JP3062806B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JP3062806B2 JP3062806B2 JP9113418A JP11341897A JP3062806B2 JP 3062806 B2 JP3062806 B2 JP 3062806B2 JP 9113418 A JP9113418 A JP 9113418A JP 11341897 A JP11341897 A JP 11341897A JP 3062806 B2 JP3062806 B2 JP 3062806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- contact
- vvf
- core
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電力線とし
て使用されている単一の通電線を絶縁被覆したものを2
本又は3本平行に配置し、その外周部上を外皮で被覆し
た2芯又は3芯VVFケーブルを対象とし、このような
VVFケーブルの配線時や既に配線されている既設配線
に別のVVFケーブルを接続し分岐線を得るに際して、
既設配線の正極側の通電線と分岐線の正極側の通電線と
を誤りなく接続分岐するのに適したコネクタに関する。
て使用されている単一の通電線を絶縁被覆したものを2
本又は3本平行に配置し、その外周部上を外皮で被覆し
た2芯又は3芯VVFケーブルを対象とし、このような
VVFケーブルの配線時や既に配線されている既設配線
に別のVVFケーブルを接続し分岐線を得るに際して、
既設配線の正極側の通電線と分岐線の正極側の通電線と
を誤りなく接続分岐するのに適したコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの様な2芯又は3芯VVFケ
ーブルに別の2芯又は3芯VVFケーブルを接続して分
岐線を得ることは必要性が多く常に行われている。この
場合において、各種機器への通電に際して芯線の正極側
と負極側とを区分する必要性があるため、一般にVVF
ケーブルの内装被覆の色は識別容易な別色とされてい
る。例えば、2芯VVFケーブルでは芯線被覆の色が白
色と黒色との2色で形成されており、3芯のものでは、
赤色、白色、黒色の3色で形成されているものが多い。
そして、主線から分岐線を取り出す場合、主線と分岐線
の極性を同じくする同色の芯線同士を接続している。
ーブルに別の2芯又は3芯VVFケーブルを接続して分
岐線を得ることは必要性が多く常に行われている。この
場合において、各種機器への通電に際して芯線の正極側
と負極側とを区分する必要性があるため、一般にVVF
ケーブルの内装被覆の色は識別容易な別色とされてい
る。例えば、2芯VVFケーブルでは芯線被覆の色が白
色と黒色との2色で形成されており、3芯のものでは、
赤色、白色、黒色の3色で形成されているものが多い。
そして、主線から分岐線を取り出す場合、主線と分岐線
の極性を同じくする同色の芯線同士を接続している。
【0003】而して、このような分岐線の取り出し工事
は、主線が括線である場合には、危険性を排除するため
に電源を切ったのち、一般には、図14に示したよう
に、先ず主線側のVVFケーブル3を所要箇所で切断
し、それぞれの外装被覆31を取り去って正極側の被覆
線と負極側の被覆線とをそれぞれ取り出し、更にそれぞ
れの内装被覆32を除去して芯線33を露出させる。同
様に分岐側のVVFケーブル3'についても外装被覆3
1と、正極側,負極側の内装被覆32とをそれぞれ除去
して芯線33を露出させた後、前記主線の正極側芯線3
3と分岐線の正極側芯線33とを纏めて、閉端絶縁キャ
ップ61の内部に内装されている金属スリーブ6内に挿
入し、その上から加圧工具によって加圧し金属スリーブ
6を加圧変形させて圧着接続し、同様にしてそれぞれの
負極側の芯線どうしを接続していた。
は、主線が括線である場合には、危険性を排除するため
に電源を切ったのち、一般には、図14に示したよう
に、先ず主線側のVVFケーブル3を所要箇所で切断
し、それぞれの外装被覆31を取り去って正極側の被覆
線と負極側の被覆線とをそれぞれ取り出し、更にそれぞ
れの内装被覆32を除去して芯線33を露出させる。同
様に分岐側のVVFケーブル3'についても外装被覆3
1と、正極側,負極側の内装被覆32とをそれぞれ除去
して芯線33を露出させた後、前記主線の正極側芯線3
3と分岐線の正極側芯線33とを纏めて、閉端絶縁キャ
ップ61の内部に内装されている金属スリーブ6内に挿
入し、その上から加圧工具によって加圧し金属スリーブ
6を加圧変形させて圧着接続し、同様にしてそれぞれの
負極側の芯線どうしを接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような手段では、
被分岐線である主線が括線の場合には、電線分岐作業の
前に感電防止の必要性から必ず通電を止めて施工しなけ
ればならず、その間は停電状態が余儀なくされ、しか
も、作業が非常に手数のかかるものであるために工事時
間が長くなり作業効率が悪いという課題を有する。
被分岐線である主線が括線の場合には、電線分岐作業の
前に感電防止の必要性から必ず通電を止めて施工しなけ
ればならず、その間は停電状態が余儀なくされ、しか
も、作業が非常に手数のかかるものであるために工事時
間が長くなり作業効率が悪いという課題を有する。
