch
- hub
- hole
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gates (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、片開き又は両開きの門
扉などの表面に取り付けられる面付きラッチ錠に関す
る。
扉などの表面に取り付けられる面付きラッチ錠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ラッチ錠には、扉の端面に埋設される一
般的な型式のラッチ錠と、門扉などの内側の表面に取り
付けられる面付きラッチ錠とがある。面付きラッチ錠
は、外側ハンドルが回動可能に嵌挿され扉の外側表面に
取り付けられる外側エスカッションと、内側ハンドルが
回動可能に嵌挿され、内側及び外側のハンドルによりラ
ッチが没入する箱錠が内部に収容される内側エスカッシ
ョンとを有する。
般的な型式のラッチ錠と、門扉などの内側の表面に取り
付けられる面付きラッチ錠とがある。面付きラッチ錠
は、外側ハンドルが回動可能に嵌挿され扉の外側表面に
取り付けられる外側エスカッションと、内側ハンドルが
回動可能に嵌挿され、内側及び外側のハンドルによりラ
ッチが没入する箱錠が内部に収容される内側エスカッシ
ョンとを有する。
【0003】扉を施錠する必要のある場合には、外側エ
スカッションに設けられたシリンダ錠或いは内側エスカ
ッションに設けた施解錠操作用の摘子により扉を施解錠
する施錠手段が設けられる。
スカッションに設けられたシリンダ錠或いは内側エスカ
ッションに設けた施解錠操作用の摘子により扉を施解錠
する施錠手段が設けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上のような施錠手段
を有する面付きラッチ錠を勝手違いの扉に取り付けよう
とした場合には、解錠操作用の摘子を有する内側エスカ
ッションを扉の外側に、シリンダ錠を有する外側エスカ
ッションを扉の内側に取替て取り付けることは出来な
い。又、面付きラッチ錠全体を上下逆にして取り付ける
とハンドルの下方に位置するシリンダ錠がハンドルの上
になる不具合が生じる。
を有する面付きラッチ錠を勝手違いの扉に取り付けよう
とした場合には、解錠操作用の摘子を有する内側エスカ
ッションを扉の外側に、シリンダ錠を有する外側エスカ
ッションを扉の内側に取替て取り付けることは出来な
い。又、面付きラッチ錠全体を上下逆にして取り付ける
とハンドルの下方に位置するシリンダ錠がハンドルの上
になる不具合が生じる。
【0005】従って、施錠手段を有する面付きラッチ錠
は勝手違いの扉には兼用することが出来ず、右勝手及び
左勝手用の二種類の面付きラッチ錠を製造し、取り付け
現場において右勝手及び左勝手用の両方を用意しなけれ
ばならない面倒があった。本考案はかかる課題を解決す
ることを目的としており、極めて簡単に反対勝手に切り
換えられる面付きラッチ錠を提供するものである。
は勝手違いの扉には兼用することが出来ず、右勝手及び
左勝手用の二種類の面付きラッチ錠を製造し、取り付け
現場において右勝手及び左勝手用の両方を用意しなけれ
ばならない面倒があった。本考案はかかる課題を解決す
ることを目的としており、極めて簡単に反対勝手に切り
換えられる面付きラッチ錠を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の面付きラッチ錠は、錠ケースと、該錠ケー
スの前端面に取り付けられラッチボルト挿入用の角孔を
有するフロントと、上記角孔により回動を阻止され上記
角孔より出没可能に設けられるラッチボルトと、上記錠
ケースに枢着され中央部に貫設されたハブ孔に内側及び
外側ハンドルを接続する連結軸が挿入されるハブと、該
ハブに係合し該ハブの回動により後退し上記ラッチボル
トを没入させるレトラクタとを有する箱錠と、扉取付け
面に上記箱錠の後部を収容する収容凹部が形成され、両
側壁に上記箱錠の前部が挿入される開口部を有する内側
エスカッションと、扉を介して上記箱錠に締結される外
側エスカッションとにより構成した。
に、本考案の面付きラッチ錠は、錠ケースと、該錠ケー
