JP4132126B2 - 遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機のような遊技機を製造する過程で、遊技盤に打ち込まれた釘が曲がっているか又は釘が打ち込まれるべき位置に打ち込まれているか等のような、釘の打ち込まれ形態を画像処理で自動的に検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平6−238040号公報で開示された釘打ち込まれ形態検査装置は、蛍光灯のような光源より発した光を遊技盤に打ち込まれた遊技釘又は障害釘と呼ばれる釘の斜め上方より照射し、その照射された光を釘の頭部で反射させ、頭部に形成された反射像を上方よりビデオカメラで捕らえ、撮像された頭部位置を基準位置と比較して釘の打ち込まれ形態を判別し、不良品を製造ライン外に排出し、良品を次の工程に流している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の釘打ち込まれ形態検査装置では、釘の頭部の陰になる軸部の曲がりや遊技盤に対する釘の打ち込み位置を正確に検査できないことがあった。
【0004】
そこで、この発明は、釘の軸部の曲がりや遊技盤に対する釘の打ち込み位置を正確に検査できる遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置は、テーブルとセンサーユニットと駆動機構と画像処理手段と形態判定手段とを備え、テーブルが遊技盤を位置決め搭載し、センサーユニットがテーブルの上方に配置されて計測光を計測位置の釘における頭部よりも細い軸部の側方より釘に照射して当該釘における軸部の打ち込まれ形態を撮像データーとして出力し、駆動機構がテーブルとセンサーユニットとを釘打ちデーターによる釘の打ち込み位置に従って平面内で縦横に相対的に移動して遊技盤の釘が打ち込まれた所定位置をセンサーユニットに対する計測位置として位置決め停止し、画像処理手段が駆動機構によるテーブルとセンサーユニットとの位置決め停止後にセンサーユニットからの釘の軸部に対する検査対象エリアにおける撮像データーを2値化し、形態判定手段が画像処理手段からの2値化データーによる明暗が検査対象エリアに占める割合に応じて所定位置の釘における軸部の打ち込まれ形態の良否を判定することを特徴としている。本発明に係る遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置によれば、テーブルとセンサーユニットとの平面内での縦横へ相対的な移動を位置決め停止後に、計測光の釘における軸部の側方からの釘への照射下で撮像された釘の軸部に対する検査対象エリアにおける撮像データーを計測光の照射による明暗として2値化し、2値化データーによる明暗が検査対象エリアに占める割合に応じて所定位置の釘における軸部の打ち込まれ形態の良否を判定することにより、全数の釘の頭部よりも細い軸部に曲がりが有るか無いか、又は釘が打ち込まれるべき位置に打ち込まれているかいないか等、釘の打ち込まれ形態を正確に検出して、生産効率を向上することができる。センサーユニットと画像処理手段と形態判定手段とを、釘打ちデーターにより釘を遊技盤に打ち込む遊技機製造用釘打機に組み合わせれば、センサーユニットと画像処理手段と形態判定手段とを、釘打ちデーターにより釘を遊技盤に打ち込む遊技機製造用釘打機に、組み合わせたことにより、遊技盤への釘の打ち込みと並行に、釘における軸部の打ち込まれた形態を2値化処理にて検出するので、釘打ち工程の後工程で釘の打ち込まれ形態を検査する場合に比べて、釘打ち時間と検査時間との総和時間を短縮して、生産効率を向上することができる。釘打ちデーターにより釘を遊技盤に打ち込む遊技機製造用釘打機に検査指令手段を組み合わせ、検査指令手段が、画像処理手段と形態判定手段とによる処理を、遊技機製造用釘打機の或る1つの所定位置での遊技盤への釘打ち込み後のハンマー機構が上昇しかつ釘ホルダー機構が釘から離れてから、遊技盤に対する次の所定位置への位置移動が開始するまでの間毎に、実行させれば、1つの所定位置での遊技盤への釘打ち込み後のハンマー機構が上昇しかつ釘ホルダー機構が釘から離れてから、遊技盤に対する次の所定位置への位置移動が開始するまでの間毎に、釘の打ち込まれ形態の検出と良否の判定とを行うことにより、1枚の遊技盤での釘打ち動作の完了と同時に検査動作も完了し、1枚の遊技盤に対する釘打ち時間と検査時間との総和時間を最短にすることができる。