【0005】そこで本発明は、前記のように、VVFケ
ーブルの内外の被覆を剥離することなく、電線の分岐を
様々の形態で安全且つ迅速に行うことができるようにし
たコネクタを提供することを目的とするものである。
ーブルの内外の被覆を剥離することなく、電線の分岐を
様々の形態で安全且つ迅速に行うことができるようにし
たコネクタを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するために
本発明では次のような手段を講じた。即ち本発明のコネ
クタにあっては、2芯又は3芯VVFケーブル3から分
岐用の2芯又は3芯VVFケーブル3’を接続分岐させ
るために使用するコネクタであって、通電性に富んだ金
属板製の二つ又は三つのコンタクト1…と、絶縁性に富
んだ合成樹脂製の本体2とからなり、前記コンタクト1
が、側面からみた断面形状が略逆U字形とし、その夫々
の平行な片1a,1aに、前記両VVFケーブル3,3’
の絶縁外皮31と絶縁内皮32とを切断して各ケーブル
の極性を同じくする通電線33,33に夫々接触する二
つの切込み部11,11が所定の間隔Dを隔てて形成さ
れ、且つケーブルを絶縁外皮31を切断し隣接する絶縁
内皮32,32の間に入り込んで夫々を左右に分断する
切断刃13,13が前記二つの切込み部11,11の近
傍にそれぞれ形成されており、前記本体2が、両VVF
ケーブル3,3'を挿通する所定の間隔Eを隔てて形成
された平行な2本の溝21,22を備え、且つ互いに嵌
合可能に形成された半割り形の二つの本体構成体2a,
2aによって構成され、一方の本体構成体2aには前記
コンタクト1…を挿入する複数の挿入穴23…が設けら
れ、前記2本の溝21,22の横巾が前記両VVFケー
ブル3,3'の通電線33を並設した大径側の幅Wとそ
れぞれほぼ同幅に形成され、これら2本の溝21,22
の間隔Eと前記コンタクト1の2つの切込み部11,1
1の間隔Dとがほぼ一致する間隔に形成され、前記コン
タクト1…の挿入穴23…がVVFケーブル内の各通電
線33…の横ピッチの間隔だけ位置をずらして形成され
ており、更に前記溝21,22の両端側で前記全てのコ
ンタクト挿入穴23…よりも外側箇所に、VVFケーブ
ルの切断端面を受け止める為の遮蔽壁28を着脱自在に
受け入れる受け溝29が形成されている構造としたもの
である。
本発明では次のような手段を講じた。即ち本発明のコネ
クタにあっては、2芯又は3芯VVFケーブル3から分
岐用の2芯又は3芯VVFケーブル3’を接続分岐させ
るために使用するコネクタであって、通電性に富んだ金
属板製の二つ又は三つのコンタクト1…と、絶縁性に富
んだ合成樹脂製の本体2とからなり、前記コンタクト1
が、側面からみた断面形状が略逆U字形とし、その夫々
の平行な片1a,1aに、前記両VVFケーブル3,3’
の絶縁外皮31と絶縁内皮32とを切断して各ケーブル
の極性を同じくする通電線33,33に夫々接触する二
つの切込み部11,11が所定の間隔Dを隔てて形成さ
れ、且つケーブルを絶縁外皮31を切断し隣接する絶縁
内皮32,32の間に入り込んで夫々を左右に分断する
切断刃13,13が前記二つの切込み部11,11の近
傍にそれぞれ形成されており、前記本体2が、両VVF
ケーブル3,3'を挿通する所定の間隔Eを隔てて形成
された平行な2本の溝21,22を備え、且つ互いに嵌
合可能に形成された半割り形の二つの本体構成体2a,
2aによって構成され、一方の本体構成体2aには前記
コンタクト1…を挿入する複数の挿入穴23…が設けら
れ、前記2本の溝21,22の横巾が前記両VVFケー
ブル3,3'の通電線33を並設した大径側の幅Wとそ
れぞれほぼ同幅に形成され、これら2本の溝21,22
の間隔Eと前記コンタクト1の2つの切込み部11,1
1の間隔Dとがほぼ一致する間隔に形成され、前記コン
タクト1…の挿入穴23…がVVFケーブル内の各通電
線33…の横ピッチの間隔だけ位置をずらして形成され
ており、更に前記溝21,22の両端側で前記全てのコ
ンタクト挿入穴23…よりも外側箇所に、VVFケーブ
ルの切断端面を受け止める為の遮蔽壁28を着脱自在に
受け入れる受け溝29が形成されている構造としたもの
である。
【0007】前記受け溝29に着脱自在に装着される遮
蔽壁28は外部からVVFケーブルの端面を透過できる
ような透明な絶縁性樹脂材で形成するのがよい。これに
より外部からVVFケーブルの色分けされた正極線がど
ちら側にあるのか容易に目視することができる。
蔽壁28は外部からVVFケーブルの端面を透過できる
ような透明な絶縁性樹脂材で形成するのがよい。これに
より外部からVVFケーブルの色分けされた正極線がど
ちら側にあるのか容易に目視することができる。
【0008】また前記コンタクト1は、例えば硬度の高
い硬質の銅合金板のように、VVFケーブル3の通電線
に使用されている軟銅よりも硬度が高く導電性に優れて
いる素材を使用するのが好ましい。コンタクトの切り込
み部11の切り込み間隔(スリット間隔)は、コンタク
ト1をVVFケーブル3に対して押圧させることによっ
て、切断刃13と協動してケーブルの外装被覆(外皮)
31と内部被覆(内皮)32とを切り裂き、切り込み部
11の対向する内側面において通電線33と通電を行わ
せるものであるから、通電線33の太さよりも少し狭い
幅としてあるのがよい。このようにすることによって、
この通電操作時に通電線33を押圧力によって塑性変形
させながら両側から強固に圧接挟持させるようにしてお
