JPH10106643A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JPH10106643A
JPH10106643A JP8274021A JP27402196A JPH10106643A JP H10106643 A JPH10106643 A JP H10106643A JP 8274021 A JP8274021 A JP 8274021A JP 27402196 A JP27402196 A JP 27402196A JP H10106643 A JPH10106643 A JP H10106643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
cable
vvf
main body
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8274021A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhisa Mori
勝久 森
Kyuzo Yamagata
久蔵 山方
Goji Kamata
剛司 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichifu Co Ltd
Original Assignee
Nichifu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichifu Co Ltd filed Critical Nichifu Co Ltd
Priority to JP8274021A priority Critical patent/JPH10106643A/ja
Publication of JPH10106643A publication Critical patent/JPH10106643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 絶縁被覆を除去せずに活線の電線の分岐作業
ができるようにしたコネクタにおいて、作業者が電線の
極性を確実に認識して作業できるようにする。 【解決手段】 コネクタの本体2上に、コネタクト1を
挿入する挿入穴23とは別にケーブル内皮確認用の貫通
孔2hを設けるようにする。ケーブルは外皮の一部を切
除しておき、その部分が挿入穴23の位置に来ることに
より内皮の色彩を外部から確認できるようにする。挿入
穴23の周囲は肉盛り部29として、コネクタとケーブ
ルとの相対移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電力線とし
て使用されている単一の(細線の撚線ではない)通電線
を絶縁被覆したものを2本平行に配置し、その外周部上
を更に絶縁被覆したVVFケーブルを対象とし、このよ
うなVVFケーブルの配線時や既に配線されている既設
配線に別のVVFケーブルを接続し分岐線を得るに際し
て、既設配線の正極側の通電線と分岐線の正極側の通電
線とを誤りなく接続分岐するのに適したコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からこの様なVVFケーブルに別の
VVFケーブルを接続して分岐線を得ることは必要性が
多く常に行われていることである。この場合において、
各種機器への通電に際して通電線の正極側と負極側とを
区分する必要性がある場合があるため、一般にVVFケ
ーブルの内装被覆の色は識別容易な別色とされている。
例えば、VVFケーブルにおける内装被覆の色は白色と
黒色との2色とされているものが多い。そして、主線か
ら分岐線を取り出す場合、主線における白色被覆の通電
線と分岐線の白色被覆の通電線とを接続し、同様に黒色
被覆の通電線どうしを接続することが一般に行われてい
る。
【0003】而して、このような分岐線の取り出し工事
は、主線が括線である場合には、危険性を排除するため
に電源を切ったのち、一般には、図8に示したように、
先ず主線側のVVFケーブル3を所要箇所で切断し、そ
れぞれの外装被覆31を取り去って正極側の被覆線と負
極側の被覆線とをそれぞれ取り出し、更にそれぞれの内
装被覆32を除去して通電線33を露出させる。同様に
分岐側のVVFケーブル3'についても外装被覆31
と、正極側,負極側の内装被覆32とをそれぞれ除去し
て通電線33を露出させた後、前記主線の正極側通電線
33aと分岐線の正極側通電線33aとを纏めて、閉端
絶縁キャップ51の内部に内装されている金属スリーブ
5内に挿入し、その上から加圧工具によって加圧し金属
スリーブ5を加圧変形させて圧着接続し、同様にしてそ
れぞれの負極側の通電線どうしを接続していた。
【0004】また、別の手段としては、VVFケーブル
を前記のようにして通電線を取り出し、これらをそれぞ
