JPH09298071A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JPH09298071A
JPH09298071A JP8110793A JP11079396A JPH09298071A JP H09298071 A JPH09298071 A JP H09298071A JP 8110793 A JP8110793 A JP 8110793A JP 11079396 A JP11079396 A JP 11079396A JP H09298071 A JPH09298071 A JP H09298071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
wire
terminal
saw blade
core wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP8110793A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tamura
直樹 田村
Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁電線の圧接において、被覆層内の芯線と
端子の溝の内壁とが確実に接触し、良好な導通が得られ
るようにすることにある。 【解決手段】 溝2の、エナメル線3導入用の傾斜部終
端から深さ方向に所定の距離に亘って両壁面にのこ刃形
状6を設け、そののこ刃形状6の溝幅方向に対向する山
頂同士の距離W1 を芯線5(銅線)の直径Dより僅かに
小さい寸法とする。のこ刃形状6が設けられた残りの区
間は前記W1 より小さな寸法W2 の溝幅を有する平行溝
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧接端子に係り、
詳しくはその溝形状に関する。
【0002】
【従来の技術】エナメル線等、絶縁電線が端子と接続さ
れる一形態として、図2に示すような圧接がある。この
圧接は、溝2を有する端子1のその溝2に治具やプレス
機等で溝幅より僅かに大きい外径の絶縁電線3を押し込
み、端子1のスプリングバックによって絶縁電線3を溝
2に固定しようとするものである。同時に、絶縁電線3
の押し込みの際、溝2の内壁と絶縁電線3の被覆層4
(あるいは被覆材、以下同様)との摩擦により被覆層4
を剥がし、剥き出しになった芯線5と端子1が接触する
ことにより導通可能な状態にしようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、溝2が
平行な側壁で形成されている端子1に対する圧接では、
被覆層4の剥離を溝2の内壁との間に生じる摩擦により
行っているので、絶縁電線3の外径が公差の許容範囲を
越えて小さく仕上がっていたりした場合等、摩擦抵抗が
弱い場合には、被覆層4の剥離が十分に行われないこと
がある。そうなると、芯線5と溝2の内壁とが十分に接
触せず、絶縁電線3に電気を流しても良好な導通が得ら
れないことになる。
【0004】そこで、この発明の課題は、絶縁電線3の
圧接において、被覆層4内部の芯線5と端子1の溝2の
内壁とが確実に接触し、良好な導通状態が得られるよう
にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、上記溝の深さ方向開口側から所定の区
間に亘り、溝の両内壁にのこ刃形状を設け、そののこ刃
形状の溝の幅方向に対向するもの同士の山頂間の距離
は、上記絶縁電線の芯線の直径と等しいか又は小さく、
かつ、のこ刃形状を有しない残りの区間の溝幅より大き
いようにしたのである。
【0006】このような構成にしたことにより、絶縁電
線が端子の溝に挿入されると、被覆層が溝ののこ刃形状
で確実に剥がされ、剥き出しになった芯線も、その外径
が下方の平行区間の溝幅より大きいので、溝を押し広
げ、その反作用で端子のスプリングバックが作用し、端
子に固定される。
【0007】
【実施の形態】図1にこの発明の実施の形態を示し、従
来例と同一部分については同一符号を付して説明を省略
する。なお、この実施形態では絶縁電線3の一例とし
て、芯線5に銅線が用いられ、被覆層4が絶縁ワニス
(エナメル)で形成されたエナメル線を取り挙げるが、
樹脂で被覆された絶縁電線3についても以下に示す同様
の結果を得ることができる。
【0008】さて、この実施形態の端子1は、図に示す
ように、圧接用の溝2がエナメル線導入用の傾斜部終端
から深さ方向に所定の距離に亘って両壁面にのこ刃形状
6が設けられた形状になっている。こののこ刃形状6の
溝2の幅方向に対向する山頂同士の距離W1 は芯線5
(銅線)の直径Dより僅かに小さい寸法に設定されてい
る。すなわち、図の上方からエナメル線が挿入されてく
ると、エナメル線がこののこ刃形状6の区間を通過して
行く際には、のこ刃形状6が被覆層4(絶縁ワニス、エ
ナメル)を突き破ることはもとより、さらに進んで芯線
5に食い込むような寸法関係になっている。従って、被
覆層4がのこ刃形状6で確実に剥がされる。
【0009】この溝2は、図に示すように、前記のこ刃
形状6が設けられた区間のあとはその壁面が平らで両壁
面が平行になって底部に到っているが、この区間の溝幅
2は前記W1 の距離よりも僅かに小さな、従ってま
た、芯線5の直径Dよりも僅かに小さな寸法になってい
る。
【0010】それ故、被覆層4が剥がされ、芯線5が剥
き出しになったエナメル線がこの区間にまで挿入されて
きた時には、芯線5が溝2を押し広げるので、その反作
用で端子1から芯線5にスプリングバックが働き、この
芯線5の部分で溝2に固定されるようになっている。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧接端子の溝の開口側から所定の深さに亘って溝の
両壁にのこ刃形状を設け、そののこ刃形状は、溝の幅方
向に対向するもの同士の山頂の距離が、圧接される絶縁
電線の外径より小さい寸法となるようにしたので、絶縁
電線がこののこ刃形状の存在する区間を通過して行く際
には、のこ刃形状が絶縁電線の被覆層(被覆材)を突き
破ることはもとより、さらに進んで芯線に食い込むよう
な形になっているので、従来のようにのこ刃形状がな
く、溝の内壁と絶縁電線の外面(被覆層外面)との間の
摩擦で被覆層を剥がしていた場合に比べ、被覆層が確実
に剥がされ、被覆層内部の芯線と端子が確実に接触する
という効果があり、通電した場合には良好な導通が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す正面図
【図2】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1 端子 2 溝 3 絶縁電線(エナメル線) 4 被覆層(被覆材) 5 芯線 6 のこ刃形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊秋 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁電線を端子の溝に押し込んで圧接す
    る圧接端子であって、 前記溝の深さ方向開口側から所定の区間に亘り、溝の両
    内壁にのこ刃形状を設け、そののこ刃形状の溝の幅方向
    に対向するもの同士の山頂間の距離は、前記絶縁電線の
    芯線の直径と等しいか又は小さく、かつ、のこ刃形状を
    有しない残りの区間の溝幅より大きいことを特徴とする
    圧接端子。
JP8110793A 1996-05-01 1996-05-01 圧接端子 Pending JPH09298071A (ja)

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