くのがよい。
い硬質の銅合金板のように、VVFケーブル3の通電線
に使用されている軟銅よりも硬度が高く導電性に優れて
いる素材を使用するのが好ましい。コンタクトの切り込
み部11の切り込み間隔(スリット間隔)は、コンタク
ト1をVVFケーブル3に対して押圧させることによっ
て、切断刃13と協動してケーブルの外装被覆(外皮)
31と内部被覆(内皮)32とを切り裂き、切り込み部
11の対向する内側面において通電線33と通電を行わ
せるものであるから、通電線33の太さよりも少し狭い
幅としてあるのがよい。このようにすることによって、
この通電操作時に通電線33を押圧力によって塑性変形
させながら両側から強固に圧接挟持させるようにしてお
くのがよい。
【0009】更に、このコンタクト1の厚さ(板厚)と
切り込み部11の間隔とは、通電線33との接触状態に
おいて、接触面積が通電線33の断面積以上の面積とな
るように設定しておくのがよい。
切り込み部11の間隔とは、通電線33との接触状態に
おいて、接触面積が通電線33の断面積以上の面積とな
るように設定しておくのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図10は本発明のコネク
タで2芯VVFケーブル用としての一実施例を示した図
であって、符号1でコンタクトを示す。このコンタクト
1は、通電性に富み、使用する3芯VVFケーブル3,
3’の硬度よりも硬度の高い黄銅板をプレス成形した側
面視略逆U字形のもので、その夫々の略平行な片1a,
1aに、前記両VVFケーブル3,3'の絶縁外皮31
と絶縁内皮32とを切断してケーブル内の一方の通電線
33に挿入接触する二つの切込み部11,11が所定の
間隔Dを隔てて形成されており、且つ中間部に前記切込
み部11,11を区分けする凹部12が設けられてい
る。またケーブルを絶縁外皮31を切断し隣接する絶縁
内皮32,32の間に入り込んで夫々を左右に分断する
切断刃13,13が前記二つの切込み部11,11の近
傍で二つの片1a,1aを結ぶ方向に沿って形成されて
いる。前記切込み部11,11の下端部は切断刃のよう
にV字形に形成してあり、この切断刃によってVVFケ
ーブル3,3’の外皮31と内皮32とを切断しなが
ら、内部の通電線33に達し、通電線33を両側から圧
接変形させながら挟持するようにしてある。また前記切
込み部11,11はケーブルに押し込まれた時に、ケー
ブル内の接続すべき通電線と他の通電線を離反させる方
向に押しつけるように少し上方が傾斜して形成されてい
る。尚、前記コンタクト1は、その連結底部分12の上
面に絶縁樹脂板14が貼着されている。
タで2芯VVFケーブル用としての一実施例を示した図
であって、符号1でコンタクトを示す。このコンタクト
1は、通電性に富み、使用する3芯VVFケーブル3,
3’の硬度よりも硬度の高い黄銅板をプレス成形した側
面視略逆U字形のもので、その夫々の略平行な片1a,
1aに、前記両VVFケーブル3,3'の絶縁外皮31
と絶縁内皮32とを切断してケーブル内の一方の通電線
33に挿入接触する二つの切込み部11,11が所定の
間隔Dを隔てて形成されており、且つ中間部に前記切込
み部11,11を区分けする凹部12が設けられてい
る。またケーブルを絶縁外皮31を切断し隣接する絶縁
内皮32,32の間に入り込んで夫々を左右に分断する
切断刃13,13が前記二つの切込み部11,11の近
傍で二つの片1a,1aを結ぶ方向に沿って形成されて
いる。前記切込み部11,11の下端部は切断刃のよう
にV字形に形成してあり、この切断刃によってVVFケ
ーブル3,3’の外皮31と内皮32とを切断しなが
ら、内部の通電線33に達し、通電線33を両側から圧
接変形させながら挟持するようにしてある。また前記切
込み部11,11はケーブルに押し込まれた時に、ケー
ブル内の接続すべき通電線と他の通電線を離反させる方
向に押しつけるように少し上方が傾斜して形成されてい
る。尚、前記コンタクト1は、その連結底部分12の上
面に絶縁樹脂板14が貼着されている。
【0011】このコンタクト1の肉厚と前記切込み部1
1の幅は、圧接によって通電線3,3’と接触している
部分の面積が、通電線の断面積とほぼ等しいか、それ以
上となるように計算により設定される。いま、使用対象
の通電線の径が1.6mmと2.0mmの2種類につい
てみると、通電線径が1.6mmの場合にコンタクト1
の厚さが0.5mmとすると、切込み部11の幅は、約
1.2mmとしてあればよい。通電線径が2.0mmの
場合にコンタクト1の厚さを0.6mmにすれば切込み
部11の幅は約1.5mmとすればよい。
1の幅は、圧接によって通電線3,3’と接触している
部分の面積が、通電線の断面積とほぼ等しいか、それ以
上となるように計算により設定される。いま、使用対象
の通電線の径が1.6mmと2.0mmの2種類につい
てみると、通電線径が1.6mmの場合にコンタクト1
の厚さが0.5mmとすると、切込み部11の幅は、約
1.2mmとしてあればよい。通電線径が2.0mmの
場合にコンタクト1の厚さを0.6mmにすれば切込み
部11の幅は約1.5mmとすればよい。
【0012】コネクタ本体2は、ナイロン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂素材で全体を一体成型した
ものである。該コネクタ本体2は、ほぼ同形の半割り形
の2つの本体構成体2a,2bとカバー体26とからな