れの正極側と負極側とに分けてそれぞれの通電線を工具
によって撚り合わせて接続し、または、それらの上に銅
スリーブを被せて圧着接続した後、それぞれの表面に絶
縁テープを巻き付けて覆う方法も用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来手段で
は、VVFケーブルの外皮を一定長さ剥離して内皮を取
り出した後、一定長さ内皮を取り去って通電線を露出し
てから通電線同士の電気的接続を行なうものであったの
で、正極側の通電線どうしと負極側の通電線どうしとを
接続するのに特段の配慮を必要とすることなく任意に行
うことができるものであった。しかしながら、被分岐線
である主線が括線の場合には、電線分岐作業の前に感電
防止の必要性から必ず通電を止めて施工しなければなら
ず、その間は停電状態が余儀なくされ、しかも、作業が
非常に手数のかかるものであるために工事時間が長くな
り作業効率が悪いという課題を有するものであった。
【0006】そのため、このような危険性の排除と作業
効率の向上とを図る手段として、VVFケーブルの分岐
接続作業に於いて、絶縁被覆の除去という繁雑な作業を
行うことなく、これを省略し、感電事故につながる危険
性のない状態で、安全に且つ短時間に電線の分岐接続作
業を行うことができるようにするために、VVFケーブ
ルの内外の被覆を全く剥離することなく、電線の分岐作
業を行うことができるようにしたコネクタについて本出
願人は先に提案した(特願平8− 号参照)。
【0007】しかしながら、この先行技術のコネクタを
使用した場合、この先行技術にあっては、上記した正極
側の通電線どうしと負極側の通電線どうしとを認識して
確実に接続することが困難であることを究明するに至っ
たので、本発明は、これを更に改良し、前記のように、
VVFケーブルの内外の被覆を剥離することなく、電線
の分岐作業を安全に迅速に行うことができるようにした
コネクタでありながら、なおかつ、正極側の通電線どう
しと負極側の通電線どうしとを認識して確実に接続する
ことができるコネクタを提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するために
講じた本発明にいうコネクタの構成を、実施例の説明に
おいて使用した符号を用いて説明すると、2芯VVFケ
ーブル3から分岐用の2芯VVFケーブル3’を接続分
岐させるために使用するコネクタであって、通電性に富
んだ金属板製のコンタクト1と絶縁性に富んだ合成樹脂
製の本体2とからなり、コンタクト1が、側面視略逆U
字形とし、夫々の片1a,1aが前記両VVFケーブル
3,3’の絶縁外皮31と絶縁内皮32とを切断し通電
線33と通電接触する2つの切込み部11,11が所定
の間隔Dを隔てて形成されている構造とされ、前記本体
2が、前記両VVFケーブル3,3’を挿通する所定の
間隔Eを隔てて形成された平行な2本の溝21,22と
前記コンタクト1の夫々の片1a,1aを挿入する挿入
穴23、23とを備え、一側の折り畳み部24で折り畳
み自在に連結されている半割り形の2つの本体構成体2
a,2bと、これら2つの本体構成体2a,2bの一端
からフレキシブルな連結帯25,25を介して折り畳み
自在に連結されている2つのカバー体26,26とから
なり、該カバー体26,26が本体構成体2a,2bの
側面に設けられた係合孔27a…に係合する係合爪27
…を備え且つ何れか一方のカバー体にフック部35が設
けられており、前記2本の溝21,22が前記両VVF
ケーブル3,3’の狭小側の幅wとそれぞれほぼ同幅に
形成され、2つの本体構成体2a,2bどうしの折り畳
み姿勢における溝21,21、22,22どうしの対向
幅が前記両VVFケーブル3,3’の通電線並列側の幅
Wとそれぞれほぼ同幅となるように形成され、これら2
本の溝21,22の間隔Eと前記コンタクト1の2つの
切込み部11,11の間隔Dとがほぼ一致する間隔に形
成され、前記2本の溝21,22のうち、括線側の2芯
VVFケーブル3を挿通する溝21が前記コンタクト挿
入穴23とは別に肉厚方向に貫通するケーブル内皮確認
用の貫通孔2hを備えている構成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】このような構成としたコネクタを
実施するに当たっては、前記ケーブル内皮確認用の貫通
孔2hを備えた溝21の底部分で、同貫通孔2hに隣接
する部分に部分的に肉盛りしてある肉盛り部29を形成
してある構成のものとし、該肉盛り部29に、内皮の色
彩を確認できる程度に外皮の一部を切除した部分34を
当てつけて、コネクタと括線側のケーブル3との相対移
動を阻止させると同時に内皮の色彩を外部から確認する
ことができる構成として実施することができる。
【0010】また、前記2本の溝21,22は、それぞ