形態判定手段の1枚の遊技盤の全数の釘に対する処理が完了し、その回の不良判定データーを形態履歴手段が記憶している場合に、その不良判定データーを出力表示器で出力表示する出力指令手段を備えれば、プリンターやディスプレイ等のような出力表示器で不良判定データーを出力表示することにより、作業者が出力表示された結果を参照して、修正箇所を迅速かつ正確に確認し、曲がった釘を遊技盤より除去して、その修正箇所に新しい釘を打ち込むか、又は、釘の曲がりを手持ちのハンマーで修正するか、更には、釘が打ち込まれていない位置に釘を手持ちのハンマーで打ち込むことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態を示している。図1のa図では、釘打機1に釘打ち込まれ形態検査装置20を組み込んだ形態を示し、釘打機1がテーブル2に遊技盤3の意匠盤面を上に向けて遊技盤3を位置決め搭載し、遊技盤3の位置決め搭載されたことを検出する図外の遊技盤センサー、又は、遊技盤センサーに代えて作業者の操作でオン動作される図外のマニュアルスイッチの何れかが、遊技盤種別信号と釘打ち開始信号とを、コンピューターが内蔵された制御部4に出力する。すると、コンピューターが制御部4の釘打ち動作制御部5に予め記憶された遊技盤3の機種に対応する釘打ちデーター6より釘7の打ち込み位置と順序とを抽出し、それらの打ち込み位置と順序とに従ってテーブル駆動部8を制御する。テーブル駆動部8がテーブル2を平面内で縦横としてのX方向とY方向とに移動して、遊技盤3の所定位置を、その上方のセットプレート9に取り付けられた釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組の下方に位置決め停止する。セットプレート9は釘打機1に支持体12で固定的に組付けられた部分である。そして、パーツフィーダーのような釘供給部13から釘ホルダー機構10に供給された遊技釘や障害釘と呼ばれる釘7を、ハンマー機構11で遊技盤3に打ち込むことで、1枚の遊技盤3に打つべき多数の釘7を、遊技盤3に1本づつ自動的に打ち込む。
【0007】
釘打ち込まれ形態検査装置20は、釘打機1のセットプレート9に設けられたセンサーユニット21と、釘打機1の制御部4の検査動作制御部22と、出力表示器23とを備えている。検査動作制御部22は、検査指令手段24と画像処理手段25と形態判定手段26と形態履歴手段27と出力指令手段28とを備えている。出力表示器23は、プリンター29とディスプレイ30とを備えている。
【0008】
この実施形態の場合、センサーユニット21は、スポットライト光源21aと画像認識カメラ21bとを、釘ホルダー機構10やハンマー機構11と干渉しないように配置し、図1のb図にも示すように、スポットライト光源21aで遊技盤3より突出する検査対象としての釘7の軸部7aに側方より周囲の作業環境を維持する光と周波数が異なる計測光21cをスポット的に照射した状態において、計測光21cへの応答性の良いCCDカメラのような画像認識カメラ21bで釘7の打ち込まれた形態を撮像してデーターに変換した信号を検査動作制御部22に出力する。スポットライト光源21aは、例えば、半導体レザー又は発光ダイオード等の光源より発した計測光21cを光ファイバーで導光し、光ファイバーの凸レンズに形成された先端より計測光21cを釘7の軸部7aに向けて照射する形態になっている。画像認識カメラ21bで撮像された釘7の形態は、図1のc図に示すような明部31と暗部32とからなる図形となる。上記計測光21cを釘7の軸部7aに側方より照射するとは、図1のb図に示すように計測光21cを軸部7aに真横より照射する場合以外に、図示は省略するが、計測光21cを軸部7aに釘7の頭部が邪魔にならない範囲で斜め上方より照射する場合も含む。
【0009】
検査指令手段24は、釘打機1の遊技盤3への釘7の打ち込み動作毎に、その打ち込み位置において、その釘7の打ち込まれ形態を検査するために、遊技盤3の或る1つの所定位置が釘ホルダー機構10及びハンマー機構11の組の下方に位置決め停止し、ハンマー機構11が下降する釘7の打ち込み動作後に、ハンマー機構11が上昇を開始し、かつ、釘ホルダー機構10が釘7の軸部7aより離隔してから、遊技盤3の次の所定位置が打ち込み位置として釘ホルダー機構10及びハンマー機構11の組の下方に位置移動を開始するまでの間に、検査開始信号を画像処理手段25に出力する。
【0010】