っていて、それぞれの本体構成体2a,2bは、括線側
(被分岐側)のVVFケーブル3と分岐用のVVFケー
ブル3’とを挿通嵌合するための2本の溝21,22が
所定の間隔Eを隔てて平行に形成されている。一方の本
体構成体2aは、前記コンタクト1をそれぞれ挿入する
ための2つの挿入穴23,23を備え、一側において折
り畳み部24で他方の構成体2bと折り畳み自在に連結
されている。これら本体構成体2a,2bは遊端側にお
いて係合片20bと係入穴20aで相互に嵌合する構造
とされている。また前記カバー体26はフレキシブルな
連結帯25…を介して本体構成体2aの前記溝方向に沿
った延長線上の外側に延設され本体構成体2aのコンタ
クト挿入面に対して折り畳み自在に連結されている。ま
た該カバー体26は本体構成体2aの側面に設けられた
係合孔27a…に係合する係合爪27…を備えている。
更に本体構成体2bには本コネクタを掛け止めするため
のフック部35が設けられている。
ン、ポリプロピレン等の樹脂素材で全体を一体成型した
ものである。該コネクタ本体2は、ほぼ同形の半割り形
の2つの本体構成体2a,2bとカバー体26とからな
っていて、それぞれの本体構成体2a,2bは、括線側
(被分岐側)のVVFケーブル3と分岐用のVVFケー
ブル3’とを挿通嵌合するための2本の溝21,22が
所定の間隔Eを隔てて平行に形成されている。一方の本
体構成体2aは、前記コンタクト1をそれぞれ挿入する
ための2つの挿入穴23,23を備え、一側において折
り畳み部24で他方の構成体2bと折り畳み自在に連結
されている。これら本体構成体2a,2bは遊端側にお
いて係合片20bと係入穴20aで相互に嵌合する構造
とされている。また前記カバー体26はフレキシブルな
連結帯25…を介して本体構成体2aの前記溝方向に沿
った延長線上の外側に延設され本体構成体2aのコンタ
クト挿入面に対して折り畳み自在に連結されている。ま
た該カバー体26は本体構成体2aの側面に設けられた
係合孔27a…に係合する係合爪27…を備えている。
更に本体構成体2bには本コネクタを掛け止めするため
のフック部35が設けられている。
【0013】前記溝21,22の幅は、前記両VVFケ
ーブル3,3’の通電線を並設した大径(広幅側)の幅
Wとそれぞれほぼ同幅に形成してあり、ケーブルを隙間
なく挿入できる程度の幅とし、2つの本体構成体2a,
2bどうしを嵌合した折り畳み姿勢における溝21,2
1、22,22どうしの対向幅(対向する両溝の深さの
和)は、それぞれのVVFケーブル3,3’の狭小側の
幅wとそれぞれほぼ同幅とし、ケーブルを隙間なく挟み
込むことができる程度の幅に形成してある。これら2本
の溝21,22の間隔、即ち中心線間の間隔Eは、前記
コンタクト1の2つの切込み部11,11の間隔、即ち
中心線間の間隔Dとほぼ一致する間隔に形成してある。
また、コンタクト1を挿入する2つの挿入穴23,23
は、図1にみられるように、コンタクト1の平面形状に
沿った形態を備え、コンタクト1の下半部を挿入し仮保
持させておくのに適した大きさに形成してある。この2
つの挿入穴23…はVVFケーブル内の2本の通電線3
3…の横ピッチの間隔だけ前記溝の巾方向に位置をずら
して形成されている。
ーブル3,3’の通電線を並設した大径(広幅側)の幅
Wとそれぞれほぼ同幅に形成してあり、ケーブルを隙間
なく挿入できる程度の幅とし、2つの本体構成体2a,
2bどうしを嵌合した折り畳み姿勢における溝21,2
1、22,22どうしの対向幅(対向する両溝の深さの
和)は、それぞれのVVFケーブル3,3’の狭小側の
幅wとそれぞれほぼ同幅とし、ケーブルを隙間なく挟み
込むことができる程度の幅に形成してある。これら2本
の溝21,22の間隔、即ち中心線間の間隔Eは、前記
コンタクト1の2つの切込み部11,11の間隔、即ち
中心線間の間隔Dとほぼ一致する間隔に形成してある。
また、コンタクト1を挿入する2つの挿入穴23,23
は、図1にみられるように、コンタクト1の平面形状に
沿った形態を備え、コンタクト1の下半部を挿入し仮保
持させておくのに適した大きさに形成してある。この2
つの挿入穴23…はVVFケーブル内の2本の通電線3
3…の横ピッチの間隔だけ前記溝の巾方向に位置をずら
して形成されている。
【0014】また前記コンタクト1が挿入穴23に対し
て常に所定の方向に向けた姿勢でしか挿入できないよう
に、挿入方向に指向性を持たせて形成されている。本実
施例ではコンタクト1の形態と挿入穴23が、その平面
視形状において一端側が順次幅広くなるような台形で形
成することによって挿入方向に指向性を持たしたが、こ
れに代えて例えば、挿入穴の周縁の一部に凹部をつく
り、これに合致する凸部をコンタクトの外面に設けるよ
うにしてもよく、その他の方法であってもよい。
て常に所定の方向に向けた姿勢でしか挿入できないよう
に、挿入方向に指向性を持たせて形成されている。本実
施例ではコンタクト1の形態と挿入穴23が、その平面
視形状において一端側が順次幅広くなるような台形で形
成することによって挿入方向に指向性を持たしたが、こ
れに代えて例えば、挿入穴の周縁の一部に凹部をつく
り、これに合致する凸部をコンタクトの外面に設けるよ
うにしてもよく、その他の方法であってもよい。
【0015】前記2つの本体構成体2a,2bどうしの
折り畳み部24は側面視W字形に形成されその下底部分
を薄肉に形成してある。而して、コンタクト1は、図3