スの前端面に取り付けられラッチボルト挿入用の角孔を
有するフロントと、上記角孔により回動を阻止され上記
角孔より出没可能に設けられるラッチボルトと、上記錠
ケースに枢着され中央部に貫設されたハブ孔に内側及び
外側ハンドルを接続する連結軸が挿入されるハブと、該
ハブに係合し該ハブの回動により後退し上記ラッチボル
トを没入させるレトラクタとを有する箱錠と、扉取付け
面に上記箱錠の後部を収容する収容凹部が形成され、両
側壁に上記箱錠の前部が挿入される開口部を有する内側
エスカッションと、扉を介して上記箱錠に締結される外
側エスカッションとにより構成した。
【0007】
【作用】上記のように構成された面付きラッチ錠は、解
錠状態において内側或いは外側のハンドルを操作する
と、両ハンドルに接続する連結軸と共にハブが回動し、
ハブに係合するレトラクタが後退してラッチボルトがフ
ロント表面に没入し、開扉可能になる。
錠状態において内側或いは外側のハンドルを操作する
と、両ハンドルに接続する連結軸と共にハブが回動し、
ハブに係合するレトラクタが後退してラッチボルトがフ
ロント表面に没入し、開扉可能になる。
【0008】シリンダ錠を施錠すると、ラッチボルトの
没入動作が拘束され、ラッチボルトが没入しないので、
扉は開かれない。
没入動作が拘束され、ラッチボルトが没入しないので、
扉は開かれない。
【0009】面付きラッチ錠の勝手を変更するには、フ
ロントを取り外すとラッチボルトが回動可能になるの
で、ラッチボルトを180度回動した後にフロントを取
り付ける。そして、内側エスカッションから取り出した
箱錠を180度反転して、一方の開口に挿入されていた
箱錠の前部を他方の開口に挿入して内側エスカッション
を復旧すると反対勝手の面付きラッチ錠となる。
ロントを取り外すとラッチボルトが回動可能になるの
で、ラッチボルトを180度回動した後にフロントを取
り付ける。そして、内側エスカッションから取り出した
箱錠を180度反転して、一方の開口に挿入されていた
箱錠の前部を他方の開口に挿入して内側エスカッション
を復旧すると反対勝手の面付きラッチ錠となる。
【0010】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、面付きラッチ錠Aは、図1の分解斜視図に示す
ように、箱錠1は、前部1aと後部1bとより成り、前
部1a前部の端面に板状のフロント2がねじ3により取
り付けられ、フロント2にはラッチボルト4が出没可能
に挿入され、箱錠1のほぼ中央には、孔5が貫設された
ハブ6が枢着され、ハブ6の下方には、円形の内周面の
2箇所に突起が突出する形状の孔7を有するカム8が枢
着され(図2参照)、箱錠1の上部及び下部にそれぞれ
貫通孔9,貫通ねじ孔10が設けられる。符号11は箱
錠1の一方に設けられた開口を被覆するカバーである。
すると、面付きラッチ錠Aは、図1の分解斜視図に示す
ように、箱錠1は、前部1aと後部1bとより成り、前
部1a前部の端面に板状のフロント2がねじ3により取
り付けられ、フロント2にはラッチボルト4が出没可能
に挿入され、箱錠1のほぼ中央には、孔5が貫設された
ハブ6が枢着され、ハブ6の下方には、円形の内周面の
2箇所に突起が突出する形状の孔7を有するカム8が枢
着され(図2参照)、箱錠1の上部及び下部にそれぞれ
貫通孔9,貫通ねじ孔10が設けられる。符号11は箱
錠1の一方に設けられた開口を被覆するカバーである。
【0011】内側エスカッション12の扉取り付け面1
2aに、箱状1の後部1bを収容する収容凹部13が形
成され、内側エスカッション12の両側壁12b,12
bにそれぞれ箱状1の前部1aを挿入可能な開口14が
設けられ、収容凹部13の底壁15に孔16が設けら
れ、孔16の下方には、孔7に嵌挿されるほぼ十文字形
状の突起18(図1参照)と内側端面側に施解錠操作用
の溝17が設けられた施解錠操作用の摘子19が枢着さ
れる。
2aに、箱状1の後部1bを収容する収容凹部13が形
成され、内側エスカッション12の両側壁12b,12
bにそれぞれ箱状1の前部1aを挿入可能な開口14が
設けられ、収容凹部13の底壁15に孔16が設けら
れ、孔16の下方には、孔7に嵌挿されるほぼ十文字形
状の突起18(図1参照)と内側端面側に施解錠操作用