れ本体構成体2a,2bの全幅にわたって貫通させてあ
る構成とし、分岐側のVVFケーブル3’を挿通溝22
の両側から突出させることによって、これら両側に突出
させたケーブル3’のそれぞれを分岐線として2本の分
岐線を得る構成としてもよく、該分岐側のVVFケーブ
ル3’を挿通する溝22をその一端側に遮蔽壁28を形
成してあるものとし、分岐側のVVFケーブル3’の切
断端をこの遮蔽壁28に当てつけて一方向側にだけ突出
させることによって、1本だけの分岐線を得るものとし
て実施することもできる。
【0011】コンタクト1は、例えば硬度の高い硬質の
銅合金板のように、VVFケーブル3の通電線に使用さ
れている軟銅よりも硬度が高く導電性に優れている素材
を使用するのが好ましい。このコンタクト1は一方の線
の接続、例えば正極側の線の接続に使用するのに、平板
状のもの1枚のみに限られるものではなく、2枚以上の
複数枚を使用するようにしてもよく、また、平板状のも
ののみに限られるものではなく、例えば側面視Uの字形
またはコの字形に折り曲げたものとすることもできる。
要するに、平板状部分に、2本のVVFケーブルの間隔
に相当する間隔Dを隔てて2箇所に、通電線33と通電
接触する2つの切込み部11,11を形成してあるもの
としてあればよい。
【0012】この切り込み部11の切り込み間隔(スリ
ット間隔)は、コンタクト1をVVFケーブル3に対し
て押圧させることによって、ケーブルの外装被覆(外
皮)31と内部被覆(内皮)32とを切り裂き、切り込
み部11の対向する内側面において通電線33と通電を
行わせるものであるから、通電線33の太さよりも少し
狭い幅としてあるのがよい。このようにすることによっ
て、この通電操作時に通電線33を押圧力によって塑性
変形させながら両側から強固に圧接挟持させるようにし
ておくのがよい。
【0013】更に、このコンタクト1の厚さ(板厚)と
切り込み部11の間隔とは、通電線33との接触状態に
おいて、接触面積が通電線33の断面積以上の面積とな
るように設定しておくのがよい。言うまでもなく、一方
の線の接続のために2枚以上のコンタクト1を使用する
場合には、使用枚数全部の接触面積の和が通電線33の
断面積以上となるようにしてあればよい。このようにす
ることによって、コンタクト1と通電線33との接触部
の電気抵抗値を低く押さえることができ発熱等の事故を
防止することができ、安全に使用することができるコネ
クタを得ることができる。
【0014】
【実施例】図1乃至図5は本発明のコネクタの一実施例
を示した図であって、図1はコネクタの内面側の形状と
VVFケーブルとを示す説明図、図2はコネクタの外面
側の形状とコンタクトとを示す斜視図、図3はコネクタ
にケーブルを挿入した状態を示す斜視図、図4はコネク
タを相対嵌合させた状態を示す斜視図、図5はコンタク
トを圧入した状態を示す斜視図である。
【0015】該実施例に示したコンタクト1は、通電性
に富み使用するVVFケーブル3,3’の硬度よりも硬
度の高い黄銅板をプレス成形した側面視略逆U字形のも
ので、図2にみられるように、夫々の片1a,1aに所
定の間隔Dを隔てて2つのU字形の切込み部11,11
を形成してある。その下端部は切断刃のようにV字形に
形成してあり、この切断刃によってVVFケーブル3,
3’の外皮31と内皮32とを切断しながら、内部の通
電線33に達し、通電線33を両側から圧接変形させな
がら挟持するようにしてある。このコンタクト1の肉厚
は、薄い方が圧入に際し強い力を必要としないので装着
が楽にできる利点はあるが、所定の強度を得るためには
ある程度の肉厚を必要とする。この肉厚は次のように切
込み部11の幅も考慮して選定されるものであって、通
常0.4〜0.8mm程度のものが使用される。
【0016】このコンタクト1の肉厚と前記切込み部1
1の幅は、圧接によって通電線3,3’と接触している
部分の面積が、通電線の断面積とほぼ等しいか、それ以
上となるように計算により設定される。いま、使用対象
の通電線の径が1.6mmと2.0mmの2種類につい
てみると、通電線径が1.6mmの場合にコンタクト1
の厚さが0.5mmとすると、切込み部11の幅は、約
1.2mmとしてあればよい。通電線径が2.0mmの
場合にコンタクト1の厚さを0.6mmにすれば切込み
部11の幅は約1.5mmとすればよい。
【0017】コネクタ本体2は、ナイロン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂素材で全体を一体成型した
ものである。該コネクタ本体2は、ほぼ同形の半割り形
の2つの本体構成体2a,2bと2つのカバー体26,
26とからなっていて、それぞれの本体構成体2a,2
bは、括線側(被分岐側)の2芯VVFケーブル3と分
岐用の2芯VVFケーブル3’とを挿通嵌合するための