にみられるように、その下半部を本体構成体2a,2b
のそれぞれの挿入穴23,23に挿入し仮保持させてお
く。
折り畳み部24は側面視W字形に形成されその下底部分
を薄肉に形成してある。而して、コンタクト1は、図3
にみられるように、その下半部を本体構成体2a,2b
のそれぞれの挿入穴23,23に挿入し仮保持させてお
く。
【0016】また、前記溝21,22の両端側で前記全
てのコンタクト挿入穴23…よりも外側箇所に、VVF
ケーブルの切断端面を受け止める為の遮蔽壁28を着脱
自在に受け入れる受け溝29…が形成されている。この
受け溝29に着脱自在に装着される遮蔽壁28は外部か
らVVFケーブルの端面を透過できるような透明な絶縁
性樹脂材で形成されている。また本実施例では、遮蔽壁
28が溝21,21又は溝22,22を上下に合わせた
楕円形の一枚もので形成したが、これを図11の2
8’,28’で示すように半割形状で形成してそれぞれ
相対する受け溝29,29に装着するようにしてもよ
い。
てのコンタクト挿入穴23…よりも外側箇所に、VVF
ケーブルの切断端面を受け止める為の遮蔽壁28を着脱
自在に受け入れる受け溝29…が形成されている。この
受け溝29に着脱自在に装着される遮蔽壁28は外部か
らVVFケーブルの端面を透過できるような透明な絶縁
性樹脂材で形成されている。また本実施例では、遮蔽壁
28が溝21,21又は溝22,22を上下に合わせた
楕円形の一枚もので形成したが、これを図11の2
8’,28’で示すように半割形状で形成してそれぞれ
相対する受け溝29,29に装着するようにしてもよ
い。
【0017】図1〜10で示したコネクタでは、括線側
のVVFケーブル3から、1本だけの分岐線を得るため
の実施例であって、分岐側のVVFケーブル3’を挿通
する側の溝22,22の一端側の受け溝29に遮蔽壁2
8が装着されているしてあり、分岐側のVVFケーブル
3’の切断端をこの遮蔽壁28に当てつけて一方向側に
だけ突出させてある。この分岐側のケーブル3’は、前
記のようにして括線側のケーブル3にコネクタを取り付
けた後に、溝22,22によって側方にできる開口から
先端が遮蔽壁28に接当するまで押し込んで2本のケー
ブル3,3’をコネクタに平行に挿入させて取り付け
る。
のVVFケーブル3から、1本だけの分岐線を得るため
の実施例であって、分岐側のVVFケーブル3’を挿通
する側の溝22,22の一端側の受け溝29に遮蔽壁2
8が装着されているしてあり、分岐側のVVFケーブル
3’の切断端をこの遮蔽壁28に当てつけて一方向側に
だけ突出させてある。この分岐側のケーブル3’は、前
記のようにして括線側のケーブル3にコネクタを取り付
けた後に、溝22,22によって側方にできる開口から
先端が遮蔽壁28に接当するまで押し込んで2本のケー
ブル3,3’をコネクタに平行に挿入させて取り付け
る。
【0018】以上のように構成したコネクタを使用して
括線側のVVFケーブル3から、1本だけの分岐線を一
方向にのみ分岐延設する場合の使用例を以下に述べる。
まず図2に示すように、分岐側のVVFケーブル3’を
挿通する側の溝22,22の一端側の受け溝29に遮蔽
壁28を装着しておく。そして既配線側(括線側・被分
岐線側)の2芯VVFケーブル3を被覆状態のままで、
図4にみられるように、本体構成体2a,2bの何れか
一方の構成体(ここでは2b)の溝21に挿入させ、隣
接する溝22に分岐用のVVFケーブル3’をその切断
端面によって確認した正極側または負極側の線を主線側
の正極側または負極側の線と一致する方向に選定して、
当該切断端面を遮蔽板28に当てつけて挿入させ、次い
で図5にみられるように、他方の構成体(ここでは2
a)を折り畳み部24から折り畳んでその上に被せて押
圧し、他側において係合爪片20bと係入穴20aどう
しを相互に嵌合させる。この構成体嵌合状態において、
分岐線側のケーブル3’を開口部分から挿入してもよ
い。
括線側のVVFケーブル3から、1本だけの分岐線を一
方向にのみ分岐延設する場合の使用例を以下に述べる。
まず図2に示すように、分岐側のVVFケーブル3’を
挿通する側の溝22,22の一端側の受け溝29に遮蔽
壁28を装着しておく。そして既配線側(括線側・被分
岐線側)の2芯VVFケーブル3を被覆状態のままで、
図4にみられるように、本体構成体2a,2bの何れか
一方の構成体(ここでは2b)の溝21に挿入させ、隣
接する溝22に分岐用のVVFケーブル3’をその切断
端面によって確認した正極側または負極側の線を主線側
の正極側または負極側の線と一致する方向に選定して、
当該切断端面を遮蔽板28に当てつけて挿入させ、次い
で図5にみられるように、他方の構成体(ここでは2
a)を折り畳み部24から折り畳んでその上に被せて押
圧し、他側において係合爪片20bと係入穴20aどう
しを相互に嵌合させる。この構成体嵌合状態において、
分岐線側のケーブル3’を開口部分から挿入してもよ
い。
【0019】次いで、図6に示すように、コンタクト1
の上端面を適当な加圧具Aによって加圧して図7のよう
にコンタクト挿入穴23にコンタクト1の全体が埋没す
る状態に押し込み、最後に図8に示すように、カバー体
26を連結帯25から折り曲げてコンタクト1の外側面
を覆うようにし、それぞれの角部に形成してある係合爪
27を本体構成体2aに形成してある係合孔27aに対
して係合連結させる。
の上端面を適当な加圧具Aによって加圧して図7のよう