画像処理手段25は、検査開始信号を受け取ると、画像認識カメラ21bから出力された撮像データーを2値化処理にて、図1のe図に示すような、明部31aと暗部32aとが鮮明に整理された2値化データーに変換した信号を形態判定手段26に出力する。又、画像処理手段25は、図1のd図に示すように、釘7の軸部7aに対する検査対象エリア33を作業者の操作で設定し得るようになっており、上記2値化処理を画像認識カメラ21bからの撮像データーの全領域に行ってもよいが、検査対象エリア33の内部に対応する部分のみに対して行い、検査対象エリア33の外部の全部を無条件に明部31a−1となるようにして、2値化処理の処理速度を速めている。検査対象エリア33の内部では、明部31a−2と暗部32a−1とが共存する。
【0011】
形態判定手段26は、2値化データーによる明部31a−2と暗部32a−1とが予め設定された検査対象エリア33に占める割合を演算し、その演算結果を予め設定した判定基準値と比較する。例えば、図1のf図に示すように、検査対象エリア33の内部の明部31a−3が少なく、検査対象エリア33に占める暗部32a−3の割合が判定基準値以上であれば、形態判定手段26は、検査対象としての所定位置の釘7の打ち込まれ形態が良好と推定し、検査結果良好に相当する形態正常信号を、制御部4の釘打ち動作制御部5に出力する。逆に、図1のg図に示すように、検査対象エリア33の内部の明部31a−4が多く、検査対象エリア33に占める暗部32a−4の占める割合が判定基準値未満であれば、形態判定手段26は、検査対象としての所定位置の釘7の打ち込まれ形態が不良と推定し、検査結果不良に相当する形態異常信号を、制御部4の釘打ち動作制御部分と形態履歴手段27とに出力する。
【0012】
そして、形態判定手段26からの形態正常信号により制御部4が釘打ちデーター6の釘7の打ち込み位置と順序とに基づき次の釘打ち動作を継続する。逆に、形態判定手段26からの形態異常信号により、形態履歴手段27が不良判定データーを記憶すると共に、1枚の遊技盤3において、釘7の打ち込まれ形態不良が発生する毎に、又は、釘7の打ち込まれ形態不良が不連続に発生した回数が形態履歴手段27に予め設定された所定回数に達するか、又は、釘7の打ち込まれ形態不良が連続して発生した場合に、機構異常信号を制御部4に出力する。形態履歴手段27で記憶された不良判定データーは、制御部4で実行された釘打ちデーター6の釘7の打ち込み位置と順序とに基づき、形態異常信号の発生の原因となった釘7の打ち込み位置と、その計測形態としての明部31a−4と暗部32a−4とからなる検査対象エリア33を対応付けた形態に、形態履歴手段27で作成され、例えば、図1のa図における出力表示器23のプリンター29やディスプレイ30に示したように、1番目の天釘とその計測図形とを併記された形態になっている。
【0013】
前記形態履歴手段27からの機構異常信号により、制御部4が、それ以降の釘打ち動作を中断すると共に、図外のブザーやランプ又は発声器のような警報手段を動作させて、作業者に打ち込まれた釘7の形態不良の発生と、釘打ち動作の中断とを報知する。又、制御部4は、釘打ちデーター6による1枚の遊技盤3に対する全部の釘打ち動作が完了する毎に、形態履歴手段27がその回の釘打ち動作での不良判定データーを記憶している場合に、形態履歴手段27が出力指令手段28に動作指示を出力し、出力指令手段28が出力表示器23を駆動して形態履歴手段27に記憶された図1のa図に示すように不良判定データーを出力表示する。
【0014】
この第1実施形態によれば、釘打機1の遊技盤3への釘7の打ち込み動作毎に、その打ち込み位置において、検査指令手段24からの検査開始信号に応じて、画像処理手段25がセンサーユニット21からの釘7の軸部7aの側方への計測光21cの照射下で捕らえた撮像データーを明暗で明瞭に表現する2値化データーに変換して形態判定手段26に出力し、形態判定手段26が遊技盤3に打ち込まれた直後の釘7の打ち込まれ形態を明暗の検査対象エリア33に占める割合に応じて良否判定することにより、1枚の遊技盤3での釘打ち動作の完了と同時に検査動作も完了し、1枚の遊技盤3に対する釘打ち動作と検査動作との総和時間を最短とすることができる。又、1枚の遊技盤3に対する検査動作が完了する毎に、形態履歴手段27がその回の不良判定データーを記憶している場合に、プリンター29やディスプレイ30の一方又は両方が形態履歴手段27に記憶された不良判定データーを出力表示することにより、釘打ち工程の後工程において、作業者が出力表示器23からの出力表示を参照して、修正箇所を迅速かつ正確に確認して、曲がった釘7を遊技盤3より除去して、その除去位置に新しい釘7を打ち込むか、又は、釘7の曲がりを手持ちのハンマーで修正するか、更には、釘7が打ち込みまれるべき位置に打ち込まれていない場合、その位置に釘7を手持ちのハンマーで打ち込むことができる。
