JPH09299561A - 遊技機製造用釘曲がり検査装置 - Google Patents

遊技機製造用釘曲がり検査装置

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JPH09299561A
JPH09299561A JP12195796A JP12195796A JPH09299561A JP H09299561 A JPH09299561 A JP H09299561A JP 12195796 A JP12195796 A JP 12195796A JP 12195796 A JP12195796 A JP 12195796A JP H09299561 A JPH09299561 A JP H09299561A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技釘の曲がりの有無を正確に判別して、生
産効率を向上する。 【解決手段】 暗箱1が周囲の作業環境を維持する屋内
電灯からの発光や直射日光等の外来光より遮断した検査
領域を形成し、この検査領域において、光源9の発光面
9aを遊技釘5の打ち込まれた遊技盤6の盤面に斜めに
向けて配置し、この光源9からの光Lを遊技釘5に斜め
上方より照射して、頭部及び屈曲部での反射像の輝度を
上げると共に、撮像素子10を光源9からの照射領域よ
り上方に配置して、光源9の発光量や撮像手段10の絞
りを上げずに、セルシートからの反射像を拾わずに、遊
技釘5の頭部での反射像と屈曲部での反射像との双方を
適正に捕らえられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機製造ライ
ンで遊技盤に打ち込まれた遊技釘の曲がりの有無を画像
処理により検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機のような遊技機を製造するメ
ーカーでは、木工メーカーで略方形な所定寸法に切断さ
れたベニヤのような遊技基板を、遊技機製造ラインに供
給することで、遊技基板の片側表面に意匠図の描かれた
セルシートを一体に結合するセル貼り工程、事後工程で
の作業の位置決めとなる基準孔やガイドレール等の取付
用孔を切削する多軸穴空け工程、遊技釘や遊技機能部品
取付用孔の下穴を押し空けるゲージプレス工程、遊技機
能部品取付用の開口を切削するルータ工程、遊技釘を打
ち込む工程、打ち込まれた遊技釘の曲がりを検査する工
程、ガイドレールや遊技機能部品を取り付ける組み立て
工程、遊技機能部品が正常に動作するか検査する工程等
を順に経て遊技盤(ゲージ盤)を製造している。
【0003】従来の遊技機製造ラインでの釘曲がり検査
装置は、例えば特開平6−238040号公報に示され
ているように、蛍光灯等のような光源より発光した光を
遊技盤に打ち込まれた遊技釘の斜め上方より照射し、そ
の照射された光を遊技釘の頭部で反射させ、当該頭部に
形成された反射像を上方よりビデオカメラで捕らえ、撮
像された頭部位置を基準位置と比較して遊技釘の曲がり
を判別し、不良品を製造ライン外に排出し、良品を次の
工程に流している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の釘
曲がり検査装置では、検査領域が暗室に形成されておら
ず、光源の発光面を遊技盤の搬送方向前方で上方に略垂
直に設置してあり、撮像素子が光源からの照射光を直接
拾い易く、撮像素子が遊技釘の屈曲部に形成された反射
像を捕らえにくい。このため、屈曲部の反射像を捕らえ
易くしようとして、光源の発光量や撮像手段の絞りを上
げると、撮像素子が遊技盤の遊技基板の表面に一体に結
合した意匠図の描かれたセルシートからの反射像を拾
い、検査が不能となってしまう。
【0005】そこで、この発明は検査領域を暗箱に形成
して周囲の作業環境を維持する外来光より遮断し、光源
の発光面を遊技釘の打ち込まれた遊技盤の盤面に斜めに
向けて光源からの光を遊技釘に斜め上方より照射して、