2本の溝21,22が所定の間隔Eを隔てて平行に形成
され、前記コンタクト1の挿入穴23を備え、一側にお
いて折り畳み部24で折り畳み自在に連結され、他側に
おいて係合爪片20bと係入穴20aで相互に嵌合する
構造とされている。また前記2つのカバー体26,26
はフレキシブルな連結帯25…を介して本体構成体2
a,2bの前記溝方向に沿った延長線上の外側に延設さ
れ本体構成体2a,2bに対して折り畳み自在に連結さ
れている。また該カバー体26,26が本体構成体2
a,2bの側面に設けられた係合孔27a…に係合する
係合爪27…を備え且つ何れか一方のカバー体にフック
部35が設けられている。
【0018】前記溝21,22の幅は、前記両VVFケ
ーブル3,3’の狭小側の幅wとそれぞれほぼ同幅に形
成してあり、ケーブルを隙間なく挿入できる程度の幅と
し、2つの本体構成体2a,2bどうしを嵌合した折り
畳み姿勢における溝21,21、22,22どうしの対
向幅(対向する両溝の深さの和)は、それぞれのVVF
ケーブル3,3’の通電線並列側(広幅側)の幅Wとそ
れぞれほぼ同幅とし、ケーブルを隙間なく挟み込むこと
ができる程度の幅に形成してある。これら2本の溝2
1,22の間隔、即ち中心線間の間隔Eは、前記コンタ
クト1の2つの切込み部11,11の間隔、即ち中心線
間の間隔Dとほぼ一致する間隔に形成してある。また、
コンタクト1を挿入する挿入穴23は、図4及び図6に
みられるように、コンタクト1の下半部を挿入し仮保持
させておくのに適した大きさに形成してある。
【0019】前記2つの本体構成体2a,2bどうしの
折り畳み部24は側面視W字形に形成されその下底部分
を薄肉に形成してある。而して、コンタクト1は、図4
にみられるように、その下半部を本体構成体2a,2b
のそれぞれの挿入穴23,23に挿入し仮保持させてお
く。
【0020】而して、一方の本体構成体2aにおける前
記2本の溝21,22のうち、括線側の2芯VVFケー
ブル3を挿通する溝21には、前記コンタクト挿入穴2
3とは別に肉厚方向に貫通するケーブル内皮確認用の貫
通孔2hを形成してあり、該貫通孔2hを形成した溝2
1の底部分に、同貫通孔2hの回りに部分的に肉盛りし
てある肉盛り部29を形成してある。
【0021】このようにした肉盛り部29に、図1に示
したように、括線側のケーブル3における通電線33の
何れが正極側の線であるのかを確認するために、内皮の
色彩を確認できる程度に外皮の一部を切除した部分34
を当てつけて、コネクタと括線側のケーブル3との相対
移動を阻止させるようにすると同時に、前記貫通孔2h
を通じて内皮の色彩を外部から確認することができるよ
うにしてある。
【0022】該実施例におけるコネクタは、括線側のV
VFケーブル3から、1本だけの分岐線を得るためのコ
ネクタであって、その構成として、分岐側のVVFケー
ブル3’を挿通する側の溝22,22の一端側に溝を閉
塞する遮蔽壁28,28を形成してあり、分岐側のVV
Fケーブル3’の切断端をこの遮蔽壁28に当てつけて
一方向側にだけ突出させることができるようにしてあ
る。この分岐側のケーブル3’は、前記のようにして括
線側のケーブル3にコネクタを取り付けた後に、溝2
2,22によって側方にできる開口から先端が遮蔽壁2
8に接当するまで押し込んで2本の線3,3’をコネク
タに平行に挿入させることができる。
【0023】以上のように構成したコネクタを使用して
電線を分岐させるには、既配線側(括線側・被分岐線
側)の2芯VVFケーブル3を、何らの加工も施すこと
なく被覆状態のままで、図3にみられるように、本体構
成体2a,2bの何れか一方の構成体(ここでは2a)
の溝21に断面が縦姿勢となるようにして挿入させ、隣
接する溝22に分岐用の2芯VVFケーブル3’をその
切断端面によって確認した正極側または負極側の線を主
線側の正極側または負極側の線と一致する方向に選定し
て、当該切断端面を遮蔽板28に当てつけて挿入させ、
次いで図4にみられるように、他方の構成体(ここでは
2b)を折り畳み部24から折り畳んでその上に被せて
押圧し、他側において係合爪片20bと係入穴20aど
うしを相互に嵌合させる。この構成体嵌合状態におい
て、前記のように分岐線側のケーブル3’を開口部分か
ら挿入してもよい。
【0024】次いで、コンタクト1の上端面を加圧具に
よって加圧してコンタクト挿入穴23にコンタクト1の
全体が埋没する状態に押し込み、最後に図5に示すよう
に、それぞれのカバー体26を、本体構成体2a,2b
に連なる連結帯25から折り曲げてコンタクト1の外側
面を覆うようにし、それぞれの角部に形成してある係合
爪27を本体構成体2a,2bに形成してある係合孔2
7aに対して係合連結させる。
【0025】加圧したコンタクト1は、コネクタ本体2
の内部においてケーブル3,3’の外皮31と内皮32