の溝17が設けられた施解錠操作用の摘子19が枢着さ
れる。
【0012】内側のハンドル20は軸部21と把手部2
2とより成り、軸部21の先端に設けられる小径部21
aが孔16に回動可能に嵌挿され、小径部21aの端面
に有底の角孔23が設けられる。
2とより成り、軸部21の先端に設けられる小径部21
aが孔16に回動可能に嵌挿され、小径部21aの端面
に有底の角孔23が設けられる。
【0013】外側エスカッション24の扉取り付け面2
4aに、扉の厚みにほぼ等しい長さの間隔片25が2本
立設され、外側エスカッション24には、表面にキーK
の鍵孔26aを有するシリンダ錠26が取り付けられ、
シリンダ錠26の端部に板形状の施錠軸27の一端が固
着され、施錠軸27の他端は孔7に嵌挿される。
4aに、扉の厚みにほぼ等しい長さの間隔片25が2本
立設され、外側エスカッション24には、表面にキーK
の鍵孔26aを有するシリンダ錠26が取り付けられ、
シリンダ錠26の端部に板形状の施錠軸27の一端が固
着され、施錠軸27の他端は孔7に嵌挿される。
【0014】外側のハンドル28は軸部29と把手部3
0とより成り、軸部29の先端に設けられる小径部(図
示しない)が外側エスカッション24の孔(図示しな
い)に回動可能に嵌挿され、小径部の端面に角形の連結
軸31の一端が取り付けられ、連結軸31の他端は、箱
錠1の孔5を貫通して内側のハンドル20の角孔23に
嵌挿され、軸部21に設けられたねじ孔に螺合するねじ
32により内側ハンドル20に固定される。
0とより成り、軸部29の先端に設けられる小径部(図
示しない)が外側エスカッション24の孔(図示しな
い)に回動可能に嵌挿され、小径部の端面に角形の連結
軸31の一端が取り付けられ、連結軸31の他端は、箱
錠1の孔5を貫通して内側のハンドル20の角孔23に
嵌挿され、軸部21に設けられたねじ孔に螺合するねじ
32により内側ハンドル20に固定される。
【0015】図1における符号33は、片側の開口14
を閉塞する被覆板であり、上下2箇所に穿設された孔3
4には、箱錠1のフロント2の反対側に設けられたねじ
孔35(図2参照)に螺合するねじ36が挿入される。
を閉塞する被覆板であり、上下2箇所に穿設された孔3
4には、箱錠1のフロント2の反対側に設けられたねじ
孔35(図2参照)に螺合するねじ36が挿入される。
【0016】内側エスカッション12の底壁15の上部
及び下部に孔37が穿設され、孔37に挿入されるねじ
38が貫通ねじ孔10に螺合し、箱錠1が収容凹部13
内に固定され、貫通孔9に挿入されるねじ39が、間隔
片25の先端に設けられたねじ孔(図示しない)に螺合
することにより、扉の両面に内側エスカッション12及
び外側エスカッション24が取り付けられる。
及び下部に孔37が穿設され、孔37に挿入されるねじ
38が貫通ねじ孔10に螺合し、箱錠1が収容凹部13
内に固定され、貫通孔9に挿入されるねじ39が、間隔
片25の先端に設けられたねじ孔(図示しない)に螺合
することにより、扉の両面に内側エスカッション12及
び外側エスカッション24が取り付けられる。
【0017】図2はカバー11を除去した箱錠1の正面
図であり、錠ケース40の前端面に設けられたねじ孔4
1には、フロント2に挿入されたねじ3が螺合し、フロ
ント2に設けられたラッチボルト挿入用の角孔42に、
同形状のラッチボルト4の頭部4aが出没可能に挿入さ
れる。頭部4aの先端には傾斜面43が設けられ、傾斜
面43の反対面にはラッチボルト4の出没方向に平行な
係止面44が設けられる(図3参照)。
図であり、錠ケース40の前端面に設けられたねじ孔4
1には、フロント2に挿入されたねじ3が螺合し、フロ
ント2に設けられたラッチボルト挿入用の角孔42に、
同形状のラッチボルト4の頭部4aが出没可能に挿入さ
れる。頭部4aの先端には傾斜面43が設けられ、傾斜
面43の反対面にはラッチボルト4の出没方向に平行な
係止面44が設けられる(図3参照)。
【0018】錠ケース40及びカバー11に設けられた
長孔45には、レトラクタ46に設けられたピン47が
遊嵌し、錠ケース40にばね支持部材48が固着され、
レトラクタ46の前端部及び後端部にほぼ直角に屈曲し