頭部及び屈曲部での反射像の輝度を上げると共に、撮像
素子を光源からの照射領域より上方に配置して、セルシ
ートからの反射像を拾わずに、遊技釘の曲がりの有無を
正確に判別できる遊技機製造用釘曲がり検査装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の遊技機製造用
釘曲がり検査装置は、周囲の作業環境を維持する外来光
より遮断した検査領域を形成する暗箱と、暗箱の内部に
設けられ当該暗箱の内部に搬入された遊技釘の打ち込ま
れた遊技盤の盤面に対して発光面を斜めに向けて配置さ
れて光を遊技釘に斜め上方より照射する光源と、光源か
らの照射領域より上方に配置されて暗箱の内部に設けら
れ光源からの照射で遊技盤の遊技釘の頭部及び屈曲部で
の反射像を遊技釘の頭部上方より撮像する撮像素子と、
撮像素子で撮像された撮像位置データを基準データと比
較して遊技釘の曲がりの有無を判別する手段と、を備え
たことを特徴としている。この請求項1の構成によれ
ば、周囲の作業環境を維持する外来光より遮断した検査
領域において、光源の発光面を遊技釘の打ち込まれた遊
技盤の盤面に斜めに向けて配置し、この光源からの光を
遊技釘に斜め上方より照射して、頭部及び屈曲部での反
射像の輝度を上げると共に、撮像素子を光源からの照射
領域より上方に配置して、光源の発光量や撮像手段の絞
りを上げずに、セルシートからの反射像を拾わずに、遊
技釘の頭部での反射像と屈曲部での反射像との双方を適
正に捕らえて、遊技釘の曲がりの有無を正確に判別し
て、生産効率を向上することができる。遊技盤を検査領
域に搬入する搬送ラインを、チェーンプレートに回転可
能装着されたローラーを有し、チェーンプレートの移動
でローラーをカイドレールに摺接回転動作するチェーン
コンベアにより形成すれば、遊技釘をチェーンコンベア
による搬送速度よりも速い倍速でしかも低振動で検査領
域に搬送することができ、釘打ち工程から検査工程への
遊技盤の搬送時間が短くなり、その短くなった時間を検
査時間として活用し、数秒に1台の割合で終了する釘打
ち工程に釘曲がり検査工程を連続するように組むことが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜3は第1実施形態を示して
いる。先ず、図1〜2において、暗箱1の外に設けられ
た前後のスプロケット2,3に移動方向を反転するよう
に巻き掛けられた無端状の左右一対のチェーンコンベア
4が、図外の釘打ち工程より排出されて多数の遊技釘5
が打ち込まれた遊技盤6をスプロケット2側よりスプロ
ケット3側に向かう搬送方向Xに搬送し、当該遊技盤6
が暗箱1の内部に入ってストッパー7で規制されると、
間欠送り機構8が遊技盤6をチェーンコンベア4より所
定検査高さに持ち上げて間欠送りすると共に、発光面9
aが遊技盤6の盤面に斜めに向けられた複数本の蛍光灯
9bを有する光源9からの光Lを遊技釘5に斜め上方よ
り照射し、遊技釘5の頭部の搬送方向X側に遊技釘5の
頭部全体の数分の1の大きさで円形に形成された輝度の
高い反射像、曲がって打ち込まれた遊技釘5の曲がり部
の搬送方向X側に遊技釘5の軸部全体の数分の1の大き
さで縦長に形成された輝度の高い反射像を、搬送方向X
と直交する方向Yに横断する検査視野を持つように並べ
た複数台のCCDカメラ、ビデオカメラ、工業用カメラ
等の撮像素子10によって、間欠送り機構8での送り動
作停止中において、所定領域毎に上方より撮像し、その
撮像信号を受け取った図外のコンピュータを有する判別
手段を内蔵する制御装置が各撮像位置データを同制御装
置の記憶部に記憶した基準データと照合して、遊技釘5
の曲がりの有無、釘間隔の良否、有るべき位置への釘の
有無等の判別を行う。
【0008】暗箱1は周囲の作業環境を維持する屋内電
灯からの発光や直射日光等の外来光より遮断した検査領
域を形成するもので、チェーンコンベア4の中間部の左
右外側に配置されたフレーム11に上方より被せて、暗