【0015】
図2は第2実施形態を示し、図2のa図では、釘打機1に釘打ち込まれ形態検査装置20を組み込み、遊技盤3に釘7を打ち込む動作位置より1つ手前の過去位置において、遊技盤3に打ち込まれた釘7の打ち込まれ形態を検査する形態を示し、センサーユニット21がセットプレート9にセンサー駆動部21dを介して設けられ、遊技盤3の所定位置が釘ホルダー機構10及びハンマー機構11の組の下方に位置決め停止する毎に、センサーユニット21が制御部4で制御されるセンサー駆動部21dにより、遊技盤3に既に打ち込まれた釘7と干渉しないような所定の上下間隔を以て、テーブル2と平行となるようにX方向とY方向とに移動して、釘7の打ち込まれ形態の検査に対する所定位置としての上記1つ手前の過去位置がセンサーユニット21に対する計測位置となるように位置決め停止する。
【0016】
この第2実施形態によれば、遊技盤3の所定位置がテーブル2の移動で釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組の真下に、例えば、図2のb図に示す釘打ち動作の始点位置aからイ位置、ロ位置、ハ位置を経由して釘打ち動作の終点位置bまで順に移動と停止を繰り返すことで、釘7がイ位置、ロ位置、ハ位置で1本づつ順に遊技盤3に打ち込まれる場合、センサーユニット21が、図2のc図に示すような釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組の停止位置とセンサーユニット21の停止位置との関係のように、実際に釘7を遊技盤3に打ち込む位置の1つ手前の過去位置に移動停止する。
【0017】
即ち、釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組が始点位置aに停止していると、センサーユニット21が初期位置に停止している。この初期位置は、センサーユニット21が釘ホルダー機構10とハンマー機構11との双方に所定の横間隔を以て停止するように、制御部4に予め設定された位置である。次に、釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組が始点位置aから移動してイ位置に停止すると、センサーユニット21が初期位置より移動して始点位置aに停止する。引き続き、釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組がイ位置から移動してロ位置に停止すると、センサーユニット21が始点位置aより移動してイ位置に停止した後に、検査動作制御部22が検査動作を行う。又、釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組がロ位置から移動してハ位置に停止すると、センサーユニット21がイ位置より移動してロ位置に停止した後に、検査動作制御部22が検査動作を行う。更に、釘ホルダー機構10とハンマー機構11とからなる組がハ位置から移動して終点位置bに停止すると、センサーユニット21がロ位置より移動してハ位置に停止し、検査動作制御部22が検査動作を行い、センサーユニット21が初期位置に戻る。
【0018】
これらのイ〜ハ位置毎において、釘7が正常に打ち込まれた場合は、形態判定手段26が形態異常信号を発することなく、制御部4がそれ以降の制御動作を継続する。逆に、イ〜ハ位置の何れかにおいて、釘7が曲がって打ち込まれたか、又は、釘7が打ち込まれるべき打ち込み位置に存在しない場合は、形態判定手段26が形態異常信号を形態履歴手段27に出力する。よって、遊技盤3に釘7を打ち込む釘打ち動作位置より1つ手前の過去位置において、釘打ち込まれ形態検査装置20が釘7の打ち込まれ形態不良の有無を検出しているので、1枚の遊技盤3での釘打ち動作が完了した後に、最後の1本の釘7の打ち込まれ形態不良の有無を検出すれば、1枚の遊技盤3に対する釘打ち動作と検査動作とが終了し、釘打時間と検査時間との総和時間を短縮できる。そして、1枚の遊技盤3に対する釘7の打ち込まれ形態検査が終了し、形態履歴手段27がその回の不良判定データーを記憶している場合には、第1実施形態と同様に、出力表示器23にて不良判定データーを出力表示する。