た前部起立壁49及び後部起立壁50が設けられ、前部
起立壁49とばね支持部材48との間にばね51が弾装
される。従って、レトラクタ46はフロント2に向かっ
て前進或いは後退可能に設けられ、前進する方向に付勢
される。
長孔45には、レトラクタ46に設けられたピン47が
遊嵌し、錠ケース40にばね支持部材48が固着され、
レトラクタ46の前端部及び後端部にほぼ直角に屈曲し
た前部起立壁49及び後部起立壁50が設けられ、前部
起立壁49とばね支持部材48との間にばね51が弾装
される。従って、レトラクタ46はフロント2に向かっ
て前進或いは後退可能に設けられ、前進する方向に付勢
される。
【0019】ラッチボルト4の頭部4aの後端には軸部
4bが取り付けられ、前部起立壁49に設けられた孔に
軸部4bが挿入され、前部起立壁49の両側には、止め
輪52,53が嵌着される。従って、レトラクタ46が
後退したときにはラッチボルト4の頭部4aがフロント
2の表面に没入し、又、ラッチボルト4はフロント2を
除去した場合に軸部4bの軸心を中心にして回動可能で
ある。
4bが取り付けられ、前部起立壁49に設けられた孔に
軸部4bが挿入され、前部起立壁49の両側には、止め
輪52,53が嵌着される。従って、レトラクタ46が
後退したときにはラッチボルト4の頭部4aがフロント
2の表面に没入し、又、ラッチボルト4はフロント2を
除去した場合に軸部4bの軸心を中心にして回動可能で
ある。
【0020】錠ケース40に枢着されたハブ6は筒状部
54と、筒状部54の端部に板状部55とを有し、筒状
部54に巻回されたばね56の一端56aは、錠ケース
40に立設されたピン57に係止され、他端56bは、
板状部55に屈曲形成されたばね係止部58に係止され
る。従って、ハブ6は図2において反時計方向に付勢さ
れる。
54と、筒状部54の端部に板状部55とを有し、筒状
部54に巻回されたばね56の一端56aは、錠ケース
40に立設されたピン57に係止され、他端56bは、
板状部55に屈曲形成されたばね係止部58に係止され
る。従って、ハブ6は図2において反時計方向に付勢さ
れる。
【0021】板状部55には、外周面より突出する押動
部59と爪部60が形成され、押動部59には後部起立
壁50が当接している。従って、内側ハンドル20或い
は外側ハンドル28を操作して連結軸31が挿入されて
いるハブ6を時計方向に回動すると、押動部59が後部
起立壁50を押すので、レトラクタ46が後退し、ラッ
チボルト4が没入する。
部59と爪部60が形成され、押動部59には後部起立
壁50が当接している。従って、内側ハンドル20或い
は外側ハンドル28を操作して連結軸31が挿入されて
いるハブ6を時計方向に回動すると、押動部59が後部
起立壁50を押すので、レトラクタ46が後退し、ラッ
チボルト4が没入する。
【0022】カム8には外周面より突出する押動突起6
1と腕部62が設けられ、腕部62に設けられたピン6
3と錠ケース40に立設されたピン64に、ばね65の
両端部が嵌着される。従って、カム8は、押動突起61
と腕部62が実線位置と鎖線位置に付勢される。
1と腕部62が設けられ、腕部62に設けられたピン6
3と錠ケース40に立設されたピン64に、ばね65の
両端部が嵌着される。従って、カム8は、押動突起61
と腕部62が実線位置と鎖線位置に付勢される。
【0023】錠ケース40に設けられた縦長孔66,6
7に、ストッパ68に設けられたピン69,70がそれ
ぞれ遊嵌し、ストッパ68に設けられた係合凹部71に
押動突起61が係入する。従って、カム8が実線位置か
ら鎖線位置に回動すると、ストッパ68が、図2におい
て上方に移動し、ストッパ68の上端に形成された凹状
の係合部72がハブ6の爪部60に係合し、ハブ6の回
動が阻止される。
7に、ストッパ68に設けられたピン69,70がそれ
ぞれ遊嵌し、ストッパ68に設けられた係合凹部71に
押動突起61が係入する。従って、カム8が実線位置か
ら鎖線位置に回動すると、ストッパ68が、図2におい
て上方に移動し、ストッパ68の上端に形成された凹状
の係合部72がハブ6の爪部60に係合し、ハブ6の回
動が阻止される。
【0024】図4及び図5は、以上のように構成された