箱1の側壁に形成されたダルマ形の孔12を当該フレー
ム11の外側面に突設された突起13に係合することで
取り付けられている。暗箱1の内部には黒色のフェルト
のような反射防止幕14が張られおり、当該反射防止幕
14により、光源9から照射されて遊技盤6で反射され
た反射光が暗箱1の内面で反射されるのを防止してい
る。暗箱1の前壁下部と後壁下部には、遮光板15が、
チェーンコンベア4と干渉しないように離隔してフレー
ム11に、遮光板15に形成されたダルマ形の孔16を
当該フレーム11の外側面に突設された突起17に係合
することで取り付けられている。遮光板15は周囲の作
業環境を維持する外来光がチェーンコンベア4のまわり
から暗箱1の内部に侵入するのを防止するもので、アク
リルのような合成樹脂板の内面に黒色系の艶消し塗装を
施してある。
【0009】各チェーンコンベア4は、図3にも示すよ
うに、相対峙するチェーンプレート18がその間に中央
のローラー19と左右のローラー20とを各チェーンプ
レート18を連結するピン21で回転可能に支持し、チ
ェーンコンベア4が搬送方向Xに移動すると、左右のロ
ーラー20が暗箱1の内外に渡り敷設されたガイドレー
ル22の上面に摺接して回転することで、中央のローラ
ー19が左右のローラー20との接触面間での摩擦で同
方向に一体に回転しながらガイドレール22の溝23内
を非接触に通過することにより、中央のローラー19が
搭載した遊技盤6をチェーンコンベア4の搬送速度V1
よりも速い倍速V2(V1<V2)で搬送する。
【0010】間欠送り機構8は、図1に示すように、左
右一対のチェーンコンベア4の内部空間の下方におい
て、フレーム11に取り付けられた機構ベース24を有
し、この機構ベース24上に図外のねじ機構等のような
送り機構の所定量づつの駆動により間欠送りされる可動
ベース25を備え、可動ベース25の上にストッパー7
とリフトベース26とを備えている。ストッパー7は、
可動ベース25に取り付けられたストッパー昇降シリン
ダー27のピストンロッドの伸縮により、チェーンコン
ベア4の上側搬送部より上方に上昇してチェーンコンベ
ア4による遊技盤6の搬送を規制する上昇限度位置と、
チェーンコンベア4の上側搬送部より下方に下降してチ
ェーンコンベア4による遊技盤6の搬送を許容する下降
限度位置とに昇降動作するように、ストッパー昇降シリ
ンダー27に連結している。リフトベース26は可動ベ
ース25に取り付けられたベース昇降シリンダー28の
ピストンロッドの伸縮により、チェーンコンベア4の上
側搬送部より上方に上昇してストッパー7で規制された
遊技盤6をチェーンコンベア4より浮上支持する上昇限
度位置と、チェーンコンベア4の上側搬送部より下方に
下降して遊技盤6をチェーンコンベア4に受け渡す下降
限度位置とに昇降動作するように、ベース昇降シリンダ
ー28に連結している。
【0011】又、リフトベース26は、可動ベース25
上に立設されたガイドポール29に摺接係合して横振れ
しないで昇降されると共に、所定位置へ到達した遊技盤
6を上昇して持ち上げる際に、自身に備える基準ピン3
0が遊技盤6の図外の基準孔に嵌まり込むことで遊技盤
6を位置決めし、この状態で間欠送り駆動されることに
より遊技盤6を搬送方向Xと同方向に4回間欠送りし、
遊技盤6の全域を検査視野に4段階に通過させる。
【0012】前記光源9は、蛍光灯9bの前面に設置し
たスモーク処理が施されたアクリル板や磨りガラス等の
発光面9aを形成する光透過性を有する不透明板によっ
て蛍光灯9bの光Lを拡散して照射野を拡大している。
【0013】光源9は、暗箱1の内部においてフレーム
11より立設され支持部材31に、支持部材31に形成
された長孔32、光源9に形成された長孔33、ボルト
・ナット34にて、傾斜角度及び高さを調整し得るよう
に取り付けられている。
【0014】撮像素子10は暗箱1の内部において光源
9からの照射領域より上方に配置されていて、フレーム