とを切断して内部の通電線33,33と電気的に接触す
る。このようにして既配線または主線から分岐線を分岐
させる。又、何れか一方のカバー体26に設けたフック
体35によって、ケーブル3、3と共にコネクターを建
造物や構築体に対して掛け止めすることができて便利で
ある。
【0026】図6及び図7は、それぞれコンタクト1の
別実施例構造について示したもので、図6に示したコン
タクト1は、その連結底部分12の上面に絶縁樹脂板1
4を接着したものであり、図7に示したコンタクト1は
連結底部分12の上面に絶縁素材で形成した粘着剤付き
シート15を貼着させたものである。
【0027】該逆U字形のコンタクト1は、コンタクト
形成素材の金属板に予め絶縁物層をコーティング形成し
ておき、しかる後所定形状に成形することによっても製
造することができる。また、素材として使用する金属板
は、前記VVFケーブル3,3’の通電線よりも硬度が
高く且つ電気抵抗値が比較的低いもの即ち導電性に優れ
た素材であればよく、銅合金板以外の素材であっても使
用することができる。
【0028】以上本発明の代表的と思われる実施例、変
形例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実
施例、変形例の構造のみに限定されるものではなく、本
発明にいう前記の構成要件を備え、本発明にいう目的を
達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改
変して実施することができるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明にいうコネクタは、コネクタ本体
に形成してある2本の溝幅を使用対象のVVFケーブル
の狭小側の幅wとほぼ同幅のものとし、2つの本体構成
体どうしを嵌合した状態の対向する溝どうしの対向幅を
VVFケーブルの通電線並列側の幅Wとそれぞれほぼ同
幅となるように形成し、2本の溝の間隔Eとコンタクト
の2つの切込み部の間隔Dとをほぼ一致するように形成
し、更に、これら2本の溝のうちの被分岐線側の溝に肉
厚方向に貫通するケーブル内皮確認用の貫通孔を形成し
てあるので、コンタクトをVVFケーブルに対して圧入
するだけの操作によって、被分岐線が括線であっても通
電を遮断させることなく、分岐線を分岐させることがで
きるものであるのみならず、被分岐線と分岐線との正極
線と負極線とを誤りなく確実に揃えて接続させることが
できるという、この種のコネクタにあっては画期的な顕
著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクターの一実施例を示すもの
であって、本体内面側の全体斜視図。
【図2】図1の本体背面側のコンタクト装着前の斜視
図。
【図3】図1の溝へのケーブル挿入状態の斜視図。
【図4】図3のケーブル嵌合状態の斜視図。
【図5】図3のケーブル装着完了状態の斜視図。
【図6】コネクタ本体の別実施例を示す図2相当部分の
平面図。
【図7】コネクタ本体の更に別実施例を示す図2相当部
分の平面図。
【図8】従来の分岐線形成手段を示す説明用斜視図。
【符号の説明】
1 コンタクト 11 切込み部 2 本体 2a 本体構成体 2b 本体構成体 2h 貫通孔 20a 嵌合部 20b 嵌合部 21 溝 22 溝 23 コンタクト挿入穴 24 折り畳み部 25 折り畳み部 26 カバー体 27 フック部 28 遮蔽板 29 肉盛り部 3 活線側VVFケーブル 3’ 分岐側VVFケーブル 31 絶縁外皮 32 絶縁内皮 33 通電線 D 切込み部の間隔 E 溝の間隔 W 通電線の並列側の幅 w 通電線の狭小側の幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2芯VVFケーブル(3)から分岐用の2
    芯VVFケーブル(3')を接続分岐させるために使用する
    コネクタであって、通電性に富んだ金属板製のコンタク
    ト(1)と絶縁性に富んだ合成樹脂製の本体(2)とからな
    り、コンタクト(1)が、側面視略逆U字形とし夫々の片
    (1a)、(1a)が、前記両VVFケーブル(3)、(3')の絶縁
    外皮(31)と絶縁内皮(32)とを切断し通電線(33)と通電接
    触する2つの切込み部(11),(11)が所定の間隔(D)を隔
    てて形成されている構造とされ、前記本体(2)が、前記
    両VVFケーブル(3),(3')を挿通する所定の間隔(E)を
    隔てて形成された平行な2本の溝(21),(22)と前記コン
    タクト(1)の夫々の片が挿入する挿入穴(23)とを備え、
    一側の折り畳み部(24)で折り畳み自在に連結されている
    半割り形の2つの本体構成体(2a),(2b)と、これら2つ