【0019】
図3は第3実施形態を示し、遊技機製造用釘打機とは別体に設けたものであって、釘打ち込まれ形態検査装置41のテーブル2に釘打ち工程より排出された遊技盤3の意匠盤面を上に向けて遊技盤3を位置決め搭載し、この遊技盤3が位置決め搭載されたことを検出する図外の遊技盤センサー、又は、当該遊技盤センサーに代えて作業者の操作でオン動作される図外のマニュアルスイッチの何れかが、遊技盤種別信号と検査開始信号とを、コンピューターが内蔵された制御部42に出力する。すると、制御部42の内部の検査司令手段43が制御部42の記憶装置に予め記憶された当該遊技盤3の機種に対応する釘打ちデーター6により釘7の打ち込み位置と順序とを抽出し、それらの打ち込み位置と順序とに従ってテーブル駆動部8を制御する。このテーブル駆動部8がテーブル2を平面内での縦横としてのX方向とY方向とに移動して、遊技盤3の所定位置を、その上方に位置するように釘打ち込まれ形態検査装置41に支持体12で固定的に設けられたセットプレート9に取り付けられたセンサーユニット21に対する計測位置として位置決め停止する。この位置決め停止毎に、第1実施形態と同様に、センサーユニット21、画像処理手段25及び形態判定手段26により、遊技盤3に打ち込まれた釘7の打ち込まれ形態を検査し、その良否判定を自動的に行うことができる。そして、1枚の遊技盤3に対する釘7の打ち込まれ形態検査が終了し、形態履歴手段27がその回の不良判定データーを記憶している場合には、第1実施形態と同様に、出力表示器23にて不良判定データーを出力表示する。
【0020】
図4は第4実施形態を示し、遊技機製造用釘打機とは別体に設けたものであって、釘打ち込まれ形態検査装置51の制御部42がコンベアモーター52を回転駆動することにより、チェーンコンベアにより形成された搬送ライン53が図外の釘打ち工程より排出された釘7が打ち込まれた遊技盤3を意匠盤面を上に向けて搬送方向Xに搬送する。遊技盤3が所定の検査領域に到達すると、制御部42がストッパー54を実線示から仮想線示のように搬送ライン53より上方に突出して遊技盤3の移動を規制した後に、搬送ライン53の駆動を停止して搬送ライン53の搬送動作を停止した後に、ストッパー54が仮想線示位置から実線示位置へと下降停止する。これと並行して、制御部42が検査領域のリフトシリンダー55を伸長動作することにより、リフトシリンダー55がテーブル56を搬送ライン53の上側搬送部の下方より上昇する。テーブル56が上昇する過程で、テーブル56が遊技盤3を搬送ライン53より所定検査高さに持ち上げて停止する。テーブル56が遊技盤3を持ち上げる際に、テーブル56に突設された位置決めピン57が遊技盤3に形成され図外の基準孔に内接嵌合して、テーブル56が遊技盤3を位置決め搭載する。
【0021】
遊技盤3が位置決め搭載されたことを検出する図外の遊技盤センサー、又は、当該遊技盤センサーに代えて作業者の操作でオン動作される図外のマニュアルスイッチの何れかが、遊技盤種別信号と検査開始信号とを、制御部42に出力すると、検査司令手段43が制御部42の記憶装置に予め記憶された当該遊技盤3の機種に対応する釘打ちデーター6により釘7の打ち込み位置と順序とを抽出し、それらの打ち込み位置と順序とに従ってテーブル56よりも上方のセットプレート58に取り付けられたセンサー駆動機構59を制御する。このセンサー駆動機構59がそれの可動端部60に固定されたセンサーユニット21を遊技盤3の釘7と干渉しないような所定の上下間隔を以てテーブル56と平行な平面内での縦横としてのX方向とY方向とに移動して、遊技盤3の所定位置の上方に位置決め停止する毎に、第1実施形態と同様に、センサーユニット21、画像処理手段25及び形態判定手段26により、遊技盤3に打ち込まれた釘7の打ち込まれ形態を検査し、その良否判定を自動的に行うことができる。
【0022】
そして、1枚の遊技盤3に打ち込まれるべき数の全部の釘7について、その打ち込まれ形態の検査が終了すると、制御部42がリフトシリンダー55を縮小動作することにより、リフトシリンダー55がテーブル56を搬送ライン53の上側搬送部の上方より下方に下降する。このテーブル56が下降する過程で、テーブル56が遊技盤3を搬送ライン53に受け渡して停止する。引き続き、制御部42がコンベアモーター52を再び回転駆動することにより、搬送ライン3が検査の終了した遊技盤3を搬送方向Xに搬送する一方、検査すべき新たな遊技盤3を検査領域に運搬してくる。これと平行して、上記検査が終了した回の不良判定データーを形態履歴手段27が記憶している場合には、第1実施形態と同様に、出力表示器23にて不良判定データーを出力表示する。