にコンタクト挿入穴23にコンタクト1の全体が埋没す
る状態に押し込み、最後に図8に示すように、カバー体
26を連結帯25から折り曲げてコンタクト1の外側面
を覆うようにし、それぞれの角部に形成してある係合爪
27を本体構成体2aに形成してある係合孔27aに対
して係合連結させる。
【0020】加圧したコンタクト1は、図9並びに図1
0に示すようにコネクタ本体2の内部においてケーブル
3,3’の外皮31と内皮32とを切断して両ケーブル
の同極側の通電線33,33と電気的に接触すると同時
に、切断刃13によってケーブルがコンタクト1に接触
する通電線と他の通電線が左右に分断される。この時、
夫々の切込み部11,11がそれぞれのケーブル3,
3’の左右の通電線33,33を左右に分離する方向に
傾斜して形成されているので、同一ケーブル内の極の異
なる通電線、即ち、コンタクトに接触する通電線と他の
通電線とを左右に離反させて安全性を高めることができ
る。このようにして既配線または主線から分岐線を分岐
させるものである。又、何れか一方のカバー体26に設
けたフック体35によって、ケーブル3,3と共にコネ
クターを建造物や構築体に対して掛け止めすることがで
きて便利である。
0に示すようにコネクタ本体2の内部においてケーブル
3,3’の外皮31と内皮32とを切断して両ケーブル
の同極側の通電線33,33と電気的に接触すると同時
に、切断刃13によってケーブルがコンタクト1に接触
する通電線と他の通電線が左右に分断される。この時、
夫々の切込み部11,11がそれぞれのケーブル3,
3’の左右の通電線33,33を左右に分離する方向に
傾斜して形成されているので、同一ケーブル内の極の異
なる通電線、即ち、コンタクトに接触する通電線と他の
通電線とを左右に離反させて安全性を高めることができ
る。このようにして既配線または主線から分岐線を分岐
させるものである。又、何れか一方のカバー体26に設
けたフック体35によって、ケーブル3,3と共にコネ
クターを建造物や構築体に対して掛け止めすることがで
きて便利である。
【0021】また、2つの挿入穴23…はVVFケーブ
ル内の2本の通電線33…の横ピッチの間隔だけ横に位
置をずらして形成されているから、それぞれの挿入穴2
3…に挿入されたコンタクト1…によって、左右のVV
Fケーブルの同極の通電線同士を接続することができる
ものである。
ル内の2本の通電線33…の横ピッチの間隔だけ横に位
置をずらして形成されているから、それぞれの挿入穴2
3…に挿入されたコンタクト1…によって、左右のVV
Fケーブルの同極の通電線同士を接続することができる
ものである。
【0022】本発明では、遮蔽壁28が受け溝29…に
対して着脱自在としてあるから、遮蔽壁28の位置を選
択して着脱することによって、図12のイ、ロに示すよ
うな分岐コネクターの二つのタイプの他に、図12の
ハ、ニに示すような中継コネクターとしての二つのタイ
プで使用することができる。即ち、図12のイは上記図
1〜10で説明したタイプで分岐線3’の一端のみをコ
ネクターから延出させたものであり、ロは遮蔽壁28を
取り除いて分岐線3’の両端をコネクターから延出させ
た使用例である。またハはコネクターの一端側からVV
Fケーブル3を引き入れ、他端側から別のVVFケーブ
ル3を引き出すようにした中継コネクターとしての使用
例であり、ニは引き入れ側と引き出し側の2本のVVF
ケーブル3,3が同一方向に向けられた中継コネクター
としての使用例を示すものであって、何れも夫々のVV
Fケーブル3,3の端面をカバーする遮蔽壁28,28
が受け溝29,29に装着されている。
対して着脱自在としてあるから、遮蔽壁28の位置を選
択して着脱することによって、図12のイ、ロに示すよ
うな分岐コネクターの二つのタイプの他に、図12の
ハ、ニに示すような中継コネクターとしての二つのタイ
プで使用することができる。即ち、図12のイは上記図
1〜10で説明したタイプで分岐線3’の一端のみをコ
ネクターから延出させたものであり、ロは遮蔽壁28を
取り除いて分岐線3’の両端をコネクターから延出させ
た使用例である。またハはコネクターの一端側からVV
Fケーブル3を引き入れ、他端側から別のVVFケーブ
ル3を引き出すようにした中継コネクターとしての使用
例であり、ニは引き入れ側と引き出し側の2本のVVF
ケーブル3,3が同一方向に向けられた中継コネクター
としての使用例を示すものであって、何れも夫々のVV
Fケーブル3,3の端面をカバーする遮蔽壁28,28
が受け溝29,29に装着されている。
【0023】尚、本発明において前記逆U字形のコンタ
クト1は、コンタクト形成素材の金属板に予め絶縁物層
をコーティング形成しておき、しかる後所定形状に成形
することによっても製造することができる。また、素材
として使用する金属板は、前記VVFケーブル3,3’
の通電線よりも硬度が高く且つ電気抵抗値が比較的低い
もの即ち導電性に優れた素材であればよく、銅合金板以
外の素材であっても使用することができる。
クト1は、コンタクト形成素材の金属板に予め絶縁物層
をコーティング形成しておき、しかる後所定形状に成形
することによっても製造することができる。また、素材
として使用する金属板は、前記VVFケーブル3,3’
の通電線よりも硬度が高く且つ電気抵抗値が比較的低い
もの即ち導電性に優れた素材であればよく、銅合金板以
外の素材であっても使用することができる。
【0024】上記実施例では、2芯VVFケーブルに使