11より立設され支持部材35に上下、左右、前後方向
に調整し得るように取り付けられている。
【0015】この実施形態の構造によれば、釘打ち工程
の終了した遊技盤6が、ローラー19,20を有する左
右一対のチェーンコンベア4により、倍速V2でしかも
低振動で搬送方向Xに搬送されて暗箱1の内部に入るの
で、釘打ち工程から検査工程への遊技盤6の搬送時間が
短くなり、その短くなった時間を検査時間として活用
し、数秒に1台の割合で終了する釘打ち工程に釘曲がり
検査工程を連続するように組むことができる。
【0016】暗箱1の内部に入った遊技盤6が上昇限度
位置に上昇したストッパー7に当接し、その反作用とし
て、遊技盤6に接触している中央のローラー19が左右
のローラー20との接触摩擦に抗して逆方向に回転する
ことで、ストッパー7で搬送が規制された遊技盤6の背
面を中央のローラー19が擦ることなく転動し、遊技盤
6の背面にローラーによる擦過傷が付くことを防止でき
る。
【0017】前記ストッパー7に当接した遊技盤6を図
外のセンサーが検出することで、間欠送り機構8のリフ
トベース26がベース昇降シリンダー28の伸長により
下降限度位置から上昇限度位置へと上昇を開始して、リ
フトベース26の基準ピン30が遊技盤6の基準孔に入
って、遊技盤6がリフトベース26に位置決め搭載され
ると共にチェーンコンベア4より浮上支持される。この
遊技盤6がリフトベース26に位置決め搭載された後
に、ストッパー7がストッパー昇降シリンダー27の縮
小で上昇限度位置から下降限度位置に停止する。
【0018】そして、リフトベース26が上昇限度位置
に停止することで、遊技盤6が所定検査高さに持ち上げ
られ、光源9より発光した光Lが斜め上方より遊技盤6
に照射される。この光源9が蛍光灯9b等のように電力
供給開始から発光動作が安定するまでに所定の安定時間
を要することから、光源9は遊技盤6を1台検査する毎
にその電源を切らずに、朝方の始業直前から夕方の終業
迄蛍光灯9b等を点灯しっぱなしにしている。尚、昼休
み中は蛍光灯9b等を消灯して電力消費を抑える場合、
午後の作業に際し、蛍光灯9bの発光動作が安定する時
間を加味して、午後の作業開始直前に蛍光灯9bに電力
を供給すれば、午後の作業を円滑に行うことができる。
【0019】前記遊技盤6が所定検査高さに持ち上げら
れた初期位置において、撮像素子10の撮像動作を開始
し、図外の制御装置で第1段階の検査視野での撮像位置
データを基準データと照合して遊技釘5の曲がりの有無
の判別を行う。この判別に際しては、頭部の反射像が基
準データとしての或る許容範囲を示す円形又は方形等の
基準領域に位置する割合、例えば、頭部の反射像が基準
領域の内部に全部又は半分以上位置する場合にはその遊
技釘5の頭部の位置が正常であり、頭部の反射像が基準
領域の内部に全く存在しないか又は半分以下の場合には
その遊技釘5が曲がって頭部の位置が不良であるか又は
遊技釘5が打ち損じで存在しないのいずれかの不良であ
る。又、曲がり部の反射像が基準領域外に存在すれば遊
技釘5が曲がって打ち込まれていて不良である。これら
の不良箇所を示す否判定結果が検査視野で1つでも存在
すれば、不良箇所を示す撮像位置データと対応付けた否
判定結果を記憶部に記憶する。前記基準領域を表す円形
又は方形等の形は、検査対象としての反射像の相似形で
当該反射像よりも大きな面積を有するように設定すれ
ば、検査精度が向上する。
【0020】この後、可動ベース25を光源9側に1駒
だけ移動停止して第2段階の検査視野での撮像位置デー
タ取り、その撮像位置データの良否判定、判定結果の否
判定結果の記憶部への記憶を行った後に、可動ベース2
5を光源9側に1駒だけ更に移動停止して第3段階の検
査視野での撮像位置データ取り、その撮像位置データの
良否判定、判定結果の否判定結果の記憶部への記憶を行
った後に、可動ベース25を光源9側にもう1駒だけ移
動停止して第4段階の検査視野での撮像位置データ取
り、その撮像位置データの良否判定、判定結果の否判定