面付きラッチ錠Aを取り付けた両開き扉の要部正面図及
び扉の横断面図を示し、片側の扉G1 の内側面に面付き
ラッチ錠Aが取り付けられ、他側の扉G2 にストライク
Sが取り付けられる(片開きの扉に面付きラッチ錠Aが
取り付けられる場合には、固定側の柱にストライクSが
取り付けられる)。
面付きラッチ錠Aを取り付けた両開き扉の要部正面図及
び扉の横断面図を示し、片側の扉G1 の内側面に面付き
ラッチ錠Aが取り付けられ、他側の扉G2 にストライク
Sが取り付けられる(片開きの扉に面付きラッチ錠Aが
取り付けられる場合には、固定側の柱にストライクSが
取り付けられる)。
【0025】面付きラッチ錠Aが解錠されているときに
は、カム7が実線位置にあるので(図2参照)、ストッ
パ68が下降位置にあり、ハブ6は回動可能である。従
って、内側ハンドル20或いは外側のハンドル28を操
作すると、両ハンドル20,28に接続する連結軸31
と共にハブ6が図2において時計方向に回動し、ハブ6
に係合するレトラクタ46が後退してラッチボルト4の
頭部がフロント2の表面に没入し、ストライクSの受け
孔から離脱するので開扉可能になる。
は、カム7が実線位置にあるので(図2参照)、ストッ
パ68が下降位置にあり、ハブ6は回動可能である。従
って、内側ハンドル20或いは外側のハンドル28を操
作すると、両ハンドル20,28に接続する連結軸31
と共にハブ6が図2において時計方向に回動し、ハブ6
に係合するレトラクタ46が後退してラッチボルト4の
頭部がフロント2の表面に没入し、ストライクSの受け
孔から離脱するので開扉可能になる。
【0026】キーKによりシリンダ錠26を施錠する
と、カム8が図2において時計方向に回動し、押動突起
61が実線位置から鎖線位置に回動するので、ストッパ
68が上昇し、ハブ6の爪部60の回動を阻止する。従
って、内側ハンドル20及び外側のハンドル28が操作
する不能になり、レトラクタ46は前進した状態に保持
され、ラッチボルト4はストライクSに係入したままで
ある。
と、カム8が図2において時計方向に回動し、押動突起
61が実線位置から鎖線位置に回動するので、ストッパ
68が上昇し、ハブ6の爪部60の回動を阻止する。従
って、内側ハンドル20及び外側のハンドル28が操作
する不能になり、レトラクタ46は前進した状態に保持
され、ラッチボルト4はストライクSに係入したままで
ある。
【0027】面付きラッチ錠Aの勝手を変更するには、
フロント2を取り外すとラッチボルト4が回動可能にな
るので、ラッチボルト4を180度回動した後にフロン
ト2を取り付ける。そして、内側エスカッション12か
ら取り出した箱錠1を表裏逆にして内側エスカッション
12を取り付ければよい。今まで一方の開口14から突
出していた箱錠1の前部1aは他方の開口14から突出
し、今まで他方の開口14を被覆していた被覆板33が
一方の開口14を被覆し、反対勝手の面付きラッチ錠A
となる。
フロント2を取り外すとラッチボルト4が回動可能にな
るので、ラッチボルト4を180度回動した後にフロン
ト2を取り付ける。そして、内側エスカッション12か
ら取り出した箱錠1を表裏逆にして内側エスカッション
12を取り付ければよい。今まで一方の開口14から突
出していた箱錠1の前部1aは他方の開口14から突出
し、今まで他方の開口14を被覆していた被覆板33が
一方の開口14を被覆し、反対勝手の面付きラッチ錠A
となる。
【0028】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、面付きラッチ錠を極めて簡単に反対勝手に切り換え
られることができる。従って、従来のように、両勝手の
面付きラッチ錠を製造並びに保管し、現地に両勝手の面
付きラッチ錠を輸送して片方を取り付けた後に他方を送
り返すような面倒が無くなり、又、一方の勝手の面付き
ラッチ錠を輸送した場合に、勝手が反対であったために
扉の取り付け工事に混乱を生じるような問題が解消し
た。
で、面付きラッチ錠を極めて簡単に反対勝手に切り換え
られることができる。従って、従来のように、両勝手の
面付きラッチ錠を製造並びに保管し、現地に両勝手の面
付きラッチ錠を輸送して片方を取り付けた後に他方を送