用されるコネクターについて説明したが、図13に示す
ように、本体のコネクター1並びに本体のコンタクト挿
入穴23の数を三つにして3芯VVFケーブル用のコネ
クターとして構成することも可能である。この場合、他
の構成については上記実施例と同様であることは勿論で
ある。
用されるコネクターについて説明したが、図13に示す
ように、本体のコネクター1並びに本体のコンタクト挿
入穴23の数を三つにして3芯VVFケーブル用のコネ
クターとして構成することも可能である。この場合、他
の構成については上記実施例と同様であることは勿論で
ある。
【0025】以上本発明の代表的と思われる実施例、変
形例について説¨明したが、本発明は必ずしもこれらの
実施例、変形例の構造のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例では本体1の半割形構成体2a並び
に2bは、折り畳み部24で折り畳み自在に一体的に連
結した構造としたが、夫々の構成体2a,2bを別体で
成形して互いに嵌合連結するように構成することも勿論
可能である。その他本発明では前記の構成要件を備え、
本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。
形例について説¨明したが、本発明は必ずしもこれらの
実施例、変形例の構造のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例では本体1の半割形構成体2a並び
に2bは、折り畳み部24で折り畳み自在に一体的に連
結した構造としたが、夫々の構成体2a,2bを別体で
成形して互いに嵌合連結するように構成することも勿論
可能である。その他本発明では前記の構成要件を備え、
本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されたものであ
るから、コンタクトをVVFケーブルに対して圧入する
だけの操作によって、被分岐線が括線であっても通電を
遮断させることなく、分岐線を分岐させることができる
と共に、コンタクトの切込み部の特殊な構造によって同
一ケーブル内の極の異なる左右の通電線を左右に分離し
て安全性を高めることができ、加えて本体構成体が一体
成形品による簡単な構造であるから安価に提供できる。
るから、コンタクトをVVFケーブルに対して圧入する
だけの操作によって、被分岐線が括線であっても通電を
遮断させることなく、分岐線を分岐させることができる
と共に、コンタクトの切込み部の特殊な構造によって同
一ケーブル内の極の異なる左右の通電線を左右に分離し
て安全性を高めることができ、加えて本体構成体が一体
成形品による簡単な構造であるから安価に提供できる。
【0027】更に本発明では、ケーブル挿入用の溝の両
端に受け溝を設け、この受け溝に、VVFケーブルの端
面を受け止める為の遮蔽壁を着脱自在に装着するように
したから、遮蔽壁の位置を選択して着脱することによっ
て、分岐線の一端のみをコネクターから何れか任意の一
方向に延出させたり、分岐線の両端をコネクターから延
出させて2本の分岐線を取り出したりして使用すること
ができると共に、コネクターの一側からVVFケーブル
を引き入れ、他側から別のVVFケーブルを引き出すよ
うにした中継コネクターとして、あるいは引き入れ側と
引き出し側の2本のVVFケーブルが同一方向に向けら
れた中継コネクターとしての使用することができて、非
常に便利であるといった顕著な効果がある。
端に受け溝を設け、この受け溝に、VVFケーブルの端
面を受け止める為の遮蔽壁を着脱自在に装着するように
したから、遮蔽壁の位置を選択して着脱することによっ
て、分岐線の一端のみをコネクターから何れか任意の一
方向に延出させたり、分岐線の両端をコネクターから延
出させて2本の分岐線を取り出したりして使用すること
ができると共に、コネクターの一側からVVFケーブル
を引き入れ、他側から別のVVFケーブルを引き出すよ
うにした中継コネクターとして、あるいは引き入れ側と
引き出し側の2本のVVFケーブルが同一方向に向けら
れた中継コネクターとしての使用することができて、非
常に便利であるといった顕著な効果がある。
【0028】また請求項2の構成によれば、上記の効果
の他に、内部のVVFケーブルの切断端面が外部から目
視できるので、外部からVVFケーブルの色分けされた
正極線がどちら側にあるのか容易に判別できて誤作業を
未然にぼうしすることができるといった効果がある。
の他に、内部のVVFケーブルの切断端面が外部から目
視できるので、外部からVVFケーブルの色分けされた
正極線がどちら側にあるのか容易に判別できて誤作業を
未然にぼうしすることができるといった効果がある。
【図1】本発明に係るコネクターの一実施例を示すもの
であって、本体背面側のコンタクト挿入前の全体斜視
図。
であって、本体背面側のコンタクト挿入前の全体斜視
図。
【図2】図1の本体内面側の斜視図。
【図3】コンタクトの先端部分のみを仮挿入した状態を
示す本体背面側の斜視図。
示す本体背面側の斜視図。
【図4】図1の本体内面側の斜視図で、2芯VVFケー
ブルを溝に挿入した状態の斜視図。
ブルを溝に挿入した状態の斜視図。
【図5】左右の本体構成体を折り返してケーブルを嵌合
した状態を示す斜視図。
した状態を示す斜視図。
【図6】図5の状態で、圧入工具によりコンタクトを圧
入する過程を示す斜視図。
入する過程を示す斜視図。