【0023】
この第4実施形態において、センサーユニット21を複数設け、1つのセンサーユニット21を図4に示すようにセンサー駆動機構59の可動端部60に固定し、残りのセンサーユニット21を可動端部60に平面内で縦横に駆動可能に組み付け、全部のセンサーユニット21を釘打ちデーター6による釘7の打ち込み位置と順序に基づき個別に移動するように制御すれば、検査時間を短縮できる。
【0024】
又、第3・第4実施形態において、センサーユニット21を多関節ロボットのアームに取り付けて検査しても同様の作用効果がある。この場合、ロボットとしてティーチング機能を有するロボットを用いれば、そのティーチングで釘打ちデーターによる釘7の打ち込み位置と順序とに相当するデーターを取り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態を示し、a図は構成図、b図は釘に対するセンサーユニットの動作形態の側面図、c図は撮像データーによる釘の画面図、d図は検査対象エリアの2値化データーによる釘の画面図、e図は2値化データーによる釘の画面図、f図は良品の検査対象エリアのデーター図、g図は不良の検査対象エリアのデーター図。
【図2】 第2実施形態を示し、a図は全体構成図、b図は1枚の遊技盤への釘打ち経路の平面図、釘打ち経路における釘ホルダー機構とハンマー機構とからなる組の停止位置とセンサーユニットの停止位置との関係図表。
【図3】 第3実施形態を示す構成図。
【図4】 第4実施形態を示す構成図。
【符号の説明】
1 釘打機
2,56 テーブル
7 釘
8 テーブル駆動機構
21 センサーユニット
33 検査対象エリア
Claims (4)
- 遊技盤を位置決め搭載するテーブルと、テーブルより上方に配置されて計測光を計測位置の釘における頭部よりも細い軸部の側方より釘に照射して当該釘における軸部の打ち込まれ形態を撮像データーとして出力するセンサーユニットと、テーブルとセンサーユニットとを釘打ちデーターによる釘の打ち込み位置に従って平面内で縦横に相対的に移動してテーブルに搭載された遊技盤の釘が打ち込まれた所定位置をセンサーユニットに対する計測位置として位置決め停止する駆動機構と、駆動機構によるテーブルとセンサーユニットとの位置決め停止後にセンサーユニットからの釘の軸部に対する検査対象エリアにおける撮像データーを計測光の照射による明暗として2値化する画像処理手段と、画像処理手段からの2値化データーによる明暗が検査対象エリアに占める割合に応じて所定位置の釘における軸部の打ち込まれ形態の良否を判定する形態判定手段とを備えたことを特徴とする遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置。
- センサーユニットと画像処理手段と形態判定手段とを、釘打ちデーターにより釘を遊技盤に打ち込む遊技機製造用釘打機に、組み合わせたことを特徴とする請求項1記載の遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置。
- 釘打ちデーターにより釘を遊技盤に打ち込む遊技機製造用釘打機に検査指令手段を組み合わせ、検査指令手段が、画像処理手段と形態判定手段とによる処理を、遊技機製造用釘打機の或る1つの所定位置での遊技盤への釘打ち込み後のハンマー機構が上昇しかつ釘ホルダー機構が釘から離れてから、遊技盤に対する次の所定位置への位置移動が開始するまでの間毎に、実行させたことを特徴とする請求項2記載の遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置。
- 形態判定手段の1枚の遊技盤の全数の釘に対する処理が完了し、その回の不良判定データーを形態履歴手段が記憶している場合に、その不良判定データーを出力表示器で出力表示する出力指令手段を備えたことを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の遊技機製造用釘打ち込まれ形態検査装置。
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