り返すような面倒が無くなり、又、一方の勝手の面付き
ラッチ錠を輸送した場合に、勝手が反対であったために
扉の取り付け工事に混乱を生じるような問題が解消し
た。
【図1】本考案の面付きラッチ錠の分解斜視図である。
【図2】カバーを除去した状態の箱錠の正面図である。
【図3】図2のX矢視図である。
【図4】本考案の面付きラッチ錠が取り付けられた扉の
要部正面図である。
要部正面図である。
【図5】図4の横断面図である。
【図6】本考案の面付きラッチ錠が取り付けられた扉の
縦断面図である。
縦断面図である。
A 面付きラッチ錠 1 箱錠 1a 前部 1b 後部 2 フロント 4 ラッチボルト 5 孔 6 ハブ 8 カム 12 内側エスカッション 12a 扉取り付け面 13 収容凹部 14 開口 20 内側のハンドル 24 外側エスカッション 26 シリンダ錠 27 施錠軸 28 外側のハンドル 31 連結軸 33 被覆板 40 錠ケース 42 ラッチボルト挿入用の角孔 46 レトラクタ 51,56 ばね 59 押動部 60 爪部 61 押動突起 62 腕部 65 ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 錠ケースと、該錠ケースの前端面に取り
付けられラッチボルト挿入用の角孔を有するフロント
と、上記角孔により回動を阻止され上記角孔より出没可
能に設けられるラッチボルトと、上記錠ケースに枢着さ
れ中央部に貫設された孔に内側及び外側ハンドルを接続
する連結軸が挿入されるハブと、該ハブに係合し該ハブ
の回動により後退し上記ラッチボルトを没入させるレト
ラクタとを有する箱錠と、扉取付け面に上記箱錠の後部
を収容する収容凹部が形成され、両側壁に上記箱錠の前
部が挿入される開口部を有する内側エスカッションと、
扉を介して上記箱錠に締結される外側エスカッションと
により構成される面付きラッチ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40518890U JPH0738601Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 面付きラッチ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40518890U JPH0738601Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 面付きラッチ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492972U JPH0492972U (ja) | 1992-08-12 |
JPH0738601Y2 true JPH0738601Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31882670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40518890U Expired - Lifetime JPH0738601Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 面付きラッチ錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738601Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5315560B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2013-10-16 | 美和ロック株式会社 | スイング扉の空錠 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP40518890U patent/JPH0738601Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0492972U (ja) | 1992-08-12 |
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