結果の記憶部への記憶を行うことにより、良否判定を検
査視野毎に行う。
【0021】そして、全検査視野の検査が終了すると、
リフトベース26がベース昇降シリンダー28の縮小に
より上昇限度位置から下降限度位置に停止する過程で、
遊技盤6がチェーンコンベア4に受け止められると共
に、リフトベース26の位置決めピン30が遊技盤6の
基準孔より抜けて、当該遊技盤6がチェーンコンベア4
の搬送動作で暗箱1より下流側に搬送される。
【0022】前記良否判定の結果、1つでも不良判定領
域が存在すると、その検査をした遊技盤6が暗箱1の下
流側に搬送された際に、制御装置が図外のリジェクター
を動作してその遊技盤6をチェーンコンベア4外に設け
た修正ステージに排出すると共に、その撮像位置データ
と対応付けた否判定結果である検査データをプリントア
ウトする。
【0023】この修正ステージでは作業者がプリントア
ウトされた検査データを見ながら、その不良情報に応じ
て、遊技釘5の曲がりや釘間隔を修正する。例えば、頭
部位置が違うことから、釘間隔が不良の場合は遊技釘5
の頭部をハンマーで斜め方向から叩いて直し、曲がりの
場合は曲がった遊技釘5を抜いて新たに正常な遊技釘5
をハンマーで打ち付け、釘無し箇所には下穴(ゲージプ
レスされた穴)を基準に新たに正常な遊技釘5をハンマ
ーで打ち込み、修正後に遊技盤6をリジェクターの下流
側のチェーンコンベア4に戻すか、又は暗箱1の上流側
のチェーンコンベア4に戻して再検査を行う。
【0024】要するに、この実施形態によれば、暗箱1
が周囲の作業環境を維持する外来光より遮断された検査
領域を形成し、左右一対のチェーンコンベア4が釘打ち
工程の終了で多数の遊技釘5が打たれた遊技盤6を暗箱
1の内部の検査領域に搬入し、その検査領域で光源9の
発光面9aを遊技釘5の打ち込まれた遊技盤6の盤面に
斜めに向けて光源9からの光Lを遊技釘5に斜め上方よ
り照射することで、光源9の発光量や撮像素子10の絞
りを上げずに、頭部及び屈曲部での反射像の輝度を上げ
ると共に、撮像素子10を光源9からの照射領域より上
方に配置して、セルシートからの反射像を拾わずに、遊
技釘5の曲がりの有無、釘間隔の良否、有るべき位置へ
の釘の有無等を自動的に正確に判別することができる。
【0025】図4は第2実施形態を示し、遊技釘5の曲
がりが一方向にあるとは限らないことから、同一の発光
量の複数の光源9を遊技盤6の搬送方向Xで撮像素子1
0の前後に振り分けて配置し、遊技釘5が傾斜側に曲が
った場合と、その反対側に曲がった場合との両方を一度
に検査できるようにしたものである。
【0026】又、図4に仮想線で示すように、釘打ち工
程で遊技釘5の曲がりの多い側に前記複数の光源9と同
一の発光量の光源9を設けることにより、遊技釘5が側
方に曲がった場合をも一度に検査することができる。
【0027】又、図示は省略したが、暗箱1の上流側に
おいて、遊技盤6に表示された遊技盤6の機種特定用の
バーコードのような識別情報を光学的又は磁気的に読み
取って、この読み取った機種名が、直前の機種名と同じ
であれば記憶部での基準データの入れ替えを行わず、異
なる場合に基準データの入れ替えを行う。データ入れ替
えに際し、基準データが記憶部に存在しない新しい機種
の場合は、チェーンコンベア4に最初に流す遊技盤6の
遊技釘5の頭位置を示す撮像位置データをティーチィン
グし、そのティーチィングデータを基準データとして記
憶部に取り込むことも適用できる。このティーチィング
に際しては、最初にチェーンコンベア4に流す遊技盤6
を釘打ち工程後に、作業者がライン外に取り出し、釘間
隔や曲がりの有無を確認し、それらが不良の場合には釘
打ち機を保守点検すると共に、当該遊技盤6を検査装置
を迂回して修正ステージに渡す。そして、釘打ち機の保
守点検により、良品の遊技盤6が得られたら、それを最
初の遊技盤6として、チェーンコンベア4に載せて検査
装置に流し、ティーチィングを行うのは勿論である。