【図7】コンタクトを圧入した状態を示す斜視図。
【図8】カバー体を被せてケーブル装着完了状態を示す
斜視図。
斜視図。
【図9】コンタクト挿入状態を示す拡大断面図。
【図10】コンタクト挿入状態を示す内部透視図。
【図11】本発明における遮蔽壁の他の実施例を示す拡
大斜視図。
大斜視図。
【図12】本発明のコネクタの使用例を示す平面からみ
た説明図。
た説明図。
【図13】本発明のコネクタの他の実施例を示す斜視
図。
図。
【図14】従来手段の一例を示す斜視図。
1 コンタクト 11 切込み部 13 切断刃 2 本体 2a 本体構成体 2b 本体構成体 20a 嵌合部 20b 嵌合部 21 溝 22 溝 23 コンタクト挿入穴 28 遮蔽壁 29 受け溝 3 活線側VVFケーブル 3’ 分岐側VVFケーブル 31 絶縁外皮 32 絶縁内皮 33 通電線 D 切込み部の間隔 E 溝の間隔 W 通電線の並列側の幅 w 通電線の狭小側の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−130409(JP,A) 特開 平8−124605(JP,A) 特開 平3−53467(JP,A) 特開 昭48−100687(JP,A) 実開 昭56−44472(JP,U) 実開 平5−90839(JP,U) 実開 昭63−171971(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24 H01R 4/70 H01R 9/03 H01R 12/38
Claims (2)
- 【請求項1】 2芯又は3芯VVFケーブル(3)から分
岐用の2芯又は3芯VVFケーブル(3')を接続分岐させ
るために使用するコネクタであって、通電性に富んだ金
属板製の二つ又は三つのコンタクト(1)…と、絶縁性に
富んだ合成樹脂製の本体(2)とからなり、前記コンタク
ト(1)が、側面からみた断面形状を略逆U字形とし、そ
の二つの平行な片(1a),(1a)に、前記両VVFケーブル
(3),(3')の絶縁外皮(31)と絶縁内皮(32)とを切断して
各ケーブルの接続すべき通電線(33),(33)に夫々接触す
る二つの切込み部(11),(11)が所定の間隔(D)を隔てて
形成され、且つケーブルの絶縁外皮(31)を切断し隣接す
る絶縁内皮(32),(32)の間に入り込んで夫々を左右に分
断する切断刃(13),(13)が前記二つの切込み部(11),(1
1)の近傍にそれぞれ形成されており、前記本体(2)が、
両VVFケーブル(3),(3')を挿通する所定の間隔(E)を
隔てて形成された平行な2本の溝(21),(22)を備え、且
つ互いに嵌合可能に形成された半割り形の二つの本体構
成体(2a),(2b)によって構成され、一方の本体構成体(2
a)には前記コンタクト(1)…を挿入する複数の挿入穴(2
3)…が設けられ、前記2本の溝(21),(22)の横巾が前記
両VVFケーブル(3),(3')の通電線(33)を並設した大
径側の幅(W)とそれぞれほぼ同幅に形成され、これら2
本の溝(21),(22)の間隔(E)と前記コンタクト(1)の2つ
の切込み部(11),(11)の間隔(D)とがほぼ一致する間隔
に形成され、前記コンタクト(1)…の挿入穴(23)…がV
VFケーブル内の各通電線(33)…の横ピッチの間隔だけ
前記溝の巾方向に位置をずらして形成されており、更に
一方の溝(21),(22)の両端側で前記全てのコンタクト挿
入穴(23)…よりも外側箇所に、VVFケーブルの端面を
受け止める為の遮蔽壁(28)を着脱自在に受け入れる受け
溝(29)…が形成されているコネクタ。 - 【請求項2】 前記遮蔽壁(28)が透視可能な絶縁性透明
材料で形成されている請求項1に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9113418A JP3062806B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9113418A JP3062806B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10289735A JPH10289735A (ja) | 1998-10-27 |
JP3062806B2 true JP3062806B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=14611759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9113418A Expired - Fee Related JP3062806B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062806B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP9113418A patent/JP3062806B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10289735A (ja) | 1998-10-27 |
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Legal Events
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