    の本体構成体(2a),(2b)の一端からフレキシブルな連結
    帯(25)、(25)を介して折り畳み自在に連結された2つの
    カバー体(26),(26)とから成り、、該カバー体(26),(2
    6)が本体構成体(2a),(2b)の側面部に設けられた係合孔
    (27a)…に係合する係合爪(27)…を備え且つ何れか一方
    のカバー体にフック部(35)が設けられており、前記2本
    の溝(21),(22)が前記両VVFケーブル(3),(3')の狭
    小側の幅wとそれぞれほぼ同幅に形成され、2つの本体
    構成体(2a),(2b)どうしの折り畳み姿勢における溝(2
    1),(21)、(22),(22)どうしの対向幅が前記両VVFケ
    ーブル(3),(3')の通電線並列側の幅Wとそれぞれほぼ
    同幅となるように形成され、これら2本の溝(21),(22)
    の間隔(E)と前記コンタクト(1)の2つの切込み部(11),
    (11)の間隔(D)とがほぼ一致する間隔に形成され、前記
    2本の溝(21),(22)のうち、括線側の2芯VVFケーブ
    ル(3)を挿通する溝(21)が前記コンタクト挿入穴(23)と
    は別に肉厚方向に貫通するケーブル内皮確認用の貫通孔
    (2h)を備えているコネクタ。
JP8274021A 1996-09-24 1996-09-24 コネクタ Pending JPH10106643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8274021A JPH10106643A (ja) 1996-09-24 1996-09-24 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8274021A JPH10106643A (ja) 1996-09-24 1996-09-24 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10106643A true JPH10106643A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17535860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8274021A Pending JPH10106643A (ja) 1996-09-24 1996-09-24 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10106643A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017111892A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 株式会社ユピテル 配線接続部材、電装部品、及びホルダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017111892A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 株式会社ユピテル 配線接続部材、電装部品、及びホルダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2836463B2 (ja) 圧接ジョイントコネクタ
US4946408A (en) Male circuit board terminal
EP0626101B1 (en) Wire connector
JP2985060B2 (ja) コネクタ
US4725247A (en) Cable splicing assembly
JPH10106643A (ja) コネクタ
JP2001291535A (ja) ケーブル用圧着端子及び圧着接続子
JPH1021972A (ja) コネクタ
JPH1027638A (ja) コネクタ
JP2840827B2 (ja) 水密分岐コネクタ
JP3026169B2 (ja) コネクタ
JP3013164B2 (ja) コネクタ
JP3156041B2 (ja) コネクタ
JP2913001B1 (ja) コネクタ
JP3013159B2 (ja) コネクタ
JP2963922B1 (ja) コネクタ
JP3013161B2 (ja) コネクタ
JP2913000B1 (ja) コネクタ
JPH10162916A (ja) コネクタ
JPH09298071A (ja) 圧接端子
JP3328801B2 (ja) 分岐コネクタ
JP2990607B1 (ja) コネクタ
JP3062806B2 (ja) コネクタ
JP2840826B2 (ja) 水密コネクタ
JPH09289047A (ja) コネクター