【0028】又、基準データは釘打ち後の遊技盤6を使
用してティーチィングで作成する以外に、釘打ち機に使
うのと同様な釘打ち位置データに基づいて頭位置を自動
的に割り出して作成することも可能である。
【0029】又、釘の曲がりが一方向にあるとは限らな
いことから、光源9や撮像素子10の組、遊技盤6のい
ずれか一方又は両方を90度や180度等の回転角度で
平面的に向きを変え、複数の方向からの検査を行えば、
曲がり検査の精度を向上することができる。
【0030】前記実施形態では検査装置をチェーンコン
ベア4の内部空間に設けた例を図示して説明したが、チ
ェーンコンベア4の内部空間に、搬送方向Xと交差する
方向Yの搬送機構を有するリフターを昇降可能に設け、
このリフターでの搬送方向Yの前方でチェーンコンベア
4の外に、暗箱1に覆われた検査装置を設け、釘打ち工
程の終了した遊技盤6がチェーンコンベアで下降限度位
置にあるリフターの部分に搬送されたら、チェーンコン
ベア4の搬送動作を停止し、リフターを下降限度位置か
ら上昇限度位置に上昇することで、リフターが遊技盤6
をチェーンコンベア4より浮上支持して停止した後に、
リフターの搬送機構を動作して遊技盤6をチェーンコン
ベア4を越えて検査装置のリフトベース26上に移送す
るようにすれば、製造ライン外で釘曲がりの検査を行う
こともできる。
【0031】前記実施形態を示す図1において、正常に
打ち込まれた遊技釘5が遊技盤6の盤面に対し垂直にな
っているように図示してあるが、実際には、遊技釘5が
遊技盤6にパチンコ店の島に設置される上の方に向けて
約5°程度傾斜するように打ち込まれているのが一般的
である。
【0032】又、チェーンコンベア4やそれ以外の検査
装置を構成する部材において、外来光が反射し、その反
射光が暗箱1の内部に入るような部分に黒色系の艶消し
塗装やメッキを施せば、検査領域を良好な暗室状態に形
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態を示す図2のA−A線に沿う断
面図。
【図2】 同実施形態を示す斜視図。
【図3】 同実施形態のチェーンコンベアの要部を示
し、a図は側面図、b図は断面図。
【図4】 第2実施形態を示す平面図。
【符号の説明】
1 暗箱 4 チェーンコンベア 5 遊技釘 6 遊技盤 7 ストッパー 8 間欠送り機構 9 光源 9a 発光面 10 撮像素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の作業環境を維持する外来光より遮
    断した検査領域を形成する暗箱と、暗箱の内部に設けら
    れ当該暗箱の内部に搬入された遊技釘の打ち込まれた遊
    技盤の盤面に対して発光面を斜めに向けて配置されて光
    を遊技釘に斜め上方より照射する光源と、光源からの照
    射領域より上方に配置されて暗箱の内部に設けられ光源
    からの照射で遊技盤の遊技釘の頭部及び屈曲部での反射
    像を遊技釘の頭部上方より撮像する撮像素子と、撮像素
    子で撮像された撮像位置データを基準データと比較して
    遊技釘の曲がりの有無を判別する手段と、を備えたこと
    を特徴とする遊技機製造用釘曲がり検査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223692A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2013223693A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2018023484A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 株式会社三共 遊技機用測定装置、遊技機用測定方法及び遊技機製造方法

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